JPH07218770A - 光ファイバ用フェルールの製造方法 - Google Patents

光ファイバ用フェルールの製造方法

Info

Publication number
JPH07218770A
JPH07218770A JP2606994A JP2606994A JPH07218770A JP H07218770 A JPH07218770 A JP H07218770A JP 2606994 A JP2606994 A JP 2606994A JP 2606994 A JP2606994 A JP 2606994A JP H07218770 A JPH07218770 A JP H07218770A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
transparent member
ferrule
hole
molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2606994A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Irikura
修一 入倉
Shiro Nakamura
史朗 中村
Takeo Shimizu
健男 清水
Hisaharu Yanagawa
久治 柳川
Nobuo Tomita
信夫 富田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd, Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP2606994A priority Critical patent/JPH07218770A/ja
Publication of JPH07218770A publication Critical patent/JPH07218770A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 低コストで大量生産性に富んだ先端部の光フ
ァイバ挿入孔を取り囲む樹脂成形部の外周に光透過性の
透明部材を配置させた構造の光ファイバ用フェルールの
製造方法を提供する。 【構成】 一組の成形型と、該一組の成形型間に配置さ
れ、光ファイバを挿通する光ファイバ挿入孔11を成形
する成形ピンを有する中子12の一端側に中央の孔Bを
境にした二つ割りされた透明部材13を配置し、前記一
組の成形型、前記中子12および前記透明部材13の間
に形成されるキャビテイ内に合成樹脂を注入充填するこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファイバ挿入孔を取り
囲む先端部に透明部材が配置された構造の光ファイバ用
フェルールの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光導波路モジュール等の光導波路部品を
光通信システムとして機能させるためには、光導波路部
品に作製された光導波路に、光の入出力を行わなければ
ならない。従来、このような光導波路部品に光を入出力
する場合、光導波路の端面に、光ファイバをフェルール
接続した光ファイバコネクタを接合して行っていた。こ
のような光ファイバ用フェルールとして発明者らは、図
5に示す構造のものを先に提案した。即ち、先端部に挿
入された光ファイバを保持するファイバ挿入孔11が設
けられた樹脂製フェルールで、先端部のファイバ挿入孔
11を取り囲む樹脂成形部の外周に光ファイバと屈折率
が略一致する透明部材13が配置させた構造のものであ
る。この光ファイバ用フェルール10は、テープ状多芯
光ファイバ芯線端部の被覆を除去して光ファイバを露出
させ、この露出した光ファイバを前記光ファイバ挿入孔
11に挿入し、その端部を前記フェルール10の透明部
材13を配置させた端面から露出させた状態で、前記フ
ァイバ芯線の端部を接着剤等により光ファイバ用フェル
ール10に固定し、前記光ファイバ端部を露出させた端
面を研磨することにより光ファイバコネクタとされる。
【0003】上記の構造の光ファイバ用フェルール10
は、合成樹脂のモールド成形により量産できるため安価
であり、また光ファイバを光ファイバ挿入孔11に挿入
するだけで位置きめできるため、ファイバ芯線端部への
取付作業も容易である。しかも、フェルールの光ファイ
バ挿入孔11の設けられた端面には、紫外線などの光線
を透過する透明部材13を配置しているため、光導波路
部品との接合・固定に際しては、硬化速度の速い紫外線
硬化型の接着剤を用いて行えるメリットがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この光ファイ
バ用フェルール10を製造するにあたっては、端面に配
置される透明部材13には光ファイバ挿入孔11を形成
するための孔Bが必要であり、そのため、前もって該透
明部材13に孔Bを形成して置かねばならない。しか
し、この透明部材13に設ける孔Bは寸法的にはかなり
小さいため、この透明部材13の孔Bの孔明け加工は難
しく、大変コストが掛かる上に、作製時に透明部材13
にひびが入り易く歩留りが悪かった。また、この透明部
材13を用いて光ファイバ用フェルールを樹脂成形する
場合に、注入樹脂圧や樹脂の収縮力などにより、この透
明部材13にひびが入り易く、得られる光ファイバ用フ
ェルールの品質や長期信頼性に難点があった。本発明
は、かかる問題に鑑みてなされたもので、透明部材13
の孔Bの孔加工が容易で、しかも加工費は安価であり、
そして、この透明部材13を用いて光ファイバ用フェル
ール10を樹脂成形する場合に、この透明部材13にひ
びも入らず、低コストで大量生産性に富んだ先端部のフ
ァイバ挿入孔11を取り囲む樹脂成形部の外周に光透過
性の透明部材13を配置させた構造の光ファイバ用フェ
ルール10の製造方法を提供することを目的とするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の光ファイ
バ用フェルールの製造方法は、一組の成形型と、該一組
の成形型間に配置され、光ファイバを挿通する光ファイ
バ挿入孔を成形する成形ピンを有する中子の一端側に前
記光ファイバ挿入孔形成のための孔を境にして二つ割さ
れた透明部材を配置し、前記一組の成形型、前記中子お
よび前記透明部材の間に形成されるキャビテイ内に合成
樹脂を注入充填することを特徴とするものである。
【0006】本発明にて用いる光ファイバ挿入孔11の
形成のための孔Bを境にして二つ割された透明部材13
の素材としては、紫外線などの光線を透過させるもので
あれば良く、好適なものとして、例えば、ガラス、セラ
ミックス、透明なプラスチックスなどが挙げられる。ま
た、透明部材の二つ割の形状は何ら特定されるものでな
く、図2に示した以外に、例えば図3〜4に示すような
割り型形状でも良い。なお、テープ状光ファイバ芯線A
の光ファイバ芯線数が多くなると(例えば16芯以上)
接続する導波路基板が反ったりするので、二つ割型透明
部材13の一方の透明部材の素材を他方の透明部材の素
材の熱膨張係数と異なるものとして、光ファイバ用フェ
ルール10が任意量だけ反るようにしてもよい。また、
フェルールを構成する合成樹脂としては、特定されるも
のでないが、光導波路部品との接合や固定に際して、硬
化速度の速い紫外線硬化型の接着剤を使用できることか
ら、カーボンブラックなどの着色剤の添加により着色さ
れていない無着色で紫外線などの光線の透過性の良い合
成樹脂や石英フィラーなどを添加して光の屈折率を揃え
て光の散乱を小さくした樹脂組成物などが好ましい。
【0007】
【作用】本発明にて用いる二つ割型透明部材13の孔B
は寸法的には小さいが、予め、孔Bを境にした二つ割体
であるため、一体ものに比べて孔加工は容易である。ま
た、この透明部材13を配置しての光ファイバ用フェル
ール10の樹脂成形においても、前記透明部材13が割
り型であるため、樹脂の注入時の充填圧や樹脂の収縮力
などの応力が緩和されて透明部材13が割れたりするこ
とが少ない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の方法を実施例を挙げて説明す
る。図1に示すように、一組の成形型の下部成形型14
および上部成形型15の透明部材13が配置される箇所
に、透明部材13として、長さ0. 8mmで中央空間部
分が2. 2mm×0. 35mmの上下に二分割された耐
熱ガラス(商品名:パイレックス)からなる四角形の枠
体を配置した。前記枠体の中央の孔Bは樹脂の充填窓と
なるものである。次に、図示すように、例えば直径0.
126mmの成形ピン16を8本有する中子12を、前
記成形ピン16が前記透明部材13の樹脂充填窓である
中央の孔Bを通して下部成形型14のガイド溝17上に
位置するように配置固定し、この状態で、下部成形型1
4と上部成形型15とで形成される空間内に、充填圧9
0kgf/cm2 に設定した無着色のエポキシ樹脂を注
入充填した。注入した樹脂は、成形ピン16を除く、中
央の孔B内に充填された。成形後、成形ピン16を有す
る中子12を抜き、成形型を解体して、図2に示す如
き、端面に直径0. 125mmのファイバ挿入孔11が
8個有する厚さ2mm、横幅4mm、長さ6mmの片端
に耐熱ガラス部材13が配置された光ファイバ用フェル
ール10を得た。なお、耐熱ガラス部材13と樹脂成形
部との密着性は非常に良好であった。製造した光ファイ
バ用フェルール10のファイバ挿入孔11にテープ状フ
ァイバ芯線Aの光ファイバを挿入し接着剤にて固定した
後、光ファイバの端部が露出した端面を研磨して多芯型
光ファイバコネクタを得た。本発明の方法で製造した光
ファイバ用フェルール10は、光ファイバを挿入し接着
剤にて固定した後、光ファイバの端部が露出した端面の
研磨後までの製造歩溜まりは、先端部に配置した耐熱ガ
ラス部材13の割れはほとんど無く、約90%と極めて
良好であった。
【0009】
【発明の効果】本発明の光ファイバ用フェルールの製造
方法では、光ファイバ挿入孔11にを取り囲む部分に配
置する透明部材13として、孔Bを境にした二つ割型の
透明部材を用いるため、透明部材13が一体物のものに
比べて光ファイバ挿入孔11形成のため透明部材13の
孔Bの孔加工は容易であり、大量生産化も容易なため透
明部材13が安価に製造できる。また、この透明部材1
3を配置した光ファイバ用フェルール10の樹脂成形に
おいても、前記透明部材13が二つ割型であるため、樹
脂の注型時の充填圧や収縮力などの応力が緩和されて透
明部材13が割れたりすることが少なく、製品の歩留り
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバ用フェルールの製造方法を
説明するための一実施例成形型の分解斜視説明図であ
る。
【図2】本発明の方法で作製した先端部に上下に二つ割
した透明部材を配置させた光ファイバ用フェルールにテ
ープ状光ファイバ芯線を接続してなる光ファイバコネク
タの斜視説明図である。
【図3】本発明にて用いる二つ割型の透明部材の他の例
を示す光ファイバ用フェルールの斜視説明図である。
【図4】本発明にて用いる二つ割型の透明部材の他の例
を示す光ファイバ用フェルールの斜視説明図である。
【図5】発明者らが先に提案した先端部に透明部材を配
置させた光ファイバフェルールの斜視説明図である。
【符号の説明】
10・・・・光ファイバ用フェルール 11・・・・ファイバ挿入孔 12・・・・中子 13・・・・透明部材 14・・・・下部成形型 15・・・・上部成形型 16・・・・成形ピン 17・・・・ファイバ溝 A・・・・・テープ状光ファイバ芯線 B・・・・・透明部材の孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 健男 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 柳川 久治 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 富田 信夫 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一組の成形型と、該一組の成形型間に配
    置され、光ファイバを挿通するファイバ挿入孔を成形す
    る成形ピンを有する中子の一端側に前記ファイバ挿入孔
    形成のための孔を境にして二つ割された透明部材を配置
    し、前記一組の成形型、前記中子および前記透明部材の
    間に形成されるキャビテイ内に合成樹脂を注入充填する
    ことを特徴とする光ファイバ用フェルールの製造方法。
  2. 【請求項2】 キャビテイ内に注入充填する合成樹脂が
    無着色で光透過性の良い合成樹脂であることを特徴とす
    る請求項1記載の光ファイバ用フェルールの製造方法。
JP2606994A 1994-01-28 1994-01-28 光ファイバ用フェルールの製造方法 Pending JPH07218770A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2606994A JPH07218770A (ja) 1994-01-28 1994-01-28 光ファイバ用フェルールの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2606994A JPH07218770A (ja) 1994-01-28 1994-01-28 光ファイバ用フェルールの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07218770A true JPH07218770A (ja) 1995-08-18

Family

ID=12183398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2606994A Pending JPH07218770A (ja) 1994-01-28 1994-01-28 光ファイバ用フェルールの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07218770A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011242507A (ja) * 2010-05-17 2011-12-01 Glory Science Co Ltd 光ファイバプラグ及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011242507A (ja) * 2010-05-17 2011-12-01 Glory Science Co Ltd 光ファイバプラグ及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4753515A (en) Method for assembling flat type plastic multifiber connectors
US5548672A (en) Reinforced multicore optical fiber coupler
US5166993A (en) Molded polymeric resin-filled optical coupler
JPS63278004A (ja) 光フアイバ結合部材
US6173098B1 (en) Opto-mechanical device
JPH07218770A (ja) 光ファイバ用フェルールの製造方法
KR100280329B1 (ko) 플라스틱다심광커넥터페룰을사용하는다심광커넥터및다심광접속자
KR101038223B1 (ko) 고분자 스플리터와 고분자 섬유 어레이의 제작 및 접속방법
JPS6256906A (ja) 光コネクタ及びその製造方法
US5311608A (en) Molding of optical components using optical fibers to form a mold
JP2001108867A (ja) 多心光コネクタ用フェルール
KR100224626B1 (ko) 다심 광커넥터용 페룰의 제조금형
JPH10258430A (ja) 光コネクタの製法およびそれによって得られた光コネクタならびに上記製法に用いる光コネクタ製造用金型および装置
JPH1048469A (ja) 光コネクタおよびその製造方法
JP2893231B2 (ja) 光コネクタ用フェルールとその製造方法
EP0609765A2 (en) Reinforced multicore optical fiber coupler
US4915471A (en) Optical splice and method for making the same
JP2635189B2 (ja) 多心光コネクタの製造方法
KR101810929B1 (ko) 광섬유어레이 연결용 블록의 제조방법
JP3574620B2 (ja) 光ファイバ接続用mtコネクタのフェルールおよびこれを用いた光ファイバ接続用コネクタ
JP2000231036A (ja) 光ファイバコネクタ作製用のトランスファーモールド成型方法とその装置
JPH07198996A (ja) 光ファイバーフェルールの製造方法
JPH09193161A (ja) 光多芯コネクタ用フェルールの製造方法及びその方法に使用する金型
KR101546496B1 (ko) 대구경 광분배기 및 그의 제조방법
JPH03179406A (ja) 多心光コネクタ用フェルール及びその製造用金型並びにフェルールの製造方法