JPH09157337A - 樹脂組成物、土木建築材料及び被覆材 - Google Patents

樹脂組成物、土木建築材料及び被覆材

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JPH09157337A
JPH09157337A JP32331495A JP32331495A JPH09157337A JP H09157337 A JPH09157337 A JP H09157337A JP 32331495 A JP32331495 A JP 32331495A JP 32331495 A JP32331495 A JP 32331495A JP H09157337 A JPH09157337 A JP H09157337A
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修也 辻
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、相溶性、常温硬化性、表面乾燥
性、低臭性に優れる塗料、床及び壁面コーティング、道
路マーキング、注入材、注型品、積層品、接着剤、ライ
ニング材、波平板等の特に施工時及び成形時に臭いを問
題とされるような用途に適する特に表面乾燥性、引き裂
き強度の改善された樹脂組成物、土木建築材料及び被覆
材を目的とする。 【解決手段】 本発明は、(A)分子末端に(メタ)ア
クリロイル基を有する樹脂、(B)乾性油及び/又はそ
れらの脂肪酸化合物を用いた空乾性付与型重合体、
(C)分子量160以上の(メタ)アクリロイル基を有
するエチレン性不飽和単量体(C−1)/分子量160
より小さい(メタ)アクリロイル基を有するエチレン性
不飽和単量体(C−2)の重量比率が、9/1〜3/7
の(メタ)アクリロイル基を有するエチレン性不飽和単
量体、上記(A)、(B)、(C)成分からなることを
特徴とする樹脂組成物を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相溶性、常温硬化
性、表面乾燥性、低臭性に優れる塗料、床及び壁面コー
ティング、道路マーキング、注入材、注型品、積層品、
接着剤、ライニング材、波平板等の特に施工時及び成形
時に臭いを問題とされるような用途に適する、特に表面
乾燥性と樹脂組成物、土木建築材料及び被覆材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、土木建築材料用樹脂としては、エ
ポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂などが代表的に用いられ
ているが、これら既存の樹脂はいずれも高粘度であり、
溶剤に溶解した形で利用されている。これら溶剤型土木
建築用樹脂とは別に、不飽和ポリエステル樹脂、ビニル
エステル樹脂を用いた土木建築用樹脂は、併用されてい
るモノマーが溶剤を兼ねており、塗膜は一般の溶剤型土
木建築用樹脂と異なり100%固化型ではあるが、やは
りモノマーの使用は不可欠である。このように、従来の
土木建築用樹脂は、いずれの場合でも、土木建築の施工
現場では溶剤もしくはモノマーの揮発、臭気は避けるこ
とはできない。
【0003】近年、環境問題から、これら溶剤、モノマ
ーのような揮発、臭気の強い成分を出来るだけ使用しな
いような社会的な動きにある。しかし性能、作業性、価
格等のバランスを考えると極めて困難な問題であった。
【0004】上記問題を改良するため、本発明者らは、
特願平7−92878号公報に(A)分子末端に(メ
タ)アクリロイル基を有する樹脂(B)乾性油もしくは
それらの脂肪酸化合物を用いた空乾性付与型重合体
(C)分子量160以上の(メタ)アクリロイル基を有
するエチレン性不飽和単量体、上記(A)、(B)及び
(C)成分を含有することを特徴とする土木建築用樹脂
組成物を提案している。
【0005】しかし本発明者らは、この樹脂組成物が1
0℃以下の低温で硬化乾燥性が悪くなること、特に骨材
が混入されたレジンモルタルでは常温でも同様に硬化性
が劣るということ、また塗膜にした場合、引き裂き強さ
が著しく低下する問題を見いだした。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、樹脂
の低臭性、常温硬化性、表面乾燥性に優れる樹脂組成物
にあり、液状及び液状から固体になる硬化時のモノマー
の揮発、臭気を押さえ、即ち低臭性であり、かつ、硬化
性に富み硬化時間が短く常温硬化性に優れ、さらに空気
と接触しても十分に硬化し表面乾燥性に優れ、引き裂き
強さも高いラジカル硬化性低臭性樹脂組成物、土木建築
材料及び被覆材を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
課題について鋭意研究の結果、本発明を完成するに至っ
たものである。
【0008】即ち、本発明は、(A)分子末端に(メ
タ)アクリロイル基を有する樹脂、(B)乾性油もしく
はそれらの脂肪酸化合物を用いた空乾性付与型重合体、
(C)(C−1)分子量160以上の(メタ)アクリロ
イル基を有するエチレン性不飽和単量体/(C−2)分
子量160より小さい(メタ)アクリロイル基を有する
エチレン性不飽和単量体の重量比率が、9/1〜3/7
の(メタ)アクリロイル基を有するエチレン性不飽和単
量体、上記(A)、(B)、(C)成分からなることを
特徴とする樹脂組成物、好ましくは分子末端に(メタ)
アクリロイル基を有する樹脂(A)が、ポリエーテルア
クリルウレタン樹脂であること、好ましくは分子末端に
(メタ)アクリロイル基を有する樹脂(A)が、ビニル
エステル樹脂であること、好ましくは乾性油及び/又は
それらの脂肪酸化合物を用いた空乾性付与型重合体
(B)が、不飽和ポリエステル樹脂であること、好まし
くは乾性油もしくはそれらの脂肪酸化合物を用いた空乾
性付与型重合体(B)が、アルキッド樹脂であること、
空乾性付与型重合体(B)が、乾性油をアルコリシス化
合物として用いる不飽和ポリエステル樹脂であること、
(A)成分/(B)成分の重量比率が、95/5〜50
/50であること、(メタ)アクリロイル基を有するエ
チレン性不飽和単量体(C)が、一分子中に少なくとも
2個の重合性二重結合を有するエチレン性不飽和単量体
を含有すること、これら樹脂組成物を主成分とすること
を特徴とする土木建築材料又は被覆材を提供するもので
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の(A)成分としての分子
末端に(メタ)アクリロイル基を有する樹脂としては、
好ましくはポリイソシアネートとポリオール及び水酸基
含有アクリル化合物とを反応させて得られるアクリルウ
レタン樹脂、もしくはビニルエステル樹脂、すなわち不
飽和ポリエステル末端のカルボキシル基と不飽和グリシ
ジル化合物を付加反応せしめた飽和又は不飽和ポリエス
テル(メタ)アクリレートと指称されるものと、エポキ
シ骨格(エポキシ樹脂)の末端をα,β−不飽和二塩基
酸と当量比で1対2となるよう反応せしめて得られるエ
ポキシ(メタ)アクリレートと指称されるものの各々単
独、もしくはそれらの混合物とが挙げられる。
【0010】本発明の樹脂組成物の(A)成分としての
分子末端に(メタ)アクリロイル基を有する樹脂につい
て更に詳細に説明する。
【0011】本発明の分子末端に(メタ)アクリロイル
基を有する樹脂の一つとして用いられるアクリルウレタ
ン樹脂とは、ポリオール、好ましくはポリエーテルポリ
オールの末端ヒドロキシル基に2つ以上のイソシアネー
ト基を有するポリイソシアネート類を過剰量付加し、次
に得られる化合物のイソシアネート基に水酸基含有アク
リル化合物、あるいは水酸基含有アリルエーテル化合物
と水酸基含有アクリル化合物とをを反応させて得られる
ものである。
【0012】ここでいうポリエーテルポリオールとは、
好ましくは数平均分子量400以上のもので、特に40
0〜3000のものであり、例えば、ポリオキシプロピ
レンジオール(以下PPGと略す)、ポリテトラメチレ
ングリコールエーテル(以下PTMGと略す)、ポリオ
キシエチレンジオール等が挙げられる。又、通常ウレタ
ン樹脂の合成に使用できるポリエステルポリオールをこ
れらと本発明の効果を損なわない範囲で併用してもよ
い。
【0013】ポリイソシアネートとしては、2,4−ト
リレンジイソシアネートと及びその異性体または異性体
の混合物(以下TDIと略す)、ジフェニルメタンジイ
ソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソ
ホロンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネー
ト、水添キシリレンジイソシアネート、ジシクロヘキシ
ルメタンジイソシアネート、トリジンジイソシアネー
ト、ナフタリンジイソシアネート、トリフェニルメタン
トリイソシアネート、バーノックD−750、クリスボ
ンNX(大日本インキ化学工業(株)製品)、デスモジ
ュールL(住友バイエル社製品)、コロネートL(日本
ポリウレタン社製品)、タケネートD102(武田薬品
社製品)等が挙げられるが、特にTDIが好ましく用い
られる。
【0014】ヒドロキシアルキルアクリレートとして
は、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロ
キシプロピルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルア
クリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート等が
挙げられる。
【0015】アクリルウレタン樹脂には、硬化時の嫌気
性改良のため、アリルエーテル基をポリマー中に導入す
ることも可能である。合成上好ましいのは水酸基含有ア
リルエーテル化合物の使用である。水酸基含有アリルエ
ーテル化合物としては、公知慣用のものが使用できる
が、うちでも代表的なものにはエチレングリコールモノ
アリルエーテル、ジエチレングリコールモノアリルエー
テ、トリエチレングリコールモノアリルエーテル、ポリ
エチレングリコールモノアリルエーテル、プロピレング
リコールネリアリルエーテル、ジプロピレングリコール
モノアリルエーテル、トリプロピレングリコールモノア
リルエーテル、ポリプロピレングリコールモノアリルエ
ーテル、1,2−ブチレングリコールモノアリルエーテ
ル、1,3−ブチレングリコールモノアリルエーテル、
ヘキシレングリコールモノアリルエーテル、オクチレン
グリコールモノアリルエーテル、トリメチロールプロパ
ンジアリルエーテル、グリセリンジアリルエーテル、ペ
ンタエリスリトールトリアリルエーテル等の多価アルコ
ール類のアリルエーテル化合物等が挙げられ、水酸基を
1個有するアリルエーテル化合物が好ましい。
【0016】アクリルウレタン樹脂の製造方法として
は、第1にポリイソシアネートとポリエーテルポリオー
ルとを好ましくは数平均分子量800〜50000、特
に好ましくは1000〜20000になるようにNCO
/OH=2〜1.5で反応させ、高分子量ポリイソシア
ネートを生成し、次いでそれを2モルの割合のヒドロキ
シアルキルアクリレートと反応させて、末端に不飽和基
を結合させる。或は、まずヒドロキシアルキルアクリレ
ートとジイソシアネートを反応させて、次いで得られた
不飽和モノイソシアネートと場合によってはジイソシア
ネート共存下に数平均分子量800〜50000、好ま
しくは1000〜20000になるように数平均分子量
400以上のポリエーテルポリオールとを反応させるこ
とにより得られる。
【0017】アリルエーテル基含有アクリルウレタン樹
脂の製造方法としては、先ずポリイソシアネートとポリ
エーテルポリオールとを、好ましくは数平均分子量80
0〜50000、特に好ましくは1000〜20000
になるようにNCO/OH=2〜1.5で反応させ、末
端イソシアネート基含有化合物を生成し、次いでそれに
水酸基含有アクリル化合物及び必要により水酸基含有ア
リルエーテル化合物をイソシアネート基に対して水酸基
がほぼ当量となるように反応する。この際の水酸基含有
にアクリル化合物/水酸基含有アリルエーテル化合物の
モル比率は、好ましくは90/10〜20/80、より
好ましくは70/30〜40/60である。或いは、ま
ず水酸基含有アクリル化合物及び水酸基含有アリルエー
テル化合物とポリイソシアネートとを反応させ、次いで
得られたイソシアネート基含有化合物とポリエーテルポ
リオールとを反応させて、好ましくは数平均分子量80
0〜50000、より好ましくは1000〜20000
のアリルエーテル基含有ポリエーテルアクリルウレタン
を製造することができる。
【0018】本発明樹脂組成物の(A)成分として好ま
しいビニルエステル樹脂について、更に詳細に説明す
る。
【0019】本発明のビニルエステル樹脂(A)の一つ
として用いられるポリエステル(メタ)アクリレート樹
脂とは、1分子中に少なくとも1個の(メタ)アクリル
酸エステル基を含有する飽和もしくは不飽和ポリエステ
ルもしくはその重合性不飽和単量体との混合溶液であ
る。ポリエステル(メタ)アクリレートの具体例として
は、下記に示す化1〜10で表わされるものが挙げられ
る。
【0020】
【化1】
【0021】
【化2】
【0022】
【化3】
【0023】
【化4】
【0024】
【化5】
【0025】
【化6】
【0026】
【化7】
【0027】
【化8】
【0028】
【化9】
【0029】
【化10】
【0030】ただし、M:(メタ)アクリル酸残基 G :グリコール残基 Tr :トリオール残基 Te :テトラオール残基 D1 :2塩基酸残基 D2 :3塩基酸残基 D3 :4塩基酸残基 J :モノエポキシサイドに基づくグリコール残基 X :m価のエポキシ化合物のカルボキシル基との反応
に基づくm価の有機残基 Y :n価のイソシアナート化合物の水酸基との反応に
基づくn価の有機残基 a,b,c,d:1以上の整数 p:0もしくは1 m:2〜10の整数 n:2〜5の整数 をそれぞれ表わし、かつ括弧内のグループが複数個くり
返される場合はそれぞれの繰り返し単位ごとに構成成分
は異なってもよい。
【0031】上記式中のグリコール単位としては、例え
ばエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレ
ングリコール、ネオペンチルグリコール、ヘキシレング
リコール、ジメチロールシクロヘキサン、2,4,4−
トリメチル−1,3−ペンタンジオール等に代表される
アルキレングリコール類;ジエチレングリコール、ポリ
エチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、ポリブチレングリコール等に代表
されるポリアルキレングリコール類;ビスフェノール
A、ビスフェノールF、ビスフェノールS、テトラブロ
ムビスフェノールA等に代表される2価フェノールとエ
チレンオキサイドやプロピレンオキサイドに代表される
アルキレンオキサイドとの付加反応生成物などがある。
【0032】トリオール単位としては、グリセリン、ト
リメチロールプロパン、トリメチロールエタン、1,
2,6−ヘキサントリオールなどがある。テトラオール
単位としてはペンタエリスリトール、ジグリセロール、
1,2,3,4−ブタンテトリオールなどがある。
【0033】また2塩基酸(無水物)単位としてはo−
フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無
水フタル酸、テトラクロルフタル酸、テトラブロモフタ
ル酸、マロン酸、コハク酸、アジピン酸、アゼライン
酸、1,1,2−ドデカン酸、マレイン酸、フマル酸、
イタコン酸、ハイミッタ酸、ヘット酸などがあり、3塩
基酸単位としては、トリメリット酸、トリメシン酸、ア
コニット酸、ブタントリカルボン酸、6−カルボキシ−
3−メチル−1,2,3,6−ヘキサヒドロフタル酸な
どがあり、4塩基酸単位としてはピロメリット酸、ブタ
ンテトラカルボン酸などがある。 モノエポキサイド単
位としては、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド、エピクロルヒドリン、スチレンオキサイド、フェニ
ルグリシジルエーテルなどがある。
【0034】m価のエポキシ化合物単位としては、いわ
ゆるエポキシ樹脂を好適に使用することができ、例えば
日刊工業新聞社発行プラスチック材料講座1「エポキシ
樹脂」(昭和11年5月10日発行、縞本邦之編著)第
19頁〜第48頁に記載されたエポキシ樹脂である。
【0035】n価のイソシアネート化合物単位として
は、ポリウレタン業界で公知のポリイソシアネート化合
物を好適に使用することができ、例えば日刊工業新聞社
発行プラスチック材料講座2「ポリウレタン樹脂」(昭
和44年6月30日発行、岩田敬治著)第46頁、第1
75〜178頁記載のポリイソシアネート化合物が挙げ
られる。
【0036】上記構造の樹脂の製法としては、2価、3
価または4価のアルコールとアクリル酸および/または
メタクリル酸ならびに多塩基酸のエステル化反応による
か、または化2の「M−G−OH」(ただしMとGの意
味は上に同じ)で示される化合物と多塩基酸とのエステ
ル化による製造方法がある。
【0037】前記式の内、好ましいものは化1、化2の
ポリエステル(メタ)アクリレートである。上記のフェ
ニル飽和ポリエステルとは、α,β−不飽和二塩基酸又
はその酸無水物と芳香族飽和二塩基酸またはその酸無水
物と、グリコール類の重縮合によって製造され、場合に
よって酸成分として脂肪族あるいは脂肪族飽和二塩基酸
を併用して製造された不飽和ポリエステルが挙げられ
る。
【0038】上記のα,β−不飽和二塩基酸又はその酸
無水物としては、例えばマレイン酸、無水マレイン酸、
フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、クロルマレイン
酸及びこれらのエステル等があり、芳香族飽和二塩基酸
又はその酸無水物としては、フタル酸、無水フタル酸、
イソフタル酸、テレフタル酸、ニトロフタル酸、テトラ
ヒドロ無水フタル酸、エンドメチレンテトラヒドロ無水
フタル酸、ハロゲン化無水フタル酸及びこれらのエステ
ル等があり、脂肪族或いは脂環族飽和二塩基酸として
は、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、アジピン酸、セバ
シン酸、アゼライン酸、グルタル酸、ヘキサヒドロ無水
フタル酸及びこれらのエステル等があり、それぞれ単独
或いは併用して使用される。
【0039】グリコール類としては、エステルグリコー
ル、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジ
プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,
4−ブタンジオール、2−メチルプロパン−1,3−ジ
オール、ネオペンチルグリコール、トリエチレングリコ
ール、テトラエチレングリコール、1,5−ペンタンジ
オール、1,6−ヘキサンジオール、ビスフェノール
A、水素化ビスフェノールA,エチレングリコールカー
ボネート、2,2−ジ−(4−ヒドロキシプロポキシジ
フェニル)プロパン等が挙げられ、単独或いは併用して
使用されるが、そのほかにエチレンオキサイド、プロピ
レンオキサイド等の付加物も同様に使用できる。また、
グリコール類と酸成分の一部としてポリエチレンテレフ
タレート等の重縮合物も使用できる。
【0040】本発明で用いられる不飽和グリジジル化合
物としては、アクリル酸、メタアクリル酸等の不飽和一
塩基酸のグリシジルエステル、例えばグリシジルアクリ
レート、グリシジルメタクリレート等がある。尚、かか
る不飽和グリシジル化合物としてはグリシジルアクリレ
ートが好ましい。かかる不飽和ポリエステルアクリレー
トの数平均分子量は、好ましくは1500〜3000、
特に好ましくは1800〜2800である。分子量が1
500よりも小さいと得られる硬化物に粘着性が生じた
り、強度物性が低下したりする。また3000よりも大
きいと硬化時間が長くなり生産性が劣ってくる。
【0041】本発明で用いられるエポキシ(メタ)アク
リレート樹脂とは、ビスフェノールタイプのエポキシ樹
脂単独又はビスフェノールタイプのエポキシとノボラッ
クタイプのエポキシ樹脂とを混合した樹脂であって、そ
の平均エポキシ当量が好ましくは150から450の範
囲にあるエポキシ樹脂と不飽和一塩基酸とをエステル化
触媒の存在下で反応して得られるエポキシビニルエステ
ルをいう。
【0042】ここで、上記ビスフェノールタイプのエポ
キシ樹脂として代表的なものを挙げれば、エピクロルヒ
ドリンとビスフェノールA若しくはビスフェノールFと
の反応により得られる実質的に1分子中に2個以上のエ
ポキシ基を有するグリシジルエーテル型のエポキシ樹
脂、メチルエピクロルヒドリンとビスフェノールA若し
くはビスフェノールFとの反応により得られるジメチル
グリシジルエーテル型のエポキシ樹脂あるいはビスフェ
ノールAのアルキレンオキサイド付加物とエピクロルヒ
ドリン若しくは、メチルエピクロルヒドリンとから得ら
れるエポキシ樹脂などである。また、上記ノボラックタ
イプのエポキシ樹脂として代表的なものには、フェノー
ルノボラック又はクレゾールノボラックと、エピクロル
ヒドリン又はメチルエピクロルヒドリンとの反応により
得られるエポキシ樹脂などがある。
【0043】上記不飽和一塩基酸として代表的なものに
は、アクリル酸、メタクリル酸、桂皮酸、クロトン酸、
モノメチルマレート、モノプロピルマレート、モノブテ
ンマレート、ソルビン酸あるいはモノ(2−エチルヘキ
シル)マレートなどがある。なお、これらの不飽和一塩
基酸は、単独でも、2種以上混合しても用いられる。上
記エポキシ樹脂と不飽和一塩基酸との反応は、好ましく
は60〜140℃、特に好ましくは80〜120℃の温
度においてエステル化触媒を用いて行われる。
【0044】エステル化触媒としては、たとえばトリエ
チルアミン、N,N−ジメチルベンジルアミン、N,N
−ジメチルアニリン若しくはジアザビシクロオクタンな
どの如き三級アミン、あるいはジエチルアミン塩酸塩な
どの如き公知の触媒がそのまま使用できる。
【0045】かかるエポキシ(メタ)アクリレートの数
平均分子量は、好ましくは900〜2500、特に好ま
しくは1300〜2200である。分子量が900より
も小さいと得られる硬化物に粘着性が生じたり、強度物
性が低下したりする。また2500よりも大きいと硬化
時間が長くなり生産性が劣ってくる。
【0046】本発明の(メタ)アクリロイル基を有する
樹脂(A)、空乾性付与型重合体(B)は、予めエチレ
ン性不飽和単量体(C)を混合していてもよい。その比
率は、好ましくは(A)+(B)成分10〜70重量
%、より好ましくは30〜50重量%、好ましくはエチ
レン性不飽和単量体(C)90〜30重量%、より好ま
しくは70〜50重量%を混合したものである。更に、
これらの組成物には、好ましくはトリハイドロキノン、
ハイドロキノン、ベンゾキノン、トルハイドロキノン、
p−tert−ブチルカテコール、2,6−tert−ブチル−
4−メチルフェノールなどから選択される重合禁止剤
を、好ましくは100〜200ppmの濃度で添加し得
るものである。
【0047】本発明で用いる(B)成分の乾性油もしく
はそれらの脂肪酸化合物を用いた空乾性付与型重合体と
は、不飽和ポリエステル、前記ビニルエステル樹脂等に
必須成分として、空乾性成分を導入することにより得ら
れるものである。
【0048】導入方法としては1)多価アルコールと乾
性油等の脂肪油とのエステル交換反応で得られるアルコ
リシス化合物を上記樹脂のアルコール成分として用いる
方法。2)脂肪酸原料として乾性油等をけん化して得ら
れる脂肪油脂肪酸を用いる方法があるが、空乾性付与効
果としてはアルコリシス化合物の方が少し優れる。本発
明の乾性油もしくは、乾性油脂肪酸化合物に用いる乾性
油とは、好ましくはヨウ素価130以上の油脂で、例え
ばアマニ油、大豆油、綿実油、落花生油、やし油等があ
る。本発明のエステル交換反応で得られる、アルコリシ
ス化合物に用いる多価アルコールとしては、例えばグリ
セリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパ
ン、トリスヒドロキシメチルアミノメタン等の3価アル
コール、ペンタエリトリット、ジペンタエリトリット等
の4価アルコールがある。
【0049】上記の不飽和ポリエステル樹脂とは、α,
β−不飽和二塩基酸又はその酸無水物と芳香族飽和二塩
基酸またはその酸無水物と、グリコール類の重縮合によ
って製造され、場合によって酸成分として脂肪族あるい
は脂肪族飽和二塩基酸を併用して製造された不飽和ポリ
エステルが挙げられる。
【0050】上記のα,β−不飽和二塩基酸又はその酸
無水物としては、前記したものが使用できる。
【0051】グリコール類としては、前記したものが使
用できる。
【0052】上記ビニルエステル樹脂には、ポリエステ
ル(メタ)アクリレート樹脂とエポキシ(メタ)アクリ
レート樹脂の2種類がある。その一つであるポリエステ
ル(メタ)アクリレート樹脂とは、1分子中に少なくと
も1個の(メタ)アクリル酸エステル基を含有する飽和
もしくは不飽和ポリエステルもしくはその重合性不飽和
モノマーとの混合溶液である。他のひとつのエポキシ
(メタ)アクリレート樹脂とは、ビスフェノールタイプ
のエポキシ樹脂単独又はビスフェノールタイプのエポキ
シとノボラックタイプのエポキシ樹脂とを混合した樹脂
であって、その平均エポキシ当量が好ましくは150か
ら450の範囲にあるエポキシ樹脂と不飽和一塩基酸と
をエステル化触媒の存在下で反応して得られるエポキシ
ビニルエステルをいう。
【0053】本発明の(A)で用いる分子末端に(メ
タ)アクリロイル基を有する樹脂と(B)特定の空乾性
付与型重合体は、(A)/(B)の重量比率が95/5
〜50/50であることが好ましい。(B)が5より小
さい場合、樹脂硬化物の表面乾燥性が悪くなる。(B)
が50より大きい場合、樹脂硬化物の引っ張り強度、引
き裂き強度、耐水性、耐湿熱性等の特性が悪くなる。
【0054】本発明の樹脂組成物の(C)成分としての
分子量160以上の(メタ)アクリロイル基を有するエ
チレン性不飽和単量体とは、分子末端に(メタ)アクリ
ロイル基を有する樹脂(A)及び空乾性付与型重合体
(B)との反応成分であり、かつ(メタ)アクリロイル
基を有するモノマー又はオリゴマーである。特に(メ
タ)アクリル酸エステルモノマーが好ましい。(メタ)
アクリロイル基を有しない不飽和単量体を使用し、その
量が大きくなった場合、樹脂(A)、重合体(B)との
共重合性が悪くなり硬化時間が長くなる欠点が発生す
る。
【0055】本発明の分子量160以上の(メタ)アク
リロイル基を有する単量体(C−1)とは、(メタ)ア
クリロイル基を1個有する単量体具体例としては、アク
リル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸n−オクチル、
アクリル酸デシル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸ス
テアリル、アクリル酸2−ハイドロキシエチル、アクリ
ル酸β−エトキシエチル、アクリル酸2−シアノエチ
ル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸ジエチルア
ミノエチル、メタアクリル酸ブチル、メタアクリル酸ヘ
キシル、メタアクリル酸デシル、メタアクリル酸ラウリ
ル、メタアクリル酸ステアリル、フェニルカルビトール
アクリレート、ノニルフェニルカルビトールアクリレー
ト、ノニフェノキシプロピルアクリレート、N−ビニル
ピロリドン、ポリカプロラクトンアクリレート、アクリ
ロイルオキシエチルフタレート、アクリロイルオキシサ
クシネート、フェノールEO変性(n=2〜4)アクリ
レート、ノニルフェノールEO変性(n=1〜4)アク
リレート、ノニルフェノールPO変性(n=2.5)ア
クリレート、2−エチルヘキシルカルビトールアクリレ
ート、ωーカルボキシーポリカプロラクトン(n=2)
モノアクリレート、フタル酸モノヒドロキシエチルアク
リレート、更に樹脂硬化物の表面乾燥性を向上させるジ
シクロペンタンジエン、シリシクロデカン、トリアジン
の各誘導体例えばジシクロペンテニルアクリレート、ジ
シクロペンテニルオキシエチルアクリレート、トリシク
ロデカニルアクリレート、トリシクロデカニルメタアク
リレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌ
ルアクリレート等が挙げられる。更に、硬化物表面の耐
摩耗性、耐さっ傷性、耐煽動性、耐薬品性等を向上する
必要がある場合には、多官能不飽和モノマー、好ましく
は、多官能の(メタ)アクリル酸エステルモノマーであ
り(メタ)アクリロイル基を2個有する単量体が好まし
く併用される。こうしたものには、例えばエチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、1,2−プロピレング
リコールジ(メタ)アクリレート、1,3−ブチレング
リコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジ
オールジ(メタ)アクリレートのようなアルカンジオー
ルジ−(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコール(メ
タ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ポリエチレングリコール(メタ)ア
クリレート等のポリオキシアルキレン−グリコールジ
(メタ)アクリレートが挙げられる。
【0056】本発明の(C−2)成分である分子量16
0より小さい(メタ)アクリロイル基を有するエチレン
性不飽和単量体(C−2)としては、例えば、アクリル
酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、
アクリル酸イソブチル、アクリル酸t−ブチル、メタア
クリル酸メチル、メタアクリル酸エチル、メタアクリル
酸ブチル、グリシジル(メタ)アクリレート、アリル
(メタ)アクリレートが挙げられる。
【0057】更に、本発明の(メタ)アクリロイル基を
有するエチレン性不飽和単量体(C)には、架橋反応時
の共重合性は少し劣るが、(メタ)アクリロイル基を有
さないエチレン性不飽和単量体を併用してもよい。例え
ば、スチレン、酢酸ビニル、ビニルトルエン、α−メチ
ルスチレン、ジアリルフタレート、ジアリルイソフタレ
ート、トリアリルイソシアヌレート、ジアリルテトラブ
ロムフタレート等のアリルモノマー類;アクリルニトリ
ル、n−メチロールアクリルアミド−ブチルエーテル、
n−メチロールアクリルアミド、アクリルアミド等の硬
質モノマー等が挙げられる。
【0058】これらの他に(メタ)アクリロイル基を有
さないエチレン性不飽和単量体で、一分子中に少なくと
も2個の重合性二重結合を有する(C)成分以外の化合
物も併用可能であり、硬化物表面の耐摩耗性、耐さっ傷
性、耐煽動性、耐薬品性等を向上する目的で使用され
る。この一分子中に少なくとも2個の重合性二重結合を
有する化合物としては、例えばジビニルベンゼン、ジア
リルフタレート、トリアリルフタレート、トリアリルシ
アヌレート、トリアリルイソシアヌレート、ジアリルフ
マレート等が挙げられ、これらは単独で、又は2種以上
の併用で用いられる。
【0059】本発明の(メタ)アクリロイル基を有する
エチレン性不飽和単量体(C)は、空乾性を有する不飽
和単量体を併用することもでき、例えばジシクロペンタ
ジエン、トリシクロデカン等のアクリル酸誘導体、ジシ
クロペンテニルオキシエチルアクリレート、トリシクロ
〔5-2-1-02,6〕デカニルアクリレート等を挙げることが
でき、またエポキシ反応性希釈剤等も使用できる。
【0060】さらに、本発明の(メタ)アクリロイル基
を含有するエチレン性不飽和単量体(C)としては、不
飽和アルコール単量体を併用することもできる。この不
飽和アルコール単量体は、アクリロイル基と水酸基を有
するものであり、具体例としては、メタクリル酸2−ヒ
ドロキシエチル、メタクリル酸ヒドロキシプロピル、ア
クリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシ
プロピル等がある。これらはアスファルトを用いたもの
に対して本発明組成物を用いる時に使用されるものであ
る。
【0061】本発明の(メタ)アクリロイル基を有する
エチレン性不飽和単量体の分子量の違いによる重量比率
は、(C−1)分子量160以上のエチレン性不飽和単
量体/(C−2)分子量160より小さいエチレン性不
飽和単量体=9/1〜3/7である。分子量160以上
のものが、9より大きい場合、樹脂硬化物の表面乾燥性
が悪くなり、塗膜にした場合、引裂き強さが低下するの
で好ましくない。又、分子量160以上のものが、3よ
り少ない場合、表面乾燥性や引裂き強さの面では良い傾
向になるが、モノマーの揮発が多くなり、臭気が強くな
るので好ましくない。
【0062】本発明の樹脂組成物には、樹脂硬化物の空
気硬化性を改良する目的と、硬化収縮を低減する目的
で、熱可塑性樹脂を添加することができる。熱可塑性樹
脂の具体例としては、メチルメタクリレート、エチルメ
タクリレート、ブチルメタクリレート、メチルアクリレ
ート、エチルアクリレートなどのアクリル酸又はメタク
リル酸の低級アルキルエステル類、スチレン、塩化ビニ
ル、酢酸ビニルなどの単量体の単独重合体又は共重合体
類、前記ビニル単量体の少なくとも1種と、ラウリルメ
タクリレート、イソビニルメタクリレート、アクリルア
ミド、メタクリルアミド、ヒドロキシアルキルアクリレ
ート又はメタクリレート、アクリルニトリル、メタクリ
ルニトリル、アクリル酸、メタクリル酸、セチルステア
リルメタクリレートよりなる重合体の少なくとも1種の
共重合体などのほか、セルロースアセテートブチレート
及びセルロースアセテートプロピオネート、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、飽和ポリエステル等を挙げること
ができる。その添加量は樹脂組成物100重量部に対し
て0〜50重量部が好ましく、0〜35重量部が特に好
ましい。
【0063】本発明の組成物は、樹脂成分のみで表面乾
燥性に優れる事が特徴であるが、より表面乾燥性を向上
させる目的で、パラフィン及び/又はワックス類を併用
してもよい。
【0064】本発明で用いられるパラフィン及び/又は
ワックスとしては、パラフィンワックス、ポリエチレン
ワックスやステアリン酸、1,2−ヒドロキシステアリ
ン酸等の高級脂肪酸が挙げられるが、好ましくはパラフ
ィンワックスが用いられる。このパラフィン及び/又は
ワックス塗膜表面における硬化反応中の空気遮断作用、
耐汚れ性の向上を目的に添加される。添加量としては成
分(A)、(B)、(C)100重量部に対して、好ま
しくは0.1〜5重量部、より好ましくは0.2〜2重
量部である。
【0065】パラフィン及び/又はワックス類と同様、
表面乾燥性を向上させる目的でコバルト系、バナジウム
系、マンガン系等の有機酸金属石鹸類を併用してもよ
い。好ましくはコバルトの有機酸塩で添加量としては成
分(A)、(B)、(C)100重量部に対して0.1
〜3重量部、好ましくは0.3〜1重量部である。
【0066】本発明の樹脂組成物には、硬化剤を含有す
ることも好ましく、これには有機過酸化物が挙げられ
る。具体的にはジアシルパーオキサイド系、パーオキシ
エステル系、ハイドロパーオキサイド系、ジアルキルパ
ーオキサイド系、ケトンパーオキサイド系、パーオキシ
ケタール系、アルキルパーエステル系、パーカーボネー
ト系等の公知のものが使用され、混練条件、養生温度等
で適宜選択される。
【0067】添加量は、通常使用されている量であり、
好ましくは、樹脂組成物100重量部に対して0.01
〜4重量部である。上記硬化剤は組合わせて使用されて
も良い。
【0068】また、硬化促進剤、すなわち硬化剤の有機
過酸化物をレドックス反応によって分解し、活性ラジカ
ルの発生を容易にする作用のある物質は、例えばコバル
ト系、バナジウム系、マンガン系等の金属石鹸類、第3
級アミン類、第4級アンモニウム塩、メルカプタン類等
がある。
【0069】本発明に係わる樹脂組成物には、上記添加
剤以外に充填剤、骨材、顔料、染料等の着色剤等を添加
しても良い。
【0070】本発明では、繊維強化材を使用しても良
い。例えばガラス繊維、アミド、アラミド、ビニロン、
ポリエステル、フェノール等の有機繊維、カーボン繊
維、金属繊維、セラミック繊維或いはこれらを組合わせ
て用いられる。施工性、経済性を考慮した場合、好まし
いのはガラス繊維、有機繊維である。また、繊維の形態
は、平織り、朱子織り、不織布、マット状等があるが、
施工法、厚み保持等よりマット状が好ましい、また、ガ
ラスロービングを20〜100mmにカットしてチョッ
プドストランドにして使用することも可能である。
【0071】充填材としては、炭酸カルシウム粉、クレ
ー、アルミナ粉、硅石粉、タルク、硫酸バリウム、シリ
カパウダー、ガラス粉、ガラスビーズ、マイカ、水酸化
アルミニウム、セルロース糸、硅砂、川砂、寒水石、大
理石、砕石など公知のものが挙げられ、なかでも硬化時
半透明性を与えるのでガラス粉、水酸化アルミニウム、
硫酸バリウムなどが好ましい。これらは、有機化合物で
表面処理されたものも好ましく使用できる。
【0072】本発明の樹脂組成物の用途は、好ましくは
塗料、床及び壁面コーティング材、床材、道路マーキン
グ材、注入材、シール材、注型品、積層品、接着剤、ラ
イニング材、波平板等の土木建築材料、被覆材、この他
に注形品、積層品、接着剤、封止材、波板、化粧板、電
気絶縁用基板、光通信ガラスファイバー用コーティング
材、生物医学材料、樹脂カプセルアンカー用等に使用で
きる。
【0073】
【実施例】以下に、本発明を実施例と比較例で詳細に説
明するが、文中「部」、「%」は特に断わりのない限り
重量基準である。
【0074】合成例1〔アクリルウレタン樹脂(UA−
1)の調製〕 温度計、攪拌機、不活性ガス導入口、空気導入口及び還
流冷却器を備えた1リットルの四つ口フラスコにトリレンジ
イソシアネート(TDI)2.0モルと数平均分子量1
000のPPG1.0モルを仕込み、窒素雰囲気下80
℃で5時間反応させた。NCO当量が530となり理論
値とほぼ同じ値になって安定したので40℃迄冷却し、
次に2−ヒドロキシエチルメタクリレートを2.0モル
加え、空気雰囲気下80℃で4時間反応させた。NCO
%が、0.1%以下になったことを確認した後トリハイ
ドロキノン0.05部とターシャリブチルカテコール0.
025部添加し、ポリエーテルアクリルウレタン樹脂組
成物を得た。
【0075】合成例2〔アクリルウレタン樹脂(UA−
2)の調製〕 温度計、攪拌機、不活性ガス導入口、及び還流冷却器を
備えた1リットルの四つ口フラスコに数平均分子量70
0のPPG1.0モルを仕込み、TDIを2モル加え発
熱を抑制しながら80℃で5時間反応した。NCO当量
が理論値とほぼ同じ524となり安定したので40℃迄
冷却し、ペンタエリスリトールトリアリルエーテル(ダ
イソー社製、ネオアリルP−30)を1モル、2−ヒド
ロキシエチルメタクリレートを1.1モルを加え、空気
雰囲気下90℃で7時間反応した。NCO%が0.1重
量%以下となったのでハイドロキノン0.067部とタ
ーシャルブチルカテコール0.033部を添加し、アリ
ルエーテル基含有アクリルウレタン樹脂組成物を得た。
【0076】合成例3〔アクリルウレタン樹脂(UA−
3)の調製〕 上記条件と同様に、PTMG−2000を1.0モル、
TDIを2.0モル、2−ヒドロキシエチルメタクリレ
ートを2.1モルのポリエーテルアクリルウレタン樹脂
組成物を得た。
【0077】合成例4〔エポキシアクリレート(VE−
1)の調製〕 温度計、攪拌機および冷却器を具備した三ツ口フラスコ
に、ビスフェノールAとエピクロルヒドリンとの反応に
より得られたエポキシ当量が470 なる「エピクロン10
50」〔大日本インキ化学工業(株)製のエポキシ樹
脂〕の4600g(エポキシ基10個相当分)、メタク
リル酸の860g(カルボキシル基10個相当分)、ハ
イドロキノン1.36gおよびトリエチルアミンの10.8gを
仕込んで120 ℃まで昇温させ、同温度で10時間反応を
続けた処、酸価が3.5 なる液状エポキシアクリレートが
得られた。
【0078】合成例5〔エポキシアクリレート(VE−
2)の調製〕 温度計、攪拌機および冷却器を具備した三ツ口フラスコ
に、ビスフェノールAとエピクロルヒドリンとの反応に
より得られたエポキシ当量が185 なる「エピクロン85
0」〔大日本インキ化学工業(株)製のエポキシ樹脂〕
の1850g(エポキシ基10個相当分)、メタクリル
酸の860g(カルボキシル基10個相当分)、ハイド
ロキノンの1.36gおよびトリエチルアミンの10.8gを仕
込んで120 ℃まで昇温させ、同温度で10時間反応を続
けた処、酸価が3.5 で、二重結合力価264で、かつ色
数が2なる液状エポキシアクリレートが得られた。
【0079】合成例6〔飽和ポリエステルアクリレート
(UPA−1)の調製〕 ジエチレングリコール3モル、トリエチレングリコール
7モル、オルソフタル酸10モル、トルハイドロキノン
50ppm を200〜20℃で加熱縮合し、酸価28にな
った時点で140℃になるまで冷却した。次にグリシジ
ルメタクリレート2モルを仕込み140℃で10時間反
応して二重結合力価1476の飽和ポリエステルアクリ
レートを得た。
【0080】合成例7〔不飽和ポリエステルアクリレー
ト(UPA−2)の調製〕 イソフタル酸2モル及び1−2プロピレングリコール2
モルを不活性ガス気流中220℃で10時間加熱脱水縮
合させて固形分の酸価が5なるものを得た。これを10
0℃まで冷却した。次に、無水マレイン酸1.0モルを
仕込み200℃で5時間加熱脱水縮合させて固形分酸価
254なるものを得た。これにハイドロキノン50ppm
添加して、140℃まで冷却した。次にグリシジルメタ
クリレート2モルを仕込み140℃で10時間反応して
固形分酸価10、二重結合力価259の不飽和ポリエス
テルアクリレート(UPA−2)を得た。
【0081】合成例8〔空乾性付与型不飽和ポリエステ
ル(UPE−2)の調製〕 グリセリン1.33モル、アマニ油0.67モルを18
0〜200℃で4時間反応させアルコリシスを得た。次
にジエチレングリコール4モル、ジプロピレングリコー
ル4モル、フマル酸5.0 モル、無水フタル酸5.0モ
ルを公知の条件で加熱脱水縮合させて酸価25の不飽和
ポリエステルを得た。
【0082】合成例9〔空乾性付与型不飽和ポリエステ
ル(UPE−3)の調製〕 エチレングリコール5モル、ジプロピレングリコール5
モル、無水マレイン酸5.0 モル、無水フタル酸4.0
モル、アマニ油脂肪酸2.0モルを公知の条件で加熱脱
水縮合させて酸価27の不飽和ポリエステルを得た。
【0083】合成例10〔空乾性付与型飽和ポリエステ
ル(ALK−1)の調製〕 無水フタル酸1.0モル、ペンタエリトリット1.0モ
ル、アマニ油脂肪酸2.0モルを公知の条件で加熱脱水
縮合させて油長73.7%のアルキッド樹脂を得た。
【0084】<試験方法> <相溶性測定法>(メタ)アクリロイル基を有する樹脂
(A)、空乾性付与型重合体(B)及びモノマー(C)
を規定量の配合で混合した時の、液状樹脂の白濁分離状
態を目視観察した。下記の評価判定に準拠した。
【0085】 ○:異常なし(透明状態) △:わずかに白濁、 ×:白濁きつく、樹脂も増粘しゼリー状となる。
【0086】<硬化特性測定法>樹脂100PHR に対
し、BPOペースト(50%)2PHR 、6%ナフテン酸
コバルト0.4PHR、DMA0.5PHRをビーカーに採取し、2
5℃恒温水槽中でゲル化するまでの時間を測定した。
【0087】<表面乾燥性試験法>1.0mmの塗膜を
5℃室温のガラス板上にてアプリケーターを用いて作成
し、表面乾燥性について指触試験を実施した。評価方法
は、脱脂綿約2〜3cm3を塗膜表面に押しつけても、
脱脂綿が粘着によって塗膜表面に残らなくなるまでの時
間を測定した。配合組成は次の通りである。
【0088】 樹 脂 100 PHR DMA 0.1 PHR BPO 2.0 PHR 6%ナフテン酸コバルト 0.4 PHR
【0089】<モノマー揮発性試験測定法>深さ6m
m、直径56mm(0.00246m2)のシャーレに
樹脂試料10gを採取し、その試料を5℃、23℃、5
0℃の恒温槽内に30分置き、単位面積当たりの重量減
少を測定した(g/m2)。
【0090】<臭い強さ試験測定法>新コスモス電機
(株)製、酸化錫半導体式臭い強さ測定装置XP−32
9を用いて、樹脂より発生するモノマーの臭い強さを図
1に示す方式で測定した。臭い強弱は、0〜2000m
v迄の範囲でLCDデジタル表示され、数字が小さい程
臭いは弱い。強すぎると2000mv以上となる。
【0091】深さ6mm、直径56mmのシャーレに樹
脂試料1gを採取し、5リッターガラス容器中に1分間
置き、臭い強さを図−1の方式で測定した。尚測定温度
は23℃。臭いの強さは数字が大きい程強い。
【0092】<臭い強さ官能試験測定法>深さ6mm、
直径56mmのシャーレに樹脂試料1gを採取し、5リ
ッターガラス容器中に1分間蓋をして置き、その後、蓋
をとりA,B,C、3名の人間が容器まで鼻を近ずけ臭
った。その結果を下記の様にに評価した。
【0093】 ◎:3人とも臭わない。 ○:わずかに臭った人が1人。 △:わずかに臭った人が2人。
【0094】 ×:3人とも強く臭った。
【0095】<強度試験測定法>注型板より、試験体を
作成し、JIS-K-6301の引張りおよび引き裂き強さ試験法
に準拠して測定した。測定温度は20℃である。
【0096】実施例1〜13、比較例1〜10 前記合成例1〜10及び比較合成例1〜5で得られた樹
脂を表1〜表7に示すように配合し、前記の試験(相溶
性試験、硬化特性試験、表面乾燥性、モノマー揮発性試
験、臭気強さ試験、臭気強さ官能試験、引張り強度、伸
び率)を行ない、同表に評価結果を示した。
【0097】なお、上記各表中の略号は以下の通りであ
る。 2−EHA 2エチルヘキシルアクリレート LMA メタアクリル酸ラウリル MMA メタアクリル酸メチル n−BA アクリル酸n−ブチル DEGDMA ジエチレングリコールジメタクリレート
【0098】相溶性試験は(メタ)アクリロイル基を有
する樹脂/空乾性付与型重合体/モノマー3成分を規定
配合で混合した時の、液状樹脂の状態を判断する評価法
で、行ったが、相溶性が悪いと分離し、均一な樹脂塗膜
とならないので、以下の試験を行わなかった。
【0099】硬化特性試験は、樹脂の可使時間を判断す
る評価法であるが、一般的には10〜30分程度あれば
よい。実用上は、塗膜にした場合の表面乾燥性が重要に
なる。塗膜が薄くなると、硬化発熱等の影響により乾燥
時間が長くなるが、1mm厚さで3時間以内であれば使
用できる。
【0100】モノマー揮発性試験は、施工時、樹脂から
揮発するモノマー量を判断する評価法で、実用上23℃
で1%以下であれば、施工者への環境衛生上も問題なく
また近隣住民への臭気飛散も問題ない。臭い強さ試験は
樹脂から発生するモノマー臭気量を判断する評価法で、
700mv以下であれば臭いは少ない。この数字は、臭
気強さ官能試験と概略相関関係にある。
【0101】また、特性面からは、アスファルト、コン
クリート等の上に施工することを考えると、引張り強度
で40kg/cm2、引き裂き強度で15kg/cm以上が要求さ
れる。
【0102】
【表1】
【0103】
【表2】
【0104】
【表3】
【0105】
【発明の効果】本発明は、低臭性を付与する為の分子量
160以上の(メタ)アクリロイル基を有するエチレン
性不飽和単量体、低温での表面乾燥性及び引き裂き強さ
を改良するため用いる分子量160より小さいの(メ
タ)アクリロイル基を有するエチレン性不飽和単量体を
併用して、前記した効果を発現させる点に特徴がある。
また分子量160以上の(メタ)アクリロイル基を有す
るエチレン性不飽和単量体を用いた際、硬化時の表面乾
燥性を改良するため用いる乾性油もしくはそれらの脂肪
酸化合物を用いた空乾性付与型重合体が(A)成分の樹
脂と(C)成分モノマーとの相溶化剤として働く点に大
きな特徴がある。
【0106】従って、本発明の樹脂組成物は、相溶性、
低臭性、表面乾燥性、常温硬化性に優れ、空気存在下で
も完全硬化するので各種用途に利用できる。特に塗料、
床及び壁面コーティング材、床材、道路マーキング材、
注入材、注型品、積層品、接着剤、ライニング材、波平
板等の土木建築材料、被覆材の他に注形品、積層品、接
着剤、封止材、波板、化粧板、電気絶縁用基板、光通信
ガラスファイバー用コーティング材、生物医学材料、樹
脂カプセルアンカー用等に使用できる。
【0107】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、臭気強さ試験の測定装置の図を示した
ものである。
【符号の説明】
1・・・測定機 2・・・試料

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)分子末端に(メタ)アクリロイル
    基を有する樹脂、(B)乾性油及び/又はそれらの脂肪
    酸化合物を用いた空乾性付与型重合体、(C)分子量1
    60以上の(メタ)アクリロイル基を有するエチレン性
    不飽和単量体(C−1)/分子量160より小さい(メ
    タ)アクリロイル基を有するエチレン性不飽和単量体
    (C−2)の重量比率が、9/1〜3/7の(メタ)ア
    クリロイル基を有するエチレン性不飽和単量体上記
    (A)、(B)、(C)成分からなることを特徴とする
    樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 分子末端に(メタ)アクリロイル基を有
    する樹脂(A)が、アクリルウレタン樹脂であることを
    特徴とする請求項1記載の樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 分子末端に(メタ)アクリロイル基を有
    する樹脂(A)が、ビニルエステル樹脂であることを特
    徴とする請求項1記載の樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 乾性油及び/又はそれらの脂肪酸化合物
    を用いた空乾性付与型重合体(B)が、不飽和ポリエス
    テル樹脂であることを特徴とする請求項1記載の樹脂組
    成物。
  5. 【請求項5】 乾性油もしくはそれらの脂肪酸化合物を
    用いた空乾性付与型重合体(B)が、アルキッド樹脂で
    あることを特徴とする請求項1記載の樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 空乾性付与型重合体(B)が、乾性油を
    アルコリシス化合物として用いる不飽和ポリエステル樹
    脂であることを特徴とする請求項1記載の樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 (A)成分/(B)成分の重量比率が、
    95/5〜50/50であることを特徴とする請求項1
    〜5記載の樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7に記載された樹脂組成物を
    主成分とすることを特徴とする土木建築材料。
  9. 【請求項9】 請求項1〜7に記載された樹脂組成物を
    主成分とすることを特徴とする被覆材。
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