JPH09156676A - ウエットティッシュ包装体 - Google Patents
ウエットティッシュ包装体Info
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- JPH09156676A JPH09156676A JP7307500A JP30750095A JPH09156676A JP H09156676 A JPH09156676 A JP H09156676A JP 7307500 A JP7307500 A JP 7307500A JP 30750095 A JP30750095 A JP 30750095A JP H09156676 A JPH09156676 A JP H09156676A
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Abstract
ィッシュ包装体において、封入袋内のウエットティッシ
ュを使い尽くすと、プラスチック製の型材も廃棄しなけ
ればならない。 【解決手段】 内部にウエットティッシュ積層体5を収
納した封入袋4と、封入袋4のウエットティッシュ取出
口43部分に対応してプラスチック製の型材3を設けた
ウエットティッシュ包装体において、型材3を包装体の
上面部に対して取外し自在に装着し、該型材3を何度も
転用できるようにする。
Description
シュの積層体を収納した封入袋の中から、ウエットティ
ッシュを順次1枚づつ取出し得るようにしたウエットテ
ィッシュ包装体に関するものである。
布等の基布に使用目的に応じた液体(例えば水に、アル
コール、除菌材、防腐材、香料などを混入した液体)を
含浸させたものである。又、このウエットティッシュ
は、乾燥を防止するために気密性のあるプラスチック製
容器、あるいはフイルム状の封入袋などに収納した状態
で製品とされる。尚、この種の容器入りウエットティッ
シュとしては、プラスチック製容器に収納する場合には
ロール状に巻回したものもあるが、封入袋に収納する場
合には予め矩形に切断したものを順次ジグザグに折畳ん
で多数枚(例えば50〜100枚程度)積層させたもの
が使用される。
装体において、ウエットティッシュ入り封入袋を収納す
る容器としてプラスチック製容器を使用したものでは、
容器全体がかなりの大型となるために、容器製造用の金
型が大型となり、しかもプラスチック材料も多く必要と
なる。従って、プラスチック製容器を使用したもので
は、容器の製造コストが高くなるという欠点があるほ
か、廃棄時に容器が嵩張り、しかも焼却すると高熱量の
発生や有毒ガスの発生等の好ましくない問題が生じる。
トティッシュ包装体が既に市販されている。この図16
に示す従来のウエットティッシュ包装体は、ウエットテ
ィッシュ入り封入袋4Aを紙箱2内に収納し、さらに紙
箱2の上面部21にプラスチック製の型材3を取付けて
構成されている。尚、ウエットティッシュ入り封入袋4
Aを収納する容器として、容器全体を紙箱2で形成でき
ればそれに越したことがないが、ウエットティッシュを
扱う場合、該ウエットティッシュが接触する部分には少
なくとも耐水性を持たせる必要があり、現状では封入袋
4のウエットティッシュ取出口43の近傍にプラスチッ
ク製品を配置している。
て、型材3には、封入袋4のウエットティッシュ取出口
43に対応する位置に開口部32を有する枠体31と、
該枠体31の開口部32を開閉する蓋板33とを有して
いる。蓋板33は、枠体31に対してヒンジとなる連結
部34で連結されていて、該連結部34を中心にして弧
回動開閉される。尚、この型材3は、厚さが1〜2mm程
度の薄形で、紙箱上面部21の面積の約1/2程度の比
較的小面積に形成されている。従って、この型材3に使
用されているプラスチックの量は、従来のプラスチック
製容器の量に比してきわめて少量である。
ュ包装体では、型材3の枠体31部分を紙箱上面部21
に接着剤で強固に接着・固定している。そして、封入袋
4内のウエットティッシュを使い尽くすと、紙箱2及び
型材3は廃棄される。
エットティッシュ包装体において、プラスチック製の型
材3は、少量ではあるがそのまま燃やすには上記した高
熱量の発生や有毒ガスの発生等の問題がある。従って、
ウエットティッシュを使い尽くして廃棄するときに、プ
ラスチック製の型材3を紙箱2から分離して分別廃棄す
る必要があり、そのときに枠体31部分と紙箱上面部2
1とが強固に固着されていると、その引き剥がし作業が
面倒であるという問題がある。又、プラスチック製の型
材3であると、容易に損傷しないにも拘わらず、封入袋
4内のウエットティッシュがなくなる1回の使用だけで
廃棄しなければならないので、資源の無駄使いになると
いう問題もある。
近に対応してプラスチック製の型材を設けたウエットテ
ィッシュ包装体において、該型材を繰り返して使用し得
るようにすることを目的としている。
ッシュ包装体は、上記課題を解決するための手段とし
て、次の構成を有している。
エットティッシュの積層体を収納し且つ上面部にウエッ
トティッシュ取出口を形成した封入袋と、該封入袋を収
納する紙箱と、該紙箱の上面部に設けられるプラスチッ
ク製の型材とを備え、紙箱の上面部には、封入袋のウエ
ットティッシュ取出口に対応する位置に開口部を有し、
型材は、紙箱の開口部に対応する位置に開口部を形成し
た枠体と該開口部を閉塞する蓋板とを有するとともに、
型材を紙箱の上面部に対して取外し自在に装着したこと
を特徴としている。
シュ包装体において、型材の枠体下面と紙箱の上面部と
を接着剤で剥離自在に接着させたことを特徴としてい
る。
シュ包装体において、紙箱の上面部に型材の枠体を着脱
自在に保持できる保持枠を取付けて、該保持枠に型材を
着脱自在に保持させたことを特徴としている。
エットティッシュの積層体を収納し且つ上面部にウエッ
トティッシュ取出口を形成した封入袋の上面部にプラス
チック製の型材を設け、型材は、ウエットティッシュ取
出口に対応する位置に開口部を形成した枠体と該開口部
を閉塞する蓋板とを有するとともに、型材を封入袋の上
面部に対して取外し自在に装着したことを特徴としてい
る。
シュ包装体において、型材の枠体下面と封入袋の上面部
とを接着剤で剥離自在に接着させたことを特徴としてい
る。
シュ包装体において、封入袋の上面部に型材の枠体を着
脱自在に保持できる保持枠を取付けて、該保持枠に型材
を着脱自在に保持させたことを特徴としている。
エットティッシュの積層体を収納した封入袋の上面部に
プラスチック製の型材を設け、封入袋の上面部に型材の
面積とほぼ同大きさの開口を設け、封入袋上面部の下面
に、前記開口を閉塞し得る面積を有し且つ該開口に対応
する位置にウエットティッシュ取出口を形成したシート
を貼着し、型材は、ウエットティッシュ取出口に対応す
る位置に開口部を形成した枠体と該開口部を閉塞する蓋
板とを有するとともに、型材の枠体下面とシートの上面
部とを接着剤で剥離自在に接着させたことを特徴として
いる。
とができる。
所定面積の矩形に切断されたウエットティッシュを適数
枚順次ジグザグに折畳んで積層したものが使用可能であ
る。又、このウエットティッシュは、例えば紙や不織布
等の基布に使用目的に応じた液体(例えば水に、アルコ
ール、除菌材、防腐材、香料などを混入した液体)を含
浸させたものである。
ルム材で形成されている。尚、この封入袋は、内部に所
定量のウエットティッシュ積層体を収容した状態で例え
ばヒートシールにより密封されている。
ば長穴状のもの、楕円形のもの、単に線状に切断したも
の、ミシン目を付与して使用時に開口せしめ得るように
したもの等の適宜の形状のものが採用可能である。
用したものでは、該紙箱上面部に形成された開口部を、
型材枠体の開口部より大きくすることが好ましい。又、
この場合、紙箱側の開口部の周縁部が型材枠体側の開口
部の周縁部で被覆されるようにするとよい。
して取外し自在に装着されているが、この型材の装着構
造として、請求項2又は請求項5のように接着剤による
接着を採用する場合には、予め製品出荷段階で紙箱上面
部あるいは封入袋上面部に接着剤を塗布しておき、該接
着剤部分に剥離紙を貼着しておくとよい。又、請求項3
又は請求項6のように、紙箱上面部あるいは封入袋上面
部に保持枠を取付けて、該保持枠に型材の枠体を着脱自
在に保持させる場合には、上記接着剤塗布の場合と同様
に予め製品出荷段階で紙箱上面部あるいは封入袋上面部
に保持枠を固着させておくとよい。
面にシートを貼着して、該シート上に型材を接着させる
ようにしたものでは、次のように構成することができ
る。即ち、封入袋上面部には、開口を形成すべき位置に
切断用のミシン目を付設しておく。このミシン目で囲わ
れた部分は、製品使用時に切除されるものである。他
方、封入袋上面部の下面に貼着されるシートには、該シ
ートおける型材の開口部が対応する部分を除いた面積部
分に接着剤を塗布しておき、該接着剤塗布部分における
外周部分を封入袋上面部の開口の周縁部下面に接着させ
ておく。この状態では、シートにおける接着剤塗布部分
は、封入袋上面部の切除片部分にも跨がっているが、該
切除片の下面におけるシート側の接着剤が対応する部分
には剥離を容易にする加工(樹脂コーティング)を施し
ておくとよい。そして、この請求項7のウエットティッ
シュ包装体では、封入袋上面部に切除片を付けたままで
出荷し、消費者が使用するときに、該切除片を切除して
シートの接着剤塗布部分を露出させ、その接着剤塗布部
分に型材の枠体下面を接着させるようにする。
2、3又は上記請求項5、6あるいは上記請求項7のほ
かに、例えば型材の枠体を紙箱上面部又は封入袋上面部
に対して吸盤で取外し自在に吸着させる構造のものを採
用してもよい。
の実施形態を説明すると、図1〜図5には本願第1実施
形態、図6〜図7には本願第2実施形態、図8〜図10
には本願第3実施形態、図11には本願第4実施形態、
図12〜図15には本願第5実施形態のウエットティッ
シュ包装体が示されている。尚、図1〜図5の第1実施
形態は本願請求項1及び2に対応し、図6〜図7の第2
実施形態は本願請求項3に対応し、図8〜図10の第3
実施形態は本願請求項4及び5に対応し、図11の第4
実施形態は本願請求項6に対応し、図12〜図15の第
5実施形態は本願請求項7に対応するものである。
ティッシュ包装体X1は、内部にウエットティッシュ6
の積層体5を収納した封入袋4と、該封入袋4の外側を
被覆する紙箱2と、紙箱2の上面部21に取付けられる
プラスチック製の型材3とを備えている。
型材3を繰り返して使用できるようにしており、製品出
荷形態では、図1に示すように、紙箱2内にウエットテ
ィッシュ入り封入袋4Aを収納した包装体1Aと、型材
3とが分離されている。そして、型材3を一度購入する
と、後は包装体1Aのみを購入すればよい。
ッシュ積層体5は、図2に示すように、所定面積の矩形
に切断されたウエットティッシュ6を例えば50〜10
0枚程度、左右各側からジグザグに折畳んで積層したも
のである。又、このウエットティッシュ6には、例えば
紙や不織布等の基布に使用目的に応じた液体(例えば水
に、アルコール、除菌材、防腐材、香料などを混入した
液体)を含浸させている。
イルム材で形成されている。この封入袋4としては、例
えばアルミ箔をラミネートしたポリエステルフイルムに
ヒートシール性を付与するためにポリエチレンフイルム
を内層させた3層フイルムが適当である。そして、この
封入袋4は、内部に所定量のウエットティッシュ積層体
5を収容した状態でヒートシールにより密封している。
ットティッシュ取出口43が形成されている。このウエ
ットティッシュ取出口43は、図示例では長穴状に形成
しているが、楕円形のもの、単に線状に切断したもの、
ミシン目を付与して使用時に開口せしめ得るようにした
もの等の適宜の形状に形成できる。又、出荷時には、該
ウエットティッシュ取出口43はシール材44で密閉さ
れている。尚、このウエットティッシュ取出口43は、
ミシン目を入れて切取りし得るようにしておき、さらに
そのウエットティッシュ取出口43部分の切除片とシー
ル材44とを強力な接着剤で接着させておいて、該シー
ル材44を剥がしたときに、切除片がシール材44に接
着されたまま切除される(ウエットティッシュ取出口4
3が自動的に開放される)ようにしてもよい。
る。又、紙箱2の上面部21には、紙箱2内に収納され
る封入袋4のウエットティッシュ取出口43に対応する
位置に、型材3を嵌合させるためのかなり大きな開口部
22が形成されるが、この開口部22は、この第1実施
形態では、製品出荷時に開口部形成用のミシン目23で
略矩形に区画している。そして、この開口部22は、使
用時にミシン目23で切り離して、内部の切除片24を
図2の符号24′で示すように切除して形成する。
外周部分を被覆する環状の枠体31と該枠体31内の開
口部32を閉塞する蓋板33とを有している。この型材
3の面積は、紙箱上面部21の面積の約1/2程度とな
っており、又、枠体31及び蓋板33の肉厚さは1〜2
mm程度に形成されている。従って、型材3に使用されて
いるプラスチックの量は極めて少なくなる。
34で連結されており、該蓋板33を枠体31に対して
連結部34を中心にして上下に弧回動開閉し得るように
なっている。枠体31の下面には、適宜小深さ(例えば
3〜5mm程度)だけ下向きに突出する略矩形の環状突出
部35が一体形成されている。この環状突出部35の外
形は、紙箱上面部21に形成した開口部22と同形同大
きさとなっている。
7で取外し自在に接着される。接着剤7は、紙箱開口部
22の外周上面における型材3の枠体31と同形状の面
積部分だけ塗布されている。そして、この包装体1A
は、接着剤7の塗布部分を、略矩形の剥離紙71で被覆
した状態で出荷される。又、この接着剤7の接着力は、
型材3の枠体31を接着させたときに、該型材3を安定
状態で位置保持できるとともに、枠体31を紙箱上面部
21に対して少し強く引けば該枠体31をきれいに剥離
させることができる程度のものが使用されている。
装体X1を使用するときには、包装体1Aの剥離紙71
を剥がして接着剤7の塗布部分を露出させ、且つ紙箱上
面部21の切除片24をミシン目23で切り離した後
(図3の状態)、型材3の枠体31部分を紙箱開口部2
2に位置合わせして該枠体31下面を接着剤7部分に押
し付けて接着させる、すると、図4及び図5に示すよう
に型材3を包装体1Aの上面にセットできる。尚、封入
袋4のウエットティッシュ取出口43を被覆しているシ
ール材44は、ウエットティッシュ6を取出すときに剥
がせばよい。
1では、蓋板33を符号33′(図4及び図5)で示す
ように上方に弧回動開放させて、ウエットティッシュ取
出口43から封入袋4内のウエットティッシュ6を順次
1枚づつ引き出すことができるようになっている。又、
このようにウエットティッシュ6を引き出したときに
は、封入袋4内の後続のウエットティッシュの一部(符
号6a)がウエットティッシュ取出口43から上部に臨
出するようになり、次のウエットティッシュ引き出し作
業が容易となる。封入袋4内のウエットティッシュが無
くなると、紙箱2の上面部21から型材3を剥がして分
離させ、空の包装体1Aのみを廃棄する。そして、上記
と同様に、新しい包装体1Aの剥離紙71を剥がし、紙
箱上面部21の切除片24を切り離して、分離させた型
材3の枠体31を接着剤7部分に接着させれば、該型材
3を何度も転用できる。
装体X1では、外装体に紙箱2を使用しているが、封入
袋4のウエットティッシュ取出口43に対応する部分に
プラスチック製の型材3を使用しているので、取出した
ウエットティッシュ6で紙箱2が湿ることがない。又、
このウエットティッシュ包装体X1では、プラスチック
製の型材3部分を繰り返して使用することができるの
で、型材3を一度購入すれば、後は包装体1Aのみを購
入すればよく、従って該型材3を何度も転用できる。
又、ウエットティッシュ6を使い尽くしたときに、プラ
スチック製の型材3を廃棄しなくてもよいので、焼却時
の高熱量の発生や有毒ガスの発生等の問題が生じないと
ともに、分別廃棄の手間が不要となる。
ュ包装体X1では、ウエットティッシュ入り封入袋4A
を紙箱2で被覆しているので、封入袋4を剥き出しにし
たもののように見映えが悪くならず、しかもウエットテ
ィッシュ包装体が全体として保形性を有するようにな
る。さらに、外装体を紙箱2で形成すると、ウエットテ
ィッシュ6を使い尽くした後の廃棄時に、該紙箱2を小
さく折畳むことができる。又、プラスチック製の型材3
部分の体積は比較的小さいので、外装体全体をプラスチ
ック製としたものに比して金型が小さくてよく、全体の
製造コストが安価となる。
ティッシュ包装体X2は、包装体1Aの上部に装着され
る型材3の装着構造の変形例を示している。この第2実
施形態では、ウエットティッシュ入り封入袋4A及び紙
箱2は、第1実施形態のものと同様に構成されている。
そして、この第2実施形態のウエットティッシュ包装体
X2では、ウエットティッシュ入り封入袋4Aを収納し
た紙箱2の上面部21に、型材3の枠体31を着脱自在
に保持するための保持枠8を取付けている。この保持枠
8は、型材3の枠体31の外形とほぼ同形の環状枠81
を有しており、該環状枠81の下面を紙箱上面部21に
接着剤で固着させている。環状枠81には、型材枠体3
1の対向する両側縁部31a,31aをスライドさせる
2つの側溝82,82と、その奥部にストッパーとなる
奥溝83とが平面視コ形に一体形成されている。各側溝
82,82と奥溝83とは、断面コ形に形成されてお
り、型材枠体31の外周縁部31a,31a,31bを
それぞれ嵌入・保持し得るようになっている。尚、環状
枠81における溝のない部分は、高さを低くしており、
型材枠体31の対向側縁部31a,31aを各側溝8
2,82内に差し込むための差込み口84としている。
奥溝83部分には、型材3の枠体31を各溝に嵌入させ
たときに、該枠体31を位置保持させる小突起85,8
5が形成されている。尚、この保持枠8は、プラスチッ
ク製であるが、プラスチック使用量はきわめて少ない。
出部分はなく、該下面が平面状態に形成されている。
又、該枠体31の上面には、蓋板33を囲うようにして
小突壁36が形成されている。この小突壁36の上面高
さは蓋板33の上面と同高さとなっている。
装体X2では、紙箱2の上面部21に保持枠8を固着し
た保持枠つき包装体1Bの状態で出荷される。又、型材
3を一度購入すれば、後は保持枠つき包装体1Bのみを
購入すればよい。そして、このウエットティッシュ包装
体X2を使用するには、紙箱2の上面部21の切除片2
4をミシン目23で切り離し、型材3の枠体31の対向
側縁部31a,31aを保持枠8の差込み口84から各
側溝82,82内に挿入し、該枠体31の先端部31b
が奥溝83内に嵌入するまでスライドさせる。枠体31
の先端部31bが奥溝83内に嵌入した状態では、奥溝
83の小突起85,85が枠体先端部31bを圧迫して
該枠体31が不用意に抜け出さないように保持される。
尚、型材3を装着した状態で、枠体31を差込み口84
側に強く押すと、枠体先端部31bを小突起85,85
から外すことができ、該型材3を差込み口84から抜き
外すことができる。又、このウエットティッシュ包装体
X2では、型材3の装着状態で、蓋板33を符号33′
(図7)で示すように弧回動開放させると、封入袋4内
のウエットティッシュ6をウエットティッシュ取出口4
3から順次1枚づつ取出すことができる。そして、この
ウエットティッシュ包装体X2では、封入袋4内のウエ
ットティッシュ6を使い尽くすと、型材3を保持枠8か
ら取外して、該型材3を新しい保持枠つき包装体1Bに
装着して使用できる。
トティッシュ包装体X3は、ウエットティッシュ積層体
5を収納した封入袋4の上面部41に、接着剤7を塗布
しておき、型材3の枠体31下面を直接封入袋上面部4
1に接着させるようにしている。この第3実施形態で
は、ウエットティッシュ入り封入袋4Aの上面部41に
おける、ウエットティッシュ取出口43を囲う位置にお
いて、型材3の枠体31と同形状の範囲に接着剤7を塗
布し、該接着剤7の塗布部分を略矩形の剥離紙71で被
覆している。又、封入袋4のウエットティッシュ取出口
43部分は、予めミシン目45が施されている。このミ
シン目45部分は、ごく一部を残して切り目線を入れて
おり、ミシン目45内の切除片43aを容易に引きちぎ
り得るようにしている。他方、剥離紙71の裏面におけ
るウエットティッシュ取出口43に対応する部分には、
接着力の強い接着剤72が塗布されており、図8に示す
ように剥離紙71を封入袋4の上面部41に被覆した状
態では、該接着剤72がウエットティッシュ取出口43
部分の切除片43a上面に強力に接着されている。尚、
剥離紙71の裏面における、封入袋上面部41上の接着
剤7が対応する部分(図9の符号73で示す2点鎖線部
分の外側)には、剥離用樹脂がコーティングされてい
る。
装体X3では、図8に示すようにウエットティッシュ入
り封入袋4Aの上面の接着剤7塗布部分に剥離紙71を
被覆させた包装体1Cの状態で出荷される。又、型材3
を一度購入すれば、後は包装体1Cのみを購入すればよ
い。そして、このウエットティッシュ包装体X3を使用
するには、封入袋上面部41から剥離紙71を剥がし、
封入袋上面部41の接着剤7部分に型材3の枠体31下
面を接着させればよい。又、剥離紙71を封入袋上面部
41から剥がしたときに、封入袋上面部41の切除片4
3aが強力な接着剤72で接着されているので、該切除
片43aが剥離紙71に接着したまま切除されるように
なり、ウエットティッシュ取出口43を自動的に開放さ
せることができるようになっている。又、この場合も、
封入袋4内のウエットティッシュ6が無くなると、型材
3を封入袋4から剥離させて、該型材3を次の包装体1
Cに転用できる。
ッシュ包装体X4は、ウエットティッシュ入り封入袋4
Aの上面に、上記第2実施形態の場合と同様の保持枠8
を固着させた包装体1Dの状態で出荷される。この第4
実施形態における保持枠8及び型材3は、第2実施形態
のものと同様に構成されている。そして、この第4実施
形態のウエットティッシュ包装体X4でも、第2実施形
態のものと同様に、型材3の枠体31部分をウエットテ
ィッシュ入り封入袋4A上に固着した保持枠8に着脱自
在に装着される。又、封入袋4内のウエットティッシュ
が無くなれば、型材3を分離させて空の保持枠つき封入
袋のみを廃棄し、その分離させた型材3を新しい包装体
1Dに転用して使用できる。
ットティッシュ包装体X5は、ウエットティッシュ積層
体5を収納した封入袋4の上面部41の下面に、接着剤
7を塗布したシート10を貼着しており、型材3の枠体
31下面を該シート10の接着剤塗布部分に接着させる
ようにしている。この第5実施形態では、封入袋4の上
面部41には、型材3の外形とほぼ同大きさの切除用ミ
シン目46が形成されている。尚、このミシン目46内
の切除片47は、製品を使用するまではそのまま上面部
41に連続させており、製品使用時に該切除片47をミ
シン目46で切断して切除する。尚、切除片47の下面
には、後述するように接着剤7から容易に剥離するする
ための樹脂コーティングを施しておくとよい。
1おける、型材3の開口部32が対応する部分を除いた
面積部分に予め接着剤7を塗布しておく。そして、封入
袋4を成形する前に、該シート10を封入袋上面部41
の下面に対して、接着剤塗布部分7がミシン目46部分
を内外に跨がるようにして接着させておく。この状態で
は、シート10における接着剤塗布部分7は、封入袋上
面部41の切除片47部分にも跨がっているが、該切除
片47の下面におけるシート側の接着剤7が対応する部
分に剥離用の樹脂コーティングを施しておくと、後で切
除片47を切除・分離させる際に、該切除片47を容易
に剥離させることができる。又、シート10における型
材3の開口部32が対応する位置には、ウエットティッ
シュ取出口12が形成されている。
装体X5では、図12に示すように封入袋上面部41に
切除片47を付けたままの状態(ウエットティッシュ入
りの包装体1Eの状態)で出荷される。又、型材3を一
度購入すれば、後は包装体1Eのみを購入すればよい。
そして、消費者が使用するときに、図13に示すように
切除片47を切除して、その開口48からシート10の
接着剤塗布部分7を露出させ、その接着剤塗布部分7に
型材3の枠体31下面を接着させる。尚、枠体31の外
形を封入袋上面部41の開口48よりごく僅かに大きく
しておけば、型材3をシート10の上面部11に接着さ
せたときに、枠体31の外周部で開口48の周縁部を隠
すことができる。又、この場合も、封入袋4内のウエッ
トティッシュ6が無くなると、型材3を封入袋4から剥
離させて、該型材3を次の包装体1Eに転用できる。
ティッシュ包装体X3〜X5では、封入袋4が剥き出しの
ままで使用される(紙箱がない)ので、見栄えは少し悪
くなるが、紙箱が無い分、安価に製作できる。
箱2の上面あるいは封入袋4の上面に取外し自在に装着
する手段として、例えば型材3の枠体31の下面に吸盤
を取付けておいて、該吸盤で紙箱上面あるいは封入袋上
面に着脱自在に吸着させるようにすることもできる。
ィッシュ包装体では、紙箱2又は封入袋4の上面部(2
1,41)に、プラスチック製の型材3を取外し自在に
装着しているので、封入袋4内のウエットティッシュ6
を使い尽くしたときに、型材3を分離させてその型材3
を次の新しい包装体(1A,1B,1C,1D,1E)
に転用することができる。従って、型材3を有効利用で
きるという効果がある。又、型材3をを廃棄しないでよ
いので、図16の場合のようにプラスチック部分を分別
廃棄する手間が不要となり、しかも焼却時の環境問題も
解消(あるいは大幅に緩和)できるという効果がある。
の斜視図。
剥がした状態の斜視図。
態の斜視図。
の斜視図
の斜視図。
剥がした状態の斜視図。
た状態の斜視図。
体の斜視図。
体の斜視図。
片を切除した状態の斜視図。
状態の縦断面図。
袋、5はウエットティッシュ積層体、6はウエットティ
ッシュ、7は接着剤、8は保持枠、10はシート、11
はシート上面部、12はウエットティッシュ取出口、2
1は紙箱上面部、22は開口部、31は枠体、32は開
口部、33は蓋板、41は封入袋上面部、43はウエッ
トティッシュ取出口である。
Claims (7)
- 【請求項1】 内部にウエットティッシュ(6)の積層
体(5)を収納し且つ上面部(41)にウエットティッ
シュ取出口(43)を形成した封入袋(4)と、該封入
袋(4)を収納する紙箱(2)と、該紙箱(2)の上面
部(21)に設けられるプラスチック製の型材(3)と
を備え、 前記紙箱(2)の上面部(21)には、前記封入袋
(4)のウエットティッシュ取出口(43)に対応する
位置に開口部(22)を有し、 前記型材(3)は、紙箱(2)の開口部(22)に対応
する位置に開口部(32)を形成した枠体(31)と該
開口部(32)を閉塞する蓋板(33)とを有するとと
もに、 前記型材(3)を前記紙箱(2)の上面部(21)に対
して取外し自在に装着した、 ことを特徴とするウエットティッシュ包装体。 - 【請求項2】 型材(3)の枠体(31)下面と紙箱
(2)の上面部(21)とを接着剤(7)で剥離自在に
接着させたことを特徴とする請求項1に記載のウエット
ティッシュ包装体。 - 【請求項3】 紙箱(2)の上面部(21)に型材
(3)の枠体(31)を着脱自在に保持できる保持枠
(8)を取付けて、該保持枠(8)に型材(3)を着脱
自在に保持させたことを特徴とする請求項1に記載のウ
エットティッシュ包装体。 - 【請求項4】 内部にウエットティッシュ(6)の積層
体(5)を収納し且つ上面部(41)にウエットティッ
シュ取出口(43)を形成した封入袋(4)の上面部
(41)にプラスチック製の型材(3)を設け、 前記型材(3)は、前記ウエットティッシュ取出口(4
3)に対応する位置に開口部(32)を形成した枠体
(31)と該開口部(32)を閉塞する蓋板(33)と
を有するとともに、 前記型材(3)を前記封入袋(4)の上面部(41)に
対して取外し自在に装着した、 ことを特徴とするウエットティッシュ包装体。 - 【請求項5】 型材(3)の枠体(31)下面と封入袋
(4)の上面部(41)とを接着剤(7)で剥離自在に
接着させたことを特徴とする請求項4に記載のウエット
ティッシュ包装体。 - 【請求項6】 封入袋(4)の上面部(41)に型材
(3)の枠体(31)を着脱自在に保持できる保持枠
(8)を取付けて、該保持枠(8)に型材(3)を着脱
自在に保持させたことを特徴とする請求項4に記載のウ
エットティッシュ包装体。 - 【請求項7】 内部にウエットティッシュ(6)の積層
体(5)を収納した封入袋(4)の上面部(41)にプ
ラスチック製の型材(3)を設け、 前記封入袋(4)の上面部(41)に前記型材(3)の
面積とほぼ同大きさの開口(48)を設け、 前記封入袋上面部(41)の下面に、前記開口(48)
を閉塞し得る面積を有し且つ該開口(48)に対応する
位置にウエットティッシュ取出口(12)を形成したシ
ート(10)を貼着し、 前記型材(3)は、前記ウエットティッシュ取出口(1
2)に対応する位置に開口部(32)を形成した枠体
(31)と該開口部(32)を閉塞する蓋板(33)と
を有するとともに、 前記型材(3)の枠体(31)下面と前記シート(1
0)の上面部(11)とを接着剤(7)で剥離自在に接
着させた、 ことを特徴とするウエットティッシュ包装体。
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- 1995-11-27 JP JP30750095A patent/JP3666958B2/ja not_active Expired - Fee Related
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