JPH09156228A - 感熱記録材料 - Google Patents

感熱記録材料

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JPH09156228A
JPH09156228A JP7344964A JP34496495A JPH09156228A JP H09156228 A JPH09156228 A JP H09156228A JP 7344964 A JP7344964 A JP 7344964A JP 34496495 A JP34496495 A JP 34496495A JP H09156228 A JPH09156228 A JP H09156228A
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JP7344964A
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Kunio Hayakawa
邦雄 早川
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/30Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used using chemical colour formers

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像部及び地肌部の保存性に優れ、特に耐溶
剤性での地肌保存性に優れた感熱記録材料を提供する。 【解決手段】 A)含窒素複素環化合物、B)糖類、
C)酸性物質(芳香族スルホン酸誘導体、リン酸誘導体
等)を含有し、加熱により発色する発色層を有する感熱
記録材料において、A)成分、B)成分のうち少なくと
も1成分がマイクロカプセル化されていることを特徴と
する感熱記録材料。および、該発色層に更にカルバミン
酸エステル化合物、スルホンアミド化合物、芳香族メト
キシ化合物から選ばれた化合物を含有させることを特徴
とする前記感熱記録材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像及び地肌の保
存性、耐溶剤性に優れた感熱記録材料に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】感熱記録材料は一般に、支持体上に電子
供与性の無色または淡色の染料前駆体と電子受容性の顕
色剤とを主成分とする感熱記録層を設けたもので、熱ヘ
ッド、熱ペン、レーザー光等で加熱することにより、染
料前駆体と顕色剤とが瞬時反応し、記録画像が得られる
ものであり、特公昭43−4160号、特公昭45−1
4039号公報等に開示されている。このような感熱記
録材料は、比較的簡単な装置で記録が得られ、保守が容
易であること、騒音の発生が少ないなどの利点があり、
近年、電子計算機、ファクシミリ、券売機、ラベルプリ
ンター、レコーダー等の記録材料として広範囲な分野に
利用されている。
【0003】このような電子供与性染料前駆体と電子受
容性顕色剤を用いた感熱記録材料は、外観がよい、感触
がよい、発色濃度が高い等の優れた特性を有している反
面、記録画像部が、ポリ塩化ビニルなどのプラスチック
等と接触し、プラスチック中に含有される可塑剤や添加
剤などにより消失したり、あるいは食品や化粧品等に含
有される薬品と接触して、容易に記録画像部が消色また
は地肌部が発色するなど、記録材料としての保存性が劣
るという欠点を有していた。
【0004】一方、不可逆反応を利用した感熱記録材料
として、有機還元剤やキレート化剤などを電子供与体と
し、有機金属塩を電子受容体とする金属塩系感熱記録材
料(特公昭32−8787号公報、特公昭34−648
5号公報参照)、イミノ化合物とイソシアナート化合物
からなる感熱記録材料(特開昭58−38733号公
報、特開昭58−54085号公報参照)、アルデヒド
化合物と活性メチレン基を有する有機縮合化合物及び顕
色剤からなる感熱記録材料(特開平4−221675号
公報参照)等が知られているが、これら感熱記録材料は
記録画像の安定性は優れているものの、地肌の着色やカ
ブリ及び熱感度が遅い等の欠点を有している。
【0005】更に、信頼性の高い感熱記録材料として、
本発明者等は先に特願平5−48642号に含窒素複素
環化合物、糖類、酸性物質を利用した記録材料を既に提
案しており、画像信頼性の高さは明らかになっている。
しかし、アルコールやアセトンといった発色成分を溶解
する溶剤に対する地肌信頼性は必ずしも充分ではなかっ
た。また、この発色系はスルホン酸やリン酸といった水
溶性の強酸性物質を酸性物質として利用することが原理
上好ましいことが明らかであるが、水溶性であるために
発色液が調合時に液かぶりを起こし、これらの物質が利
用できないでいた。前記公報の中でアルコールやアセト
ンに対する地肌部の信頼性向上が可能な手段、更に印字
時にスルホン酸を発生させる手段として、熱分解性スル
ホン酸エステル化合物の利用も提案しているが、動的熱
感度が遅くなる傾向があり、必ずしも充分満足のいく手
段とは言えない。
【0006】ところで、マイクロカプセルを利用した感
熱記録材料として、特開平3−7378号公報に記載さ
れているような、ロイコ染料をマイクロカプセル化した
透明な感熱記録材料、特開平5−568号公報に記載さ
れているような、ジアゾ化合物をマイクロカプセル化し
た多色感熱記録材料、特開平5−24342号公報に記
載されているように、特定の色素とジアゾニウム塩をマ
イクロカプセル化したレーザー感熱記録材料、特開平4
−249194号公報や特開平4−259594号公報
に記載されているように、発色成分を凝集させてマイク
ロカプセル化した感熱記録材料等のアイデアが知られて
いる。しかし、いずれも既存の発色材料系にマイクロカ
プセルを応用したものであり、新規な発色材料に利用し
たものではない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、画像部及び
地肌部の保存性に優れ、特に耐溶剤性での地肌保存性に
優れた感熱記録材料を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、A)含
窒素複素環化合物、B)糖類、C)酸性物質を含有し、
加熱により発色する発色層を有する感熱記録材料におい
て、A)成分、B)成分のうち少なくとも1成分がマイ
クロカプセル化されていることを特徴とする感熱記録材
料が提供され、また、カプセルの内包物として、更に高
沸点不活性有機溶媒を同時に含むことを特徴とする上記
感熱記録材料が提供され、また、カプセルの壁が、ポリ
ウレタン又はポリウレアからなることを特徴とする上記
感熱記録材料が提供される。更に、前記、B)糖類が、
ペントース、ヘキソース又はデオキシ糖であることを特
徴とする上記感熱記録材料が提供され、また、前記、
C)酸性物質が、芳香族スルホン酸誘導体又はリン酸誘
導体であることを特徴とする上記感熱記録材料が提供さ
れ、また、前記発色層は、更にカルバミン酸エステル化
合物を含有することを特徴とする上記の感熱記録材料が
提供され、また、前記発色層は、更にスルホンアミド化
合物を含有することを特徴とする上記感熱記録材料が提
供され、また、前記発色層は、更に芳香族メトキシ化合
物を含有することを特徴とする上記感熱記録材料が提供
される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
まず、本発明で利用するマイクロカプセルは、室温では
隔離作用があり発色成分同士の接触を妨げる機能を有
し、加熱により温度が上昇した際には物質の透過性が上
がり発色成分同士が接触して発色する機能を有すること
が望まれる。こうした機能を有する壁材料としては、ポ
リウレタン、ポリウレア、ポリエステル、ポリカーボネ
ート、ポリスチレン、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、メ
ラミン−ホルムアルデヒド樹脂、スチレン−アクリル共
重合体、スチレン−メタクリレート共重合体等が挙げら
れる。これら高分子材料のうちポリウレタン及びポリウ
レアが特に好ましい。
【0010】本発明で使用するマイクロカプセルは、
A)含窒素複素環化合物またはB)糖類を高沸点不活性
有機溶剤に溶解した後水中に乳化し、その油滴の周囲に
高分子物質の壁を形成してマイクロカプセル化すること
が好ましく、界面重合法、in−situ法が適用され
る。ここで高沸点不活性有機溶剤は乳化時の粒子径の微
小安定化に有効であり、そのままカプセル内に内包され
る。従って、本発明で利用するマイクロカプセルは、
A)含窒素複素環化合物、またはB)糖類が高沸点不活
性有機溶剤に溶解した状態で存在している。このように
溶解状態にしておくことは芯剤の加熱融解が不要になり
更に、発色成分同士の接触もし易くなることから好まし
い。
【0011】ここで、本発明で使用する高沸点不活性有
機溶剤としては、リン酸エステル、フタル酸エステル、
カルボン酸エステル、脂肪族アミド、アルキル化ビフェ
ニル、アルキル化ターフェニル、塩素化パラフィン、ア
ルキル化ナフタレン、ジアリールエタン等であり、具体
的にはリン酸トリクレジル、リン酸トリオクチル、リン
酸オクチルジフェニル、リン酸トリシクロヘキシル、フ
タル酸ジブチル、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジラウ
リル、フタル酸ジシクロヘキシル、オレイン酸ブチル、
ジエチレングリコールジベンゾエート、セバシン酸ジオ
クチル、セバシン酸ジブチル、アジピン酸ジオクチル、
トリメリット酸トリオクチル、クエン酸アセチルトリエ
チル、マレイン酸オクチル、マレイン酸ジブチル、イソ
プロピルビフェニル、イソアミルビフェニル、塩素化パ
ラフィン、ジイソプロピルナフタレン、1,1−ジトリ
ルエタン、2,4−ジターシャリアミノフェノール、
N,N−ジブチル−2−ブトキシ−5−ターシャリオク
チルアニリン等が挙げられる。
【0012】本発明で好ましい壁材であるポリウレタ
ン、又はポリウレアのマイクロカプセルを、界面重合
法、in−situ法でつくる際に利用する材料として
は、多価イソシアネートとポリオールまたは水等が挙げ
られる。多価イソシアネートの例としては、m−フェニ
レンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネー
ト、2,6−トリレンジイソシアネート、2,4−トリ
レンジイソシアネート、ナフタレン−1,4−ジイソシ
アネート、ジフェニルメタン4,4−ジイソシアネー
ト、3,3−ジメトキシ−4,4−ビフェニルジイソシ
アネート3,3−ジメチルジフェニルメタン−4,4−
ジイソシアネート、キシレン−1,4−ジイソシアネー
ト、4,4−ジフェニルプロパンジイソシアネート、ト
リメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシ
アネート、プロピレン−1,2−ジイソシアネート、ブ
チレン−1,2−ジイソシアネート、シクロヘキシレン
−1,2−ジイソシアネート、シクロヘキシレン−1,
4−ジイソシアネート、4,4,4−トリフェニルメタ
ントリイソシアネート、トルエン−2,4,6−トリイ
ソシアネート、4,4−ジメチルジフェニルメタン−
2,2,5,5−テトライソシアネート、ヘキサメチレ
ンジイソシアネートとトリメチロールプロパンの付加
物、2,4−トリレンジイソシアネートとトリメチロー
ルプロパンの付加物、キシリレンジイソシアネートとト
リメチロールプロパンの付加物、トリレンジイソシアネ
ートとヘキサントリオールの付加物等がある。
【0013】またポリオールの例としては、1,3−プ
ロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペ
ンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−
ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、プロピ
レングリコール、2,3−ジヒドロキシブタン、1,2
−ジヒドロキシブタン、1,3−ジヒドロキシブタン、
2,2−ジメチル1,3−プロパンジオール、2,4−
ペンタンジオール、2,5−ヘキサンジオール、3−メ
チル−1,5−ペンタンジオール、1,4−シクロヘキ
サンジメタノール、ジヒドロキシシクロヘキサン、ジエ
チレングリコール、1,2,6−トリヒドロキシヘキサ
ン、フェニルエチレングリコール、1,1,1−トリメ
チロールプロパン、ヘキサントリオール、ペンタエリス
リトール、グリセリン、1,4−ジ(2−ヒドロキシエ
トキシ)ベンゼン、レゾルシノールジヒドロキシエチル
エーテル、p−キシリレングリコール、m−キシリレン
グリコール、α,α−ジヒドロキシ−p−ジイソプロピ
ルベンゼン等が挙げられる。
【0014】本発明においてマイクロカプセルをつくる
際に水溶性高分子を用いることができ、かかる水溶性高
分子はアニオン性、カチオン性、両性いずれでも良い。
こうした水溶性高分子の例を挙げると、アラビアゴム、
アルギン酸、カルボキシメチルセルロース、フタル化ゼ
ラチン、硫酸化ゼラチン、硫酸化セルロース、リグニン
スルホン酸、無水マレイン共重合体、アクリル酸重合
体、ポリビニルアルコール、カルボキシ変性ポリビニル
アルコール、エチルセルロース、ゼラチン等がある。
【0015】本発明において用いられるA)含窒素複素
環化合物としては、下記一般式(I)で表される化合物
が好ましい。
【化1】 (式中、R1は、ハロゲン原子、置換もしくは未置換の
アルキル基、置換もしくは未置換のアリール基、置換も
しくは未置換のアラルキル基を表し、R2、R3、R4
水素原子、R1と同じ基を表す。)
【0016】上記R1の具体例としては、メチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、イソ
ブチル基、tert−ブチル基、クロロメチル基、ヒド
ロキシエチル基、メトキシエチル基、フェノキシエチル
基、ピリジルエチル基、ジクロロフェノキシエチル基な
どのハロゲン原子、カルボニル基、シアノ基、アルコキ
シカルボニル基、オキサ基、アリールオキシカルボニル
基、置換アミノ基、ヒドロキシ基、などで置換していて
もよいアルキル基、フェニル基、トリル基、クロロフェ
ニル基、メトキシフェニル基、アセチルフェニル基、シ
アノフェニル基、ヒドロキシフェニル基、トリフルオロ
メチルフェニル基、メタンスルホニルフェニル基、ナフ
チル基、ニトロフェニル基などのアルキル基、アルコキ
シ基、アリールオキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、ニ
トロ基、アシル基、アリールスルホニル基、ヒドロキシ
基、カルボキシル基等の1個以上で置換されていても良
いフェニル基、ナフチル基、ベンジル基、フェネチル
基、クロロベンジル基、ジクロロベンジル基、ニトロベ
ンジル基、ヒドロキシベンジル基、メチルベンジル基、
シアノベンジル基、メトキシベンジル基などのアルキル
基、アルコキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ
基、ヒドロキシ基などの1個以上で置換されていても良
いアラルキル基等が挙げられる。
【0017】一般式(I)で表される化合物として具体
例を挙げると次のようなものが挙げられるが必ずしもこ
れらに限定されるものではない。1−メチルインドー
ル、1−エチルインドール、1−フェニルインドール、
1−ベンジルインドール、1,2−ジメチルインドー
ル、1−メチル−2−フェニルインドール、1−メチル
−2−エチルインドール、1,3−ジメチルインドー
ル、5−クロロ−1−メチル−2−フェニルインドー
ル、5−ヒドロキシ−1,2−ジメチルインドール、5
−メトキシ−1,2−ジメチルインドール、2−メチル
−2−クロロメチルインドール、1−メチル−2−トリ
ルインドール等。
【0018】また、本発明において用いられるA)含窒
素複素環化合物としては、下記一般式(II)で表される
化合物も好ましい。
【化2】 (式中、R5、R6、R7は、水素原子、ハロゲン原子、
置換もしくは未置換のアルキル基、置換もしくは未置換
のアリール基、置換もしくは未置換のアラルキル基を表
す。)
【0019】一般式(I)で表される化合物として具体
例を挙げると次のようなものが挙げられるが必ずしもこ
れらに限定されるものではない。カルバゾール、9−ア
セチルカルバゾール、9−ベンゾイルカルバゾール、9
−ベンジルカルバゾール、9−ブチルカルバゾール、9
−エチルカルバゾール、9−メチルカルバゾール、1−
ニトロカルバゾール、3−ニトロカルバゾール、1,
2,3,4−テトラヒドロカルバゾール、9−フェニル
カルバゾール、9−プロピルカルバゾール、1,5−ジ
フェニルカルバゾール等。
【0020】本発明において用いられるB)糖類は単糖
類、多糖類いずれも利用可能であり具体的な化合物を挙
げると以下のような化合物が挙げられる。D−グリセロ
ース、D−エリトロース、D−トレオース、D−リボー
ス、D−キシロース、D−アラビノース、D−リキロー
ス、D−グルコース、D−マンノース、D−アロース、
D−アルトロース、D−ギュロース、D−イドース、D
−ガラクトース、D−タロース、L−グリセロース、L
−エリトロース、L−トレオース、L−リボース、L−
キシロース、L−アラビノース、L−リキロース、L−
グルコース、L−マンノース、L−アロース、L−アル
トロース、L−ギュロース、L−イドース、L−ガラク
トース、L−タロース、D−2−ケトトレオース、D−
エリスロ−2−ケトペントース、D−トレオ−2−ケト
ペントース、D−フルクトース、L−タガトース、L−
ブシコース、L−ソルボース、L−2−ケトトレオー
ス、L−エリスロ−2−ケトペントース、L−トレオ−
2−ケトペントース、L−フルクトース、L−タガトー
ス、L−ピシコース、L−ソルボース、3−デオキシ−
3,3−C−ビス(ヒドロキシメチル)−D−グリセル
アルデヒド、3,3−ビス(C−ヒドロキシメチル)−
D−グリセルアルデヒド、2−O−メチル−D−アラビ
ノース、5−デオキシ−3−C−ホルミル−L−リクソ
ース、3−C−ホルミル−L−リクソース、4,5−無
水−5−デオキシ−D−エリスロペントース、2−デオ
キシ−D−エリスロペントース、2−C−ヒドロキシメ
チル−D−リボース、5−デオキシ−D−キシロース、
2−O−メチル−β−D−キシロース、3−O−メチル
−α−D−キシロース、6−デオキシ−D−アロース、
3,6−無水−D−ガラクトース、6−デオキシ−α−
D−ガラクトース、6−デオキシ−3−O−メチル−D
−ガラクトース、6−デオキシ−4−メチル−D−ガラ
クトース、6−デオキシ−2,3−O−メチル−D−ガ
ラクトース、3−O−メチル−α−D−ガラクトース、
6−O−メチル−α−D−ガラクトース、3,6−無水
−α−L−ガラクトース、6−デオキシ−α−L−ガラ
クトース、6−デオキシ−2−O−メチル−L−ガラク
トース、2,3−ジ−O−メチルグルコース、6−O−
ベンゾイル−D−グルコース、6−デオキシ−α−D−
グルコース、6−デオキシ−3−O−メチル−α−D−
グルコース、3−O−メチル−D−グルコース、6−デ
オキシ−3−O−メチル−L−グルコース、6−デオキ
シ−D−グルコース、2−デオキシ−D−アラビノヘキ
ソース、2,6−ジデオキシ−3−O−メチル−D−ア
ラビノヘキソース、3,6−ジデオキシ−L−アラビノ
ヘキソース、2,6−ジデオキシ−3−O−メチル−D
−2,6−ジデオキシ−D−リボヘキソース、2,6−
ジデオキシ−3−O−メチル−D−リボヘキソース、
3,6−ジデオキシ−D−リボヘキソース、4,6−ジ
デオキシ−3−O−メチル−D−リボヘキソース、2,
6−ジデオキシ−D−キシロヘキソース、2,6−ドデ
オキシ−3−O−メチル−D−キシルヘキソース、3,
6−ジデオキシ−D−キシロヘキソース、2,6−ジデ
オキシ−3−C−メチル−L−キシロヘキソース、2,
6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−L
−キシロヘキソース、3,6−ジデオキシ−L−キシロ
ヘキソース、1,6−無水−L−イドース、6−デオキ
シ−D−マンノース、6−デオキシ−β−L−マンノー
ス、6−デオキシ−2−O−メチル−L−マンノース、
6−デオキシ−3−O−メチル−L−マノース、6−デ
オキシ−2,4−ジ−O−メチル−L−マンノース、6
−デオキシ−5−C−メチル−4−O−メチル−L−マ
ンノース、6−デオキシ−D−タロース、6−デオキシ
−2−O−メチル−L−タロース、D−グリセロ−D−
ガラクト−ヘプトース、D−グリセロ−D−マンノ−ヘ
プトース、D−グリセロ−L−マンノ−ヘプトース、L
−グリセロ−テトルロース、D−エルスロ−ペンツロー
ス、L−エリスロ−ペンツロース、D−スレオ−ペンツ
ロース、5−デオキシ−D−スレオ−ペンツロース、β
−D−アラビノヘキスロース、6−デオキシ−D−アラ
ビノヘキスロース、3−アミノ−3−デオキシ−D−リ
ボース、2−アミノ−2−デオキシ−D−ガラクトー
ス、2−アミノ−2,6−ジデオキシ−α−L−ガラク
トース、2−アミノ−2−デオキシ−α−D−グルコー
ス、2−アミノ−2−デオキシ−β−D−グルコース、
3−アミノ−3−デオキシ−D−グルコース、6−アミ
ノ−6−デオキシ−D−グルコース、2,6−ジアミノ
−2,6−ジデオキシ−D−グルコース、3,6−ジデ
オキシ−3−ジメチルアミノ−D−グルコース、4,6
−ジデオキシ−4−ジメチルアミノ−D−グルコース、
2−デオキシ−2−メチルアミノ−L−グルコース、
1,6−無水−2−アミノ−2−デオキシ−D−グルコ
ース、2−アミノ−2−デオキシ−D−グルコース、
6,4,6−トリデオキシ−3−ジメチルアミノ−D−
キシロヘキソース、4−アセトアミノ−2−アミノ−
2,4,6−トリデオキシヘキソース、アミノデオキシ
−3−O−カルボキシルエチルヘキソース、2,6−ジ
アミノ−2,6−ジデオキシヘキソース、3−ジメチル
アミノ−2,3,6−トリデオキシヘキソース、2−ア
ミノ−2−デオキシ−D−マンノース、3−アミノ−
3,6−ジデオキシ−D−マンノース、2−アミノ−2
−デオキシ−D−タロース、2−アミノ−2,6−ジデ
オキシL−タロース、1−(O−カルボキシアミノ)−
1−デオキシ−D−エリスロペンツロース、1−(O−
カルボキシアミノ)−1−デオキシ−D−アラビノヘキ
スロース、5−アミノ−5−デオキシ−L−キシロヘキ
スロース、6−デオキシ6−(N−メチルアセトアミ
ノ)−L−キシロヘキスロース、グリセロール、1−デ
オキシグリセロール、エリトリトール、1,4−デオキ
シエリトリトール、1,4−デオキシ−D−トレイトー
ル、1,4−デオキシ−L−トレイトール、D−アラビ
ニトール、L−アラビニトール、リビトール、ガラクチ
トール、D−グリシトール、1,5−無水−D−グルシ
トール、L−イジトール、D−マンニトール、1,5−
無水−D−マンイトール、D−グリセロ−D−ガラクト
ヘプチトール、D−グリセロ−D−グルコヘプチトー
ル、D−グリセロ−D−マンノヘプチトール、D−エリ
スロ−D−ガラクトオクチトール、D−グリセリン酸、
L−グリセリン酸、D−アラビノ酸、L−アラビノ酸、
1,4ラクトンアラビノ酸、D−リボン酸、D−キシロ
ン酸、l−キシロン酸、D−アラトロン酸,D−ガラク
トン酸、D−グルコン酸、L−グルコン酸、2−デオキ
シ−D−アラビノヘキソン酸、D−アラビノ−2−ヘキ
スロン酸、3−デオキシ−D−エリスロ−2−ヘキスロ
ソン酸、D−アラビノ−5−ヘキスロソン酸等。
【0021】本発明において用いられるC)酸性物質
は、芳香族スルホン酸化合物、芳香族リン酸化合物が特
に好ましく、その具体例を挙げると、芳香族スルホン酸
化合物としては、例えば、ベンゼンスルホン酸、p−ト
ルエンスルホン酸、4−ブロモベンゼンスルホン酸、4
−メトキシベンゼンスルホン酸、4−ベンジルオキシベ
ンゼンスルホン酸、β−ナフタレンスルホン酸、1,3
−ベンゼンジスルホン酸、2−ニトロベンゼンスルホン
酸、3−ニトロベンゼンスルホン酸、4−ニトロベンゼ
ンスルホン酸等が挙げられ、また、芳香族リン酸化合物
としては、例えば、ジフェニルホスホン酸、フェニルホ
スホン酸、フェニル亜ホスホン酸、フェニルリン酸、フ
ェニルフォスフィン酸等が挙げられる。
【0022】本発明において、マイクロカプセル壁のガ
ラス転移点を降下させる化合物の併用が、発色感度、発
色濃度の点で好ましい。ガラス転移点を降下させる化合
物としては、ヒドロキシ化合物、カルバミン酸エステル
化合物、スルホンアミド化合物、芳香族メトキシ化合物
が挙げられる。
【0023】ヒドロキシ化合物の具体例としては、p−
t−ブチルフェノール、p−t−オクチルフェノール、
p−α−クミルフェノール、p−t−ペンチルフェノー
ル、m−キシレノール、2,5−ジメチルフェノール、
2,4,5−トリメチルフェノール、3−メチル−4−
イソプロピルフェノール、p−ベンジルフェノール、o
−シクロヘキシルフェノール、p−ヒドロキシ安息香酸
エチル、p−ヒドロキシ安息香酸プロピル、p−ヒドロ
キシ安息香酸ブチル、p−ヒドロキシ安息香酸ベンジ
ル、p−メトキシフェノール、p−ブトキシフェノー
ル、p−ヘプチルオキシフェノール、p−ベンジルオキ
シフェノール、3−ヒドロキシフタル酸ジメチル、バニ
リン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ドデカ
ン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−2−エ
チルヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)−2−メチルペンタン、2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)ヘプタン、2−t−ブチル−4−メトキ
シフェノール、2,6−ジメトキシフェノール、2,2
−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,5
−ジメチル−2,5−ヘキサンジオール、レゾルシノー
ルジ(2−ヒドロキシエチル)エーテル、レゾルシノー
ルモノ(2−ヒドロキシエチル)エーテル、1,4−ジ
(ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、p−キシリレンジオ
ール、1−フェニル−1,2−エタンジオール、ジフェ
ニルメタノール、1,1−ジフェニルエタノール、2−
メチル−2−フェニル−1,3−プロパンジオール、
2,6−ジヒドロキシメチル−n−クレゾールベンジル
エーテル、3−(o−メトキシフェノキシ)1,2−プ
ロパンジオール等が挙げられる。
【0024】また、カルバミン酸エステル化合物の具体
例としては、N−フェニルカルバミン酸エチルエステ
ル、N−フェニルカルバミン酸ベンジルエステル、N−
フェニルカルバミ酸フェネチルエステル、カルバミン酸
ベンジルエステル、カルバミン酸ブチルエステル、カル
バミン酸イソプロピルエステル等が挙げられる。
【0025】また、スルホンアミド化合物の具体例とし
ては、p−トルエンスルホンアミド、ベンゼンスルホン
アミド、o−トルエンスルホンアミド、p−トルエンス
ルホンアニリド、N−(p−メトキシフェニル)−p−
トルエンスルホンアミド、N−(o−メトキシフェニ
ル)−p−トルエンスルホンアミド、N−(p−クロロ
フェニル)−p−トルエンスルホンアミド、N−(o−
クロロフェニル)−p−トルエンスルホンアミド、N−
(p−トリル)−p−トルエンスルホンアミド、N−
(o−トリル)−p−トルエンスルホンアミド、N−
(o−ヒドロキシフェニル)−p−トルエンスルホンア
ミド、N−ベンジル−p−トルエンスルホンアミド、N
−(2−フェネチル)−p−トルエンスルホンアミド、
N−(2−ヒドロキシエチル)−p−トルエンスルホン
アミド、N−(3−メトキシプロピル)−p−トルエン
スルホンアミド、メタンスルホンアニリド、N−(p−
トリル)スルホンアミド、N−(o−トリル)スルホン
アミド、N−(p−メトキシフェニル)スルホンアミ
ド、N−(o−メトキシ)スルホンアミド、N−(p−
クロロフェニル)スルホンアミド、N−(o−クロロフ
ェニル)スルホンアミド、N−(2,4−キシリル)ス
ルホンアミド、N−(p−エトキシフェニル)スルホン
アミド、N−ベンジルメタンスルホンアミド、N−(2
−フェノキシエチル)メタンスルホンアミド、1,3−
ビス(メタンスルホニルアミノ)ベンゼン、1,3−ビ
ス(p−トルエンスルホニルアミノ)プロパン等が挙げ
られる。
【0026】更に、芳香族メトキシ化合物の具体例とし
ては、2−メトキシ安息香酸、3,5−ジメトキシフェ
ニル酢酸、2−メトキシナフタレン、1,3,5−トリ
メトキシベンゼン、p−ジメトキシベンゼン、p−ベン
ジルオキシメトキシベンゼン等が挙げられる。
【0027】本発明の感熱記録材料の発色層には、A)
含窒素複素環化合物、B)糖類、C)酸性物質ととも
に、必要に応じ、従来の感熱記録材料に慣用される添加
成分、例えば填料、界面活性剤、滑剤、圧力発色防止剤
等を併用することができる。
【0028】また、層構成としては、単層でも多層でも
よく、必要に応じてオーバー層、アンダー層、バック層
を設けることができる。
【0029】本発明の感熱記録材料は、記録画像の保存
安定性を向上させたり、記録材料への筆記性向上等の目
的により、発色層の上に保護層を設けることも可能であ
るが、この場合、保護層を構成する成分としては慣用の
顔料、バインダー、熱可融性物質等を用いることができ
る。
【0030】本発明において感熱記録材料の実用形態と
しては、支持体上に発色層を設けたもの、或いは、支持
体を用いない示温材料および塗料等として使用すること
も可能である。また、この場合、ワックス等を添加し使
用することもできる。
【0031】
【実施例】次に、本発明を実施例に基づいて更に詳細に
説明する。なお、以下に示す%及び部は重量基準であ
る。
【0032】(カプセル液Aの調製)1−メチル−2−
フェニルインドール5gを酢酸エチル20g、ジイソプ
ロピルナフタレン10g、タケネートD−110N(武
田薬品工業株式会社製カプセル壁材の商品名)20gを
均一に溶解した。得られた溶液を16%ポリビニルアル
コール(PVA103:クラレ株式会社製の商品名)3
0gと水50gの水溶液に混合した後、T.K.ホモミ
キサー(特殊機械工業株式会社製)を用いて8,000
rpmで5分間乳化を行った。得られた乳化液に更に水
100gを加えた後、40℃で3時間カプセル化反応を
行った。得られたカプセル液を小型高速冷却遠心機(株
式会社佐久間製作所製)を用いて5,000rpmで遠
心沈降させた後、固形分を自然乾燥させ、軽く解砕して
カプセル粉末を得た。次に下記の処方でカプセル粉末を
水に分散させカプセル液とした。 カプセル粉末 10g 10%ポリビニルアルコール 2g 1%TWEEN80水溶液 1g 水 7g
【0033】(カプセル液Bの調製)カプセル液Aの調
製において1−メチル−2−フェニルインドールの代わ
りに2−デオキシ−D−グリコースを用いた以外はカプ
セル液Aの調製と同様にしてカプセル液Bを調製した。
【0034】(感熱紙の調製)下記組成よりなる混合物
を磁性ボールミルを用いて分散し〔C液〕〜〔L液〕を
調製する。 〔C液〕 1−メチル−2−フェニルインドール 10部 10%ポリビニルアルコール水溶液 10部 水 30部 〔D液〕 2−デオキシ−D−グルコース 10部 10%ポリビニルアルコール水溶液 10部 水 30部 〔E液〕 2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸 10部 水 10部 〔F液〕 フェニルホスホン酸 10部 水 10部 〔G液〕 p−tert−ブチルフェノール 10部 10%ポリビニルアルコール水溶液 10部 水 30部 〔H液〕 N−フェニルカルバミン酸エチルエステル 10部 10%ポリビニルアルコール水溶液 10部 水 30部 〔I液〕 p−トルエンスルホンアミド 10部 10%ポリビニルアルコール水溶液 10部 水 30部 〔J液〕 2−メトキシナフタレン 10部 10%ポリビニルアルコール水溶液 10部 水 30部 〔K液〕 炭酸カルシウム 10部 10%ポリビニルアルコール水溶液 10部 水 30部 〔L液〕 ステアリン酸亜鉛 10部 10%ポリビニルアルコール水溶液 10部 水 30部
【0035】実施例1 〔カプセル液A〕:〔D液〕:〔E液〕:〔K液〕:
〔L液〕=3:1:4:3:1(重量比)の割合で混合
して発色層塗液を調製した。次いで、乾燥後の付着量が
8.0g/m2となるように塗布乾燥して発色層を形成
した後、ベック平滑度500〜30000秒となるよう
にキャレンダー処理して感熱記録材料を作製した。
【0036】実施例2 実施例1において〔カプセル液A〕の代わりに〔C液〕
を用い、〔D液〕の代わりに〔カプセル液B〕を用いた
以外は実施例1と同様にして感熱記録材料を作製した。
【0037】実施例3 実施例1において〔D液〕の代わりに〔カプセル液B〕
を用いた以外は実施例1と同様にして感熱記録材料を作
製した。
【0038】実施例4 実施例1において〔E液〕の代わりに〔F液〕を用いた
以外は実施例1と同様にして感熱記録材料を作製した。
【0039】実施例5 実施例1において〔カプセル液A〕の代わりに〔C液〕
を用い、〔D液〕の代わりに〔カプセル液B〕を用い、
〔E液〕の代わりに〔F液〕を用いた以外は実施例1と
同様にして感熱記録材料を作製した。
【0040】実施例6 実施例1において〔D液〕の代わりに〔カプセル液B〕
を用い、〔E液〕の代わりに〔F液〕を用いた以外は実
施例1と同様にして感熱記録材料を作製した。
【0041】実施例7 〔カプセル液A〕:〔D液〕:〔E液〕:〔K液〕:
〔L液〕:〔G液〕=3:1:4:3:1:2(重量
比)の割合で混合して発色層塗液を調製した。次いで、
乾燥後の付着量が8.5g/m2となるように塗布乾燥
して感熱発色層を形成した後、ベック平滑度500〜3
000秒となるようにキャレンダー処理して感熱記録材
料を作製した。
【0042】実施例8 実施例7において〔G液〕の代わりに〔H液〕を用いた
以外は実施例1と同様にして感熱記録材料を作製した。
【0043】実施例9 実施例7において〔G液〕の代わりに〔I液〕を用いた
以外は実施例1と同様にして感熱記録材料を作製した。
【0044】実施例10 実施例7において〔G液〕の代わりに〔J液〕を用いた
以外は実施例1と同様にして感熱記録材料を作製した。
【0045】比較例1 実施例1において〔カプセル液A〕の代わりに〔C液〕
を用いた以外は実施例1と同様にして感熱記録材料を作
製した。
【0046】比較例2 実施例1において〔カプセル液A〕の代わりに〔C液〕
を用い、〔E液〕の代わりに〔F液〕を用いた以外は実
施例1と同様にして感熱記録材料を作製した。
【0047】以上のように作製した感熱記録材料の初期
地肌濃度、ならびに地肌部にアセトンを塗布し室温にて
16時間放置した後の地肌濃度を、マクベス濃度計RD
−914で計測した結果を表−1に示す。
【0048】
【表1】
【0049】表1の結果から、本発明の感熱記録材料は
A)含窒素複素環化合物とB)糖類のうち少なくとも1
成分をマイクロカプセル化することにより、スルホン
酸、リン酸を用いても液かぶり、地肌かぶりを発生する
ことなく高い地肌信頼性を有することが明らかである。
【0050】
【発明の効果】本発明の感熱記録材料は前記構成からな
るので、画像部及び地肌部の保存性に優れ、特にアセト
ン等の溶剤に対する地肌部の保存安定性に優れたもので
ある。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A)含窒素複素環化合物、B)糖類、
    C)酸性物質を含有し、加熱により発色する発色層を有
    する感熱記録材料において、A)成分、B)成分のうち
    少なくとも1成分がマイクロカプセル化されていること
    を特徴とする感熱記録材料。
  2. 【請求項2】 カプセルの内包物として、更に高沸点不
    活性有機溶媒を同時に含むことを特徴とする請求項1記
    載の感熱記録材料。
  3. 【請求項3】 カプセルの壁が、ポリウレタン又はポリ
    ウレアからなることを特徴とする請求項1記載の感熱記
    録材料。
  4. 【請求項4】 前記、B)糖類が、ペントース、ヘキソ
    ース又はデオキシ糖であることを特徴とする請求項1記
    載の感熱記録材料。
  5. 【請求項5】 前記、C)酸性物質が、芳香族スルホン
    酸誘導体又はリン酸誘導体であることを特徴とする請求
    項1記載の感熱記録材料。
  6. 【請求項6】 前記発色層は、更にカルバミン酸エステ
    ル化合物を含有することを特徴とする請求項1記載の感
    熱記録材料。
  7. 【請求項7】 前記発色層は、更にスルホンアミド化合
    物を含有することを特徴とする請求項1記載の感熱記録
    材料。
  8. 【請求項8】 前記発色層は、更に芳香族メトキシ化合
    物を含有することを特徴とする請求項1記載の感熱記録
    材料。
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