JPH09154848A - スプレーヘッド - Google Patents

スプレーヘッド

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JPH09154848A
JPH09154848A JP7319087A JP31908795A JPH09154848A JP H09154848 A JPH09154848 A JP H09154848A JP 7319087 A JP7319087 A JP 7319087A JP 31908795 A JP31908795 A JP 31908795A JP H09154848 A JPH09154848 A JP H09154848A
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air nozzle
nozzle
nozzles
tip
adhesive
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JP7319087A
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Kuniaki Shimada
邦昭 島田
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Nissho Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着剤を一様に噴霧することができ、接着剤
の固化が生じ難く、例え接着剤射出ノズルの先端部に接
着剤の固化が生じても、容易に固化した接着剤を取り除
くことのできるスプレーヘッドを提供する。 【解決手段】 スプレーヘッドは、2つの薬液通路1
1、12と空気通路13を有する噴霧器基部1と、この
噴霧器基部1の先端で薬液通路11、12にそれぞれ接
続された2つのノズル2、3、およびこのノズル2、3
に同心状に外挿された空気ノズル4を含んでなる。空気
ノズル4は、噴霧器基部1先端との隣接位置から離間位
置までスライド可能になっており、ノズル2、3は、空
気ノズル4の噴霧器基部1先端との隣接位置では空気ノ
ズル4に収容され、噴霧器基部1先端との離間位置では
空気ノズル4から突出するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は生体組織接着剤スプ
レー用ノズルに関する。より詳しくは、本発明は、動物
性蛋白質を主成分とする生体組織接着用の接着剤を人間
または動物に対して適用するノズルに関する。本発明の
ノズルは、特に皮膚の裂傷や火傷の治療、止血または皮
膚移植等に好適に採用される。
【0002】
【従来の技術】動物性蛋白質を主成分とする生体組織接
着剤は、蛋白質の溶液とこの蛋白質の凝塊形成を促進す
る凝固因子の溶液とを混ぜ合わせることにより形成され
る。そして、この種の生体組織接着剤としては、たとえ
ば第XIII 因子およびフィブリノーゲンを含有する溶液
とトロンビン含有溶液とを2成分とするものなどが知ら
れており、生体組織接着剤として広く使用されている。
これらの接着剤の2成分を適用する方法として、異なる
2成分をそれぞれ別の2本のシリンジ体にあらかじめ収
納しておき、これらのシリンジ体に収納された2つの溶
液を同時に注出させて、2つの溶液を混合させながら塗
布する方法が提案されている(特開平64−25843
号公報、特開平64−40040号公報、特開平5−5
7009号公報、実公平3−47609号公報、実公平
4−48198号公報、実開平6−52839号公報な
ど)。
【0003】例えば、実公平3−47609号公報の考
案は、2つのシリンジ体の円錐部が生体組織接着剤の各
成分用のコンベア流路を含む集合ヘッドによって接続さ
れ、プランジャを一体的に作動させることにより2つの
シリンジ体から同時に集合ヘッドに溶液を射出させるよ
うにするとともに、集合ヘッドに設けた無菌ガス供給流
路から無菌ガスを供給して、集合ヘッドに射出させた2
液を霧状に噴霧できるようにしたものであり、無菌ガス
供給流路の噴出口部の中心線が前方の所定位置で交差す
るように配置し、広範囲に接着剤を塗布できるようにし
たことを特徴としている。また、実開平6−52839
号公報の考案は、無菌ガス供給流路を設けたスプレーヘ
ッドを嵌めた2本のシリンジ体と、小型高圧ボンベおよ
び圧力レギュレーターを一体化し、スプレーヘッドとレ
ギュレーターをチューブで連結したもので、小型化し、
操作性を高めたことを特徴としている。また、特開平5
−57009号公報の発明は、腹腔内等における内視鏡
を使用しての手術に適用するために、可撓性チューブに
薬液噴霧部を取り付けたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来のスプレーヘッドは、実開平6−52839号公報
の考案を除いて、いずれも接着剤の射出作業を中断した
場合に、接着剤の固化が生じて集合ヘッドを交換する必
要が生じることがあり、また、無菌ガスを確保するため
に、施設のユニットから長いチューブを用いて導入する
か大型の高圧ボンベから長いチューブを用いて導入しな
ければならないなどの欠点を有しており、そのため、長
いチューブや大型ボンベが作業の妨害になって、手術の
時間が延長したり、時には手術成績にも影響する虞があ
り、問題であった。一方、実開平6−52839号公報
の考案は、作業性が良く、射出作業の中断によって接着
剤の固化を生じることのないものではあるが、接着剤射
出ノズルの先端部が空気ノズルより外部に露出されてい
るものであるため、接着剤を霧化しにくく一様に噴霧し
にくいという欠点を有する。本発明は、このような事情
に鑑みてなされたもので、接着剤を一様に噴霧すること
ができ、接着剤の固化が生じ難く、例え接着剤射出ノズ
ルの先端部に接着剤の固化が生じても、容易に固化した
接着剤を取り除くことのできるスプレーヘッドを提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、薬液ノズルが使用時には空気ノズル内
に引っ込み不使用時には空気ノズルから突出する構成を
採用している。すなわち本発明は、第1の薬液通路、第
2の薬液通路および空気通路を有する噴霧器本体と、該
噴霧器基部の先端で前記第1の薬液通路と第2の薬液通
路にそれぞれ接続された第1ノズル、第2ノズルと、該
第1、第2ノズルの外径よりも大きな内径の内腔をそれ
ぞれ有し、該内腔に第1、第2ノズルがそれぞれ同心状
に挿着された空気ノズルを含んでなり、該空気ノズルが
噴霧器基部先端との隣接位置から離間位置までスライド
可能にされるとともに、第1、第2ノズルが、空気ノズ
ルの噴霧器基部先端との隣接位置では空気ノズルに収容
され、噴霧器基部先端との離間位置では空気ノズルから
突出するようにされてなるスプレーヘッドである。ここ
で、噴霧器基部の先端構造は、該先端に別体として用意
された筒状の空気ノズル取付部を取り付け、該空気ノズ
ル取付部に空気ノズルを摺動自在に挿着するようにして
もよい。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例について図面
に基づいて説明する。図1は本発明のスプレーヘッドの
縦断面図であり、図2は図1において空気ノズルを噴霧
器基部先端との隣接位置に移動した状態を示す図、図3
は図1の側面図、図4は図1の平面図である。本発明の
スプレーヘッドは、図1〜図4に示すように、2つの薬
液通路(第1の薬液通路11、第2の薬液通路12)と
空気通路13を有する噴霧器基部1と、この噴霧器基部
1の先端で薬液通路11、12にそれぞれ接続された2
つのノズル(第1ノズル2、第2ノズル3)、およびこ
のノズル2、3に同心状に外挿された空気ノズル4を含
んでなる。空気ノズル4は、噴霧器基部1先端との隣接
位置から離間位置までスライド可能になっており、ノズ
ル2、3は、空気ノズル4の噴霧器基部1先端との隣接
位置では空気ノズル4に収容され、噴霧器基部1先端と
の離間位置では空気ノズル4から突出するようになって
いる。
【0007】噴霧器基部1は第1の薬液通路11と第2
の薬液通路12および空気通路13を有しており、その
基端には、第1の薬液通路11、第2の薬液通路12と
第1、第2のシリンジ(図示していない)とをそれぞれ
接続する接続端13、14が、その先端には、第1ノズ
ル2、第2ノズル3をそれぞれ接続する接続端17、1
8および空気ノズル取付部5が、中間部には、空気通路
13と空気供給源(図示していない)とを接続する接続
端15および部屋16が設けられている。また、空気ノ
ズル4は第1、第2ノズル2、3をそれぞれ収容するノ
ズル部分41、42を有しており、ノズル部分41、4
2の内腔はそれぞれに挿着される第1、第2ノズル2、
3の外径よりも大きく形成されている。尚、空気ノズル
取付部5は、噴霧器基部1と別体に形成して、これに空
気ノズル4を挿着してから噴霧器基部1の先端に取り付
けるようにするのがよい。
【0008】ガスボンベなどの空気供給源から接続端1
5を通って部屋16に供給された空気は、圧縮されて空
気通路13を通って噴霧器基部1の先端と空気ノズル取
付部5と空気ノズル4とで構成される空間6に噴射さ
れ、さらに空気ノズル4のノズル部分41、42のルー
メンと第1、第2ノズル2、3の間の空間を通って外部
に噴射される。そして、この時、空気ノズル4から噴射
された空気は、第1、第2ノズル2、3を通ってそれぞ
れ射出された第1、第2の薬液(例えばフィブリノゲン
溶液とトロンビン溶液)を霧状にする。尚、本発明は、
使用が接着剤に限定されるものではなく、他の用途にも
採用可能なことは言うまでもないことである。
【0009】
【発明の効果】以上説明してきたことから明らかなよう
に、本発明のスプレーヘッドを採用することにより、噴
霧時にはより微細な噴霧が可能になり、不使用時には接
着剤の固化による空気ノズルの詰まりを防止することが
できる。また、例え接着剤の固化が生じても固化物を容
易に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスプレーヘッドの縦断面図である。
【図2】図1において空気ノズルを噴霧器基部先端との
隣接位置に移動した状態を示す図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】図1の平面図である。
【符号の説明】
1 噴霧器基部 11 第1の薬液通路 12 第2の薬液通路 13 空気通路 2 第1ノズル 3 第2ノズル 4 空気ノズル 5 空気ノズル取付部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の薬液通路、第2の薬液通路および
    空気通路を有する噴霧器本体と、該噴霧器基部の先端で
    前記第1の薬液通路と第2の薬液通路にそれぞれ接続さ
    れた第1ノズル、第2ノズルと、該第1、第2ノズルの
    外径よりも大きな内径の内腔をそれぞれ有し、該内腔に
    第1、第2ノズルがそれぞれ同心状に挿着された空気ノ
    ズルを含んでなり、該空気ノズルが噴霧器基部先端との
    隣接位置から離間位置までスライド可能にされるととも
    に、第1、第2ノズルが、空気ノズルの噴霧器基部先端
    との隣接位置では空気ノズルに収容され、噴霧器基部先
    端との離間位置では空気ノズルから突出するようにされ
    てなるスプレーヘッド。
  2. 【請求項2】 噴霧器基部の先端に筒状の空気ノズル取
    付部を取り付け、該空気ノズル取付部に空気ノズルを摺
    動自在に挿着してなる請求項1に記載のスプレーヘッ
    ド。
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