JP3483250B2 - 生体接着剤噴霧ノズル - Google Patents

生体接着剤噴霧ノズル

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JP3483250B2 JP2001245133A JP2001245133A JP3483250B2 JP 3483250 B2 JP3483250 B2 JP 3483250B2 JP 2001245133 A JP2001245133 A JP 2001245133A JP 2001245133 A JP2001245133 A JP 2001245133A JP 3483250 B2 JP3483250 B2 JP 3483250B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2成分を混合して用いる
生体接着剤を生体に塗布する器具のノズルに関し、さら
に詳しくは、切開組織等への止血用あるいは縫合代用と
なる2成分混合の生体接着剤をガスの噴射を利用して霧
化し混合噴霧する、特に内視鏡下手術に好適なスプレー
タイプのノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】2薬液、例えばフィブリノーゲン含有溶
液とトロンビン含有溶液とを混合して用いる生体接着剤
は、切開組織等患部の止血、縫合の代用あるいは補助の
目的で広く使用され、そのための専用塗布器具も広く普
及している。例えば、特開昭64−25843、特開昭
64−40040、特開平11−76245等があり、
基本的に2種類の薬液を各々収納したシリンジを設け、
2薬液を同時吐出可能なように各々のシリンジのプラン
ジャーを一体化し、各々のシリンジの先端に適当な長さ
の薬液の通路(ノズル)を並列あるいは同心円状に独立
させて設け、通路(ノズル)各々の先端より吐出させ、
該先端部で混合して塗布するよう構成されている。
【0003】また、より均一に効率良く混合塗布するた
めの手段として、薬液吐出部に無菌ガスを噴射して、2
薬液を霧状に混合噴霧するスプレータイプの器具も広く
知られている。例えば、実公平3−47609、特開平
6−205831、特開平6−238001、特開平7
−255729、特開平9−154848、実登259
6623他多くのものがあり、これらは基本的に、前段
構成の器具にガス供給の通路を様々に設け、先端の薬液
吐出部近傍で開放し無菌ガスを噴射させ、吐出させた薬
液を霧状にして混合噴霧するように構成されている。
【0004】このようなスプレータイプの器具のノズル
について、特願2000−87752にガス噴出部の断
面積を小さくし、かつ、最適な塗布範囲へ十分で均一な
2薬剤の混合噴霧を可能とすることを目的として、本発
明者により提案された生体接着剤の噴霧ノズルがあり、
内視鏡下手術に特に好適なものとなっている。このノズ
ルの構造を説明すると、第1の薬液通路となるパイプ状
の第1ノズルと、該第1ノズルと同心円の外周側に設け
るガス通路となるパイプ状のガス供給ノズルと、該ガス
供給ノズルと隙間を有して平行に設け第2の薬液通路と
なるパイプ状の第2ノズルとで構成し、前記第1ノズル
の薬剤吐出口となる先端部は、ガス供給ノズルの先端よ
り突出させ、この直線延長上に設け、第2ノズルの先端
部は、ガス供給ノズルの先端より長く設け、該ガス供給
ノズルのガス噴出口の延長線上に向け開放するように湾
曲形状を成した構造としており、これによる作用・効果
として、薬液2成分の各々の吐出口は別々のノズル先端
ではあっても、第1ノズルの先端吐出口の延長線上に第
2ノズルの吐出口が開放しているため、2薬液は吐出部
で混合され、あたかも同一の吐出口から吐出される様相
となり高度に均一な混合が可能となり、また、この構造
により、ガス供給ノズルは第1のノズル断面の同心円上
の外周に一つ設ければ足りるため、体腔内部のガス圧を
必要以上に高めない小さな断面積のガス供給口とするこ
とができ、更に、この構造により接着剤の塗布範囲は比
較的小さな円形となるため不必要に幅広い範囲への塗布
が避けられ適正範囲への塗布が可能となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし一方で、本発明
が適用する2薬液混合の生体接着剤は、薬液を混合する
と非常に短時間で硬化し接着効果を示すものであり、こ
れは目的とする生体接着のためには大きな利点となる
が、これを塗布する器具にとっては、手技途中で器具に
付着した薬液がノズル先端部等で混合硬化しまい、手技
の妨げになったり、最悪の場合吐出が十分におこなわれ
なくなるといった問題の原因となっている。この接着剤
硬化物の器具への付着は、ガス圧をかけているスプレー
タイプの器具であっても発生し、即ち薬液は液体である
ため吐出口からの液だれは避けられず、これに噴霧され
た他方の液が接触して硬化し、小さな固まりができ、徐
々に大きく成長するといった経緯をとり発生する。
【0006】従来よりこの早期硬化の対策として、薬液
吐出前に2薬液の接触を避けるため、前述したスプレー
タイプのノズルの多くが2薬液の吐出通路を別々に設
け、薬液を吐出させた後にガス圧により霧化混合するよ
うに薬液吐出部を外部に突出開放して設けているが、内
視鏡下手術等で使用される器具の場合、全体の外径が細
いため2つの薬液ノズルの間隔は非常に狭いものとな
り、前記した吐出口からの僅かの液だれと相まって2薬
液のノズル先端部での接触は避けられず、この混合硬化
による器具への付着は発生し、術中これを取り除く作業
が必要となっている。
【0007】そして、前記した特願2000−8775
2のノズルについても同様で、実際の使用状況におい
て、第1ノズルの先端部に接着剤硬化物が付着してしま
う問題が発生している。
【0008】以上の問題点に鑑み、本発明は、前記発明
の高度に均一な2薬液の混合霧化が可能で、最適な塗布
範囲への薬液の噴霧を可能とするといった利点を保持し
つつ、2薬液の早期混合硬化によるノズル先端部への接
着剤硬化物の付着を防止することが可能な生体接着剤噴
霧ノズルの提供を課題とした。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明の生体接着剤噴霧ノズルは、第1薬液の通路
となる筒状の第1薬液ノズルと、該第1薬液ノズルの同
心円となる外周側に、ガス供給通路となる隙間を設けて
形成する、ガスの第1の通路となる筒状の外側ガス供給
ノズルと、前記第1薬液ノズルの同心円となる内周側
に、第1薬液の通路となる隙間を設けて形成する、ガス
の第2の通路となる筒状の内側ガス供給ノズルとにより
3重管構造を形成し、該3重管構造のノズルと間隔を有
して平行に設ける第2薬液の通路となる筒状の第2薬液
ノズルとで構成し、前記第1薬液ノズルの薬液吐出口と
なる先端部は、外側ガス供給ノズルの先端より突出さ
せ、かつ、この直線延長上に設け、内側ガス供給ノズル
のガス噴射口となる先端部は、第1薬液ノズルの内孔内
部に位置させて設け、第2薬液ノズルの先端部は、外側
ガス供給ノズルの先端より長く設け、該外側ガス供給ノ
ズル先端のガス噴射口の直線延長線上に向け開放する吐
出口を形成し構成した。
【0010】前記第2薬剤ノズルの吐出口は、該第2薬
剤ノズルの直線先端部を閉塞し、該先端部近傍に、前記
外側ガス供給ノズル先端のガス噴射口の直線延長上に向
けて開放する第2薬剤通路と連通する筒状の吐出管を設
けて構成した。
【0011】別の第2薬剤ノズルの吐出口の構成手段と
して、該第2薬剤ノズルの先端部を前記外側ガス供給ノ
ズル先端のガス噴射口の直線延長上に向けて開放するよ
うな曲がり形状として形成し構成した。
【0012】前記、第1薬液ノズル、外側ガス供給ノズ
ル、内側ガス供給ノズルよりなる3重管構造のノズル及
び第2薬液ノズルを収容し固定する外筒管を設け、ノズ
ル全体を一体化して構成した。尚、外套管は、本体部と
本体部の先端部に取り付けるブッシュによる2部品の組
み合わせとして構成しても良い。
【0013】前記外側ガス供給ノズルは、外筒管に設け
る軸方向への貫通孔として該外筒管と一体的に形成さ
れ、該孔内部に、外側ガス供給通路となる隙間を設け
て、第1薬液ノズル及び内側ガス供給ノズルを挿通して
構成した。
【0014】前記第2薬液ノズルの先端側の一部は、外
套管に設ける第2薬液ノズルの挿通孔と連通する貫通孔
として、該外筒管と一体的に形成し構成した。
【0015】
【作用】本構成の生体接着剤噴霧ノズルによれば、前記
した特願2000−87752の構成を踏襲することに
より、高度に均一な混合が可能で、不必要に広範囲への
塗布を避け適正範囲に焦点を絞った塗布ができるといっ
た利点をそのまま保持しつつ、第1薬液ノズルの内部に
設けた内側ガス供給ノズルにより、ノズル先端部、特に
第1薬液ノズル先端に多く発生する液だれや接着剤硬化
物を直線的なガス圧により吹き飛ばし、該接着剤硬化物
の発生、成長を抑制、防止している。
【0016】また、全てのノズルを収容する外筒管を設
けノズル全体を一体化すると、1本のパイプ状となるた
め、使い勝手が良く、内視鏡下気腹手術のさいのガス漏
れを防止できる。更に、外側ガス供給ノズルや第2薬液
ノズルの先端部を、予め外筒管に貫通孔として成型して
おくことで、製造を容易とし、別途部品を必要としない
ものとすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の生体接着剤噴霧ノズルの
実施の形態を図面を参考にして詳細に説明する。
【0018】図1は本発明の生体接着剤噴霧ノズルのノ
ズル先端部を示し、1Aは正面図、1Bは側面図、1C
は図1AのA−A断面図を示す。本発明の実施の形態の
生体接着剤噴霧ノズルは、断面を同心円として内側よ
り、内側ガス供給ノズル3、第1薬液ノズル1、外側ガ
ス供給ノズル2が各々隙間を有して3重管構造を形成
し、該3重管構造のノズルと間隔を有して平行に第2薬
液ノズル4を設けて基本構成される。第1薬液ノズル1
は、第1薬液を吐出するノズルで、前記3重管構造の中
間に位置して、樹脂あるいはステンレスより形成する筒
状体で、該筒状体の内層と後記する内側ガス供給ノズル
3の外層との隙間が第1薬液通路11となり、先端部
は、外側ガス供給ノズル2の先端部より突出させ、かつ
該外側ガス供給ノズル2の先端直線延長上に設ける第1
薬液吐出口12を形成し構成した。外側ガス供給ノズル
2は、2薬液を霧状に噴霧するためのガスを噴射するノ
ズルで、前記3重管の外周側に位置して、樹脂あるいは
ステンレスにより形成する筒状体で、該筒状体の内層と
前記第1薬液ノズル1の外層との隙間が外側ガス通路2
1となり、外側ガス噴射口22となる先端部は、2薬液
を霧状とするため薬液吐出部後方より噴射する必要性か
ら第1薬液吐出口12及び第2薬液吐出口42より短く
設けて構成している。内側ガス供給ノズル3は、主に第
1薬剤吐出口12に発生する液だれや接着剤硬化物を吹
き飛ばすためのガスを噴射するノズルで、前記3重管の
内周側に位置して、樹脂あるいはステンレスにより形成
する筒状体で、該筒状体の内孔が内側ガス通路31とな
り、内側ガス噴射口32となる先端部は、前記目的に合
致させるため第1薬液ノズルの内孔内部に位置させ設け
て構成している。第2薬液ノズル4は、第2薬液を吐出
するノズルで、前記3重管と間隔を設け平行に設けら
れ、樹脂あるいはステンレスにより形成する筒状体で、
該筒状体の内孔が第2薬液通路41となり、先端部は、
外側ガス供給ノズル2の先端部より長く設け、第2薬液
ノズル4の直線先端部を閉塞し、該先端部近傍に、外側
ガス噴射口22の直線延長上に向けて開放する、第2薬
剤通路41と連通する筒状の吐出管43設けて該吐出管
43先端部を第2薬液吐出口42として形成し構成し
た。尚、本実施の形態では第2薬液ノズル4と吐出管4
3は別部材として表しているが一体に形成すると更に良
く、また、図面において、第1薬液吐出口12が第2薬
剤吐出口42より突出しているが、逆に第2薬剤吐出口
42を突出させても良い。
【0019】図2は、本発明の別の形態のノズル先端部
を示す。第2薬液ノズル4の先端部を除いて前記と同様
な構成、構造であって、第2薬剤ノズル4の先端部を外
側ガス噴射口22の直線延長上に向けて開放するような
曲がり形状として形成し構成した。
【0020】図3は、本発明の実施の形態の外筒管を設
けたノズル先端部を示し、3Aは正面図、3BはB−B
断面図を示す。本実施の形態では、断面を同心円として
第1薬剤ノズル1の内孔へ内側ガス供給ノズル3を隙間
を設けて挿通した2重管と、該2重管と間隔を有して平
行に設ける第2薬剤ノズル4と、前記2重管と第2薬液
ノズル4を挿通する貫通孔を各々設け、先端部に外側ガ
ス噴射口22と、第2薬液吐出口42を形成した樹脂成
型品よりなる外筒管5により基本構成される。2重管を
形成する第1薬液ノズル1、及び内側ガス供給ノズル3
は前記した実施の形態と同様の構成となり、外筒管5の
軸方向に設ける貫通孔に該孔内層と隙間を設け、先端部
を突出させて挿通される。前記外筒管5に設ける2重管
を挿通する貫通孔は、外側ガス供給ノズル2を外筒管5
と一体的に形成したもので、該貫通孔は外側ガス供給ノ
ズル2の役割を担い、貫通孔の内層と、該貫通孔に挿通
された第1薬液ノズル1の外層との隙間が外側ガス通路
21となり、その先端部が外側ガス吐出口22となって
いる。尚、吐出口の位置関係などは前記した実施の形態
と同様で、また、外側ガス供給ノズル2を外筒管5と一
体的に形成せずに別部材として設け、該外側ガス供給ノ
ズル2を最外層とした3重管を外筒管5に設ける貫通孔
に挿通するものであっても良い。第2薬液ノズル4は、
外筒管5に設ける第2薬液ノズル4を挿通する貫通孔に
挿通されるが、該第2薬液ノズルの先端部は外筒管5と
一体的に形成されており、該孔に挿通される第2薬液ノ
ズル2部分は、該貫通孔に設ける孔径を減縮した中途部
分で止まり、該減径部44より先端側の貫通孔部が外筒
管5と一体に成形された第2薬液ノズル2の役割を担う
部分となっている。そして、該挿通された第2薬液ノズ
ル2の内孔及び連通する先端側の貫通孔の孔内が第2薬
液通路41を形成し、先端部は、外側ガス噴出口22の
直線延長上に向けて開放する曲がり形状の通路とし、先
端を第2薬液吐出口42として構成する。尚、吐出口の
位置関係などは前記した実施の形態と同様で、また、第
2薬液ノズル4の先端側部分を外筒管5と一体的に形成
せずに、第2薬液ノズル4全体を外筒管5に設ける貫通
孔に挿通するものであっても良い。
【0021】図4は、本発明のノズル基部の内部主要部
を示す概略の構成図を示し、基本的構成等は従来の器具
と共通するため、本発明のノズル部と関連する部分のみ
を図示し、簡単に説明する。外筒管5の基端部をノズル
基6に接続し、一方、第1薬液ノズル1及び第2薬液ノ
ズル4の基端部を各々の薬液ノズル基61に接続し、生
体接着剤2成分の薬液を各々収容した別々のシリンジ
(図示せず)を該ノズル基61を介し連結して、この種
の器具として一般的な構造の一体化したプランジャー
(図示せず)を押圧し2薬液を同時吐出するようにして
いる。一方ガスの供給は、ガス供給装置よりフイルター
(図示せず)を通した無菌ガスを、ガス供給口63より
ノズル基内部6に導入し、ガス分岐部62で一部を内側
ガス供給ノズル3に、一部を外側ガス通路22にノズル
基6内部を通路として供給している。また、内側ガス供
給ノズル3は、第1薬液ノズル1の中途で該第1薬液ノ
ズル1に設ける挿管口7より第1薬液ノズルの内孔に挿
管されており、該挿管部7は薬液漏れ防止のため接着さ
れ密封されている。
【0022】本発明の生体接着剤噴霧ノズルによる接着
剤の噴霧手段を説明すると、第1薬剤ノズル1より供給
される薬液、第2薬液ノズル4より供給される薬液が、
各々のノズル内孔の第1薬液通路11、第2薬液通路4
1を通って、各々の先端部の第1薬液吐出口12、第2
薬液吐出口42より吐出され、外側ガス供給ノズル2の
基部より供給される無菌ガスが外側ガス通路21を通っ
て外側ガス噴射口22から噴射して、前記吐出された第
1薬液、第2薬液を霧化混合して噴霧する。その際、基
部で分岐されたガスの一部が、内側ガス供給ノズル3の
内孔の内側ガス通路31を通って内側ガス噴射口32よ
り噴射され、ノズル先端部、特に第1薬液ノズル1先端
に発生する液だれや接着剤硬化物を吹き飛ばすようにな
っている。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、前述した作用により適
度な範囲に均一な接着剤の混合噴霧をすることができる
生体接着剤噴霧ノズルであって、ノズル先端部で液だれ
や小さな接着剤硬化物が発生しても、2薬液が混合硬
化、成長する前にガス圧によりこれを吹き飛ばす作用に
より、ノズル先端部に手技に支障となる接着剤硬化物が
付着するのを未然に防止でき、手技中これを排除する作
業を必要としない、術者や患者への作業の負担や悪影響
を低減することができる生体接着剤噴霧ノズルを提供す
ることができる。
【0024】また、外筒管によりノズルを一体化する
と、前述した作用により、使用勝手の良い特に内視鏡下
手術に好適な器具とすることができ、更に、外側ガス供
給ノズルや第2薬液ノズルを外筒管に予め一体的に成型
することにより、製造工程を容易化し製造コストを低減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のノズル先端部を示す正面、側面及び
A−A断面の構成図
【図2】 本発明の別の形態のノズル先端部を示す正面
構成図
【図3】 本発明の外筒管を設けたノズル先端部を示す
正面及びB−B断面の構成図
【図4】 本発明のノズル基部の主要部を示す概略の構
成図
【符号の説明】
1. 第1薬液ノズル 11.第1薬液通路 12.第1薬液吐出部 2. 外側ガス供給ノズル 21.外側ガス通路 22.外側ガス噴射口 3. 内側ガス供給ノズル 31.内側ガス通路 32.内側ガス噴射口 4. 第2薬液ノズル 41.第2薬液通路 42.第2薬液吐出口 43.吐出管 44.減径部 5. 外筒管 6. ノズル基 61.薬液ノズル基 62.ガス分岐部 63.ガス供給口 7. 挿管口(挿管部)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05B 1/06 B05B 7/06 A61B 17/00 A61B 17/06 A61B 17/12

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2薬液を混合してガス圧により霧化し噴
    霧するノズルにおいて、第1の薬液の通路となる筒状の
    第1薬液ノズルと、該第1薬液ノズルと断面を同心円と
    した外周側に隙間を設けて形成するガスの第1の通路と
    なる筒状の外側ガス供給ノズルと、前記第1薬液ノズル
    と断面を同心円とした内周側に隙間を設けて形成するガ
    スの第2の通路となる筒状の内側ガス供給ノズルとによ
    り3重管構造のノズルを形成し、該3重管構造のノズル
    と間隔を有して平行に、第2の薬液の通路となる筒状の
    第2薬液ノズルを設けて構成し、前記第1薬液ノズルの
    薬液吐出口となる先端部は、外側ガス供給ノズル先端部
    より突出させ直線状に設け、内側ガス供給ノズルのガス
    噴射口となる先端部は、第1薬液ノズルの内孔内部に位
    置させて設け、第2薬液ノズルの先端部は、前記外側ガ
    ス供給ノズル先端部より突出させて設け、該外側ガス供
    給ノズル先端のガス噴射口の直線延長線上に向け開放す
    る吐出口を形成することを特徴とした生体接着剤噴霧ノ
    ズル。
  2. 【請求項2】 前記第2薬剤ノズルの吐出口は、該第2
    薬剤ノズルの直線先端部を閉塞し、該先端部近傍に、前
    記外側ガス供給ノズル先端のガス噴出口の直線延長上に
    向けて開放する筒状の吐出管を設けて構成した請求項1
    の生体接着剤噴霧ノズル。
  3. 【請求項3】 前記第2薬剤ノズルの吐出口は、該第2
    薬剤ノズルの先端を前記外側ガス供給ノズル先端のガス
    噴出口の直線延長上に向けて開放する曲がり形状として
    形成した請求項1の生体接着剤噴霧ノズル。
  4. 【請求項4】 前記、第1薬液ノズル、外側ガス供給ノ
    ズル、内側ガス供給ノズルよりなる3重管のノズル及び
    第2薬液ノズルを収容し固定する外筒管を設けてノズル
    全体を一体化した請求項1乃至3の生体接着剤噴霧ノズ
    ル。
  5. 【請求項5】 前記外側ガス供給ノズルは、外筒管に設
    ける軸方向への貫通孔として該外筒管に一体的に形成さ
    れ、該孔内部に第1薬液ノズル及び内側ガス供給ノズル
    を挿通してなる請求項4の生体接着剤噴霧ノズル。
  6. 【請求項6】 前記第2薬液ノズルの先端側の一部は、
    前記外套管に設ける第2薬液ノズルの挿通孔と連通する
    貫通孔として、該外筒管に一体的に形成される請求項4
    乃至5の生体接着剤噴霧ノズル。
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JP2596623Y2 (ja) 1992-07-16 1999-06-21 財団法人化学及血清療法研究所 生体組織接着剤用簡易塗布器具

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