JP4418097B2 - 生体組織接着剤塗布装置用の補助器具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、第1の成分を含む第1の溶液と、この第1の成分の凝塊形成を促進する第2の成分を含む第2の溶液とを同時に噴射して混合し、その混合物(すなわち生体組織接着剤)を患部に塗布する生体組織接着剤塗布装置に用いられる器具であって、この塗布装置の利用者において必要な時に何時でも生体組織接着剤を噴射して患部に塗布できるようにした、生体組織接着剤用の補助器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、動物性タンパク質を主成分とする生体組織接着剤は、血液凝固第XIII因子とフィブリノゲンを含有する溶液をトロンビン含有溶液と混合させることにより臨床現場で形成される。また、臨床現場において生体組織接着剤の簡便かつ効果的な使用を可能にするために、これら血液凝固第XIII因子とフィブリノゲンを含有する溶液(第1の溶液)を第1のシリンジに収容すると共に、トロンビン含有溶液(第2の溶液)を第2のシリンジに収容し、これら2つのシリンジにそれぞれ収容されている第1の溶液と第2の溶液を同時に射出して混合させながら患部に塗布する方法又は装置が、特開昭64−25843号公報、特開昭64−40040号公報、実公平3−47609号公報、特開平6−181979号公報、特許第2741323号公報、特許第2837099号公報、特開平8−281150号公報、特開平11−76245号公報等で提案されている。本出願人も、第1と第2の溶液と共にガスを噴射することによりこれらの溶液を霧化し混合する生体組織接着剤塗布装置(特許第2555549号)を開発し、実際の臨床現場に提供してきた。そして、このような塗布装置の開発及び提供により、生体組織接着剤は様々な医療領域で接着剤又は止血剤として広く利用されるようになった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、このような塗布装置では、第1の溶液と第2の溶液は個別のシリンジに収容されているため、シリンジから噴射されるまでは互いに接触、混合することはない。したがって、理論的には、第1の溶液の噴射口と第2の溶液の噴射口は詰まることなく、時間を隔てた断続的な噴射が可能である。しかしながら実際には、断続的な噴射を繰り返すうち、噴射後に塗布装置を放置しておくと、溶液の噴射口(特にフィブリノゲンを含有する第1の溶液の噴射口)の近傍に凝固物が形成される場合がある。この凝固物は、第1の溶液と第2の溶液とを混合した接着剤である場合と、第1の溶液だけの場合があり得る。また、前者の場合、凝固物が出来る原因としては、溶液噴射時に噴射口の近傍に形成される乱流の影響、噴射完了後の液だれ、患部からのはね返り等が考えられる。他方、後者の場合、同時に噴射されるガスに第1の溶液の熱が奪われ、フィブリノゲン溶液そのものが噴射口の近傍に付着することが原因と考えられる。そして、このようにして形成された凝固物が噴射口を塞ぐと、以後の溶液噴射が不可能となる。
【0004】
そこで、本願発明は、第1の成分を含む第1の溶液を噴射する第1のノズルと、上記第1の成分の凝塊形成を促進する第2の成分を含む第2の溶液を噴射する第2のノズルとを有し、上記第1のノズルから噴射された第1の溶液と上記第2のノズルから噴射された第2の溶液とを混合して患部に塗布する生体組織接着剤塗布装置と共に利用され、少なくとも第1のノズルの閉塞を防止し、塗布装置による接着剤の断続的な塗布を確実に可能とする補助器具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、第1の成分を含む第1の溶液を噴射する第1のノズル(42a)と、第1の成分の凝塊形成を促進する第2の成分を含む第2の溶液を噴射する第2のノズル(42b)とを有し、第1のノズル(42a)から噴射された第1の溶液と上記第2のノズル(42b)から噴射された第2の溶液とを混合して患部に塗布する生体組織接着剤塗布装置(10)と共に利用される補助器具(50)を提供するものである。補助器具(50)の第1の形態は、塗布装置(10)に着脱自在に装着されるキャップ部(54)と、先端部と基端部とを有し且つ少なくとも先端部は第1のノズル(42a)の内径よりも細く形成された閉塞防止針(78a)と、閉塞防止針(78a)の基端部を保持するホルダ(72)とを有する。補助器具(50)はまた、キャップ部(54)に含まれるガイド(60)を有する。このガイド(60)は、キャップ部(54)を塗布装置(10)に装着した状態で、閉塞防止針(78a)を第1のノズル(42a)と同軸上に位置させ、針先端部が第1のノズル(42a)の吐出口から離れた第1の位置と、針先端部が第1のノズル(42a)に進入した第2の位置との間で、閉塞防止針(78a)をその長軸方向に移動できるように、ホルダ(72)をガイドする。
【0006】
第1の形態の補助器具(50)の他の態様は、先端部と基端部とを有し且つ少なくとも先端部は第2のノズル(42b)の内径よりも細く形成された第2の閉塞防止針(78b)を有する。この第2の閉塞防止針(78b)も、その基端部がホルダ(72)に保持されている。そして、キャップ部(54)を塗布装置(10)に装着した状態で、第2の閉塞防止針(78b)は第2のノズル(42b)と同軸上に位置する。また、ガイド(60)にガイドされるホルダ(72)の移動に基づいて、第2の閉塞防止針(78b)は、針先端部が第2のノズル(42b)の吐出口から離れた第1の位置と、針先端部が第2のノズル(42b)に進入した第2の位置との間で移動する。
【0007】
このような構成を採用した第1の形態の補助器具(50)は、塗布装置(10)による生体組織接着剤の塗布が一時的に中断したとき、この塗布装置(10)の所定部位にキャップ部(54)が装着される。この状態で、閉塞防止針(78a、78b)はノズル(42a、48b)と同軸上に位置しており、針先端部がノズル(42a、48b)から離れた第1の位置と、針先端部がノズル(42a、48b)に進入した第2の位置との間で閉塞防止針(78a、78b)の長軸方向に移動できる。したがって、ホルダ(72)を移動することにより、閉塞防止針(78a、78b)が第1の位置と第2の位置との間を移動し、ノズル(42a、42b)が凝固物で塞がれている場合には、この凝固物を押し退けてノズル(42a、42b)を開放できる。
【0008】
補助器具(50)には、閉塞防止針(78a、78b)を第2の位置から第1の位置に付勢するばね部材(76)を設けるのが好ましい。この場合、ばね部材(76)の付勢力に抗して閉塞防止針(78a、78b)を第1の位置から第2の位置に押し出した後はその押し出し力を解放すれば、閉塞防止針(78a、78b)は第2の位置から第1の位置に自動的に復帰する。
【0009】
本発明の第2の形態の補助器具は、塗布装置(10)に着脱自在に装着されるキャップ部(84)と、先端部と基端部とを有し且つ少なくとも先端部は第1のノズル(42a)の内径よりも細く形成された閉塞防止針(88a)とを有し、閉塞防止針(88a)は、キャップ部(84)を塗布装置(10)に装着した状態で、第1のノズル(42a)に先端部を挿入した状態でキャップ部(84)に保持されるようにしてある。
【0010】
第2の形態の補助器具の他の態様は、塗布装置(10)に着脱自在に装着されるキャップ部(54)と、第1と第2の閉塞防止針(88a,88b)を有する。第1と第2の閉塞防止針(88a,88b)はそれぞれ、先端部と基端部とを有し且つ少なくとも先端部はノズル(42a,42b)の内径よりも細く形成されている。また、第1と第2の閉塞防止針(88a,88b)は、キャップ部(54)を塗布装置(10)に装着した状態で、第1と第2のノズル(42a,42b)に先端部がそれぞれ挿入されるように、基端部がそれぞれキャップ部(54)に保持されている。
【0011】
これら第1の形態の補助器具によれば、キャップ部(84)を塗布装置(10)に装着するだけで閉塞防止針(88a,88b)が対応するノズル(42a、42b)に挿入され、キャップ部(84)を塗布装置(10)から取り外すとノズル(42a、42b)から閉塞防止針(88a,88b)が退避してノズル(42a、42b)が開放される。
【0012】
なお、以上の第1及び第2の形態において、補助器具(50)には、キャップ部(54)が塗布装置(10)に装着されている状態で該塗布装置(10)のノズル(44)から噴射される気体を大気に放出する孔(58)を設け、塗布装置(10)のノズル(44)から噴射される気体を大気に逃がすのが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を説明する。まず、図1は、生体組織接着剤塗布装置(以下、塗布装置という。)(10)を示す。塗布装置(10)は、同一の大きさの2つのシリンジ(12;12a、12b)を有する。各シリンジ(12)は、シリンジバレル(14)と、プランジャロッド(16)とで構成されている。周知の通り、シリンジバレル(14)は、シリンジノズル(18)を先端側に有し、半径方向外側に突出したフランジ(20)を基端側に有する。各プランジャロッド(16)は、先端にガスケット(図示せず)を有し、後端に親指ヨーク(22)を有する。これら2つのシリンジ(12;12a、12b)は、図示するように、バレルホルダ(24)によりシリンジバレル(14)が保持されて、並列に配置される。また、2つのプランジャロッド(16)はそれぞれ先端のガスケットをシリンジバレル(14)に挿入した状態で、基端の親指ヨーク(22)がプランジャホルダ(26)に保持され、これら2つのシリンジ(12;12a、12b)から同時に2つの液体(後述する)が噴射できるようにしてある。
【0014】
シリンジバレル(14)の先端シリンジノズル(18)には、スプレーヘッド(30)が装着される。スプレーヘッド(30)は、図2に詳細に示すように、基端から先端に向かって次第に断面形状を小さくしたほぼ四角錐台状の外部ハウジング(32)を有する。ハウジング(32)の基端には左右に円筒状の連結部(34)が形成され、ハウジング(32)の先端にはノズル部(36)が形成されている。ハウジング(32)の内部にはこのハウジング(32)に囲まれた空室(38)が形成されている。各円筒状連結部(34)には、シリンジノズル(18)の外側形状にほぼ一致した内側形状を有するノズル挿入筒(40)が固定されており、ノズル挿入筒(40)と円筒状連結部(34)との間が気密シールされている。また、ノズル挿入筒(40)の先端には、ハウジング(32)内に配置されているチューブ(42;42a、42b)の基端が接続されている。ハウジング(32)の先端に設けたノズル部(36)には、チューブ(42)の外径よりも大きい内径を有し、空室(38)と外気との間を接続する2つのガス噴射孔(44)が所定の間隔をあけて並列に形成されており、これらガス噴射孔(44)にそれぞれチューブ(42)の先端部ノズル(43a,43b)が挿通されている。なお、図示するように、チューブ(42)の先端部ノズル(43a,43b)はガス噴射孔(44)の先端から僅かに突出させるのが好ましい。
【0015】
図1に戻り、ハウジング(32)の上部にはガス供給管(46)が接続され、このガス供給管(46)は無菌化フィルタ(48)を介してガス供給源(図示せず)に接続できるようにしてあり、このガス供給源から供給されたガスは無菌化フィルタ(48)で無菌化された後、ガス供給管(46)を介してハウジング(32)内の空室(38)に供給され、ガス噴射孔(44)を介して、それぞれのチューブ(42;42a、42b)の先端部ノズル(43a,43b)の周囲から噴射されるようにしてある。
【0016】
以上の構成からなる塗布装置(10)の動作を説明する。この塗布装置(10)では、一方のシリンジ(第1のシリンジ12a)に血液凝固第XIII因子とフィブリノゲンを含有する溶液(第1の溶液)が収容され、他方のシリンジ(第2のシリンジ12b)にはトロンビン含有溶液(第2の溶液)が収容される。また、両シリンジ(12)のシリンジノズル(18)がスプレーヘッド(30)のノズル挿入筒(40)に挿入され、これらシリンジ(12)とスプレーヘッド(30)が連結される。さらに、スプレーヘッド(30)のガス供給管(46)が適当なチューブを介してガス供給源に接続される。
【0017】
これにより、ガス供給源から供給されたガスは無菌化フィルタ(48)で無菌化された後、ガス供給管(46)を通じてスプレーヘッド(30)の空室(38)に供給され、ガス噴射孔(44)から前方に向けて噴射される。
【0018】
次に、プランジャホルダ(26)を介して両プランジャロッド(16)を押圧すると、各シリンジ(12;12a、12b)に収容されている溶液がシリンジノズル(18)から押し出され、チューブ(42;42a、42b)の中を送られ、これらチューブ(42;42a、42b)の先端部ノズル(43a、43b)から噴射される。噴射された溶液は、ガス噴射孔(44)から噴射された無菌ガスによりそれぞれ霧化され、大気中で混合して目的の患部に塗布される。
【0019】
溶液の噴射は断続的に行われ、ある溶液噴射と次回の溶液噴射との間に、数分から数十分の時間があくこともあり得る。この場合、気化熱を奪われたフィブリノゲン溶液が対応するチューブ(42a)の先端で凝固し、このチューブ(42a)を閉塞することがあり得る。また、2つの溶液を混合して得た接着剤がチューブ(42;42a、42b)の先端に付着してこれらを閉塞することもあり得る。そこで、凝固物によるチューブ(42;42a、42b)の閉塞を防止するために、塗布装置には補助器具(50)が用意されている。
【0020】
この補助器具(50)は、図1及び図3に示すように、スプレーヘッド(30)の先端部(ヘッド先端部)(52)に着脱されるキャップ部(54)を有する。キャップ部(54)は、ヘッド先端部(52)の外側形状に似せた四角錐台状の内面形状を有するヘッド挿入孔(56)が形成されている。これらヘッド先端部(52)とヘッド挿入孔(56)には、ヘッド先端部(52)をヘッド挿入孔(56)に挿入した状態で、スプレーヘッド(30)に対してキャップ部(54)が正確に位置決めされ且つスプレーヘッド(30)からキャップ部(54)が脱落するのを防止するために、例えば、ヘッド先端部(52)又はヘッド挿入孔(56)のいずれか一方に突起、残る他方に該突起と係合する別の突起又は窪みを形成してもよい。また、キャップ部(54)が上下反転した状態でヘッド先端部(52)に装着されるのを防止するために、例えば、ヘッド先端部(52)の形を上下非対称形状とし、その非対称形状に合わせてヘッド挿入孔(56)の内面形状を形成してもよいし、上述した突起と突起(又は突起と窪み)を、ヘッド先端部(52)にキャップ部(54)が適正に装着された場合のみ、装着時にクリック感が得られるようにしてもよい。また、キャップ部(54)には、このキャップ部(54)をヘッド先端部(52)に装着した状態で、ヘッド先端部(52)のガス噴射孔(44)から噴射されるガスを大気に逃がすために、図3に示すように、ガス抜き孔(58)を形成するのが好ましい。
【0021】
キャップ部(54)は、ヘッド挿入側(図3の右側)の反対側(図3の左側)に、円筒ガイド(60)を保持している。円筒ガイド(60)は、その中心軸が、キャップ部(54)をヘッド先端部(52)に適正に装着した状態で、ガス噴射孔(44、44)及びこれらに保持されているチューブ(42、42)の先端部の中央を通るスプレーヘッド中心軸と一致する状態に保持されている。なお、図2(a)に、両軸が一点鎖線(62)で表示してある。
【0022】
円筒ガイド(60)の中には、キャップ部(54)側に針ガイド(64)が固定されている。針ガイド(64)は、キャップ部(54)をヘッド先端部(52)に適正に装着した状態でそれぞれのチューブ先端部ノズル(43;43a、43b)の延長上に延びる2つの針ガイド孔(66)が形成されている。
【0023】
他方、キャップ部(54)の反対側に位置する円筒ガイド(60)の端部には半径方向内側に向かって環状フランジ(68)が形成されており、この環状フランジ(68)で囲まれた開口部(70)を介して、円筒ガイド(60)に針ホルダ(72)の一端が挿入されている。針ホルダ(72)の挿入側端部(74)は開口部(70)よりも径が大きくしてあり、針ホルダ(72)の脱落が防止されている。また、針ホルダ(72)の挿入側端部(74)と針ガイド(64)との間には、円筒ガイド(60)の軸(62)を中心としてヘリカル状に伸びるばね(76)が配置され、常時、針ホルダ(72)を針ガイド(64)から遠ざける方向に付勢している。
【0024】
針ホルダ(72)の挿入側端部(74)は、針ガイド孔(66)に挿入されている針(78)の一端を保持している。針(78)の長さは、特に図2(b)に示すように、キャップ部(54)をヘッド先端部(52)に適正に装着した状態で、針(78;78a、78b)の先端が僅かな間隔をあけてチューブ先端部ノズル(43;43a、43b)に対向するように設定する。また、針(78;78a、78b)は、少なくともその先端側がチューブ(42)の内径よりも細い横断面形状を有する。
【0025】
以上の構成からなる補助器具(50)は、塗布装置(10)による塗布作業が一時的に中断されたとき、図3に示すように、ヘッド先端部(52)に装着される。このとき、ヘッド先端部(52)又はヘッド挿入孔(56)のいずれかに突起、残る他方に該突起と係合する別の突起又は窪みが形成されていれば、スプレーヘッド(30)に対してキャップ部(54)が正確に位置決めされ且つキャップ部の脱落が防止される。また、ヘッド先端部(52)の形を上下非対称形状とし、その非対称形状に合わせてヘッド挿入孔(56)の内面形状を形成するか、または上述した突起と突起(又は突起と窪み)を、ヘッド先端部(52)にキャップ部(54)が適正に装着された場合のみクリック感が得られるようにすることで、キャップ部(54)がヘッド先端部(52)に適正に装着される。
【0026】
補助器具(50)がヘッド先端部(52)に適正に装着されると、図3(b)に示すように、補助器具(50)の針(78;78a、78b)がそれぞれチューブ先端部ノズル(43;43a、43b)の延長上に配置されると共に針(78;78a、78b)の先端がチューブ先端部ノズル(43;43a、43b)に微小の隙間をあけて対向する。次に、ばね(76)の付勢力に抗して針ホルダ(72)を押すと、各針(78;78a、78b)が対応するチューブ先端部ノズル(43;43a、43b)に入り、そのチューブ先端部ノズル(43;43a、43b)を塞ぐ凝固物が存在すれば、この凝固物を押し退けてチューブ先端部ノズル(43;43a、43b)を開放する。このチューブ開放操作は、補助器具(50)の装着時、また塗布作業を再開するために該補助器具(50)を取り外す直前に、一回又は複数回針ホルダ(72)を押圧して行われる。したがって、補助器具(50)を取り外した状態ではチューブ(42)の先端が必ず開放されており、次の瞬間にプランジャホルダ(26)を介して両プランジャ(16)を押圧すると、各シリンジ(12)に収容されている溶液がチューブ(42)の先端から噴射されて目的の接着剤塗布が行われる。また、補助器具(50)がヘッド先端部(52)に装着されている状態でガス噴射孔(44)から噴射されているガスは、キャップ部(54)に形成されているガス抜き孔(58)から大気に放出されるので、補助器具(50)の内圧が上がって該補助器具(50)がヘッド先端部(52)から外れるということはない。
【0027】
以上の説明は本発明の一実施形態に関するものであり、本発明はその実施形態に限定されるものでない。例えば、上記実施形態では、2本の溶液チューブ(42)に対応して補助器具(50)には2本の針(78)を設けたが、上述のように、フィブリノゲン溶液用チューブ(42)の先端に凝固物の形成される可能性が高いと考えられるので、このフィブリノゲン溶液用チューブ(42)に対応する針(78a)だけを補助器具(50)に設けてもよい。ただし、上記実施形態のように両チューブ先端部ノズル(43;43a、43b)に対応して2本の針(78;78a、78b)を設けると、それだけチューブの閉塞する確率が減少し、好ましいことは言うまでもない。
【0028】
また、上記実施形態では、補助器具(50)にばね(76)を設け、このばね(76)で針(78)を非挿入位置に付勢したが、ばね(76)の無い形態も本発明の範囲に含まれるものである。この場合、針ホルダ(72)を円筒ガイド(60)に沿って移動すれば、針(78;78a、78b)はチューブ先端部ノズル(43;43a、43b)に進退し、そこに凝固物がある場合には、この凝固物を貫いてチューブ先端部ノズル(43;43a、43b)が開放される。なお、ばね(76)にはヘリカルスプリングを用いたが、針(78)及びホルダ(72)を付勢できるものであれば、ゴム等の弾性部材に代えてもよい。
【0029】
さらに、上記実施形態では、針(78)及びこの針(78)を支持している針ホルダ(72)を前後に移動自在としたが、図4に示すように、中空スプレーヘッド(30)の先端に細長い中空延長部(80)を設けると共に、この中空延長部(80)の先端(82)を一定の断面形状に形成したものでは、図4(b)に示すように、中空延長部先端(82)の外形に似せた内面形状を有するキャップ部(84)の一部(底部)を構成するホルダ(86)に針(88;88a、88b)の一端を固定し、このキャップ部(84)を中空延長部先端(82)に装着すると針(88;88a、88b)がチューブ(42;42a、42b)に挿入されるようにしてもよい。この場合、キャップ部(84)を外せばチューブ(42)の先端が開放され、直後に再び接着剤が噴霧可能となる。なお、本実施形態においても、キャップ部(84)には適当な個所にガス抜き孔(90)を設け、中空延長部先端(82)から噴射される気体を大気に逃がし、キャップ部(84)の内圧が上昇して該キャップ部(84)が中空延長部先端(82)から脱落するのを防止するのが好ましい。
【0030】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係る補助器具によれば、この補助器具を塗布装置に装着するだけで、または補助器具を塗布装置に装着した状態でホルダ及び閉塞防止針を移動するだけで、この閉塞防止針を対応するノズルに差し込み、このノズルが接着剤等の凝固物で塞がれている場合でも、この凝固物を押し退けてノズルを開放できる。したがって、塗布装置による塗布作業を一時的に中断することがあっても、その後の塗布作業再開時に確実に接着剤を再び噴射し塗布できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 生体組織接着剤塗布装置とこの塗布装置に利用する本発明の補助器具の斜視図。
【図2】 図1に示す生体組織接着剤塗布装置のスプレーヘッドの拡大断面図。
【図3】 図1に示す補助器具の断面図(a)と、この補助器具を生体組織接着剤塗布装置に装着した状態を示す断面図(b)。
【図4】 他の形態のスプレーヘッドの平面図(a)と、このスプレーヘッドの部分断面図及びそのスプレーヘッドに装着する補助器具の断面図(b)。
【符号の説明】
10…生体組織接着剤塗布装置、30…スプレーヘッド、42(42a、42b)…チューブ、43(43a,43b)…ノズル、50…補助器具、54…キャップ部、60…円筒ガイド、72…ホルダ、76…ばね部材、78(78a,78b)…針。
Claims (6)
- 第1の成分を含む第1の溶液を噴射する第1のノズルと、上記第1の成分の凝塊形成を促進する第2の成分を含む第2の溶液を噴射する第2のノズルとを有し、上記第1のノズルから噴射された第1の溶液と上記第2のノズルから噴射された第2の溶液とを混合して患部に塗布する生体組織接着剤塗布装置と共に利用される補助器具であって、
上記補助器具は、
上記塗布装置に着脱自在に装着されるキャップ部と、
先端部と基端部とを有し且つ少なくとも上記先端部は上記第1のノズルの内径よりも細く形成された閉塞防止針と、
上記閉塞防止針の基端部を保持するホルダと、
上記キャップ部に含まれており、上記キャップ部を上記塗布装置に装着した状態で、上記閉塞防止針を上記第1のノズルと同軸上に位置し且つ上記先端部が上記第1のノズルから離れた第1の位置と、上記先端部が上記第1のノズルに進入した第2の位置との間で、上記閉塞防止針をその長軸方向に移動できるように上記ホルダを案内するガイドと
を備えていることを特徴とする生体組織接着剤塗布装置用の補助器具。 - 第1の成分を含む第1の溶液を噴射する第1のノズルと、上記第1の成分の凝塊形成を促進する第2の成分を含む第2の溶液を噴射する第2のノズルとを有し、上記第1のノズルから噴射された第1の溶液と上記第2のノズルから噴射された第2の溶液とを混合して患部に塗布する生体組織接着剤塗布装置と共に利用される補助器具であって、
上記補助器具は、
上記塗布装置に着脱自在に装着されるキャップ部と、
先端部と基端部とを有し且つ少なくとも上記先端部は上記第1のノズルの内径よりも細く形成された第1の閉塞防止針と、
先端部と基端部とを有し且つ少なくとも上記先端部は上記第2のノズルの内径よりも細く形成された第2の閉塞防止針と、
上記第1と第2の閉塞防止針の基端部を保持するホルダと、
上記キャップ部に含まれており、上記キャップ部を上記塗布装置に装着した状態で、上記第1の閉塞防止針を上記第1のノズルと同軸上に位置し且つ上記第1の閉塞防止針の先端部が上記第1のノズルから離れた第1の位置と、上記第1の閉塞防止針の先端部が上記第1のノズルに進入した第2の位置との間で、上記第1の閉塞防止針をその長軸方向に移動できるように、且つ、上記第2の閉塞防止針を上記第2のノズルと同軸上に位置し且つ上記第2の閉塞防止針の先端部が上記第2のノズルから離れた第1の位置と、上記第2の閉塞防止針の先端部が上記第1のノズルに進入した第2の位置との間で、上記第2の閉塞防止針をその長軸方向に移動できるように、上記ホルダを案内するガイドと
を備えていることを特徴とする生体組織接着剤塗布装置用の補助器具。 - 上記補助器具は、上記閉塞防止針を第2の位置から第1の位置に付勢するばね部材を備えていることを特徴とする請求項1又は2のいずれか一に記載の生体組織接着剤塗布装置用の補助器具。
- 上記生態組織接着剤塗布装置は上記第1及び第2のノズルの周囲から気体を噴射する第3のノズルを備えており、
上記補助器具は、
上記キャップ部が、
上記キャップ部を上記ノズル部に装着した状態で上記第3のノズルから噴射されるガスを大気に放出するガス抜き孔を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかの生体組織接着剤塗布装置用の補助器具。 - 第1の成分を含む第1の溶液を噴射する第1のノズルと、上記第1の成分の凝塊形成を促進する第2の成分を含む第2の溶液を噴射する第2のノズルと、上記第1と第2のノズルの外径よりも大きな内径を有し上記第1と第2のノズルがそれぞれ挿通されるガス噴射孔を有するノズル部を有し、上記第1のノズルから噴射された第1の溶液と上記第2のノズルから噴射された第2の溶液とを上記ガス噴射孔から噴射されるガスによって混合して患部に塗布する生体組織接着剤塗布装置と共に利用される補助器具であって、
上記ノズル部に着脱自在に装着される中空のキャップ部と、
上記キャップ部の基端に設けたホルダと、
先端部と基端部とを有し且つ少なくとも上記先端部は上記第1のノズルの内径よりも細く形成されており、上記キャップ部を上記塗布装置に装着した状態で、上記第1のノズルに上記先端部が挿入されるように、上記キャップ部の内部に配置されると共に上記基端部が上記ホルダに保持されている閉塞防止針と、
上記キャップ部に形成されており、上記キャップ部を上記ノズル部に装着した状態で上記ガス噴射孔から噴射されるガスを大気に放出するガス抜き孔を有することを特徴とする生体組織接着剤塗布装置用の補助器具。 - 第1の成分を含む第1の溶液を噴射する第1のノズルと、上記第1の成分の凝塊形成を促進する第2の成分を含む第2の溶液を噴射する第2のノズルと、上記第1と第2のノズルの外径よりも大きな内径を有し上記第1と第2のノズルがそれぞれ挿通されるガス噴射孔を有するノズル部を有し、上記第1のノズルから噴射された第1の溶液と上記第2のノズルから噴射された第2の溶液とを上記ガス噴射孔から噴射されるガスによって混合して患部に塗布する生体組織接着剤塗布装置と共に利用される補助器具であって、
上記ノズル部に着脱自在に装着される中空のキャップ部と、
上記キャップ部の基端に設けたホルダと、
先端部と基端部とを有し且つ少なくとも上記先端部は上記第1のノズルと上記第2のノズルの内径よりも細く形成されており、上記キャップ部を上記塗布装置に装着した状態で、上記第1と第2のノズルに上記先端部が挿入されるように、上記キャップ部の内部に配置されると共に上記基端部が上記ホルダにそれぞれ保持されている第1と第2の閉塞防止針と、
上記キャップ部に形成されており、上記キャップ部を上記ノズル部に装着した状態で上記ガス噴射孔から噴射されるガスを大気に放出するガス抜き孔を有することを特徴とする生体組織接着剤塗布装置用の補助器具。
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