JP2001321441A - 生体接着剤噴霧ノズル - Google Patents

生体接着剤噴霧ノズル

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JP2001321441A
JP2001321441A JP2000142382A JP2000142382A JP2001321441A JP 2001321441 A JP2001321441 A JP 2001321441A JP 2000142382 A JP2000142382 A JP 2000142382A JP 2000142382 A JP2000142382 A JP 2000142382A JP 2001321441 A JP2001321441 A JP 2001321441A
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Haruhiko Ishizaka
春彦 石坂
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HAKKO MEDICAL KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2成分を混合して用いる生体接着剤を無菌ガ
スにより噴霧塗布する器具のノズルにおいて、低圧低流
量のガス圧により適正範囲への均一な噴霧が可能で、液
だれ等により器具に付着固化する接着剤の発生を少なく
する生体接着剤噴霧ノズルの提供を目的とする。 【構成】 2本の薬液通路となる薬液ノズルと、該ノズ
ルから吐出する薬液を噴霧するガスの通路となるガス供
給ノズルと、前記薬液及びガス供給ノズルを収容固定す
る外筒パイプ及びブッシュと、該外筒パイプ先端部に設
けられ2本の薬液ノズルの吐出口を仕切り2つの薬液の
接触を物理的に阻む仕切板よりなり、該仕切板はガス供
給ノズルの先端吐出口に接して、吐出口の一部を閉塞す
ると共に吐出口を2つに分割するよう配置して、該接す
る部位は鋭角に形成された頂辺部で当接させ、更にガス
供給ノズルの吐出口の直線延長上に円弧状の溝を設けて
構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は2薬液を混合し噴霧す
るノズルに関し、詳しくは、切開組織等の止血あるいは
縫合代用に使用する2薬液混合タイプの生体接着剤をガ
スの噴射を利用して霧化、混合噴霧する、特に内視鏡下
手術に好適なスプレータイプのノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】 2薬液、例えばフィブリノーゲン含有
溶液とトロンビン含有溶液とを混合する生体接着剤は、
切開組織等患部の止血、縫合の代用あるいは補助の目的
で広く用いられ、このための専用の塗布器具も広く使用
されている。例えば、特開昭64−25843、特開昭
64−40040、特開平11−76245等があり、
基本的に2種類の薬液を各々収納したシリンジを設け、
2薬液を同時吐出可能なように各々のシリンジのプラン
ジャーを一体化し、各々のシリンジの先端に適当な長さ
の薬液の通路(ノズル)を並列あるいは同心円状に設
け、通路(ノズル)各々の先端より吐出させ先端で混合
して塗布するよう構成されている。
【0003】また、より均一に効率良く混合塗布するた
めの手段として、薬液吐出部に無菌ガスを噴射して、2
薬液を霧状に混合噴霧するスプレータイプの器具も広く
知られている。例えば、実公平3−47609、特開平
6−205831、特開平6−238001、特開平7
−255729、特開平9−154848、実登259
6623他多くのものがあり、これらは基本的に、前段
構成の器具にガス供給の通路を様々に設け、先端の薬液
吐出部近傍で開放し無菌ガスを噴射させ、吐出させた薬
液を霧状にして混合噴霧するように構成されている。ま
た、これらのノズル部分に付いてみると、多くのノズル
は、薬液を含有するシリンジより各々2本の通路を並列
に並べて設けており、先端の吐出部も各々並列に並べ別
々に吐出する構造となっている。
【0004】一方、本発明が適用する2薬剤混合の生体
接着剤は、薬液を混合すると非常に短時間で硬化し接着
効果を示すものであり、これは目的とする生体接着のた
めには大きな利点となるが、これを塗布する器具にとっ
ては、手技途中で塗布により器具に付着した薬剤が先端
部等で混合硬化しまい、手技の妨げになったり、最悪の
場合吐出が十分におこなわれなくなるといった問題の原
因となっている。この器具への付着はスプレータイプの
器具であっても発生し、即ち薬液は液体であるため吐出
口からの液だれは避けられず、これに噴霧された他方の
液が接触して硬化し小さな固まりとなり徐々に大きくる
といった経緯をとり発生する。この対策として薬液放出
前に2つの薬液の接触を避けるため、前記した従来のス
プレーノズルの多くが、独立した薬液通路より薬液を吐
出させた後にガス圧により霧化混合するように薬液吐出
部を外部に開放して設けているが、内視鏡下手術で使用
される器具の場合、全体の外径が細いため2つの薬液ノ
ズルの間隔は非常に狭くなり、前記した吐出口からの僅
かの液だれと相まって2薬液の器具上での接触は避けら
れず、この混合硬化による接着剤の器具への付着は発生
しており、術中これを取り除く作業が必要となってい
る。
【0005】そこで、上記問題を解消するものとして、
特公5−83307公報に2つの薬液吐出部の間に設け
たガス吐出部(ガスチャンネル)の前にガス吐出部及び
薬液吐出部を分割するように隔離用ウエブを設け、2つ
の薬液の接触を防止する構成の器具も提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 しかし、前記の器具
では、ガスチャンネルより放出されるガスは隔離用ウエ
ブにより2つの流路に分割されるが隔離用ウエブのガス
チャンネルへの接触面が面状であるため、ガス放出のさ
いの抵抗となりガスの流れの乱れやガスの広がりを大き
くする可能性がある。また、ガスの放出の範囲即ち薬液
の広がる範囲を広範囲にしないため外筒管にあたる部分
を薬液吐出口より長く設けているが、器具先端での接着
剤の硬化の原因となる可能性があり、また使用後や使用
を一旦休止した場合などではガスチャンネル先端部や隔
離用ウエブに付着し残った薬剤がガスチャンネル先端部
や隔離用ウエブ伝わり逆流し内部で混合固化を起こすこ
とが懸念されるといった問題がある。
【0007】以上の問題点に鑑み、本発明は、低圧低流
量のガス圧により適正範囲へ均一な噴霧が可能で、液だ
れにより器具に付着固化する接着剤の発生を少なくする
生体接着剤噴霧ノズルの提供を課題とした。
【0008】
【課題を解決するための手段】 上記問題を解決するた
め、本発明の生体接着剤噴霧ノズルは、2本の薬液通路
となるパイプ状の薬液ノズルと、該ノズルから吐出する
薬液を霧化噴霧するガスの通路となるパイプ状のガス供
給ノズルと、前記薬液及びガス供給ノズルを収容する外
筒パイプと、これらを固定するブッシュと、該外筒パイ
プ先端部に設けられ2本の薬液ノズルの吐出口を仕切り
前記2つの薬液の接触を物理的に阻む仕切板より構成
し、該仕切板先端は薬液吐出口より少なくとも3mm以
上長く設け、かつガス供給ノズルの先端吐出口に接し
て、吐出口を2つに分割するよう配置して、該接する部
位は鋭角として、該鋭角の頂辺部をガス供給ノズルの吐
出口に当接させ配置した。ここで、頂辺部とは鋭角を有
する三角柱の鋭角を成した部位の辺と定義する。
【0009】前記仕切板の両面のガス供給ノズルの吐出
部延長線上にあたる部位にガス通路となる円弧状の溝を
設けた。
【0010】前記薬液ノズル先端の吐出口は外筒パイプ
の先端より長く外部に突出させ、かつガス供給ノズルの
吐出口の直線延長線上に向けて仕切部材に向け互いに向
き合う形状に湾曲させ設けた。
【0011】前記ガス供給ノズルは、外筒パイプ中空部
とブッシュに設ける貫通孔中空部よりなる通路として別
途部品を設ず構成しても良い。
【0012】前記仕切板端部の鋭角に形成された頂辺部
端部は、ブッシュあるいはガス供給ノズルのガス吐出口
となる先端部より内部に挿入して設けた。
【0013】前記仕切板はブッシュと一体化して形成す
ることが望ましい。
【0014】
【作用】 本構成の生体接着剤によれば、薬液2成分の
各々の吐出口は別のノズル先端ではあっても、2つのノ
ズルの先端吐出口は薄い仕切板を挟み互いに向き合い、
また仕切板のガス吐出口へ接する部位を鋭角の頂辺と
し、ガスの流れをスムーズにしたり、仕切板のガス通路
にあたる部位に円弧状の溝を設け、ガスの流路を直線状
としたり、また仕切板の頂辺部端部をブッシュあるいは
ガス供給ノズルのガス吐出口となる先端部より内部に挿
入して設け、仕切板によるガスの流路分割直後のガスの
流れの広がりを抑えるなど、直線的で広範囲に広がらな
いスムーズなガスの流れを作る構造により、噴霧混合さ
れた2薬液は、あたかも同一の吐出口から吐出された様
相となり高度に均一な混合を可能にし、同時に、これら
の構造により接着剤の塗布範囲は円形となるため不必要
に広範囲への塗布を避ける局部集中で適正範囲に焦点を
絞った塗布ができる。
【0015】また、2薬液を噴霧するのにガス供給ノズ
ルは2つの薬液ノズルの中間に一つを設けるだけでよ
く、従来主流の薬液ノズル各々にそれぞれガス供給ノズ
ルを設けるもの等と比較してガスの放出面積(断面積)
を小さく抑えることができ、前記したガスのスムーズな
流れと相まって低圧低流量のガス供給で足りるため、高
圧で塗布した場合ガスの当たる部位に発生するようなク
レーター状の凹みを生じることなく、また、内視鏡下手
術のさいに、腹腔等体腔内部のガス圧を必要以上に高め
ることのない噴霧ノズルとすることができる。
【0016】更に、薬液吐出口を外筒より突出させる構
造や仕切板による薬液噴霧前の接着剤の早期混合を物理
的に阻む構造により、薬液吐出口での固化付着を無く
し、仕切板先端付近への固化付着も少なくすることがで
きるため、手技途中に詰まることがなく、また手技中付
着接着剤の除去作業を少なくするができる。尚、本構成
をとっても薬液吐出口より仕切板の先端部を3mm以上
長く設けないと、ガスの巻き込みによる薬液吐出口近傍
への接着剤の固化を招くことがあるといった試験結果が
あり、本作用を得るためには、該突出は3mm以上を確
保することが望ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】 本発明の生体接着剤噴霧ノズル
の実施の形態の例を図面を参考に詳細に説明する。
【0018】図1は本発明の一例の生体接着剤噴霧ノズ
ルの上面図、図2は正面図、図3は側面図を示し、図4
はA−A断面図を示す。第1の薬液(以下、A液)通路
となる第1の薬液ノズル(以下、A液ノズル)1aと、
該A液ノズル1aと並行に設ける第2の薬液(以下、B
液)通路となる第2の薬液ノズル(以下、B液ノズル)
1bと、前記2つの薬液ノズル1の中間にかつ並行に該
薬液ノズル1より短く設ける無菌ガスの通路となるパイ
プ状のガス供給ノズル2と、前記A液ノズル1a、B液
ノズル1b、及びガス供給ノズル2を薬液ノズル1を先
端より突出させて収容するステンレス製パイプよりなる
外筒パイプ3と、該外筒パイプ3先端に取り付け、各々
のノズルを先端部で固定して一体化するブッシュ4と、
外筒パイプ3の先端部を中央で2分割するように設け、
A液ノズル1a及びB液ノズル1bを隔離して物理的に
A液とB液の早期接触を阻むと共に、ガス供給ノズル2
の先端吐出口を2つに分離してガス流路を2分割する平
板状の仕切版5より構成する。尚、本実施の形態におい
てはブッシュ4及び仕切板5は一体として成形した。ま
た、本発明のノズル部分を除く生体接着剤噴霧器具全体
は、従来の器具と共通するため特に図示しないが、薬液
供給ノズル1の基部は生体接着剤の2成分の薬液A、B
を各々収容したシリンジに接続されており、この種の器
具として一般的な構造であるようにプランジャーを一体
化し、これを押圧し2薬液を同時吐出するようにして、
ガス供給ノズル2の基部はフィルターを通してガス供給
装置へと接続される。また、基部全体は使用勝手を考慮
して、操作部として一体化、コンパクト化されたものが
好ましいが特定するものではない。
【0019】2つの薬液ノズル1(1a、1b)はステ
ンレス等の金属あるいは、ポリプロピレンやフッ素樹脂
等比較的硬質な樹脂よりなり間隔をおき平行に設けら
れ、先端部は仕切板を挟んで互いに対向するように湾曲
させて設け、先端吐出口11は、ガス供給ノズル2のガ
ス吐出口21の直線延長上、即ちガスの流路に向けて設
けられる。ガス供給ノズル2は前記薬液ノズル1同様の
金属あるいは樹脂よりなり、該2本の薬液ノズルの中間
に並行して設け、該先端部はブッシュ先端部より短く、
また薬液ノズルより更に短く設ける。外筒パイプ3は、
前記薬液ノズル1、ガス供給ノズルの3本のノズルを収
納するステンレスあるいは樹脂製パイプで、先端部は薬
液ノズルより2〜5mm程度短く設け、他端部は基部
(図示せず)に接続される。尚、内視鏡下手術での使用
を考慮して外径は10mm以下であることが好ましい。
ブッシュ4は外筒パイプ3内に前記3本のノズルを適当
位置に固定するためのもので、金属製であっても樹脂製
であっても良く、また外筒パイプ先端への接続手段や形
状等特定するものではないが、本実施例においては、前
記3本のノズルの外径に適合する貫通孔を設け、該貫通
孔で各ノズルを通し固定し、外筒パイプ3の外面とブッ
シュ4内面を接着して外筒パイプ3の先端を覆うように
固定して設けた。尚、ブッシュ4のガス供給ノズル2周
囲を包囲固定する部位の先端部は、ガス供給ノズルの先
端吐出口21よりも先端側に長く設けて、該吐出口21
に接する仕切板5の頂辺部端部をブッシュ4の該先端部
位の内部に収容するよう構成した。また、次段落で説明
する仕切板5と一体成形としても良い。
【0020】図5は本発明の仕切板を示す斜視及び背面
から見た模式図を示す。仕切板5は適度な厚さを有する
金属あるいは樹脂製の平板状のプレートで、両面中央部
でガス供給ノズル2の吐出口21の直線延長上、即ちガ
ス流路にあたる部分には、各々円弧状の溝51を設け、
一方端の両面中央部でガス供給ノズル2のガス突出口2
1に接する部位には、両面より同角度で切り込み52を
入れ、先端部の辺を鋭角に形成し、この鋭角とした頂辺
部53で該ガス供給ノズルのガス突出口21に当接する
ような形状として形成した。
【0021】前記仕切板5を次の条件を全て満たすよう
に、外筒パイプ3先端の中央部に設ける。 1.外筒パイプ3を2つの半円に2分割するように設け
る。 2.2つの薬液ノズル1を隔離するすように、かつ該薬
液ノズル1の対向する吐出口11が仕切板5に設けた円
弧状の溝51に向けて開放されるように設ける。 3.仕切板5端部に設けた頂辺部53が、ガス供給ノズ
ル2の先端ガス吐出口21に接し該ガス吐出口21を等
しく2分割に分離するように設ける。 4.仕切板5両面中央部に設けた円弧状の溝51がガス
吐出口21の直線延長上にありガス通路となるように設
ける。 5.仕切板5端部に設けた頂辺部53の先端部がブッシ
ュ4のガス吐出口の先端内部に挿入されるように設け
る。また、該仕切板5先端端部は少なくとも薬液ノズル
1の吐出口11より3mm以上突出する長さとし、幅方
向は外筒パイプ3あるいはブッシュ4の外径と同様な幅
とすることが望まく、厚さは薄いほど前述した作用効果
は高いことが予想されるが加工性等を考慮して0.5m
m〜3mm程度が望ましい。尚、本実施の形態ではブッ
シュ4と仕切板5を一体に形成し、前述のブッシュ4に
前記仕切板5を組み込んだ形状として形成した。
【0022】図6及び図7は、本発明の別の実施の形態
の一例で、ガス供給ノズル2を別部品を用いずに、外筒
パイプ3の中空部及びブッシュ4に設ける貫通孔の中空
部をガス通路としたもので、図6が側面図、図7はA−
A断面図を示す。基本的構成及び構造は前述した実施の
形態例と同様となるため、異なる部分のみを説明する。
前記した通りガス供給ノズル2は部品としては存在せ
ず、外筒パイプ3及びブッシュ4が共用され、各々の中
空部がガス通路となるガス供給ノズル2として機能す
る。ブッシュ4にはガス供給ノズルの先端となる貫通孔
のほか薬液ノズル1を固定する貫通孔を設け、外筒パイ
プ3先端に填め込み該内面に接着して固定し、外筒パイ
プ3及び薬液ノズル1との隙間からガス漏れが発生しな
いように接着剤等により確実に隙間を閉塞する配慮が必
要となる。また、仕切板5の端部頂辺部側の端部は、前
記ブッシュ4に設けるガス通路となる貫通孔内部に挿入
して位置させる。
【0023】本発明の噴霧ノズルによる接着剤の噴霧手
段は、A液ノズル1aの基部より供給される薬液A、B
液ノズル1bより供給される薬液Bが各々のノズル1内
部を通って、各々の先端吐出口11より吐出され、一方
ガス供給ノズル2の基部より供給される無菌ガスがガス
供給ノズル2内部を通り吐出口21で仕切板5により2
分割され放出され、各々A液及びB液を霧化し仕切板5
を超えると混合を許され接着効果を現す。
【0024】
【発明の効果】 本発明によれば、前述した作用によ
り、無菌ガスの放出を低圧低流量に抑え、かつ適度な範
囲に均一な接着剤の混合噴霧をすることができるなど、
特に内視鏡下手術に好適な生体接着剤噴霧ノズルを提供
することができ、腹腔等内視鏡下手術における腹腔内の
ガス圧を適正に保持でき、不用部位への接着剤の塗布に
よる影響を減少できるなど、患者への負担や悪影響を低
下することができる。
【0025】また、前述した作用により、器具への接着
剤の固化付着を非常に少なくすることができるため、術
中手技を妨げることがなく、またこれを除去するための
作業を低減するなど術者にとっても使用しやすく負担少
ない生体接着剤の噴霧ノズルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の生体接着剤噴霧ノズル
の上面図
【図2】 本発明の実施の形態の生体接着剤噴霧ノズル
の正面図
【図3】 本発明の実施の形態の生体接着剤噴霧ノズル
の側面図
【図4】 本発明の実施例の形態の生体接着剤噴霧ノズ
ルのA−A断面図
【図5】 本発明の実施例の形態の仕切板の模式図で斜
視図及び背面図
【図6】 本発明の別の実施例の形態の生体接着剤噴霧
ノズルの側面図
【図7】 本発明の別の実施例の形態の生体接着剤噴霧
ノズルのA−A断面図
【符号の説明】
1. 薬液ノズル 11.薬液吐出口 1a.A液ノズル 1b.B液ノズル 2. ガス供給ノズル 21.ガス吐出口 3. 外筒パイプ 4. ブッシュ 5. 仕切板 51.円弧状溝 52.切り込み 53.頂辺部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2薬液をガス圧により霧化し混合噴霧す
    るノズルにおいて、2本の薬液通路となるパイプ状の薬
    液ノズルと、該薬液ノズルから吐出する薬液を霧化噴霧
    するガスの通路となるパイプ状のガス供給ノズルと、前
    記薬液及びガス供給ノズルを収容する外筒パイプと、こ
    れらを固定するブッシュと、該外筒パイプ先端部に設け
    られ2本の薬液ノズルの吐出口を仕切る仕切板より構成
    し、該仕切板はガス供給ノズルの吐出口にガスの流路を
    分割するように接して配置され、該ガス供給ノズルの吐
    出口に接する部位は鋭角に形成された頂辺部で当接する
    ことを特徴とする生体接着剤噴霧ノズル。
  2. 【請求項2】 前記仕切板の両面でガス供給ノズルの吐
    出口延長線上にあたる部位に円弧状の溝を設ける請求項
    1の生体接着剤噴霧ノズル。
  3. 【請求項3】 前記薬液ノズル先端の吐出口は外筒パイ
    プ先端より長く外部に突出させ設け、かつガス供給ノズ
    ルの吐出口の直線延長線上に向けて設ける請求項1乃至
    2の生体接着剤噴霧ノズル。
  4. 【請求項4】 前記ガス供給ノズルは外筒パイプの中空
    部及びブッシュに設ける貫通孔の中空部よりなる請求項
    1乃至3の生体接着剤噴霧ノズル。
  5. 【請求項5】 前記仕切板端部の鋭角に形成された頂辺
    部端部は、ブッシュあるいはガス供給ノズルのガス吐出
    口先端より内部に挿入して設ける請求項1乃至4の生体
    接着剤噴霧ノズル。
  6. 【請求項6】 前記仕切板はブッシュと一体化してなる
    請求項1乃至5の生体接着剤噴霧ノズル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012168933A3 (en) * 2011-06-05 2013-03-28 Omrix Biopharmaceuticals Ltd. Device for spraying and/or mixing fluids in proximity to a surface

Cited By (2)

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WO2012168933A3 (en) * 2011-06-05 2013-03-28 Omrix Biopharmaceuticals Ltd. Device for spraying and/or mixing fluids in proximity to a surface
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