JPH09154376A - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JPH09154376A
JPH09154376A JP34588695A JP34588695A JPH09154376A JP H09154376 A JPH09154376 A JP H09154376A JP 34588695 A JP34588695 A JP 34588695A JP 34588695 A JP34588695 A JP 34588695A JP H09154376 A JPH09154376 A JP H09154376A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転台の高さをあまり高くすることな
く、コンバインの前方視界性を向上させる。 【解決手段】 運転台を上昇し乍ら前方へ移動させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインの前方
視界性を向上させる技術に関し、特に刈取作業時に運転
台の運転席に座っているオペレータが刈取部のデバイダ
先端を目視できる前方視界を得るための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンバインの前方視界性を向上さ
せるための手段として、運転台の高さを垂直に調整でき
るようにしたコンバインがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、従来のよ
うに運転台の高さを高くするだけでは、刈取作業時に運
転台の運転席に座っているオペレータから刈取部のデバ
イダ先端が目視できる高さまでの移動量が多く、運転台
の高さが極めて高くなり、オペレータに恐怖感を与える
と共に、走行安定性を阻害する等の問題があった。
【0004】本発明は、運転台の高さをあまり高くする
ことなく、コンバインの前方視界性の向上、特に刈取作
業時に運転台の運転席に座っているオペレータが刈取部
のデバイダ先端を目視できる前方視界を得ることができ
るコンバインを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のコンバインは、運転台の高さを調整するだけ
でなく、前後位置も同時に調整する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に基づ
いて詳述する。図1は刈取作業時のキャビンの左側面
図、図2はコンバインの全体左側面図、図3は同平面
図、図4は同正面図、図5は同右側面図であり、図中
(1)は走行クローラ(2)を装設するトラックフレー
ム、(3)は前記トラックフレーム(1)に架設する機
台、(4)はフィードチェン(5)を左側に張架し扱胴
(6)及び処理胴(7)を内蔵している脱穀機である脱
穀部、(8)は前処理機構及び穀稈搬送機構などを備え
る6条用の刈取部、(9)は排藁チェン(10)終端を
臨ませる排藁処理部、(11)は脱穀部(4)からの穀
粒を揚穀筒を介して搬入する穀物タンク、(12)は前
記タンク(11)の穀粒を機外に搬出する排出オーガ、
(13)は運転操作部(14)及び運転席(15)を備
える箱型の運転台であるキャビン、(16)はエンジン
(17)を内装するエンジン部であり、連続的に穀稈を
刈取って脱穀するように構成している。
【0007】また、脱穀部(4)を機台(3)の左側に
配設し、この脱穀部(4)の右側に穀物タンク(11)
を配設し、この穀物タンク(11)の前側にエンジン部
(16)を配設している。さらに、キャビン(13)を
穀物タンク(11)の前側でエンジン部(16)の上側
に配設し、エンジン部(16)及びキャビン(13)の
左側で前記脱穀部(4)の前方に刈取部(8)を配設し
ている。
【0008】図6に示す如く、前記刈取部(8)は、デ
バイダ(18)を介して取入れられる未刈穀稈を起立さ
せる引起装置(19)と、この引起時に穀稈の稈元側を
掻込む掻込装置(20)と、この掻込時に穀稈の株元を
切断するバリカン型の刈刃装置(21)とで、前処理機
構が構成されている。また右側2条分の刈取穀稈を左斜
後方に搬送する右下部搬送チェン(22)及び上下一対
の右上部搬送タイン(23)と、左側2条分の刈取穀稈
を右下部搬送チェン(22)の後端側に搬送受継ぎさせ
る左下部搬送チェン(24)及び上下一対の左上部搬送
タインチェン(25)と、中央2条分の刈取穀稈を右下
部搬送チェン(22)の後端側に搬送受継ぎさせる中央
下部搬送チェン(26)及び中央上部搬送タインチェン
(27)と、右下部搬送チェン(22)の後端側に合流
する6条分の刈取穀稈を脱穀部(4)のフィードチェン
(5)の前端に補助搬送チェン(28)を介して搬送受
継ぎさせる縦搬送チェン(29)とで穀稈搬送機構を構
成している。
【0009】また、刈取部(8)の下部に機体横方向に
横伝動軸ケース(30)を横架し、この横伝動軸ケース
(30)に7本の刈取フレーム(31)を介して前処理
機構を支持すると共に、刈取部(8)の最後部で機体横
方向に横架し、且つ、右端に刈取入力プーリ(32)
を、また左端に縦搬送駆動ケース(図示省略)及びフィ
ードチェン駆動ケース(図示省略)を支持する刈取入力
軸ケース(33)を設け、この刈取入力軸ケース(3
3)の中間部に後端を一体連結させた縦伝動軸ケース
(34)の下端に前記横伝動軸ケース(30)の中間部
を一体連結させ、刈取部の各部を支持するフレーム構造
を構成している。
【0010】そして、前記刈取入力軸ケース(33)を
機台(3)の前端側に立設固定させる左右一対の刈取支
持フレーム(35)に軸受(36)を介して水平軸回り
で回動自在に支持すると共に、縦伝動軸ケース(34)
と機台(3)間に復動形の刈取昇降油圧シリンダ(3
7)を張架し、この油圧シリンダ(37)の伸縮によっ
て刈取部(8)を刈取入力軸ケース(33)を支点に昇
降させるように構成し、また左側の軸受(36)に鉛直
な支軸(38)を一体に設け、この軸受(36)を介し
て左側の刈取支持フレーム(35)に回動自在に支持
し、刈取入力軸ケース(37)の右側の軸受(36)を
外し、且つ、刈取入力プーリ(32)に巻掛けている伝
動ベルトを外し、且つ、フィードチェン駆動ケースの駆
動スプロケットに巻掛けているフィードチェン(5)を
外し、且つ、刈取部(8)の前側底部に出入れ自在に設
けられる転輪(図示省略)を突出接地させるとき、刈取
部(8)を支軸(38)を中心に機体左側にオープン可
能に構成している。
【0011】図1及び図7乃至図9に示す如く、前記キ
ャビン(13)を、水平を保った状態で、上昇し乍ら前
方へ移動させ、下降し乍ら後方へ移動させる如く、機台
(3)に支持する支持機構(39)を備えるもので、こ
の支持機構(39)は、キャビン(13)の底面4隅を
4本の回動アーム(40)により機台(3)に連結する
構造で、平行リンク機構を構成すると共に、この平行リ
ンク機構の一部と機台(3)間に張架する復動形のキャ
ビンチルト油圧シリンダ(41)によって平行リンク機
構つまり各回動アーム(40)を回動させ、前記キャビ
ン(13)を、水平を保った状態で、上昇し乍ら前方へ
移動(以下この動作を前斜チルトという)、下降し乍ら
後方へ移動(以下この動作を後斜ルチトという)させる
ように構成している。
【0012】また、キャビン(13)の底面に前後一対
の支点軸(42)(43)を機体左右方向に平行に軸支
すると共に、機台(3)に前後一対の支点軸(44)
(44)を機体左右方向に平行に軸支し、前側左右2本
の回動アーム(40)の上端をキャビン(13)側の前
支点軸(42)に軸支させ、その回動アーム(40)の
下端を機台(3)側の前支点軸(44)に軸支させる一
方、後側左右2本の回動アーム(40)の上端をキャビ
ン(13)側の後支点軸(43)に軸支させ、その回動
アーム(40)の下端を機台(3)側の後支点軸(4
5)に軸支させている。さらに、一端を機台(3)に揺
動自在に連結させた前記キャビンチルト油圧シリンダ
(41)の一端をキャビン(13)側の後支点軸(4
3)中間部に回動自在に連結している。そして、上記し
たキャビン(13)のチルト動作を得るために、キャビ
ン(13)を最後斜チルトさせた状態で各回動アーム
(40)が最倒伏位置に回動し、そのときの各回動アー
ム(40)の機台(3)の支点が必ず前で、キャビン
(13)側の支点が後になるような平行リンクを構成し
ている。
【0013】また、キャビン(13)の底面に固着して
前後の支点軸(42)(43)の端部を回動自在に嵌合
させる各軸受(46)と、機台(3)に固着して前後の
支点軸(44)(45)の端部を回動自在に嵌合させる
各軸受(47)と、各回動アーム(40)の両端に一体
形成して各支点軸(42)(43)(44)(45)を
回動自在に嵌合させるキャビン側ボス部(40a)及び
機台側ボス部(40b)は、これら各軸受(46)(4
7)及び各ボス部(40a)(40b)と嵌め合う支点
軸(42)(43)(44)(45)との間に防振ゴム
(48)を組込むと共に、前記チルト油圧シリンダ(4
1)の油圧回路にアキュムレータ(図示省略)を組込む
ことにより、コンバインの振動をキャビン(13)に伝
えるのを防止し、またキャビン(13)のチルト衝撃の
緩和と伝達を防止し、キャビン(13)の乗り心地を大
きく向上させるように構成している。
【0014】図7に示す如く、後部左側の回動アーム
(40)に機台(3)の後支点軸(45)を中心とする
扇形のラックギヤ(49)を一体に設け、このラックギ
ヤ(49)に常時噛合うピニオンギヤ(50)をボリュ
ーム軸に有するポテンショメータ形のキャビン(13)
のポジョンセンサ(51)を機台(3)に取付け、回動
アーム(40)の回動角によってキャビン(13)のチ
ルト位置を検出するように構成している。また図10に
示す如く、キャビン(13)の前側に張出しキャビン
(13)と前後方向で重合する刈取部(8)の引起装置
(19)の上端側背面にキャビン(13)に対するタッ
チセンサ(52)を設け、このタッチセンサ(52)は
キャビン(13)の前面に当接させるセンサアーム(5
3)が、引起装置(19)側の左右ブラケット(54)
にガイドアーム(55)及び復帰スプリング(56)を
介して当接後退自在に弾力的に後方に突出支持され、こ
のセンサアーム(55)がキャビン(13)と当接して
一定以上後退したとき、引起装置(19)側の左右ブラ
ケット(54)間の中央ブラケット(57)に取付けた
オンオフスイッチ形のタッチセンサSW(58)がオン
作動し、刈取部(8)とキャビン(13)との一定の隙
間を検出するように構成している。
【0015】尚、前記タッチゼンサ(51)のセンサア
ーム(52)の表面(受圧面)は弾性材(59)によっ
て被覆されている。
【0016】図11に示す如く、少なくとも刈取部
(8)の昇降を手動及び自動制御する機能を有するコン
トローラ(60)に、キャビン(13)を手動で任意の
位置にチルト移動させる前斜チルトSW(61)及び後
斜チルトSW(62)と、キャビン(13)を予め設定
された刈取作業位置(図1に示すキャビン位置)にチル
ト移動させるオートセットSW(63)と、キャビン
(13)を予め設定された最後斜位置(図8に示すキャ
ビン位置)にチルト移動させるオートリターンSW(6
4)と、キャビン(13)を予め設定された最前斜位置
(図9に示すキャビン位置)にチルト移動させるオート
オープンSW(65)と、これら各位置を指定するポジ
ョン設定器(66)と、この設定器(66)によって指
定した値を記憶させる不揮発性メモリー(67)と、前
記ポジョンセンサ(51)と、前記タッチセンサSW
(58)と、前記前斜チルトSW(61)及び後斜チル
トSW(62)及びオートセットSW(63)及びオー
トリターンSW(64)及びオートオープンSW(6
5)によりキャビン(13)をチルト移動させる手動モ
ードと刈取部(8)の昇降に基づいて自動的にキャビン
(13)をチルト移動させる自動モードとに切換えるチ
ルト制御モード切換SW(68)とを接続させると共
に、チルトシリンダ(41)の電磁切換弁の伸長側ソレ
ノイドを含む前斜回路(69)と、チルトシリンダ(4
1)の電磁切換弁の縮少側ソレノイドを含む後斜回路
(70)とを前記コントローラ(60)に接続し、チル
ト制御モード切換SW(68)で選択した制御モードで
キャビン(13)をチルト移動させるように構成してい
る。
【0017】そして、図1に示すように、刈取部(8)
が刈取作業位置(最下降位置でも可)に下降支持された
とき、タッチセンサ(52)のセンサアーム(59)に
キャビン(13)前面が触れる位置をキャビン(13)
の刈取作業位置とし、この刈取作業位置におけるキャビ
ン(13)のポジョンセンサ(51)の出力値をポジョ
ン設定器(66)によってメモリー(67)に記憶させ
る。この刈取作業位置ではタッチセンサ(52)のセン
サアーム(59)は最も突出した状態にあり、タッチセ
ンサSW(58)もオフ状態にある。またタッチセンサ
SW(58)は刈取部(8)の刈取作業位置における刈
高さ自動制御範囲内ではオフ状態に保持され、刈取部
(8)が刈高さ制御範囲を超えて上昇したときオンに切
換わるようになっている。この刈取作業位置にキャビン
(13)が移動することにより、運転席(15)に座っ
ているオペレータから刈取部(8)のデバイダ(18)
先端が目視できる前方視界が得られる。また、図8に示
すように、刈取部(8)が最上昇位置に上昇支持された
とき、タッチセンサ(51)のセンサアーム(59)に
キャビン(13)前面が触れる位置をキャビン(13)
の最後斜位置とし、この最後斜チルト位置におけるキャ
ビン(13)のポジョンセンサ(51)の出力値をポジ
ョン設定器(66)によってメモリー(67)に記憶さ
せる。この最後斜位置ではタッチセンサ(52)のセン
サアーム(59)は最も突出した状態にあり、タッチセ
ンサSW(58)もオフ状態にある。またチルトシリン
ダ(37)は最縮小状態にある。図9に示すように、チ
ルトシリンダ(37)を最伸長させたときの位置をキャ
ビン(13)の最前斜位置とし、この最前斜位置におけ
るキャビン(13)のポジョンセンサ(51)の出力値
をポジョン設定器によってメモリー(67)に記憶させ
る。この最前斜位置への移動は刈取部(8)をオープン
させることが条件となるので、刈取部(8)をオープン
したことを検出するスイッチをコントローラ(60)に
接続させておき、この検出スイッチにより刈取部(8)
がオープンされていることを検出したときにのみ、キャ
ビン(13)を刈取作業位置を超えて最前斜位置まで前
斜チルト可能とする最前斜チルト牽制機能を設けること
が好ましい。
【0018】上記のようにキャビン(13)の刈取作業
位置、最後斜位置、最前斜位置を初期設定した後、キャ
ビン(13)のチルト調節を行うもので、図12のフロ
ーチャートに示す如く、チルト制御モード切換SW(6
8)により自動モードを選択した場合、刈取作業を行う
にあたって刈取部(8)を刈取作業位置に下降支持させ
るべく、コントローラ(60)から刈取下降信号が出力
されると、チルトシリンダ(41)を伸長作動させてキ
ャビン(13)を自動的に刈取作業位置まで前斜チルト
させ、刈取作業位置に下降支持させた刈取部(8)のデ
バイダ(18)先端が運転席(15)に座ったオペレー
タから目視できる状態で刈取作業を行わしめるので、条
合せなどの機体の操向操作が容易に、且つ、適確に行う
ことができる。
【0019】また箱型のキャビン(13)の場合、開放
型の運転台のようにオペレータが運転台前方に乗り出し
て刈取部(8)のデバイダ(18)先端をのぞき込むこ
とができないため、特に有効である。刈取部(8)が刈
取作業位置の手前で下降停止した場合、コントローラ
(60)からの刈取下降信号出力がなくなると同時にキ
ャビン(13)の前斜チルトも中断され、刈取部(8)
との間に一定の隙間を保った位置で支持される。
【0020】一方、刈取作業中に回行を行うあたって、
刈取部(8)を回行位置に上昇支持したり、路上走行に
あたって刈取部(8)を最上昇位置に上昇支持すべく、
コントローラ(60)から刈取上昇信号が出力され、刈
取部(8)の刈高さ自動制御範囲を超えて刈取部(8)
が上昇しタッチセンサSW(58)がオンになると、チ
ルトシリンダ(41)を縮小作動させてキャビン(1
3)を自動的に後斜チルトさせ、刈取部(8)との干渉
を防止する。また刈取部(8)が上昇停止した後、キャ
ビン(13)だけがさらに後斜チルトとしてタッチセン
サSW(58)がオフになると同時にキャビン(13)
の後斜チルトも中断され、刈取部(8)との間に一定の
隙間を保った位置で支持される。
【0021】尚、刈取作業中で刈取部(8)が刈取作業
位置に支持されているとき、刈高さ自動制御による刈取
部(8)の昇降に追従移動させることなく、キャビン
(13)を刈取作業位置に停止支持させることによりキ
ャビン(13)の乗り心地が向上し、有効である。
【0022】また、チルト制御モード切換SW(68)
により手動モードを選択し、前斜チルトSW(61)及
び後斜チルトSW(62)を操作することにより、キャ
ビン(13)を手動で任意の位置にチルト移動させるこ
とができ、さらにオートセットSW(63)及びオート
リターンSW(64)を操作すれば、キャビン(13)
を連続して一気に刈取作業位置及び最後斜位置にチルト
移動できる便利さがある。またさらに、刈取部(8)を
オープンすれば、キャビン(13)を前斜チルトSW
(61)またはオートオープンSW(65)操作によ
り、最前斜位置(最高位置)までチルト移動させること
ができ、キャビン(13)の下側に配設されるエンジン
(17)のメンテナンスを容易に行うことができるもの
である。
【0023】尚、キャビン(13)を各SW(61)〜
(65)操作によって手動でチルト移動させる場合、該
操作によって刈取部(8)にキャビン(13)が干渉す
るのを、タッチセンサ(51)を用い、このセンサSW
(58)がオンになることで、警報を行ったり、同時に
作動側の前斜回路(69)または後斜回路(70)への
通電を強制的に断ち、チルト移動を強制停止させること
により、防止することができる。
【0024】また、刈取部(8)の昇降速度とキャビン
(13)のチルト移動速度は同一速度になるように、刈
取昇降油圧シリンダ(37)とキャビンチルトシリンダ
(43)の各油圧回路には流量制御弁が組込まれてい
る。
【0025】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、機体前方に昇降自在に支持する刈取部(8)の一側
に運転台(13)を昇降自在に支持したコンバインにお
いて、前記運転台(13)の支持機構は、運転台(1
3)を上昇し乍ら前方へ移動(前斜チルト)させ、下降
し乍ら後方へ移動(後斜チルト)させる構造とするか
ら、運転台(13)の高さをあまり高くすることなく、
コンバインの前方視界性の向上を図ることができ、特
に、刈取作業時に運転台(13)の運転席(15)に座
っているオペレータが刈取部(8)のデバイダ(18)
先端を目視できる前方視界を従来に比べて低い運転台
(13)高さで得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】刈取作業時のキャビンの左側面図。
【図2】コンバインの全体左側面図。
【図3】コンバインの全体平面図。
【図4】コンバインの全体正面図。
【図5】コンバインの全体右側面図。
【図6】刈取部の左側面図。
【図7】キャビンの支持機構の平面図。
【図8】最後斜位置のキャビンの左側面図。
【図9】最前斜位置のキャビンの左側面図。
【図10】タッチセンサの平面図。
【図11】キャビンのチルト制御のブロック図。
【図12】キャビンのチルト制御のフローチャート図。
【符号の説明】
(8) 刈取部 (13) キャビン(運転台) (39) 支持機構 (41) キャビンチルトシリンダ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体前方に昇降自在に支持する刈取部の
    一側に運転台を昇降自在に支持したコンバインにおい
    て、前記運転台の支持機構は、運転台を上昇し乍ら前方
    へ移動させ、下降し乍ら後方へ移動させる構造とするこ
    とを特徴とするコンバイン。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の刈取部と運転台の昇降
    に伴う干渉を防止する干渉防止装置を備えたことを特徴
    とするコンバイン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6875103B2 (en) * 2002-01-07 2005-04-05 Cnh America Llc Apparatus and method for installing and removing a harvesting combine rotor

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US6875103B2 (en) * 2002-01-07 2005-04-05 Cnh America Llc Apparatus and method for installing and removing a harvesting combine rotor

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