JPH11113359A - コンバインの車高制御装置 - Google Patents

コンバインの車高制御装置

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JPH11113359A
JPH11113359A JP30360397A JP30360397A JPH11113359A JP H11113359 A JPH11113359 A JP H11113359A JP 30360397 A JP30360397 A JP 30360397A JP 30360397 A JP30360397 A JP 30360397A JP H11113359 A JPH11113359 A JP H11113359A
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JP
Japan
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auger
discharge auger
grain
discharge
combine
Prior art date
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Pending
Application number
JP30360397A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Yamada
田 隆 史 山
Taiji Mizukura
倉 泰 治 水
Wataru Nakagawa
川 渉 中
Ritsuko Kajioka
岡 律 子 梶
Teruyoshi Tonami
波 照 喜 戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排出オーガを接触損傷させることなく
最下限位置まで下降させる。 【解決手段】 機体を水平に維持する車高制御手段を
備えると共に、穀物タンク(15)内の穀物を外部に取
出す穀物排出オーガ(17)を備えたコンバインにおい
て、前記排出オーガが機体内側の収納位置で脱穀クラッ
チが切のとき、機体を最下限位置に下降制御する車高規
制手段(61)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンバイン機体の左
右両側をクローラなど走行部に支持高さ調節自在に支持
して機体を水平に維持するコンバインの車高制御装置に
関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、コンバインの刈
取・脱穀作業中にあって、脱穀クラッチを切として脱穀
作業を停止させるとき、機体を最下限位置まで下降させ
て機体を安定させる手段がある。しかし乍らこのような
場合、穀物の排出作業中に脱穀クラッチが切となっても
機体は最下限位置まで下降して、排出される穀物を運搬
する運搬車に排出オーガを接触させたり、運搬車より外
側に穀物を零れ落すなどの事故を発生させる不都合があ
った。
【0003】
【課題を解決するための手段】したがって本発明は、機
体を水平に維持する車高制御手段を備えると共に、穀物
タンク内の穀物を外部に取出す穀物排出オーガを備えた
コンバインにおいて、前記排出オーガが機体内側の収納
位置で脱穀クラッチが切のとき、機体を最下限位置に下
降制御する車高規制手段を設けて、排出オーガの接触損
傷事故や、排出オーガからの不用意な穀物零れなどを防
止して、機体の安定性向上と、排出オーガの機能の安定
維持を図るものである。
【0004】また、排出オーガが収納位置以外で脱穀ク
ラッチが切のとき、排出オーガが収納位置に戻った時点
で機体を最下限位置に下降制御して、排出オーガの収納
位置以外における機体の最下限位置までの下降を防い
で、機体の安定性向上と、排出オーガの機能の安定維持
を図るものである。
【0005】さらに、排出オーガによる穀物排出中は機
体を最下降位置とする下降制御を停止させて、排出オー
ガの接触損傷事故など防いで、排出オーガの機能の安定
維持を図るものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1は制御回路図、図2はコンバイン
の全体側面図、図3は同平面図であり、図中(1a)
(1b)は走行部である左右走行クローラ(2a)(2
b)を装設するトラックフレーム、(3)は前記トラッ
クフレーム(1a)(1b)に架設する機台、(4)は
フィードチェン(5)を左側に張架し扱胴(6)及び処
理胴(7)を内蔵している脱穀部、(8)は刈刃(9)
及び穀稈搬送機構(10)などを備える刈取部、(1
1)は刈取フレーム(12)を介して刈取部(8)を昇
降させる油圧刈取昇降シリンダ、(13)は排藁チェン
(14)終端を臨ませる排藁処理部、(15)は脱穀部
(4)からの穀粒を揚穀筒(16)を介して搬入する穀
物タンク、(17)は前記タンク(15)の穀粒を機外
に搬出する排出オーガ、(18)は操向ハンドル(19
b)など運転操作部(19)及び運転席(20)を備え
る運転キャビン、(21)は運転キャビン(18)下方
に設けるエンジンであり、連続的に穀稈を刈取って脱穀
するように構成している。
【0007】図4乃至図5に示す如く、左右の前記走行
クローラ(2a)(2b)は機台(3)側のミッション
ケース(22)に取付く駆動スプロケット(23)と、
前記トラックフレーム(1a)(1b)に取付く複数の
トラックローラ(24)及びイコライザ転輪(25)及
び遊動輪(26)とで支持すると共に、前記トラックフ
レーム(1a)(1b)を前後横枢支軸(27)(2
8)及び前後ベルクランクリンク(29)(30)を介
して上下昇降自在に機台(3)に支持させている。前記
クランクリンク(29)(30)は機台(3)下部の前
後連結横フレーム(31)(32)に各軸受(33)
(34)及び支軸(35)(36)を介して中間をそれ
ぞれ揺動自在に支持させ、前記枢支軸(27)(28)
を該リンク(29)(30)の一端側に可回動に支持す
ると共に、前後クランクリンク(29)(30)の他端
側間を軸(37)(38)及びロッド(39)を介し相
互に連動連結させ、機台(3)にブラケット(40)を
介し基端を枢支する左右の油圧昇降シリンダ(41)
(42)のピストンロッド(41a)(42a)先端に
前記後クランクリンク(30)の他端を枢軸(43)を
介して連結させて、左右走行クローラ(2a)(2b)
にそれぞれ備える前記シリンダ(41)(42)のピス
トンロッド(41a)(42a)を適宜伸縮動作させる
ことにより機台(3)に対し左右のトラックフレーム
(1a)(1b)を各別に上下動させて、左右走行クロ
ーラ(2a)(2b)による機台(3)の支持高さつま
り車高(H)を可変させるように構成している。
【0008】また、前記車高(H)を検出する左右の車
高センサ(44a)(44b)を機台(3)に設けるも
ので、機台(3)のアーム軸(45)に一体揺動自在に
第1及び第2揺動アーム(46)(47)の基端を支持
させ、第1揺動アーム(46)の先端と前記軸(38)
間を第1検出ロッド(48)で連結させると共に、機台
(3)のセンサケース(49)内に設置するポテンショ
メータ(50)のメータアーム(51)と第2揺動アー
ム(47)の先端間を第2検出ロッド(52)で連結さ
せて、左右昇降シリンダ(41)(42)の伸縮動作で
もってクランクリンク(30)が揺動つまり車高(H)
が変化するとき、この変化量をポテンショメータ(5
0)で検出するように構成している。
【0009】図6に示す如く、前記運転操作部(19)
の操作パネル(19a)には手動操作により車高及び左
右傾斜を調節する十字傾動式の優先手動スイッチ(5
3)と、走行速度を変速操作する主及び副変速レバー
(54)(55)と、脱穀クラッチを入切操作する脱穀
クラッチレバー(56)と、機台(3)の基準となる車
高(H)を無段階に設定する車高設定ボリュム(57)
と、機台(3)の基準となる左右傾斜角を無段階に設定
する傾斜角設定ボリュム(58)と、車速など各種表示
や設定操作を行う総合表示器(59)などを備えると共
に、機台(3)の左右傾斜を検出する静電容量式などの
傾斜角センサ(60)と、車高規制手段であるコントロ
ーラ(61)を操作パネル(19a)内に備えている。
【0010】また図7に示す如く、前記排出オーガ(1
7)の後側基部を中心に前側先端部を昇降させる油圧昇
降シリンダ(62)を設け、穀物タンク(15)底部の
横送オーガ(63)と上部排出オーガ(17)との間に
縦送オーガ(64)を設け、前記縦送オーガ(64)上
端部に排出オーガ(17)基部を水平軸芯回りに上下回
動自在に連結させると共に、縦送オーガ(64)の上半
分を軸芯回りに回転させる電動旋回モータ(65)を設
け、縦送オーガ(64)の略垂直な軸芯回りに縦送オー
ガ(64)上半分及び排出オーガ(17)を一体回転さ
せるもので、前記昇降シリンダ(62)制御によって排
出オーガ(17)先端の排出口(66)を昇降させると
共に、前記旋回モータ(65)制御によって排出オーガ
(17)先端の排出口(66)を左右に旋回させるよう
に構成している。
【0011】そして自動で機体の車高及び水平制御を行
う自動スイッチ(67)と、前記脱穀クラッチレバー
(56)の入或いは切操作によってオン或いはオフにな
る脱穀スイッチ(68)と、刈取クラッチの入操作によ
ってオンになる刈取スイッチ(69)と、圃場(地上)
面に対する刈取部(8)の刈刃(9)の支持高さである
穀稈刈高さを検出する超音波式刈高センサ(70)と、
前記排出オーガ(17)を昇降及び旋回操作するクロス
形オーガ操作レバーの昇降及び旋回操作を検出するオー
ガ操作レバースイッチ(71)と、前記排出オーガ(1
7)を自動でオーガレスト(72)の収納位置から機体
外側の排出位置まで旋回するオートセット操作用のオー
トセットスイッチ(73)と、機体外側の排出位置まで
旋回した排出オーガ(17)を自動で元のオーガレスト
(72)位置まで戻すオートリターン操作用のオートリ
ターンスイッチ(74)と、排出オーガ(17)がオー
ガレスト(72)に収納したことを検出するオーガ収納
位置センサ(75)と、各センサ(44a)(44b)
(60)(70)と、スイッチ(53)と、設定ボリウ
ム(57)(58)とをコントローラ(61)に接続す
ると共に、前記の左右昇降シリンダ(41)(42)
と、オーガ昇降用シリンダ(62)と、オーガ旋回用モ
ータ(65)と、刈取昇降シリンダ(11)と、脱穀ク
ラッチを入切動作する脱穀シリンダ(76)と、刈取ク
ラッチをオン・オフ(入切)動作する刈取クラッチシリ
ンダ(77)とにコントローラ(61)を接続させて、
機体の昇降及び水平制御や排出オーガ(17)の旋回及
び昇降制御を行うように構成している。
【0012】而して前記自動スイッチ(67)がオン
で、刈高さが適正で、脱穀クラッチがオン(脱穀スイッ
チ(68)がオン)のときには、前記傾斜センサ(6
0)に基づいて機体の左右傾きが検出されて左右昇降シ
リンダ(41)(42)による機体の水平制御が行われ
て機体が水平に維持される一方、脱穀クラッチがオフ
(脱穀スイッチ(68)がオフ)となる脱穀作業終了時
などによって、オーガレスト(72)にオーガ(17)
が収納されていることをセンサ(75)で検出すると
き、左右昇降シリンダ(41)(42)で最下限位置ま
で機体が下降制御される。
【0013】また、脱穀クラッチのオフ時に、排出オー
ガ(17)がオーガレスト(72)の収納位置以外にあ
るときには、水平制御が停止されると共に、前記旋回用
モータの駆動によって排出オーガ(17)はオーガレス
ト(72)に収納制御され、オーガ(17)がオーガレ
スト(72)に収納された時点で機体の最下限位置まで
の下降制御が行われるものである。
【0014】このような脱穀クラッチがオン(脱穀スイ
ッチ(68)がオン)の籾排出作業中は、排出オーガ
(17)が自動的にオーガレスト(72)位置まで戻る
機能を停止させ、脱穀クラッチがオフ(脱穀スイッチ
(68)がオフ)となる籾排出作業終了時に、排出オー
ガ(17)がオーガレスト(72)に収納状態にあって
は、即最下限位置まで下降制御を行う一方、排出オーガ
(17)が収納状態以外のときには、オーガ(17)が
オーガレスト(72)に収納された時点で最下限位置ま
で下降制御を行って、オーガ(17)の破損や、オーガ
(17)からの籾零れなどを良好に防止するものであ
る。
【0015】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、機体を水平に維持する車高制御手段を備えると共
に、穀物タンク(15)内の穀物を外部に取出す穀物排
出オーガ(17)を備えたコンバインにおいて、前記排
出オーガが機体内側の収納位置で脱穀クラッチが切のと
き、機体を最下限位置に下降制御する車高規制手段(6
1)を設けたものであるから、排出オーガ(17)の接
触損傷事故や、排出オーガ(17)からの不用意な穀物
零れなどを防止して、機体の安定性向上と、排出オーガ
(17)の機能の安定維持を図ることができる。
【0016】また、排出オーガ(17)が収納位置以外
で脱穀クラッチが切のとき、排出オーガ(17)が収納
位置に戻った時点で機体を最下限位置に下降制御するも
のであるから、排出オーガ(17)の収納位置以外にお
ける機体の最下限位置までの下降が防止されて、排出オ
ーガ(17)の機能の安定維持を図ることができる。
【0017】さらに、排出オーガ(17)による穀物排
出中は機体を最下降位置とする下降制御を停止させるも
のであるから、排出オーガ(17)の接触損傷事故など
防いで、排出オーガ(17)の機能の安定維持を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御回路図である。
【図2】全体側面図である。
【図3】全体平面図である。
【図4】走行部の側面説明図である。
【図5】走行部の背面説明図である。
【図6】運転操作部の説明図である。
【図7】タンク後部の説明図である。
【図8】フローチャートである。
【符号の説明】
(15) 穀物タンク (17) 排出オーガ (61) コントローラ(規制手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梶 岡 律 子 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機 株式会社内 (72)発明者 戸 波 照 喜 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体を水平に維持する車高制御手段を備
    えると共に、穀物タンク内の穀物を外部に取出す穀物排
    出オーガを備えたコンバインにおいて、前記排出オーガ
    が機体内側の収納位置で脱穀クラッチが切のとき、機体
    を最下限位置に下降制御する車高規制手段を設けたこと
    を特徴とするコンバインの車高制御装置。
  2. 【請求項2】 排出オーガが収納位置以外で脱穀クラッ
    チが切のとき、排出オーガが収納位置に戻った時点で機
    体を最下限位置に下降制御するようにしたことを特徴と
    する請求項1記載のコンバインの車高制御装置。
  3. 【請求項3】 排出オーガによる穀物排出中は機体を最
    下限位置とする下降制御を停止させるように設けたこと
    を特徴とする請求項1記載のコンバインの車高制御装
    置。
JP30360397A 1997-10-16 1997-10-16 コンバインの車高制御装置 Pending JPH11113359A (ja)

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JP30360397A JPH11113359A (ja) 1997-10-16 1997-10-16 コンバインの車高制御装置

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JP30360397A JPH11113359A (ja) 1997-10-16 1997-10-16 コンバインの車高制御装置

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JPH11113359A true JPH11113359A (ja) 1999-04-27

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ID=17922994

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30360397A Pending JPH11113359A (ja) 1997-10-16 1997-10-16 コンバインの車高制御装置

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JP (1) JPH11113359A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008271889A (ja) * 2007-05-01 2008-11-13 Yanmar Co Ltd コンバイン

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008271889A (ja) * 2007-05-01 2008-11-13 Yanmar Co Ltd コンバイン

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