JPH09154014A - 原稿画像判定システム及びこのシステムを備えた画像形成装置 - Google Patents

原稿画像判定システム及びこのシステムを備えた画像形成装置

Info

Publication number
JPH09154014A
JPH09154014A JP7312711A JP31271195A JPH09154014A JP H09154014 A JPH09154014 A JP H09154014A JP 7312711 A JP7312711 A JP 7312711A JP 31271195 A JP31271195 A JP 31271195A JP H09154014 A JPH09154014 A JP H09154014A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
document
original
determination
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7312711A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiya Aisaka
晴也 逢坂
Yasumasa Matsuura
康昌 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
Priority to JP7312711A priority Critical patent/JPH09154014A/ja
Publication of JPH09154014A publication Critical patent/JPH09154014A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿画像の判定精度を上げるとともに画像判
定処理の高速化を実現する原稿画像の判定システム及び
このシステムを備えた画像形成装置を提供する。 【解決手段】 複写機1は、コンタクトガラス4の上流
側に設けられコンタクトガラス4上に搬入される原稿の
表面画像を順次、判定する第1センサー21、第2セン
サー22を有し、コンタクトガラス4下での画像読み込
み部の読み込み閾値を少なくとも2段階に切り換える制
御部30を有し、少なくとも1つの閾値は、判定対象と
する原稿の裏面画像を判定し得るに足る読み込み閾値で
あり、それによって原稿を裏返すことなく原稿の両面に
おける画像の有無を判定することができ、さらに裏面画
像を鏡像処理することにより原稿を裏返すことなく複写
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像読み込み部
に搬入される原稿の画像の有無を判定する原稿画像判定
システム及びこのシステムを備えた画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】複写機等の画像形成装置では、原稿の複
写面の画像の有無を判定する検出手段を備え、画像が無
いと判定された時には複写動作を停止したり原稿の取り
出し、反転を行う機構を備えたものがある(実開平3−
14649号公報、特開平4−361275号公報、特
開平5−4749号公報等)。
【0003】実開平3−14649号公報では、画像読
み込み部のコンタクトガラス上に載置された原稿の複写
面の画像の有無を判定し、この判定結果に基づいて通常
の画像読み込みと原稿反転とに切り換えるよう構成され
ている。特開平4−361275号公報では、画像読み
込み部に搬入される原稿の画像の有無を搬送路を通過中
に検出する画像センサを設けている。特開平5−474
9号公報では、原稿の搬送路の上下に画像センサを設
け、原稿の表裏面について画像の有無を検出し、白紙面
がコンタクトガラスに対向する場合は原稿を反転させて
画像面のみが露光されるよう構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した原稿画像の判
定システムを備えた画像形成装置では、原稿の複写面の
画像の有無を判定手段が画像読み込み部あるいは原稿の
搬送路に配置され、前者の場合、画像読み込み部でのプ
レスキャンにより原稿を1枚ずつ判定するため判定に長
時間を要する。また、後者の場合、原稿の限られた範囲
のみについて画像の有無が判定されるので、原稿画像の
判定に誤りが生じやすい。また、両面とも白紙の原稿が
混在すると、原稿の取り出し、反転等の無駄な動作に時
間を費やすことになり画像判定処理の高速化が妨げられ
る。
【0005】この発明の課題は、原稿画像の判定精度を
上げるとともに画像判定処理の高速化を実現する原稿画
像の判定システム及びこのシステムを備えた画像形成装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、画像
読み込み部の上流側に設けられ画像読み込み部に搬入さ
れる原稿の表面画像を順次、判定する第1次画像判定手
段及び第2次判定手段とを有し、第2次画像判定手段
は、画像読み込み部の読み込み閾値を少なくとも2段階
に切り換える閾値切り換え手段を有し、少なくとも1つ
の閾値は、判定対象とする原稿の裏面画像を判定し得る
に足る読み込み閾値であり、それによって原稿を裏返す
ことなく原稿の両面における画像の有無を判定する原稿
画像判定システムが提供される。
【0007】この発明における画像読み込み部とは、原
稿が載置されるコンタクトガラスの下方に配設された走
査型のエリア濃度センサあるいは固定型のCCDイメー
ジセンサで原稿の画像情報を読み込み、この画像情報を
感光体等に潜像として形成するための露光を行う機構部
であり、このような画像読み込み部を備えた機器には複
写機、ファクシミリなどの画像形成装置が挙げられる。
画像読み込み部の上流側には、例えば、複数枚の原稿シ
ートを載置可能な原稿トレイ及びこの原稿トレイから原
稿シートを搬送用ローラ対等で画像読み込み露光部に順
次搬送する自動給紙機構(ADF)が配設される。
【0008】この発明における第1次画像判定手段と
は、原稿の画像の有無、すなわち、原稿の画像が形成さ
れている側の画像面が画像読み込み部に対向する状態
と、原稿の画像が形成されていない側の白紙面が画像読
み込み部に対向する状態とを判定する手段であり、例え
ば、原稿トレイからコンタクトガラスまでの搬送路、画
像読み込み部の搬入路最上流側に配設され、画像読み込
み部に向かって搬送中または停止状態にある原稿の主面
の一部または全面の画像の有無を検出する画像センサで
ある。この画像センサとしては、例えば、フォトセンサ
等の反射型センサ、あるいはCCDセンサが挙げられ
る。
【0009】この第1次画像判定は、後述する第2次画
像判定手段による原稿の第2次画像判定のための予備的
判定、すなわち、第2次画像判定に至るまでのふるい分
けとして行う判定(予選)であり、判定の高速化を図る
ためには画像読み込み部に向かって搬送中の原稿の主面
の一部のみを、例えば、上記した反射型センサで検出し
判定することが好ましい。
【0010】この発明における第2次画像判定手段と
は、第1次画像判定手段の下流側にあって、搬送中の原
稿表面を検出可能な位置あるいは画像読み込み部におい
て画像読み込み部に載置された原稿表面を検出可能な位
置に配設されることが好ましい。この判定手段は、原稿
の画像が形成されていない側の白紙面が画像読み込み部
に対向する状態と判定された場合、すなわち、第1次画
像判定では原稿の表面に画像の存在を認めることができ
なかった場合に、より精密な判定を行うための手段であ
ることが好ましく、画像読み込み部において画像の有無
を原稿表面の略全面、あるいは少なくとも原稿表面の複
数箇所において検出可能な検出手段、例えば、走査型の
フォトセンサ、密着型のラインセンサあるいは固定型の
CCDユニットを備えたものが好ましい。
【0011】この発明における画像読み込み部の読み込
み閾値とは、自動露光機構(AEセンサ)を備えた画像
読み込み部に配設された光源により原稿表面を照射し、
露光された原稿主面の画像を読み込み得る露光量の閾値
(アナログ系露光制御の場合)、あるいはCCDユニッ
トの感度の閾値(デジタル系露光制御の場合)である。
通常の原稿画像の読み込み時には、この露光量は高めで
現像モードは低コントラストに設定され、原稿表面の画
像のみを読み込んで現像が行われるが、原稿裏面の画像
まで透かして読み込んだり原稿地肌のかぶりを生じるこ
とはない。一方、この露光量を下げることにより原稿裏
面の画像を原稿表面から透かして読み込むことができ
る。さらに、アナログ系の場合は、現像モードを高コン
トラストに設定することにより裏面画像をより明確に現
像することが可能となる。
【0012】この発明における閾値切り換え手段とは、
原稿表面を照射する露光量あるいはAEセンサの感度を
切り換え可能な手段をいう。
【0013】第2次画像判定手段は、原稿の裏面画像に
鏡像処理を施させるよう構成されるのが好ましい。すな
わち、第2次画像判定手段の判定結果に基づいて制御部
が画像読み込み部に対して原稿の裏面画像に鏡像処理を
施すよう指令し、この鏡像処理がなされた後、現像され
るよう構成されるのが好ましい。この発明における鏡像
処理とは、原稿シートの搬送方向に平行する鏡軸を設定
して原稿画像を鏡像に変換する画像処理をいい、スキャ
ナーがデジタル系からなる場合にはCCDユニットから
の画像信号を画像形成部へ出力する際にその出力順序を
変換して行い、スキャナーがアナログ系からなる場合に
は光学系のミラー移動操作により行なわれる、従来技術
による画像処理である。
【0014】この発明における原稿とは、ワープロ用
紙、PPC用紙あるいはトレース紙等の反射率が比較的
高い材質からなり、例えば、原稿トレイに複数枚が載置
され搬送用ローラ対等で順次、画像読み込み部に搬送可
能なシート状のものが好ましい。
【0015】さて、この発明の画像判定システムによれ
ば、原稿が画像読み取り部に搬送される際、まず第1次
画像判定手段が原稿表面の画像の有無を判定する。この
画像判定が搬送中の原稿主面の一部分のみの領域を検出
して行うよう構成されておれば、多数枚の原稿の画像を
連続的に読み取る場合の予備的判定手段として機能する
際に処理時間を大幅に短縮することができる。
【0016】第1次画像判定により原稿表面に画像有り
と判定された場合は、画像読み取り部において原稿表面
に対する通常の画像読み込みを行う設定がなされる。第
1次画像判定手段による画像判定により原稿表面に画像
無しと判定された場合は、第1次画像判定手段の搬送方
向下流側に配設された第2次画像判定手段により第2次
画像判定が行われる。
【0017】第2次画像判定手段は、原稿からの反射率
等を検出し、この結果に基づいて少なくとも以下の3段
階の判定を導く。すなわち、原稿全面にわたり反射率が
極めて高位の場合には原稿は両面とも白紙の判定、原稿
全面に対して部分的に反射率が低位である場合には原稿
表面に画像ありの判定、原稿全面に対して部分的に反射
率が中位である場合には原稿裏面に画像ありの判定がそ
れぞれ導かれる。白紙の判定を受けた場合には、前記原
稿は例えば、ADF等により画像読み取り部から排出さ
れる。
【0018】原稿表面に画像ありの判定を受けた場合、
すなわち、第1次画像判定だけでは検出できなかった原
稿表面の画像が検出された場合には、画像読み取り部に
おいて原稿表面に対する通常の画像読み込みが行われる
よう露光量や読み取り閾値が通常値に設定される。デジ
タル系ならば、後段の画像処理において閾値処理のやり
直しを実施することも可能である。原稿裏面に画像あり
の判定を受けた場合には、前記原稿に対して低めの露光
量のままで画像読み取りが行われ、その後、鏡像処理が
施される。
【0019】原稿の裏面画像に鏡像処理を施すことによ
り、原稿を裏返す動作が不要となり画像形成処理の高速
化をはかることができる。また、第1次及び第2次の2
度にわたる画像判定により、原稿表面における白紙判定
の精度が大幅に向上改善されるとともに、原稿表裏両面
における画像の有無の判定の高速化をはかることができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本願発明の一つの実施形
態によるデジタル光学系を備えた複写機を示す。図にお
いて、複写機本体1の図上部には、ADF(自動原稿給
紙装置)2が組み込まれた原稿蓋体3が配置されてい
る。原稿蓋体3の下方には、コンタクトガラス4、スキ
ャナーユニット5、レーザーユニット6及びドラムユニ
ット7が配置されている。ドラムユニット7の周囲に
は、図示しない現像、転写、搬送及び定着の各ユニット
が配置されている。
【0021】ADF2は、原稿トレイ11、原稿搬入路
12、搬送ベルト13及び排出された原稿を載置する原
稿排出トレイ14から主に構成されている。原稿搬入路
12には、原稿トレイ11に載置された原稿シートを順
次、コンタクトガラス4に搬送するピックアップローラ
15、給紙ローラ対16が配置されている。これらロー
ラ15、16の間の搬入路12近傍には、後述する第1
次画像判定手段を形成する第1センサー21が配置さ
れ、さらに給紙ローラ対16の原稿搬入路12下流側に
は、後述する第2次画像判定手段としての第2センサー
(判定領域)22が形成されている。この判定領域22
は、スリット状のコンタクトガラス22により形成され
ている。
【0022】搬送ベルト13は、搬入路12の下流側端
部と原稿排出トレイ14に至る搬出路17の上流側端部
に平行に設置された一対のプーリー18と、このプーリ
ー18に張り渡されたベルト19とからなる。搬出路1
7の上流側には、コンタクトガラス4上に載置された原
稿シートを順次、原稿排出トレイ14に搬送する排紙ロ
ーラ対20が配置されている。
【0023】スキャナーユニット5は、図2に示すよう
に露光ランプ23、CCD基板24及びレンズ25等の
光学系を備え、図中矢印方向を走査しながら露光ランプ
23によりコンタクトガラス4上の原稿を照射し、その
反射光をレンズ25を含む光学系を介してCCD基板2
4で読み取り、光情報として読み取った原稿画像を電気
信号に変換して画像処理部へ出力し、そこからレーザー
ユニット6に出力される。
【0024】第1センサー21は、発光素子及びフォト
ダイオードを受光素子として備えた反射型のセンサーユ
ニットで構成され、原稿トレイ11に載置された原稿シ
ートの表面(図1において下方に向く面)の一部分の領
域の画像濃度を検出可能に配置されている。第2次画像
判定手段は、判定領域22の下部へ前記スキャナーユニ
ット5が移動することにより、CCD基板24が搬入路
12の下流側端部を通過する原稿シートの表面を全面に
わたりその画像濃度を検出できるよう構成されている。
前記CCD基板24は、原稿シートからの画像情報を検
出し、図示しない制御部を介して「白紙」「原稿表面に
画像あり」「原稿裏面に画像あり」の3段階の判定が下
される。この判定結果に基づき、後述する各駆動部の駆
動が指令される。
【0025】図3は、原稿画像判定を行う制御部のブロ
ック構成図である。原稿画像判定手段は、CPU、RO
M、RAM、タイマー、カウンター等を有するマイクロ
コンピューターを含む制御部30を有している。制御部
30には、第1次及び第2次画像判定手段としての第1
センサー21及びCCD基板24の出力部が接続されて
いる。また、制御部30には、露光ランプ23、搬送ベ
ルト13、レーザーユニット6及びその他の入出力部3
1が接続されている。
【0026】この複写機1における原稿の画像判定を制
御部30の動作に基づき以下に説明する。図4はその制
御フローチャートである。原稿シートが原稿トレイ11
に載置され、キー入力部で所定の入力が行われると、ス
テップP1においてADF2が駆動される。
【0027】ADF2が駆動されると、複写面を下にし
て原稿トレイ11に載置された原稿シートのうちの最上
部のシートがピックアップローラ15により順次搬入路
12に搬入される。搬入路12上流側に配設された第1
センサー21位置を原稿シートが通過する際、原稿シー
ト下面(以下原稿表面とする)の一部の領域のみについ
て画像濃度が検出される。次に、ステップP2において
第1センサー21により検出された画像濃度に基づき制
御部30は原稿表面における画像の有無を判定する。こ
の判定は、例えば、第1センサー21の検出電圧Vを基
準電圧V0と比較することにより行われる。
【0028】ステップP2において原稿表面に画像が有
ると判断された場合には、ステップP3に移行し画像読
み取り部におけるスキャナーユニット5の露光値を通常
の画像読み込みが行われる閾値に設定する。ステップP
2において原稿表面に画像が無いと判断された場合に
は、ステップP4に移行し第2次画像判定領域22へ原
稿が送られる。ステップP4ではスキャナーユニット5
の露光値は低く設定され、その検出結果により原稿表面
の略全面における反射率に基づいて3段階の判定が導か
れる。この判定により原稿表面は白紙であると認められ
た場合にはステップP5に移行する。ステップP5では
搬送ベルト13が駆動され原稿はコンタクトガラス4上
を経て原稿搬出路17側へ排出される。
【0029】ステップP4において原稿表面に画像があ
りと判断された場合には、ステップP3に移行し画像読
み取り部におけるスキャナー5の露光値を通常の画像読
み込みが行われる閾値に設定する。ステップP4におい
て原稿裏面に画像がありと判断された場合には、ステッ
プP6に移行し画像読み取り部におけるスキャナー5の
露光値は低いままで裏面処理が可能な画像読み込みの閾
値に設定する。
【0030】次に、ステップP7では、スキャナー5の
露光値及び閾値を鏡像処理が可能な値に設定された状態
で原稿裏面の画像読み込み及び複写処理がおこなわれ
る。コンタクトガラス4において上記したそれぞれの画
像読み込み閾値で画像読み込みを終えた原稿は、搬送ベ
ルト13により原稿搬出路17側へ排出され原稿排紙ト
レイ14に載置される。
【0031】なお、上記実施態様では、CCD基板24
をスキャナー5に用いたデジタル系の画像読み込みにつ
いて説明したが、原稿からの散乱光をフォトダイオード
で検出して原稿濃度を判定するアナログ系のAEセンサ
ーにおいても前記同様に原稿裏面の判定を行い、その後
光学系の操作により鏡像処理が可能である。
【0032】上記の実施態様によれば、第2次画像判定
により原稿の表面のみならず原稿の裏面における画像の
有無まで判定することができるので、原稿をコンタクト
ガラス4から排出、反転させ再度判定位置に搬送する動
作が不要となる。また、原稿の裏面における画像の存在
が確認された場合には、画像読み取り部におけるスキャ
ナー5の露光値を裏面画像の判定が可能な設定のままで
画像読み込みの閾値に設定するだけで原稿の裏面画像情
報までも複写が可能になるので、画像形成処理を原稿の
裏面処理にあわせてその高速化をはかることができる。
【0033】さらに、第1センサー21及び第2次画像
判定領域22に原稿シートが搬送されることにより1次
及び2次の2度にわたる画像判定が可能となる。この判
定は、第1次判定によるふるい分けと第2次判定による
精査によりおこなわれるので、原稿表面における白紙判
定が高速かつ精密に行われる。さらに、第1センサー2
1及び第2次画像判定領域22はコンタクトガラス4の
上流側に配置され、搬送中の原稿の情報を検出できるの
で、複数の原稿を順次判定する場合の処理時間が短縮さ
れる。
【0034】
【発明の効果】この発明にかかる原稿画像判定システム
では、第2次画像判定手段は、画像読み込み部の読み込
み閾値を少なくとも2段階に切り換える閾値切り換え手
段を有し、少なくとも1つの閾値は、判定対象とする原
稿の裏面画像を判定し得るに足る読み込み閾値であるの
で、原稿を裏返すことなく原稿の両面における画像の有
無を判定することができる。このため、原稿を画像読み
取り部から移動、反転させる動作あるいは反転機構を省
略することができる。
【0035】さらに、第1次画像判定手段と第2次画像
判定手段による複数回の画像判定がおこなわれるので、
原稿表面における白紙判定の精度が著しく高まる。この
判定を、第1次判定によるふるい分けと第2次判定によ
る精査に分ければ、原稿表面における白紙判定を精密か
つ高速に行なうことができる。
【0036】第1次画像判定手段と第2次画像判定手段
が搬送中の原稿に対して行われる画像読み取り部の上流
側に配置されておれば、多数の原稿の判定に要する時間
が著しく短縮される。第2次画像判定手段により裏面に
画像があると判断されると画像情報を、原稿の裏面画像
読み込みが可能な設定値にすることにより、原稿を裏返
さなくても裏面の画像を読み込むことができ、さらに、
鏡像処理を施すことにより裏面の画像を裏返すことなく
複写することができ、画像形成処理の高速化をはかるこ
とができる。
【0037】このように、本願発明の原稿画像判定シス
テム及びこのシステムを備えた画像形成装置では、原稿
画像の判定精度を上げるとともに画像判定処理の高速化
を実現する原稿画像の判定システムを提供するととも
に、原稿裏面の画像を原稿を反転させることなく複写す
ることができるので、画像形成処理の高速化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一つの実施形態による複写機の概略
を説明する正面図。
【図2】図1の画像読み取り部の構成を説明する斜視
図。
【図3】図1の複写機の原稿画像判定手段の制御ブロッ
ク図。
【図4】図3の原稿画像判定手段の制御フローチャー
ト。
【符号の説明】
1 複写機 2 ADF 4 コンタクトガラス(画像読み込み
部) 5 スキャナーユニット(画像読み込み
部) 13 搬送ベルト 21 第1センサー(第1次原稿判定手
段) 22 第2次画像判定領域(第2次原稿
判定手段) 24 CCD基板(第2次原稿判定手
段) 30 制御部(閾値切り換え手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像読み込み部の上流側に設けられ画像
    読み込み部に搬入される原稿の表面画像を順次、判定す
    る第1次画像判定手段及び第2次画像判定手段とを有
    し、 第2次画像判定手段は、画像読み込み部の読み込み閾値
    を少なくとも2段階に切り換える閾値切り換え手段を有
    し、少なくとも1つの閾値は、判定対象とする原稿の裏
    面画像を判定し得るに足る読み込み閾値であり、それに
    よって原稿を裏返すことなく原稿の両面における画像の
    有無を判定する原稿画像判定システム。
  2. 【請求項2】 第2次画像判定手段が、原稿の裏面画像
    に鏡像処理を施させる請求項1に記載された原稿画像判
    定システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載された原稿画像判定シス
    テムを備えた画像形成装置。
JP7312711A 1995-11-30 1995-11-30 原稿画像判定システム及びこのシステムを備えた画像形成装置 Pending JPH09154014A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7312711A JPH09154014A (ja) 1995-11-30 1995-11-30 原稿画像判定システム及びこのシステムを備えた画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7312711A JPH09154014A (ja) 1995-11-30 1995-11-30 原稿画像判定システム及びこのシステムを備えた画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09154014A true JPH09154014A (ja) 1997-06-10

Family

ID=18032511

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7312711A Pending JPH09154014A (ja) 1995-11-30 1995-11-30 原稿画像判定システム及びこのシステムを備えた画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09154014A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004056483A (ja) 検品装置及び画像形成装置
JP2021072481A (ja) 画像読取装置およびそれを備えた画像形成装置
JP2010141856A (ja) 原稿読取装置およびこれを用いた画像形成装置
US4978992A (en) Original size detecting apparatus of an image forming apparatus
JP2004328154A (ja) 原稿読取り装置及び原稿読取り方法
JPH09154014A (ja) 原稿画像判定システム及びこのシステムを備えた画像形成装置
JP4481422B2 (ja) 画像形成装置
JP3884788B2 (ja) 複写機
JP3716810B2 (ja) 自動原稿搬送装置
JPS5913727B2 (ja) 複写機における原稿紙サイズ検出装置
JP2600244B2 (ja) 作像装置の原稿サイズ検知装置
JP2004254000A (ja) 画像読取装置
JP2742274B2 (ja) 画像形成装置における画像形成位置の異常検知装置および補正装置
JPH09150982A (ja) 画像形成装置
JP2621051B2 (ja) 原稿サイズ検出装置
JPS6120936A (ja) 電子複写機の原稿サイズ自動認識装置
JPH0967045A (ja) シート検出機構及び画像形成装置
JPH11331580A (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JP2002290678A (ja) 原稿読取装置
JP2024011404A (ja) 原稿読取装置及び画像形成装置
JP2501706B2 (ja) 原稿サイズ検出装置
JPH10186996A (ja) 画像形成装置
JPH0675310A (ja) 複写機の原稿サイズ検出装置
JPH11194434A (ja) 複写機の自動濃度補正装置
JP2020156055A (ja) 画像処理装置、白紙原稿判定方法