JPH0675310A - 複写機の原稿サイズ検出装置 - Google Patents
複写機の原稿サイズ検出装置Info
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- JPH0675310A JPH0675310A JP5161995A JP16199593A JPH0675310A JP H0675310 A JPH0675310 A JP H0675310A JP 5161995 A JP5161995 A JP 5161995A JP 16199593 A JP16199593 A JP 16199593A JP H0675310 A JPH0675310 A JP H0675310A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】複写機における原稿サイズの検出精度を高め
る。 【構成】原稿載置面の下方にあってレンズユニット10を
覆う遮光カバー30の上面に複数の光センサ31を二次元的
に配置する。これにより、上方に載置された原稿のサイ
ズを二次元的に検出することができるので、原稿の縦横
の向きを変えてセットした場合には向きも含めて検出す
ることができ、光センサ31のレイアウトも容易で、原稿
からの距離も近いので検出精度が向上する。また、最大
サイズの原稿の短辺を露光ユニットの移動方向に一致さ
せてセットさせるようにしたので、装置を大型化するこ
となく、小さいサイズの原稿の検出を行える。
る。 【構成】原稿載置面の下方にあってレンズユニット10を
覆う遮光カバー30の上面に複数の光センサ31を二次元的
に配置する。これにより、上方に載置された原稿のサイ
ズを二次元的に検出することができるので、原稿の縦横
の向きを変えてセットした場合には向きも含めて検出す
ることができ、光センサ31のレイアウトも容易で、原稿
からの距離も近いので検出精度が向上する。また、最大
サイズの原稿の短辺を露光ユニットの移動方向に一致さ
せてセットさせるようにしたので、装置を大型化するこ
となく、小さいサイズの原稿の検出を行える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機において、原稿
サイズを検出する技術に関する。
サイズを検出する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機においては自動化が進み、原稿サ
イズを検出して該サイズに合った記録用紙を自動的に供
給するようにしたもの提案されている。例えば特開昭5
6−39555号公報に示されるものは、原稿に対して
光を当てて反射光を受光する光センサを原稿の走査方向
と同一方向に往復動させ、原稿の有無に応じた反射率の
変化によって原稿サイズを検出する。
イズを検出して該サイズに合った記録用紙を自動的に供
給するようにしたもの提案されている。例えば特開昭5
6−39555号公報に示されるものは、原稿に対して
光を当てて反射光を受光する光センサを原稿の走査方向
と同一方向に往復動させ、原稿の有無に応じた反射率の
変化によって原稿サイズを検出する。
【0003】また、特開昭56−60463号公報に示
されるものは、原稿に対して走査方向と逆向きに光セン
サを移動して原稿のエッジ検出によるサイズ検出を行う
と共に透明導電膜を原稿カバーと原稿載置面とに装着し
て原稿カバーを被せた時の非導電部分を原稿部分として
検出することによりサイズ検出を行う。更に、特開昭5
6−22424号公報に示されるものは、原稿面の対角
線方向に複数の光センサを配設してオンとなるセンサの
数で原稿サイズを検出する。
されるものは、原稿に対して走査方向と逆向きに光セン
サを移動して原稿のエッジ検出によるサイズ検出を行う
と共に透明導電膜を原稿カバーと原稿載置面とに装着し
て原稿カバーを被せた時の非導電部分を原稿部分として
検出することによりサイズ検出を行う。更に、特開昭5
6−22424号公報に示されるものは、原稿面の対角
線方向に複数の光センサを配設してオンとなるセンサの
数で原稿サイズを検出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来の検出方式では原稿サイズを一次元方向の長さだけ
で原稿サイズを特定するものであるため、同一サイズの
原稿を縦横を逆向きにセットした場合には判別できない
という問題があった。この他、原稿を載置するガラス板
の外側幹部や、原稿を照明して露光走査する露光ユニッ
トに光センサを取り付けて原稿サイズ検出を行うものも
あるが、構造上(スペース上)の制約から検出できるサ
イズに限りがある。また、露光走査部と下方の現像部と
を仕切る底板に光センサを設けることも考えられるが、
その場合はセンサと原稿との距離が大きくなり過ぎて精
度が悪くなるし、また、原稿の露光光を受光するレンズ
ユニットとその上方を覆う遮光カバーが原稿が載置され
る領域に広く存在するため、この点からのスペースの制
約もある。
従来の検出方式では原稿サイズを一次元方向の長さだけ
で原稿サイズを特定するものであるため、同一サイズの
原稿を縦横を逆向きにセットした場合には判別できない
という問題があった。この他、原稿を載置するガラス板
の外側幹部や、原稿を照明して露光走査する露光ユニッ
トに光センサを取り付けて原稿サイズ検出を行うものも
あるが、構造上(スペース上)の制約から検出できるサ
イズに限りがある。また、露光走査部と下方の現像部と
を仕切る底板に光センサを設けることも考えられるが、
その場合はセンサと原稿との距離が大きくなり過ぎて精
度が悪くなるし、また、原稿の露光光を受光するレンズ
ユニットとその上方を覆う遮光カバーが原稿が載置され
る領域に広く存在するため、この点からのスペースの制
約もある。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
なされたもので、原稿を縦横の向きを変えてセットする
場合でも、正確に原稿サイズを検出できるようにした複
写機の原稿サイズ検出装置を提供することを目的とす
る。
なされたもので、原稿を縦横の向きを変えてセットする
場合でも、正確に原稿サイズを検出できるようにした複
写機の原稿サイズ検出装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、矩形
原稿を原稿のサイズに応じた規定位置に載置する透明板
と、該透明板上面に置かれた原稿を下方から照明しつつ
前記透明板に載置できる最大サイズ原稿の短辺方向に移
動して該移動方向と直角方向に長いライン状の反射光を
得る露光ユニットと、該露光ユニットと同一方向に移動
して露光ユニットからの光を反射する可動ミラーユニッ
トと、該可動ミラーユニットからの反射光を入力して原
稿記録内容を読み取るレンズユニットとを備えた複写機
の原稿サイズ検出装置において、前記透明板に載置され
る原稿の規定位置は、各原稿の角を露光ユニットの移動
開始前の位置とは反対側に設定した基準角に一致するよ
うに設定し、前記レンズユニットと原稿載置面との間を
覆う遮光カバーの上面を、前記透明板上の規定の位置に
載置される全ての原稿の平面投影の少なくとも角部が遮
光カバー上面に重なる大きさに形成し、原稿載置面から
の反射光を受光して原稿の有無を検出する光センサを、
可動ミラーユニットの移動方向と該移動方向に直交する
方向とに夫々複数個ずつ配設すると共に、前記2つの方
向の光センサの出力の組み合わせに基づいて原稿サイズ
を検出するサイズ検出手段を配設したことを特徴とす
る。
原稿を原稿のサイズに応じた規定位置に載置する透明板
と、該透明板上面に置かれた原稿を下方から照明しつつ
前記透明板に載置できる最大サイズ原稿の短辺方向に移
動して該移動方向と直角方向に長いライン状の反射光を
得る露光ユニットと、該露光ユニットと同一方向に移動
して露光ユニットからの光を反射する可動ミラーユニッ
トと、該可動ミラーユニットからの反射光を入力して原
稿記録内容を読み取るレンズユニットとを備えた複写機
の原稿サイズ検出装置において、前記透明板に載置され
る原稿の規定位置は、各原稿の角を露光ユニットの移動
開始前の位置とは反対側に設定した基準角に一致するよ
うに設定し、前記レンズユニットと原稿載置面との間を
覆う遮光カバーの上面を、前記透明板上の規定の位置に
載置される全ての原稿の平面投影の少なくとも角部が遮
光カバー上面に重なる大きさに形成し、原稿載置面から
の反射光を受光して原稿の有無を検出する光センサを、
可動ミラーユニットの移動方向と該移動方向に直交する
方向とに夫々複数個ずつ配設すると共に、前記2つの方
向の光センサの出力の組み合わせに基づいて原稿サイズ
を検出するサイズ検出手段を配設したことを特徴とす
る。
【0007】また、前記サイズ検出手段は、原稿カバー
が原稿に被せられる直前又は原稿カバーを被せない状態
での複写操作時に検出された原稿サイズを最終的に複写
される原稿サイズとして決定する構成としてもよい。
が原稿に被せられる直前又は原稿カバーを被せない状態
での複写操作時に検出された原稿サイズを最終的に複写
される原稿サイズとして決定する構成としてもよい。
【0008】
【作用】矩形原稿を透明板上の規定位置にセットする
と、可動ミラーユニットの移動方向と、これに直角な方
向とに複数個ずつ配設された光センサにより、各方向の
原稿の長さ、つまり縦横の長さを検出することができ、
その組み合わせにより原稿サイズが検出される。
と、可動ミラーユニットの移動方向と、これに直角な方
向とに複数個ずつ配設された光センサにより、各方向の
原稿の長さ、つまり縦横の長さを検出することができ、
その組み合わせにより原稿サイズが検出される。
【0009】また、原稿カバーと原稿との反射率が近い
場合には、原稿カバーを被せた後は、反射光で原稿の有
無を判別することが難しくなるため、原稿カバーを被せ
る直前に検出された原稿サイズを最終的に複写される原
稿サイズとして決定すれば間違いなく原稿サイズを検出
できる。また、原稿カバーを被せることなく複写を行う
こともあるので、その場合は複写操作時に検出された原
稿サイズを最終的な原稿サイズとして決定することで、
この場合も間違いなく原稿サイズを検出できる。
場合には、原稿カバーを被せた後は、反射光で原稿の有
無を判別することが難しくなるため、原稿カバーを被せ
る直前に検出された原稿サイズを最終的に複写される原
稿サイズとして決定すれば間違いなく原稿サイズを検出
できる。また、原稿カバーを被せることなく複写を行う
こともあるので、その場合は複写操作時に検出された原
稿サイズを最終的な原稿サイズとして決定することで、
この場合も間違いなく原稿サイズを検出できる。
【0010】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図に基づいて説明
する。図1は、本発明に係る原稿サイズ検出装置を備え
た複写機の全体構成を示す。まず、基本的な構成及び動
作を説明すると、通常複写モードでは原稿Pはプラテン
ガラス (透明板) 1上に置かれ、自動原稿送り機構 (A
DF) を内蔵した原稿カバー2を閉じ、複写開始スイッ
チ3を押すと、露光ユニット4が主走査方向に移動す
る。露光ユニット4にはランプ5及び第1ミラー6が一
体に装着されており、主走査方向の移動により原稿Pの
記録面がプラテンガラス1を介して照明され、その反射
光が走査方向に直交する副走査方向に長いスリットを介
して第1ミラー6に導かれ、該第1ミラー6により主走
査方向に向けて反射される。
する。図1は、本発明に係る原稿サイズ検出装置を備え
た複写機の全体構成を示す。まず、基本的な構成及び動
作を説明すると、通常複写モードでは原稿Pはプラテン
ガラス (透明板) 1上に置かれ、自動原稿送り機構 (A
DF) を内蔵した原稿カバー2を閉じ、複写開始スイッ
チ3を押すと、露光ユニット4が主走査方向に移動す
る。露光ユニット4にはランプ5及び第1ミラー6が一
体に装着されており、主走査方向の移動により原稿Pの
記録面がプラテンガラス1を介して照明され、その反射
光が走査方向に直交する副走査方向に長いスリットを介
して第1ミラー6に導かれ、該第1ミラー6により主走
査方向に向けて反射される。
【0011】原稿の載置方法は、載置可能な (定型サイ
ズの) 最大原稿の長辺方向を副走査方向に一致させるよ
うにする。したがって、上記のスリットは、最大原稿の
長辺の長さとおよそ同程度の長さが必要である。そし
て、各サイズの原稿が、図3に示すように、露光ユニッ
ト4の移動開始前の位置とは反対側に設定された基準角
に原稿の角を一致して載置されるように規定位置が設定
されている。
ズの) 最大原稿の長辺方向を副走査方向に一致させるよ
うにする。したがって、上記のスリットは、最大原稿の
長辺の長さとおよそ同程度の長さが必要である。そし
て、各サイズの原稿が、図3に示すように、露光ユニッ
ト4の移動開始前の位置とは反対側に設定された基準角
に原稿の角を一致して載置されるように規定位置が設定
されている。
【0012】露光ユニット4の主走査方向には、可動ミ
ラーユニット7が備えられる。該可動ミラーユニット7
は上下に第2ミラー8及び第3ミラー9が線対称状に装
着されており、露光ユニット4と同一方向で1/2の速
度で移動しつつ、前記露光ユニット4の第1ミラー6か
らの反射光を第2ミラー8,第3ミラー9が順次反射し
てレンズユニット10へ導く。
ラーユニット7が備えられる。該可動ミラーユニット7
は上下に第2ミラー8及び第3ミラー9が線対称状に装
着されており、露光ユニット4と同一方向で1/2の速
度で移動しつつ、前記露光ユニット4の第1ミラー6か
らの反射光を第2ミラー8,第3ミラー9が順次反射し
てレンズユニット10へ導く。
【0013】前述した原稿の載置方法から、露光ユニッ
ト4の主走査方向の移動量は、最大原稿の短辺の長さと
加・減速時の移動量及び若干の空走距離を加えた値にな
る。レンズユニット10で集光された原稿Pの光像は、レ
ンズユニット10後方に配設された第4ミラー11,第5ミ
ラー12,第6ミラー13に順次反射した後、回転する感光
体ドラム14に導かれる。
ト4の主走査方向の移動量は、最大原稿の短辺の長さと
加・減速時の移動量及び若干の空走距離を加えた値にな
る。レンズユニット10で集光された原稿Pの光像は、レ
ンズユニット10後方に配設された第4ミラー11,第5ミ
ラー12,第6ミラー13に順次反射した後、回転する感光
体ドラム14に導かれる。
【0014】該感光体ドラム14の外周面には光導電層が
設けられ、前記光学系からの像が導かれる前に、直流高
電圧が印加されて例えば正に一様に帯電されており、こ
の状態から前記光学系の露光走査により光像を受ける
と、受光された部分の帯電電荷はドラムの金属面に放出
され、受光されない残りの部分が正に帯電されたままと
なる。これにより、光導電層の面に原稿の画像に対応し
た静電画像が形成される。
設けられ、前記光学系からの像が導かれる前に、直流高
電圧が印加されて例えば正に一様に帯電されており、こ
の状態から前記光学系の露光走査により光像を受ける
と、受光された部分の帯電電荷はドラムの金属面に放出
され、受光されない残りの部分が正に帯電されたままと
なる。これにより、光導電層の面に原稿の画像に対応し
た静電画像が形成される。
【0015】感光体ドラム14が更に回転すると、前記正
の電荷が帯電している部分に現像装置15から負電荷を有
するトナーが静電力で吸引され、トナー像が形成され
る。複写紙は、給紙ユニット16内の選択された給紙カセ
ットから給紙ローラ17を介して供給され、該複写紙に直
流高圧が印加された転写極18によって前記トナー像が転
写される。トナー像を転写された転写紙は交流電圧が印
加された分離極19により感光体ドラム14から分離され、
更に定着器20へ搬送されトナー像が定着され、その後排
紙ローラ21によって所定の受皿22に送り出される。
の電荷が帯電している部分に現像装置15から負電荷を有
するトナーが静電力で吸引され、トナー像が形成され
る。複写紙は、給紙ユニット16内の選択された給紙カセ
ットから給紙ローラ17を介して供給され、該複写紙に直
流高圧が印加された転写極18によって前記トナー像が転
写される。トナー像を転写された転写紙は交流電圧が印
加された分離極19により感光体ドラム14から分離され、
更に定着器20へ搬送されトナー像が定着され、その後排
紙ローラ21によって所定の受皿22に送り出される。
【0016】次に、本発明に係る原稿サイズ検出装置部
分を詳細に説明する。前記レンズユニット9の上面及び
副走査方向と直角方向の両側面を覆って遮光カバー30が
装着されている。この遮光カバー30の上面の大きさが、
前記プラテンガラス1上の前記規定の位置に載置される
全ての原稿Pの平面投影の少なくとも角部が遮光カバー
30上面に重なる大きさに形成されている。そして、図2
に示すように該遮光カバー30の上面に主走査方向と副走
査方向とに対して夫々複数個ずつの光センサ31を装着す
る。尚、各光センサ31は、発光素子と受光素子とを備え
た周知の送受光型のものが用いられ、原稿載置面に向け
て発光素子から発光された光の反射光を受光素子が受光
し、反射面に原稿Pが存在している場合は存在していな
い場合に比較して反射率が高いため前記受光素子に受光
される光量が大きくなることによって、反射面における
原稿Pの存在の有無を検出できる。
分を詳細に説明する。前記レンズユニット9の上面及び
副走査方向と直角方向の両側面を覆って遮光カバー30が
装着されている。この遮光カバー30の上面の大きさが、
前記プラテンガラス1上の前記規定の位置に載置される
全ての原稿Pの平面投影の少なくとも角部が遮光カバー
30上面に重なる大きさに形成されている。そして、図2
に示すように該遮光カバー30の上面に主走査方向と副走
査方向とに対して夫々複数個ずつの光センサ31を装着す
る。尚、各光センサ31は、発光素子と受光素子とを備え
た周知の送受光型のものが用いられ、原稿載置面に向け
て発光素子から発光された光の反射光を受光素子が受光
し、反射面に原稿Pが存在している場合は存在していな
い場合に比較して反射率が高いため前記受光素子に受光
される光量が大きくなることによって、反射面における
原稿Pの存在の有無を検出できる。
【0017】前述した原稿載置の方法及びそれに基づい
た露光ユニット4, 可動ミラーユニット7の配置によれ
ば、最大原稿を走査しても露光ユニット4の移動量は最
大原稿の短辺の長さに若干の距離を加えた値で済み、さ
らに可動ミラーユニット7の移動量はその1/2であ
る。ところで、原稿サイズを検出するためには、サイズ
の違いによって原稿が存在したり、存在しなかったりす
る箇所にセンサを配置する必要があるが、上に述べたこ
とにより、可動ミラーユニット7の移動量を比較的小さ
くすることができる。したがって、センサを走査開始位
置に比較的近い箇所に設けることができるので、小さい
サイズの原稿Pの検出が可能になる。つまり、装置を大
型化することなく可及的に小さいサイズの原稿Pの検出
が可能になるのである。
た露光ユニット4, 可動ミラーユニット7の配置によれ
ば、最大原稿を走査しても露光ユニット4の移動量は最
大原稿の短辺の長さに若干の距離を加えた値で済み、さ
らに可動ミラーユニット7の移動量はその1/2であ
る。ところで、原稿サイズを検出するためには、サイズ
の違いによって原稿が存在したり、存在しなかったりす
る箇所にセンサを配置する必要があるが、上に述べたこ
とにより、可動ミラーユニット7の移動量を比較的小さ
くすることができる。したがって、センサを走査開始位
置に比較的近い箇所に設けることができるので、小さい
サイズの原稿Pの検出が可能になる。つまり、装置を大
型化することなく可及的に小さいサイズの原稿Pの検出
が可能になるのである。
【0018】図3は、AB系規格の原稿サイズを検出す
る場合の各光センサ31A〜31Hの配設の例を示したもの
であり、光センサ31A〜31Hを主走査方向と副走査方向
とに二次元的に配置することにより、各センサの出力
(原稿有無判別出力) の組み合わせで、各原稿サイズ及
び同一の原稿を縦横の向きを変えた場合の該向きの判別
も含めて検出できる。図4は、各サイズの原稿を載置し
た場合の各センサの出力を示したものであり、原稿を検
出したセンサの出力を〇,原稿を検出しないセンサの出
力を×で示してある。各〇×の組み合わせは原稿サイズ
毎に異なり、これによって組み合わせに応じて原稿サイ
ズを検出できる。
る場合の各光センサ31A〜31Hの配設の例を示したもの
であり、光センサ31A〜31Hを主走査方向と副走査方向
とに二次元的に配置することにより、各センサの出力
(原稿有無判別出力) の組み合わせで、各原稿サイズ及
び同一の原稿を縦横の向きを変えた場合の該向きの判別
も含めて検出できる。図4は、各サイズの原稿を載置し
た場合の各センサの出力を示したものであり、原稿を検
出したセンサの出力を〇,原稿を検出しないセンサの出
力を×で示してある。各〇×の組み合わせは原稿サイズ
毎に異なり、これによって組み合わせに応じて原稿サイ
ズを検出できる。
【0019】同様に図5は、インチ系規格の原稿サイズ
を検出する場合の各光センサ31a〜31eの配設の例を示
し、図5は原稿サイズと各センサ31a〜31eの出力の関
係を示したものである。ここで、原稿サイズをセンサの
出力で検出できるのは、原稿カバー2が開いている時で
あり、原稿の外側部分を黒く露光させないように原稿カ
バー2の裏面を白地として原稿の白地部分の反射率とが
殆ど等しく設定されているため、原稿カバー2を閉じた
時には原稿の検出が不可能となる。また、原稿カバー2
を閉じることなく複写を行うこともあるが、途中で原稿
を変えることがあるので最終的に複写される原稿サイズ
を覚えておく必要がある。そこで、これらの点を考慮し
て原稿サイズを自動検出して該原稿サイズに見合った複
写紙を給紙して複写するまでの一連の動作を、図7のフ
ローチャートに従って説明する。
を検出する場合の各光センサ31a〜31eの配設の例を示
し、図5は原稿サイズと各センサ31a〜31eの出力の関
係を示したものである。ここで、原稿サイズをセンサの
出力で検出できるのは、原稿カバー2が開いている時で
あり、原稿の外側部分を黒く露光させないように原稿カ
バー2の裏面を白地として原稿の白地部分の反射率とが
殆ど等しく設定されているため、原稿カバー2を閉じた
時には原稿の検出が不可能となる。また、原稿カバー2
を閉じることなく複写を行うこともあるが、途中で原稿
を変えることがあるので最終的に複写される原稿サイズ
を覚えておく必要がある。そこで、これらの点を考慮し
て原稿サイズを自動検出して該原稿サイズに見合った複
写紙を給紙して複写するまでの一連の動作を、図7のフ
ローチャートに従って説明する。
【0020】ステップ1では、原稿サイズを検出して自
動給紙を行う自動モードに合わせてイニシャライズを行
う。ステップ2では、原稿カバー2が被せられたか否か
を検出する。これは、原稿カバー2に内蔵されたADF
を原稿カバー2が被せられたことを確認して作動させる
ための検出スイッチが原稿カバー2に備えられているか
ら、該検出スイッチのオン,オフにより検出できる。
動給紙を行う自動モードに合わせてイニシャライズを行
う。ステップ2では、原稿カバー2が被せられたか否か
を検出する。これは、原稿カバー2に内蔵されたADF
を原稿カバー2が被せられたことを確認して作動させる
ための検出スイッチが原稿カバー2に備えられているか
ら、該検出スイッチのオン,オフにより検出できる。
【0021】そして、原稿カバー2が被せられていると
判定されたときは、その直前に前記光センサ31の出力か
ら検出した原稿サイズが、最終的に複写される原稿サイ
ズとして確定される。尚、検出は常時行い、最新の検出
データを一時的にRAMに記憶しておけば直前のデータ
を用いることができる。また、ステップ2で原稿カバー
2が被せられていないと判定されたときは、ステップ3
へ進んで複写開始スイッチ3がオンとされたか否かを検
出する。そして、オンされたと検出されたときは、その
時に検出されている原稿サイズが最終的に複写される原
稿サイズとして確定される。
判定されたときは、その直前に前記光センサ31の出力か
ら検出した原稿サイズが、最終的に複写される原稿サイ
ズとして確定される。尚、検出は常時行い、最新の検出
データを一時的にRAMに記憶しておけば直前のデータ
を用いることができる。また、ステップ2で原稿カバー
2が被せられていないと判定されたときは、ステップ3
へ進んで複写開始スイッチ3がオンとされたか否かを検
出する。そして、オンされたと検出されたときは、その
時に検出されている原稿サイズが最終的に複写される原
稿サイズとして確定される。
【0022】このようにして原稿サイズが確定された
後、ステップ4へ進んで複写倍率を設定する。これは、
通常の倍率1で原稿サイズと同一サイズの複写紙に複写
する以外に、例えば複写紙のサイズが原稿サイズに関わ
りなく決まっている場合には、当該複写紙サイズに見合
った倍率で複写が行われるように適当な倍率が設定さ
れ、或いは、原稿サイズが給紙カセットに用意されてい
る全ての複写紙サイズと異なっている場合等に、例えば
一番原稿サイズに近いサイズの複写紙に複写することと
し、該複写紙のサイズに合わせた倍率に設定される。
後、ステップ4へ進んで複写倍率を設定する。これは、
通常の倍率1で原稿サイズと同一サイズの複写紙に複写
する以外に、例えば複写紙のサイズが原稿サイズに関わ
りなく決まっている場合には、当該複写紙サイズに見合
った倍率で複写が行われるように適当な倍率が設定さ
れ、或いは、原稿サイズが給紙カセットに用意されてい
る全ての複写紙サイズと異なっている場合等に、例えば
一番原稿サイズに近いサイズの複写紙に複写することと
し、該複写紙のサイズに合わせた倍率に設定される。
【0023】ステップ5では複写紙のサイズを選択して
給紙を行う。これは、前記したように通常の自動モード
では、検出された原稿サイズと同一サイズの複写紙を選
択するが、複写紙のサイズを予め設定した場合には、設
定されたサイズの複写紙が選択され、或いは、原稿サイ
ズに一番近いサイズの複写紙を選択したりする。ステッ
プ6では、給紙された複写紙に複写を行う。
給紙を行う。これは、前記したように通常の自動モード
では、検出された原稿サイズと同一サイズの複写紙を選
択するが、複写紙のサイズを予め設定した場合には、設
定されたサイズの複写紙が選択され、或いは、原稿サイ
ズに一番近いサイズの複写紙を選択したりする。ステッ
プ6では、給紙された複写紙に複写を行う。
【0024】このようにすれば、原稿カバー2を被せて
複写を行う場合、原稿カバー2を被せないで複写を行う
場合のいずれにおいても、正確に原稿サイズを検出して
自動給紙により複写を行える。
複写を行う場合、原稿カバー2を被せないで複写を行う
場合のいずれにおいても、正確に原稿サイズを検出して
自動給紙により複写を行える。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
原稿サイズを二次元的に検出する方式としたため、縦横
の向きを変えてセットする場合でも、該向きも含めた検
出が行え、また、原稿載置面の下方に広い領域にわたっ
て存在し、かつ原稿載置面からの距離も近い遮光カバー
の上面に光センサを配設する構成としたため、光センサ
の取付スペースを容易に確保でき、原稿からの距離も近
いので検出精度も良好に確保できる。また、原稿の載置
方法の工夫により、可動ミラーユニットの移動量を小さ
くでき、装置を大型化することなくサイズの小さい原稿
を検出することができる。
原稿サイズを二次元的に検出する方式としたため、縦横
の向きを変えてセットする場合でも、該向きも含めた検
出が行え、また、原稿載置面の下方に広い領域にわたっ
て存在し、かつ原稿載置面からの距離も近い遮光カバー
の上面に光センサを配設する構成としたため、光センサ
の取付スペースを容易に確保でき、原稿からの距離も近
いので検出精度も良好に確保できる。また、原稿の載置
方法の工夫により、可動ミラーユニットの移動量を小さ
くでき、装置を大型化することなくサイズの小さい原稿
を検出することができる。
【0026】また、原稿カバーを被せて複写を行う場合
は、その直前に検出され、原稿カバーを開いて複写を行
う場合は、複写操作時に検出された原稿サイズを、最終
的に複写される原稿サイズとして決定するようにしたた
め、誤検出を防止できる。
は、その直前に検出され、原稿カバーを開いて複写を行
う場合は、複写操作時に検出された原稿サイズを、最終
的に複写される原稿サイズとして決定するようにしたた
め、誤検出を防止できる。
【図1】本発明に係る原稿サイズ検出装置を備えた複写
機の全体構成を示す図。
機の全体構成を示す図。
【図2】同上複写機の要部の構成を示す斜視図。
【図3】同上複写機においてAB系の原稿サイズを検出
するための光センサの配置例を示した平面図。
するための光センサの配置例を示した平面図。
【図4】同上に配置された光センサの出力と原稿サイズ
との関係を示す図。
との関係を示す図。
【図5】同上複写機においてインチ系の原稿サイズを検
出するための光センサの配置例を示した平面図。
出するための光センサの配置例を示した平面図。
【図6】同上に配置された光センサの出力と原稿サイズ
との関係を示す図。
との関係を示す図。
【図7】同上複写機による自動モードにおける原稿サイ
ズ検出から複写までの動作を示すフローチャート。
ズ検出から複写までの動作を示すフローチャート。
1 プラテンガラス 2 原稿カバー 3 複写開始スイッチ 4 露光ユニット 7 可動ミラーユニット 10 レンズユニット 30 遮光カバー 31 光センサ
Claims (2)
- 【請求項1】矩形原稿を原稿のサイズに応じた規定位置
に載置する透明板と、該透明板上面に置かれた原稿を下
方から照明しつつ前記透明板に載置できる最大サイズ原
稿の短辺方向に移動して該移動方向と直角方向に長いラ
イン状の反射光を得る露光ユニットと、該露光ユニット
と同一方向に移動して露光ユニットからの光を反射する
可動ミラーユニットと、該可動ミラーユニットからの反
射光を入力して原稿記録内容を読み取るレンズユニット
とを備えた複写機の原稿サイズ検出装置において、前記
透明板に載置される原稿の規定位置は、各原稿の角を露
光ユニットの移動開始前の位置とは反対側に設定した基
準角に一致するように設定し、前記レンズユニットと原
稿載置面との間を覆う遮光カバーの上面を、前記透明板
上の規定の位置に載置される全ての原稿の平面投影の少
なくとも角部が遮光カバー上面に重なる大きさに形成
し、原稿載置面からの反射光を受光して原稿の有無を検
出する光センサを、可動ミラーユニットの移動方向と該
移動方向に直交する方向とに夫々複数個ずつ配設すると
共に、前記2つの方向の光センサの出力の組み合わせに
基づいて原稿サイズを検出するサイズ検出手段を配設し
たことを特徴とする複写機の原稿サイズ検出装置。 - 【請求項2】前記サイズ検出手段は、原稿カバーが原稿
に被せられる直前又は原稿カバーを被せない状態での複
写操作時に検出された原稿サイズを最終的に複写される
原稿サイズとして決定してなる請求項1に記載の複写機
の原稿サイズ検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5161995A JPH0675310A (ja) | 1992-07-09 | 1993-06-30 | 複写機の原稿サイズ検出装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18248292 | 1992-07-09 | ||
JP4-182482 | 1992-07-09 | ||
JP5161995A JPH0675310A (ja) | 1992-07-09 | 1993-06-30 | 複写機の原稿サイズ検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0675310A true JPH0675310A (ja) | 1994-03-18 |
Family
ID=26487938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5161995A Pending JPH0675310A (ja) | 1992-07-09 | 1993-06-30 | 複写機の原稿サイズ検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0675310A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007158965A (ja) * | 2005-12-07 | 2007-06-21 | Ricoh Co Ltd | 画像読取装置、原稿サイズ検知方法、及び原稿サイズ検知プログラム |
JP2014039207A (ja) * | 2012-08-20 | 2014-02-27 | Brother Ind Ltd | 画像読取装置 |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP5161995A patent/JPH0675310A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007158965A (ja) * | 2005-12-07 | 2007-06-21 | Ricoh Co Ltd | 画像読取装置、原稿サイズ検知方法、及び原稿サイズ検知プログラム |
JP2014039207A (ja) * | 2012-08-20 | 2014-02-27 | Brother Ind Ltd | 画像読取装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040628 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Effective date: 20040706 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Effective date: 20040706 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |