JPH11194434A - 複写機の自動濃度補正装置 - Google Patents

複写機の自動濃度補正装置

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JPH11194434A
JPH11194434A JP9368842A JP36884297A JPH11194434A JP H11194434 A JPH11194434 A JP H11194434A JP 9368842 A JP9368842 A JP 9368842A JP 36884297 A JP36884297 A JP 36884297A JP H11194434 A JPH11194434 A JP H11194434A
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JP9368842A
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Shusuke Kawai
秀典 川合
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  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】第2原図紙のような特殊紙の原稿であっても適
正な原稿濃度の補正が行える複写機の自動濃度補正装置
を提供する。 【解決手段】原稿給紙装置の給紙部で、発光素子5pに
より原稿に照射した光に対する反射光をで検知するとと
もに、透過光を透過光検知センサ5iで検知する。反射
光検知センサ5oの検知出力に基づいて前記原稿に対す
るコピー濃度が決定される。この決定されたコピー濃度
に基づいて、原稿照明ランプの光量設定データが求めら
れる。透過光検知センサ5iの検知出力に基づいて前記
コピー濃度に対応する光量設定データが変えられる。そ
のために、与えられたコピー濃度とこのコピー濃度に対
応する光量設定データを記憶した普通紙用のコピー濃度
テーブルと、与えられたコピー濃度とこのコピー濃度に
対応する光量設定データを記憶した特殊紙用のコピー濃
度テーブルと別々に有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機等
の複写機に係り、特にその自動濃度補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、このような自動濃度補正装置に
よれば、原稿に光を照射し、その反射光を検知すること
により原稿濃度を判断し、新聞などの濃度の濃い原稿で
あってもいわゆる地かぶり(文字や絵のない地が黒くな
る現象)のない適正コピーを得ることができる。
【0003】このような従来技術では、第二原図の様な
薄紙等(以下、特殊紙という)の原稿の場合、光の反射
率が低かったり、薄紙である為、照射した光が透過して
しまい正確に原稿濃度を検知できないため、原稿圧板を
白色にすることにより薄紙対応をしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、原稿が
非常に薄く反射率が低い場合、実際の反射光ではなく圧
板の白色を検知してしまい適正コピーよりも少し濃いコ
ピーになってしまうことがあった。
【0005】また、圧板の代わりに原稿共有装置(ドキ
ュメントフィーダ:DF)を使用した場合にも、白色搬
送ベルトが圧板と同様に機能し、同様の問題があった。
【0006】したがって、本発明の目的は、特殊紙の原
稿であっても適正な原稿濃度の補正が行える複写機の自
動濃度補正装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による複写機の自
動濃度補正装置は、発光手段と検知センサとを有し、複
写対象の原稿に光を照射してその透過光を検知する透過
光検知手段と、発光手段と検知センサとを有し、前記原
稿に光を照射してその反射光を検知することにより原稿
濃度を判定する反射光検知手段と、この反射光検知手段
の検知出力に基づいて前記原稿に対するコピー濃度を決
定する手段と、この決定されたコピー濃度に基づいて、
原稿照明ランプの光量設定データを求める光量設定手段
とを備え、この光量設定手段は、前記透過光検知手段の
検知出力に基づいて前記コピー濃度に対応する光量設定
データを変えることを特徴とする。
【0008】これにより、原稿の種類によって、適正な
自動濃度補正が実現される。
【0009】より具体的には、前記透過光検知手段の検
知出力に基づいて前記原稿が普通紙か特殊紙かが判定さ
れ、前記光量設定手段は、与えられたコピー濃度とこの
コピー濃度に対応する光量設定データを記憶した普通紙
用のコピー濃度テーブルと、与えられたコピー濃度とこ
のコピー濃度に対応する光量設定データを記憶した特殊
紙用のコピー濃度テーブルと別々に有する。
【0010】一態様として、前記透過光検知手段および
前記反射光検知手段は共に、複写機の原稿給紙装置の給
紙部に配置される。
【0011】他の態様として、前記透過光検知手段は複
写機の原稿給紙装置の給紙部に配置され、前記反射光検
知手段は複写機の露光部に配置される。
【0012】前記透過光検知手段および前記反射光検知
手段の少なくとも一方の発光手段として原稿照明ランプ
を用いることができる。
【0013】あるいは、前記透過光検知手段および前記
反射光検知手段の少なくとも一方の発光手段として原稿
照明ランプとは別の発光素子を用いることも可能であ
る。前記透過光検知手段および前記反射光検知手段の両
方に発光素子を用いる場合は、1つの発光素子を共用す
ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した電子写真
複写機の一実施の形態を説明する。
【0015】図1に示した電子写真複写機においては、
装置本体1の上面部分に、原稿載置台としての原稿ガラ
ス台2が設けられ、この原稿ガラス台2の直下部分(露
光部)に、画像読み取り手段を構成するスキャナ(走査
光学装置)3が設けられている。このスキャナ3は、原
稿ガラス台2上の原稿(図示省略)に走査光を照射する
ための原稿照明ランプ3aを有しているとともに、原稿
からの反射光を後述する感光体ドラム4上に導く反射ミ
ラー3bを備えている。また、反射ミラー3bから感光
体ドラム4までの光路上には、投影レンズ18と固定ミ
ラー19とが配置されている。
【0016】このスキャナ3の原稿照明ランプ3aは、
原稿ガラス台2上に固定状態でセットされた原稿に対し
ては、ランプ移動手段としてのスキャナモータ3dの回
転駆動力によって図示矢印Aで示された方向に往復移動
する。
【0017】また、スキャナ3の下側には、像担持体と
しての感光体ドラム4が図示時計回転方向に回転駆動さ
れるように設けられている。この感光体ドラム4の周辺
には、当該感光体ドラム4を一様に帯電させる帯電器
6、スキャナ3からの走査光を露光することによって感
光体ドラム4上に形成された静電潜像にトナーを供給し
て顕像化する現像装置7、紙搬送経路の途中に配置され
て感光体ドラム4上のトナー像を記録用紙側に転写させ
る転写帯電器8、および転写後の記録用紙を分離するた
めの分離帯電器9、転写後に感光体ドラム4上に残留す
るトナーを除去するクリーニング装置10等が、感光体
ドラム4の回転駆動方向に沿って順次配置されている。
【0018】さらに、転写帯電器8および分離帯電器9
から装置本体の出口部へ向って延びる紙搬送経路12の
出口側端には、記録用紙上のトナー像を熱的に定着させ
るための定着装置13が配置されている。紙搬送経路1
2の直下部分には、記録用紙をサイズごとに蓄える給紙
カセット14が2段設けられている。これらの各給紙カ
セット14の出口部に設けられた給紙ローラ15から
は、紙搬送路16が転写帯電器8の転写部へ向って延び
ており、この転写部の直前にレジストローラ17が設け
られている。
【0019】一方、原稿供給装置(DF)5は、原稿ガ
ラス台2を覆うようにして開閉可能に設けられている。
原稿供給装置5においては、原稿ガラス台2の全面を覆
うように記置される原稿搬送手段としての搬送ベルト5
aが、一対の駆動プーリ5b,5cの間に掛け渡すよう
にして設けられており、これら一対の駆動プーリ5b,
5cの少なくとも一方が、DF駆動モータ5dにより回
転されることによって上記搬送ベルト5aの送り駆動が
行われるように構成されている。
【0020】また、原稿供給装置5の図示右側端には、
板状のDF原稿トレイ5eが、搬送ベルト5aの一端
(図示右端)近傍から斜め上方に延出するように設けら
れており、そのDF原稿トレイ5e上にセットされた原
稿のうちの一枚が、当該原稿トレイ5eの途中に設けら
れた給紙ローラ5fによって、搬送ベルト5aと原稿ガ
ラス台2との間に送り込まれ、図示左側に向って搬送さ
れるように構成されている。
【0021】さらに、給紙ローラ5fの原稿搬送方向上
側(図示右側)近跨には、DF原稿トレイ5e上におけ
る原稿の有無を検知するための原稿有無センサ5gが設
けられているとともに、給紙ローラ5fの原稿搬送方向
下流側(図示左側)であって搬送ベルト5aの入口直前
部分には、給紙ローラ5fにより送り込まれてきた原稿
の先端を検知するための画先検知センサ5hが設けられ
ている。原稿有無センサ5gと画先検知センサ5hの間
には、原稿の透過光(および反射光)を検知するための
検知部が設けられている。
【0022】本実施の形態における検知部は、原稿搬送
パスに対して下部に発光素子5p、この発光素子5pに
隣り合う位置に反射光検知センサ5o、発光素子5pに
対向し原稿搬送パスの上部に透過光検知センサ5iが設
けられている。DF排紙部には、排紙センサ5l(スト
レート排紙方式用)および排紙センサ5k(反転排紙方
式用)が設けられ、排紙経路をストレート排紙と反転排
紙の間で切り替える反転フラッパー5nを動かす反転ソ
レノイド5mが設けられている。読み取りが行われた後
の原稿は、ストレート排紙方式の場合、原稿供給装置5
の図示左側端に設けられた原稿排出トレイ5j上へ排出
され、反転排紙方式の場合、原稿供給装置5の上部のト
レイに排出される。
【0023】このような原稿供給装置5を備えた複写機
には、図2に示されているような画像形成制御装置20
が内蔵されている。この画像形成制御装置20は、上述
したような原稿供給装置5に所定の制御動作を行わせつ
つ、スキャナ3により読み取られた画像を記録材上に形
成するための所定の画像形成工程を実行させる機能を有
するものであって、当該画像形成制御装置20に設けら
れた中央演算処理装置(以下、CPUという)21に
は、後述する画像形成工程の制御手順を規定した制御プ
ログラム等が格納されたROM22、および各種データ
が格納されるRAM23が接続されている。
【0024】また、CPU21の入力側には、I/Oポ
ート24を介して、複写機の前面上部に設けられた操作
部25において選択されたコピー倍率、コピー濃度、用
紙サイズ等の各種選択設定信号が入力されるとともに、
上述した原稿有無センサ5g、画先検知センサ5h、反
射光検知センサ5o、透過光検知センサ5i、排紙セン
サ5lおよび排紙センサ5kからの信号が入力される。
【0025】さらに、上記CPU21の出力側には、I
/Oポート24を介して、メインモータ27、DF駆動
モータ5d、およびスキャナモータ3dの各コントロー
ラ28a,28b,28cが接続されているとともに、
スキャナ3の原稿照明ランプ3aに付設されたランプ点
灯制御回路29、および上述した反転ソレノイド5m、
発光素子5p、が接続されている。
【0026】図3に、本実施の形態の原稿濃度検知の原
理図を示す。原稿40が通過する原稿搬送パスに対して
下部に発光素子5pを配置し、この発光索子5pに隣り
合う位置に反射光検知センサ5oを配置する。さらに、
発光素子5pに対向し原稿搬送パスの上部に透過光検知
センサ5iを配置する。発光素子5pと透過光検知セン
サ5iは、原稿の種類を判定するための透過光検知手段
を構成する。発光素子5pと反射光検知センサ5oと
は、原稿濃度を判定する反射光検知手段を構成する。図
3では、透過光検知手段および反射光検知手段の両発光
手段として同一の発光素子を共用しているが、後述する
ように別個の発光手段であってもよい。
【0027】図5に、透過光検知手段と透過光検知手段
を構成する具体的な素子および配置についての4通りの
組み合わせを示す。
【0028】図5(a)は、図1および図3に示したも
のと同じ構成であり、DF給紙部において原稿の反射光
および透過光を検知する構成を示す。
【0029】図5(b)は、発光素子5pの代わりに複
写機に元々存在する原稿照明ランプ3aを用い、必要時
にこれをDF給紙部の下部へ移動させて、原稿の反射光
および透過光を検知する構成を示す。そのために原稿ガ
ラス台2の端部をDF給紙部側へ延長させて、原稿照明
ランプ3aの光が透過光検知センサ5i側へ透過するよ
うにする。
【0030】図5(c)は、図5(a)の構成の変形例
であり、反射光の検知を従来と同様に原稿照明ランプ3
aを用いて露光部側で行う。そのため、反射光検知セン
サ5oは、DF給紙部側ではなく露光部側へ配置する。
【0031】図5(d)は、図5(c)の構成をさらに
変更したものであり、発光素子5pの代わりに原稿照明
ランプ3aを用いて、これをDF給紙部側へ移動させて
原稿の透過光の検知を行う。そのため、図5(b)の場
合と同様、原稿ガラス台2の端部をDF給紙部側へ延長
させている。
【0032】図4(a)は、原稿に光を照射したとき
の、原稿濃度と反射光量との関係を示している。この図
から分かるように、原稿濃度がうすい(すなわち、原稿
上の文字や絵の量が少ない)ほど反射光量が大きくな
り、原稿濃度がこいほど反射光量は小さくなる。ただ
し、同じ原稿濃度であっても、原稿の種類(厚さ)ある
いは反射光の検知位置によって反射光量が異なる。図4
(a)の実線42は、普通紙の場合に相当する。破線4
1は、普通紙に比べて厚さの薄い第二原図等の特殊紙の
反射光を露光部側で検知した場合に相当し、原稿背後の
白い搬送ベルトのために同じ原稿濃度でも普通紙に比べ
反射光量が大きくなっている。破線43は、特殊紙の反
射光をDF給紙部側で検知した場合に相当し、原稿背後
の空間の影響のため、同じ原稿濃度でも普通紙に比べ反
射光量が小さくなっている。普通紙の場合には透過光検
知位置によって反射光量はさほど変わらず、ほぼ実線4
2のみにより表わされる。
【0033】図4(b)は、原稿40に光を照射したと
き透過光検知センサ5iが検知する透過光量と原稿の種
類との関係を示している。図から分かるように、普通紙
に比べて特殊紙の方が透過光量が大きくなる。過去の経
験的データに基づいて透過光量データにしきい値pを予
め設定しておくことにより、透過光量に基づいて、普通
紙と特殊紙の判別が可能となる。
【0034】図6は、反射光検知センサ5oの出力と、
この出力の大きさに対応して決まるコピー濃度との関係
を示すグラフである。横軸の反射光検知センサ出力が小
さい(右方向)ほど、すなわち原稿濃度が濃いほど、縦
軸のコピー濃度がうすく(上方向)なるよう、両者の関
係が選定されている。図中、縦軸のf5は標準のコピー
濃度であり、f9へ向かってコピー濃度が薄くなる。f
4〜f1はユーザによる選択はできるが、自動濃度補正
では使用しない。
【0035】このように反射光量によってコピー濃度が
決まるが、前述のように、同じ反射光量であっても原稿
の種類および反射光検知位置によって原稿濃度は異な
る。したがって、本実施の形態では、得られたコピー濃
度に対応する原稿照明ランプ3aの光量を定める光量設
定データを原稿の種類および反射光検知位置によって変
化させる。
【0036】図7に、図6のグラフで表わされる関係に
より反射光量から得られたコピー濃度と、これに対応す
る原稿照明ランプ3aの光量設定データとの関係を表わ
すグラフを示す。破線71は、露光部での特殊紙の反射
光を検知した場合に相当し、破線73はDF給紙部で特
殊紙の反射光を検知した場合に相当する。普通紙の場合
は、前述のように反射光検知位置により反射光量の差が
ないので、反射光検知位置によらず実線72で表わされ
る。いずれの実線および破線もコピー濃度がうすいほど
光量設定データは大きく設定される。
【0037】図8に、図7のグラフに対応したコピー濃
度と光量設定データとの関係を数値で表わしたコピー濃
度テーブルを示す。図8(a)のコピー濃度テーブル8
1は原稿が普通紙の場合に用い、図7の実線72に相当
する。図8(b)のコピー濃度テーブル82は原稿が特
殊紙でDF給紙部反射光検知の場合に用い、図7の破線
73に相当する。図8(c)のコピー濃度テーブル83
は原稿が特殊紙で露光部反射光検知の場合に用い、図7
の破線71に相当する。
【0038】以上説明した各種の変数の相互の関係を以
下にまとめて示す。
【0039】 反射光 大 ←−−−−−−−−−→ 小 原稿濃度 薄い ←−−−−−−−−−→ 濃い 原稿濃度(入力値) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− コピー濃度 濃い ←−−−−−−−−−→ 薄い 内部変換(補正値) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 光量設定データ 小 ←−−−−−−−−−→ 大 原稿照明ランプ出力値 光量 小 ←−−−−−−−−−→ 大 次に、図9のフローチャートを参照して、本実施の形態
における自動濃度補正を採用した複写処理の処理手順を
説明する。ここでは、主として図5(a)の構成につい
て説明する。
【0040】ユーザによりコピー指示を受けて、まず、
DFが、その給紙部に原稿を挿入する。原稿有無センサ
5gが原稿を検知(ON)すると(S11)、DF駆動
モータ5dを回転させ、原稿を図1のFポイント(DF
給紙部)まで移動し一時待機する(S12)。そこで、
発光素子5pをONして原稿に光を照射し、透過光検知
センサ5iにより透過光量を検知する。(この場合、一
般的に原稿先端部は白地部であり、文字等の存在が透過
光に影響しないということを前提としている。)同時
に、反射光センサ5oにより反射光量を検知する。図5
(b)(d)の構成を採用した場合には、発光素子5p
の代わりに原稿照明ランプ3aをDF給紙部まで移動さ
せて透過光の検知を行う。
【0041】ついで、この検知された透過光量を予め定
めたしきい値Pと比較し(S14)、しきい値Pより小
さい場合にはその原稿を普通紙と判断し、大きい場合に
は第二原図等の特殊紙と判断する。その結果により、普
通紙であれぱ普通紙用コピー濃度テーブル81(図8
(a))を参照して原稿照明ランプ3aの光量設定デー
タを決定する(S15)。特殊紙と判断された場合に
は、反射光の検知位置に応じて図8(b)または(c)
の特殊紙用コピー濃度テーブル82,83により光量設
定データを決定する(S16)。これらのステップS1
5およびS16の詳細は後述する。
【0042】そこで、再度、DF駆動モータ5dを回転
させて原稿を原稿ガラス台2上の所定の位置に搬送する
(S17)。図5(c)(d)の場合には、ここで、原
稿照明ランプ3aを用いて、原稿の反射光を検知する。
ついで、先程決定した光量設定データに従った原稿照明
ランプ3aの光量によりコピー動作を行い(S18)、
コピー動作終了後、DF駆動モータ5dを回転させて原
稿を排紙トレイ5jに排紙する(S19)。
【0043】このように、原稿の種類および反射光検知
位置に合わせて最も効果的な自動濃度補正を行うことが
可能となる。
【0044】次に、図10により、図9のフローチャー
トにおけるステップS15の詳細処理を説明する。この
処理は、透過光量がしきい値pより小さい場合、すなわ
ち原稿が普通紙の場合の処理であり、まず、反射光検知
センサ5oの出力信号をA/D変換した値D(16進デ
ータ)を読み取る(S20)。
【0045】次に値Dをしきい値d5と比較する(S2
1)。しきい値d5および後述するしきい値d6,d
7,d8は、図6のグラフにおいてコピー濃度f5〜f
9の各々を判別するためのものである。Dがd5以上で
あれば、コピー濃度はf5と判定して、図8(a)の普
通紙用コピー濃度テーブル81を用いてそのコピー濃度
f5に対応する原稿照明ランプ3aの光量設定データを
セットする(S22)。
【0046】Dがd5より小さい場合には、Dをd6と
比較する(S23)。Dがd6以上であれば、コピー濃
度はf6であると判定し、普通紙用コピー濃度テーブル
81を用いてそのコピー濃度f6に対応する原稿照明ラ
ンプ3aの光量設定データをセットする(S24)。
【0047】Dがd6より小さい場合には、Dをd7と
比較する(S25)。Dがd7以上であれば、コピー濃
度はf7であると判定し、普通紙用コピー濃度テーブル
81を用いてそのコピー濃度f7に対応する原稿照明ラ
ンプ3aの光量設定データをセットする(S26)。
【0048】Dがd7より小さい場合には、Dをd8と
比較する(S27)。Dがd8以上であれば、コピー濃
度はf8であると判定し、普通紙用コピー濃度テーブル
81を用いてそのコピー濃度f8に対応する原稿照明ラ
ンプ3aの光量設定データをセットする(S28)。
【0049】Dがd8より小さい場合には、コピー濃度
はf9であると判定し、普通紙用コピー濃度テーブル8
1を用いてそのコピー濃度f9に対応する原稿照明ラン
プ3aの光量設定データをセットする(S29)。
【0050】図11は、図9のフローチャートにおける
ステップS16の詳細処理を示す。この処理は、透過光
量がしきい値p以上である場合、すなわち原稿が特殊紙
の場合の処理であり、ステップS32,S34,S3
6,S38,S39において、普通紙用コピー濃度テー
ブル81を用いる代わりに、特殊紙用コピー濃度テーブ
ル82または83を用いる点で図10の処理と異なる。
他の処理は図10の処理と同じである。特殊紙用コピー
濃度テーブル82,83のいずれを用いるかは、その複
写機が原稿の反射光をDF給紙部で検知するか露光部で
検知するかによって決まる。
【0051】
【発明の効果】本発明により、原稿が薄い原稿であって
も(透過率の高い用紙)また、反射率の低い原稿であっ
ても用紙種類にかかわらず正確な自動濃度補正行うこと
が可能である。
【0052】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した複写機の構造を表した図であ
る。
【図2】図1の複写機に内蔵された画像形成制御装置の
構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の原稿濃度検知の原理図である。
【図4】原稿に光を照射したときの原稿濃度と反射光量
との関係(a)と、原稿に光を照射したときの透過光量
と原稿用紙の種類との関係(b)を示したグラフであ
る。
【図5】本発明の実施の形態における、透過光検知手段
と反射光検知手段を構成する具体的な素子および配置に
ついての4通りの組み合わせ(a)(b)(c)(d)
を示す図である。
【図6】反射光検知センサの出力と、この出力の大きさ
に対応して決まるコピー濃度との関係を示すグラフであ
る。
【図7】図6のグラフで表わされる関係により反射光量
から得られたコピー濃度と、これに対応する原稿照明ラ
ンプの光量設定データとの関係を表わすグラフである。
【図8】原稿が普通紙の場合(a)、原稿が特殊紙でD
F給紙部反射光検知の場合(b)、原稿が特殊紙で露光
部反射光検知の場合(c)のコピー濃度と光量設定デー
タとの関係を数値で表わしたコピー濃度テーブルであ
る。
【図9】本実施の形態における自動濃度補正を採用した
複写処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図10】図9のフローチャートにおけるステップS1
5の詳細処理を示すフローチャートである。
【図11】図9のフローチャートにおけるステップS1
6の詳細処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 原稿ガラス台 3 スキャナ(走査光学装置) 3a 原稿照明ランプ 3d スキャナモータ 4 感光体ドラム 5 流し読み用の原稿供給装置(ドキュメントフィー
ダ:DF) 5a 搬送ベルトレジストローラ 5d DF駆動モータ 5g 原稿有無センサ 5h 画先検知センサ 5i 透過光検知センサ 5m 排紙トレイ 5k 排紙センサ 5l 排紙センサ 5m 反転ソレノイド 5n 反転フラッパー 5o 反射光検知センサ 5p 発光素子 20 画像形成制御装置 26 カウンタ 28a,28b,28c モータコントローラ 40 原稿

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発光手段と検知センサとを有し、複写対象
    の原稿に光を照射してその透過光を検知する透過光検知
    手段と、 発光手段と検知センサとを有し、前記原稿に光を照射し
    てその反射光を検知することにより原稿濃度を判定する
    反射光検知手段と、 この反射光検知手段の検知出力に基づいて前記原稿に対
    するコピー濃度を決定する手段と、 この決定されたコピー濃度に基づいて、原稿照明ランプ
    の光量設定データを求める光量設定手段とを備え、 この光量設定手段は、前記透過光検知手段の検知出力に
    基づいて前記コピー濃度に対応する光量設定データを変
    えることを特徴とする複写機の自動濃度補正装置。
  2. 【請求項2】前記透過光検知手段の検知出力に基づいて
    前記原稿が普通紙か特殊紙かが判定され、 前記光量設定手段は、与えられたコピー濃度とこのコピ
    ー濃度に対応する光量設定データを記憶した普通紙用の
    コピー濃度テーブルと、与えられたコピー濃度とこのコ
    ピー濃度に対応する光量設定データを記憶した特殊紙用
    のコピー濃度テーブルと別々に有する請求項1記載の複
    写機の自動濃度補正装置。
  3. 【請求項3】前記透過光検知手段および前記反射光検知
    手段は共に、複写機の原稿給紙装置の給紙部に配置され
    ることを特徴とする請求項1または2記載の複写機の自
    動濃度補正装置。
  4. 【請求項4】前記透過光検知手段は複写機の原稿給紙装
    置の給紙部に配置され、前記反射光検知手段は複写機の
    露光部に配置されることを特徴とする請求項1または2
    記載の複写機の自動濃度補正装置。
  5. 【請求項5】前記透過光検知手段および前記反射光検知
    手段の少なくとも一方の発光手段として原稿照明ランプ
    を用いることを特徴とする請求項1、2、3または4記
    載の複写機の自動濃度補正装置。
  6. 【請求項6】前記透過光検知手段および前記反射光検知
    手段の少なくとも一方の発光手段として原稿照明ランプ
    とは別の発光素子を用いることを特徴とする請求項1、
    2、3または4記載の複写機の自動濃度補正装置。
JP9368842A 1997-12-26 1997-12-26 複写機の自動濃度補正装置 Withdrawn JPH11194434A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012128118A (ja) * 2010-12-14 2012-07-05 Canon Inc 画像形成装置

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