JPH09153016A - パソコン使用者特定システムおよびパソコン使用者特定方法 - Google Patents
パソコン使用者特定システムおよびパソコン使用者特定方法Info
- Publication number
- JPH09153016A JPH09153016A JP7311844A JP31184495A JPH09153016A JP H09153016 A JPH09153016 A JP H09153016A JP 7311844 A JP7311844 A JP 7311844A JP 31184495 A JP31184495 A JP 31184495A JP H09153016 A JPH09153016 A JP H09153016A
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- JP
- Japan
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- personal computer
- software
- display
- keyboard
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 パソコンの使用者を限定することができるパ
ソコン使用者特定システムおよびパソコン使用者特定方
法を提供することである。 【解決手段】 パソコン1の使用を許可された者のID
情報をワイヤレスICカードに記憶しておき、これをパ
ソコン1の使用を許可された者が携帯する。一方、パソ
コン1の近くに設置された読み取り器6の無線送受信手
段とワイヤレスICカード7の無線送受信手段とにより
読み取り器6がID情報を読み取り、あらかじめ記憶し
てあるID情報とパソコン1で照合し、一致したらパソ
コン1の使用を許可する構成を特徴としている。
ソコン使用者特定システムおよびパソコン使用者特定方
法を提供することである。 【解決手段】 パソコン1の使用を許可された者のID
情報をワイヤレスICカードに記憶しておき、これをパ
ソコン1の使用を許可された者が携帯する。一方、パソ
コン1の近くに設置された読み取り器6の無線送受信手
段とワイヤレスICカード7の無線送受信手段とにより
読み取り器6がID情報を読み取り、あらかじめ記憶し
てあるID情報とパソコン1で照合し、一致したらパソ
コン1の使用を許可する構成を特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はICメモリを備えたデー
タキャリアを利用した、パソコン使用者特定システムお
よびパソコン使用者特定方法に関するものである。
タキャリアを利用した、パソコン使用者特定システムお
よびパソコン使用者特定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータのダウンサイジングが進む
につれ、パーソナルコンピュータいわゆるパソコンの高
機能化・低価格化が進んでいる。これに伴い、パソコン
の普及は目覚ましく、オフィスでは一人一台の所有は当
然のこととなりつつある。周辺機器においても、ハード
ディスク(HD)の小型大容量化・低価格化が進み、作
成した書類等のファイルを、HDに保存する使用方法が
一般的になりつつある。さらにオペレーティングシステ
ム(OS)においても、高機能化・共通化が進んでお
り、複数のソフトを擬似的に並列処理できるシステムも
普及しつつある。このような状況において、重要な書類
をパソコンで作成する機会も急速に増えている。
につれ、パーソナルコンピュータいわゆるパソコンの高
機能化・低価格化が進んでいる。これに伴い、パソコン
の普及は目覚ましく、オフィスでは一人一台の所有は当
然のこととなりつつある。周辺機器においても、ハード
ディスク(HD)の小型大容量化・低価格化が進み、作
成した書類等のファイルを、HDに保存する使用方法が
一般的になりつつある。さらにオペレーティングシステ
ム(OS)においても、高機能化・共通化が進んでお
り、複数のソフトを擬似的に並列処理できるシステムも
普及しつつある。このような状況において、重要な書類
をパソコンで作成する機会も急速に増えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パソコ
ンは基本的に使用する者を特定することなく、誰でも画
面表示を見たり、ファイルを操作できる状態にある。一
部のアプリケーションソフトで、ファイルを開くのにパ
スワードを設定するものも見受けられるが、各ファイル
毎にパスワードを設定しなければならない煩わしさが伴
い、それを利用する者は極めて少ない。したがって、書
類等の作成時に短時間席を離れる場合において、その書
類の内容を他人に見られたり、あるいは誤ってキーボー
ド等に他人が触れ、書類が書き換えられるような事故か
ら書類を守るには、書類のファイルを閉じるかパソコン
の電源を落すしかなかった。
ンは基本的に使用する者を特定することなく、誰でも画
面表示を見たり、ファイルを操作できる状態にある。一
部のアプリケーションソフトで、ファイルを開くのにパ
スワードを設定するものも見受けられるが、各ファイル
毎にパスワードを設定しなければならない煩わしさが伴
い、それを利用する者は極めて少ない。したがって、書
類等の作成時に短時間席を離れる場合において、その書
類の内容を他人に見られたり、あるいは誤ってキーボー
ド等に他人が触れ、書類が書き換えられるような事故か
ら書類を守るには、書類のファイルを閉じるかパソコン
の電源を落すしかなかった。
【0004】また、より厳格に書類の守秘性を保つに
は、書類ファイルをフロッピーディスク等の持ち運び可
能な媒体に記憶させて、持ち歩かなければならなかっ
た。しかしながら、パソコンの高機能化が進むにつれ、
電源を入れてからパソコンが使用可能になるまでの時間
は長引く傾向にあり、短時間の離席時にいちいち電源を
落すのでは大変であり、不便を生じていた。
は、書類ファイルをフロッピーディスク等の持ち運び可
能な媒体に記憶させて、持ち歩かなければならなかっ
た。しかしながら、パソコンの高機能化が進むにつれ、
電源を入れてからパソコンが使用可能になるまでの時間
は長引く傾向にあり、短時間の離席時にいちいち電源を
落すのでは大変であり、不便を生じていた。
【0005】また、パソコンの機能が進むにつれ、書類
に写真映像等を記憶させるのに大量のメモリ容量を必要
とするデータを書類に組み込むことも増えつつあり、こ
のような場合、フロッピーディスク1枚では記憶しきれ
ない状況も頻繁に起こるようになり、パソコン上の書類
に対する守秘性が問題になっていた。
に写真映像等を記憶させるのに大量のメモリ容量を必要
とするデータを書類に組み込むことも増えつつあり、こ
のような場合、フロッピーディスク1枚では記憶しきれ
ない状況も頻繁に起こるようになり、パソコン上の書類
に対する守秘性が問題になっていた。
【0006】本発明の目的は、パソコンの近くを離れよ
うとする場合に、パスワードを設定するような操作をす
ることなく、他人が勝手にパソコンの操作や画面を見る
ことを不可能にする、使用者を限定するパソコン使用者
特定システムおよびパソコン使用者特定方法を実現する
ことにある。
うとする場合に、パスワードを設定するような操作をす
ることなく、他人が勝手にパソコンの操作や画面を見る
ことを不可能にする、使用者を限定するパソコン使用者
特定システムおよびパソコン使用者特定方法を実現する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るパソコン使
用者特定システムは、パスワードの設定などの煩わしい
操作をすることなく、パソコンの使用者を限定させるこ
とを実現するために、パソコンの使用を許可された者の
ID番号を記憶し、読み取り器と非接触で通信が可能な
ICメモリを備えたデータキャリアシステム(以後IC
カードシステムと呼ぶ)を、パソコン使用時に常にパソ
コンで動作させ、使用を許可されたID番号を読み取り
器が受け取らない場合、パソコンのディスプレイを隠す
ウインドウを表示するソフト及びキーボードやマウスか
らの入力を停止するホストのどちらか一方、あるいは両
方をパソコンが動作させる構成としたものである。
用者特定システムは、パスワードの設定などの煩わしい
操作をすることなく、パソコンの使用者を限定させるこ
とを実現するために、パソコンの使用を許可された者の
ID番号を記憶し、読み取り器と非接触で通信が可能な
ICメモリを備えたデータキャリアシステム(以後IC
カードシステムと呼ぶ)を、パソコン使用時に常にパソ
コンで動作させ、使用を許可されたID番号を読み取り
器が受け取らない場合、パソコンのディスプレイを隠す
ウインドウを表示するソフト及びキーボードやマウスか
らの入力を停止するホストのどちらか一方、あるいは両
方をパソコンが動作させる構成としたものである。
【0008】また、本発明に係るパソコン使用者特定方
法は、緊急時の復帰方法を提供するものである。離席し
て、キーボードとマウスが無効でディスプレイがマスク
されている場合に、万一、データキャリアを紛失した場
合やデータキャリアの電池切れが起こった際などの緊急
の対処として、電源を切らずにパソコンを操作できるこ
とが大きな特徴である。キーボードの入力を無効にしな
がら、キーボード入力によるパスワードを受け付けると
いう一見矛盾した動作を実現でき、すなわち、キーボー
ドとマウスキー入力は有効の状態にしておいても、入力
後に絶えずマスクするウインドウに固定する操作を行う
ことで擬似的に無効な状態を作り出すようにしたもので
ある。
法は、緊急時の復帰方法を提供するものである。離席し
て、キーボードとマウスが無効でディスプレイがマスク
されている場合に、万一、データキャリアを紛失した場
合やデータキャリアの電池切れが起こった際などの緊急
の対処として、電源を切らずにパソコンを操作できるこ
とが大きな特徴である。キーボードの入力を無効にしな
がら、キーボード入力によるパスワードを受け付けると
いう一見矛盾した動作を実現でき、すなわち、キーボー
ドとマウスキー入力は有効の状態にしておいても、入力
後に絶えずマスクするウインドウに固定する操作を行う
ことで擬似的に無効な状態を作り出すようにしたもので
ある。
【0009】また、この時、同時に入力文字をパスワー
ドの入力エリアに格納するようにすれば、パスワードの
照合ができ一致したときは入力ロックやディスプレイの
表示の停止を終了させるようにしたものである。
ドの入力エリアに格納するようにすれば、パスワードの
照合ができ一致したときは入力ロックやディスプレイの
表示の停止を終了させるようにしたものである。
【0010】
【作用】本発明に係るパソコン使用者特定システムにお
いては、パソコンの使用を許可されたID番号を、読み
取り器と非接触で通信が可能なICカードからなるデー
タキャリアに記憶させ、かつ読み取り器をパソコンのそ
ばに設置することで、データキャリアを読み取り器に挿
入する等の操作をすることなく、読み取り器の近くにカ
ードが存在するだけで、使用の資格確認ができる。パソ
コンが使用を許可された者のIDを受け取らなくなる
と、ディスプレイ表示やキーボードからの入力が停止す
るため、他人が書類の内容を見たり、誤って内容を書き
換える等の事故や、HD内のファイルに対する不正な操
作を防ぐことができる。
いては、パソコンの使用を許可されたID番号を、読み
取り器と非接触で通信が可能なICカードからなるデー
タキャリアに記憶させ、かつ読み取り器をパソコンのそ
ばに設置することで、データキャリアを読み取り器に挿
入する等の操作をすることなく、読み取り器の近くにカ
ードが存在するだけで、使用の資格確認ができる。パソ
コンが使用を許可された者のIDを受け取らなくなる
と、ディスプレイ表示やキーボードからの入力が停止す
るため、他人が書類の内容を見たり、誤って内容を書き
換える等の事故や、HD内のファイルに対する不正な操
作を防ぐことができる。
【0011】さらに、カードの読み取り器を、対象とな
るパソコンでコントロールするため、パソコンがネット
ワークにつながっているいないに関係なく、システムの
動作が可能になる。これらの作用があいまって、パソコ
ンの使用を許された者がパソコンの近くにいない限り、
その使用が制限されるシステムが可能になる。
るパソコンでコントロールするため、パソコンがネット
ワークにつながっているいないに関係なく、システムの
動作が可能になる。これらの作用があいまって、パソコ
ンの使用を許された者がパソコンの近くにいない限り、
その使用が制限されるシステムが可能になる。
【0012】本発明に係るパソコン使用者特定方法にお
いては、使用する者のID情報がパソコンに登録されて
いるID情報と異なる場合には、キーボードマウスによ
る入力がロックされる。
いては、使用する者のID情報がパソコンに登録されて
いるID情報と異なる場合には、キーボードマウスによ
る入力がロックされる。
【0013】また、キーボードとマウスが無効でディス
プレイがマスクされている場合、データキャリアを紛失
したり、データキャリアの電池切れが起きてもキーボー
ドからパスワードを入力することで、パソコンを有効の
状態に戻すことができる。
プレイがマスクされている場合、データキャリアを紛失
したり、データキャリアの電池切れが起きてもキーボー
ドからパスワードを入力することで、パソコンを有効の
状態に戻すことができる。
【0014】
【実施例】図1に、本発明によるマイクロ波帯ワイヤレ
スICカードを利用し、パソコンの所有者のみがパソコ
ンを使用できるシステムの実施例を、図2にその動作例
の説明を示す。図1,図2において、1はパソコン、2
はディスプレイ、3はキーボード、4はマウス、5はR
S232C通信ケーブル、6はワイヤレスICカードの
読み取り器、7はワイヤレスICカード、8は複数のソ
フトを同時に処理できるOS、9はディスプレイ2の表
示を停止させるソフト、10はキーボード3とマウス4
からの入力を停止させるソフト、11は読み取り器6を
制御するソフト、12は一般のアプリケーションソフ
ト、13はワイヤレスICカードシステム7の通信エリ
ア、14はパソコン1の所有者である。
スICカードを利用し、パソコンの所有者のみがパソコ
ンを使用できるシステムの実施例を、図2にその動作例
の説明を示す。図1,図2において、1はパソコン、2
はディスプレイ、3はキーボード、4はマウス、5はR
S232C通信ケーブル、6はワイヤレスICカードの
読み取り器、7はワイヤレスICカード、8は複数のソ
フトを同時に処理できるOS、9はディスプレイ2の表
示を停止させるソフト、10はキーボード3とマウス4
からの入力を停止させるソフト、11は読み取り器6を
制御するソフト、12は一般のアプリケーションソフ
ト、13はワイヤレスICカードシステム7の通信エリ
ア、14はパソコン1の所有者である。
【0015】次に図1の実施例の動作を図2を参照して
説明する。パソコンの所有者14が、ワイヤレスICカ
ードシステムの通信エリア13の中にいる場合は、(図
2の(a))パソコン1はワイヤレスICカード7の読
み取り器6を介してワイヤレスICカード7に記憶され
た所有者14のIDを受け取れるため、パソコン1の所
有者14は通常にパソコン1を使うことができる。パソ
コン1の所有者14が通信エリア外13に出る場合は
(図2の(b))、パソコン1はID情報を受け取るこ
とができなくなり、ディスプレイ2の表示を停止させる
ソフト9、およびキーボード3とマウス4からの入力を
停止させるソフト10を動作させ、ディスプレイ2の表
示とキーボード3およびマウス4からの入力を停止する
結果、所有者14以外のパソコン1の使用ができなくな
る。
説明する。パソコンの所有者14が、ワイヤレスICカ
ードシステムの通信エリア13の中にいる場合は、(図
2の(a))パソコン1はワイヤレスICカード7の読
み取り器6を介してワイヤレスICカード7に記憶され
た所有者14のIDを受け取れるため、パソコン1の所
有者14は通常にパソコン1を使うことができる。パソ
コン1の所有者14が通信エリア外13に出る場合は
(図2の(b))、パソコン1はID情報を受け取るこ
とができなくなり、ディスプレイ2の表示を停止させる
ソフト9、およびキーボード3とマウス4からの入力を
停止させるソフト10を動作させ、ディスプレイ2の表
示とキーボード3およびマウス4からの入力を停止する
結果、所有者14以外のパソコン1の使用ができなくな
る。
【0016】この一連の動作において、基地局(パソコ
ン1側)とワイヤレスICカード7の間の通信には、次
のような工夫がある。すなわち、常時通信エリア13の
内外の判別を行うと、OS8の処理時間に負担がかかる
ために、15秒ごとにワイヤレスICカード7の位置情
報を取る、間欠的な通信処理とする。また、所有者14
がパソコン1の前にいる場合でも体をそらしたりして、
一時的に通信エラーになった場合にロックされることを
防ぐために、3回の通信エラーが生じた場合のみ通信エ
リア13外になったと判断するようにする。したがっ
て、ロックがなされるのは、離席してから、最低45秒
後である。
ン1側)とワイヤレスICカード7の間の通信には、次
のような工夫がある。すなわち、常時通信エリア13の
内外の判別を行うと、OS8の処理時間に負担がかかる
ために、15秒ごとにワイヤレスICカード7の位置情
報を取る、間欠的な通信処理とする。また、所有者14
がパソコン1の前にいる場合でも体をそらしたりして、
一時的に通信エラーになった場合にロックされることを
防ぐために、3回の通信エラーが生じた場合のみ通信エ
リア13外になったと判断するようにする。したがっ
て、ロックがなされるのは、離席してから、最低45秒
後である。
【0017】図3は、キーボードの入力によるコマンド
操作、動作ソフト上の文字入力などを不可能にしつつ、
入力文字を記憶しておいて、特定のパスワードと一致し
た際に、動作中のキーボードロック、マウスロックのプ
ログラムを終了させるフローチャートを示したもので、
(1)〜(7)は各ステップを示す。その動作を説明す
ると、まずデータキャリアファイルの読み込みを行い
(1)、ステップ(2)でパソコン1の所有者14が通
信エリア13の中にいるか否かを判断し(2)、通信エ
リア13内であれば直前のウインドウをアクティブ化
し、直前のマウス位置に戻し、通常のパソコン使用とな
る。ステップ(2)で、エリア外と判断されたときは、
使用していた画面をマスクし、かつ、マウスの位置を固
定し、マウス操作ができないようにする。一定時間の経
過後はスクリーンが自動的に起動する。次いで、キー入
力の有無を判断し(4)、キー入力がなければステップ
(1)に戻り、キー入力があれば入力文字を格納エリア
に格納して(5)、パスワードとの照合を行う(6)。
ただし、キー入力でのコマンド操作や、キーロック前に
動作していたウインドウに戻って文字入力ができないよ
うに、マスクしているウインドウに固定している。不一
致ならステップ(1)に戻り、一致ならば処理を終了
し、パソコンは通常の使用となる。
操作、動作ソフト上の文字入力などを不可能にしつつ、
入力文字を記憶しておいて、特定のパスワードと一致し
た際に、動作中のキーボードロック、マウスロックのプ
ログラムを終了させるフローチャートを示したもので、
(1)〜(7)は各ステップを示す。その動作を説明す
ると、まずデータキャリアファイルの読み込みを行い
(1)、ステップ(2)でパソコン1の所有者14が通
信エリア13の中にいるか否かを判断し(2)、通信エ
リア13内であれば直前のウインドウをアクティブ化
し、直前のマウス位置に戻し、通常のパソコン使用とな
る。ステップ(2)で、エリア外と判断されたときは、
使用していた画面をマスクし、かつ、マウスの位置を固
定し、マウス操作ができないようにする。一定時間の経
過後はスクリーンが自動的に起動する。次いで、キー入
力の有無を判断し(4)、キー入力がなければステップ
(1)に戻り、キー入力があれば入力文字を格納エリア
に格納して(5)、パスワードとの照合を行う(6)。
ただし、キー入力でのコマンド操作や、キーロック前に
動作していたウインドウに戻って文字入力ができないよ
うに、マスクしているウインドウに固定している。不一
致ならステップ(1)に戻り、一致ならば処理を終了
し、パソコンは通常の使用となる。
【0018】このように、図3のフローチャートを採用
することで、離席して、キーボード3とマウス4が無効
でディスプレイ2がマスクされている場合に、万一、ワ
イヤレスICカード(データキャリア)7を紛失した場
合やデータキャリアの電池切れが起こった際などの緊急
の対処として、パスワードをキーボード3から入力する
ことで、ディスプレイ2を停止、およびキーボード3と
マウス4からの入力を停止させるソフト10を停止で
き、電源を切らずにパソコン1を操作できる。
することで、離席して、キーボード3とマウス4が無効
でディスプレイ2がマスクされている場合に、万一、ワ
イヤレスICカード(データキャリア)7を紛失した場
合やデータキャリアの電池切れが起こった際などの緊急
の対処として、パスワードをキーボード3から入力する
ことで、ディスプレイ2を停止、およびキーボード3と
マウス4からの入力を停止させるソフト10を停止で
き、電源を切らずにパソコン1を操作できる。
【0019】本実施例では、パソコン1の所有者14の
みがパソコン1の使用を許可されているが、使用許可す
る者のID情報を幾つか設定することで、複数の特定の
者だけが使用可能となるパソコン使用者特定システムを
構築できることは言うまでもない。
みがパソコン1の使用を許可されているが、使用許可す
る者のID情報を幾つか設定することで、複数の特定の
者だけが使用可能となるパソコン使用者特定システムを
構築できることは言うまでもない。
【0020】加えて、ワイヤレスICカード7にはID
番号だけでなく、氏名、役職、課金情報などの個人の環
境情報を追加することは容易なため、入退室のゲート管
理、食堂のプリペイドカードとの併用も可能で、利便性
に極めて優れたシステムを構築できる。
番号だけでなく、氏名、役職、課金情報などの個人の環
境情報を追加することは容易なため、入退室のゲート管
理、食堂のプリペイドカードとの併用も可能で、利便性
に極めて優れたシステムを構築できる。
【0021】なお、ワイヤレスICカード7と読み取り
器6との通信手段は、ワイヤレスであれば電波でも光で
もよく、送受信できるものであればよい。そして、ワイ
ヤレスICカード7は読み取り器6からの信号により起
動するように構成されているが、これらは公知の手段で
あるので、その詳細は省略する。
器6との通信手段は、ワイヤレスであれば電波でも光で
もよく、送受信できるものであればよい。そして、ワイ
ヤレスICカード7は読み取り器6からの信号により起
動するように構成されているが、これらは公知の手段で
あるので、その詳細は省略する。
【0022】
【発明の効果】本発明によるパソコン使用者限定システ
ムは、ICメモリと無線送受信手段を有しパーソナルコ
ンピュータの使用を許可された者のID情報を記憶する
データキャリアと、パーソナルコンピュータの近くに設
置され該パーソナルコンピュータに接続されるとともに
無線送受信手段を備えて前記データキャリアが記憶して
いるID情報を読み取る読み取り器と、該読み取り器を
コントロールするアプリケーションソフトウエア,キー
ボードやマウスによる入力をロックするソフトウエア,
ディスプレイの表示を停止するソフトウエアならびに複
数のソフトウエアを並列に処理できるオペレーティング
システムを具備したパーソナルコンピュータとからなる
ので、パスワード等の設定をすることなく、パソコンの
使用が許可された者がパソコンの近くにいる時のみパソ
コンの使用ができる。
ムは、ICメモリと無線送受信手段を有しパーソナルコ
ンピュータの使用を許可された者のID情報を記憶する
データキャリアと、パーソナルコンピュータの近くに設
置され該パーソナルコンピュータに接続されるとともに
無線送受信手段を備えて前記データキャリアが記憶して
いるID情報を読み取る読み取り器と、該読み取り器を
コントロールするアプリケーションソフトウエア,キー
ボードやマウスによる入力をロックするソフトウエア,
ディスプレイの表示を停止するソフトウエアならびに複
数のソフトウエアを並列に処理できるオペレーティング
システムを具備したパーソナルコンピュータとからなる
ので、パスワード等の設定をすることなく、パソコンの
使用が許可された者がパソコンの近くにいる時のみパソ
コンの使用ができる。
【0023】また、本発明に係るパソコン使用者特定方
法は読み取り器をコントロールする前記アプリケーショ
ンソフトウエアを常時動作させ、前記データキャリアに
記憶されたID情報を前記読み取り器を介して読み取
り、該ID情報が前記パーソナルコンピュータの使用を
許可された者のID情報と一致しない場合に前記キーボ
ードやマウスによる入力をロックするソフトウエアある
いは前記ディスプレイの表示を停止するソフトウエアの
少なくとも一方を起動するようにしたので、ID情報が
一致しない限りパソコンの使用をできなくすることがで
き、さらに、キーボードから特定のパスワードを入力す
ることで、キーボードやマウスによる入力をロックする
ソフトウエアあるいはディスプレイの表示を停止するソ
フトウエアを終了させるようにしたので、万一のデータ
キャリアの紛失や電池切れに際しても、緊急の解除法が
あるために、文書を消失させずに、パソコン動作を復帰
させることができ、利便性に優れたパソコン使用者限定
システムが可能になる。
法は読み取り器をコントロールする前記アプリケーショ
ンソフトウエアを常時動作させ、前記データキャリアに
記憶されたID情報を前記読み取り器を介して読み取
り、該ID情報が前記パーソナルコンピュータの使用を
許可された者のID情報と一致しない場合に前記キーボ
ードやマウスによる入力をロックするソフトウエアある
いは前記ディスプレイの表示を停止するソフトウエアの
少なくとも一方を起動するようにしたので、ID情報が
一致しない限りパソコンの使用をできなくすることがで
き、さらに、キーボードから特定のパスワードを入力す
ることで、キーボードやマウスによる入力をロックする
ソフトウエアあるいはディスプレイの表示を停止するソ
フトウエアを終了させるようにしたので、万一のデータ
キャリアの紛失や電池切れに際しても、緊急の解除法が
あるために、文書を消失させずに、パソコン動作を復帰
させることができ、利便性に優れたパソコン使用者限定
システムが可能になる。
【図1】本発明によるパソコン利用者限定システムの一
実施例の構成を示すブロック図である。
実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の実施例におけるパソコン利用者限定シス
テムの動作を説明する図である。
テムの動作を説明する図である。
【図3】キーボードによる入力を不可能にしつつ入力を
記憶しておき特定のパスワードと一致した際に動作中の
キーボードロック、マウスロックのプログラムを終了さ
せるフローチャートである。
記憶しておき特定のパスワードと一致した際に動作中の
キーボードロック、マウスロックのプログラムを終了さ
せるフローチャートである。
1 パソコン 2 ディスプレイ 3 キーボード 4 マウス 5 RS232C通信ケーブル 6 ワイヤレスICカードの読み取り器 7 ワイヤレスICカード 8 複数のソフトを同時に処理できるOS 9 ディスプレイの表示を停止させるソフト 10 キーボードとマウスからの入力を停止させるソフ
ト 11 読み取り器を制御するソフト 12 一般のアプリケーションソフト 13 ワイヤレスICカードシステムの通信エリア 14 パソコンの所有者
ト 11 読み取り器を制御するソフト 12 一般のアプリケーションソフト 13 ワイヤレスICカードシステムの通信エリア 14 パソコンの所有者
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 一ノ瀬 裕 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 安田 浩 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 ICメモリと無線送受信手段を有しパー
ソナルコンピュータの使用を許可された者のID情報を
記憶するデータキャリアと、 パーソナルコンピュータの近くに設置され該パーソナル
コンピュータに接続されるとともに無線送受信手段を備
えて前記データキャリアが記憶しているID情報を読み
取る読み取り器と、 該読み取り器をコントロールするアプリケーションソフ
トウエア,キーボードやマウスによる入力をロックする
ソフトウエア,ディスプレイの表示を停止するソフトウ
エアならびに複数のソフトウエアを並列に処理できるオ
ペレーティングシステムを具備したパーソナルコンピュ
ータとからなることを特徴とするパソコン使用者特定シ
ステム。 - 【請求項2】 請求項1記載のパソコン使用者特定シス
テムのパソコン使用者特定方法であって、前記読み取り
器をコントロールする前記アプリケーションソフトウエ
アを常時動作させ、前記データキャリアに記憶されたI
D情報を前記読み取り器を介して読み取り、該ID情報
が前記パーソナルコンピュータの使用を許可された者の
ID情報と一致しない場合に、前記キーボードやマウス
による入力をロックするソフトウエアあるいは前記ディ
スプレイの表示を停止するソフトウエアの少なくとも一
方を起動することを特徴とするパソコン使用者特定方
法。 - 【請求項3】 キーボードから特定のパスワードを入力
することで、キーボードやマウスによる入力をロックす
るソフトウエアあるいはディスプレイの表示を停止する
ソフトウエアを終了させることを特徴とする請求項2記
載のパソコン使用者特定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7311844A JPH09153016A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | パソコン使用者特定システムおよびパソコン使用者特定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7311844A JPH09153016A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | パソコン使用者特定システムおよびパソコン使用者特定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09153016A true JPH09153016A (ja) | 1997-06-10 |
Family
ID=18022092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7311844A Pending JPH09153016A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | パソコン使用者特定システムおよびパソコン使用者特定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09153016A (ja) |
Cited By (11)
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