JP2000276245A - 端末装置の操作者自動判別認識方法及び装置 - Google Patents

端末装置の操作者自動判別認識方法及び装置

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JP2000276245A
JP2000276245A JP11077523A JP7752399A JP2000276245A JP 2000276245 A JP2000276245 A JP 2000276245A JP 11077523 A JP11077523 A JP 11077523A JP 7752399 A JP7752399 A JP 7752399A JP 2000276245 A JP2000276245 A JP 2000276245A
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JP
Japan
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operator
terminal device
reading
reading means
read
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JP11077523A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Kishihata
畑 英 幸 岸
Chizumi Watanabe
邉 千 純 渡
Sakae Abe
部 栄 阿
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端末装置の側から自動的に装置操作者を判別
特定し、端末装置を操作している者を漏れなく厳密に管
理することが可能なセキュリティ管理機能を有する端末
装置の操作者自動判別認識方法及び装置を提供するこ
と。 【解決手段】 操作者が操作することによって業務処理
が行われる端末装置に、非接触の読み取り手段によって
操作者を判別及び認識する手段を設けておき、操作者が
読み取りの対象となるIDコードが付与されたID識別
票を身体の所定の位置に保持していれば、前記非接触の
読み取り手段により自動的に読み取りを行なって操作者
を判別、認識し、その認識された場合のみに手続事務処
理の操作が可能となるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、郵便預金窓口や郵
便窓口において用いられる窓口業務用端末機等の端末装
置や、銀行,証券会社等での窓口業務用端末機、デパー
ト、スーパーストア、コンビニストア等のPOS(Point
Of Sales )レジスター等の売り上げ業務端末装置等、
操作者による操作を行う業務に用いられる諸端末装置に
おいて、それら端末装置を操作している者を判別特定
し、セキュリティ管理を容易にすることができるように
した端末装置の操作者自動判別認識方法及び装置に関す
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術による業務用端末装置におい
て、端末装置を操作している者を判別特定してセキュリ
テイ管理を行う方法、装置、及びシステムは、磁気記録
カードや接触式のIC力―ドを端末装置のカード読み取
り部に挿入し、そのICカードに記録されたコードを読
み取らせることにより端末装置を操作している者を判別
し、装置操作の責任分掌管理を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の方法では次のような問題点があった。 ・操作者による手続操作に対する依存度が高いため、頻
繁に操作者が交代するような場合、手続操作が面倒等の
理由から、操作者が忠実な操作を怠る等の事態が発生し
易い。 ・操作を怠ると、手続操作の漏れ等が発生し責任分掌が
不明確になってしまう場合が生じる等、厳密なセキュリ
ティ管理が行えない。 ・操作者達の意識のルーズによつて生ずる問題点の追跡
追求もセキュリティ管理システム自体の不完全さのため
に不可能である。
【0004】本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ
たもので、端末装置の側から自動的に装置操作者を判別
特定し、端末装置を操作している者を漏れなく厳密に管
理することが可能なセキュリティ管理機能を有する端末
装置の操作者自動判別認識方法及び装置を提供すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成する為に、端末装置に、非接触の読み取り手段によっ
て操作者を判別及び認識する手段を設けておき、操作者
が読み取りの対象となるIDコードが付与されたID識
別票を身体の所定の位置に保持していれば、前記非接触
の読み取り手段により自動的に読み取りを行なって操作
者のIDを認識し、管理するようにしたものである。
【0006】また、前記非接触の読み取り手段によつて
認識された操作者のIDコードを記憶登録するという手
段を用いることによつて該操作者の責任分掌を明確に、
かつ漏れなく操作者の管理をするようにしたものであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、端末装置を操作する操作者が所有するID識別票を
非接触型の読み取り手段により読み取って前記操作者の
IDを判別認識し、前記端末装置の稼働履歴を操作者情
報とともに記録し、前記端末装置の操作者の事務処理作
業の責任分掌を常時明確に把握記憶して管理可能にした
ことを特徴する端末装置の操作者自動判別認識方法であ
り、端末装置の操作ポジションに居る操作者の身体に付
ける名札等の標識票に非接触読み取り対象となるIDコ
ードを付けるようにしておき、該IDコードを自動的に
非接触で読み取って操作者を認識判別し、それを操作履
歴データとして登録し操作者管理を行えるようにするこ
とができるので、頻繁な操作者の交代等が行われる場合
においても操作者登録手続が漏れなく確実に行われるよ
うになるという作用を有する。
【0008】本発明の請求項2に記載の発明は、前記非
接触型の読み取り手段により前記複数のIDを読み取っ
た場合は、その読み取った複数のIDを表示装置に表示
し、かつ該当操作者のIDを選択して登録できるように
したことを特徴とする請求項1記載の端末装置の操作者
自動判別認識方法であり、複数IDコードの読み取りが
行われた場合には、その複数IDコードを表示装置に表
示し、さらに該当操作者のIDコードを選択して登録で
きるので、非接触読取方式による読み取り機能と操作者
ID認識特定機能の技術的許容度をそれぞれ高めること
ができるという作用を有する。
【0009】本発明の請求項3に記載の発明は、前記非
接触型の読み取り手段により前記複数のIDを読み取っ
た場合は、その読み取った複数のIDを表示装置に表示
し、かつ該当操作者の前記ID識別票を前記非接触型の
読み取り手段に対して接近させることによつて該当操作
者のIDを再判定して特定し、その特定した該当操作者
のIDを表示確認して登録できるようにしたことを特徴
とする請求項1記載の端末装置の操作者自動判別認識方
法であり、複数IDコードの読み取りが行われた場合に
は、その複数IDコードを表示装置に表示し、さらに該
当操作者のID識別票を非接触型の読み取り手段に対し
て接近させると該当操作者のIDを再判定して特定し、
その特定した該当操作者のIDを表示確認して登録でき
るので、非接触読取方式による読み取り機能と操作者判
別特定機能の技術的許容度をそれぞれ高めることができ
るという作用を有する。
【0010】本発明の請求項4に記載の発明は、前記非
接触型の読み取り手段が、手続業務の1手続を開始する
毎に前記ID識別票を読み取るようにしたことを特徴と
する請求項1記載の端末装置の操作者自動判別認識方法
であり、前記非接触型の読み取り手段が、手続業務の1
手続を開始する毎に前記ID識別票を読み取るので、手
続業務の1手続毎の責任分掌を明確にすることが可能と
なるという作用を有する。
【0011】本発明の請求項5に記載の発明は、前記非
接触型の読み取り手段が、手続業務の1手続の開始と終
了毎に前記ID識別票を読み取るようにしたことを特徴
とする請求項1記載の端末装置の操作者自動判別認識方
法であり、前記非接触型の読み取り手段が、手続業務の
1手続を開始し終了する毎に前記ID識別票を読み取る
ので、手続業務の1手続毎の責任分掌を明確にすること
が可能となるという作用を有する。
【0012】本発明の請求項6に記載の発明は、前記非
接触型の読み取り手段が、手続業務の1手続きを開始す
る毎に前記IDを読み取る他に、前記手続業務の終了迄
の間においても常時継続的に前記IDを読み取って監視
するようにしたことを特徴とする請求項1記載の端末装
置の操作者自動判別認識方法であり、端末装置を操作す
る場合に、該手続業務の1手続を開始する毎の他に、手
続業務の終了迄の間、常時継続的に操作者の認識をする
ので、手続業務の1手続毎の責任分掌を明確にすること
が可能となるという作用を有する。
【0013】本発明の請求項7に記載の発明は、前記I
Dの読み取り監視をしている間に前記操作者のID認識
に異常が生じた場合には前記端末装置の動作をロックし
て次の処理に移行するのを停止させるとともに警報を発
し、パスワード等の暗号キーによって前記ロックの解除
を行うと前記処理を再開できるようにしたことを特徴と
する請求項1に記載の端末装置の操作者判別認識方法で
あり、操作者のID認識に異常が生じた場合には前記端
末装置の動作をロックして次の処理に移行するのを停止
させる等するので、途中での異常運用を未然に防止する
ことができる等の作用がある。
【0014】本発明の請求項8に記載の発明は、前記非
接触型の読み取り手段が、手続業務の1手続きを開始す
る毎前記IDを読み取る他に、前記手続業務の終了迄の
間においても常時継続的に前記IDを読み取って監視す
るとともに、その監視の途中で他の操作者が操作を引き
継いで行う場合にその操作経歴と操作者のIDを記録で
きるようにしたことを特徴とする請求項1記載の端末装
置の操作者自動判別認識方法であり、手続業務の1手続
の間においても常時継続的にID認識をしているので、
途中において他の操作者が操作を引き継いで行う場合に
その操作経歴がわかり、責任分掌を明確に把握可能にな
るという作用がある。
【0015】本発明の請求項9に記載の発明は、前記I
D識別票としてICカードを用いるとともに、前記の非
接触型の読み取り手段として、非接触読み取り方式のI
Cカード自動読み取手段を用いたことを特徴とする請求
項1記載の端末装置の操作者自動判別認識方法であり、
端末装置の操作ポジションに居る操作者が身体に付ける
名札等をICカードによって構成し、そのICカードに
当該非接触読み取り対象となるIDコードを付与せしめ
ておいて操作者を認識判別するようにすれば、頻繁な交
代操作にも拘わらず操作者登録手続が漏れなく常時確実
に行われるようになるという作用を有する。
【0016】本発明の請求項10に記載の発明は、前記
非接触型の読み取り手段が前記ICカードを読み取る距
離感度を調整可能にしたことを特徴とする請求項9記載
の端末装置の操作者自動判別認識方法であり、ICカー
ドを読み取れる距離を制御することによって、操作者の
ICカードのみを読み取り対象とし、近傍に居る他の人
が所持するIDカードを読み取って誤認識となるような
ことを未然に防止できるという作用を有する。
【0017】本発明の請求項11に記載の発明は、前記
非接触型の読み取り手段が前記ICカードを読み取る方
向感度を調整可能にしたことを特徴とする請求項8また
は9の何れti記載の端末装置の操作者自動判別認識方
法であり、ICカードを読み取れる方向の感度範囲を制
御することによって、操作者のICカードのみを読み取
り対象とし、近傍に居る他の人が所持するID力−ドを
読み取つてしまい誤認識となることを防止できるという
作用を有する。
【0018】本発明の請求項12に記載の発明は、読み
取り開始の当初においては読み取り感度範囲を広範囲に
設定し、以後徐々に感度範囲を絞り込んで狭めることに
よって前記端末装置の操作者を特定するようにしたこと
を特徴とする請求項9乃至11の何れかに記載の操作者
自動判別認識方法であり、読み取り開始の当初は読み取
り感度範囲を広範囲に設定して徐々に読み取り感度範囲
を狭めていって操作者に絞り込むことにより、確実に操
作者のIDコードを捕らえことが可能になるという作用
を有する。
【0019】本発明の請求項13に記載の発明は、前記
ID識別票にマーキングコードによるIDを設けるとと
もに、前記非接触型の読み取り手段としてマーキングコ
ード読み取り手段を用い、前記マーキングコード読み取
り手段により読み取られた前記マーキングコードから前
記操作者を判別認識するようにしたことを特徴とする請
求項1記載の端末装置の操作者自動判別認識方法であ
り、端末装置の操作者が身体につける名札等にマーキン
グコードを施してIDカードとすることにより、認識を
行うためのコストを下げることができるという作用を有
する。
【0020】本発明の請求項14に記載の発明は、前記
ID識別票にステルスマーキングコードによるIDを設
けるとともに、前記の非接触型の読み取り手段としてス
テルスマーキングコード読み取り手段を用い、前記ステ
ルスマーキングコード読み取り手段により読み取られた
前記ステルスマーキングコードから前記操作者を判別認
識するようにしたことを特徴とする請求項1記載の端末
装置の操作者自動判別認識方法であり、操作者が身につ
ける名札等にマーキングコードを施す場合に人間可読の
文字と重ねてIDコードを施すことが可能となり、名札
等が小さい物でもあってもIDコードを施すことができ
る。また、偽造や改窟等が行い難いものとなりセキュリ
テイ性が向上するという作用を有する。
【0021】本発明の請求項15に記載の発明は、前記
ID識別票にホログラムマーキングコードによるIDを
設けるとともに、前記非接触型の読み取り手段としてホ
ログラムマーキングコード読み取り手段を用い、前記ホ
ログラムマーキングコード読み取り手段により読み取ら
れた前記ホログラムマーキングコードから前記操作者を
判別認識するようにしたことを特徴とする請求項1記載
の端末装置の操作者自動判別認識方法であり、操作者が
身につける名札等にマーキングコードを施す場合に特殊
な装置によって行わなければならないものとなるので、
偽造や改窟等が行い難いものとなりセキュリティ性が向
上するという作用を有する。
【0022】本発明の請求項16に記載の発明は、前記
非接触型の読み取り手段に加えて、網膜模様、声紋、指
紋、人相、手相等の人体の個人的特徴を認識判別する補
助ID自動判別読み取り装置部を設け、前記ID認識と
前記個人認識とにより識別するようにしたことを特徴と
する請求項1記載の端末装置の操作者自動判別認識方法
であり、網膜模様、声紋、指紋、人相、手相等の、操作
者本人のみの身体的特徴を付加して認識するので、本人
以外の認識は排除され極めて高いセキュリティ性を保つ
ことが可能になるという作用を有する。
【0023】本発明の請求項17に記載の発明は、端末
装置を操作する操作者が所有するID識別票を非接触で
読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段により読み
取られたIDから前記操作者を判別認識する手段と、前
記端末装置の稼働履歴を操作者情報とともに記録する手
段とを備え、前記端末装置の操作者の事務処理作業の責
任分掌を常時明確に把握記憶して管理可能にしたことを
特徴する端末装置の操作者自動判別認識装置であり、端
末装置の操作ポジションに居る操作者が身体に付ける名
札等の標識票に非接触読み取り対象となるIDコードを
付けるようにし、該IDコードを自動的に非接触で読み
取って操作者を認識判別し、それを操作履歴データとし
て登録し操作者管理を行えるようにすることができるの
で、頻繁な操作者の交代等が行われる場合においても操
作者登録手続が漏れなく確実に行われるようになるとい
う作用を有する。
【0024】本発明の請求項18に記載の発明は、前記
非接触型の読み取り手段により前記複数のIDを読み取
った場合は、その読み取った複数のIDを表示する表示
手段と、前記複数のIDの中から該当操作者のIDを選
択して登録できる手段とを設けたことを特徴とする請求
項17記載の端末装置の操作者自動判別認識装置であ
り、複数IDコードの読み取りが行われた場合には、そ
の複数IDコードを表示装置に表示し、さらに該当操作
者のIDコードを選択して登録できるので、非接触読取
方式による読み取り機能と操作者判別特定機能の技術的
許容度をそれぞれ高めることができるという作用を有す
る。
【0025】本発明の請求項19に記載の発明は、前記
非接触型の読み取り手段により前記複数のIDを読み取
った場合は、その読み取った複数のIDを表示する表示
手段と、該当操作者の前記ID識別票を前記非接触型の
読み取り手段に対して接近させることによつて該当の操
作者のIDを再判定して特定し、その特定した該当操作
者のIDを表示確認して登録できるようにした手段とを
設けたことを特徴とする請求項17記載の端末装置の操
作者自動判別認識装置であり、複数IDコードの読み取
りが行われた場合には、その複数IDコードを表示装置
に表示し、さらに該当操作者のID識別票を非接触型の
読み取り手段に対して接近させると該当操作者のIDを
再判定して特定し、その特定した該当操作者のIDを表
示確認して登録できるので、非接触読取方式による読み
取り機能と操作者判別特定機能の技術的許容度をそれぞ
れ高めることができるという作用を有する。
【0026】本発明の請求項20に記載の発明は、前記
非接触型の読み取り手段が、手続業務の1手続を開始す
る毎に前記ID識別票を読み取る手段を設けたことを特
徴とする請求項17記載の端末装置の操作者自動判別認
識装置であり、前記非接触型の読み取り手段が、手続業
務の1手続を開始する毎に前記ID識別票を読み取るの
で、手続業務の1手続毎の責任分掌を明確にすることが
可能となるという作用を有する。
【0027】本発明の請求項21に記載の発明は、前記
非接触型の読み取り手段が、手続業務の1手続毎の開始
と終了毎に前記ID識別票を読み取るようにする手段を
設けたことを特徴とする請求項17記載の端末装置の操
作者自動判別認識装置であり、前記非接触型の読み取り
手段が、手続業務の1手続の開始と終了する毎に前記I
D識別票を読み取るので、手続業務の1手続毎の責任分
掌を明確にすることが可能となるという作用を有する。
【0028】本発明の請求項22に記載の発明は、前記
非接触型の読み取り手段が、手続業務の1手続きを開始
する毎に前記IDを読み取る他に、前記手続業務の終了
迄の間においても常時継続的に前記IDを読み取って監
視する手段を設けたことを特徴とする請求項17記載の
端末装置の操作者自動判別認識装置であり、端末装置を
操作する場合に、該手続業務の1手続を開始する毎の他
に、手続業務の1手続毎の終了迄の間、常時継続的に操
作者の認識をするので、手続業務の1手続毎の責任分掌
を明確にすることが可能となるという作用を有する。
【0029】本発明の請求項23に記載の発明は、前記
IDの読み取り監視をしている間に前記操作者のID認
識に異常が生じた場合に前記端末装置の動作をロックし
て次の処理に移行するのを停止させるとともに警報を発
生させる手段と、パスワード等の暗号キーで前記ロック
の解除を行う手段と、前記ロックの解除を行うと前記処
理を再開できるようにした手段とを設けたことを特徴と
する請求項17に記載の端末装置の操作者判別認識装置
であり、操作者のID認識に異常が生じた場合には前記
端末装置の動作をロックして次の処理に移行するのを停
止させる等するので、途中での異常運用を未然に防止す
ることができる等の作用がある。
【0030】本発明の請求項24に記載の発明は、前記
非接触型の読み取り手段が、手続業務の1手続きを開始
する毎に前記IDを読み取る他に、前記手続業務の終了
迄の間においても常時継続的に前記IDを読み取って監
視するとともに、その監視の途中で他の操作者が操作を
引き継いで行う場合にその操作経歴と操作者のIDを記
録できるようにした手段を備えたことを特徴とする請求
項17記載の端末装置の操作者自動判別認識装置であ
り、手続業務の1手続毎の終了迄の間においても常時継
続的にID認識をしているので、途中において他の操作
者が操作を引き継いで行う場合にその操作経歴がわか
り、責任分掌を明確に把握可能になるという作用があ
る。
【0031】本発明の請求項25に記載の発明は、前記
ID識別票としてICカードを用いるとともに、前記の
非接触型の読み取り手段として、非接触読み取り方式の
ICカード自動読み取り手段を用いたことを特徴とする
請求項17記載の端末装置の操作者自動判別認識装置で
あり、端末装置の操作ポジションに居る操作者が身体に
付ける名札等をICカードによって構成し、そのICカ
ードに当該非接触読み取り対象となるIDコードを付与
せしめておいて操作者を認識判別するようにすれば、頻
繁な交代操作にも拘わらず操作者登録手続が漏れなく常
時確実に行われるようになるという作用を有する。
【0032】本発明の請求項26に記載の発明は、前記
非接触型の読み取り手段が前記ICカードを読み取る距
離感度を調整可能にするための距離感度調整手段を設け
たことを特徴とする請求項25記載の端末装置の操作者
自動判別認識装置であり、ICカードを読み取れる距離
を制御することによって、操作者のICカードのみを読
み取り対象とし、近傍に居る他の人が所持するIDカー
ドを読み取ってしまい誤認識となることを防止できると
いう作用を有する。
【0033】本発明の請求項27に記載の発明は、前記
の非接触型の読み取り手段が前記ICカードを読み取る
方向感度を調整可能にするための手段を設けたことを特
徴とする請求項25または26の何れかに記載の端末装
置の操作者自動判別認識装置であり、ICカードを読み
取れる方向の感度範囲を制御することによって、操作者
のICカードのみを読み取り対象とし、近傍に居る他の
人が所持するID力−ドを読み取つてしまい誤認識とな
ることを防止できるという作用を有する。
【0034】本発明の請求項28に記載の発明は、読み
取り開始の当初においては読み取り感度範囲を広範囲に
設定し、以後徐々に感度範囲を絞り込んで狭めることに
よって前記端末装置の操作者を特定する手段を設けたこ
とを特徴とする請求項25乃至27の何れかに記載の操
作者自動判別認識装置であり、読み取り開始の当初は読
み取り感度範囲を広範囲に設定して徐々に読み取り感度
範囲を狭めていって操作者に絞り込むことにより、確実
に操作者のIDコードを捕らえことが可能になるという
作用を有する。
【0035】本発明の請求項29に記載の発明は、前記
ID識別票にマーキングコードによるIDを設けるとと
もに、前記の非接触型の読み取り手段としてマーキング
コード読み取り手段を用い、前記マーキングコード読み
取り手段により読み取られた前記マーキングコードから
前記操作者を判別認識する手段を設けたことを特徴とす
る請求項17記載の端末装置の操作者自動判別認識装置
であり、端末装置の操作者が身体につける名札等にマー
キングコードを施してIDカードとすることにより、認
識を行うためのコストを下げることができるという作用
を有する。
【0036】本発明の請求項30に記載の発明は、前記
ID識別票にステルスマーキングコードによるIDを設
けるとともに、前記の非接触型の読み取り手段としてス
テルスマーキングコード読み取り手段を用い、前記ステ
ルスマーキングコード読み取り手段により読み取られた
前記ステルスマーキングコードから前記操作者のIDを
判別認識する手段を設けたことを特徴とする請求項17
記載の端末装置の操作者自動判別認識装置あり、操作者
が身につける名札等にマーキングコードを施す場合に人
間可読の文字と重ねてIDコードを施すことが可能とな
り、名札等が小さい物でもあってもIDコードを施すこ
とができるようになる。また、偽造や改窟等が行い難い
ものとなりセキュリテイ性が向上するという作用を有す
る。
【0037】本発明の請求項31に記載の発明は、前記
ID識別票にホログラムマーキングコードによるIDを
設けるとともに、前記非接触型の読み取り手段としてホ
ログラムマーキングコード読み取り手段を用い、前記ホ
ログラムマーキングコード読み取り手段により読み取ら
れた前記ホログラムマーキングコードから前記操作者の
IDを認識するようにしたことを特徴とする請求項17
記載の端末装置の操作者自動判別認識装置であり、操作
者が身につける名札等にマーキングコードを施す場合に
特殊な装置によって行わなければならないものとなるの
で、偽造や改窟等が行い難いものとなりセキュリティ性
が向上するという作用を有する。
【0038】本発明の請求項32に記載の発明は、前記
非接触型の読み取り手段に加えて、網膜模様、声紋、指
紋、人相、手相等の人体の個人的特徴を認識判別する補
助ID自動判別読み取り装置部を設け、ID認識と個人
認識とにより識別するようにしたことを特徴とする請求
項17記載の端末装置の操作者自動判別認識装置であ
り、網膜模様、声紋、指紋、人相、手相等の、操作者本
人のみの身体的特徴を付加して認識するので、本人以外
の認識は排除され極めて高いセキュリティ性を保つこと
が可能となるという作用を有する。
【0039】(実施の形態1)以下、本発明の請求項1
から請求項33を実現する実施の形態を図面を参照して
説明する。図1は本発明の請求項1および請求項17を
実現する実施の形態1として示す操作者自動判別認識装
置の回路構成ブロック図である。図1において、1は操
作者判別のための各種データ処理を行なうとともに、操
作者判別認識装置全体の動作をコントロールするシステ
ム制御部としてのCPUである。4は非接触ID自動読
取装置部である。非接触ID自動読取装置部4は、窓口
業務端末機の操作ポジションに居る操作者が身に付けて
いる名札等に付加されているIDを読み取ることができ
る位置に配置されている。5は操作者自動判別認識装置
に対して各種指令や処理データを入力したり、表示出力
したりする操作入出力部である。その操作入出力部5に
は、必要なデータを画像として表示するディスプレー及
び音声で出力するスピーカを有する表示装置部6と、操
作者自動判別認識装置に各種の動作を行なわせるための
指令信号を入力するファンクションキーボード部7と、
処理に必要なデータを入力するデータキーボード部8と
を備えている。9は顧客のID確認登録用の磁気カード
読取・書込装置部である。
【0040】10は各種データをハードコピー及び磁気
記録の形で出力する通帳等処理・印字部である。この通
帳等処理・印字部10は、顧客の通帳に必要なデータを
印字記録する通帳プリンタ部11と、顧客の通帳に書き
込まれている磁気データを読み取り、また通帳に書き込
む通帳磁気ストライプ読取・書込部12と、証拠書プリ
ンタ部13と、印字制御部14と、印字電源部15を備
えている。16は窓口業務端末機の全体の動作を制御す
る制御部であり、制御回路部17とハードディスク部1
8とフレキシブルディスク部19と制御部電源20を備
えている。24は各種データを格納する記憶回路部であ
る。21は通信ネットワーク、22は通信ネットワーク
21に接続され窓口業務を管理する管理センター、23
は本実施の形態1に係る窓口業務端末装置を通信ネット
ワーク21に接続して通信経路を確立する通信制御回路
である。この実施の形態1において、通信ネットワーク
21にはインターネット、デジタル公衆回線等の通信回
線が用いられる。
【0041】図2は本実施の形態1の操作者自動判別認
識装置の処理動作を説明するフロー図である。そこで、
本実施の形態1における操作者自動判別認識装置の動作
について、図2を用いて次に説明する。この操作者自動
判別認識装置において、窓口業務端末装置の操作ポジシ
ョンに操作者が配置されて、制御部電源20のスイッチ
がオンされると(ステップST11)、操作者認識動作が
開始され、記憶回路部24の記憶エリアがクリアされる
(ステップST12)。次いで、CPU1から記憶回路
部24へ動作プログラムがローディングされて処理動作
準備が行なわれ(ステップST13)、操作入出力部5
等の各入出力部の初期化が行なわれる(ステップST1
4)。
【0042】続いて、非接触ID自動読取装置部4が作
動し、操作者の持つIDを非接触で自動的に読み取り操
作する(ステップST15)。CPU1は、そのID読
み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであるか
否かをチェックする(ステップST16)。正常でなけ
れば警告表示として表示装置部6のスピーカからブザー
を2秒間鳴動させ(ステップST17)、ステップST
15のID読み取り動作に戻る。他方、ステップST1
6のチェック処理においてID読み取り動作で読み取ら
れたデータが正常なIDであると判断された場合は、そ
のIDを表示装置部6のディスプレーに表示するととも
に、その結果を操作履歴データとして記憶回路部24の
メモリへ書き込み、登録する(ステップST18)。
【0043】その後、操作者の側では、窓口業務端末装
置のファンクションキーボード部7の図示せぬ「業務選
択キー」を選択し、操作者が受け持つ業務を選択する
(ステップST19)。さらに、業務処理に必要な操作
キーが操作されると(ステップST20)、各業務取り
扱い処理が実施される(ステップST21)。すると、
システム制御部としてのCPU1のコントロール下にお
いて検出データが記憶回路部24のメモリへ収録(格
納)され、また上記検出データが通信制御回路部23か
ら通信ネットワーク21を通して管理センター22へ送
信される。
【0044】次に、操作入出力部5の図示せぬ操作終了
キーが操作されると、CPU1は一日の業務が終了した
か否かをチェックする(ステップST22)。一日の業
務が終了していなければ、操作者の交替が行なわれるか
否かをチェックする(ステップST23)。ここで、操
作者による自己の業務を継続させるための操作再開キー
の押し下げが行なわれると、それに基づく指令が操作入
出力部5から入力され、CPU1は、操作者の交替が行
なわれず操作者による自己の業務を継続させるものと認
識する。これによりステップST19の業務選択動作に
戻る。一方、操作者が窓口業務端末装置の操作ポジショ
ンから一度離れる等した場合には、交代が行われたと判
断し、再び操作者が操作ポジションに戻った場合には、
ステップST15のID読み取り動作に戻る。なお、ス
テップST23における操作者の交替が行なわれるか否
かのチェックは、CPU1が一定時間毎に非接触ID自
動読取装置部4の動作を制御して操作者のIDを自動的
に非接触読み取りさせ、操作者の認識判別を行うことに
よって実現してもよい。または、操作者が着座するシー
トに検知手段を設けておいて操作者が席をはなれたこと
を検出して行なってもよい。
【0045】これに対して、ステップST22のチェッ
ク動作により業務が終了した場合は、操作者による業務
終了操作が行なわれ(ステップST24)、これに基づ
いてCPU1はその操作者についての業務日報を作成
し、且つデータが通信制御回路部23から通信ネットワ
ーク21を通して管理センター22へ送信される(ステ
ップST25)、さらに業務管理処理動作を終了させる
処理を行ない(ステップST26)、一連の動作を終了
する。なお、この処理動作を行なった後に管理センター
22から通信ネットワーク21を通して情報の送付指令
があればCPU1は記憶回路部24から必要な情報を読
み出し、通信制御回路23から通信ネットワーク21を
通して管理センター22へデータ伝送する。
【0046】このように、本実施の形態1における操作
者自動判別認識装置では、窓口業務端末装置に非接触I
D自動読取装置部4を備えるとともに、窓口業務端末装
置の操作ポジションに居る操作者の身体に付ける名札等
の標識に非接触読み取り対象となるIDを付けておき、
そのIDを非接触ID自動読取装置部4で自動的に非接
触読み取りを行って操作者の認識判別を行い、その結果
を操作履歴データとして登録し、操作者管理を行えるよ
うにしているので、頻繁な操作者の交代等が行われる場
合においても操作者登録手続が漏れなく常時確実に行わ
れ、セキュリティ管理が向上する。
【0047】(実施の形態2)図3は本発明の請求項2
および請求項18を実現する実施の形態2として示す操
作者自動判別認識装置の処理動作を説明するフロー図で
ある。本実施の形態2は、上記実施の形態1において、
非接触ID自動読取装置部4でIDを読み取って認識を
行うときに、自動的に読み取り認識した操作者のIDが
複数であった場合、該複数のIDを表示装置部6に表示
し、ファンクションキーボード部7のキーによって表示
されている複数IDの中から該当操作者のIDを選択
し、登録することができるようにしたものである。
【0048】すなわち、本実施の形態2を図3のフロー
に従って説明すると、窓口業務端末装置の操作ポジショ
ンに操作者が配置されて、制御部電源20のスイッチが
オンされると(ステップST11)、操作者判別動作が開
始され、記憶回路部24の記憶エリアがクリアされる
(ステップST12)。次いで、CPU1から記憶回路
部24へ動作プログラムがローディングされて処理動作
準備が行なわれ(ステップST13)、操作入出力部5
等の各入出力部の初期化が行なわれる(ステップST1
4)。
【0049】続いて、非接触ID自動読取装置部4が作
動し、操作者の持つIDを非接触で自動的に読み取り操
作する(ステップST15)。CPU1は、そのID読
み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであるか
否かをチェックする(ステップST16)。正常でなけ
れば警告表示として表示装置部6のスピーカからブザー
を2秒間鳴動させ(ステップST17)、ステップST
15のID読み取り動作に戻る。他方、ステップST1
6のチェック処理においてID読み取り動作で読み取ら
れたデータが正常なIDであると判断された場合は、そ
のIDを表示装置部6のディスプレーに表示する。ま
た、ここで読み取られた正常なIDが複数ある場合、そ
の全てのIDコードが画面表示される(ステップST2
01)。操作者は、この複数表示されたIDの中に自分
のIDが含まれているか否かをステップST202で確
認し、存在しない場合はクリアーキー操作を行う(ステ
ップST203)。この場合には、間違えて、他の人の
IDを身に付けている場合もあるので確認し、問題回避
の処理を行う。これに対して、ステップST202で自
分のIDが含まれている場合には選択キー操作を行い
(ステップST203)、その結果を操作履歴データと
して記憶回路部24のメモリへ書き込み、登録する(ス
テップST18)。
【0050】その後、操作者の側では、窓口業務端末装
置のファンクションキーボード部7の図示せぬ「業務選
択キー」を選択し、操作者が受け持つ業務を選択する
(ステップST19)。さらに、業務処理に必要な操作
キーが操作されると(ステップST20)、各業務取り
扱い処理が実施される(ステップST21)。すると、
システム制御部としてのCPU1のコントロール下にお
いて検出データが記憶回路部24のメモリへ収録(格
納)され、また上記検出データが通信制御回路部23か
ら通信ネットワーク21を通して管理センター22へ送
信される。
【0051】次に、操作入出力部5の図示せぬ操作終了
キーが操作されると、CPU1は一日の業務が終了した
か否かをチェックする(ステップST22)。一日の業
務が終了していなければ、操作者の交替が行なわれるか
否かをチェックする(ステップST23)。ここで、操
作者による自己の業務を継続させるための操作再開キー
の押し下げが行なわれると、それに基づく指令が操作入
出力部5から入力され、CPU1は、操作者の交替が行
なわれず操作者による自己の業務を継続させるものと認
識する。これによりステップST19の業務選択動作に
戻る。一方、操作者が窓口業務端末装置の操作ポジショ
ンから一度離れる等した場合には、交代が行われたと判
断し、再び操作者が操作ポジションに戻った場合には、
ステップST15のID読み取り動作に戻る。
【0052】これに対して、ステップST22のチェッ
ク動作により業務が終了した場合は、操作者による業務
終了操作が行なわれ(ステップST24)、これに基づ
いてCPU1はその操作者についての業務日報を作成
し、且つデータが通信制御回路部23から通信ネットワ
ーク21を通して管理センター22へ送信される(ステ
ップST25)、さらに運行管理処理動作を終了させる
処理を行ない(ステップST26)、一連の動作を終了
する。なお、この処理動作を行なった後に管理センター
22から通信ネットワーク21を通して情報の送付指令
があればCPU1は記憶回路部24から必要な情報を読
み出し、通信制御回路23から通信ネットワーク21を
通して管理センター22へデータ伝送する。
【0053】このように、本実施の形態2における操作
者自動判別認識方法では、窓口業務端末装置に非接触I
D自動読取装置部4を備えるとともに、窓口業務端末装
置の操作ポジションに居る操作者が身体に付ける名札等
の標識に非接触読み取り対象となるIDを付与せしめて
おき、そのlDを非接触ID自動読取装置部4によって
自動的に非接触読み取りを行って操作者の認識判別を行
い、その結果を操作履歴データとして登録し、操作者管
理を行えるようにしているので、頻繁な操作者の交代等
が行われる場合においても操作者登録手続が漏れなく常
時確実に行われ、セキュリティ管理が向上する。また、
操作者のIDコード読み取りを行ったときに、複数ID
コードの読み取りを行つた場合には、その複数IDコー
ドを操作入出力部5の表示装置部6に表示し、ファンク
ションキーボード部7のキーによって該当操作者のID
コードを選択できるようにしたことにより、読み取り機
能と操作者判別特定機能の技術的許容度を高めることが
できる。
【0054】(実施の形態3)図4は本発明の請求項3お
よび請求項19を実現する実施の形態3として示す操作
者自動判別認識装置の処理動作を説明するフロー図であ
る。本実施の形態3は、上記実施の形態1において、非
接触ID自動読取装置部4でIDを読み取って認識を行
うときに、自動的に読み取り認識した操作者のIDが複
数であった場合、実施の形態2の場合と同様に、その複
数のIDを表示装置部6に表示し、その複数IDの中か
ら該当の操作者のIDを選択して、登録できるようにし
た手段を加えたもので、その複数のIDの中から選択す
る方法として、実施の形態2と別の方法で選択するよう
にしたものである。より具体的には、非接触ID自動読
取装置部4で複数のIDを読み取った場合に、その読み
取った複数のIDを表示装置部6に表示し、かつ該当操
作者のIDカードを前記非接触ID自動読取装置部4に
対して接近させることによつて該当の操作者のIDを再
判定して特定し、その特定した該当操作者のIDを表示
確認して登録できるようにしたものである。
【0055】すなわち、本実施の形態3を図4のフロー
に従って説明すると、窓口業務端末装置の操作ポジショ
ンに操作者が配置されて、制御部電源20のスイッチが
オンされると(ステップST11)、操作者判別動作が開
始され、記憶回路部24の記憶エリアがクリアされる
(ステップST12)。次いで、CPU1から記憶回路
部24へ動作プログラムがローディングされて処理動作
準備が行なわれ(ステップST13)、操作入出力部5
等の各入出力部の初期化が行なわれる(ステップST1
4)。
【0056】続いて、非接触ID自動読取装置部4が作
動し、操作者の持つIDを非接触で自動的に読み取り操
作する(ステップST15)。CPU1は、そのID読
み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであるか
否かをチェックする(ステップST16)。正常でなけ
れば警告表示として表示装置部6のスピーカからブザー
を2秒間鳴動させ(ステップST17)、ステップST
15のID読み取り動作に戻る。他方、ステップST1
6のチェック処理においてID読み取り動作で読み取ら
れたデータが正常なIDであると判断された場合は、そ
のIDを表示装置部6のディスプレーに表示する。ま
た、ここで読み取られた正常なIDが複数ある場合、そ
の全てのIDコードが画面表示される(ステップST3
01)。操作者は、この複数表示されたIDの中に自分
のIDが含まれているか否かをステップST302で確
認し、存在しない場合はクリアーキー操作を行う(ステ
ップST303)。この場合には、間違えて、他の人の
IDを身に付けている場合もあるので確認し、問題回避
の処理を行う。これに対して、ステップST302で自
分のIDが含まれている場合には操作者の持つIDカー
ドをステップST304で非接触ID自動読取装置部4
に接近させると当該非接触ID自動読取装置部4がこの
接近したIDカードを識別し、そのIDコードが選択さ
れ(ステップST305)、その結果を操作履歴データと
して記憶回路部24のメモリへ書き込み、登録する(ス
テップST18)。IDカードが接近したことを判別す
る手段としては、赤外線やレーダ波を利用した装置があ
る。
【0057】その後、操作者の側では、窓口業務端末装
置のファンクションキーボード部7の図示せぬ「業務選
択キー」を選択し、操作者が受け持つ業務を選択する
(ステップST19)。さらに、業務処理に必要な操作
キーが操作されると(ステップST20)、各業務取り
扱い処理が実施される(ステップST21)。すると、
システム制御部としてのCPU1のコントロール下にお
いて検出データが記憶回路部24のメモリへ収録(格
納)され、また上記検出データが通信制御回路部23か
ら通信ネットワーク21を通して管理センター22へ送
信される。
【0058】次に、操作入出力部5の操作終了キーが操
作されると、CPU1は一日の業務が終了したか否かを
チェックする(ステップST22)。一日の業務が終了
していなければ、操作者の交替が行なわれるか否かをチ
ェックする(ステップST23)。ここで、操作者による
自己の業務を継続させるための操作再開キーの押し下げ
が行なわれると、それに基づく指令が操作入出力部5か
ら入力され、CPU1は、操作者の交替が行なわれず操
作者による自己の業務を継続させるものと認識する。こ
れによりステップST19の業務選択動作に戻る。一
方、操作者が窓口業務端末装置の操作ポジションから一
度離れる等した場合には、交代が行われたと判断し、再
び操作者が操作ポジションに戻った場合には、ステップ
ST15のID読み取り動作に戻る。
【0059】これに対して、ステップST22のチェッ
ク動作により業務が終了した場合は、操作者による業務
終了操作が行なわれ(ステップST24)、これに基づ
いてCPU1はその操作者についての業務日報を作成
し、且つデータが通信制御回路部23から通信ネットワ
ーク21を通して管理センター22へ送信される(ステ
ップST25)、さらに運行管理処理動作を終了させる
処理を行ない(ステップST26)、一連の動作を終了
する。なお、この処理動作を行なった後に管理センター
22から通信ネットワーク21を通して情報の送付指令
があればCPU1は記憶回路部24から必要な情報を読
み出し、通信制御回路23から通信ネットワーク21を
通して管理センター22へデータ伝送する。
【0060】このように、本実施の形態3における操作
者自動判別認識方法では、窓口業務端末装置に非接触I
D自動読取装置部4を備えるとともに、窓口業務端末装
置の操作ポジションに居る操作者が身体に付ける名札等
の標識に非接触読み取り対象となるIDを付与せしめて
おき、そのlDを非接触ID自動読取装置部4によって
自動的に非接触読み取りを行って操作者の認識判別を行
い、その結果を操作履歴データとして登録し、操作者管
理を行えるようにしているので、頻繁な操作者の交代等
が行われる場合においても操作者登録手続が漏れなく常
時確実に行われ、セキュリティ管理が向上する。また、
操作者のIDコード読み取りを行ったときに、複数ID
コードの読み取りを行つた場合には、その複数IDコー
ドを操作入出力部5の表示装置部6に表示し、IDカー
ドを非接触ID自動読取装置部4に近づけることによっ
て該当操作者のIDコードを選択できるようにしたこと
により、読み取り機能と操作者判別特定機能の技術的許
容度を高めることができる。
【0061】(実施の形態4)図5は本発明の請求項4お
よび請求項20を実現する実施の形態4として示す操作
者自動判別認識装置の処理動作を説明するフロー図であ
る。本実施の形態4は、上記実施の形態1において、端
末装置を操作する場合に、該手続業務の1手続毎の開始
毎に自動個人認識するようにして、手続業務の1手続毎
の責任分掌を明確にするようにしたものである。
【0062】すなわち、本実施の形態4を図5のフロー
に従って説明すると、窓口業務端末装置の操作ポジショ
ンに操作者が配置されて、制御部電源20のスイッチが
オンされると(ステップST11)、操作者判別動作が開
始され、記憶回路部24の記憶エリアがクリアされる
(ステップST12)。次いで、CPU1から記憶回路
部24へ動作プログラムがローディングされて処理動作
準備が行なわれ(ステップST13)、操作入出力部5
等の各入出力部の初期化が行なわれる(ステップST1
4)。
【0063】続いて、非接触ID自動読取装置部4が作
動し、操作者の持つIDを非接触で自動的に読み取り操
作する(ステップST15)。CPU1は、そのID読
み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであるか
否かをチェックする(ステップST16)。正常でなけ
れば警告表示として表示装置部6のスピーカからブザー
を2秒間鳴動させ(ステップST17)、ステップST
15のID読み取り動作に戻る。他方、ステップST1
6のチェック処理においてID読み取り動作で読み取ら
れたデータが正常なIDであると判断された場合は、そ
のIDを表示装置部6のディスプレーに表示するととも
に、その結果を操作履歴データとして記憶回路部24の
メモリへ書き込み、登録する(ステップST18)。
【0064】上記IDの記憶回路部24のメモリへ書き
込み、登録すると、CPU1はステップST59で一日
の業務が終了したか否かをチェックする。ここで、操作
者が終了操作を行うと(ST60)、これに基づいてCP
U1はその操作者についての業務日報を作成し、且つデ
ータが通信制御回路部23から通信ネットワーク21を
通して管理センター22へ送信される(ステップST6
1)、さらに業務管理処理動作を終了させる処理を行な
い(ステップST62)、一連の動作を終了する。な
お、この処理動作を行なった後に管理センター22から
通信ネットワーク21を通して情報の送付指令があれば
CPU1は記憶回路部24から必要な情報を読み出し、
通信制御回路23から通信ネットワーク21を通して管
理センター22へデータ伝送する。
【0065】これに対して、ステップST59で操作者
が終了操作を行わない場合は、操作者が交代されたか否
かがステップST63で監視され、操作者が交代された
場合にはステップST15に戻る。これに対して、交代
しない場合にはステップST64へ移行し、業務を開始
するための操作キーが押し下げられると、それに基づく
指令が操作入出力部5から出力される。すると、CPU
1は、操作者の交替が行なわれず操作者による自己の業
務を継続させるものと認識し、非接触ID自動読取装置
部4は操作者の持つIDを再び非接触で自動的に読み取
り操作する(ステップST65)。CPU1は、そのI
D読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであ
るか否かをチェックする(ステップST66)。正常で
なければ警告表示として表示装置部6のスピーカからブ
ザーを2秒間鳴動させ(ステップST67)、ステップ
ST15のID読み取り動作に戻る。他方、ステップS
T66のチェック処理においてID読み取り動作で読み
取られたデータが正常なIDであると判断された場合
は、ステップST68へ移行する。
【0066】その後、操作者の側では、窓口業務端末装
置のファンクションキーボード部7の図示せぬ「業務選
択キー」を選択し、操作者が受け持つ業務を選択する
(ステップST68)。さらに、業務処理に必要な操作
キーが操作されると(ステップST69)、各業務取り
扱い処理が実施される(ステップST70)。すると、
システム制御部としてのCPU1のコントロール下にお
いて検出データが記憶回路部24のメモリへ収録(格
納)され、また上記検出データが通信制御回路部23か
ら通信ネットワーク21を通して管理センター22へ送
信される。
【0067】次に、手続業務の1手続きが終了し、操作
者により操作入出力部5の操作終了キーが操作される
と、CPU1は一日の業務が終了したか否かをチェック
する(ステップST72)。一日の業務が終了していれ
ばステップST60に戻って終了処理を行い、一日の業
務が終了していなければステップST64へ戻って業務
開始操作を待つ。そして、再び操作者により別の手続き
業務が開始されると、再びステップST65のID認識
を行い、その後、業務操作に入る。
【0068】したがって、本実施の形態4における処理
手順では、手続業務の1手続毎を開始する毎に非接触I
D自動読取装置部4を介して自動個人認識するようにし
ているので、手続業務の1手続毎の責任分掌を明確にす
ることができる。
【0069】(実施の形態5)図6は本発明の実施の形態
5として示す操作者自動判別認識装置の処理動作を説明
するフロー図である。本実施の形態5は、上記実施の形
態1の構成に、端末装置を操作する場合に、該手続業務
の1手続毎の開始時と終了時の前後2回、自動個人認識
するようにし、手続業務の1手続毎の責任分掌をさらに
明確にするようにしたものである。
【0070】すなわち、本実施の形態5を図6のフロー
に従って説明すると、窓口業務端末装置の操作ポジショ
ンに操作者が配置されて、制御部電源20のスイッチが
オンされると(ステップST11)、操作者判別動作が開
始され、記憶回路部24の記憶エリアがクリアされる
(ステップST12)。次いで、CPU1から記憶回路
部24へ動作プログラムがローディングされて処理動作
準備が行なわれ(ステップST13)、操作入出力部5
等の各入出力部の初期化が行なわれる(ステップST1
4)。
【0071】続いて、非接触ID自動読取装置部4が作
動し、操作者の持つIDを非接触で自動的に読み取り操
作する(ステップST15)。CPU1は、そのID読
み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであるか
否かをチェックする(ステップST16)。正常でなけ
れば警告表示として表示装置部6のスピーカからブザー
を2秒間鳴動させ(ステップST17)、ステップST
15のID読み取り動作に戻る。他方、ステップST1
6のチェック処理においてID読み取り動作で読み取ら
れたデータが正常なIDであると判断された場合は、そ
のIDを表示装置部6のディスプレーに表示するととも
に、その結果を操作履歴データとして記憶回路部24の
メモリへ書き込み、登録する(ステップST18)。
【0072】上記IDの記憶回路部24のメモリへ書き
込み、登録すると、CPU1はステップST59で一日
の業務が終了したか否かをチェックする。ここで、操作
者が終了操作を行うと(ステップST60)、これに基づ
いてCPU1はその操作者についての業務日報を作成
し、且つデータが通信制御回路部23から通信ネットワ
ーク21を通して管理センター22へ送信される(ステ
ップST61)、さらに業務管理処理動作を終了させる
処理を行ない(ステップST62)、一連の動作を終了
する。なお、この処理動作を行なった後に管理センター
22から通信ネットワーク21を通して情報の送付指令
があればCPU1は記憶回路部24から必要な情報を読
み出し、通信制御回路23から通信ネットワーク21を
通して管理センター22へデータ伝送する。
【0073】これに対して、ステップST59で操作者
が終了操作を行わない場合は、操作者(取扱者)が交代さ
れたか否かがステップST63で監視され、操作者が交
代された場合にはステップST15に戻る。これに対し
て、交代しない場合にはステップST64へ移行し、業
務を開始するための図示せぬ操作キーが押し下げられる
と、それに基づく指令が操作入出力部5から出力され
る。すると、非接触ID自動読取装置部4は操作者の持
つIDを再び非接触で自動的に読み取り操作する(ステ
ップST65)。CPU1は、そのID読み取り動作で
読み取られたデータが正常なIDであるか否かをチェッ
クする(ステップST66)。正常でなければ警告表示
として表示装置部6のスピーカからブザーを2秒間鳴動
させ(ステップST67)、ステップST15のID読
み取り動作に戻る。他方、ステップST66のチェック
処理においてID読み取り動作で読み取られたデータが
正常なIDであると判断された場合は、ステップST6
8へ移行する。
【0074】そのステップST68では、操作者が窓口
業務端末装置のファンクションキーボード部7の図示せ
ぬ「業務選択キー」を選択し、操作者が受け持つ業務を
選択する(ステップST68)。さらに、業務処理に必
要な操作キーが操作されると(ステップST69)、各
業務取り扱い処理が実施される(ステップST70)。
すると、システム制御部としてのCPU1のコントロー
ル下において検出データが記憶回路部24のメモリへ収
録(格納)され、また上記検出データが通信制御回路部
23から通信ネットワーク21を通して管理センター2
2へ送信される。
【0075】次に、手続業務の1手続きが終了し、操作
者により操作入出力部5の操作終了キーが操作されると
(ステップST71)、非接触ID自動読取装置部4が
再び作動し、操作者の持つIDを非接触で自動的に読み
取り操作する(ステップST73)。CPU1は、その
ID読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDで
あるか否かをチェックする(ステップST74)。正常
でなければ警告表示として表示装置部6のスピーカから
ブザーを2秒間鳴動させ(ステップST75)、ステッ
プST55のID読み取り動作に戻る。他方、ステップ
ST74のチェック処理においてID読み取り動作で読
み取られたデータが正常なIDであると判断された場合
は、ステップST76に移行し、CPU1は一日の業務
が終了したか否かをチェックする。一日の業務が終了し
ていればステップST60に戻って終了処理を行い、一
日の業務が終了していなければステップST64へ戻っ
て業務開始操作を待つ。そして、再び操作者により別の
手続き業務が開始されると、再びステップST65のI
D認識を行い、その後、業務操作に入る。
【0076】したがって、本実施の形態5における処理
手順では、1手続の開始時と終了時に自動個人認識をす
るようにしているので、手続業務の1手続毎の責任分掌
を実施の形態4の場合に比べてさらに明確にすることが
できる。
【0077】(本実施の形態6)図7は本発明の請求項1
および請求項22を実現する実施の形態6として示す操
作者自動判別認識装置の処理動作を説明するフロー図で
ある。本実施の形態6は、、上記実施の形態1の構成
に、端末装置を操作する場合に、該手続業務の1手続を
行っている間、所定時間毎に常時自動個人認識するよう
にして、手続業務の1手続毎の責任分掌をさらに明確に
するようにしたものである。
【0078】すなわち、本実施の形態6を図7のフロー
に従って説明すると、窓口業務端末装置の操作ポジショ
ンに操作者が配置されて、制御部電源20のスイッチが
オンされると(ステップST11)、操作者判別動作が開
始され、記憶回路部24の記憶エリアがクリアされる
(ステップST11)。次いで、CPU1から記憶回路
部24へ動作プログラムがローディングされて処理動作
準備が行なわれ(ステップST13)、操作入出力部5
等の各入出力部の初期化が行なわれる(ステップST1
4)。
【0079】続いて、非接触ID自動読取装置部4が作
動し、操作者の持つIDを非接触で自動的に読み取り操
作する(ステップST15)。CPU1は、そのID読
み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであるか
否かをチェックする(ステップST16)。正常でなけ
れば警告表示として表示装置部6のスピーカからブザー
を2秒間鳴動させ(ステップST17)、ステップST
15のID読み取り動作に戻る。他方、ステップST1
6のチェック処理においてID読み取り動作で読み取ら
れたデータが正常なIDであると判断された場合は、そ
のIDを表示装置部6のディスプレーに表示するととも
に、その結果を操作履歴データとして記憶回路部24の
メモリへ書き込み、登録する(ステップST18)。
【0080】上記IDを記憶回路部24のメモリへ書き
込み及び登録すると、CPU1はステップST59で一
日の業務が終了したか否かをチェックする。ここで、操
作者が終了操作を行うと、これに基づいてCPU1はそ
の操作者についての業務日報を作成し、且つデータが通
信制御回路部23から通信ネットワーク21を通して管
理センター22へ送信される(ステップST61)、さ
らに業務管理処理動作を終了させる処理を行ない(ステ
ップST62)、一連の動作を終了する。なお、この処
理動作を行なった後に管理センター22から通信ネット
ワーク21を通して情報の送付指令があればCPU1は
記憶回路部24から必要な情報を読み出し、通信制御回
路23から通信ネットワーク21を通して管理センター
22へデータ伝送する。
【0081】これに対して、ステップST19で操作者
が終了操作を行わない場合は、操作者(取扱者)が交代さ
れたか否かがステップST63で監視され、操作者が交
代された場合にはステップST15に戻る。これに対し
て、交代しない場合にはステップST64へ移行し、業
務を開始するための操作キーが押し下げられると、それ
に基づく指令が操作入出力部5から出力されてステップ
ST68へ移行する。すると、非接触ID自動読取装置
部4は操作者の持つIDを非接触で自動的に、かつ繰り
返し常に読み取り操作をする(ステップST77)。C
PU1は、そのID読み取り動作で読み取られたデータ
が正常なIDであるか否かをチェックする(ステップS
T78)。正常でなければ警告表示として表示装置部6
のスピーカからブザーを2秒間鳴動させ(ステップST
79)、ステップST15のID読み取り動作に戻る。
他方、ステップST78のチェック処理においてID読
み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであると
判断された場合は、ステップST76へ移行する。
【0082】また、ステップST68で、操作者が窓口
業務端末装置のファンクションキーボード部7の図示せ
ぬ「業務選択キー」を選択して操作者が受け持つ業務を
選択し、さらに業務処理に必要な操作キーが操作される
と(ステップST69)、各業務取り扱い処理が実施さ
れる(ステップST70)。すると、システム制御部と
してのCPU1のコントロール下において検出データが
記憶回路部24のメモリへ収録(格納)され、また上記
検出データが通信制御回路部23から通信ネットワーク
21を通して管理センター22へ送信される。
【0083】次に、手続業務の1手続きが終了し、操作
者により操作入出力部5の操作終了キーが操作される
と、CPU1は一日の業務が終了したか否かをチェック
する(ステップST76)。一日の業務が終了していれ
ばステップST60に戻って終了処理を行い、一日の業
務が終了していなければステップST64へ戻って業務
開始操作を待つ。そして、再び操作者により別の手続き
業務が開始されると、再び同じ動作を繰り返す。
【0084】したがって、本実施の形態6における処理
手順では、手続業務が行われている間中、繰り返し、自
動個人認識するようにしているので、手続業務の責任分
掌を明確にすることができる。
【0085】(実施の形態7)図8は本発明の請求項7お
よび請求項23を実現する実施の形態7として示す操作
者自動判別認識装置の処理動作を説明するフロー図であ
る。本実施の形態7は、上記実施の形態1の構成に、端
末装置を操作する場合に、該手続業務の1手続毎の開始
時と終了時の前後2回、個人認識手段を介し自動個人認
識するようにするととも、IDが正常でない場合には動
作をロックして次の操作に進まないようにし、さらにパ
スワード等の暗号キーを入力することによってロックを
解除できるようにして途中での異常運用を未然に防ぐよ
うにしたものである。
【0086】すなわち、本実施の形態8を図8のフロー
に従って説明すると、窓口業務端末装置の操作ポジショ
ンに操作者が配置されて、制御部電源20のスイッチが
オンされると(ステップST11)、操作者判別動作が開
始され、記憶回路部24の記憶エリアがクリアされる
(ステップST12)。次いで、CPU1から記憶回路
部24へ動作プログラムがローディングされて処理動作
準備が行なわれ(ステップST13)、操作入出力部5
等の各入出力部の初期化が行なわれる(ステップST1
4)。
【0087】続いて、非接触ID自動読取装置部4が作
動し、操作者の持つIDを非接触で自動的に読み取り操
作する(ステップST15)。CPU1は、そのID読
み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであるか
否かをチェックする(ステップST16)。正常でなけ
れば警告表示として表示装置部6のスピーカからブザー
を2秒間鳴動させ(ステップST17)、ステップST
15のID読み取り動作に戻る。他方、ステップST5
1のチェック処理においてID読み取り動作で読み取ら
れたデータが正常なIDであると判断された場合は、そ
のIDを表示装置部6のディスプレーに表示するととも
に、その結果を操作履歴データとして記憶回路部24の
メモリへ書き込み、登録する(ステップST18)。
【0088】上記IDの記憶回路部24のメモリへ書き
込み、登録すると、CPU1はステップST59で一日
の業務が終了したか否かをチェックする。ここで、操作
者が終了操作を行うと、これに基づいてCPU1はその
操作者についての業務日報を作成し、且つデータが通信
制御回路部23から通信ネットワーク21を通して管理
センター22へ送信される(ステップST61)、さら
に業務管理処理動作を終了させる処理を行ない(ステッ
プST62)、一連の動作を終了する。なお、この処理
動作を行なった後に管理センター22から通信ネットワ
ーク21を通して情報の送付指令があればCPU1は記
憶回路部24から必要な情報を読み出し、通信制御回路
23から通信ネットワーク21を通して管理センター2
2へデータ伝送する。
【0089】これに対して、ステップST19で操作者
が終了操作を行わない場合は、操作者(取扱者)が交代さ
れたか否かがステップST63で監視され、操作者が交
代された場合にはステップST15に戻る。これに対し
て、交代しない場合にはステップST64へ移行し、業
務を開始するための操作キーが押し下げられると、それ
に基づく指令が操作入出力部5から出力される。する
と、非接触ID自動読取装置部4は操作者の持つIDを
再び非接触で自動的に読み取り操作する(ステップST
65)。CPU1は、そのID読み取り動作で読み取ら
れたデータが正常なIDであるか否かをチェックする
(ステップST66)。正常でなければ警告表示として
表示装置部6のスピーカからブザーを2秒間鳴動させ
(ステップST67)、以後の動作へ進まないようにロ
ックする(ステップST82)。そして、管理者が異常を
確認し、ステップST83で所定の処理を行い、パスワ
ード等の暗号キーによりロックを解除するとステップS
T15のID読み取り動作に戻る。他方、ステップST
66のチェック処理においてID読み取り動作で読み取
られたデータが正常なIDであると判断された場合は、
ステップST68へ移行する。
【0090】その後、操作者の側では、窓口業務端末装
置のファンクションキーボード部7の図示せぬ「業務選
択キー」を選択し、操作者が受け持つ業務を選択する
(ステップST68)。さらに、業務処理に必要な操作
キーが操作されると(ステップST69)、各業務取り
扱い処理が実施される(ステップST70)。すると、
システム制御部としてのCPU1のコントロール下にお
いて検出データが記憶回路部24のメモリへ収録(格
納)され、また上記検出データが通信制御回路部23か
ら通信ネットワーク21を通して管理センター22へ送
信される。
【0091】次に、手続業務の1手続きが終了し、操作
者により操作入出力部5の操作終了キーが操作されると
(ステップST71)、非接触ID自動読取装置部4が再
び作動し、操作者の持つIDを非接触で自動的に読み取
り操作する(ステップST73)。CPU1は、そのI
D読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであ
るか否かをチェックする(ステップST74)。正常で
なければ警告表示として表示装置部6のスピーカからブ
ザーを2秒間鳴動させ(ステップST75)、以後の動
作へ進まないようにロックする(ステップST84)。そ
して、管理者が異常を確認し、ステップST85で所定
の処理を行い、パスワード等の暗号キーによりロックを
解除するとステップST55のID読み取り動作に戻
る。他方、ステップST74のチェック処理においてI
D読み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであ
ると判断された場合は、ステップST72に移行し、C
PU1は一日の業務が終了したか否かをチェックする
(ステップST72)。一日の業務が終了していればス
テップST60に戻って終了処理を行い、一日の業務が
終了していなければステップST64へ戻って業務開始
操作を待つ。そして、再び操作者により別の手続き業務
が開始されると、再びステップST65のID認識を行
い、その後、業務操作に入る。
【0092】したがって、本実施の形態7における処理
手順では、端末装置を操作する場合に、該手続業務の1
手続毎の開始時と終了時の前後2回、自動個人認識する
ようにするととも、IDが正常でない場合には動作をロ
ックして次の操作に進まないようにし、またパスワード
等の暗号キーを入力することによってロックを解除でき
るようにしているので、手続き業務の1手続き毎の責任
分掌の向上と、途中での異常運用を未然に防ぐことがで
きる。
【0093】(実施の形態8)図9は本発明の請求項8
および請求項24を実現する実施の形態8として示す操
作者自動判別認識装置の処理動作を説明するフロー図で
ある。本実施の形態8は、上記実施の形態1の構成に、
端末装置を操作する場合に、該手続業務の1手続を行っ
ている間、常に個人認識手段を介し自動個人認識するよ
うにし、作業の途中で操作者が変わってもそれを認識し
て、その期間のIDを登録するとともに、IDが正常で
ない場合には動作をロックして次の操作に進まないよう
にし、またパスワード等の暗号キーを入力することによ
ってロックを解除できるようにして途中での異常運用を
未然に防ぐようにしたものである。
【0094】すなわち、本実施の形態8を図9のフロー
に従って説明すると、窓口業務端末装置の操作ポジショ
ンに操作者が配置されて、制御部電源20のスイッチが
オンされると(ステップST11)、操作者判別動作が開
始され、記憶回路部24の記憶エリアがクリアされる
(ステップST12)。次いで、CPU1から記憶回路
部24へ動作プログラムがローディングされて処理動作
準備が行なわれ(ステップST13)、操作入出力部5
等の各入出力部の初期化が行なわれる(ステップST1
4)。
【0095】続いて、非接触ID自動読取装置部4が作
動し、操作者の持つIDを非接触で自動的に読み取り操
作する(ステップST15)。CPU1は、そのID読
み取り動作で読み取られたデータが正常なIDであるか
否かをチェックする(ステップST16)。正常でなけ
れば警告表示として表示装置部6のスピーカからブザー
を2秒間鳴動させ(ステップST17)、ステップST
55のID読み取り動作に戻る。他方、ステップST1
6のチェック処理においてID読み取り動作で読み取ら
れたデータが正常なIDであると判断された場合は、そ
のIDを表示装置部6のディスプレーに表示するととも
に、その結果を操作履歴データとして記憶回路部24の
メモリへ書き込み、登録する(ステップST18)。
【0096】上記IDを記憶回路部24のメモリへ書き
込み及び登録すると、CPU1はステップST59で一
日の業務が終了したか否かをチェックする。ここで、操
作者が終了操作を行うと(ステップST60)、これに基
づいてCPU1はその操作者についての業務日報を作成
し、且つデータが通信制御回路部23から通信ネットワ
ーク21を通して管理センター22へ送信される(ステ
ップST61)、さらに業務管理処理動作を終了させる
処理を行ない(ステップST62)、一連の動作を終了
する。なお、この処理動作を行なった後に管理センター
22から通信ネットワーク21を通して情報の送付指令
があればCPU1は記憶回路部24から必要な情報を読
み出し、通信制御回路23から通信ネットワーク21を
通して管理センター22へデータ伝送する。
【0097】これに対して、ステップST59で操作者
が終了操作を行わない場合は、操作者(取扱者)が交代さ
れたか否かがステップST63で監視され、操作者が交
代された場合にはステップST15に戻る。これに対し
て、交代しない場合にはステップST64へ移行し、業
務を開始するための操作キーが押し下げられると、それ
に基づく指令が操作入出力部5から出力される。する
と、非接触ID自動読取装置部4は操作者の持つIDを
非接触で自動的に、かつ繰り返し常時読み取り操作する
(ステップST86)。CPU1は、そのID読み取り
動作で読み取られたデータが誰(操作者AまたはB)のI
Dで、また正常なIDであるか否かをチェックする(ス
テップST91a,ST91b、ST93a,ST93
b)。正常である場合は、その認識判別した期間ととも
にそのIDを登録する(ステップST94a,ST94
b)。一方、正常でなければ警告表示として表示装置部
6のスピーカからブザーを2秒間鳴動させ(ステップS
T95)、以後の動作へ進まないようにロックする(ス
テップST96)。そして、管理者が異常を確認し、ス
テップST97で所定の処理を行い、パスワード等の暗
号キーによりロックを解除するとステップST15のI
D読み取り動作に戻る。
【0098】また、操作者が窓口業務端末装置のファン
クションキーボード部7の図示せぬ「業務選択キー」を
選択して操作者が受け持つ業務を選択し(ステップST
68)、さらに業務処理に必要な操作キーが操作される
と(ステップST69)、各業務取り扱い処理が実施さ
れる(ステップST70)。すると、システム制御部と
してのCPU1のコントロール下において検出データが
記憶回路部24のメモリへ収録(格納)され、また上記
検出データが通信制御回路部23から通信ネットワーク
21を通して管理センター22へ送信される。
【0099】次に、手続業務の1手続きが終了し、操作
者により操作入出力部5の操作終了キーが操作される
と、CPU1は一日の業務が終了したか否かをチェック
する(ステップST76)。一日の業務が終了していれ
ばステップST60に戻って終了処理を行い、一日の業
務が終了していなければステップST64へ戻って業務
開始操作を待つ。そして、再び操作者により別の手続き
業務が開始されると、再び同じ動作を繰り返す。
【0100】したがって、本実施の形態8における処理
手順では、端末装置を操作する場合に、該手続業務の1
手続を行っている間、常に個人認識手段を介し自動個人
認識するようにし、作業の途中で操作者が変わってもそ
れを認識して、その期間のIDを登録するとともに、I
Dが正常でない場合には動作をロックして次の操作に進
まないようにし、パスワード等の暗号キーを入力するこ
とによってロックを解除できるようにしているので、手
続業務の1手続毎の責任分掌をさらに明確にすることが
できるとともに、途中での異常運用を未然に防ぐことが
できる。
【0101】(実施の形態9)図10は本発明の請求項
9および請求項25を実現する実施の形態9として示す
操作者自動判別認識装置の回路構成ブロック図で、金融
機関における窓口業務端末装置を管理する場合を一例と
している。そして、本実施の形態9に係る端末装置の操
作者判別認識装置は、非接触型のID読取手段でID認
識をする場合に非接触読取方式のICカードを用いるよ
うにしたもので、このICカードは操作者の身体の名札
等に付けられる。したがって、本実施の形態9における
端末装置の操作者判別認識装置では、図1に示した実施
の形態1における非接触ID自動読取装置部9として、
ICカードに記録されているIDを非接触で読み取るこ
とができる非接触読取方式ICカードID自動読取装置
部25を設けたものであり、他の構成は図1と同じなの
で、同じ部材には同じ符号を付して重複した説明は省略
する。
【0102】図11は本実施の形態9に係る操作者自動
判別認識装置の処理動作を説明するフロー図である。そ
こで、本実施の形態9における操作者自動判別認識装置
の動作を図11のフローに従って次に説明する。この操
作者自動判別認識装置において、窓口業務端末装置の操
作ポジションに操作者が配置されて、制御部電源20の
スイッチがオンされると(ステップST11)、操作者判
別動作が開始され、記憶回路部24の記憶エリアがクリ
アされる(ステップST12)。次いで、CPU1から
記憶回路部24へ動作プログラムがローディングされて
処理動作準備が行なわれ(ステップST13)、操作入
出力部5等の各入出力部の初期化が行なわれる(ステッ
プST14)。
【0103】続いて、非接触読取方式ICカードID自
動読取装置部25が作動し、ICカードIDを非接触で
自動的に読み取り操作する(ステップST901)。C
PU1は、そのICカードID読み取り動作で読み取ら
れたデータが正常なIDであるか否かをチェックする
(ステップST16)。正常でなければ警告表示として
表示装置部6のスピーカからブザーを2秒間鳴動させ
(ステップST17)、ステップST901のID読み
取り動作に戻る。他方、ステップST16のチェック処
理においてID読み取り動作で読み取られたIDが正常
なものであると判断された場合は、IDを表示装置部6
のディスプレーに表示するとともに、その結果を操作履
歴データとして記憶回路部24のメモリへ書き込み、登
録する(ステップST18)。
【0104】その後、操作者の側では、窓口業務端末装
置のファンクションキーボード部7の図示せぬ「業務選
択キー」を選択し、操作者が受け持つ業務を選択する
(ステップST19)。さらに、業務処理に必要な操作
キーが操作されると、各業務取り扱い処理が実施される
(ステップST21)。すると、システム制御部として
のCPU1のコントロール下において検出データが記憶
回路部24のメモリへ収録(格納)され、また上記検出
データが通信制御回路部23から通信ネットワーク21
を通して管理センター22へ送信される。
【0105】次に、操作入出力部5の操作終了キーが操
作されると、CPU1は一日の業務が終了したか否かを
チェックする(ステップST22)。一日の業務が終了
していなければ、操作者の交替が行なわれるか否かをチ
ェックする(ステップST23)。ここで、操作者による
自己の業務を継続させるための操作再開キーの押し下げ
が行なわれると、それに基づく指令が操作入出力部5か
ら入力され、CPU1は、操作者の交替が行なわれず操
作者による自己の業務を継続させるものと認識する。こ
れによりステップST19の業務選択動作に戻る。一
方、操作者が窓口業務端末装置の操作ポジションから一
度離れる等した場合には、交代が行われたと判断し、再
び操作者が操作ポジションに戻るとステップST901
のICカードID読み取り動作に戻る。
【0106】これに対して、ステップST22のチェッ
ク動作により操作業務が終了した場合は、操作者による
業務終了操作が行なわれ(ステップST24)、これに
基づいてCPU1はその操作者についての業務日報を作
成し、且つデータが通信制御回路部23から通信ネット
ワーク21を通して管理センター22へ送信される(ス
テップST25)、さらに運行管理処理動作を終了させ
る処理を行ない(ステップST26)、一連の動作を終
了する。なお、この処理動作を行なった後に管理センタ
ー22から通信ネットワーク21を通して情報の送付指
令があればCPU1は記憶回路部24から必要な情報を
読み出し、通信制御回路23から通信ネットワーク21
を通して管理センター22へデータ伝送する。
【0107】このように、本実施の形態9における操作
者自動判別認識装置では、窓口業務端末装置に非接触読
み取り方式ICカードID自動読取装置部25を備える
とともに、窓口業務端末装置の操作ポジションに居る操
作者の身体に付ける名札等の標識に非接触読み取り対象
となるICカードIDを付与せしめておき、そのICカ
ードIDを非接触ID自動読取装置部25によって自動
的に非接触読み取を行って操作者の認識判別を行い、そ
の結果を操作履歴データとして登録し、操作者管理を行
えるようにしているので、頻繁な操作者の交代等が行わ
れる場合においても操作者登録手続が漏れなく常時確実
に行われ、セキュリティ管理が向上する。
【0108】(実施の形態10)図12は本発明の請求
項10および請求項26を実現する実施の形態10とし
て示す操作者自動判別認識装置の回路構成ブロック図
で、金融機関における窓口業務端末装置を管理する場合
を一例としている。そして、本実施の形態10における
端末装置の操作者判別認識装置では、図10に示した実
施の形態9における構成に、非接触読取方式ICカード
ID自動読取装置部25がICカードに記録されている
IDを非接触で読み取る場合の読み取り距離の感度を調
整することができる読取距離感度範囲制御機能部27を
付加したものであり、他の構成は図10と同じなので、
同じ部材には同じ符号を付して重複した説明は省略す
る。
【0109】図12において、読取距離感度範囲制御機
能部27は、窓口業務端末装置の操作部の至近距離に着
座して操作を行っている操作者のICカード26のみに
読み取を限定可能な最小範囲の距離にICカード読み取
出力を制御することができる構造となっている。すなわ
ち、操作者が窓口業務端末装置の操作を行うためには、
その窓口業務端末装置から至近の位置に着席することが
必要となることを想定し、読み取り距離を制限すること
によって操作者のICカードのみを読み取り対象とし
て、近傍に居る他の人が所持するIDカードを読み取つ
てしまい誤認識とならないようにすることができるよう
になっている。なお、これ以外の構成及び処理手順は上
記実施の形態9の場合と同じである。
【0110】したがって、本実施の形態10の構成で
は、読取距離感度範囲制御機能部27によりICカード
26を読み取れる距離を制御することによつて、近傍に
居る他の人が所持するIDカードを読み取って誤認識を
するのを防止でき、認識精度の向上が図れる。
【0111】(実施の形態11)図13は本発明の請求
項11および請求項27を実現する実施の形態11とし
て示す操作者自動判別認識装置の回路構成ブロック図
で、金融機関における窓口業務端末装置を管理する場合
を一例としている。そして、本実施の形態11における
端末装置の操作者判別認識装置では、図10に示した実
施の形態9における構成に、非接触読取方式ICカード
ID自動読取装置部25がICカードに記録されている
IDを非接触で読み取る場合の読み取り距離及び方向の
感度を調整することができる読取方向感度範囲制御機能
部28を付加したものであり、他の構成は図10と同じ
なので、同じ部材には同じ符号を付して重複した説明は
省略する。
【0112】図13において、読取方向感度範囲制御機
能部28は、窓口業務端末装置の操作部の至近距離に着
座して操作を行っている操作者のICカード26のみに
読み取を限定可能な最小範囲の距離及び方向にICカー
ド読み取出力を制御することができる構造となってい
る。すなわち、操作者が窓口業務端末装置の操作を行う
ためには、その窓口業務端末装置から至近の位置及び決
められた方向の位置に着席することが必要となることを
想定し、読み取り距離及び方向を制限することによって
操作者のICカードのみを読み取り対象として、近傍に
居る他の人が所持するIDカードを読み取っつてしまい
誤認識とならないようにすることができるようになって
いる。なお、これ以外の構成及び処理手順は上記実施の
形態9の場合と同じである。
【0113】したがって、請求項11および請求項27
を実現する本実施の形態11の構成では、読取距離感度
範囲制御機能部27によりICカード26を読み取れる
距離及び方向を制御することによつて、近傍に居る他の
人が所持するIDカードを読み取って誤認識をするのを
防止でき、認識精度の向上が図れる。
【0114】(実施の形態12)図14及び図15は、
本発明の請求項12および請求項28を実現する実施の
形態12として示すもので、上記実施の形態10におけ
る読取距離感度範囲制御機能部27で、窓口業務端末装
置の操作部の至近距離に着座して操作を行っている操作
者のICカード26のみに読み取りを限定可能なように
調整する方法と、上記実施の形態11における読取方向
感度範囲制御機能部28で、窓口業務端末装置の操作部
の至近距離に着座して操作を行っている操作者のICカ
ード26のみに読み取りを限定可能なように調整する方
法とを示すものである。そして、図14は窓口業務端末
装置の操作部からの距離を絞り込んで設定する場合の方
法である。この場合では、ICカード26を身に付けた
操作者Aの後側に同じくICカード26を身に付けた人
Bが立った状態で、非接触読み取式ICカードID自動
読取装置部25を操作する。その場合の感度はA,Bの
何れの人も検出できるように感度範囲を大きく、図14
の「初期段階」の範囲程度に設定する。次いで、段階
1,段階2,段階3,段階4と順番に感度範囲を絞り込
み、段階4の位置で感度を決定する。したがって、この
場合では、段階4で設定された感度範囲以内にいる人A
以外の人のICカードのIDは検出されない。
【0115】図15は窓口業務端末装置の操作部からの
方向を絞り込んで設定する場合の方法である。この場合
では、ICカード26を身に付けた操作者Aの後側で、
左右方向にずれて同じくICカード26を身に付けた人
Bが立った状態で、非接触読み取式ICカードID自動
読取装置部25を操作する。その場合の感度はA,Bの
何れの人も検出できるように感度範囲を大きく、図15
の「初期段階」の範囲程度に設定する。次いで、段階
1,段階2,段階3と順番に感度範囲を絞り込み、段階
3の位置で感度を決定する。したがって、この場合で
は、段階3で設定された感度範囲以内にいる人A以外の
人のICカードのIDは検出されない。
【0116】したがって、図14及び図15に示すよう
に、読み取り開始の当初は読み取り感度範囲を広範囲に
設定して徐々に読み取り感度範囲を狭めていって操作者
に絞り込むと、確実に操作者のIDコードを捕らえるこ
とが可能となる距離及び方向の感度を設定するができ
る。
【0117】(実施の形態13)図16は本発明の請求項
13および請求項29を実現する実施の形態13として
示す操作者自動判別認識装置の回路構成ブロック図で、
金融機関における窓口業務端末装置を管理する場合を一
例としている。そして、本実施の形態13に係る端末装
置の操作者判別認識装置は、本実施の形態1の構成に、
非接触型のID読取手段として非接触読取方式マーキン
グカードID自動読取装置部29を用いるとともに、端
末装置の操作者が身体につける名札等にマーキングコー
ドを施すようにして、ID力−ドのコストを低減するこ
とができるようにしたものであり、他の構成は図1と同
じなので、同じ部材には同じ符号を付して重複した説明
は省略する。
【0118】図17は本実施の形態13の操作者自動判
別認識装置の処理動作を説明するフロー図である。そこ
で、本実施の形態13における操作者自動判別認識装置
の動作を図17のフローに従って次に説明する。この操
作者自動判別認識装置において、窓口業務端末装置の操
作ポジションに操作者が配置されて、制御部電源20の
スイッチがオンされると(ステップST11)、操作者判
別動作が開始され、記憶回路部24の記憶エリアがクリ
アされる(ステップST12)。次いで、CPU1から
記憶回路部24へ動作プログラムがローディングされて
処理動作準備が行なわれ(ステップST13)、操作入
出力部5等の各入出力部の初期化が行なわれる(ステッ
プST14)。
【0119】続いて、非接触読取方式マーキングカード
ID自動読取装置部29が作動し、操作者が身体に付け
ているマーキングコードを非接触で自動的に読み取り操
作する(ステップST235)。CPU1は、そのマー
キングコードID読み取り動作で読み取られたデータが
正常なIDであるか否かをチェックする(ステップST
16)。正常でなければ警告表示として表示装置部6の
スピーカからブザーを2秒間鳴動させ(ステップST1
7)、ステップST235のID読み取り動作に戻る。
他方、ステップST16のチェック処理においてID読
み取り動作で読み取られたIDが正常なものであると判
断された場合は、IDを表示装置部6のディスプレーに
表示するとともに、その結果を操作履歴データとして記
憶回路部24のメモリへ書き込み、登録する(ステップ
ST18)。
【0120】その後、操作者の側では、窓口業務端末装
置のファンクションキーボード部7の図示せぬ「業務選
択キー」を選択し、操作者が受け持つ業務を選択する
(ステップST19)。さらに、業務処理に必要な操作
キーが操作されると、各業務取り扱い処理が実施される
(ステップST20,ST21)。すると、システム制
御部としてのCPU1のコントロール下において検出デ
ータが記憶回路部24のメモリへ収録(格納)され、ま
た上記検出データが通信制御回路部23から通信ネット
ワーク21を通して管理センター22へ送信される。
【0121】次に、操作入出力部5の操作終了キーが操
作されると、CPU1は一日の業務が終了したか否かを
チェックする(ステップST22)。一日の業務が終了
していなければ、操作者の交替が行なわれるか否かをチ
ェックする(ステップST23)。ここで、操作者による
自己の業務を継続させるための操作再開キーの押し下げ
が行なわれると、それに基づく指令が操作入出力部5か
ら入力され、CPU1は、操作者の交替が行なわれず操
作者による自己の業務を継続させるものと認識する。こ
れによりステップST19の業務選択動作に戻る。一
方、操作者が窓口業務端末装置の操作ポジションから一
度離れる等した場合には、交代が行われたと判断し、再
び操作者が操作ポジションに戻るとステップST235
のIDカードの読み取り動作に戻る。
【0122】これに対して、ステップST22のチェッ
ク動作により操作業務が終了した場合は、操作者による
業務終了操作が行なわれ(ステップST24)、これに
基づいてCPU1はその操作者についての業務日報を作
成し、且つデータが通信制御回路部23から通信ネット
ワーク21を通して管理センター22へ送信される(ス
テップST25)、さらに運行管理処理動作を終了させ
る処理を行ない(ステップST26)、一連の動作を終
了する。なお、この処理動作を行なった後に管理センタ
ー22から通信ネットワーク21を通して情報の送付指
令があればCPU1は記憶回路部24から必要な情報を
読み出し、通信制御回路23から通信ネットワーク21
を通して管理センター22へデータ伝送する。
【0123】このように、本実施の形態14における操
作者自動判別認識装置では、窓口業務端末装置に非接触
読取方式マーキングカードID自動読取装置部29を備
えるとともに、窓口業務端末装置の操作ポジションに居
る操作者が身体に付ける名札等に非接触読み取り対象と
なるマーキングコードIDを付与したマーキングカード
を持たせておき、そのマーキングコードlDを非接触読
取方式マーキングカードID自動読取装置部29によっ
て自動的に非接触読み取を行って操作者の認識判別を行
い、その結果を操作履歴データとして登録し、操作者管
理を行えるようにしているので、頻繁な操作者の交代等
が行われる場合においても操作者登録手続が漏れなく常
時確実に行われ、セキュリティ管理が向上する。また、
マーキングカードを使用するので、安価で低コストが図
れる。
【0124】(実施の形態14)図18は本発明の請求項
14および請求項30を実現する実施の形態14として
示す操作者自動判別認識装置の回路構成ブロック図で、
金融機関における窓口業務端末装置を管理する場合を一
例としている。そして、本実施の形態14に係る端末装
置の操作者判別認識装置は、上記実施の形態1の構成
に、非接触型のID読取手段としてステルスマーキング
コードによるIDカードの非接触読取方式ID自動読取
装置部30を用いるとともに、マーキングコードをステ
ルスコードとしてなるもので、端末装置の操作者が身体
につける名札等にマーキングコードを施す場合に人間可
読の文字と重ねてIDコードを施すことが可能となり、
名札等が小さいものであってもIDコードを施すことが
できるようになり、また偽造や改窟等が行い難くしてセ
キュリティ性を向上させるようにしたもので、他の構成
は図1と同じなので、同じ部材には同じ符号を付して重
複した説明は省略する。
【0125】図19は本実施の形態14の操作者自動判
別認識装置の処理動作を説明するフロー図である。そこ
で、本実施の形態14における操作者自動判別認識装置
の動作を図19のフローに従って次に説明する。この操
作者自動判別認識装置において、窓口業務端末装置の操
作ポジションに操作者が配置されて、制御部電源20の
スイッチがオンされると(ステップST11)、操作者判
別動作が開始され、記憶回路部24の記憶エリアがクリ
アされる(ステップST12)。次いで、CPU1から
記憶回路部24へ動作プログラムがローディングされて
処理動作準備が行なわれ(ステップST13)、操作入
出力部5等の各入出力部の初期化が行なわれる(ステッ
プST14)。
【0126】続いて、非接触読取方式ID自動読取装置
部30が作動し、操作者が身体に付けているステルマー
キングコードを非接触で自動的に読み取り操作する(ス
テップST236)。CPU1は、そのステルマーキン
グコードID読み取り動作で読み取られたデータが正常
なIDであるか否かをチェックする(ステップST1
6)。正常でなければ警告表示として表示装置部6のス
ピーカからブザーを2秒間鳴動させ(ステップST1
7)、ステップST15のID読み取り動作に戻る。他
方、ステップST16のチェック処理においてID読み
取り動作で読み取られたIDが正常なものであると判断
された場合は、IDを表示装置部6のディスプレーに表
示するとともに、その結果を操作履歴データとして記憶
回路部24のメモリへ書き込み、登録する(ステップS
T18)。
【0127】その後、操作者の側では、窓口業務端末装
置のファンクションキーボード部7の図示せぬ「業務選
択キー」を選択し、操作者が受け持つ業務を選択する
(ステップST19)。さらに、業務処理に必要な操作
キーが操作されると、各業務取り扱い処理が実施される
(ステップST20,ST21)。すると、システム制
御部としてのCPU1のコントロール下において検出デ
ータが記憶回路部24のメモリへ収録(格納)され、ま
た上記検出データが通信制御回路部23から通信ネット
ワーク21を通して管理センター22へ送信される。
【0128】次に、操作入出力部5の操作終了キーが操
作されると、CPU1は一日の業務が終了したか否かを
チェックする(ステップST22)。一日の業務が終了
していなければ、操作者の交替が行なわれるか否かをチ
ェックする(ステップST23)。ここで、操作者による
自己の業務を継続させるための操作再開キーの押し下げ
が行なわれると、それに基づく指令が操作入出力部5か
ら入力され、CPU1は、操作者の交替が行なわれず操
作者による自己の業務を継続させるものと認識する。こ
れによりステップST19の業務選択動作に戻る。一
方、操作者が窓口業務端末装置の操作ポジションから一
度離れる等した場合には、交代が行われたと判断し、再
び操作者が操作ポジションに戻るとステップST236
のIDカードの読み取り動作に戻る。
【0129】これに対して、ステップST42のチェッ
ク動作により操作業務が終了した場合は、操作者による
業務終了操作が行なわれ(ステップST43)、これに
基づいてCPU1はその操作者についての業務日報を作
成し、且つデータが通信制御回路部23から通信ネット
ワーク21を通して管理センター22へ送信される(ス
テップST44)、さらに運行管理処理動作を終了させ
る処理を行ない(ステップST45)、一連の動作を終
了する。なお、この処理動作を行なった後に管理センタ
ー22から通信ネットワーク21を通して情報の送付指
令があればCPU1は記憶回路部24から必要な情報を
読み出し、通信制御回路23から通信ネットワーク21
を通して管理センター22へデータ伝送する。
【0130】このように、本実施の形態14における操
作者自動判別認識装置では、窓口業務端末装置に非接触
読取方式ID自動読取装置部30を備えるとともに、窓
口業務端末装置の操作ポジションに居る操作者が身体に
付ける名札等に非接触読み取り対象となるステルマーキ
ングコードIDを付与したIDカードを持たせておき、
そのステルマーキングコードlDを非接触読取方式ID
自動読取装置部30によって自動的に非接触読み取を行
って操作者の認識判別を行い、その結果を操作履歴デー
タとして登録し、操作者管理を行えるようにしているの
で、頻繁な操作者の交代等が行われる場合においても操
作者登録手続が漏れなく常時確実に行われるとともにI
Dカードの偽造や改窟等がしにくくなり、セキュリティ
管理が向上する。
【0131】(実施の形態15)図20は本発明の請求項
15および請求項31を実現する実施の形態15として
示す操作者自動判別認識装置の回路構成ブロック図で、
金融機関における窓口業務端末装置を管理する場合を一
例としている。そして、本実施の形態15に係る端末装
置の操作者判別認識装置は、上記実施の形態1の構成
に、非接触型のID読取手段としてホログラムマーキン
グコードによるIDカードの非接触読取方式ID自動読
取装置部31を用いるとともに、マーキングコードをホ
ログラムコードとしてなるもので、端末装置の操作者が
身体につける名札等にマーキングコードを施す場合に特
殊な装置によって行わなければならないものとなるの
で、偽造や改窟等が行い難くしてセキュリティ性を向上
させるようにしたもので、他の構成は図1と同じなの
で、同じ部材には同じ符号を付して重複した説明は省略
する。
【0132】図21は本実施の形態15の操作者自動判
別認識装置の処理動作を説明するフロー図である。そこ
で、本実施の形態15における操作者自動判別認識装置
の動作を図19のフローに従って次に説明する。この操
作者自動判別認識装置において、窓口業務端末装置の操
作ポジションに操作者が配置されて、制御部電源20の
スイッチがオンされると(ステップST11)、操作者判
別動作が開始され、記憶回路部24の記憶エリアがクリ
アされる(ステップST12)。次いで、CPU1から
記憶回路部24へ動作プログラムがローディングされて
処理動作準備が行なわれ(ステップST13)、操作入
出力部5等の各入出力部の初期化が行なわれる(ステッ
プST14)。
【0133】続いて、非接触読取方式ID自動読取装置
部31が作動し、操作者が身体に付けているホログラム
マーキングコードを非接触で自動的に読み取り操作する
(ステップST135)。CPU1は、そのホログラム
マーキングコードID読み取り動作で読み取られたデー
タが正常なIDであるか否かをチェックする(ステップ
ST16)。正常でなければ警告表示として表示装置部
6のスピーカからブザーを2秒間鳴動させ(ステップS
T17)、ステップST15のID読み取り動作に戻
る。他方、ステップST16のチェック処理においてI
D読み取り動作で読み取られたIDが正常なものである
と判断された場合は、IDを表示装置部6のディスプレ
ーに表示するとともに、その結果を操作履歴データとし
て記憶回路部24のメモリへ書き込み、登録する(ステ
ップST18)。
【0134】その後、操作者の側では、窓口業務端末装
置のファンクションキーボード部7の図示せぬ「業務選
択キー」を選択し、操作者が受け持つ業務を選択する
(ステップST19)。さらに、業務処理に必要な操作
キーが操作されると、各業務取り扱い処理が実施される
(ステップST20,ST21)。すると、システム制
御部としてのCPU1のコントロール下において検出デ
ータが記憶回路部24のメモリへ収録(格納)され、ま
た上記検出データが通信制御回路部23から通信ネット
ワーク21を通して管理センター22へ送信される。
【0135】次に、操作入出力部5の操作終了キーが操
作されると、CPU1は一日の業務が終了したか否かを
チェックする(ステップST22)。一日の業務が終了
していなければ、操作者の交替が行なわれるか否かをチ
ェックする(ステップST23)。ここで、操作者による
自己の業務を継続させるための操作再開キーの押し下げ
が行なわれると、それに基づく指令が操作入出力部5か
ら入力され、CPU1は、操作者の交替が行なわれず操
作者による自己の業務を継続させるものと認識する。こ
れによりステップST19の業務選択動作に戻る。一
方、操作者が窓口業務端末装置の操作ポジションから一
度離れる等した場合には、交代が行われたと判断し、再
び操作者が操作ポジションに戻るとステップST135
のIDカードの読み取り動作に戻る。
【0136】これに対して、ステップST22のチェッ
ク動作により操作業務が終了した場合は、操作者による
業務終了操作が行なわれ(ステップST24)、これに
基づいてCPU1はその操作者についての業務日報を作
成し、且つデータが通信制御回路部23から通信ネット
ワーク21を通して管理センター22へ送信される(ス
テップST25)、さらに運行管理処理動作を終了させ
る処理を行ない(ステップST26)、一連の動作を終
了する。なお、この処理動作を行なった後に管理センタ
ー22から通信ネットワーク21を通して情報の送付指
令があればCPU1は記憶回路部24から必要な情報を
読み出し、通信制御回路23から通信ネットワーク21
を通して管理センター22へデータ伝送する。
【0137】このように、本実施の形態15における操
作者自動判別認識装置では、窓口業務端末装置に非接触
読取方式ID自動読取装置部30を備えるとともに、窓
口業務端末装置の操作ポジションに居る操作者が身体に
付ける名札等に非接触読み取り対象となるホログラムマ
ーキングコードIDを付与したIDカードを持たせてお
き、そのホログラムマーキングコードIDを非接触読取
方式ID自動読取装置部31によって自動的に非接触読
み取を行って操作者の認識判別を行い、その結果を操作
履歴データとして登録し、操作者管理を行えるようにし
ているので、頻繁な操作者の交代等が行われる場合にお
いても操作者登録手続が漏れなく常時確実に行われると
ともに、操作者が身に付ける名札等にマーキングコード
を施す場合に特殊な装置によって行わなければならない
ものとなるので、IDカードの偽造や改窟等がしにくく
なり、セキュリティ管理が向上する。
【0138】(実施の形態16)図22は本発明の請求項
16および請求項32を実現する実施の形態16として
示す操作者自動判別認識装置の回路構成ブロック図で、
金融機関における窓口業務端末装置を管理する場合を一
例としている。そして、本実施の形態16に係る端末装
置の操作者判別認識装置は、上記実施の形態1の構成
に、人体特徴認識判別による補助ID自動判別読取装置
部32を付加したもので、他の構成は図1と同じなの
で、同じ部材には同じ符号を付して重複した説明は省略
する。なお、人体特徴認識判別による補助ID自動判別
読取装置部32には、特定の人のみの網膜模様、声紋、
人相、手相等、身体的特徴を認識する機能を有してい
て、それら特定の人のみの網膜模様、声紋、人相、手相
等、身体的特徴は予め登録される。
【0139】図23は本実施の形態16の操作者自動判
別認識装置の処理動作を説明するフロー図である。そこ
で、本実施の形態16における操作者自動判別認識装置
の動作を図23のフローに従って次に説明する。この操
作者自動判別認識装置において、窓口業務端末装置の操
作ポジションに操作者が配置されて、制御部電源20の
スイッチがオンされると(ステップST11)、操作者判
別動作が開始され、記憶回路部24の記憶エリアがクリ
アされる(ステップST12)。次いで、CPU1から
記憶回路部24へ動作プログラムがローディングされて
処理動作準備が行なわれ(ステップST13)、操作入
出力部5等の各入出力部の初期化が行なわれる(ステッ
プST14)。
【0140】続いて、非接触ID自動読取装置部4が作
動し、操作者が身体に付けているIDコードを非接触で
自動的に読み取り操作する(ステップST15)ととも
に、補助ID自動判別読取装置部32により操作者の網
膜模様、声紋、人相、手相等の身体的特徴が認識される
(ステップST435)。CPU1は、その非接触ID自
動読取装置部4で読み取られたデータが正常か、及び補
助ID自動判別読取装置部32で認識された人体的な特
徴が登録されているものと一致するか否かをチェックす
る(ステップST16)。正常でなければ警告表示とし
て表示装置部6のスピーカからブザーを2秒間鳴動させ
(ステップST17)、ステップST15のID読み取
り動作に戻る。他方、ステップST16のチェック処理
においてID読み取り動作で読み取られたIDが正常な
ものであると判断された場合は、IDを表示装置部6の
ディスプレーに表示するとともに、その結果を操作履歴
データとして記憶回路部24のメモリへ書き込み、登録
する(ステップST18)。
【0141】その後、操作者の側では、窓口業務端末装
置のファンクションキーボード部7の図示せぬ「業務選
択キー」を選択し、操作者が受け持つ業務を選択する
(ステップST19)。さらに、業務処理に必要な操作
キーが操作されると、各業務取り扱い処理が実施される
(ステップST20,ST21)。すると、システム制
御部としてのCPU1のコントロール下において検出デ
ータが記憶回路部24のメモリへ収録(格納)され、ま
た上記検出データが通信制御回路部23から通信ネット
ワーク21を通して管理センター22へ送信される。
【0142】次に、操作入出力部5の操作終了キーが操
作されると、CPU1は一日の業務が終了したか否かを
チェックする(ステップST22)。一日の業務が終了
していなければ、操作者の交替が行なわれるか否かをチ
ェックする(ステップST23)。ここで、操作者による
自己の業務を継続させるための操作再開キーの押し下げ
が行なわれると、それに基づく指令が操作入出力部5か
ら入力され、CPU1は、操作者の交替が行なわれず操
作者による自己の業務を継続させるものと認識する。こ
れによりステップST19の業務選択動作に戻る。一
方、操作者が窓口業務端末装置の操作ポジションから一
度離れる等した場合には、交代が行われたと判断し、再
び操作者が操作ポジションに戻るとステップST15の
IDカードの読み取り動作に戻る。
【0143】これに対して、ステップST22のチェッ
ク動作により操作業務が終了した場合は、操作者による
業務終了操作が行なわれ(ステップST24)、これに
基づいてCPU1はその操作者についての業務日報を作
成し、且つデータが通信制御回路部23から通信ネット
ワーク21を通して管理センター22へ送信される(ス
テップST25)、さらに運行管理処理動作を終了させ
る処理を行ない(ステップST26)、一連の動作を終
了する。なお、この処理動作を行なった後に管理センタ
ー22から通信ネットワーク21を通して情報の送付指
令があればCPU1は記憶回路部24から必要な情報を
読み出し、通信制御回路23から通信ネットワーク21
を通して管理センター22へデータ伝送する。
【0144】このように、本実施の形態16における操
作者自動判別認識装置では、窓口業務端末装置に非接触
ID自動読取装置部4を備えるとともに、窓口業務端末
装置の操作ポジションに居る操作者にIDを持たせてお
き、そのlDを非接触ID自動読取装置部4によって自
動的に非接触読み取りを行って操作者の認識判別を行
い、その結果を操作履歴データとして登録し、操作者管
理を行えるようにしているとともに、補助ID自動判別
読取装置部32で特定の人のみの網膜模様、声紋、人
相、手相等、身体的特徴を認識する機能を有していて、
それら特定の人のみの網膜模様、声紋、人相、手相等
の、身体的特徴をも認識するようにしているので、本人
以外の認識は排除され極めて高いセキュリティ性を保つ
ことが可能となる。
【0145】なお、上記各実施の形態では、金融機関に
おける窓口業務端末装置を管理する場合を一例とし説明
したが、これに限ることなく郵便預金窓口や郵便窓口お
いて用いられる窓口業務用端末機等の端末装置や、銀
行,証券会社等での窓口業務用端末機、デパート,スー
パーストア,コンビニストア等のPOSレジスター等の
売り上げ業務端末装置管理する場合にも同様にして適用
できるものである。
【0146】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
操作者が読み取りの対象となるIDコードが付与された
IDカード等を身体の所定の位置に保持或いは所持して
いれば、非接触ID読み取り手段により自動的に読み取
りを行って操作者の個人認識を自動的に行って判別認識
し、この認識された操作者のIDコードを記憶登録する
というようにしたため、操作者の責任分掌を明確に且つ
漏れなく操作者の管理をすることによりセキュリティ管
理が可能となる。
【0147】また、端末装置の操作ポジションに居る操
作者が身体に付ける名札等の標識に非接触読み取り対象
となるIDコード等を付与せしめておい読み取り手段に
よって該IDコードを自動的に非接触で読み取りを行っ
て操作者を判別認識し、操作履歴データとして登録し操
作者管理を行えるようにするため、頻繁な操作者の交代
等が行われ、且つ操作者がルーズなような場合において
も操作者登録手続が常時に漏れなく確実に行われるよう
になる。
【0148】さらに本発明では、IDカードの読み取り
によって得られた個人認識データ等の諸情報を各種の通
信手段によって管理センターへ伝送することによって情
報収集記憶するようにし管理することが出来るようにし
たため、管理側センターが主導する形での操作者管理を
行えるようになる。これにより頻繁な操作者の交代等が
行われる場合においても管理センターで操作者の責任分
掌等の管理が行なえ、操作者登録手続が漏れなく常時確
実に行われる等、種々の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1として示す操作者自動判
別認識装置の回路構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係る操作者自動判別認
識装置の処理動作を説明するフロー図
【図3】本発明の実施の形態2に係る操作者自動判別認
識装置の処理動作を説明するフロー図
【図4】本発明の実施の形態3に係る操作者自動判別認
識装置の処理動作を説明するフロー図
【図5】本発明の実施の形態4に係る操作者自動判別認
識装置の処理動作を説明するフロー図
【図6】本発明の実施の形態5に係る操作者自動判別認
識装置の処理動作を説明するフロー図
【図7】本発明の実施の形態6に係る操作者自動判別認
識装置の処理動作を説明するフロー図
【図8】本発明の実施の形態7に係る操作者自動判別認
識装置の処理動作を説明するフロー図
【図9】本発明の実施の形態8に係る操作者自動判別認
識装置の処理動作を説明するフロー図
【図10】本発明の実施の形態9として示す操作者自動
判別認識装置の回路構成を示すブロック図
【図11】本発明の実施の形態9に係る操作者自動判別
認識装置の処理動作を説明するフロー図
【図12】本発明の実施の形態10として示す操作者自
動判別認識装置の回路構成を示すブロック図
【図13】本発明の実施の形態11として示す操作者自
動判別認識装置の回路構成を示すブロック図
【図14】読み取り距離の感度範囲を可変設定する動作
状態を説明する作動解説図
【図15】読み取り方向の感度範囲を可変設定する動作
状態を説明する作動解説図
【図16】本発明の実施の形態13として示す操作者自
動判別認識装置の回路構成を示すブロック図
【図17】本発明の実施の形態13として示す操作者自
動判別認識装置の処理動作を説明するフロー図
【図18】本発明の実施の形態14として示す操作者自
動判別認識装置の回路構成を示すブロック図
【図19】本発明の実施の形態14として示す操作者自
動判別認識装置の処理動作を説明するフロー図
【図20】本発明の実施の形態15として示す操作者自
動判別認識装置の回路構成を示すブロック図
【図21】本発明の実施の形態15として示す操作者自
動判別認識装置の処理動作を説明するフロー図
【図22】本発明の実施の形態16として示す操作者自
動判別認識装置の回路構成を示すブロック図
【図23】本発明の実施の形態16として示す操作者自
動判別認識装置の処理動作を説明するフロー図
【符号の説明】
1 CPU 4 非接触ID自動読取装置部 5 操作入出力部 6 表示装置部 7 ファンクションキーボード部 8 データキーボード部 9 磁気カード読取・書込装置部 10 通帳等処理・印字部 11 通帳プリンタ部 12 通帳磁気ストライプ読取・書込部 13 証拠書プリンタ部 14 印字制御部 15 印字電源部 16 制御部 17 制御回路部 18 ハードディスク部 19 フレキシブルディスク部 20 制御部電源 21 通信ネットワーク 22 管理センター 23 通信制御部 24 記憶回路部 25 非接触読取方式ICカードID自動読取装置部 26 ICカード 27 読取距離感度範囲制御機能部 28 読取方向感度範囲制御機能部 29 非接触読取方式マーキングカードID自動読取装
置部 30 IDカードの非接触読取方式ID自動読取装置部 31 IDカードの非接触読取方式ID自動読取装置部 32 人体特徴認識判別による補助ID自動判別読取装
置部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿 部 栄 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5B085 AE02 AE11

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末装置を操作する操作者が所有するI
    D識別票を非接触型の読み取り手段により自動的に読み
    取って前記操作者のIDを識別し、前記端末装置の稼働
    履歴を操作者情報とともに記録し、前記端末装置の操作
    者の事務処理作業の責任分掌を常時明確に把握記憶して
    自動的に管理することが可能にしたことを特徴する端末
    装置の操作者自動判別認識方法。
  2. 【請求項2】 前記非接触型の読み取り手段により前記
    複数のIDを読み取った場合は、その読み取った複数の
    IDを表示装置に表示し、かつ該当操作者のIDを選択
    して登録できるようにしたことを特徴とする請求項1記
    載の端末装置の操作者自動判別認識方法。
  3. 【請求項3】 前記非接触型の読み取り手段により前記
    複数のIDを読み取った場合は、その読み取った複数の
    IDを表示装置に表示し、かつ該当操作者の前記ID識
    別票を前記非接触型の読み取り手段に対して接近させる
    ことによつて該当の操作者のIDを再判定して特定し、
    その特定した該当操作者のIDを表示確認して登録でき
    るようにしたことを特徴とする請求項1記載の端末装置
    の操作者自動判別認識方法。
  4. 【請求項4】 前記非接触型の読み取り手段が、手続業
    務の1手続を開始する毎に前記ID識別票を読み取るよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載の端末装置の操
    作者自動判別認識方法。
  5. 【請求項5】 前記非接触型の読み取り手段が、手続業
    務の1手続の開始と終了毎に前記ID識別票を読み取る
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の端末装置の
    操作者自動判別認識方法。
  6. 【請求項6】 前記非接触型の読み取り手段が、手続業
    務の1手続きを開始毎に前記IDを読み取る他に、前記
    手続業務の終了迄の間においても常時継続的に前記ID
    を読み取って監視するようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の端末装置の操作者自動判別認識方法。
  7. 【請求項7】 前記IDの読み取り監視をしている間に
    前記操作者のID認識に異常が生じた場合には前記端末
    装置の動作をロックして次の処理に移行するのを停止さ
    せるとともに警報を発し、パスワード等の暗号キーによ
    って前記ロックの解除を行うと前記処理を再開できるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1に記載の端末装置の
    操作者判別認識方法。
  8. 【請求項8】 前記非接触型の読み取り手段が、手続業
    務の1手続きを開始する毎前記IDを読み取る他に、前
    記手続業務の終了迄の間においても常時継続的に前記I
    Dを読み取って監視するとともに、その監視の途中で他
    の操作者が操作を引き継いで行う場合にその操作経歴と
    操作者のIDを記録できるようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の端末装置の操作者自動判別認識方法。
  9. 【請求項9】 前記ID識別票としてICカードを用い
    るとともに、前記の非接触型の読み取り手段として、非
    接触読み取り方式のICカード自動読取手段を用いたこ
    とを特徴とする請求項1記載の端末装置の操作者自動判
    別認識方法。
  10. 【請求項10】 前記非接触型の読み取り手段が前記I
    Cカードを読み取る距離感度を調整可能にしたことを特
    徴とする請求項9記載の端末装置の操作者自動判別認識
    方法。
  11. 【請求項11】 前記非接触型の読み取り手段が前記I
    Cカードを読み取る方向感度を調整可能にしたことを特
    徴とする請求項8または9の何れかに記載の端末装置の
    操作者自動判別認識方法。
  12. 【請求項12】 読み取り開始の当初においては読み取
    り感度範囲を広範囲に設定し、以後徐々に感度範囲を絞
    り込んで狭めることによって前記端末装置の操作者を特
    定するようにしたことを特徴とする請求項9乃至11の
    何れかに記載の操作者自動判別認識方法。
  13. 【請求項13】 前記ID識別票にマーキングコードに
    よるIDを設けるとともに、前記の非接触型の読み取り
    手段としてマーキングコード読み取り手段を用い、前記
    マーキングコード読み取り手段により読み取られた前記
    マーキングコードから前記操作者のIDを判別認識する
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の端末装置の
    操作者自動判別認識方法。
  14. 【請求項14】 前記ID識別票にステルスマーキング
    コードによるIDを設けるとともに、前記の非接触型の
    読み取り手段としてステルスマーキングコード読み取り
    手段を用い、前記ステルスマーキングコード読み取り手
    段により読み取られた前記ステルスマーキングコードか
    ら前記操作者のIDを認識するようにしたことを特徴と
    する請求項1記載の端末装置の操作者自動判別認識方
    法。
  15. 【請求項15】 前記ID識別票にホログラムマーキン
    グコードによるIDを設けるとともに、前記非接触型の
    読み取り手段としてホログラムマーキングコード読み取
    り手段を用い、前記ホログラムマーキングコード読み取
    り手段により読み取られた前記ホログラムマーキングコ
    ードから前記操作者を判別認識するようにしたことを特
    徴とする請求項1記載の端末装置の操作者自動判別認識
    方法。
  16. 【請求項16】 前記非接触型の読み取り手段に加え
    て、網膜模様、声紋、指紋、人相、手相等の人体の個人
    的特徴を認識判別する補助ID自動判別読み取り装置部
    を設け、前記ID認識と前記個人認識とにより識別する
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の端末装置の
    操作者自動判別認識方法。
  17. 【請求項17】 端末装置を操作する操作者が所有する
    ID識別票を非接触で読み取る読み取り手段と、前記読
    み取り手段により読み取られたIDから前記操作者を判
    別認識する手段と、前記端末装置の稼働履歴を操作者情
    報とともに記録する手段とを備え、前記端末装置の操作
    者の事務処理作業の責任分掌を常時明確に把握記憶して
    管理可能にしたことを特徴する端末装置の操作者自動判
    別認識装置。
  18. 【請求項18】 前記非接触型の読み取り手段により前
    記複数のIDを読み取った場合は、その読み取った複数
    のIDを表示する表示手段と、前記複数のIDの中から
    該当操作者のIDを選択して登録できる手段とを設けた
    ことを特徴とする請求項17記載の端末装置の操作者自
    動判別認識装置。
  19. 【請求項19】 前記非接触型の読み取り手段により前
    記複数のIDを読み取った場合は、その読み取った複数
    のIDを表示する表示手段と、該当操作者の前記ID識
    別票を前記非接触型の読み取り手段に対して接近させる
    ことによつて該当の操作者のIDを再判定して特定し、
    その特定した該当操作者のIDを表示確認して登録でき
    るようにした手段とを設けたことを特徴とする請求項1
    7記載の端末装置の操作者自動判別認識装置。
  20. 【請求項20】 前記非接触型の読み取り手段が、手続
    業務の1手続を開始する毎に前記ID識別票を読み取る
    手段を設けたことを特徴とする請求項17記載の端末装
    置の操作者自動判別認識装置。
  21. 【請求項21】 前記非接触型の読み取り手段が、手続
    業務の1手続毎の開始と終了毎に前記ID識別票を読み
    取るようにする手段を設けたことを特徴とする請求項1
    7記載の端末装置の操作者自動判別認識装置。
  22. 【請求項22】 前記非接触型の読み取り手段が、手続
    業務の1手続きを開始する毎に前記IDを読み取る他
    に、前記手続業務の終了迄の間においても常時継続的に
    前記IDを読み取って監視する手段を設けたことを特徴
    とする請求項17記載の端末装置の操作者自動判別認識
    装置。
  23. 【請求項23】 前記IDの読み取り監視をしている間
    に前記操作者のID認識に異常が生じた場合に前記端末
    装置の動作をロックして次の処理に移行するのを停止さ
    せるとともに警報を発生させる手段と、パスワード等の
    暗号キーで前記ロックの解除を行う手段と、前記ロック
    の解除を行うと前記処理を再開できるようにした手段と
    を設けたことを特徴とする請求項17に記載の端末装置
    の操作者判別認識装置。
  24. 【請求項24】 前記非接触型の読み取り手段が、手続
    業務の1手続きを開始する毎に前記IDを読み取る他
    に、前記手続業務の終了迄の間においても常時継続的に
    前記IDを読み取って監視するとともに、その監視の途
    中で他の操作者が操作を引き継いで行う場合にその操作
    経歴と操作者のIDを記録できるようにした手段を備え
    たことを特徴とする請求項17記載の端末装置の操作者
    自動判別認識装置。
  25. 【請求項25】 前記ID識別票としてICカードを用
    いるとともに、前記の非接触型の読み取り手段として、
    非接触読み取り方式のICカード自動読み取り手段を用
    いたことを特徴とする請求項17記載の端末装置の操作
    者自動判別認識装置。
  26. 【請求項26】 前記非接触型の読み取り手段が前記I
    Cカードを読み取る距離感度を調整可能にするための距
    離感度調整手段を設けたことを特徴とする請求項25記
    載の端末装置の操作者自動判別認識装置。
  27. 【請求項27】 前記の非接触型の読み取り手段が前記
    ICカードを読み取る方向感度を調整可能にするための
    手段を設けたことを特徴とする請求項25または26の
    何れかに記載の端末装置の操作者自動判別認識装置。
  28. 【請求項28】 読み取り開始の当初においては読み取
    り感度範囲を広範囲に設定し、以後徐々に感度範囲を絞
    り込んで狭めることによって前記端末装置の操作者を特
    定する手段を設けたことを特徴とする請求項25乃至2
    7の何れかに記載の操作者自動判別認識装置。
  29. 【請求項29】 前記ID識別票にマーキングコードに
    よるIDを設けるとともに、前記の非接触型の読み取り
    手段としてマーキングコード読み取り手段を用い、前記
    マーキングコード読み取り手段により読み取られた前記
    マーキングコードから前記操作者を判別認識する手段を
    設けたことを特徴とする請求項17記載の端末装置の操
    作者自動判別認識装置。
  30. 【請求項30】 前記ID識別票にステルスマーキング
    コードによるIDを設けるとともに、前記の非接触型の
    読み取り手段としてステルスマーキングコード読み取り
    手段を用い、前記ステルスマーキングコード読み取り手
    段により読み取られた前記ステルスマーキングコードか
    ら前記操作者のIDを判別認識する手段を設けたことを
    特徴とする請求項17記載の端末装置の操作者自動判別
    認識装置。
  31. 【請求項31】 前記ID識別票にホログラムマーキン
    グコードによるIDを設けるとともに、前記非接触型の
    読み取り手段としてホログラムマーキングコード読み取
    り手段を用い、前記ホログラムマーキングコード読み取
    り手段により読み取られた前記ホログラムマーキングコ
    ードから前記操作者のIDを判別認識するようにしたこ
    とを特徴とする請求項17記載の端末装置の操作者自動
    判別認識装置。
  32. 【請求項32】 前記非接触型の読み取り手段に加え
    て、網膜模様、声紋、指紋、人相、手相等の人体の個人
    的特徴を認識判別する補助ID自動判別読み取り装置部
    を設け、前記ID認識と前記個人認識とにより識別する
    ようにしたことを特徴とする請求項17記載の端末装置
    の操作者自動判別認識装置。
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