JPH09245138A - 名札及びセキュリティ端末並びにこれらを利用したセキュリティシステム - Google Patents

名札及びセキュリティ端末並びにこれらを利用したセキュリティシステム

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JPH09245138A
JPH09245138A JP8055868A JP5586896A JPH09245138A JP H09245138 A JPH09245138 A JP H09245138A JP 8055868 A JP8055868 A JP 8055868A JP 5586896 A JP5586896 A JP 5586896A JP H09245138 A JPH09245138 A JP H09245138A
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JP
Japan
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identification data
security
terminal
special function
unit
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JP8055868A
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Yoshihiro Inomata
義弘 猪俣
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作者に特別な操作を負荷することなく安全
性の高いセキュリティを実現すること。 【解決手段】 名札本体11に装備され予め記憶された
個人の識別データRを外部のセキュリティ端末2より受
信した照合要求信号Sに応答して出力する無線タグ12
とを備えた名札1と、端末本体の近距離に照合要求信号
Sを送信する送信部21と、無線タグ12から識別デー
タRを受信する受信部22と、操作許容者の識別データ
232が記憶された記憶部23と、識別データ232を
参照し受信部22で受信された識別データRが操作許容
者のものか判断する判断部24と、操作許容者と判断さ
れた場合には特別機能231aの起動を許容し操作許容
者と判断されなかった場合又は受信部22で識別データ
Rが受信されなかった場合には特別機能231aの起動
を拒絶するセキュリティ制御部25とを備えたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、名札及びセキュリ
ティ端末並びにこれらを用いたセキュリティシステムに
係り、特に、高セキュリティを要求される企業、官公
庁、金融機関のセキュリティシステム用として好適な名
札及びセキュリティ端末並びにこれらを用いたセキュリ
ティシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、操作者を識別,認証するため、
鍵やIDカードを用いていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、鍵やIDカードに端末の操作認証以外
の用途が無い場合、特に操作者が身に付けておく必要性
が生ぜず、また、端末に差し込んだままの方が操作者に
とって端末をすぐに動かせる利便性があるところ、鍵や
IDカードを端末に差し込んだままで操作者が端末から
離れることがあり、かかる場合に第三者が機密データを
容易に取り出せてしまうという不都合があった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、特に、操作者に特別な操作を負荷することな
く安全性の高いセキュリティを実現する名札及びセキュ
リティ端末並びにこれらを用いたセキュリティシステム
を提供することを、その目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の名札では、個人の情報が表記された
名札本体と、この名札本体に装備され予め記憶された個
人の識別データを外部のセキュリティ端末より無線受信
した照合要求信号に応答して無線出力する無線タグとを
備えた、という構成を採っている。本発明の名札は、端
末操作者が常時身につける。
【0006】請求項2記載のセキュリティ端末では、予
め取り決められた操作に応じて所定の特別機能を起動し
出力装置に特別データを出力するセキュリティ端末にお
いて、端末本体の近距離に照合要求信号を無線送信する
送信部と、無線タグから個人の識別データが表示された
無線信号を受信する受信部とを備えている。また、操作
を許容する者の識別データが予め記憶された記憶部と、
この記憶部に記憶された操作許容者の識別データを参照
し受信部で受信された識別データが操作許容者のものか
否かを判断する判断部とを有する。更に、この判断部に
より操作許容者と判断された場合には前記特別機能の起
動を許容し操作許容者と判断されなかった場合又は前記
受信部で識別データの無線信号が受信されなかった場合
には前記特別機能の起動を拒絶するセキュリティ制御部
とを備えた、という構成を採っている。
【0007】本発明では、送信部から照合要求信号が出
力される。ここで、請求項1記載の名札を付けた操作者
が端末本体に近づくと、名札の無線タグから出力された
識別データが受信部にて受信される。判断部は、記憶部
に記憶された識別データに受信部で受信された識別デー
タが登録されているか否かを判断する。この結果、操作
許容者と判断された場合は、セキュリティ制御部により
特別機能の起動が許容される。一方、操作許容者でない
と判断された場合又は受信部で識別データの無線信号が
受信されなかった場合には、特別機能の起動が拒絶され
る。
【0008】請求項3記載のセキュリティ端末では、送
信部は、照合要求信号を周期的に出力する、という構成
を採っている。本発明では、請求項1記載の名札を付け
た操作許容者が端末本体に近づけば特別機能が許容さ
れ、端末から遠ざかれば特別機能の使用が拒絶される。
また、操作者が許容者からそれ以外の者に入れ替わって
もその直後から特別機能の使用が拒絶される。
【0009】請求項4記載の発明では、セキュリティ制
御部は、受信部で受信された識別データに応じて起動可
能な特別機能の範囲を変更する、という構成を採ってい
る。本発明では、ある使用許容者は広い範囲で特別機能
の起動が許容され、ある使用許容者はそれよりも狭い範
囲で特別機能の起動が許容される。
【0010】請求項5記載のセキュリティシステムで
は、請求項1記載の名札と、請求項2,3又は4記載の
セキュリティ端末とを備えた、という構成を採ってい
る。これらにより、前述した目的を達成しようとするも
のである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
乃至図2に基づいて説明する。
【0012】図1に示すセキュリティシステムは、名札
1と、セキュリティ端末2とを備えている。
【0013】このうち、名札1は、個人の情報が表記さ
れた名札本体11と、この名札本体11に装備され予め
記憶された個人の識別データRを外部のセキュリティ端
末2より無線受信した照合要求信号Sに応答して無線出
力する無線タグ12とを備えている。
【0014】一方、セキュリティ端末2は、予め取り決
められた操作に応じて所定の特別機能231aを起動し
出力装置28に特別データを出力する構成となってい
る。具体的には、端末本体の近距離に照合要求信号Sを
無線送信する送信部21と、無線タグ12から個人の識
別データRが表示された無線信号を受信する受信部22
とを備えている。また、操作を許容する者の識別データ
が予め記憶された記憶部23と、この記憶部23に記憶
された操作許容者の識別データを参照し受信部22で受
信された識別データRが操作許容者のものか否かを判断
する判断部24とを有する。更に、この判断部24によ
り操作許容者と判断された場合には特別機能231aの
起動を許容し操作許容者と判断されなかった場合又は受
信部22で識別データRの無線信号が受信されなかった
場合には特別機能231aの起動を拒絶するセキュリテ
ィ制御部25とを備えている。
【0015】ここで、符号26は、記憶部23に記憶さ
れたアプリケーション231を実行するアプリケーショ
ン実行部、符号27は、アプリケーション実行部26に
命令を入力するための入力装置を示す。
【0016】これを更に詳述すると、本実施形態におい
て、無線タグ12は電磁波の送受が可能なものであり、
識別データRとして例えば個人のIDナンバを記憶して
いる。送信部21,受信部22は、無線タグ12と電磁
波で交信するものであり、交信用のアンテナを有する。
特に、送信部21は、照合要求信号Sを一定間隔で周期
的に送信する機能を備えている。判断部24,セキュリ
ティ制御部25,アプリケーション実行部26は、マイ
クロコンピュータで構成され、予め準備された処理プロ
グラムを実行することにより各種の処理を実行する。特
に、セキュリティ制御部25は、受信部22で受信され
た識別データRに応じて起動可能な特別機能231aの
範囲を変更する機能を備えている。ここで、判断部2
4,セキュリティ制御部25,アプリケーション実行部
26の処理の詳細については後述する。記憶部23は、
例えばEEPROMやハードディスクドライブ等であ
り、アプリケーション231と、識別データテーブル2
32を予め記憶している。入力装置27は、キーボード
である。出力装置28は、コンピュータディスプレイで
ある。
【0017】記憶部23に記憶されたアプリケーション
231は、所定の特別機能231aを含んでいる。ま
た、記憶部23に記憶された識別データテーブル232
は、図2に示すように、操作許容者の識別データと、操
作可能な特別機能の範囲とを対応づけて構成されてい
る。
【0018】次に、上記実施形態の全体動作を説明す
る。
【0019】装置を稼働状態に設定すると、セキュリテ
ィ制御部25から送信部21に対し一定間隔でトリガ信
号が入力され、送信部21からセキュリティ端末2の近
傍に照合要求信号Sが周期的に送信される。そして、名
札1を身につけた操作者がセキュリティ端末2に近づ
き、無線タグ12と送信部21とが交信可能な距離にな
ると、無線タグ12は、送信部21より送信された照合
要求信号Sを受信すると共に、操作者の識別データRを
示した無線信号を送信する。
【0020】受信部22が識別データRの示された無線
信号を受信すると、判断部24は、識別データRを記憶
部23の識別データテーブル232と照合し、操作許容
者か否かを判断する。そして、操作許容者であれば受信
された識別データRをセキュリティ制御部25に入力す
る。セキュリティ制御部25は、入力された識別データ
Rに基づいて識別データテーブル232から該当する操
作許容者の操作可能な特別機能の範囲を取得し、これを
アプリケーション実行部26に入力する。例えば、図2
において、識別データが「0003」であれば、特別機
能A,C,Dが操作可能となる。アプリケーション実行
部26は、入力装置27から入力された命令に対し、セ
キュリティ制御部25から入力された操作可能範囲内で
特別機能231aの実行を許容し、所定の特別データを
出力装置28に出力する。
【0021】一方、名札1を付けているが操作許容者で
ない者がセキュリティ端末に近づいた場合は、判断部2
4において識別データテーブル232から該当する識別
データRが検索されないため、セキュリティ制御部25
には識別データRが入力されない。このため、セキュリ
ティ制御部25は、送信部21へのトリガ出力に対し識
別データRの応答がないと判断し、アプリケーション実
行部26に操作可能な特別機能の範囲「なし」を入力す
る。
【0022】他方、名札を付けていない者が近づいた場
合又は操作者がいない場合も、識別データRが取得され
ないため、セキュリティ制御部25は、アプリケーショ
ン実行部26に操作可能な特別機能の範囲「なし」を入
力する。
【0023】即ち、操作途中で操作者が席を立った場合
や操作者が入れ替わった場合でも、照合要求信号Sに対
し識別データRを示した無線信号が受信されない場合又
は不正である場合はセキュリティ端末2のアプリケーシ
ョン231のうち通常機能を除く特別機能231aの起
動がソフトウェア的に拒絶される。特に、セキュリティ
端末2の機能が全て特別機能である場合は、セキュリテ
ィ端末2の使用自体が拒絶されることとなる。
【0024】このように、本実施形態によれば、通常身
につける名札1に本人の識別データRを記憶した無線タ
グ12を備え、セキュリティ端末2が無線タグ12と交
信することにより特別機能の起動の許容又は拒絶を判断
するようにしたので、従来例のように操作者の不注意で
パスワード用の鍵やIDカードをそのまま置き去り機密
データが第三者に漏洩し得るという状況の発生を防止す
ることができ、安全性の高いセキュリティシステムを実
現することができる。
【0025】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成され機能す
るので、これによると、通常身につける名札に本人の識
別データを記憶した無線タグを備え、セキュリティ端末
が無線タグと交信することにより特別機能の起動の許容
又は拒絶を判断するようにしたので、従来例のように操
作者の不注意でパスワード用の鍵やIDカードをそのま
ま置き去り機密データが第三者に漏洩し得るという状況
の発生を防止することができ、安全性の高いセキュリテ
ィを実現することができる、という従来にない優れた名
札及びセキュリティ端末並びにこれらを用いたセキュリ
ティシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1における識別データテーブルの内容を示す
構成図である。
【符号の説明】
1 名札 2 セキュリティ端末 11 名札本体 12 無線タグ 21 送信部 22 受信部 23 記憶部 24 判断部 25 セキュリティ制御部 26 アプリケーション実行部 27 入力装置 28 出力装置 231 アプリケーション 231a 特別機能 232 識別データテーブル R 識別データ S 照合要求信号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個人の情報が表記された名札本体と、こ
    の名札本体に装備され予め記憶された前記個人の識別デ
    ータを外部のセキュリティ端末より無線受信した照合要
    求信号に応答して無線出力する無線タグとを備えたこと
    を特徴とした名札。
  2. 【請求項2】 予め取り決められた操作に応じて所定の
    特別機能を起動し出力装置に特別データを出力するセキ
    ュリティ端末において、 端末本体の近距離に照合要求信号を無線送信する送信部
    と、無線タグから個人の識別データが表示された無線信
    号を受信する受信部と、操作を許容する者の識別データ
    が予め記憶された記憶部と、この記憶部に記憶された操
    作許容者の識別データを参照し前記受信部で受信された
    識別データが操作許容者のものか否かを判断する判断部
    と、この判断部により操作許容者と判断された場合には
    前記特別機能の起動を許容し操作許容者と判断されなか
    った場合又は前記受信部で識別データの無線信号が受信
    されなかった場合には前記特別機能の起動を拒絶するセ
    キュリティ制御部とを備えたことを特徴としたセキュリ
    ティ端末。
  3. 【請求項3】 前記送信部は、前記照合要求信号を周期
    的に出力することを特徴とした請求項2記載のセキュリ
    ティ端末。
  4. 【請求項4】 前記セキュリティ制御部は、受信部で受
    信された識別データに応じて起動可能な前記特別機能の
    範囲を変更することを特徴とした請求項2記載のセキュ
    リティ端末。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の名札と、請求項2,3又
    は4記載のセキュリティ端末とを備えたことを特徴とし
    たセキュリティシステム。
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