JP2001119492A - 携帯端末制御システムおよび携帯型情報端末装置並びにそれらのプログラム記録媒体 - Google Patents

携帯端末制御システムおよび携帯型情報端末装置並びにそれらのプログラム記録媒体

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JP2001119492A
JP2001119492A JP29469699A JP29469699A JP2001119492A JP 2001119492 A JP2001119492 A JP 2001119492A JP 29469699 A JP29469699 A JP 29469699A JP 29469699 A JP29469699 A JP 29469699A JP 2001119492 A JP2001119492 A JP 2001119492A
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Shigenori Morikawa
重則 森川
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一刻を争うような緊急時において、手元にコン
ピュータ装置が無くても、どこにでもあるような通信装
置を利用した簡単な遠隔操作により、携帯型情報端末装
置を緊急制御して不正使用や情報の漏洩を確実に防止す
る。 【解決手段】通信装置31は、端末利用者から緊急処理
要請の指示が入力された際に、無線通信およびネットワ
ーク通信網33を通してその利用者対応の携帯型情報端
末装置2との間の通信接続を確保し、特定の発信音を緊
急処理要請信号として送信する。そして、携帯型情報端
末装置2は、無線通信およびネットワーク通信網33を
通して通信装置31から送信されて来た信号が自己宛の
緊急処理要請信号であれば、この緊急処理要請信号に応
答して不正使用や情報の漏洩を防ぐためのセキュリティ
処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯端末制御シ
ステムおよび携帯型情報端末装置並びにそれらのプログ
ラム記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、営業担当者が携帯型情報端末装置
を持参して日常の営業活動を行う場合において、この端
末本体にフロッピデスク等の可搬型記録媒体を装着し、
営業担当者は外出先でその記憶内容をアクセスして表示
出力させたり、データの書き込み等を行っている。とこ
ろで、一般に携帯型情報端末装置は、個人専用機とし
て、また、外出先で使用するという関係上、デスクトッ
プ型のパーソナルコンピュータ等で実施している厳密な
セキュリティ管理よりも、操作の簡素化、迅速性等の操
作環境を重視している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、携帯型
情報端末装置は、外出先に持ち運んで使用する関係上、
携帯型情報端末装置自体を外出先で紛失したり、盗難さ
れる危険性があり、そのメモリ内に機密性が高い重要な
企業情報や個人情報が格納されている場合には、紛失や
盗難によって重要情報が他人に漏洩されるおそれがあっ
た。すなわち、携帯型情報端末装置の仕様を熟知してい
たり、パスワードの偶発的なヒット等によって重要情報
が第三者に不正にアクセスされるおそれあった。このよ
うな場合、端末利用者は会社等に設置されているコンピ
ュータ装置を起動させ、外出先で紛失したり、盗難され
た携帯型情報端末装置との間の通信接続を公衆電話回線
網、無線通信を通して確立し、コンピュータ装置からの
指示によって携帯型情報端末装置の一部の機能を実行不
能とすることもできるが、このような遠隔制御は、手元
にコンピュータ装置があることが前提となると共に、携
帯型情報端末装置の一部の機能を実行不能とするには、
日ごろ使い慣れてない特殊で複雑な操作を必要とするた
め、一刻を争うような緊急時には、迅速に対処すること
ができないという問題があった。第1の発明の課題は、
携帯端末制御システムにおいて、一刻を争うような緊急
時に、手元にコンピュータ装置が無くても、どこにでも
あるような通信装置を利用した簡単な遠隔操作により、
携帯型情報端末装置を緊急制御して不正使用や情報の漏
洩を確実に防止できるようにすることである。第2の発
明の課題は、携帯型情報端末装置において、遠隔操作に
よる自己宛の着信時に、その着信内容を識別するだけ
で、それが緊急処理要請であれば、予め記憶されている
緊急処理内容を呼び出してその処理を緊急実行できるよ
うにすることである。
【0004】この発明の手段は、次の通りである。請求
項第1記載の発明(第1の発明)は、移動体としての携
帯型情報端末装置と通信装置との間を非接触の無線通信
を含む通信手段によって通信接続することにより、通信
装置から携帯型情報端末装置を遠隔制御する携帯端末制
御システムであって、前記通信装置は、端末利用者から
緊急処理要請の指示が入力された際に、前記通信手段を
通してその利用者対応の携帯型情報端末装置との間の通
信接続を確保して緊急処理要請信号を送信し、前記携帯
型情報端末装置は、前記通信手段を通して前記通信装置
から送信されて来た信号を受信する受信手段と、この受
信手段によって緊急処理要請信号を受信した場合に、不
正使用や情報の漏洩を防ぐためのセキュリティ処理を実
行するセキュリティ処理実行手段とを具備するものであ
る。なお、この発明は次のようなものであってもよい。 (1)前記通信装置は、電話回線網を通して特定の発信
音や音声パターンのアナログ信号を緊急処理要請信号と
して送信する電話機能を持った通信装置であり、前記携
帯型情報端末装置の受信手段は、電話回線網を通して送
信されて来た信号が特定の発信音や音声パターンのアナ
ログ信号であれば、それを緊急処理要請信号であると認
識する。 (2)前記通信装置は、電話回線網を通して緊急処理要
請信号を送信する際に、プッシュボタン操作による所定
のDTMFトーン信号を緊急処理要請信号として送信
し、前記携帯型情報端末装置の受信手段は、電話回線網
を通して送信されて来た信号が所定のDTMFトーン信
号であれば、それを緊急処理要請信号であると認識す
る。 (3)前記通信装置は、前記緊急処理要請信号を送信す
る際に、緊急処理要請信号と共に当該端末装置の利用者
を特定するための識別情報を送信し、前記携帯型情報端
末装置の受信手段が前記緊急処理要請信号と共に識別情
報を受信した場合に、前記セキュリティ処理実行手段
は、受信した識別情報と予め設定されている識別情報と
を比較し、両者が一致することを条件としてセキュリテ
ィ処理を実行する。請求項1記載の発明において、通信
装置は端末利用者から緊急処理要請の指示が入力された
際に、その利用者対応の携帯型情報端末装置との間の通
信接続を確保して緊急処理要請信号を送信し、携帯型情
報端末装置は、通信装置から送信されて来た信号を受信
し、それが緊急処理要請信号であれば、不正使用や情報
の漏洩を防ぐためのセキュリティ処理を実行する。した
がって、一刻を争うような緊急時において、手元にコン
ピュータ装置が無くても、どこにでもあるような通信装
置を利用した簡単な遠隔操作により、携帯型情報端末装
置を緊急制御して不正使用や情報の漏洩を確実に防止す
ることができる。
【0005】請求項第5記載の発明(第2の発明)は、
通信装置から非接触の無線通信を含む通信手段を通して
遠隔制御される移動体としての携帯型情報端末装置であ
って、前記通信手段を通して受信した着信信号が自己宛
の信号かを判別する判別手段と、この判別手段によって
自己宛の着信であると判別した場合に、その信号は通常
の通信要求信号か、緊急処理を要請する緊急処理要請信
号かを識別する信号識別手段と、この信号識別手段によ
ってその信号が緊急処理要請信号であることが識別され
た場合に、予め記憶されている緊急処理内容を呼び出し
てその処理を緊急実行する緊急処理実行手段とを具備す
るものである。なお、この発明は次のようなものであっ
てもよい。 (1)予め記憶されている前記緊急処理内容は、不正使
用や情報の漏洩を防ぐためのセキュリティ処理を実行す
る処理内容であり、前記緊急処理実行手段は、前記信号
識別手段によって緊急処理要請信号であることが識別さ
れた場合に、不正使用や情報の漏洩を防ぐためのセキュ
リティ処理内容を呼び出してその処理を緊急実行する。 (2)前記セキュリティ処理は、端末装置本体に内蔵さ
れている内部メモリあるいは外付けされている外部メモ
リの内容を消去する処理内容であり、前記緊急処理実行
手段は、前記信号識別手段によって緊急処理要請信号で
あることが識別された場合に、端末装置本体に内蔵され
ている内部メモリあるいは外付けされている外部メモリ
の記憶内容を消去する。 (3)前記セキュリティ処理は、アプリケーションソフ
トを実行不可能な状態にセットするアプリケーション実
行不能処理、表示画面を表示不可能な状態にセットする
表示不能処理、電源投入を不可能な状態にセットする電
源投入不能処理、キー入力を不可能な状態にセットする
キー入力不能処理、通信機能を不可能な状態にセットす
る通信不能処理であり、前記緊急処理実行手段は、前記
信号識別手段によって緊急処理要請信号であることが識
別された場合に、前記各種のセキュリティ処理のうち、
少なくともそのいずれかを緊急実行することにより、不
正使用や情報の漏洩を防ぐようにする。請求項5記載の
発明においては、通信装置から非接触の無線通信を含む
通信手段を通して受信した着信信号が自己宛の信号かを
判別し、自己宛の着信であれば、その信号は通常の通信
要求信号か、緊急処理を要請する緊急処理要請信号かを
識別し、緊急処理要請信号であれば、予め記憶されてい
る緊急処理内容を呼び出してその処理を緊急実行する。
したがって、遠隔操作による自己宛の信号着信時に、そ
の着信内容を識別するだけで、それが緊急処理要請であ
れば、予め記憶されている緊急処理内容を呼び出してそ
の処理を緊急実行することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図8を参照してこの
発明の一実施形態を説明する。図1は、サーバ装置側で
記憶管理されているアプリケーションソフト/データを
持ち運び自在な可搬型記録媒体を介して携帯型情報端末
装置に外部提供する端末管理システムを示したもので、
このシステムは、例えば、会社組織において会社側に設
置させているサーバ装置1と、各営業担当者が持参する
移動体としてのモバイル型クライアント端末(携帯型情
報端末装置)2とを有し、各営業担当者は外出先で可搬
型記録媒体3内のアプリケーションソフト/データをア
クセスしながら営業活動を行い、そして、1日の営業終
了時に端末本体から可搬型記録媒体3を抜き取り、それ
をサーバ装置1側のカードリーダ/ライタ4にセツトす
ると、サーバ装置1はカードリーダ/ライタ4を介して
記録媒体3内の営業記録を収集処理するようにしてい
る。
【0007】可搬型記録媒体3は例えば、コンパクトフ
ラッシュカード(CFカード)等の半導体メモリによっ
て構成されているもので、以下、可搬型記録媒体3を着
脱式メモリカードと称する。ここで、図中、各着脱式メ
モリカード3に付した「#A」「#B」、「#C」、‥
‥は、端末名称「A」、「B」、「C」、‥‥で示され
る携帯型情報端末装置2に対応付けられた端末対応のカ
ードであることを示している。カードリード/ライタ4
は着脱式メモリカード3を複数枚同時にセット可能なも
ので、複数のカード挿入口を有している。そして、サー
バ装置1は着脱式メモリカード3を介して端末装置2側
にアプリケーション/データを配布する。
【0008】すなわち、サーバ装置1は着脱式メモリカ
ード3に書き込む書込対象、つまり、配布対象のアプリ
ケーション/データが任意に指定された際に、APソフ
ト格納部5、データベース格納部6をアクセスしてそれ
に対応するアプリケーション/データを呼び出してカー
ドリーダ/ライタ4に与え、それにセットされている1
または2以上の着脱式メモリカード3にアプリケーショ
ン/データを書き込む。その際、着脱式メモリカード3
の媒体番号と、この着脱式メモリカード3を使用するこ
とが許可されている携帯型情報端末装置2の端末ID情
報とが着脱式メモリカード3にそれぞれ書き込まれる。
なお、図中、M01、M02、M03は、各着脱式メモ
リカード固有の媒体番号を示し、また、ID11、ID
12、ID13は、各端末装置固有の端末ID情報を示
している。図2は、着脱式メモリカード3の記憶内容を
示した図で、この例では、媒体番号、端末ID情報、ア
プリケーションソフト、データベースとして「M0
1」、「ID11」、「α1」、「D1」が記憶されて
いる場合を示している。
【0009】図3は、携帯型情報端末装置2の全体構成
を示したブロック図である。CPU21は、記憶装置2
2内のオペレーティングシステムや着脱式メモリカード
3内の各種アプリケーションソフトにしたがってこの携
帯型情報端末装置2の全体動作を制御する中央演算処理
装置である。記憶装置22は、オペレーティングシステ
ムや各種アプリケーションソフトの他、データベース、
文字フォント等が格納され、磁気的、光学的、半導体メ
モリ等によって構成されている記録媒体23やその駆動
系を有している。この記録媒体23はハードディスク等
の固定的な媒体若しくは着脱自在に装着可能なCD−R
OM、フロッピィデスク、RAMカード、磁気カード等
の可搬型の媒体である。また、この記録媒体23内のプ
ログラムやデータは、必要に応じてCPU21の制御に
よりRAM(例えば、スタティクRAM)24にロード
されたり、RAM24内のデータが記録媒体23にセー
ブされる。更に、記録媒体はサーバ等の外部機器側に設
けられているものであってもよく、CPU21は伝送媒
体を介してこの記録媒体内のプログラム/データを直接
アクセスして使用することもできる。また、CPU21
は記録媒体23内に格納されるその一部あるいは全部を
他の機器側から伝送媒体を介して取り込み、記録媒体2
3に新規登録あるいは追加登録することもできる。すな
わち、コンピュータ通信システムを構成する他の機器か
ら通信回線やケーブル等の有線伝送路あるいは電波、マ
イクロウエーブ、赤外線等の無線伝送路を介して送信さ
れてきたプログラム/データを伝送媒体によって受信し
て記録媒体23内にインストールすることができる。更
に、プログラム/データはサーバ等の外部機器側で記憶
管理されているものであってもよく、CPU21は伝送
媒体を介して外部機器側のプログラム/データを直接ア
クセスして使用することもできる。
【0010】一方、RAM24には「パスワード情
報」、「実行処理指定情報」が格納されている。「パス
ワード情報」は利用者を制限する利用者固有の識別情報
で、予め任意に設定されたものである。「実行処理指定
情報」は、後で詳述するが、記憶装置22内に予め設定
されている各種のセキュリティ処理のうち、どの種類の
セキュリティ処理を緊急処理として実行させるかを指定
するもので、利用者は「実行処理指定情報」を任意に設
定することができるようになっている。ここで、セキュ
リティ処理は、例えば、携帯型情報端末装置2を紛失し
たり、盗難されたような緊急時において、公衆電話機や
携帯電話等のように、どこにでもあるような通信装置を
利用した簡単な遠隔操作により、緊急実行されるもの
で、このセキュリティ処理内容は、予め記憶装置22内
にその端末IDと共に格納されている。
【0011】ここで、セキュリティ処理の内容として
は、メモリ内容を消去する処理、つまり、記憶装置22
内に格納されている所定のアプリケーションやデータを
消去する内蔵メモリ消去処理、着脱式メモリカード3内
のアプリケーション/データを消去する着脱式メモリカ
ード消去処理の他、メモリ全体に対するアクセスプロテ
クト処理、記憶装置22や着脱式メモリカード3内のア
プリケーションを実行不可能な状態にセットするアプリ
ケーション実行不能処理、表示画面を表示不可能な状態
にセットする表示不能処理、メイン電源の投入を不可能
な状態にセットする電源投入不能処理、キー入力を不可
能な状態にセットするキー入力不能処理、通信機能不能
処理である。そして、各種セキュリティ処理のうち、R
AM24内の「実行処理指定情報」によって指定された
1つあるいは2以上を組み合わせたセキュリティ処理が
実行される。
【0012】また、携帯型情報端末装置2には、モデム
を含む無線通信モジュール26が内蔵されている。つま
り、携帯型情報端末装置2は通信一体型の端末装置であ
り、この無線通信モジュール26は着信信号(Ring
Detect)を受信した際に、WakeUp信号を発
生するように構成されている。このWakeUp信号の
発生によって電池を電源とする電源部27に起動をか
け、システム全体の電源をONさせると同時に、このW
akeUp信号はCPU21に割り込み信号として与え
られる。また、携帯型情報端末装置2には、キーボード
28、バックライト付の液晶表示部29、着脱自在な着
脱式メモリカード3と、それに対応するキーインターフ
ェイス30、LCDドライバ31、カードドライバ32
を有している他、端末本体のI/Fスロットに着脱式メ
モリカード3が装着されている状態において、そのメモ
リカードのアクセス中に点滅駆動されるLED(発光ダ
イオード)33を有している。なお、このLED33は
着脱防止用のロック機構を有しない簡易型のI/Fスロ
ットにおいて有効なもので、端末本体に設けたLED3
3の点滅によって抜き取り不可が報知される。これによ
ってメモリカード側に特別なアクセス保護手段を設ける
必要はなく、また端末本体のI/Fスロットも着脱防止
用のロック機構を有しない簡易なもので足りる。
【0013】図4は、遠隔操作により、携帯型情報端末
装置2対してセキュリティ処理の緊急実行を指示する場
合の携帯端末制御システムの全体を概念的に示した図で
ある。例えば、携帯型情報端末装置を外出先で紛失した
り、盗難されたような場合、あるいは携帯型情報端末装
置を会社の机に置き去りにして出張したような場合にお
いて、第三者によって携帯型情報端末装置2が不正に使
用されたり、メモリ内容がアクセスされて重要情報が漏
洩されるのを防ぐために、遠隔操作により、携帯型情報
端末装置に所定のセキュリティ処理を緊急実行させる
が、遠隔操作により緊急実行を指示する通信装置として
は、携帯電話、PHS(パーソナルハンディホーンシス
テム)、PSTN(公衆電話交換網)電話機、ISDN
(総合サービスデジタル網)電話機等によって行うよう
にしているが、図示の例は、携帯電話を示している。
【0014】ここで、遠隔操作により緊急処理の実行を
指示する通信装置31は、 携帯型情報端末装置2との
間を無線通信、基地局32、ネットワーク通信網33、
基地局34、無線通信を通して通信接続するが、その
際、通信装置31はプッシュボタン操作によって生成さ
れる複数種のDTMF(Dual Tone Multi Frequenc
y)トーン信号のうち、プッシュボタンの数字、アルフ
ァベットに対応するDTMFトーン信号を緊急処理要請
信号として送信する。この緊急処理要請信号を送信する
際に、携帯型情報端末装置2側に自己の端末IDおよび
パスワード情報を予め設定しておいた場合には、正規な
利用者であることを宣言するために、自己の端末IDお
よびパスワード情報も合わせて、DTMFトーン信号と
して送信するようにしている。携帯型情報端末装置2
は、送信されて来た信号が所定のDTMFトーン信号で
あれば、それを緊急処理要請信号であると認識し、緊急
処理として予め指示されている所定のセキュリティ処理
を実行する。ここで、所定のDTMFトーン信号、つま
り、緊急処理要請信号であるかの認識は、端末利用者が
予め任意に設定しておいた数字、アルファベットのコー
ド情報と照合することによって行われる。
【0015】次に、この一実施形態における携帯型情報
端末装置2の動作を図5〜図8に示すフローチャートを
参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに
記述されている各機能を実現するためのプログラムは、
読み取り可能なプログラムコードの形態で記録媒体23
に格納されており、CPU21はこのプログラムコード
にしたがった動作を逐次実行する。また、CPU21は
伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコー
ドにしたがった動作を逐次実行することもできる。すな
わち、記録媒体の他、伝送媒体を介して外部供給された
プログラム/データを利用してこの実施形態特有の動作
を実行することもできる。
【0016】図5は、通信モジュール26の動作を示し
たフローチャートであり、通信モジュール26への電源
投入によって実行開始される。この場合、メイン電源の
OFF時においても、通信モジュール26に対して電源
を供給することができるようになっており、通信モジュ
ール26は着信待機中となっている。いま、通信モジュ
ール26に対して電源が投入されると、先ず、各種パラ
メータを初期化するイニシャルリセットを行い(ステッ
プA1)、自己宛の着信は有るかをチェックする(ステ
ップA2)。ここで、自己宛の着信が無ければ、キー入
力有無をチェックし(ステップA3)、キーの割り込み
入力でもなければ、WakeUp信号をリセットし(ステ
ップA4)、着信有無の判断ステップA2に戻る。一
方、自己宛の着信信号を受信した場合には、WakeUp
信号を発生させる(ステップA5)。これによってメイ
ン電源に起動がかかると同時に、WakeUp信号はCP
U21に割り込み信号として与えられる。また、キーの
割り込み入力があった場合にも、WakeUp信号を発生
させる(ステップA5)。
【0017】図6は、通信モジュール26から発生され
たWakeUp信号がCPU21に割り込み信号として入
力されることによって実行開始されるWakeUp割り込
み処理を示したフローチャートである。先ず、割り込み
開始時に今回のWakeUp割り込み状態をクリヤしてお
く(ステップB1)。そして、液晶表示部29のバック
ライトをONさせた後(ステップB2)、自己宛の着信
による割り込みであれば(ステップB3)、受話器の取
り上げに相当するOFFフック制御を行い(ステップB
4)、音声通話からデータ通信に移行させるために、モ
デムのネゴシエーション処理へ移行させ(ステップB
5)、これによってモデムのネゴシエーションの成立判
断を行い(ステップB6)、その成立を確認すると、通
常のデータ通信処理を行う(ステップB7)。そして、
データ通信終了後、通信接続を開放するために、受話器
を置く動作に相当するONフック制御を行った後(ステ
ップB8)、バックライトをOFFさせて(ステップB
9)、この割り込み処理を終了する。なお、キー入力に
よる割り込みであれば、それに応じた割り込み処理を実
行した後(ステップB10)、バックライトをOFFさ
せる(ステップB9)。
【0018】一方、モデムのネゴシエーションの成立判
断によって(ステップB6)、ネゴシエーションが成立
しなかった場合には、通信キャリヤの有無を判断する
(ステップB11)。すなわち、通信キャリヤがある場
合、つまり、回線は接続されているが、音声通話で接続
されている場合には、プッシュボタン操作によって生成
されたDTMFトーン信号が送信されて来た場合である
から、そのDTMFトーン信号を受け付ける入力処理を
行う(ステップB12)。そして、受け付けたDTMF
トーン信号に特定のCTRL信号が含まれているかを判
別する(ステップB13)。すなわち、予め決められた
数字、アルファベットのプッシュボタン操作によって生
成されたDTMFトーン信号が含まれていれば、例え
ば、1種類の数字「1」や数字とアルファベットを組み
合わせた「“1”、“A”、“7”」等から成るDTM
Fトーン信号が含まれていれば、それを特定のCTRL
信号(緊急処理要請信号)として認識し、図7に示す緊
急処理(セキュリティ処理)を実行する(ステップB1
4)。そして、このセキュリティ処理実行後は、ONフ
ック制御を行って(ステップB8)、バックライトをO
FFさせる(ステップB9)。なお、上述した通信キャ
リヤ有無の判断ステップB11で、キャリヤが無いこと
が判別された場合、また、CTRL信号有無の判断ステ
ップB13で、CTRL信号ではないことが判別された
場合にも、ONフック制御を行って(ステップB8)、
バックライトをOFFさせる(ステップB9)。
【0019】図7は、CTRL信号(緊急処理要請信
号)に応答して実行される緊急処理(セキュリティ処
理)を示したフローチャートである。上述したように遠
隔操作により緊急処理の実行を指示する通信装置31
は、この緊急処理要請信号を送信する際、携帯型情報端
末装置側に自己の端末IDおよびパスワード情報を予め
設定しておいた場合には、正規な利用者であることを宣
言するために、自己の端末IDおよびパスワード情報も
合わせて、DTMFトーン信号として送信するようにし
ているため、先ず、端末本体に自己の端末IDおよびパ
スワード情報を予め設定登録されているかを調べる(ス
テップC1)。いま、これらの情報が設定されている場
合には、通信装置31からのDTMFトーン信号に含ま
れている端末IDおよびパスワード情報を取得し(ステ
ップC2)、この端末IDおよびパスワード情報は端末
本体に設定されている設定情報と一致するかを判断する
ことにより本人確認を行う(ステップC3)。
【0020】ここで、いずれかの不一致が確認された場
合には、セキュリティ処理は実行されず、このフローの
終了となるが、設定情報との一致が判別されて正規な利
用者からの緊急処理要請であることを確認した場合に
は、RAM24内の「実行処理指定情報」を取得し(ス
テップC4)、この「実行処理指定情報」によって指定
されるセキュリティ処理内容を実行する(ステップC
5)。なお、端末本体に自己の端末IDおよびパスワー
ド情報が設定登録されていなければ、本人確認を行わず
に、予め指定されているセキュリティ処理内容の実行に
移る(ステップC4、C5)。また、セキュリティ処理
としては、上述した内蔵メモリ消去処理、着脱式メモリ
カード消去処理、メモリアクセスプロテクト処理、アプ
リケーション実行不能処理、表示不能処理、電源投入不
能処理、キー入力不能処理、通信機能不能処理のうち、
「実行処理指定情報」によって指定されている1または
2以上が緊急実行される。
【0021】図8は、着脱式メモリカード消去処理を示
したフローチャートであり、端末本体に着脱式メモリカ
ード3が装着されてい場合に実行開始される。この場
合、遠隔操作により緊急処理の実行を指示する通信装置
31は、携帯型情報端末装置側に緊急処理として着脱式
メモリカード消去処理を指定しておいた場合に、その緊
急処理要請信号を送信する際、処理対象である着脱式メ
モリカード3を指定するために、その媒体番号も合わせ
て、DTMFトーン信号として送信するようにしてい
る。先ず、DTMFトーン信号の中に媒体番号が含まれ
ているかを判別し(ステップD1)、含まれていれば、
現在装着されている着脱式メモリカード3から媒体番号
を読み出し(ステップD2)、受信した媒体番号と読み
出した媒体番号とを比較する(ステップD3)。この結
果、両者が一致していることを条件として、着脱式メモ
リカード3の記憶内容を消去する(ステップD4)。そ
の際、アプリケーション・データのみを消去する場合の
他、媒体番号、端末IDを含めて全て消去するようにし
てもよい。
【0022】以上のように、この一実施形態おいて、通
信装置31は、端末利用者から緊急処理要請の指示が入
力された際に、無線通信およびネットワーク通信網33
を通してその利用者対応の携帯型情報端末装置との間の
通信接続を確保し、特定の発信音を緊急処理要請信号と
して送信し、携帯型情報端末装置2は、通信装置31か
ら送信されて来た緊急処理要請信号を受信して不正使用
や情報の漏洩を防ぐためのセキュリティ処理を実行する
ようにしたから、一刻を争うような緊急時において、手
元にコンピュータ装置が無くても、どこにでもあるよう
な通信装置を利用した簡単な遠隔操作により、携帯型情
報端末装置を緊急制御して不正使用や情報の漏洩を確実
に防止することができる。この場合、電話機のプッシュ
ボタン操作による所定のDTMFトーン信号を緊急処理
要請信号として送信し、携帯型情報端末装置2は所定の
DTMFトーン信号であれば、それを緊急処理要請信号
であると認識するようにしたから、どこにでもあるよう
な公衆電話機等を利用することができ、また、その操作
もワンプッシュ、ツープッシュ程度の極簡単な操作によ
って緊急処理要請信号を送信することができ、緊急時の
対処としては、より便利なものとなる。
【0023】また、通信装置31は、緊急処理要請信号
を送信する際に、緊急処理要請信号と共に当該端末の利
用者特定するための識別情報として端末ID、パスワー
ドを送信し、携帯型情報端末装置2は緊急処理要請信号
と共に識別情報を受信した場合に、受信した識別情報と
予め設定されている識別情報(端末ID、パスワード)
とを比較し、両者が一致することを条件としてセキュリ
ティ処理を実行するようにしたから、緊急処理を要請し
た者は利用者本人かを確認することが可能となり、第三
者から緊急処理要請があっても、それを無視することが
できる。
【0024】一方、遠隔制御される携帯型情報端末装置
2は、通信装置31から受信した着信信号が自己宛の信
号であれば、その信号は通常の通信要求信号か、緊急処
理を要請する緊急処理要請信号かを識別し、その信号が
緊急処理要請信号であることが識別された場合に、予め
記憶されている緊急処理内容を呼び出して直ちに緊急処
理を実行するようにしたから、遠隔操作による自己宛の
信号着信時に、その着信内容を識別するだけで、緊急処
理を即座に実行することが可能となる。この場合、緊急
処理として、不正使用や情報の漏洩を防ぐためのセキュ
リティ処理を実行するようにしたから、携帯型情報端末
装置を外出先で紛失したり、盗難されたような場合、あ
るいは携帯型情報端末装置を会社の机に置き去りにして
出張したような場合において、遠隔操作によるセキュリ
ティ処理の緊急実行によって第三者による不正使用や情
報の漏洩を確実に防止することが可能となる。
【0025】更に、セキュリティ処理としては、端末装
置本体に内蔵されている内部メモリあるいは外付けされ
ている外部メモリの内容を消去するセキュリティ処理を
実行するようにしたから、重要情報の漏洩防止は、より
確実なものとなる。また、セキュリティ処理としては、
アプリケーション実行不能処理、表示不能処理、電源投
入不能処理、キー入力不能処理、通信不能処理であり、
この各セキュリティ処理のうち、少なくともそのいずれ
かを実行することにより、不正使用や情報の漏洩を防ぐ
ようにしたから、メモリ内容を消去せずに、不正使用や
情報の漏洩を簡単かつ確実に防止することが可能とな
る。
【0026】なお、上述した一実施形態においては、電
話機のプッシュボタン操作による所定のDTMFトーン
信号を緊急処理要請信号として送信したが、特定の音声
パターンを緊急処理要請信号として送信してもよい。こ
の場合、特定の音声パターンを認識する音声認識機能を
携帯型情報端末装置2に備えておき、着信時に特定の音
声パターンを認識した際に、それを緊急処理要請信号と
して判別するようにすればよい。ここで、端末利用者
は、特定の音声パターンを予め音声入力して登録してお
けば、着信時の音声パターンと登録パターンとを比較す
ることによって、その類似度が高ければ、それを緊急処
理要請信号として認識することができるので、特定の音
声パターンのみを認識する簡素な音声認識機能で足り、
携帯端末にも容易に組み込むことが可能となる。この場
合、着信時の音声パターンと登録パターンとを比較する
ことによって本人確認も合わせて行うことが可能となる
ので、パスワードを別個に入力する必要はなくなる。
【0027】また、上述した一実施形態においては、携
帯型情報端末装置2が緊急処理要請信号を受信した際
に、記憶装置22内に格納されている各種のセキュリテ
ィ処理内容のうち、予め利用者が指定しておいたセキュ
リティ処理内容を呼び出してそれを実行するようにした
が、通信装置31側から遠隔操作によって実行すべきセ
キュリティ処理を任意に指定するようにしてもよい。更
に、通信装置としては、電話機に限らず、また、無線通
信としては、電波、赤外線、その他の光通信、音波を伝
送媒体としてもよい。また、上述した一実施形態におい
ては、端末装置本体に対して着脱可能に装着される可搬
型記録媒体として着脱式メモリカード3を例示したが、
着脱式メモリカード3に限らず、磁気的、光学的記録媒
体あるいはコンパクトフラッシュカード以外のPCカー
ドであってもよい。
【0028】また、緊急処理要請信号を受信した際に、
セキュリティ処理を実行するようにいたが、その他の緊
急処理であってもよい。例えば、スケジュール管理によ
ってデータを自動送信する場合に、その送信中止/停止
を遠隔操作で指示することにより、データの送信時刻と
なっても、その送信動作を起動させず、また送信動作中
に送信停止が指示された場合に、その送信動作を強制終
了されてもよい。
【0029】
【発明の効果】第1の発明によれば、一刻を争うような
緊急時において、手元にコンピュータ装置が無くても、
どこにでもあるような通信装置を利用した簡単な遠隔操
作により、携帯型情報端末装置を緊急制御して不正使用
や情報の漏洩を確実に防止することができる。第2の発
明によれば、遠隔操作による自己宛の着信時に、その着
信内容を識別するだけで、それが緊急処理要請であれ
ば、予め記憶されている緊急処理内容を呼び出してその
処理を緊急実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】サーバ装置側で記憶管理されているアプリケー
ションソフト/データを持ち運び自在な可搬型記録媒体
を介して携帯型情報端末装置に外部提供する端末管理シ
ステムを示したブロック図。
【図2】端末本体に装着される着脱式メモリカードの記
憶内容を示した図。
【図3】携帯型情報端末装置の全体構成を示したブロッ
ク図。
【図4】遠隔操作により、携帯型情報端末装置にセキュ
リティ処理の緊急実行を指示する場合の通信システムの
全体を概念的に示した図。
【図5】通信モジュールの動作を示したフローチャー
ト。
【図6】通信モジュールから発生されたWakeUp信号
がCPU21に割り込み信号として入力されることによ
って実行開始されるWakeUp割り込み処理を示したフ
ローチャート。
【図7】緊急処理要請信号の着信に応答して緊急実行さ
れるセキュリティ処理を示したフローチャート。
【図8】セキュリティ処理の1つである着脱式メモリカ
ード消去処理を示したフローチャート。
【符号の説明】
2 携帯型情報端末装置 3 着脱式メモリカード 21 CPU 22 記憶装置 23 記録媒体 26 通信モジュール 31 通信装置 33 ネットワーク通信網

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動体としての携帯型情報端末装置と通信
    装置との間を非接触の無線通信を含む通信手段によって
    通信接続することにより、通信装置から携帯型情報端末
    装置を遠隔制御する携帯端末制御システムであって、前
    記通信装置は、端末利用者から緊急処理要請の指示が入
    力された際に、前記通信手段を通してその利用者対応の
    携帯型情報端末装置との間の通信接続を確保して緊急処
    理要請信号を送信し、前記携帯型情報端末装置は、前記
    通信手段を通して前記通信装置から送信されて来た信号
    を受信する受信手段と、この受信手段によって緊急処理
    要請信号を受信した場合に、不正使用や情報の漏洩を防
    ぐためのセキュリティ処理を実行するセキュリティ処理
    実行手段とを具備したことを特徴とする携帯端末制御シ
    ステム。
  2. 【請求項2】前記通信装置は、電話回線網を通して特定
    の発信音や音声パターンのアナログ信号を緊急処理要請
    信号として送信する電話機能を持った通信装置であり、
    前記携帯型情報端末装置の受信手段は、電話回線網を通
    して送信されて来た信号が特定の発信音や音声パターン
    のアナログ信号であれば、それを緊急処理要請信号であ
    ると認識するようにしたことを特徴とする請求項1記載
    の携帯端末制御システム。
  3. 【請求項3】前記通信装置は、電話回線網を通して緊急
    処理要請信号を送信する際に、所定のプッシュボタン操
    作によって生成されるDTMFトーン信号を緊急処理要
    請信号として送信し、前記携帯型情報端末装置の受信手
    段は、電話回線網を通して送信されて来た信号が所定の
    DTMFトーン信号であれば、それを緊急処理要請信号
    であると認識するようにしたことを特徴とする請求項2
    記載の携帯端末制御システム。
  4. 【請求項4】前記通信装置は、前記緊急処理要請信号を
    送信する際に、緊急処理要請信号と共に当該端末装置の
    利用者を特定するための識別情報を送信し、前記携帯型
    情報端末装置の受信手段が前記緊急処理要請信号と共に
    識別情報を受信した場合に、前記セキュリティ処理実行
    手段は、受信した識別情報と予め設定されている識別情
    報とを比較し、両者が一致することを条件としてセキュ
    リティ処理を実行するようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の携帯端末制御システム。
  5. 【請求項5】通信装置から非接触の無線通信を含む通信
    手段を通して遠隔制御される移動体としての携帯型情報
    端末装置であって、前記通信手段を通して受信した着信
    信号が自己宛の信号かを判別する判別手段と、この判別
    手段によって自己宛の着信であると判別した場合に、そ
    の信号は通常の通信要求信号か、緊急処理を要請する緊
    急処理要請信号かを識別する信号識別手段と、この信号
    識別手段によってその信号が緊急処理要請信号であるこ
    とが識別された場合に、予め記憶されている緊急処理内
    容を呼び出してその処理を緊急実行する緊急処理実行手
    段とを具備したことを特徴とする携帯型情報端末装置。
  6. 【請求項6】予め記憶されている前記緊急処理内容は、
    不正使用や情報の漏洩を防ぐためのセキュリティ処理を
    実行する処理内容であり、前記緊急処理実行手段は、前
    記信号識別手段によって緊急処理要請信号であることが
    識別された場合に、不正使用や情報の漏洩を防ぐための
    セキュリティ処理内容を呼び出してその処理を緊急実行
    するようにしたことを特徴とする請求項5記載の携帯型
    情報端末装置。
  7. 【請求項7】前記セキュリティ処理は、端末装置本体に
    内蔵されている内部メモリあるいは外付けされている外
    部メモリの内容を消去する処理内容であり、前記緊急処
    理実行手段は、前記信号識別手段によって緊急処理要請
    信号であることが識別された場合に、端末装置本体に内
    蔵されている内部メモリあるいは外付けされている外部
    メモリの記憶内容を消去するようにしたことを特徴とす
    る請求項6記載の携帯型情報端末装置。
  8. 【請求項8】前記セキュリティ処理は、アプリケーショ
    ンソフトを実行不可能な状態にセットするアプリケーシ
    ョン実行不能処理、表示画面を表示不可能な状態にセッ
    トする表示不能処理、電源投入を不可能な状態にセット
    する電源投入不能処理、キー入力を不可能な状態にセッ
    トするキー入力不能処理、通信機能を不可能な状態にセ
    ットする通信不能処理であり、前記緊急処理実行手段
    は、前記信号識別手段によって緊急処理要請信号である
    ことが識別された場合に、前記各種のセキュリティ処理
    のうち、少なくともそのいずれかを緊急実行することに
    より、不正使用や情報の漏洩を防ぐようにしたことを特
    徴とする請求項6記載の携帯型情報端末装置。
  9. 【請求項9】コンピュータが読み取り可能なプログラム
    コードを有する記録媒体であって、端末利用者から緊急
    処理要請の指示が入力された際に、非接触の無線通信を
    含む通信手段を通して通信装置とその利用者対応の携帯
    型情報端末装置との間の通信接続を確保して緊急処理要
    請信号を送信させるコンピュータが読み取り可能なプロ
    グラムコードと、前記通信手段を通して通信装置から送
    信されて来た信号を携帯型情報端末装置に受信させるコ
    ンピュータが読み取り可能なプログラムコードと、緊急
    処理要請信号を受信した場合に、携帯型情報端末装置に
    不正使用や情報の漏洩を防ぐためのセキュリティ処理を
    実行させるコンピュータが読み取り可能なプログラムコ
    ードとを有する記録媒体。
  10. 【請求項10】コンピュータが読み取り可能なプログラ
    ムコードを有する記録媒体であって、通信装置から非接
    触の無線通信を含む通信手段を通して受信した着信信号
    が自己宛の信号かを判別させるコンピュータが読み取り
    可能なプログラムコードと、自己宛の着信であると判別
    した場合に、その信号は通常の通信要求信号か、緊急処
    理を要請する緊急処理要請信号かを識別させるコンピュ
    ータが読み取り可能なプログラムコードと、緊急処理要
    請信号であることが識別された場合に、予め記憶されて
    いる緊急処理内容を呼び出してその処理を緊急実行させ
    るコンピュータが読み取り可能なプログラムコードとを
    有する記録媒体。
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