JPH10111728A - セキュリティ方法、データ処理装置、携帯型情報端末機器 - Google Patents

セキュリティ方法、データ処理装置、携帯型情報端末機器

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JPH10111728A
JPH10111728A JP8263975A JP26397596A JPH10111728A JP H10111728 A JPH10111728 A JP H10111728A JP 8263975 A JP8263975 A JP 8263975A JP 26397596 A JP26397596 A JP 26397596A JP H10111728 A JPH10111728 A JP H10111728A
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JP8263975A
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Kensuke Watanabe
賢祐 渡邊
Koji Tokunaga
浩二 徳永
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セキュリティ強化を図ることにある。 【解決手段】 音声データを入力するための第1入力手
段(202)と、上記第1入力手段を介して取込まれた
音声データが、予め登録されている音声データに一致す
るか否かを判別するための第1判別手段と、パスワード
を入力するための第2入力手段(203)と、上記第2
入力手段を介して入力されたパスワードが、予め登録さ
れているパスワードに一致するか否かを判別するための
第2判別手段とを含んでセキュリティ手段を形成し、上
記第1判別手段の判別結果及び上記第2判別手段の判別
結果に基づいて動作制限を行うことにより、セキュリテ
ィ強化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セキュリティ技術
に関し、例えば携帯型情報端末機器に適用して有効な技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、パーソナルコンピュータや携帯型
情報端末機器などのデータ処理装置では、電源を入れる
だけで、所定のプログラムが起動されて使用可能になる
製品がほとんどである。しかしながら、パーソナルコン
ピュータや携帯型情報端末機器などの内部記憶媒体であ
るハードディスクや不揮発性メモリには、個人情報や秘
密情報が数多く記録されていることを考えると、その情
報のセキュリティシステムが重要とされる。
【0003】パーソナルコンピュータや携帯型情報端末
機器で採用されるセキュリティシステムとしては、記憶
媒体のシークレットエリアにアクセスするに当り、パス
ワードの入力が求められ、それに応じてパスワードが入
力された場合に、それが、予め登録されたものと一致す
るか否かがチェックされ、一致した場合にのみ、上記シ
ークレットエリアへのアクセスが許可される方式が主流
である。
【0004】また、パーソナルコンピュータや携帯型情
報端末機器を利用するデータ通信、特に電話回線を利用
して行われる情報サービスにおいて、課金制度を採用す
る場合などに、利用者本人を確認する手段として、ユー
ザIDやパスワードが利用されている。つまり、サービ
ス利用に際して、ユーザIDやパスワードの入力が求め
られ、それが入力されると、予め登録されている情報と
の比較により、登録ユーザであることが確認された場合
にのみ、所定のサービスが受けられるようになってい
る。
【0005】尚、情報のセキュリティについて記載され
た文献の例としては、昭和60年12月25日にオーム
社から発行された「マイクロコンピュータハンドブック
(第620頁)」がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記パ
スワードによるセキュリティシステムでは、本人の不注
意により第三者にパスワードが知られてしまったり、第
三者によってパスワードが解読されるおそれがあり、シ
ークレットエリアの保護が十分ではない。
【0007】また、電話回線を利用して行われる情報サ
ービスの場合も同様に、本人の不注意により第三者にパ
スワードが知られてしまったり、第三者によってパスワ
ードが解読されるおそれがあり、そしてそれが悪用され
た場合には、登録ユーザが不測の損害を被るおそれがあ
る。
【0008】本発明の目的は、セキュリティの強化を図
ることにある。
【0009】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0011】すなわち、音声による入力情報が、予め登
録されている音声データに一致するか否かを判別する第
1ステップ(606)と、音声による入力情報が、予め
登録されている音声データに一致した場合にパスワード
入力要求を行う第2ステップ(607)と、入力された
パスワードが、予め登録されているパスワードに一致す
るか否かを判別する第3ステップ(612)とを含み、
上記第3ステップでの判別結果に基づいて情報アクセス
を制限する。
【0012】音声データの照合ではほとんどの場合、本
人でなければ登録データと一致させるのが困難であり、
音声による入力情報が、予め登録されている音声データ
に一致するか否かが判別されることにより、セキュリテ
ィ強化を達成する。
【0013】また、入力れた音声データが、予め登録さ
れている音声データに一致するか否かを判別するための
第1判別手段(301)と、入力されたパスワードが、
予め登録されているパスワードに一致するか否かを判別
するための第2判別手段(301)とを含んでセキュリ
ティ手段を形成し、上記第1判別手段の判別結果及び上
記第2判別手段の判別結果に基づいて動作制限を行うこ
とで、セキュリティ強化を達成する。
【0014】さらに、上記セキュリティ手段は、音声デ
ータを入力するための第1入力手段(202)と、上記
第1入力手段を介して取込まれた音声データが、予め登
録されている音声データに一致するか否かを判別するた
めの第1判別手段(301)と、パスワードを入力する
ための第2入力手段(203)と、上記第2入力手段を
介して入力されたパスワードが、予め登録されているパ
スワードに一致するか否かを判別するための第2判別手
段(301)とを含み、上記第1判別手段の判別結果及
び上記第2判別手段の判別結果に基づいて動作制限を行
うことで、セキュリティ強化を達成する。
【0015】
【発明の実施の形態】図1(a)には本発明の一例であ
る携帯型情報端末機器の外観が示される。
【0016】図1(a)に示される携帯型情報端末機器
200は、特に制限されないが、片手で支持可能な大き
さであり、各種情報の入力及び表示が可能とされる。フ
ロントパネルの中央には四角形状のデジタイザ画面20
3が設けられており、このデジタイザ画面203をペン
などで軽く押圧することにより、各種情報の入力が行え
るようになっている。デジタイザ画面203の上方及び
下方には、それぞれ音声認識動作の開始を指示するため
の音声認識開始ボタンスイッチ201、及ユーザの音声
を電気信号に変換するための音声入力用マイクロフォン
(以下「音声入力用マイク」という)202が設けられ
ており、上記音声認識開始ボタンスイッチ201を押下
しながら上記音声入力用マイク202に向かって話すこ
とにより、ユーザの音声をこの携帯型情報端末機器20
0に入力することができる。
【0017】特に制限されないが、上記音声認識開始ボ
タンスイッチ201を押下しながら上記音声入力用マイ
ク202に向かって、ある特定の言葉を声にすると、携
帯型情報端末機器200では、後述する音声照合処理に
より、現在入力された音声データが、予め登録されてい
る音声データと一致するか否かの判別が行われ、一致す
ると判断された場合には、図1(b)に示されるように
デジタイザ画面203の所定領域にパスワード入力エリ
ア204が表示されるようになっている。ユーザは、こ
のパスワード入力エリア204からペン等でパスワード
を入力することができる。パスワードが入力されると、
それが、予め登録されているパスワードと一致するか否
かの判別が行われ、一致する場合にのみ、この携帯型情
報端末機器200の使用が許可される。一致しない場合
には、メニュー画面の表示が行われない、あるいは電源
が自動的にオフされるなどして携帯型情報端末機器20
0の動作が制限されることで、不正ユーザによる使用が
禁止される。
【0018】図2には上記携帯型情報端末機器200の
内部機能ブロックが示される。
【0019】音声認識処理を含む各種データ演算処理を
行うためのCPU(中央処理装置)301、ワーキング
エリア用のRAM(ランダム・アクセス・メモリ)30
4、音声やIDを含む各種データの保存用不揮発性メモ
リとしてのフラッシュメモリ305、システム起動プロ
グラム等が格納されるROM(リード・オンリ・メモ
リ)306、音声入力用マイク202から入力された音
声データをディジタル信号に変換するためのA/D変換
処理機能を有する音声インタフェース307、パスワー
ドデータを含む各種データの入力処理を行うためのデジ
タイザインタフェース308、液晶ディスプレイ(以
下、「LCD」と略記する)に表示用データを伝達する
ためのLCDインタフェース309、PCMCIA(Pe
rsonal Computer Memory Card International Associat
ion)カードとのデータのやり取りを可能とするPCM
CIAインタフェース310などが、バス302を介し
て互いに結合されている。
【0020】図3、図4には、この携帯型情報端末機器
200の動作の流れが示される。
【0021】尚、紙面の大きさの関係で、一つのフロー
チャートが、図3、図4に分割して示されており、図3
及び図4において、は処理が継続していることを示し
ている。
【0022】先ず、携帯型情報端末機器200の音声認
識開始ボタンスイッチ201を押下する(ステップ60
1)。それにより携帯型情報端末機器200はスタート
アップされるが、この段階ではLCDの表示は行われな
い(ステップ602)。スタートアップにより、音声入
力用マイク202からの音声取込みが可能とされ、この
状態でユーザは、音声入力用マイク202に向かって、
ある特定の言葉を声にすると、それが音声入力用マイク
202から取込まれて、音声インタフェース307によ
りディジタル信号に変換される。そしてそのディジタル
データがバス302を介してCPU301に伝達される
と、このCPU301により音声ID認識処理が行われ
る(ステップ603〜S605)。ここで、音声IDと
は、音声による識別情報であり、例えばユーザ名などで
ある。CPU301により、フラッシュメモリ305に
予め登録されている音声ID情報が読出され、それと上
記ステップ603で入力された音声IDとの比較照合が
行われる(ステップ606)。この比較照合において、
フラッシュメモリ305に予め登録されている音声ID
と、上記ステップ603で入力された音声IDとが一致
した(OK)と判断された場合には、CPU301によ
りパスワード入力画面の表示が指示され、それに従っ
て、LCDにパスワード入力画面が表示される。しか
し、フラッシュメモリ305に予め登録されている音声
IDと、上記ステップ603で入力された音声IDとが
不一致の場合(NO)には、上記パスワード入力画面は
表示されず、再び音声IDの入力待ち状態になる。上記
フラッシュメモリ305に予め登録されている音声ID
情報は、この携帯型情報端末機器200の正規ユーザの
音声による入力IDであるから、上記音声認識により、
フラッシュメモリ305に予め登録されている音声ID
と、上記ステップ603で入力された音声IDとが一致
するのは、当該正規ユーザによる音声ID入力が行われ
た場合のみである。従って、基本的に正規ユーザ以外
は、音声認識開始ボタンスイッチを押下しつづける限
り、上記ステップ603〜606の繰返しとなり、後述
のパスワード入力に移行することができない。
【0023】上記ステップ603で入力された音声ID
とが一致した(OK)と判断され、CPU301により
パスワード入力画面の表示が指示により、LCDにパス
ワード入力画面が表示されると、ペンなどによるパスワ
ードの入力が可能となる。このパスワード入力が行われ
ると、デジタイザ画面203から入力されたパスワード
データ(アナログデータ)の検出が行われ(ステップ6
10)、デジタイザインタフェース308でパスワード
データがディジタル信号に変換され(ステップ61
1)、それがバス302を介してCPU301に伝達さ
れると、フラッシュメモリ305に予め登録されている
初期設定済のパスワードとの比較照合が行われる(ステ
ップ612)。この比較照合において、上記ステップ6
09で入力されたパスワードと、フラッシュメモリ30
5に登録されているパスワードとが一致する(OK)と
判断された場合には、CPU301によりメニュー表示
の指示が行われ(ステップ613)、それに従ってメニ
ュー表示が行われることによって携帯型情報端末機器2
00の使用が可能となる。
【0024】しかし、上記ステップ609で入力された
パスワードと、フラッシュメモリ305に登録されてい
るパスワードとが不一致(NO)と判断された場合に
は、再びパスワード入力待ち状態となる。パスワードが
一致しない限りCPU301によるメニュー表示の指示
が行われないから、メニューは表示されず、携帯型情報
端末機器200の使用は不可能となる。
【0025】上記例によれば、以下の作用効果を得るこ
とができる。
【0026】音声データを入力するための音声入力用マ
イク202と、このマイク202を介して取込まれた音
声データが、予め登録されている音声データに一致する
か否かを判別するための第1判別手段と、パスワードを
入力するためのデジタイザ画面203と、このデジタイ
ザ画面203を介して入力されたパスワードが、予め登
録されているパスワードに一致するか否かを判別するた
めの第2判別手段とを含んでセキュリティ手段が形成さ
れることにより、音声による入力情報が、予め登録され
ている音声データに一致するか否かが判別され、音声に
よる入力情報が、予め登録されている音声データに一致
した場合にパスワード入力要求が行われ、そして入力さ
れたパスワードが、予め登録されているパスワードに一
致するか否かが判別され、この判別結果に基づいて情報
アクセスが制限されることにより、音声IDの照合とパ
スワード照合とが行われ、音声ID、パスワードの双方
がそれぞれ登録データと一致しなければ、先へ進むこと
ができず、フラッシュメモリ305などのシークレット
エリアへのアクセスが禁止されるので、パスワードのみ
の場合に比べてセキュリティ強化を図ることができる。
【0027】次に本発明の別の例について説明する。
【0028】携帯型情報端末機器200に着脱自在に結
合されるPCMCIAカードに情報のセキュリティ機能
を持たせることができ、図5には、その場合のPCMC
IAカードの外観が示される。
【0029】PCMCIAカード400はカード状に形
成され、符号405で示される一方の端部に、携帯型情
報端末機器200のカードソケットに結合されて、携帯
型情報端末機器200との間で各種情報のやり取りを可
能とするための端子が形成されている。また、PCMC
IAカード400の表面には、上記端子形成部とは反対
の端部近傍に各種スイッチ401,402,403や、
音声入力用マイク404が設けられている。上記各種ス
イッチには、音声/パスワードデータ切換スイッチ40
1、データ入出力切換スイッチ402、音声認識開始ボ
タンスイッチ403が含まれる。
【0030】図6には上記PCMCIAカード400の
機能ブロックが示される。
【0031】音声認識処理を含む各種データ演算処理を
行うためのCPU501、ワーキングエリア用のRAM
504、音声やIDを含む各種データの保存用フラッシ
ュメモリ505、PCMCIAカードシステム起動プロ
グラム等が格納されるROM506、音声入力用マイク
404から入力された音声データをディジタル信号に変
換するためのA/D変換処理機能を有する音声インタフ
ェース507、音声ID/パスワード切換スイッチ40
1及び入出力切換スイッチ402の状態を検出するため
のシステムコントローラ503、携帯用情報端末機器と
の間で各種データのやり取りを可能とするためのPCM
CIAインタフェース508などが、バス502を介し
て互いに結合されている。
【0032】尚、図5,図6に示されるPCMCIAカ
ード400が装着される携帯用情報端末機器は、基本的
に図1,図2に示されるものを適用することができる。
【0033】図7、図9、図10には、PCMCIAカ
ード400を用いた場合の動作の流れが示される。紙面
の大きさの関係で、一つのフローチャートが、図7、図
9、図10に分割して示されており、図7、図9、図1
0において、、、は処理が継続していることを示
している。
【0034】PCMCIAカード400の動作用電源は
携帯用情報端末機器から供給される。つまり、PCMC
IAカード400が、携帯用情報端末機器における所定
のカードソケットに装着された状態で携帯用情報端末機
器の電源スイッチがオンされることにより、PCMCI
Aカード400に動作用電源が供給されて、ROM50
6に記憶されているスタートアップ用プログラムがCP
U501で実行されることによってスタートアップされ
る。
【0035】音声ID入力は次のように行われる。
【0036】音声ID/パスワード切換スイッチ401
が操作されると(ステップ701)、音声IDが選択さ
れたか否かの判別が行われ(ステップ732)、この判
別において音声IDが選択されている(YES)と判断
された場合には、音声IDモードになる(ステップ70
2)。データ入出力切換スイッチ402によりデータ入
力が選択されたか否かの判別が行われ(ステップ73
3)、この判別においてデータ入力が選択された(YE
S)と判断された場合に、音声ID入力モードに入る
(703)。この音声ID入力モードにおいて、音声認
識開始ボタンスイッチ403が押下され(ステップ70
4)、その状態で音声入力用マイク404を介して音声
IDの入力が行われると(ステップ705)、音声イン
タフェース507により、上記音声データ入力用マイク
404を介して入力された音声データがディジタル信号
に変換されて(ステップ706)、それがフラッシュメ
モリ505に格納される。
【0037】上記ステップ701における音声ID/パ
スワード切換スイッチ401の操作でパスワードデータ
が選択され、上記ステップ732の判別で音声ID入力
ではない(NO)と判断された場合には、パスワードデ
ータモードに移行される(ステップ708)。そして、
データ入出力切換スイッチ402によりデータ入力が選
択されているか否かの判別が行われ(ステップ73
4)、この判別において、データ入力が選択されている
(YES)と判断された場合には、PCMCIAインタ
フェース508を介して携帯型情報端末機器200にパ
スワード入力が要請される(ステップ709)。この要
請をうけて携帯型情報端末機器200では、LCDにパ
スワード入力画面が表示され、ペンなどによるパスワー
ドの入力が可能となる。パスワード入力が行われると、
デジタイザ画面203から入力されたパスワードデータ
(アナログデータ)の検出が行われ、デジタイザインタ
フェース308でパスワードデータがディジタル信号に
変換され、それが、PCMCIAインタフェース310
を介して携帯型情報端末機器200から出力され(ステ
ップ710)、それがPCMCIAインタフェース50
8を介してPCMCIAカード400に受信されると
(ステップ711)、CPU501の制御により、上記
受信されたパスワードデータがフラッシュメモリ505
に格納される(ステップ712)。
【0038】また、上記ステップ734の判別において
データ入力ではないと判断された場合(パスワードデー
タモードで出力が選択されていることを意味する)に
は、音声IDが照合が行われているか否かの判別が行わ
れ(ステップ735)、この判別において音声IDの照
合が行われていないと(NO)判断された場合には、上
記ステップ702の音声IDモードに移行される。つま
り、パスワードデータ出力の場合は、その前に必ず音声
ID照合が行われていなければならない。
【0039】携帯用情報端末機器200への音声データ
出力は次のように行われる。
【0040】データ入出力切換スイッチ402によりデ
ータ入力が選択されたか否かの判別が行われ(ステップ
733)、この判別においてデータ入力が選択されてい
ない(データ出力が選択されていることを意味する)と
判断された場合には音声IDデータ出力モードに移行さ
れる(ステップ713)。このとき携帯型情報端末機器
200では音声ID受信待機状態とされている(ステッ
プ714)。PCMCIAカード400から音声IDの
送信が行われると、携帯型情報端末機器200でそれが
受信されて、CPU301の制御によりフラッシュメモ
リ305に格納される(ステップ716)。音声認識開
始ボタンスイッチ201を押下して音声入力用マイク2
02を介して音声IDの入力が行われると(ステップ7
17)、入力された音声IDデータが音声インタフェー
ス307でディジタル信号に変換されて(ステップ71
8)、フラッシュメモリ305に格納されている音声I
Dデータとの比較照合がCPU301によって行われる
(ステップ719)。この比較において、音声入力用マ
イク202を介して入力された音声IDと、フラッシュ
メモリ305に格納されている音声IDデータとが一致
する(OK)と判断された場合には、パスワード受信待
機状態になる(ステップ720)。また、音声入力用マ
イク202を介して入力された音声IDと、フラッシュ
メモリ305に格納されている音声IDデータとが一致
しない(NO)と判断された場合には、音声ID入力待
ち状態となる(ステップ721)。
【0041】携帯用情報端末機器200へのパスワード
データ出力は次のように行われる。上記ステップ720
でパスワード受信待機になった場合、及び上記ステップ
735の音声IDが照合が行われているか否かの判別に
おいて、照合が行われている(YES)と判断された場
合において、データ入出力切換スイッチ402によりパ
スワードデータ出力モードが選択された場合、携帯型情
報端末機器200はパスワードデータ受信状態とされる
(ステップ723)。PCMCIAカード400からパ
スワードデータの送信が行われると(ステップ72
4)、携帯型情報端末機器200ではパスワードデータ
が受信されて、それがフラッシュメモリ505へ格納さ
れる(ステップ725)。CPU501はメニュー画面
の表示を指示し、パスワード入力が要求される(ステッ
プ726)。デジタイザ画面203からパスワードが入
力されると、アナログデータの検出が行われ(ステップ
727)、デジタイザインタフェース308でパスワー
ドデータがディジタル信号に変換され(ステップ72
8)、それがバス302を介してCPU301に伝達さ
れると、フラッシュメモリ305に登録されている初期
設定済のパスワードとの比較照合が行われる(ステップ
729)。この比較照合において、入力されたパスワー
ドと、フラッシュメモリ305に登録されているパスワ
ードとが一致する(OK)と判断された場合には、CP
U301によりメニュー表示の指示が行われ、それに従
ってメニュー表示が行われることによって携帯型情報端
末機器200の使用が可能となる(730)。しかし、
入力されたパスワードと、フラッシュメモリ305に登
録されているパスワードとが一致しない(NO)と判断
された場合には、パスワード入力待ち状態となる(ステ
ップ731)。パスワードが一致しない限りCPU30
1によるメニュー表示の指示が行われないから、メニュ
ーは表示されず、携帯型情報端末機器200の使用は不
可能となる。
【0042】この例では、PCMCIAカード405が
携帯型情報端末機器200に装着されていなければ、音
声IDの照合、パスワードの照合を行うことができない
ので、携帯型情報端末機器200を使用しない場合に、
PCMCIAカード405を携帯型情報端末機器200
から取外しておくことにより、情報のセキュリティはさ
らに強化される。
【0043】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更可能であることは言うまでもない。
【0044】例えば、上記の例では音声ID照合、及び
パスワード照合が行われて、音声ID、パスワードがそ
れぞれ予め登録されたデータと一致しない限り、携帯型
情報端末機器の使用ができないようにしたが、携帯型情
報端末機器を利用するデータ通信、特に電話回線を利用
して行われる情報サービスを利用する際に、利用者本人
を確認する手段として、音声ID照合及びパスワード照
合を行うようにしても良い。すなわち、音声ID照合及
びパスワード照合により、音声ID、パスワードがそれ
ぞれ予め登録されたデータと一致しない限り、その携帯
型情報端末機器により電話回線を利用した情報サービス
を受けることができなくなる。この機能は、基本的には
図1,図2に示される構成で実現することができる。例
えば、携帯型情報端末機器200でのメニュー画面で有
線回線によるデータ通信が選択された場合に、当該デー
タ通信にかかるプログラムが起動される前に、上記の例
で説明したように、音声ID照合、及びパスワード照合
が行われる。この音声ID照合、及びパスワード照合の
手順は、例えば図3,図4に示される流れを利用するこ
とができる。そして、図4におけるステップ613,6
14の処理に代えて、所定の通信プログラムの起動が行
われ、この通信プログラムの起動により、情報サービス
の電話番号選択、あるいは設定済み情報サービスへのダ
イヤリングが行われるようにする。
【0045】このように携帯型情報端末機器を利用する
データ通信を行うに際して音声ID照合、及びパスワー
ド照合を行い、音声ID、パスワードがそれぞれ予め登
録されたデータと一致しない限り、その携帯型情報端末
機器により電話回線を利用した情報サービスを受けるこ
とができないようにすることで、例えば携帯型情報端末
機器の置忘れ、あるいは盗難に合った場合でも、その携
帯型情報端末機器が悪用されることで携帯型情報端末機
器の正規所有者が受ける被害を最小限に抑えることがで
きる。
【0046】また、携帯型情報端末機器が有線通信対応
とされ、例えば携帯電話機接続用のインタフェースが内
蔵される場合には、当該インタフェースを介して結合さ
れる携帯電話機を利用して音声IDの入力やパスワード
の入力を行うことができる。例えば、図10に示される
ように。携帯型情報端末機器200に携帯電話機インタ
フェース303が内蔵され、この携帯電話機インタフェ
ース303を介して携帯電話機311が結合された状態
では携帯電話機311の内蔵マイクを介して音声IDの
入力が可能とされる。
【0047】さらに、携帯電話機インタフェース303
が内蔵されない場合においても、モデム機能を有するP
CMCIAカードを使用すれば、このPCMCIAカー
ドを経由して携帯型情報端末機器に携帯電話機を接続す
ることができるから、上記の場合と同様に携帯電話機の
内蔵マイクを利用して音声IDの入力を行うことができ
る。
【0048】尚、上記の音声IDの入力及びパスワード
の入力がそれぞれ所定回数に達したにもかかわらず、登
録データと不一致であるような場合に、携帯型情報端末
機器200の電源が自動的にオフされるようにすると良
い。
【0049】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である携帯型
情報端末機器に適用した場合について説明したが、本発
明はそれに限定されるものではなく、携帯型パーソナル
コンピュータや、電子手帳など各種データ処理装置に広
く適用することができる。
【0050】本発明は少なくともデータ処理を行うこと
を条件に適用することができる。
【0051】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0052】すなわち、音声による入力情報が、予め登
録されている音声データに一致するか否かを判別する第
1ステップと、音声による入力情報が、予め登録されて
いる音声データに一致した場合にパスワード入力要求を
行う第2ステップと、入力されたパスワードが、予め登
録されているパスワードに一致するか否かを判別する第
3ステップとを含み、上記第3ステップでの判別結果に
基づいて動作制限を行うことにより、パスワードのみの
場合に比べてセキュリティ強化を図ることができる。
【0053】また、入力れた音声データが、予め登録さ
れている音声データに一致するか否かを判別するための
第1判別手段と、入力されたパスワードが、予め登録さ
れているパスワードに一致するか否かを判別するための
第2判別手段とを含んでセキュリティ手段を形成し、上
記第1判別手段の判別結果及び上記第2判別手段の判別
結果に基づいて動作制限を行うことにより、セキュリテ
ィ強化を図ることができる。
【0054】さらに、音声データを入力するための第1
入力手段と、上記第1入力手段を介して取込まれた音声
データが、予め登録されている音声データに一致するか
否かを判別するための第1判別手段と、パスワードを入
力するための第2入力手段と、上記第2入力手段を介し
て入力されたパスワードが、予め登録されているパスワ
ードに一致するか否かを判別するための第2判別手段と
を含んでセキュリティ手段を形成し、上記第1判別手段
の判別結果及び上記第2判別手段の判別結果に基づいて
動作制限を行うことにより、セキュリティ強化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例である携帯型情報端末機器の外観
図である。
【図2】上記携帯型情報端末機器の構成例ブロック図で
ある。
【図3】上記携帯型情報端末機器におけるセキュリティ
関係フローチャートである。
【図4】上記携帯型情報端末機器におけるセキュリティ
関係フローチャートである。
【図5】上記携帯型情報端末機器に着脱可能に結合され
るPCMCIAカードの外観図である。
【図6】上記PCMCIAカードの構成例ブロック図で
ある。
【図7】上記PCMCIAカードを利用した場合のセキ
ュリティ関係フローチャートである。
【図8】上記PCMCIAカードを利用した場合のセキ
ュリティ関係フローチャートである。
【図9】上記PCMCIAカードを利用した場合のセキ
ュリティ関係フローチャートである。
【図10】上記携帯型情報端末機器の他の構成例ブロッ
ク図である。
【符号の説明】
200 携帯型情報端末機器 201 音声認識開始ボタンスイッチ 202 音声入力用マイク 203 デジタイザ画面 204 パスワード入力エリア 301 CPU 302 バス 303 携帯電話機インタフェース 304 RAM 305 フラッシュメモリ 306 ROM 307 音声インタフェース 308 デジタイザインタフェース 309 LCDインタフェース 310 PCMCIAインタフェース 311 携帯電話機 405 PCMCIAカード

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を取扱う装置のセキュリティ方法に
    おいて、 音声による入力情報が、予め登録されている音声データ
    に一致するか否かを判別する第1ステップと、 音声による入力情報が、予め登録されている音声データ
    に一致した場合にパスワード入力要求を行う第2ステッ
    プと、 入力されたパスワードが、予め登録されているパスワー
    ドに一致するか否かを判別する第3ステップとを含み、 上記第3ステップでの判別結果に基づいて上記装置の動
    作制限を行うことを特徴とするセキュリティ方法。
  2. 【請求項2】 情報のセキュリティ機能を発揮するセキ
    ュリティ手段を含むデータ処理装置において、 上記セキュリティ手段は、入力れた音声データが、予め
    登録されている音声データに一致するか否かを判別する
    ための第1判別手段と、 入力されたパスワードが、予め登録されているパスワー
    ドに一致するか否かを判別するための第2判別手段とを
    含み、 上記第1判別手段の判別結果及び上記第2判別手段の判
    別結果に基づいて動作制限が行われることを特徴とする
    データ処理装置。
  3. 【請求項3】 情報のセキュリティ機能を発揮するセキ
    ュリティ手段を含む携帯型情報端末機器において、 上記セキュリティ手段は、音声データを入力するための
    第1入力手段と、 上記第1入力手段を介して取込まれた音声データが、予
    め登録されている音声データに一致するか否かを判別す
    るための第1判別手段と、 パスワードを入力するための第2入力手段と、 上記第2入力手段を介して入力されたパスワードが、予
    め登録されているパスワードに一致するか否かを判別す
    るための第2判別手段とを含み、 上記第1判別手段の判別結果及び上記第2判別手段の判
    別結果に基づいて、動作制限が行われることを特徴とす
    る携帯型情報端末機器。
  4. 【請求項4】 音声認識開始を指示するボタンスイッチ
    と、 上記ボタンスイッチが押下された状態で、上記第1入力
    手段を介して上記音声データの取込みを行うための音声
    インタフェースとを含む請求項3記載の携帯型情報端末
    機器。
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