JP2002312318A - 電子装置、本人認証方法およびプログラム - Google Patents

電子装置、本人認証方法およびプログラム

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JP2002312318A
JP2002312318A JP2001115910A JP2001115910A JP2002312318A JP 2002312318 A JP2002312318 A JP 2002312318A JP 2001115910 A JP2001115910 A JP 2001115910A JP 2001115910 A JP2001115910 A JP 2001115910A JP 2002312318 A JP2002312318 A JP 2002312318A
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Toshiaki Oda
利明 小田
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    • GPHYSICS
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    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力音声を認識して端末ユーザ本人の認証を
行う携帯電話端末および本人認証方法を提供する。 【解決手段】 あらかじめ登録された複数組のキーワー
ドとパスワードの中からランダムに選択した1組のペア
のキーワードを表示部に表示し、その表示を見たユーザ
に、キーワードとペアとなるパスワードを発声させる。
そして、その発声の音声認識結果をもとに、ユーザから
発声されたパスワードと表示したキーワードと対になる
パスワードとの同一性を照合して、端末使用者本人の認
証を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声認識機能を使
用して本人を認証する電子装置、本人認証方法およびプ
ログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年における携帯電話端末の普及の拡大
により、紛失、あるいは盗難による端末の不正使用や個
人情報(プライバシー)の漏洩等が懸念され始めてい
る。このような、端末の不正使用等を防止するため、現
行の機種では、ユーザが端末のキーを使用して、あらか
じめ設定されたパスワードを入力することにより、本人
の認証を可能としているものがある。
【0003】端末の不正使用等を防止するため、既に提
案されている技術としては、例えば、特開平9−841
28号公報に記載の通信機器や、特開平8−84190
号公報に記載の不正使用防止装置がある。これらの内、
特開平9−84128号公報は、音声認識機能を有する
通信機器において、その機器を使用して通話中の者の音
声をパラメータ化し、それを、あらかじめ記憶したパラ
メータと比較することで、その者が正規の使用者かどう
かを判断する技術を開示している。
【0004】特開平8−84190号公報に記載の不正
使用防止装置は、あらかじめ個人認識用の複数の暗号音
声データ、あるいは声紋データを、認証用データベース
として記憶しておき、そのデータベースから選択指定し
た特定のキーワードを話者に発声させて、その音声入力
と上記の暗号音声データ、あるいは声紋データとを照合
する。そして、その照合ができない場合に、認証信号の
不正使用が発生したと判定する。
【0005】図7は、従来の通信機器の構成例を示すブ
ロック図である。同図に示す機器は、キーボード706
から入力された暗証番号と、事前に登録された暗証番号
との比較を行い、それらが一致すれば、ダイヤルロック
を解除して、その通信機器を受信待ち受け、およびダイ
ヤル発呼状態にする。
【0006】一方、メモリ710には、あらかじめ、正
規の機器使用者の音声符号化パラメータが登録されてい
る。また、音声パラメータ比較回路711は、上記の暗
証番号比較処理の後に、通話状態中の話者の音声符号化
パラメータを求める。そして、求めたパラメータと、上
記のメモリ710に記憶されたパラメータとを比較し、
一定時間内に両パラメータの一致を判定できない場合に
は、回線を切断する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術には、以下のような問題がある。例えば、現行
機種において一般的となっている、端末から入力された
キー情報(パスワード)をもとに本人の認証を行う方式
では、ユーザは煩雑な操作をする必要があり、しかも、
ユーザに対して、複数桁の数字のキー入力を強要するこ
とが不可避である、という問題がある。
【0008】また、キー入力を容易にするため、文字数
の少ないパスワードを採用したとしても、その少文字数
化のためにパスワードが他人に解読されやすくなり、不
正使用を十分に防止できないという問題も発生する。
【0009】一方、上述した特開平9−84128号公
報、特開平8−84190号公報に記載の技術は、いず
れも、不正使用の防止のため、あらかじめユーザ(話
者)による音声情報(特開平8−84190号では、個
人認証用の暗号音声データ、声紋データ、また、特開平
9−84128号では、使用者の音声符号化パラメー
タ)の登録が必須である。そして、その登録のため、ユ
ーザに与える負担、煩雑さがあるばかりでなく、データ
量が膨大となる、音声による個人認識情報の事前登録を
要する方式そのものが、装置の複雑化、大規模化を招く
という問題がある。
【0010】本発明は、上述の課題に鑑みなてされたも
のであり、その目的とするところは、入力された音声を
もとに、端末ユーザ本人であることの認証を、秘匿性を
保持しながら行うことのできる電子装置および本人認証
方法を提供することである。
【0011】本発明の他の目的は、話者を特定した音声
認識処理、あるいは話者を特定しない音声認識処理のい
ずれにおいても高い秘匿性を持ち、容易かつ簡単な構成
で本人の認証を行うことのできる電子装置および本人認
証方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る電子装置は、1対1に対応する1ある
いはそれ以上のキーワードとパスワードの組を登録する
手段と、上記登録されたキーワードとパスワードの組よ
り任意のキーワードとパスワードの組を選択する選択手
段と、上記選択したキーワードを表示する表示手段と、
上記音声認識手段によって、当該電子装置外部からの音
声を認識する手段と、上記認識結果をもとに、上記音声
と、上記表示したキーワードと組になるパスワードとが
一致するかどうかの照合処理をする手段とを備え、上記
照合処理の結果、上記音声とパスワードとが一致した場
合、その音声の発声者を当該電子装置の使用者本人であ
ると認証する。
【0013】好ましくは、上記選択手段は、上記登録さ
れたキーワードとパスワードの組より任意の1組、ある
いは複数組のキーワードとパスワードを選択する。
【0014】好適には、本発明に係る電子装置は、さら
に、乱数を発生する手段を備え、上記選択手段は、その
乱数に従って、上記任意の1組、あるいは複数組のキー
ワードとパスワードを選択する。
【0015】さらに、好適には、上記音声認識手段は、
上記選択された複数組のキーワードとパスワードの内、
特定のキーワードについて上記特定音声認識を行い、他
のキーワードについて上記不特定音声認識を行う。
【0016】また、他の発明は、音声認識機能を有する
電子装置における本人認証方法であって、1対1に対応
する1あるいはそれ以上のキーワードとパスワードを登
録するステップと、上記登録されたキーワードとパスワ
ードの組より任意のキーワードとパスワードの組を選択
するステップと、上記選択したキーワードを表示するス
テップと、上記音声認識機能によって、上記電子装置外
部からの音声を認識するステップと、上記認識ステップ
で得た結果をもとに、上記音声と、上記表示したキーワ
ードと組になるパスワードとが一致するかどうかの照合
を行うステップと、上記照合ステップにおいて、上記音
声とパスワードとが一致するとの照合結果が得られた場
合、その音声の発声者を上記電子装置の使用者本人であ
ると認証するステップとを備える。
【0017】好適には、上記選択ステップは、上記登録
されたキーワードとパスワードの組より任意の1組、あ
るいは複数組のキーワードとパスワードを選択する。
【0018】また、好適には、他の発明に係る本人認証
方法は、さらに、乱数を発生するステップを備え、上記
選択ステップでは、その乱数に従って、上記任意の1
組、あるいは複数組のキーワードとパスワードを選択す
る。
【0019】さらに、他の発明は、音声認識機能を有す
る電子装置において本人を認証するために用いるプログ
ラムであって、1対1に対応する1あるいはそれ以上の
キーワードとパスワードを登録する処理と、上記登録さ
れたキーワードとパスワードの組より任意のキーワード
とパスワードの組を選択する処理と、上記選択したキー
ワードを表示する処理と、上記音声認識機能によって、
上記電子装置外部から入力された音声を認識する処理
と、上記認識処理で得た結果をもとに、上記音声と、上
記表示したキーワードと組になるパスワードとが一致す
るかどうかの照合を行う処理と、上記照合処理における
結果が、上記音声とパスワードとの一致を示している場
合、その音声の発声者を上記電子装置の使用者本人であ
ると認証する処理とを実行させるためのプログラムを提
供する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の各
実施の形態においては、電子装置として携帯電話端末を
例にとって、その動作等を説明する。
【0021】[実施の形態1]図1は、本発明の実施の
形態1に係る携帯電話端末の主要部の構成を示すブロッ
ク図である。同図に示す携帯電話端末(以降、適宜、端
末ともいう)において、制御部1は、本携帯電話端末全
体を制御する、例えば、マイクロプロセッサからなる中
央制御装置(CPU)であり、必要に応じて、後述する
各構成部にアクセス等をする。
【0022】マイク2は、本端末の外部から入力された
音声を電気信号に変換し、変換後の信号を音声処理部3
に与える。この音声処理部3は、例えば、符号化/復号
化器(CODEC)からなり、マイク2からの音声信号
をディジタル信号に変換する。また、音声認識部4は、
音声処理部3でディジタル信号に変換された音声データ
をもとに、後述する所定の音声認識動作を行う。
【0023】キー入力部5は、端末上に配された機能キ
ーやテンキー等(不図示)を含み、ユーザが、これらの
内の任意のキーを押下したことを認識し、その結果を制
御部1に通知する。また、表示部6は、制御部1からの
指示に従って、任意の文字、絵等を可視表示する、例え
ば、液晶表示器(LCD)で構成されている。
【0024】記憶部7は、キーワード71、パスワード
72、および、これらの対応関係を示す対応データ73
(これらについては、後述する)を記憶し、必要に応じ
て出力する。ここでは、制御部1が記憶部7にアクセス
することで、データの読み出しやデータの書き込み動作
を行う。乱数発生器8は、制御部1からの指示に従って
所定の乱数を発生させ、それを制御部1に通知する。
【0025】通信部11は、本携帯電話端末における無
線通信機能を実現するため送受信部や周波数変換部等
(不図示)を備えている。具体的には、アンテナ12で
受信した電波信号は、通信部11で処理された後、制御
部1へ送られ、また、マイク2からの音声信号や符号化
された文字情報等が、通信部11を介してアンテナ12
より空間へ送出される。なお、本携帯電話端末の変調方
式は、本願発明の技術には直接関係しないため、ディジ
タル方式、アナログ方式のいずれであってもよい。
【0026】また、後述するユーザ認証等の処理は、不
図示の不揮発性メモリ(例えば、読み出し専用メモリ
(ROM))内に格納されたプログラムに従って、制御
部1によって実行される。
【0027】本実施の形態1に係る携帯電話端末は、上
記のマイク2を介して入力された音声をもとに、端末の
ユーザが、ユーザ本人であることの認証を行うことを特
徴とする。そのため、本携帯電話端末には、あらかじめ
複数のキーワードと、それらに1対1で対応するパスワ
ードとを登録しておく。
【0028】本端末は、認証動作開始時に、あらかじめ
登録されたキーワード、パスワードの組の中から、ラン
ダムに1組のキーワードとパスワードのペアを選択し、
表示部に表示したキーワードとペアとなるパスワード
を、ユーザに音声で発声(通常の口頭による発音)させ
て、それを認識する。そして、その認識結果について、
あらかじめ設定されたパスワードとの同一性を照合する
ことにより、その発声主が本人(つまり、当該電話端末
の真のユーザ)であることの認証を行う。
【0029】なお、これら複数のキーワードとパスワー
ドは、例えば、端末のユーザ自身があらかじめ端末内の
メモリ(ここでは、記憶部7)に登録するが、その際、
ユーザは、通常、自分しか知りえない、あるいはユーザ
特有の発想に従って、所定の言葉(ユーザ自身が再現で
きる限りにおいて、その文字数は不問)を選んで登録す
る。従って、キーワード等は、全くの個人情報に関係す
るものであっても、あるいは、単なる数字や文字、簡単
な単語でもよい。そして、このような登録方法をとるこ
とにより、キーワードとパスワードの相互関係等につい
ては、その秘匿性を十分に維持できる。
【0030】そこで、本実施の形態1に係る携帯電話端
末における本人の認証動作について詳細に説明する。図
2は、本実施の形態1に係る携帯電話端末における、音
声認識による本人認証処理の動作および処理手順を示す
フローチャートである。本携帯電話端末は、その動作開
始時には、端末にロックがかかった状態にあり、この状
態では、ユーザは、携帯電話端末のいかなる機能をも使
用することができない(図2のステップS21に示す
「機能ロック状態」)。
【0031】携帯電話端末が機能ロック状態にあると
き、ユーザがその端末を使用しようとして、キー入力部
5の任意のキーを押下すると、キー入力部5より制御部
1に対して、キー押下があった旨の通知がなされる(ス
テップS22)。この通知を受けた制御部1は、乱数発
生器8に所定の起動信号を送り、乱数発生器8を動作さ
せる。その結果、制御部1は、乱数発生器8より発せら
れた値(乱数)を入手する(ステップS23)。
【0032】次に、制御部1は、ステップS24におい
て、あらかじめ記憶部7に登録された複数組のキーワー
ドとパスワードのペアの中から、上記の乱数の値に対応
した1組、例えば、「キーワード1」と「パスワード
1」を選択する。図3は、記憶部7内に登録された複数
組のキーワード31とパスワード32のペアの中から、
その1組(ここでは、「キーワード1」と「パスワード
1」)を選択する様子を模式的に示す図である。
【0033】図3に示すように、キーワード31とパス
ワード32は、1対1に対応させて記憶部7内に登録さ
れており、制御部1は、それらの中から、乱数発生器8
より得られた乱数の値に応じて、ランダムに1組のキー
ワードとパスワードのペアを選択する。
【0034】このように、キーワードとパスワードのペ
アを選択すると、制御部1は、ステップS25におい
て、そのペアを構成するキーワード(ここでは、「キー
ワード1」)のみを、ユーザが認識できる文字の形態で
表示部6に可視表示する。この表示は、ユーザに対して
「キーワード1」に対応するパスワードの発声を促すも
のである。
【0035】そこで、ステップS26では、上記の「キ
ーワード1」の表示を見たユーザから発声(具体的に
は、そのキーワードに対応するパスワードの発声)があ
ったかどうかを判断する。なお、このとき、ユーザは、
ユーザ自身の記憶の中から「キーワード1」とペアとな
る「パスワード1」を探り出し、それを音声で発声する
ことになる。
【0036】ユーザからの発声があれば、それがマイク
2で捕えられ、音声信号として音声処理部3に伝えられ
た後、ディジタル信号に変換されて、音声認識部4に入
力される。音声認識部4は、このディジタル信号を受け
て所定の音声認識動作を行い、ユーザから発声された音
声を符号化する変換処理を実行する(ステップS2
7)。
【0037】なお、ステップS26において、ユーザか
ら何らの発声もないと判断されれば、本処理は最初に戻
り、本携帯電話端末は、上述した「機能ロック状態」に
維持されることになる。
【0038】ステップS27における音声認識動作によ
って符号化されたユーザの発声内容は、音声認識結果と
して、続くステップS28において、上記のステップS
24で選択された「パスワード1」と一致するかどうか
の照合が行われる。その結果、この音声認識結果と「パ
スワード1」とが一致すれば、認識された発声内容は、
その端末の使用者本人からのものであることになる。そ
のため、ステップS29において、確認(認証)を完了
する。
【0039】上記の認識処理、並びに認証完了(ステッ
プS27〜S29)の結果、真のユーザがその携帯電話
端末を使用しようとしていることが判明したため、制御
部1は、ステップS30において、端末の機能ロックを
解除し、そのユーザは、通常の状態で携帯電話端末の機
能の使用が可能となる。
【0040】しかし、ステップS28の照合処理におい
て、音声認識の結果と「パスワード1」とが不一致と判
断されれば、再びステップS22に戻って、任意のキー
押下(キー操作)を待つ。このように処理するのは、端
末の不正使用の防止とともに、真の端末ユーザであって
も、何らかの原因でパスワードを忘れたり、あるいは言
い違いをする場合があることを想定したためである。
【0041】以上説明したように、本実施の形態1によ
れば、あらかじめ登録された複数組のキーワードとパス
ワードの中からランダムに選択した1組のペアにキーワ
ードを表示部に表示し、そのキーワードとペアとなるパ
スワードを、ユーザに口頭による音声で発声させて、そ
れに対する音声認識をする。そして、その認識結果をも
とに、発声されたパスワードと、表示したキーワードと
ペアになるパスワードとの同一性を照合するという処理
を行うことにより、単純な手順で、確実に本人(ユー
ザ)の認証を行うことができる。
【0042】また、既に音声認識機能が搭載されている
携帯電話端末に、本認証方法を適用することで、新たな
ハードウエアの追加なしに、低コスト、かつ簡単な構成
でユーザ認証を実現できる。
【0043】換言すれば、本実施の形態1に係るユーザ
の認証方法は、近時、携帯電話端末において多く用いら
れるようになってきている音声認識機能をそのまま流用
でき、ユーザは、本人認証のための煩雑なキー操作によ
るパスワード入力から解放されるとともに、現状の携帯
電話端末のハードウエア、およびソフトウエアを大幅に
変更することなく、本人の認証を行えるという多大な効
果を奏する。
【0044】さらには、あらかじめ登録した複数のキー
ワードとパスワードのペアの中から、乱数を使用してラ
ンダムに選択したキーワードに対応したパスワードを用
いて認証を行うことにより、パスワードの推測が困難と
なり、より安全性、並びに秘匿性の高い、確実な認証機
能を実現できるという効果がある。
【0045】従って、本実施の形態に係る認証方式は、
ユーザ本人の音声を使用しての個人認識情報の事前登録
が不要となり、かかる登録を要する従来の方式に比べ
て、ユーザの負担が大幅に軽減され、しかも、認証機能
のための特別な大容量メモリを端末に備える必要もなく
なる。このことが、小型軽量が不可欠の要件となる携帯
電話端末に対して、大きな利点をもたらす。
【0046】[実施の形態2]以下、本発明の実施の形
態2について説明する。なお、本実施の形態2に係る携
帯電話端末は、図1に示す、上記実施の形態1に係る携
帯電話端末と同一の構成をとるため、ここでは、その図
示および説明を省略する。
【0047】本実施の形態2に係る携帯電話端末の特徴
は、ユーザの認証動作開始時に、あらかじめ登録され
た、1対1に対応する複数のキーワードとパスワードの
組の中から、ランダムに複数組のキーワードとパスワー
ドのペアを選択し、それらのキーワードを、順次、表示
部に表示する。そして、ユーザには、表示されたキーワ
ードとペアとなるパスワードを音声で発声させ、その認
識結果について、あらかじめ設定されたパスワードとの
同一性を照合して、本人の認証を行う。
【0048】図4は、本実施の形態2に係る携帯電話端
末における、音声認識による本人認証のための動作およ
び処理手順を示すフローチャートである。本実施の形態
2に係る携帯電話端末の基本動作は、上記実施の形態1
に係る携帯電話端末と同様であるが、上述のように、ラ
ンダムに選択されるキーワードとパスワードのペアの数
等に違いがある。
【0049】本実施の形態2に係る携帯電話端末も、図
4のステップS41に示すように、その動作開始時には
「機能ロック状態」にあり、ユーザは、携帯電話端末の
いかなる機能をも使用することができないことは、実施
の形態1に係る携帯電話端末と同様である。
【0050】そこで、ステップS42で、キー入力部5
上の任意のキーが押下されると、キー入力部5より制御
部1にキー押下があった旨の通知がなされる。同時に、
制御部1は、後述する照合動作の回数を計数するパラメ
ータnを0にする(初期化)。そして、続くステップS
43において、nを1だけインクリメントする(n←n
+1)。
【0051】制御部1は、上記のキー押下の通知を受け
ると、乱数発生器8に所定の起動信号を送り、それを動
作させる。その結果、制御部1は、乱数発生器8が発生
した乱数を受け取る(ステップS44)。続くステップ
S45において、制御部1は、あらかじめ記憶部7に登
録された複数組のキーワードとパスワードのペアの中か
ら、乱数発生器8より受け取った乱数の値に応じて、N
組のキーワードとパスワード(例えば「キーワード1」
〜「キーワードN」と、「パスワード1」〜「パスワー
ドN」)を選択する。
【0052】図5は、制御部1が、記憶部7内に登録さ
れた複数組のキーワード51とパスワード52のペアの
中から、N組のキーワードとパスワード(ここでは、上
述のように「キーワード1」〜「キーワードN」と、
「パスワード1」〜「パスワードN」)を選択する様子
を模式的に示している。
【0053】ここでも、上記実施の形態1の場合と同
様、キーワード51とパスワード52は、1対1に対応
させて記憶部7内に登録されており、制御部1は、それ
らの中から、乱数発生器8より得られた乱数の値に応じ
てN組のキーワードとパスワードのペアを選択する。
【0054】このようにキーワードとパスワードのペア
を選択後、制御部1は、ステップS46において、表示
部5に、「キーワード1」〜「キーワードN」の内、ま
ず、「キーワード1」を、ユーザが認識できる文字形態
で表示させる。そして、上記の実施の形態1の場合と同
様に、ユーザが「キーワード1」の表示を見て、それに
対応するパスワードの発声をするように促す。
【0055】ステップS47では、「キーワード1」の
表示を見たユーザから、そのキーワードに対応するパス
ワードの発声があったかどうかを判断する。ユーザは、
ユーザ自身の記憶の中から「キーワード1」とペアとな
る「パスワード1」を探り出して、それを音声で発声す
ることは、上記実施の形態1の場合と全く同じである。
【0056】すなわち、ユーザからの発声は、マイク2
で捕えられ、それが音声信号として音声処理部3に伝え
られる。そして、その信号はディジタル信号に変換され
た後、音声認識部4に入力される。音声認識部4は、こ
のディジタル信号に対して所定の音声認識動作を行い、
ユーザが、携帯電話端末外部よりマイク2に向けて発声
した音声を符号化(変換処理)する(ステップS4
8)。しかし、ステップS47で、音声入力がない(ユ
ーザからの発声がない)と判断された場合には、ユーザ
による音声発生がないとして、本処理は最初に戻る。よ
って、本携帯電話端末は、「機能ロック状態」に維持さ
れる。
【0057】続くステップS49において、上記の音声
認識動作によって符号化されたユーザの発声内容が、音
声認識の結果として、上記のステップS45で選択され
た「パスワード1」と一致するかどうか、その照合が行
われる。かかる照合により、音声認識結果と「パスワー
ド1」とが一致すれば、認識された発声内容は、「キー
ワード1」に関して、その端末のユーザ本人からのもの
と判断される。
【0058】そして、ステップS50で、上述したパラ
メータnが、あらかじめ設定した照合動作回数と一致す
るかどうかを判定し、それらが一致しなければ、処理を
ステップS43に戻して、nを1インクリメントする。
すなわち、「キーワード1」と「パスワード1」の組に
対する照合が終了すると、nのインクリメントによっ
て、次の2組目の「キーワード2」と「パスワード2」
に対する照合動作の準備に入る。
【0059】ここでは、2組目の「キーワード2」と
「パスワード2」に対しても、ステップS43〜S49
において、1組目の場合と同様の照合処理を行う。そし
て、それ以降、ステップS50においてn=Nとなるま
で、つまり、N組目の「キーワードN」と「パスワード
N」に対する照合動作が行われるまで、これらステップ
S43〜S49の処理をN回、繰り返す。
【0060】ステップS50において、n=Nと判断さ
れれば、1組〜N組の「キーワード」と「パスワード」
に対して照合動作が行われたことになるため、ステップ
S51において、確認(認証)を完了する。言い換えれ
ば、全ての組についての照合がなされて初めて、使用者
本人であることの確認が完了する。そこで、制御部1
は、ステップS52において、端末の機能ロックを解除
し、それ以降、携帯電話端末の機能の使用が可能な状態
となる。
【0061】なお、ステップS49の照合処理におい
て、音声認識の結果とパスワードとが不一致と判断され
れば、処理をステップS42に戻して、ユーザによる任
意のキー操作を待つ。また、このステップS42では、
パラメータn(照合動作の回数を示す)を“0”に初期
化するため、上記のごとく不一致という判断がなされた
場合、照合処理は、必ず「キーワード1」に対する「パ
スワード1」の照合から始まることになる。
【0062】以上説明したように、本実施の形態2によ
れば、複数のキーワードとパスワードの組の中から、ラ
ンダムに複数組のキーワードとパスワードのペアを選択
し、それら複数組のキーワードとパスワードのペア全て
について同一性の照合処理を行うことで、1組のキーワ
ードとパスワードのペアについて照合処理を行う場合に
比べて、第三者がパスワードを解読することが、より困
難となる。従って、厳密、かつ確実な上、高い秘匿性を
保持したユーザ認証を行える。
【0063】また、認証動作を行う際のキーワードとパ
スワードのペアとして、複数組(N組)を選択し、これ
らを用いて複数回(N回)の照合を行うことにより、例
えば、不正照合といった行為に対して、より安全性を高
く保持しつつ、高精度な、端末の使用者本人の認証機能
が得られる。
【0064】ここで、上記の実施の形態1,2で説明し
た、本願発明に係る本人認証のための動作と携帯電話端
末の動作との関係について、具体的に説明する。図6
は、携帯電話端末の一連の動作における、本願発明に係
る本人認証動作の位置づけを示すフローチャートであ
る。同図のステップS61で、端末の電源がONになる
と、続くステップS62において、その端末がいわゆる
「施錠」状態になっているかどうかが判定される。
【0065】そこで、端末のユーザが、その施錠状態を
解きたいと欲すれば、ステップS63において、「開
錠」動作を行う。上述した本願発明に係る本人認証技術
は、この開錠動作に適用することができる。すなわち、
ステップS63で、ユーザが、提示されたキーワードと
ペアとなるパスワードを発声し、その音声認識結果が、
キーワードとパスワードのペアの正当性を示した場合、
本人認証が完了したとして、端末の「開錠」が行われ
る。
【0066】その結果、端末は使用可能な状態になり
(ステップS64)、通話を含めて、ユーザが自由に端
末を操作できる。なお、ステップS62で、端末が施錠
状態にないと判断された場合には、上記の開錠動作を経
ずとも、ユーザは、端末を自由に使用できる。
【0067】また、使用可能な状態にある端末を施錠状
態にしたい場合(ステップS65でYES)、ユーザ
は、ステップS66において、例えば、ボタン(テンキ
ー等)を押下して特定のキー入力操作やパスワード入力
を行う。その結果、ステップS67で、その端末は使用
不能状態になる。以降、必要に応じて、これらの動作や
操作が繰り返される。なお、端末の電源をOFFにする
動作は、図6に示す流れの中のいずれの処理においても
行える。
【0068】このように、本願発明に係る本人認証のた
めの動作を、端末の開錠時の操作に適用することで、キ
ーワードに対する適正なパスワードを知る本人以外は、
端末の施錠状態を解けない。そのため、端末の不正使用
や、端末に格納された個人情報の窃用を確実に防止でき
る。
【0069】なお、本願発明に係る本人認証方法を適用
する電子装置は、携帯電話端末に特化されるものではな
く、他の通信装置、通信端末、電子機器等にも適用でき
ることは言うまでもない。また、本発明は、上記の実施
の形態1,2に限定されるものではなく、本発明の趣旨
を逸脱しない範囲において、種々の変形が可能である。
以下、上記実施の形態1,2の変形例について説明す
る。
【0070】<変形例1>上記の実施の形態1,2で
は、複数のキーワードとパスワードを、端末のユーザ自
身があらかじめ記憶部7に登録するようにしているが、
これらの内、キーワードだけは、ユーザ以外の者、例え
ば、端末メーカー、販売店等が、その端末の製造時(あ
るいは、出荷時、販売時)に初期設定しておき、ユーザ
は、それら既存のキーワードに対応するパスワードを登
録するだけで済むようにしてもよい。これによって、ユ
ーザは、キーワードとパスワードの両方の登録操作をし
なければならないという煩わしさから開放され、登録操
作を簡素化できる。
【0071】このとき、端末の制御部1によって、その
記憶部7が、何らデータが書き込まれていない状態にあ
るかどうかを判断し、それがメモリ空き状態にある場合
に、パスワードの登録モードに入るようにしてもよい。
換言すれば、端末にキーワードが1つでも登録されてい
れば、上述した本人認証の動作に入り、キーワードの登
録が何もなければ、当該端末を不特定の者が使用できる
ようにしてもよい。さらに、端末が使用可能な状態にあ
るとき(例えば、上述した図6のステップS64の状
態)、パスワードの変更や更新を行えるようにしてもよ
い。
【0072】なお、記憶部7へのデータ書き込み状況に
応じて、上記の登録モードへ移行するか否かを決定する
点に鑑みた場合、図6に示す処理は、その端末に、既に
キーワードの登録がされていることが前提となる。
【0073】<変形例2>上記の実施の形態1,2で
は、ユーザが視認できる形で表示部6にキーワードを可
視表示し、それを見たユーザが、それに対応するパスワ
ードを発声するよう、ユーザを促す構成をとっている
が、このキーワードの表示とともに、別途、端末より音
声で、例えば、「ペアとなるパスワードを発声してくだ
さい。」といったメッセージを出すようにしてもよい。
こうすることで、端末の使用開始時における、端末操作
に関するユーザの混乱が防止できる。
【0074】また、同時に、キーワードの可視表示とと
もに、キーワードそのものを、例えば、端末のスピーカ
等を介して可聴音で音声出力するようにしてもよい。こ
うすることで、特に、目が不自由である等の視覚障害を
持つ人にとって利便性が向上し、よりユーザフレンドリ
ーな携帯電話端末を提供できることになる。
【0075】<変形例3>上記の実施の形態2に係る携
帯電話端末では、認証処理を行う際、N組のキーワード
とパスワードのペアについて、n回(n=N)の照合処
理を行っているが、例えば、急を要する端末の使用状況
が発生した場合等に備えて、ユーザによる選択、あるい
はユーザからの指定によって、N組のペアの中から、数
組について音声認識動作(認証処理)を行えるように構
成してもよい。かかる構成によって、ユーザ認証の確度
を低下させずに、ユーザの意志によって、認証処理の自
由度を向上させることができる。
【0076】<変形例4>また、上記実施の形態2で
は、選択したN組のキーワードとパスワードのペアに対
して、N回の照合を行い、それら全てについての認証結
果とパスワードとの一致があったときに認証終了として
いるが、これに限定されない構成としてもよい。すなわ
ち、正答率という発想を導入し、認証動作中において、
端末のユーザが、提示されたキーワードに対して一定数
以上のペア(例えば、2〜3個のペア)についてパスワ
ードを正確に発声できた場合に、所定の正答率を越え
た、あるいは達成したとして、そのユーザを使用者本人
であると認証するようにしてもよい。これにより、認証
処理の迅速化が図れる。
【0077】<変形例5>上記の実施の形態1,2で
は、音声認識の結果とパスワードとが不一致と判断され
た場合、再度、任意のキー操作を待つ処理に戻る構成を
とっているが、かかる不一致の判断がなされた回数を計
数して、それが一定数以上となったときには、認証処理
を強制的に終了させるようにしてもよい。
【0078】すなわち、一定回数以上、パスワードを言
い違える者は、ユーザ本人ではない可能性が高いといえ
るため、以降において認証処理を繰り返さず、その端末
を使用不能とする扱い(具体的には、上述した機能ロッ
ク状態の維持)にしても、不都合はないと考えられるか
らである。そして、このような構成とすることで、悪
意、あるいは不正を働く意志を持って端末を使用しよう
とする者を容易に排除できる。
【0079】<変形例6>記憶部7に登録する複数のキ
ーワードとパスワードは、端末のユーザ自身によって何
時でも更新ができる構成としてもよい。また、更新回数
が増えて、ユーザ自身が、ペアとなるパスワードを忘れ
る可能性があるため、ユーザのみが知る特殊なキー操作
によって、キーワードとパスワードを確認できる構成を
設けてもよい。さらに、パスワードの更新時にのみ、こ
れらのキーワード等を確認できるようにしてもよい。
【0080】また、ユーザがパスワードを忘れた場合の
手当として、例えば、提示された5個のキーワードの
内、4個に対して正確なパスワードを言えた場合や、提
示されたものの内、例えば、2ペアについて連続して正
解した場合、本人であるとの認証を行うようにしてもよ
い。
【0081】<変形例7>上記の実施の形態1,2に係
る携帯電話端末では、本人認識動作の際、その認識の対
象とする音声は不特定の者が発する音声としているが、
これを特定音声認識方式による認証としてもよい。その
ため、あらかじめ特定ユーザの音声パターン(例えば、
声紋、ホルマント等)を記憶部7等に登録しておき、実
際の音声認識動作時(例えば、図2のステップS27)
に、入力音声の特徴とそれらのパターンとを比較して、
発声主が本人かどうかを判定するようにしてもよい。
【0082】さらには、複数のキーワードとパスワード
のペアの内、1組に対してのみ、特定ユーザの音声パタ
ーンを登録しておき、他の組については、不特定扱いと
する構成をとってもよい。こうすることで、特定話者の
音声認識のための構成が簡単化できる。なお、特定話者
の音声認識技術は公知であるため、ここでは、その説明
を省略する。
【0083】このように、キーワードとペアになるパス
ワードとの同一性を音声的に照合するという処理と、特
定の話者に対する音声認識という技術を組み合わせて、
それらを端末機能として搭載することで、より一層、本
人認識力を増強した携帯電話端末を提供できる。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明によれ
ば、電子装置において、1対1に対応する1あるいはそ
れ以上のキーワードとパスワードの組を登録する手段
と、これら登録されたキーワードとパスワードの組より
任意のキーワードとパスワードを選択する手段と、上記
選択したキーワードを表示する手段と、音声認識手段に
よって、当該電子装置外部からの音声を認識する手段
と、上記認識結果をもとに、上記音声と、上記表示した
キーワードと組になるパスワードとが一致するかどうか
の照合処理をする手段とを備え、上記照合処理の結果、
上記音声とパスワードとが一致した場合に、その音声の
発声者を当該電子装置の使用者本人であると認証するこ
とで、使用者が煩雑なキー操作によるパスワード入力を
行わずに、単純な手順で、高い秘匿性を持たせて、確実
に使用者本人の認証を行うことができる。さらには、個
人認識情報の事前登録なしに、簡単な構成で使用者本人
の認証を行える。
【0085】第1の発明に係る電子装置は、さらに、乱
数を発生する手段を備え、その乱数に従って、上記登録
されたキーワードとパスワードから任意の1組、あるい
は複数組のキーワードとパスワードを選択することで、
ランダムに現れるキーワードに対応したパスワードを用
いた認証処理によって、パスワードの推測が困難とな
り、より安全性および秘匿性の高い、確実な本人認証を
実現できる。
【0086】すなわち、キーワードとパスワードの組の
中から、乱数によってランダムに選択したキーワードと
パスワードの組の全てについて同一性の照合処理を行う
ことで、第三者がパスワードを解読することが、より困
難となり、厳密、かつ確実なユーザ認証を行えるという
効果がある。
【0087】また、第2の発明に係る本人認証方法によ
れば、1対1に対応する1あるいはそれ以上のキーワー
ドとパスワードを登録するステップと、上記登録された
キーワードとパスワードの組より任意のキーワードとパ
スワードの組を選択するステップと、上記選択したキー
ワードを表示するステップと、電子装置の有する音声認
識機能によって、その電子装置外部からの音声を認識す
るステップと、上記認識ステップで得た結果をもとに、
上記音声と、上記表示したキーワードと組になるパスワ
ードとが一致するかどうかの照合を行うステップと、上
記照合ステップにおいて、上記音声とパスワードとが一
致する照合結果が得られた場合、その音声の発声者を上
記電子装置の使用者本人であると認証するステップとを
備えることで、単純な手順で、確実に、かつ秘匿性を保
持しながら電子装置の使用者本人の認証を行うことがで
きる。
【0088】また、第2の発明に係る本人認証方法は、
さらに、乱数を発生するステップを備え、その乱数に従
って、上記複数のキーワードとパスワードより任意の1
組、あるいは複数組のキーワードとパスワードを選択す
ることが、パスワードの推測を困難にし、結果として、
より安全性、秘匿性の高い、高精度な本人認証を実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る携帯電話端末の主
要部の構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1に係る携帯電話端末における音声
認識による本人認証動作および処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図3】記憶部に登録された複数組のキーワードとパス
ワードから1組を選択する様子を模式的に示す図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態2に係る携帯電話端末にお
ける音声認識による本人認証動作および処理手順を示す
フローチャートである。
【図5】記憶部に登録された複数組のキーワードとパス
ワードからN組を選択する様子を模式的に示す図であ
る。
【図6】携帯電話端末の動作と本人認証動作との関係を
示すフローチャートである。
【図7】従来の通信機器の構成例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 制御部 2 マイク 3 音声処理部 4 音声認識部 5 キー入力部 6 表示部 7 記憶部 8 乱数発生器 11 通信部 12 アンテナ 31,51,71 キーワード 32,52,72 パスワード 73 対応データ
【手続補正書】
【提出日】平成14年6月11日(2002.6.1
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】このようにキーワードとパスワードのペア
を選択後、制御部1は、ステップS46において、表示
に、「キーワード1」〜「キーワードN」の内、ま
ず、「キーワード1」を、ユーザが認識できる文字形態
で表示させる。そして、上記の実施の形態1の場合と同
様に、ユーザが「キーワード1」の表示を見て、それに
対応するパスワードの発声をするように促す。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/00 H04M 1/725 1/57 G10L 3/00 551A 1/667 571D 1/725 545D Fターム(参考) 5B085 AE01 AE23 AE27 CE08 5D015 AA03 KK00 LL02 5K027 AA11 HH20 HH21 5K036 AA07 DD48 JJ02 JJ16 KK09

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声認識手段を有する電子装置におい
    て、 1対1に対応する1あるいはそれ以上のキーワードとパ
    スワードの組を登録する手段と、 前記登録されたキーワードとパスワードの組より任意の
    キーワードとパスワードの組を選択する選択手段と、 前記選択したキーワードを表示する表示手段と、 前記音声認識手段によって、当該電子装置外部からの音
    声を認識する手段と、 前記認識結果をもとに、前記音声と、前記表示したキー
    ワードと組になるパスワードとが一致するかどうかの照
    合処理をする手段とを備え、 前記照合処理の結果、前記音声とパスワードとが一致し
    た場合、その音声の発声者を当該電子装置の使用者本人
    であると認証することを特徴とする電子装置。
  2. 【請求項2】 前記選択手段は、前記登録されたキーワ
    ードとパスワードの組より任意の1組、あるいは複数組
    のキーワードとパスワードを選択することを特徴とする
    請求項1記載の電子装置。
  3. 【請求項3】 さらに、乱数を発生する手段を備え、前
    記選択手段は、その乱数に従って、前記任意の1組、あ
    るいは複数組のキーワードとパスワードを選択すること
    を特徴とする請求項2記載の電子装置。
  4. 【請求項4】 前記選択した複数組のキーワードとパス
    ワードの全てのキーワードに対して前記照合処理を行う
    ことを特徴とする請求項3記載の電子装置。
  5. 【請求項5】 前記照合処理において、前記複数組のキ
    ーワードとパスワードの全てのキーワードについて前記
    音声とパスワードとが一致した場合に、その音声の発声
    者を当該電子装置の使用者本人であると認証することを
    特徴とする請求項4記載の電子装置。
  6. 【請求項6】 前記照合処理において、前記複数組のキ
    ーワードとパスワードに係るキーワードの内、一定数以
    上のキーワードについて前記音声とパスワードとが一致
    した場合に、その音声の発声者を当該電子装置の使用者
    本人であると認証することを特徴とする請求項4記載の
    電子装置。
  7. 【請求項7】 前記表示手段は、前記キーワードを可視
    表示および/または可聴表示することを特徴とする請求
    項1記載の電子装置。
  8. 【請求項8】 前記音声認識手段は、不特定の話者につ
    いての不特定音声認識を行うことを特徴とする請求項1
    記載の電子装置。
  9. 【請求項9】 前記音声認識手段は、特定の話者につい
    ての特定音声認識を行うことを特徴とする請求項1記載
    の電子装置。
  10. 【請求項10】 前記音声認識手段は、前記選択された
    複数組のキーワードとパスワードの内、特定のキーワー
    ドについて前記特定音声認識を行い、他のキーワードに
    ついて前記不特定音声認識を行うことを特徴とする請求
    項8または9に記載の電子装置。
  11. 【請求項11】 前記電子装置は、携帯電話端末である
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の
    電子装置。
  12. 【請求項12】 音声認識機能を有する電子装置におけ
    る本人認証方法であって、 1対1に対応する1あるいはそれ以上のキーワードとパ
    スワードを登録するステップと、 前記登録されたキーワードとパスワードの組より任意の
    キーワードとパスワードの組を選択するステップと、 前記選択したキーワードを表示するステップと、 前記音声認識機能によって、前記電子装置外部からの音
    声を認識するステップと、 前記認識ステップで得た結果をもとに、前記音声と、前
    記表示したキーワードと組になるパスワードとが一致す
    るかどうかの照合を行うステップと、 前記照合ステップにおいて、前記音声とパスワードとが
    一致するとの照合結果が得られた場合、その音声の発声
    者を前記電子装置の使用者本人であると認証するステッ
    プとを備えることを特徴とする本人認証方法。
  13. 【請求項13】 前記選択ステップは、前記登録された
    キーワードとパスワードの組より任意の1組、あるいは
    複数組のキーワードとパスワードを選択することを特徴
    とする請求項12記載の本人認証方法。
  14. 【請求項14】 さらに、乱数を発生するステップを備
    え、前記選択ステップでは、その乱数に従って、前記任
    意の1組、あるいは複数組のキーワードとパスワードを
    選択することを特徴とする請求項13記載の本人認証方
    法。
  15. 【請求項15】 前記照合ステップは、前記選択した複
    数組のキーワードとパスワードの全てのキーワードに対
    して前記照合を行うことを特徴とする請求項14記載の
    本人認証方法。
  16. 【請求項16】 前記認証ステップは、前記複数組のキ
    ーワードとパスワードの全てのキーワードについて前記
    音声とパスワードとが一致した場合に、その音声の発声
    者を前記電子装置の使用者本人であると認証することを
    特徴とする請求項15記載の本人認証方法。
  17. 【請求項17】 前記認証ステップは、前記複数組のキ
    ーワードとパスワードに係る全てのキーワードの内、一
    定数以上のキーワードについて前記音声とパスワードと
    が一致した場合に、その音声の発声者を前記電子装置の
    使用者本人であると認証することを特徴とする請求項1
    5記載の本人認証方法。
  18. 【請求項18】 前記選択された複数組のキーワードと
    パスワードの内、特定のキーワードについて前記音声認
    識機能による特定音声認識を行い、他のキーワードにつ
    いて前記音声認識機能による不特定音声認識を行うこと
    を特徴とする請求項17記載の本人認証方法。
  19. 【請求項19】 音声認識機能を有する電子装置におい
    て本人を認証するために用いるプログラムであって、 1対1に対応する1あるいはそれ以上のキーワードとパ
    スワードを登録する処理と、 前記登録されたキーワードとパスワードの組より任意の
    キーワードとパスワードの組を選択する処理と、 前記選択したキーワードを表示する処理と、 前記音声認識機能によって、前記電子装置外部から入力
    された音声を認識する処理と、 前記認識処理で得た結果をもとに、前記音声と、前記表
    示したキーワードと組になるパスワードとが一致するか
    どうかの照合を行う処理と、 前記照合処理における結果が、前記音声とパスワードと
    の一致を示している場合、その音声の発声者を前記電子
    装置の使用者本人であると認証する処理とを実行させる
    ためのプログラム。
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