JPH10173644A - 本人認証方法 - Google Patents

本人認証方法

Info

Publication number
JPH10173644A
JPH10173644A JP8330978A JP33097896A JPH10173644A JP H10173644 A JPH10173644 A JP H10173644A JP 8330978 A JP8330978 A JP 8330978A JP 33097896 A JP33097896 A JP 33097896A JP H10173644 A JPH10173644 A JP H10173644A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
password
user
registered
voice
personal authentication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8330978A
Other languages
English (en)
Inventor
理 ▲吉▼岡
Osamu Yoshioka
Kiyoaki Aikawa
清明 相川
Shigeki Sagayama
茂樹 嵯峨山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP8330978A priority Critical patent/JPH10173644A/ja
Publication of JPH10173644A publication Critical patent/JPH10173644A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 認証時には鍵となる語を利用者に呈示して鍵
となる語に対応する暗証音声の発声を求めることにより
他人が偽って認証を受けることを困難にする本人認証方
法を提供する。 【解決手段】 暗証音声を予め登録しておき、認証時に
は登録されている暗証音声と認証を受けようとする利用
者が発声した暗証音声とを比較し、利用者が暗証音声を
正しく発声していると共に発声が登録者本人の音声であ
ると判断した場合にその利用者は登録された本人である
と認証する本人認証方法において、1人の利用者に対し
て複数の暗証音声を登録し、認証時には登録された複数
の暗証音声の内から必要な暗証音声を選出して指定し、
指定された暗証音声の発声を利用者に求める本人認証方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、本人認証方法に
関し、特に、暗証音声を事前に登録し、登録されている
暗証音声と認証を受けようとする者が入力した暗証音声
とを比較することにより登録者本人であると認証する話
者認識による本人認証方法に関する。
【0002】
【従来の技術】話者認識による暗証音声を使用する本人
認証においては、利用者は1個ないし複数個の暗証音声
を発声して予め登録しておく。本人認証時において、本
人認証装置は認証を受けようとする者に暗証音声の入力
を要求する。本人認証装置は認証を受けようとする者が
入力した暗証音声と予め登録されている暗証音声とを比
較する。認証を受けようとする者が暗証音声を正しく入
力すると共に、入力された暗証音声が登録者本人の音声
であると本人認証装置が判断すれば、本人認証装置はそ
の者を登録者本人であると認証する。参考文献[1]、
[2]
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の本人認証方法に
おいて、多数の暗証音声を予め登録し、認証の度毎にこ
れら登録されている暗証音声の内からランダムに認証に
使用する暗証音声を選択して利用者に発声を要求するこ
とは、本人認証の総合性能を向上する上において有効で
ある。第三者、即ち詐称者が本人になりすます場合、こ
れら多数の暗証音声を知ると共に本人の発声を真似しな
ければならないので、それだけ安全性を向上することが
できる訳である。
【0004】しかし、この方法を単純に実施すると、利
用者は多数の暗証音声を正確に記憶し、発声しなければ
ならず、本人の負担は増大することとなる。この発明
は、上述の問題を解消した本人認証方法を提供するもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1:暗証音声を予め登録しておき、認証時には登
録されている暗証音声と認証を受けようとする利用者が
発声した暗証音声とを比較し、利用者が暗証音声を正し
く発声していると共に発声が登録者本人の音声であると
判断した場合にその利用者は登録された本人であると認
証する本人認証方法において、1人の利用者に対して複
数の暗証音声を登録し、認証時には登録された複数の暗
証音声の内から必要な暗証音声を選出して指定し、指定
された暗証音声の発声を利用者に求める本人認証方法を
構成した。
【0006】請求項2:先の本人認証方法において、暗
証音声とその暗証音声の鍵となる語を組み合わせて登録
しておき、認証時には鍵となる語を利用者に呈示して鍵
となる語に対応する暗証音声の発声を求める本人認証方
法を構成した。 請求項3:請求項2に記載される本人認証方法におい
て、鍵となる語は登録者の音声により登録され、認証時
にはこの鍵となる語の音声を再生呈示する本人認証方法
を構成した。
【0007】請求項4:先の本人認証方法において、鍵
となる語が利用者に呈示されてから予め設定された時間
内に発声することを本人と認定する条件とする本人認証
方法を構成した。 請求項5:先の本人認証方法において、最初の暗証音声
の発声入力による認証結果が認証の条件を満足しない場
合、同一暗証音声或は他の暗証音声の発声を求めて認証
処理を繰り返す本人認証方法を構成した。
【0008】請求項6:先の本人認証方法において、登
録されている暗証音声と認証を受けようとする利用者が
発声した暗証音声との間の類似度を表す値に対して閾値
を設定し、この閾値により登録者本人であるか否かを判
断する本人認証方法を構成した。 請求項7:請求項6に記載される本人認証方法におい
て、閾値はこれを登録されている利用者毎に、或は利用
者が複数登録している暗証音声毎に設定する本人認証方
法。
【0009】請求項8:請求項7に記載される本人認証
方法において、利用者が閾値を変更する本人認証方法を
構成した。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の本人認証方法は、利用
者は2個の語を1組として登録する。この内の一方を暗
証音声とすると共に他方を暗証音声を連想させる鍵とな
る語とする。利用者は暗証音声と鍵となる語の複数組を
予め登録する。この通りに語の組を暗証として使用する
方式を「上の句・下の句方式」と呼ぶことにする。暗証
音声である下の句と鍵となる語である上の句は単語の様
な短い単位の語のみではなくして句、文その他の語を長
く組み合わせたものをも使用する。例えば「大江山生野
の道の遠ければ」を上の句とし、「ゆっくり歩こう急が
ずに」を下の句とする。或は「私の好きな食べ物は」に
対し「マンモスの鼻の肉」と登録する。この様に「上の
句」と「下の句」を自身で構成して音声により登録す
る。この語の組み合わせとしては、登録した本人にとっ
ては鍵となる語である上の句から暗証音声である下の句
がすらすらと容易に思い出すことができるが、第三者に
は思いつくことが極めて困難な個人的な連想を採用する
ことができる。更に、鍵となる語である「上の句」は、
本人のみ「下の句」を思い出すことができる無意味語と
することもできる。また、音により登録する場合、鍵と
なる語である「上の句」は叫び声、物音、動物の鳴き
声、音楽その他の音響の断片により構成し、本人のみ
「下の句」を思い出すことができる音響信号とすること
ができる。例えば、野鳥の声を「上の句」として登録す
れば、その方面に詳しい人でなければ鳴き声を聞き分け
ることが難しく、たとえ「上の句」と「下の句」の対応
を知り得たとしても、適切な「下の句」を容易には確定
することができない。
【0011】ここで、鍵となる語である上の句は文字或
は音声により登録する。文字或は音声の内の何れにより
登録するかは利用者の選択に委ねる構成を採用すること
ができる。暗証である下の句は必ず音声により登録す
る。本人認証に際して、本人認証装置は複数登録されて
いる鍵となる語の内の1個を認証を受けようとする者に
呈示する。呈示の仕方は登録の仕方に対応して文字或は
音声により提示する。電話を介して利用する場合、文字
で登録された鍵となる語はこれをテキスト音声合成して
呈示する。登録された音声はそのまま再生して呈示す
る。認証を受けようとする者がその鍵となる語に対する
暗証音声を正しく入力しており、その音声が登録者本人
のものであると本人認証装置が判断すれば、認証を受け
ようとする者は登録者本人であると認証される。更に
「上の句」が呈示されてから「下の句」が発声されるま
での時間、即ち、暗証音声を即答しているか否かという
時間要素を加えれば、本人であるか否かの確認の精度は
更に向上する。
【0012】本人認証装置が入力を要求する暗証音声は
1個だけでなはく、複数個とすることもできる。例え
ば、一回目の発声によっては認証が充分なされなかった
場合、二回目として一回目と同一の鍵となる語を提示
し、或は別の鍵となる語を呈示して対応する暗証音声の
発声を要求する。暗証音声を2回提示しても予め設定さ
れた安全性レベルを超えることができない場合、更に三
回目の発声を要求する。
【0013】この発明は、以上の通りにして、複数個の
暗証音声の内から本人認証装置が任意に暗証音声を選出
し入力を要求することにより、他人にとっては使用する
暗証音声の数が多くなって、偽って認証を受けることを
困難にする。そして、暗証音声を連想させる鍵となる語
を呈示することにより、本人認証装置が任意に暗証音声
を呈示するためのプロンプトとして機能するだけでな
く、登録者本人が暗証音声を思い出す手助けともなる。
【0014】また、鍵となる語は個人の経験、価値観に
基づいて設定するものであるから、本人には暗証音声を
連想するのは容易であるが、他人には連想が困難なもの
を選択することは容易であり、鍵となる語から暗証音声
を解読することを殆ど不可能にしている。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施の形態を図の実施例を
参照して具体的に説明する。図1はこの発明を実施する
本人認証装置を示す図である。図2および図3は暗証音
声登録時の流れ図である。図4はアクセス権を獲得する
認証時の流れ図である。この実施例においては、電話を
介して個人情報にアクセスする場合を考える。例えば、
電子メイルの読み上げサービスを受ける場合、利用者本
人だけがメイルにアクセスすることができるものとする
必要がある。この場合のアクセス権を獲得する認証をこ
の発明の本人認証方法を使用して行う。利用者は暗証音
声とその鍵となる語を予め本人認証装置の利用者データ
ベース2に登録する作業を行う。その後、図1に示され
る本人認証装置を使用して必要に応じて認証を受ける。
【0016】登録作業について説明するに、その安全性
および確実性を確保することを考慮して登録用端末を使
用して行う。利用者は、この登録用端末を使用して、先
ず、決められた自身のIDを入力する。次いで、暗証音
声とその鍵となる語を入力する。図5および図6を参照
するに、本人認証装置の利用者データベース2は暗証音
声と鍵となる語を1組として記録する。利用者はこの暗
証音声と鍵となる語の組を複数組入力する。図5には暗
証音声とその鍵となる語の組が7組入力されており、図
6には暗証音声とその鍵となる語の組が10組入力され
ている。本人認証装置の利用者データベース2はこれら
を1人の利用者の暗証音声として登録する。利用者ID
は電話を介して利用することを考慮すると、プッシュボ
タンにより入力することができる数字列とする。ここに
おける利用者のIDは「12345」であるものとす
る。鍵となる語は音声或は文字列で入力する。暗証音声
は音声で入力する。以上の暗証音声とその鍵となる語の
組は、利用者のID「12345」と結合した状態にお
いて利用者データベース2に蓄積されている。
【0017】次に、図1および図4を参照して登録が済
んだ利用者がアクセス権を獲得する仕方について説明す
る。電子メイル読み上げサービスのホストに電話をかけ
た利用者は、先ず、自身の利用者IDを利用者データ検
索部3に入力し、自分が誰であるかを宣言する。ここ
で、ID「12345」を入力したものとする。本人認
証装置は入力されたIDに基づいて利用者データベース
2を検索し、登録内容とIDとを利用者データセットと
して読み出す。本人認証装置はこれにより図5の登録内
容を利用者IDと共に得る。得られた登録内容は、鍵と
なる語・暗証音声選出部4に入力される。本人認証装置
は、ここにおいて任意の暗証音声とその鍵となる語をラ
ンダムに、過去の利用履歴に基づいて、或は他の順序決
定方式により選出する。図5の第1行目の組が選択され
たものとすると、利用者には鍵となる語である「横浜」
という言葉が音声再生部5を介して呈示される。鍵とな
る語が音声で「よこはま」と登録されている場合は、そ
の音声「よこはま」はそのまま再生することにより呈示
される。文字列で登録されている場合は、音声再生部5
に具備される音声合成器により合成音声を生成してこれ
を呈示する。ここで、利用者は「横浜」という鍵となる
語に対応する暗証音声を発声して入力することを本人認
証装置により要求される。この暗証音声の発声入力は音
声入力部7を介して行われる。音声入力部7を介して入
力された暗証音声「中華まん」は、音声照合部6におい
て予め登録されている「横浜」に対する暗証音声「中華
まん」を発声した音声と比較される。この比較結果は判
定部8に供給され、入力された音声が暗証音声「中華ま
ん」を正しく発声し、その音声が登録されている話者の
音声と充分に類似しているものと判断した場合、判定部
8は音声を入力した当該利用者がID「12345」に
該当する者であると認証し、電子メイルへのアクセスを
許可する。
【0018】音声の類似の程度を判断する方法として
は、入力音声の特徴パラメータ時系列について、暗証音
声登録時に登録した暗証音声に基づいて得られる特徴パ
ラメータ時系列を標準パターンとし、この標準パターン
と入力音声の特徴パラメータ時系列とを照合し、得られ
る類似の尤度の高さを尺度とする方法がある。この類似
の尤度は、標準パターンの特徴パラメータ時系列と入力
音声の特徴パラメータ時系列との間の距離を意味するも
のとすることができ、この場合は距離の近さが尺度とな
る。この尤度或は距離を求める方法としては、DPマッ
チング方法、或はHMMによる方法が考えられる。ここ
においては、用語を「距離」に統一して使用する。距離
は、暗証音声を登録した本人の音声に対する値と比較し
て他人の音声に対する値の方が大きくなると考えられ
る。また、本人の音声であっても発声内容である語、
句、文章が暗証音声の内容とは異なると、距離は大きく
なると考えられる。そこで、本人認証装置は利用者の合
否の判定を距離に対して設定した閾値を設定して行い、
照合の結果である距離が閾値以下の値である場合に登録
者本人であると認証し、閾値より大である場合は登録者
本人以外であるものとして棄却する。この閾値をどこに
設定するかは本人認証装置の安全性レベルの高さに大き
く関係する。閾値を小さく設定すれば他人を登録者本人
であると誤って認証する可能性を表す他人受理率は小さ
くなり、安全性レベルが高くなるが、体調、経時変化そ
の他の原因による音声の変化に起因して登録者本人をも
棄却する可能性を表す本人棄却率が大きくなり、本人認
証装置を組み込んだシステムの利用のしやすさは悪化す
る。これに対して、閾値を大きく設定した場合は他人受
理率が大きくなり、安全性レベルは低下する。
【0019】本人認証装置の安全性レベルの高さは、本
人認証装置を使用するサービスの提供者或は利用者がそ
の要求レベルに応じて閾値を設定、変更することにより
調整する。閾値は本人認証装置に登録されている利用者
全員に共通の値を設定し、利用者毎に設定し、或は暗証
音声毎に異なる値を設定する。利用者が安全性レベルを
自身で選択する場合、これは以下の通りに実施する。利
用者が登録時に暗証音声を入力した後、確認のためそれ
ぞれの暗証音声を数回再発声してもらう。本人認証装置
は再発声された各音声と登録されている暗証音声との間
の距離を求め、得られた値に基づいてそれぞれの暗証音
声に対して3段階の閾値を決定し、3段階の安全性レベ
ルを設定する。この時の閾値は求めた距離の平均値、
(平均値)±{(最大の閾値)−(最小の閾値)}/4
と設定する。利用者には「安全性レベルを、高、中、低
の何れかから選んでください」と指示し、選択してもら
う。また、話者を判定する距離と発声内容を判定する距
離を、一部或は全部が異なる特徴パラメータを使用して
求め、それぞれに閾値を設定することも考えられる。
【0020】安全性レベルの調整は、閾値による方法以
外にも考えられる。より高い安全性レベルが必要な場
合、或は1回目の音声によっては類似性を充分に判断す
ることができないと本人認証装置が判断した場合は、複
数の暗証音声の入力を要求することもできる。こうする
ことにより利用者に関する情報が増え、安全性レベルを
より高く改善することができる。この場合、閾値を或る
幅を有する値に設定し、本人認証装置が求めた値がこの
範囲に入った場合は新たな暗証音声の入力を要求する方
法を採用する。
【0021】また、登録者本人であれば鍵となる音声に
対する暗証音声を直ちに発声することができると考えら
れるところから、鍵となる語の呈示から暗証音声の発声
に到るまでに或る一定時間以上経過した場合は、その利
用者を棄却し、或は他の暗証語の発声を求めることを行
う。他の実施例について説明する。認証に際して、文字
列、図画を表示するディスプレイその他の表示装置、入
力としてキーボードを利用するコンピュータ端末を使用
する場合、暗証音声を入力するにマイクロホンを具備す
る必要がある。この場合の登録、認証手順は先の実施例
の場合と同様であるが、鍵となる語としては音声、或は
音に限らずに、文字列、図画をも使用し、ディスプレイ
に表示して呈示する。また、利用者のIDは数字だけで
なく、キーボードを介して入力する文字列とする。
【0022】参考文献 [1]古井貞煕,“音響・音声工学”,近代科学社 [2]古井貞煕,“話者認識技術の高度化を目指し
て”,日本音響学会平成5年度秋季講演論文集,pp.
611−614,Oct.1993.
【0023】
【発明の効果】以上の通りであって、複数の暗証音声の
内から本人認証装置が任意に暗証音声を選出し入力を要
求することにより、他人が偽って認証を受けるには、全
ての暗証音声とその鍵となる語の組み合わせを知り、何
らかの方法で暗証音声を発声している音声を記録し、本
人認証装置の要求に応じて正しい暗証音声を的確にすば
やく再生しなければならない。このため1種類の暗証音
声を使用する場合と比較して他人が偽って認証を受ける
ことが難しくなり、より安全な本人認証装置を構築する
ことができる。
【0024】そして、暗証音声を連想させる鍵となる語
を呈示することにより、本人認証装置が任意に暗証音声
を呈示するためのプロンプトとして機能するだけでな
く、登録者本人が暗証音声を思い出す手助けをすること
ができる。また、鍵となる語は個人の経験、価値観、専
門性に基づいて設定するものであるから、本人にとって
は暗証音声の連想は容易であるが、他人には連想が殆ど
できないものを鍵となる語として設定するので、鍵とな
る語から暗証音声を解読することを困難にしており、他
人が偽って認証を受けることは著しく難である。
【0025】更に、認証に使用する暗証音声を複数登録
されている暗証音声の内から選出することから、1回の
認証で複数の暗証音声の入力を要求することもできる。
従って、1個の暗証音声を使用する場合と比較して利用
者に関する情報を多く得ることができ、認証の精度の向
上が期待される。また、複数の暗証音声を使用する場
合、入力の順序を認証を必要とする度に任意に変更する
ことができるので、認証を受けるには、本人認証装置の
要求に応じて正しい暗証音声を的確に複数個入力するこ
とができなければならず、他人が偽って認証を受けるこ
とを困難にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本人認証装置を示す図。
【図2】暗証音声登録時の流れ図。
【図3】暗証音声登録時の他の流れ図。
【図4】認証時の流れ図。
【図5】暗証音声と鍵となる語の組を示す図。
【図6】暗証音声と鍵となる語の他の組を示す図。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 暗証音声を予め登録しておき、認証時に
    は登録されている暗証音声と認証を受けようとする利用
    者が発声した暗証音声とを比較し、利用者が暗証音声を
    正しく発声していると共に発声が登録者本人の音声であ
    ると判断した場合にその利用者は登録された本人である
    と認証する本人認証方法において、 1人の利用者に対して複数の暗証音声を登録し、認証時
    には登録された複数の暗証音声の内から必要な暗証音声
    を選出して指定し、指定された暗証音声の発声を利用者
    に求めることを特徴とする本人認証方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載される本人認証方法にお
    いて、 暗証音声とその暗証音声の鍵となる語を組み合わせて登
    録しておき、認証時には鍵となる語を利用者に呈示して
    鍵となる語に対応する暗証音声の発声を求めることを特
    徴とする本人認証方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載される本人認証方法にお
    いて、 鍵となる語は登録者の音声により登録され、認証時には
    この鍵となる語の音声を再生呈示することを特徴とする
    本人認証方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3の内の何れかに
    記載される本人認証方法において、 鍵となる語が利用者に呈示されてから予め設定された時
    間内に発声することを本人と認定する条件とすることを
    特徴とする本人認証方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4の内の何れかに
    記載される本人認証方法において、 最初の暗証音声の発声入力による認証結果が認証の条件
    を満足しない場合、同一暗証音声或は他の暗証音声の発
    声を求めて認証処理を繰り返すことを特徴とする本人認
    証方法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5の内の何れかに
    記載される本人認証方法において、 登録されている暗証音声と認証を受けようとする利用者
    が発声した暗証音声との間の類似度を表す値に対して閾
    値を設定し、この閾値により登録者本人であるか否かを
    判断することを特徴とする本人認証方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載される本人認証方法にお
    いて、 閾値はこれを登録されている利用者毎に、或は利用者が
    複数登録している暗証音声毎に設定することを特徴とす
    る本人認証方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載される本人認証方法にお
    いて、 利用者が閾値を変更することを特徴とする本人認証方
    法。
JP8330978A 1996-12-11 1996-12-11 本人認証方法 Pending JPH10173644A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8330978A JPH10173644A (ja) 1996-12-11 1996-12-11 本人認証方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8330978A JPH10173644A (ja) 1996-12-11 1996-12-11 本人認証方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10173644A true JPH10173644A (ja) 1998-06-26

Family

ID=18238479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8330978A Pending JPH10173644A (ja) 1996-12-11 1996-12-11 本人認証方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10173644A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000050321A (ko) * 1999-01-06 2000-08-05 구자홍 전자 상거래를 위한 인증 장치 및 방법
KR20010019772A (ko) * 1999-08-30 2001-03-15 강선미 음성비밀단어를 이용한 사용자 인증 시스템 및 방법
JP2002312318A (ja) * 2001-04-13 2002-10-25 Nec Corp 電子装置、本人認証方法およびプログラム
KR20020092047A (ko) * 2001-06-01 2002-12-11 주식회사 어니언소프트웨어 일회용 비밀 번호 제공을 위한 사용자 인증 방법 및 그를이용한 일회용 비밀 번호 제공 장치
KR20030011412A (ko) * 2001-08-02 2003-02-11 주식회사 비즈모델라인 음성인식기능이 내장된 무선통신장치를 이용한 신용카드 결제 시스템
KR20040075646A (ko) * 2003-02-22 2004-08-30 천두배 자연어 음성명령에 의한 음성인식 홈 오토메이션 시스템의제어방법
JP2004304395A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Amano Corp 携帯端末特定システムおよび携帯端末の存在確認方法
JP2005128820A (ja) * 2003-10-24 2005-05-19 Chotaro Engineering Kk 対話形式認証システム、及び対話形式認証システムの認証サーバのコンピュータに実行させるプログラム
JPWO2006087799A1 (ja) * 2005-02-18 2008-07-03 富士通株式会社 音声認証システム
JP2016511475A (ja) * 2013-03-05 2016-04-14 アリババ・グループ・ホールディング・リミテッドAlibaba Group Holding Limited 人間を機械から区別するための方法及びシステム
JP2019535025A (ja) * 2017-09-11 2019-12-05 ピン・アン・テクノロジー(シェンゼン)カンパニー リミテッドPing An Technology (Shenzhen) Co., Ltd. 声紋識別によるエージェントログイン方法、電子装置及び記憶媒体
WO2020054002A1 (ja) 2018-09-12 2020-03-19 マクセル株式会社 情報処理装置、ユーザー認証ネットワークシステム及びユーザー認証方法

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000050321A (ko) * 1999-01-06 2000-08-05 구자홍 전자 상거래를 위한 인증 장치 및 방법
KR20010019772A (ko) * 1999-08-30 2001-03-15 강선미 음성비밀단어를 이용한 사용자 인증 시스템 및 방법
JP2002312318A (ja) * 2001-04-13 2002-10-25 Nec Corp 電子装置、本人認証方法およびプログラム
KR20020092047A (ko) * 2001-06-01 2002-12-11 주식회사 어니언소프트웨어 일회용 비밀 번호 제공을 위한 사용자 인증 방법 및 그를이용한 일회용 비밀 번호 제공 장치
KR20030011412A (ko) * 2001-08-02 2003-02-11 주식회사 비즈모델라인 음성인식기능이 내장된 무선통신장치를 이용한 신용카드 결제 시스템
KR20040075646A (ko) * 2003-02-22 2004-08-30 천두배 자연어 음성명령에 의한 음성인식 홈 오토메이션 시스템의제어방법
JP2004304395A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Amano Corp 携帯端末特定システムおよび携帯端末の存在確認方法
JP2005128820A (ja) * 2003-10-24 2005-05-19 Chotaro Engineering Kk 対話形式認証システム、及び対話形式認証システムの認証サーバのコンピュータに実行させるプログラム
JP4534023B2 (ja) * 2003-10-24 2010-09-01 長太郎エンジニアリング株式会社 対話形式認証システム、及び対話形式認証システムの認証サーバのコンピュータに実行させるプログラム
JPWO2006087799A1 (ja) * 2005-02-18 2008-07-03 富士通株式会社 音声認証システム
JP4672003B2 (ja) * 2005-02-18 2011-04-20 富士通株式会社 音声認証システム
JP2016511475A (ja) * 2013-03-05 2016-04-14 アリババ・グループ・ホールディング・リミテッドAlibaba Group Holding Limited 人間を機械から区別するための方法及びシステム
JP2019535025A (ja) * 2017-09-11 2019-12-05 ピン・アン・テクノロジー(シェンゼン)カンパニー リミテッドPing An Technology (Shenzhen) Co., Ltd. 声紋識別によるエージェントログイン方法、電子装置及び記憶媒体
WO2020054002A1 (ja) 2018-09-12 2020-03-19 マクセル株式会社 情報処理装置、ユーザー認証ネットワークシステム及びユーザー認証方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7447632B2 (en) Voice authentication system
US9524719B2 (en) Bio-phonetic multi-phrase speaker identity verification
US6356868B1 (en) Voiceprint identification system
US5430827A (en) Password verification system
US6161090A (en) Apparatus and methods for speaker verification/identification/classification employing non-acoustic and/or acoustic models and databases
US8812319B2 (en) Dynamic pass phrase security system (DPSS)
US6477500B2 (en) Text independent speaker recognition with simultaneous speech recognition for transparent command ambiguity resolution and continuous access control
US20070219792A1 (en) Method and system for user authentication based on speech recognition and knowledge questions
US20080133236A1 (en) Method of accessing a dial-up service
JPH1173195A (ja) 話者の申し出識別を認証する方法
JPH10173644A (ja) 本人認証方法
US7630895B2 (en) Speaker verification method
JP7339116B2 (ja) 音声認証装置、音声認証システム、および音声認証方法
JP3849841B2 (ja) 話者認識装置
JP4245948B2 (ja) 音声認証装置、音声認証方法及び音声認証プログラム
JP4440414B2 (ja) 話者照合装置及び方法
JP2004279770A (ja) 話者認証装置及び判別関数設定方法
JP4263439B2 (ja) 本人認証装置および本人認証方法、コンピュータプログラム
JP2000181490A (ja) 利用者照合方法および利用者照合装置
US9978373B2 (en) Method of accessing a dial-up service
CA2540417A1 (en) Method and system for user authentication based on speech recognition and knowledge questions
JP2000250594A (ja) 話者認識装置
JPS61278898A (ja) 個人照合装置
JPH0441837B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040108

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040127