JPH09151285A - 透明な樹脂組成物 - Google Patents
透明な樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH09151285A JPH09151285A JP33252695A JP33252695A JPH09151285A JP H09151285 A JPH09151285 A JP H09151285A JP 33252695 A JP33252695 A JP 33252695A JP 33252695 A JP33252695 A JP 33252695A JP H09151285 A JPH09151285 A JP H09151285A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- aromatic hydrocarbon
- vinyl aromatic
- block copolymer
- block
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
る押出成形シート等の表面の平滑な透明性、剛性、室温
及び−10℃の耐面衝撃性とシート、フィルムリワーク
時の粉砕性を改良した樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 (a)ビニル芳香族炭化水素重合体ブロ
ックAとビニル芳香族炭化水素と共役ジエンからなり、
tanδのピーク温度の少なくとも1つが−5℃〜−5
5℃の範囲である重合体ブロックBから構成されるブロ
ック共重合体で、該共重合体中のビニル芳香族炭化水素
含有量が60〜80重量%、ビニル芳香族炭化水素重合
体ブロックのブロック率が80重量%を超え、90重量
%以下で該ビニル芳香族炭化水素重合体ブロックの分子
量分布が1.6を超え、3.0以下で分子量が6000
0以上の成分が15重量%以上、60重量%以下であ
り、かつ該共重合体のビカット軟化温度が65〜90℃
のブロック共重合体と、(b)ビニル芳香族炭化水素と
(メタ)アクリル酸エステルとの共重合体樹脂とを配合
してなる透明な樹脂組成物。
Description
性のバランスに優れ、かつ成形時のリワーク性が良好な
シート用透明樹脂組成物に関するものであり、押出成形
して得られるシート、フィルム及びそれらを延伸してな
る熱収縮性フィルム、更に真空成形、折り曲げ成形、プ
レス成形などを行って得られる容器、ケースなどの高度
の透明性と耐面衝撃性を必要とする透明成形品に好適な
樹脂組成物に関する。
なるブロック共重合体樹脂は優れた透明性と耐衝撃性を
備えた樹脂であり、シート、フィルム、射出成形品等に
広く使用されている。しかし、該樹脂には耐衝撃性に優
れたものは剛性が低く、反対に剛性の高いものは耐衝撃
性が低いという、二律背反の関係があり、特に耐面衝撃
性と剛性の両者とも優れたブロック共重合体樹脂は未だ
得られていないのが実状である。
する試みが特公昭52−16496号公報に開示されて
いる。スチレン・ブタジエンブロック共重合体にゴム変
性ポリスチレンを15%以上配合すると衝撃強度は向上
するが、透明性は著しく低下する。またゴム変性ポリス
チレンが0.5%の配合量では耐衝撃性、強度、剛性は
ゴム変性ポリスチレンを配合しない時と同等であり、な
んらの改良効果も確認されない。
造のブロック共重合体を用いて変性したゴム変性耐衝撃
スチレン重合体とビニル芳香族炭化水素と共役ジエンと
からなるブロック共重合体とからなる重合体組成物が開
示され、優れた耐衝撃性と透明性を示すことが記載され
ている。しかしながら、開示されたゴム変性耐衝撃スチ
レン重合体はそれ自身のアイゾット衝撃強さが従来のも
のに比べ低く、十分な耐衝撃性には至っていない。特開
昭51−89550号公報にはビニル芳香族炭化水素と
共役ジエンからなるブロック共重合体とゴム変性スチレ
ン重合体及びスチレン重合体とからなる透明耐衝撃性ス
チレン系重合体組成物が開示されている。しかし、この
組成物においても透明性と耐衝撃性の両者とも満足でき
る組成物は見あたらない。
素を原料とする樹脂を非塩素系の樹脂に置き換える動き
が活発となり、剛性、透明性、耐衝撃性の総合的なバラ
ンスに優れた樹脂が望まれている。特開平4−3935
1号公報にはスチレン系樹脂(スチレン単独重合体又は
アクリロニトリルとの共重合体)と一般式A1 −B−A
2 で表されるブロック共重合体との樹脂組成物が開示さ
れている。しかしながら、これに示されたブロック共重
合体樹脂組成物はブロック共重合体自身の低温での耐衝
撃性が十分でなく、0℃以下の温度で耐衝撃性が著しく
低下するため冷蔵庫などに保存する食品包装容器として
の使用あるいは寒冷地での使用が制限される、という欠
点を有している。
系共重合体樹脂とブロック共重合体との組成物が開示さ
れている。これに示されたブロック共重合体は、スチレ
ン系成分を主体とするブロックと共役ジエンを主体とす
るブロック共重合体から構成されてはいるものの各ブロ
ックを構成する成分の比率は明確に示されておらず、実
施例はそれぞれのブロックがスチレン、ブタジエン単独
重合体ブロックである。従って、実施例のようなブロッ
ク共重合体のうちビニル芳香族炭化水素含有量の多いブ
ロック共重合体を用いた場合には、耐衝撃性が不足し、
反対にビニル芳香族炭化水素含有量の少ないブロック共
重合体を用いた場合には剛性が著しく低下するだけでな
く成形品が青白く見える欠点を有している。特開平4−
236239号公報にはスチレン系共重合体樹脂とビニ
ル芳香族炭化水素と共役ジエンからなるブロック共重合
体とのスチレン系樹脂シートが開示され、強度、透明性
に優れることが記載されている。しかし、このシートは
耐面衝撃性及び剛性共にまだ充分に満足されるものでは
なく、また、シート表面も平滑ではないためクリア感に
欠ける問題を有している。
ン系共重合体樹脂とビニル芳香族炭化水素と共役ジエン
からなるブロック共重合体とのスチレン系樹脂シートが
開示され、耐面衝撃性と剛性及びシート表面の平滑性に
優れることが記載されているものの、耐面衝撃性と剛性
とのバランス及びシートリワーク時の粉砕性が必ずしも
十分ではなく、これらの解決が望まれていた。
ずしも十分ではなかった高度の透明性、剛性と耐面衝撃
性を必要とする押出シート、フィルム、更に真空成形、
プレス成形、折り曲げ成形した容器、ケースにおいて、
高度の透明性、特に青白く見える欠点の無い透明性とシ
ート表面の平滑性、剛性、室温及び−10℃以下の耐面
衝撃性とのバランスに優れ、かつ上記のシート、フィル
ム成形時のリワーク性を改良した樹脂組成物を提供する
ことが本発明の課題である。
シート表面の平滑性を維持した上、シート、フィルムの
剛性と耐面衝撃性及びシート、フィルムリワーク時の粉
砕性を一挙に改良すべく鋭意検討した結果、ビニル芳香
族炭化水素と共役ジエンとからなる特定構造の熱可塑性
ブロック共重合体、特にブロック共重合体のBセグメン
トのtanδピーク温度とブロック共重合体に組み込ま
れているビニル芳香族炭化水素重合体ブロックのブロッ
ク率を最適化し、かつブロック共重合体のビカット軟化
温度を特定の範囲に調整したブロック共重合体とビニル
芳香族炭化水素と(メタ)アクリル酸エステルとの共重
合体樹脂との組成物は、青白さもなく、シート表面の平
滑性に優れ、しかも剛性が高く、室温での耐面衝撃性は
もとより−10℃以下の耐面衝撃性をも兼ね備えた性能
を有する上、リワーク時の粉砕性も良好であることを見
い出し本発明を完成するに至った。
下記一般式(イ)〜(ハ)で表される線状ブロック共重
合体、或いは下記一般式(ニ)〜(ト)で表されるラジ
アルブロック共重合体であり、該ブロック共重合体中の
ビニル芳香族炭化水素と共役ジエンとの重量比が60/
40〜80/20、ブロック共重合体中に組み込まれて
いるビニル芳香族炭化水素重合体ブロックのブロック率
が80重量%を超え、90重量%以下、該ビニル芳香族
炭化水素重合体ブロックの分子量分布が1.6を超え、
3.0以下で分子量が60000以上の成分を15〜6
0重量%有し、かつ該ブロック共重合体のビカット軟化
温度が65〜90℃の範囲であるブロック共重合体10
〜90重量%と、(b)(メタ)アクリル酸エステルの
含有量が8〜25重量%のビニル芳香族炭化水素−(メ
タ)アクリル酸エステル共重合体樹脂90〜10重量%
とからなる透明な樹脂組成物に関する。
重合体からなる重合体ブロックを示す。Bセグメントは
ビニル芳香族炭化水素と共役ジエンの共重合体とからな
り、動的粘弾性の関数tanδのピーク温度の少なくと
も1つが−5℃〜−55℃の範囲にある重合体ブロック
を示し、Xはカップリング剤の残基又は多官能有機リチ
ウム化合物等の開始剤の残基を示す。n、k及びmは1
以上の整数、一般的には1〜5である。) 以下、本発明を詳細に説明する。
マー構造が、一般式 (イ)A−(B−A)n (ロ)A−(B−A)n −B (ハ)B−(A−B)n+1 (上式において、nは1以上の整数、一般的には1〜5
である。)で表される線状ブロック共重合体、或いは一
般式 (ニ)[(A−B)k ]m+2 −X (ホ)[(A−B)k −A]m+2 −X (ヘ)[(B−A)k ]m+2 −X (ト)[(B−A)k −B]m+2 −X 〔上式において、Xは例えば四塩化ケイ素、四塩化ス
ズ、1,3ビス(N,N−グリシジルアミノメチル)シ
クロヘキサンなどのカップリング剤の残基または多官能
有機リチウム化合物等の開始剤の残基を示す。k及びm
は1〜5の整数である。〕で表されるラジアルブロック
共重合体、あるいはこれらのブロック共重合体の任意の
ポリマー構造の混合物が使用できる。
はビニル芳香族炭化水素重合体からなる重合体ブロック
を示し、Bセグメントはビニル芳香族炭化水素と共役ジ
エンの共重合体とからなり、動的粘弾性の関数tanδ
のピーク温度の少なくとも1つが−5℃〜−55℃、好
ましくは−10℃〜−50℃の範囲にある重合体ブロッ
クを示す。Bセグメントのtanδピーク温度が−5℃
を超えると−10℃での耐面衝撃性が劣り、−55℃未
満であっては室温での耐面衝撃性が劣るため好ましくな
い。動的粘弾性の関数tanδの測定はバイブロン(測
定振動数35ヘルツ)で測定した値であり、ピークを示
す温度とはtanδの値の温度に対する変化量の第1次
微分値が零となる温度を云う。Bセグメントの重合体ブ
ロックのtanδピーク温度の調整はビニル芳香族炭化
水素と共役ジエンのランダム共重合部分におけるビニル
芳香族炭化水素と共役ジエンの重量比と該ランダム共重
合体部分の共役ジエン重合体のミクロ構造の何れか及び
両方を変化させることで調整される。この場合Bセグメ
ントのビニル芳香族炭化水素は重合体ブロック中に均一
に分布していても、テーパー(漸減)状に分布していて
もよい。
水素が均一に分布している部分及び/又はテーパー状に
分布している部分が複数個共存してもよい。ランダム共
重合体部分の共役ジエン重合体のミクロ構造は、後述す
る極性化合物等を所定量添加することによって調整する
ことができる。本発明で用いるブロック共重合体は基本
的には従来公知の手法で製造することができ、例えば特
公昭36−19286号公報、特公昭43−17979
号公報、特公昭48−2423号公報、特公昭49−3
6957号公報、特公昭57−49567号公報、特公
昭58−11446号公報などに記載された手法があげ
られるが、各構成ポリマーは後述する要件を満足するよ
うに製造条件を設定しなければならない。上記の公知の
手法はすべて、炭化水素溶剤中で有機リチウム化合物等
のアニオン開始剤を用い、共役ジエンとビニル芳香族炭
化水素をブロック共重合する手法である。
としてはスチレン、o−メチルスチレン、p−メチルス
チレン、p−tert−ブチルスチレン、1,3−ジメ
チルスチレン、α−メチルスチレン、ビニルナフタレ
ン、ビニルアントラセン、1,1−ジフェニルエチレン
などがあるが、特に一般的なものはスチレンが挙げられ
る。これらは1種のみならず2種以上混合使用してもよ
い。共役ジエンとしては、1対の共役二重結合を有する
ジオレフィンであり、例えば1,3−ブタジエン、2−
メチル−1,3−ブタジエン(イソプレン)、2,3−
ジメチル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエ
ン、1,3−ヘキサジエンなどであるが、特に一般的な
ものとしては1,3−ブタジエン、イソプレンなどが挙
げられる。これらは1種のみならず2種以上混合使用し
てもよい。
ヘキサン、イソペンタン、ヘプタン、オクタン等の脂肪
族炭化水素、シクロペンタン、メチルシクロペンタン、
シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロ
ヘキサン等の脂環式炭化水素、或はベンゼン、トルエ
ン、エチルベンゼン、キシレン等の芳香族炭化水素等が
使用できる。これらは1種のみならず2種以上混合使用
してもよい。
個以上のリチウム原子を結合した有機モノリチウム化合
物、有機ジリチウム化合物、有機ポリリチウム化合物で
ある。これらの具体例としては、エチルリチウム、n−
プロピルリチウム、イソプロピルリチウム、n−ブチル
リチウム、sec−ブチルリチウム、tert−ブチル
リチウム、ヘキサメチレンジリチウム、ブタジエニルジ
リチウム、イソプレニルジリチウム等が挙げられる。こ
れらは1種のみならず2種以上混合使用してもよい。
の重合温度は一般的に−10℃〜150℃、好ましくは
40℃〜120℃である。重合に要する時間は条件によ
って異なるが、通常は48時間以内であり、特に好適に
は1〜10時間である。また、重合系の雰囲気は窒素ガ
スなどの不活性ガスなどをもって置換するのが望まし
い。重合圧力は、上記重合温度範囲でモノマー及び溶媒
を液層に維持するに充分な圧力の範囲で行えばよく、特
に制限されるものではない。更に重合系内には触媒及び
リビングポリマーを不活性化させるような不純物、例え
ば水、酸素、炭酸ガス等が混入しないよう留意する必要
がある。
芳香族炭化水素と共役ジエンの重量比は60/40〜8
0/20、好ましくは65/35〜75/25である。
60/40未満であっては剛性が劣り、80/20を超
えると耐面衝撃性が低下するため好ましくない。また、
ブロック共重合体中に組み込まれているビニル芳香族炭
化水素重合体ブロックのブロック率は80重量%を超
え、90重量%以下、好ましくは80重量%を超え、8
5重量%以下の範囲である。80重量%以下であっては
剛性と成形品リワーク時の粉砕性に劣り、90重量%を
超えるとの室温の耐面衝撃性が低下するため好ましくな
い。ビニル芳香族炭化水素ブロックのブロック率は、ブ
ロック共重合体の製造時において少なくとも一部のビニ
ル芳香族炭化水素と共役ジエンが共重合する工程におけ
るビニル芳香族炭化水素と共役ジエンの重量、重量比、
重合反応性比等を変えることによりコントロールするこ
とができる。
族炭化水素と共役ジエンとの混合物を連続的に重合系に
供給して重合する、及び/又は、(ロ)極性化合物或は
ランダム化剤を使用してビニル芳香族炭化水素と共役ジ
エンを共重合する、等の方法が採用できる。
ラヒドロフラン、ジエチレングリコールジメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールジブチルエーテル等のエーテ
ル類、トリエチルアミン、テトラメチルエチレンジアミ
ン等のアミン類、チオエーテル類、ホスフィン類、ホス
ホルアミド類、アルキルベンゼンスルホン酸塩、カリウ
ムやナトリウムのアルコキシド等が挙げられる。尚、本
発明においてブロック共重合体中に組み込まれているビ
ニル芳香族炭化水素重合体ブロックのブロック率とは、
四酸化オスミウムを触媒としてジ・ターシャリーブチル
ハイドロパーオキサイドによりブロック共重合体を酸化
分解する方法〔I.M.KOLTHOFF,eta
l.,J.Polym.Sci.1,429(194
6)に記載の方法〕により得たビニル芳香族炭化水素重
合体ブロック成分(但し平均重合度が約30以下のビニ
ル芳香族炭化水素重合体成分は除かれている)を定量
し、下記の式から求めた値を云う。
は該ブロック率の定量に用いたものと同一成分の重量平
均分子量を数平均分子量で徐した値である。重量平均分
子量及び数平均分子量はゲルパーミエーションクロマト
グラフィー(GPC)用の単分散ポリスチレンをGPC
により、そのピークカウント数と単分散ポリスチレンの
数平均分子量との検量線を作成し、常法(例えば「ゲル
クロマトグラフィー<基礎編>」講談社発行)に従って
算出した。
体ブロックの好ましい分子量分布の範囲は1.6を超
え、3.0以下、更に好ましくは1.7以上、2.5以
下である。ビニル芳香族炭化水素重合体ブロックの分子
量分布が1.6以下では樹脂組成物成形品の表面平滑性
に劣り、3.0を超えると−10℃以下の耐面衝撃性に
劣るため好ましくない。又、ビニル芳香族炭化水素重合
体ブロックの分子量の60000以上の成分が15〜6
0重量%であることが好ましく、更に好ましくは20〜
55重量%の範囲である。ビニル芳香族炭化水素重合体
ブロックの分子量の60000以上の成分が15重量%
未満では樹脂組成物成形品の表面平滑性に劣り、60重
量%を越えると−10℃以下の耐面衝撃性に劣るため好
ましくない。尚、ビニル芳香族炭化水素重合体ブロック
はモノモダル、バイモダル或はポリモダルであっても良
く、バイモダル或はポリモダルにあっては高分子側ピー
ク分子量を100000以下にすることが−10℃以下
の耐面衝撃性を発現する上で好ましい。
温度は65〜90℃、好ましくは68〜85℃の範囲で
ある。65℃未満であっては成形品リワーク時の粉砕性
に劣り、90℃以上にしてもそれ以上の粉砕性の向上は
認められない。本発明のビカット軟化温度はJIS−K
7206(荷重1Kg)に従って測定した温度を示すも
のである。
は、重合に使用する触媒量により任意に調整できるが成
形加工性の点から、メルトフローインデックス(JIS
K−6870により測定。条件はG条件で温度200
℃、荷重5Kg)が0.1〜50g/10min、好ま
しくは1〜20g/10minの範囲である。
より不活性溶剤中で水素添加触媒の存在化に水素添加し
て水添物として使用することもできる。具体的な方法と
しては特公昭42−8704号公報、特公昭43−66
36号公報に記載された方法、特に好ましくは特公昭6
3−4841号公報及び特公昭63−5401号公報に
記載された方法である。
炭化水素−(メタ)アクリル酸エステル共重合体を構成
する単量体には以下のものを挙げることができる。ビニ
ル芳香族炭化水素としては、スチレン、α−メチルスチ
レン、p−メチルスチレン、p−t−ブチルスチレンな
どであり、(メタ)アクリル酸エステルとしては、メタ
クリル酸のメチルエステル、エチルエステル、n−ブチ
ルエステル、i−ブチルエステル、t−ブチルエステ
ル、2−エチルヘキシルエステル、アクリル酸のメチル
エステル、エチルエステル、n−ブチルエステル、2−
エチルヘキシルエステルなどの(メタ)アクリル酸と炭
素数1〜8のアルコールとのエステルである。
透明性と剛性を維持し、同時に加工性を改良するために
はスチレン−アクリル酸n−ブチル共重合体が好まし
い。剛性、耐熱性を改良するにはスチレン−メタクリル
酸メチル共重合体が好ましいが、多量に配合すると透明
性はやや劣るものとなる。
スチレン−n−アクリル酸ブチル共重合体においてメタ
クリル酸メチルあるいはアクリル酸ブチルの共重合組成
比は、最終組成物の青白さをなくすため8〜25重量%
が好ましく、更に好ましくは10〜23重量%の範囲で
あるが、0.1〜2%の他の単量体を含んでいてもよ
い。また、これらのビニル芳香族炭化水素−(メタ)ア
クリル酸エステル共重合体のMI(G)は1〜10g/
10minが好ましい。
ク共重合体(a)とビニル芳香族炭化水素−(メタ)ア
クリル酸エステル共重合体樹脂(b)の重量比は(a)
+(b)=100重量%に対して(a)が10〜90重
量%、(b)が90重量%〜10重量%であり、好まし
くは(a)が20重量%〜80重量%、(b)が80重
量%〜20重量%の範囲である。ブロック共重合体
(a)の重量比が10重量%未満の場合は、樹脂組成物
成形品の耐面衝撃性が低下するため好ましくない。又、
90重量%を越える場合は樹脂組成物成形品の剛性が低
下すると共に、成形性が悪化するため好ましくない。
性、耐面衝撃性を損なわない範囲で必要に応じて種々の
添加剤を配合することができる。これらの添加剤には、
ビニル芳香族炭化水素含有量が50重量%以下のビニル
芳香族炭化水素と共役ジエンのブロック共重合体エラス
トマーやゴム変性耐衝撃性ポリスチレン、非ゴム変性ポ
リスチレン、ポリエチレンテレフタレート、酸化防止
剤、帯電防止剤、防曇剤、紫外線吸収剤、滑剤、着色
剤、ミネラルオイル、可塑剤等がある。
法は、従来公知のあらゆる配合方法によって製造するこ
とができる。例えば、オープンロール、インテシブミキ
サー、インターナルミキサー、コニーダー、二軸ロータ
ー付の連続混練機、押出機等の一般的な混和機を用いた
溶融混練方法等が挙げられる。
は本発明の範囲を何ら制限するものではない。 (a)成分のブロック共重合体の製造 表1に実施例で用いた(a)成分のブロック共重合体を
示した。A−1〜A−9のブロック共重合体はA−B−
A’構造のブロック共重合体であり、シクロヘキサン溶
媒中でn−ブチルリチウムを開始剤に用い、スチレ
ン、スチレン・ブタジエン混合物、スチレンの順に
モノマーのシクロヘキサン溶液を添加して重合し、メタ
ノールで重合を停止した後、2−(2−ヒドロキシ−3
−t−ブチル−5−メチルベンジル)−4−メチル−6
−t−ブチルフェニルアクリレートとトリスノニルフェ
ニルホスファイトをブロック共重合体100重量部に対
してそれぞれ0.5重量部、安定剤として添加し、溶剤
を留去して得た。尚、ブロックスチレンのブロック率は
ブロック共重合体をオスミウム酸で分解した後、メタノ
ールに再沈澱して測定した。また、そのブロックスチレ
ンのGPC曲線からブロックスチレンの分子量分布(M
w/Mn)を求め、ブロックスチレンの分子量が600
00以上の成分量は、ブロックスチレンのGPC曲線の
面積比から算出した。メルトフロー(MI)はG条件で
測定した。
/Mn、分子量が60000以上の成分量の調整は及
びのスチレンモノマー量の組成比、重合器の撹拌翼の
撹拌数、重合温度等をコントロールすることによって調
整した。また、Bセグメントのtanδのピーク温度は
スチレン・ブタジエンの組成比を1段階で変化させる
或いはスチレン・ブタジエンの組成比を2段階以上のス
テップを設定して変化させ、スチレン・ブタジエンモノ
マーを連続的に添加することによって調整し、粘弾性ス
ペクトロメーター(VES−HF3(岩本製作所製))
によって測定した。ブロック共重合体A−10は第1段
目にシクロヘキサン溶媒中でn−ブチルリチウムとスチ
レンを添加して重合し、第2段目にもn−ブチルリチウ
ムとスチレンを添加して重合させ、次にスチレン・ブタ
ジエン混合物を添加して重合を完結した後、カップリン
グ剤として1,3ビス(N,N−グリシジルアミノメチ
ル)シクロヘキサンを添加したラジアルブロック共重合
体である以外はA−1と同様の手法でブロック共重合体
を得た。
販のものを、B−2〜B−5は、撹拌器付き10Lオー
トクレーブに、スチレンとアクリル酸n−ブチルを表2
に示す割合で5Kg添加し、同時にエチルベンゼン0.
3Kg、MI(G条件)を調整するため1,1ビス(t
−ブチルパーオキシ)シクロヘキサンを所定量仕込み、
110℃で2時間、130℃で3時間、150℃で2時
間重合後、押出機で未反応スチレン、アクリル酸n−ブ
チル、エチルベンゼンを回収して得た。
示した配合量(重量%)の(a)成分、(b)成分を4
0mmシート押出機で厚さ約0.7mmのシートを成形
し、引張弾性率、面衝撃強さ、青白さ、表面平滑性を表
す肌荒れ度について測定した。シートの粉砕性は厚さ約
0.2mmのシートを成形して判定した。結果を表3に
示す。本発明で規定した範囲の組成物は成形シートの青
白さは極めて小さく、表面平滑性が良好なため透明感が
あり、剛性と特に耐低温衝撃性のバランスに優れると共
に薄いシートであっても良好な粉砕性を示した。
体としてA−3を18重量%、(b)成分としてB−3
のスチレン−アクリル酸n−ブチル共重合体を82重量
%を配合して実施例1と同様に厚さ0.4mmのシート
を成形した。その後、成形したシートを真空成形によっ
てドリンクカップの成形を行ったところ、カップ表面に
肌荒れがなく、青白さもないため極めて良好な外観を有
すると共にシート端部等のリワーク時の粉砕性も良好で
あった。又、カップの剛性が高いことから、握った際に
腰があり、実用性に優れたカップを得ることができた。
エンとからなる特定構造の熱可塑性ブロック共重合体樹
脂とビニル芳香族炭化水素と(メタ)アクリル酸エステ
ルとの共重合体樹脂組成物のシート成形品は、青白さも
なく表面が平滑な優れた透明性を有し、しかも剛性が高
く、室温での耐面衝撃性はもとより、−10℃以下の温
度でも良好な耐面衝撃性をも兼ね備えた性能とシート成
形時の切り落とされた端部等を粉砕してリワークするこ
とも容易であり、優れた性能と経済性は従来にないもの
である。このような特性を利用し、内容物が鮮やかに見
える食品用のケース、包装用材料、ブリスター等の用途
或いは食品包材、熱収縮性フィルム等に好適に利用でき
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 (a)ポリマー構造が、下記一般式
(イ)〜(ハ)で表される線状ブロック共重合体、或い
は下記一般式(ニ)〜(ト)で表されるラジアルブロッ
ク共重合体であり、該ブロック共重合体中のビニル芳香
族炭化水素と共役ジエンとの重量比が60/40〜80
/20、ブロック共重合体中に組み込まれているビニル
芳香族炭化水素重合体ブロックのブロック率が80重量
%を超え、90重量%以下、該ビニル芳香族炭化水素重
合体ブロックの分子量分布が1.6を超え、3.0以下
で分子量が60000以上の成分を15〜60重量%有
し、かつ該ブロック共重合体のビカット軟化温度が65
〜90℃の範囲であるブロック共重合体10〜90重量
%と(b)(メタ)アクリル酸エステルの含有量が8〜
25重量%のビニル芳香族炭化水素−(メタ)アクリル
酸エステル共重合体樹脂90〜10重量%とからなる透
明な樹脂組成物。 (イ)A−(B−A)n (ロ)A−(B−A)n −B (ハ)B−(A−B)n+1 (ニ)[(A−B)k ]m+2 −X (ホ)[(A−B)k −A]m+2 −X (ヘ)[(B−A)k ]m+2 −X (ト)[(B−A)k −B]m+2 −X (上式において、Aセグメントはビニル芳香族炭化水素
重合体からなる重合体ブロックを示す。Bセグメントは
ビニル芳香族炭化水素と共役ジエンの共重合体とからな
り、動的粘弾性の関数tanδのピーク温度の少なくと
も1つが−5℃〜−55℃の範囲にある重合体ブロック
を示し、Xはカップリング剤の残基又は多官能有機リチ
ウム化合物等の開始剤の残基を示す。n、k及びmは1
以上の整数、一般的には1〜5である。) - 【請求項2】 ブロック共重合体のビカット軟化温度が
68〜85℃の範囲である請求項1記載の透明な樹脂組
成物。 - 【請求項3】 (b)に記載のビニル芳香族炭化水素が
スチレンであり、(メタ)アクリル酸エステルがアクリ
ル酸n−ブチルである請求項1記載の透明な樹脂組成
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33252695A JP3617562B2 (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 透明な樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33252695A JP3617562B2 (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 透明な樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09151285A true JPH09151285A (ja) | 1997-06-10 |
JP3617562B2 JP3617562B2 (ja) | 2005-02-09 |
Family
ID=18255913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33252695A Expired - Lifetime JP3617562B2 (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 透明な樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3617562B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001002872A (ja) * | 1999-04-21 | 2001-01-09 | Asahi Chem Ind Co Ltd | スチレン系樹脂組成物 |
WO2002002693A1 (fr) * | 2000-06-30 | 2002-01-10 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Composition de polymere styrenique |
WO2002002692A1 (fr) * | 2000-06-30 | 2002-01-10 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Composition copolymere styrene |
JP2006328162A (ja) * | 2005-05-24 | 2006-12-07 | Gunze Ltd | フイルム |
JP2008121002A (ja) * | 2006-10-18 | 2008-05-29 | Asahi Kasei Chemicals Corp | 光学成形体 |
JP4502434B2 (ja) * | 1999-04-21 | 2010-07-14 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | スチレン系共重合体組成物 |
-
1995
- 1995-11-29 JP JP33252695A patent/JP3617562B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001002872A (ja) * | 1999-04-21 | 2001-01-09 | Asahi Chem Ind Co Ltd | スチレン系樹脂組成物 |
JP4502434B2 (ja) * | 1999-04-21 | 2010-07-14 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | スチレン系共重合体組成物 |
WO2002002693A1 (fr) * | 2000-06-30 | 2002-01-10 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Composition de polymere styrenique |
WO2002002692A1 (fr) * | 2000-06-30 | 2002-01-10 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Composition copolymere styrene |
US6660790B1 (en) | 2000-06-30 | 2003-12-09 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Styrene polymer composition |
US7323512B2 (en) | 2000-06-30 | 2008-01-29 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Styrene copolymer composition |
DE10084998B4 (de) * | 2000-06-30 | 2011-02-03 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Styrolpolymer-Zusammensetzung |
JP2006328162A (ja) * | 2005-05-24 | 2006-12-07 | Gunze Ltd | フイルム |
JP2008121002A (ja) * | 2006-10-18 | 2008-05-29 | Asahi Kasei Chemicals Corp | 光学成形体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3617562B2 (ja) | 2005-02-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4599495B2 (ja) | 線状ブロック共重合体、及びそれを含む樹脂組成物 | |
EP1916267B1 (en) | Block copolymer and method for producing same, composition for resin modification, and modified resin composition and method for producing same | |
JP5046469B2 (ja) | ブロック共重合体組成物 | |
JP6235693B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物、並びに、成形体及びその製造方法 | |
JP3617562B2 (ja) | 透明な樹脂組成物 | |
JPH11255851A (ja) | 線状ブロック共重合体及び樹脂組成物 | |
JP3332281B2 (ja) | 透明高強度樹脂組成物 | |
KR100753245B1 (ko) | 캐리어 테이프용 시트 | |
JP3516347B2 (ja) | 樹脂組成物 | |
US20100190912A1 (en) | Thermoplastic elastomer composition | |
JPH07179696A (ja) | 透明樹脂組成物 | |
US7977428B2 (en) | Linear block copolymer composition | |
JP3355245B2 (ja) | 透明高耐衝撃性樹脂組成物 | |
JP2968919B2 (ja) | 透明高強度ブロック共重合体 | |
JP4392809B2 (ja) | スチレン系樹脂組成物及びフィルム | |
JP2008121002A (ja) | 光学成形体 | |
JP3192253B2 (ja) | 樹脂組成物 | |
JP4536226B2 (ja) | スチレン系樹脂組成物 | |
JP4641636B2 (ja) | ブロック共重合体組成物 | |
JP5668121B1 (ja) | プライスレール | |
JPH0812847A (ja) | 透明マガジンレール | |
JPH0525360A (ja) | ブロツク共重合体樹脂組成物 | |
JPH08193161A (ja) | 耐衝撃性透明樹脂組成物 | |
JPH0259164B2 (ja) | ||
JP2003113281A (ja) | 射出成形用組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040615 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040811 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20041102 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20041102 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081119 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081119 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091119 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091119 Year of fee payment: 5 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091119 Year of fee payment: 5 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101119 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101119 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111119 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111119 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121119 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121119 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119 Year of fee payment: 9 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |