JPH09149321A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JPH09149321A
JPH09149321A JP7322460A JP32246095A JPH09149321A JP H09149321 A JPH09149321 A JP H09149321A JP 7322460 A JP7322460 A JP 7322460A JP 32246095 A JP32246095 A JP 32246095A JP H09149321 A JPH09149321 A JP H09149321A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水平シフトレジスタに入力するクロックパル
スの複雑な制御なしで、水平選択線の選択期間に関する
問題を発生せずに、画素アレイの信号を高速で読み出し
可能な固体撮像装置を提供する。 【解決手段】 CMD1からなる画素を複数個配列して
なる画素アレイの各画素を順に走査して各画素の信号を
読み出す垂直走査回路10と水平走査回路とを備えた固体
撮像装置において、水平走査回路を、入力クロックパル
スφ1,φ2の周期に対して同期した走査パルスφs
1,φs2,・・・を順次発生する水平シフトレジスタ
30と、クロックパルスφ3,/φ3と前記水平シフトレ
ジスタ30の走査パルスとを用いて画素信号を読み出す水
平選択線に選択パルスを順次出力する選択回路31とで構
成し、クロックパルスφ1,φ2の位相が半周期以外の
ずれの場合でも、奇数番目の水平選択線と偶数番目の水
平選択線の選択期間を等しくなるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高速読み出しに
適した固体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高速読み出しに適した固体撮像装
置では、水平シフトレジスタに入力するクロックパルス
の周期に対して半周期のずれを持つ水平走査パルスを、
上記クロックパルスに同期させて順次発生させ、隣り合
う2つの水平走査パルスを論理積した信号を用いて、画
素アレイにおける各画素の信号読み出しを選択的に行う
ように構成する方法が知られている。例えば特開平4−
162883号には、図10に示すような構成の固体撮像
装置が開示されている。この固体撮像装置は、マトリク
ス状に配列され、且つビデオバイアスVDをドレイン端
子に共通に印加した複数のCMD(Charge Modulation
Device)1(1−11,1−12,・・・,1−mn)からな
る画素アレイと、垂直走査回路10と、水平走査回路11か
ら構成されている。そしてX方向に配列されたCMD1
の各ゲート端子の行毎に接続している垂直選択線2(2
−1,2−2,・・・,2−m)は、信号読み出し電位
を選択的に与える機能を持つ垂直走査回路10と接続して
いる。またY方向に配列されたCMD1の各ソース端子
の列毎に接続している水平選択線3(3−1,3−2,
・・・,3−n)は、画素の信号読み出しを選択的に行
う機能を持つ水平走査回路11と接続している。
【0003】水平走査回路11は、水平シフトレジスタ12
と、第1の水平選択スイッチ7(7−1,7−2,・・
・,7−n)と第2の水平選択スイッチ8(8−1,8
−2,・・・,8−n)からなる選択回路13と、反転回
路6(6−1,6−2,・・・,6−n)と、非選択用
スイッチ5(5−1,5−2,・・・,5−n)から構
成されている。更に、水平走査回路11について詳細に説
明すると、水平選択線3(3−1,3−2,・・・,3
−n)と信号線9との間に、第1の水平選択スイッチ7
(7−1,7−2,・・・,7−n)と第2の水平選択
スイッチ8(8−1,8−2,・・・,8−n)が直列
接続され、第1の水平選択スイッチ7(7−1,7−
2,・・・,7−n)のゲート端子と反転回路6(6−
1,6−2,・・・,6−n)の入力端子に、水平シフ
トレジスタ12の出力パルスである水平走査パルスφs
1,φs2,φs3・・・,φsnが入力され、第2の
水平選択スイッチ8(8−1,8−2,・・・,8−
n)のゲート端子には水平走査パルスφs2,φs3・
・・,φsn,φs(n+1)が入力されている。水平
走査パルスφs1,φs2,φs3・・・,φsnは反
転回路6(6−1,6−2,・・・,6−n)を介して
反転して出力され、非選択時の水平選択線3(3−1,
3−2,・・・,3−n)をグランド線4に接続する非
選択用スイッチ5(5−1,5−2,・・・,5−n)
のゲート端子に入力されるようになっている。
【0004】図11は、水平シフトレジスタ12の構成をト
ランジスタレベルで示した回路構成図である。この水平
シフトレジスタは、第1のシフトレジスタユニット20と
第2のシフトレジスタユニット21の組み合わせから構成
されている。第1のシフトレジスタユニット20は高レベ
ル電源線VDDと低レベル電源線VSSとの間に、P型
トランジスタ22−1,23−1,及びN型トランジスタ24
−1,25−1を、そのソース・ドレイン端子間を直列接
続して構成され、P型トランジスタ22−1とN型トラン
ジスタ25−1のゲート端子を共通に接続して入力端子と
している。上記P型トランジスタ23−1とN型トランジ
スタ24−1のゲート端子には、それぞれクロックパルス
φ1,/φ1を入力し、P型トランジスタ23−1とN型
トランジスタ24−1の共通接続点を出力端子としてい
る。またP型トランジスタ23−1とN型トランジスタ24
−1の共通接続点は、高レベル電源線VDDと低レベル
電源線VSSとの間に直列接続されているP型トランジ
スタ26とN型トランジスタ27のゲート端子に接続され、
P型トランジスタ26とN型トランジスタ27との共通接続
点を、水平走査パルスφs1の出力端子としている。
【0005】また、第2のシフトレジスタユニット21
は、高レベル電源線VDDと低レベル電源線VSSとの
間に、P型トランジスタ22−2,23−2,及びN型トラ
ンジスタ24−2,25−2を、そのソース・ドレイン端子
間を直列接続して構成され、P型トランジスタ22−2と
N型トランジスタ25−2のゲート端子を共通に接続して
入力端子としている。上記P型トランジスタ23−2とN
型トランジスタ24−2のゲート端子には、それぞれクロ
ックパルスφ2,/φ2を入力し、P型トランジスタ23
−2とN型トランジスタ24−2の共通接続点を水平走査
パルスφs2の出力端子としている。なお、上記クロッ
クパルス/φ1,/φ2は、それぞれクロックパルスφ
1,φ2の反転パルスである。以上のように第1のシフ
トレジスタユニット20と第2のシフトレジスタユニット
21とを交互に直列接続することにより、水平シフトレジ
スタ12を構成している。第1のシフトレジスタユニット
20と第2のシフトレジスタユニット21の合計段数は、X
方向に配列をなすCMD1の画素数(n)より1段多
く、(n+1)段となっており、29は(n+1)段目の
シフトレジスタユニットを示している。
【0006】次に、図12に示したタイミングチャートを
用いて図10に示した固体撮像装置の動作を説明する。図
12は水平シフトレジスタ12と選択回路13の動作、及び垂
直選択線2−1が選択された場合のCMD信号出力を示
すタイミングチャートである。水平シフトレジスタ12に
はスタートパルスφST,クロックパルスφ1,及びク
ロックパルスφ2を入力する。クロックパルスφ1とク
ロックパルスφ2とは位相を半周期ずらした関係に設定
する。すなわち、クロックパルスφ1とクロックパルス
φ2の位相の関係が、T=T1/2のずれを持つように
設定する。第1のシフトレジスタユニット20の出力φs
1はクロックパルスφ1の立ち下がりに同期し、第2の
シフトレジスタユニット21の出力φs2はクロックパル
スφ2の立ち下がりに同期した信号として出力されるの
で、水平シフトレジスタ12からは、高レベル期間がクロ
ックパルスφ1,φ2の周期に等しく且つ順次半周期の
ずれをもつ、水平走査パルスφs1,φs2,φs3,
・・・,φsn,φs(n+1)が出力される。水平走
査パルスφs1,φs2,φs3,・・・,φsn,φ
s(n+1)を受けて、直列接続している第1の水平選
択スイッチ7と第2の水平選択スイッチ8とが共にオン
した場合に、それに対応した水平選択線3が選択され、
CMD1の信号を読み出す。つまり、互いに隣り合う水
平走査パルスが共に高レベル期間のとき、水平選択線3
が選択されることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図10に示し
た従来の固体撮像装置では、水平シフトレジスタ12に入
力するクロックパルスφ1とクロックパルスφ2の位相
を、常に半周期ずらした関係に設定する必要があり、ク
ロックパルスφ1,φ2の制御が複雑になるという問題
点がある。この問題点を図13を用いて詳細に説明する。
図13は、周期T1のクロックパルスφ1に対してクロッ
クパルスφ2の位相が、T1/2以下のずれを生じた場
合のタイミングチャートである。奇数番目の水平走査パ
ルスφs1,φs3,・・・がクロックパルスφ1の立
ち下がりに同期し、偶数番目の水平走査パルスφs2,
・・・がクロックパルスφ2の立ち下がりに同期した信
号として出力される。水平選択線3−1,3−2,3−
3,・・・,3−nは互いに隣り合う水平走査パルスが
共に高レベル期間のとき選択されるので、奇数番目の水
平選択線3−1,3−3,・・・の選択期間が偶数番目
の水平選択線3−2,・・・の選択期間より長くなる。
また、周期T1のクロックパルスφ1に対してクロック
パルスφ2の位相が、T1/2以上のずれを生じた場合
には、上記と同様の動作が行われるので、奇数番目の水
平選択線3−1,3−3,・・・の選択期間が偶数番目
の水平選択線3−2,・・・の選択期間より短くなる。
【0008】以上のように、水平シフトレジスタ12に入
力するクロックパルスφ1とクロックパルスφ2との位
相の関係が、T=T1/2以外のずれの場合には、奇数
番目の水平選択線3−1,3−3,・・・の選択期間と
偶数番目の水平選択線3−2,・・・の選択期間が異な
り、これに対応してX方向に配列されたCMD1の信号
読み出し期間が、奇数番目と偶数番目との画素で異なる
ことになる。これは、CMD信号を処理するプロセス回
路に大きな負担を与える。例えば、ハイビジョン仕様の
固体撮像装置の場合、1画素の信号読み出し期間は約1
3.5ns(=1/74.25 MHz )であり、クロックパルス
φ1,φ2の周期は共に27nsとなり、クロックパルスφ
1とクロックパルスφ2との位相を常に約13.5nsずらし
た関係に設定しなければならない。クロックパルスφ1
とクロックパルスφ2との位相が10nsのずれの場合に
は、X方向に配列されているCMD1の奇数番目の画素
の信号読み出し期間が17ns,偶数番目の画素の信号読み
出し期間が10nsとなり、CMD信号を処理するプロセス
回路に大きな負担を与えることになる。これは、信号読
み出し期間差が大きくなるほど深刻な問題となる。
【0009】本発明は、従来の固体撮像装置における上
記問題点を解消するためになされたもので、請求項1〜
4記載の各発明は、水平シフトレジスタに入力するクロ
ックパルスの複雑な制御なしで、水平選択線の選択期間
に関する問題を発生せずに、画素アレイの信号を高速で
読み出し可能な固体撮像装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1記載の発明は、受光素子からなる画素を複
数個配列して構成した画素アレイと、該画素アレイの各
画素を順に走査して各画素の信号を読みだす走査回路と
を備えた固体撮像装置において、前記走査回路を、入力
クロックパルスの周期に対して同期した走査パルスを順
次発生するシフトレジスタと、前記入力クロックパルス
とは異なる他のクロックパルスと前記シフトレジスタの
走査パルスとを用いて画素の信号を読み出す選択パルス
を順次出力する選択回路とで構成するものである。また
請求項2記載の発明は、請求項1記載の固体撮像装置に
おいて、前記選択回路を、他のクロックパルスとシフト
レジスタの走査パルスとを論理演算処理して選択パルス
を出力する機能を有するように構成するものである。ま
た請求項3記載の発明は、請求項1記載の固体撮像装置
において、前記選択回路は、シフトレジスタの走査パル
スを伝達するためのスイッチ手段を有し、該スイッチ手
段を他のクロックパルスで制御するように構成するもの
である。また請求項4記載の発明は、請求項1記載の固
体撮像装置において、前記選択回路は、シフトレジスタ
の走査パルスを保持するためのラッチ手段を有し、該ラ
ッチ手段を他のクロックパルスで制御するように構成す
るものである。
【0011】このように固体撮像装置を構成することに
より、水平シフトレジスタに入力するクロックパルスの
複雑な制御なしで、水平選択線の選択期間の時間差に関
する問題を発生せずに、画素アレイの信号を高速で読み
出し可能な固体撮像装置が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施の形態〕 (構 成)次に、発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明に係る固体撮像装置の第1の実施の形態を
示す構成図であり、図10に示した従来例と同一の部分に
は同じ符号を付して示している。この実施の形態は請求
項1及び2に対応するもので、図10に示した従来例と異
なる部分は、水平シフトレジスタ30及び選択回路31であ
る。水平シフトレジスタ30の構成が、図11に示したもの
と異なる点は、図11におけるシフトレジスタユニット29
が削除されていることだけである。すなわち、第1のシ
フトレジスタユニット20と第2のシフトレジスタユニッ
ト21の合計段数が、X方向に配列されているCMD1の
画素数(n)と等しくなっている。
【0013】次に、選択回路31の構成について説明す
る。選択回路31は、第1の選択回路ユニット32と第2の
選択回路ユニット33が、交互に水平選択線3(3−1,
3−2,・・・,3−n)の数、すなわち合計n個並ん
で構成されている。第1の選択回路ユニット32は、P型
トランジスタ34,35とN型トランジスタ36,37と反転回
路38とで論理積回路を構成し、その出力が水平選択スイ
ッチ39のゲート端子に入力されるように構成されてい
る。すなわち、P型トランジスタ34,35とN型トランジ
スタ36,37とで2入力NAND回路を構成し、その出力
ノードP31が反転回路38を介してノード/P31として出
力される。ノード/P31は水平選択スイッチ39のゲート
端子に入力され、また、水平選択スイッチ39のソース端
子が水平選択線3−1に、ドレイン端子が信号線9にそ
れぞれ接続されるように構成されている。
【0014】2入力NAND回路は、P型トランジスタ
34,35のソース端子が共通に高レベル電源線VDDに接
続され、ドレイン端子は共通にN型トランジスタ36のド
レイン端子に接続され、N型トランジスタ36のソース端
子とN型トランジスタ37のドレイン端子とが接続され、
N型トランジスタ37のソース端子は低レベル電源線VS
Sに接続されている。P型トランジスタ34とN型トラン
ジスタ37のゲート端子に共通に水平走査パルスφs1が
入力され、P型トランジスタ35とN型トランジスタ36の
ゲート端子に共通にクロックパルスφ3が入力されるよ
うに構成されている。
【0015】第2の選択回路ユニット33は、P型トラン
ジスタ34とN型トランジスタ37のゲート端子に共通に水
平走査パルスφs2を入力し、P型トランジスタ35とN
型トランジスタ36のゲート端子に共通にクロックパルス
/φ3を入力するように構成している部分以外は、第1
の選択回路ユニット32と同様の構成である。クロックパ
ルスφ3は高レベルと低レベルの期間が等しいパルスで
ある。また、クロックパルス/φ3はクロックパルスφ
3の反転クロックパルスである。
【0016】(作 用)次に図2を用いて、図1に示し
た固体撮像装置の動作を説明する。図2は、水平シフト
レジスタ30と選択回路31の動作、及び垂直選択線2−1
が選択された場合のCMD信号出力を示すタイミングチ
ャートである。水平シフトレジスタ30には、スタートパ
ルスφST,クロックパルスφ1,φ2を入力する。ク
ロックパルスφ1,φ2の位相の関係は、周期T1のク
ロックパルスφ1に対してクロックパルスφ2の位相
が、T1/2以下のずれを生じた場合である。まず、第
1の選択回路ユニット32の動作について説明する。水平
走査パルスφs1がP型トランジスタ34とN型トランジ
スタ37のゲート端子に共通に入力され、クロックパルス
φ3はP型トランジスタ35とN型トランジスタ36のゲー
ト端子に共通に入力される。ノードP31には、水平走査
パルスφs1とクロックパルスφ3とが高レベル期間の
み低レベル信号が出力され、他の期間は常に高レベル信
号が出力される。ノードP31を反転回路38に入力しノー
ド/P31が出力される。水平走査パルスφs1とクロッ
クパルスφ3との位相関係は、水平走査パルスφs1の
高レベル期間内にクロックパルスφ3の高レベル期間が
開始・終了すればよい。このような位相関係のパルスを
P型トランジスタ34,35とN型トランジスタ36,37に入
力することにより、ノード/P31の高レベル期間は、ク
ロックパルスφ3の高レベル期間で決定される。
【0017】次に、第2の選択回路ユニット33の動作に
ついて説明する。水平走査パルスφs1とクロックパル
スφ3とを、それぞれ水平走査パルスφs2とクロック
パルス/φ3とに変える点以外は、上記第1の選択回路
ユニット32の場合と同様である。すなわち、水平走査パ
ルスφs2とクロックパルス/φ3との位相関係を、水
平走査パルスφs2の高レベル期間内にクロックパルス
/φ3の高レベル期間を開始・終了させることで、ノー
ド/P32の高レベル期間は、クロックパルス/φ3の高
レベル期間で決定される。以下、第1及び第2の選択回
路ユニット32,33の動作が交互に水平選択線3(3−
1,3−2,・・・,3−n)の数だけ順に繰り返され
る。この結果、周期T1のクロックパルスφ1に対して
クロックパルスφ2の位相が、T1/2以下のずれを生
じた場合でも、奇数番目の水平選択線3−1,3−3,
・・・の選択期間と偶数番目の水平選択線3−2,・・
・の選択期間が等しくなる。
【0018】また、クロックパルスφ1に対してクロッ
クパルスφ2の位相が、T1/2以上のずれを生じた場
合でも、上記と同様の動作がなされるので、奇数番目の
水平選択線3−1,3−3,・・・と偶数番目の水平選
択線3−2,・・・の選択期間が等しくなる。以上のよ
うに、水平シフトレジスタ12に入力するクロックパルス
φ1とクロックパルスφ2の位相の関係が、T=T1/
2以外のずれの場合でも、奇数番目の水平選択線3−
1,3−3,・・・の選択期間と偶数番目の水平選択線
3−2,・・・の選択期間が等しく、これに対応してX
方向に配列されているCMD1の信号読み出し期間が、
奇数番目と偶数番目との画素で等しくなることになる。
【0019】(効 果)以上説明したように、本実施の
形態によれば、水平選択線の選択期間がクロックパルス
φ3,/φ3と水平走査パルスとの論理積した出力で設
定されるので、水平シフトレジスタに入力するクロック
パルスの複雑な制御なしで、水平選択線の選択期間の時
間差に関する問題を発生せずに、画素アレイの信号を読
み出すことができる。また、水平シフトレジスタに入力
するクロックパルス1周期の期間で、2画素分の信号出
力を読み出せるので、高速読み出しに有利である。な
お、この実施の形態では、水平シフトレジスタにCMO
Sクロックインバータ回路を用いたものを示したが、そ
の具体的な構成については、これに限られるものではな
い。また、水平選択線の選択期間を設定するために、ク
ロックパルスφ3,/φ3と水平走査パルスとのAND
回路(論理積回路)を選択回路として用いたものを示し
たが、選択回路は図3の(A),(B),(C)に示す
ようなNAND回路(論理積の反転回路)、NOR回路
(論理和の反転回路)、OR回路(論理和回路)など、
論理演算機能を有する回路であれば同様に用いることが
できる。図3の(A)の選択回路は、選択回路ユニット
300 ,301 を、NAND回路(論理積の反転回路)302
とP型トランジスタ303 とで構成している。また図3の
(B)の選択回路は、選択回路ユニット310 ,311 を、
反転回路312 とNOR回路(論理和の反転回路)313 と
N型トランジスタ314 とで構成している。また図3の
(C)の選択回路は、選択回路ユニット320 ,321 を、
反転回路312 と、NOR回路313 と反転回路322 とから
なるOR回路(論理和回路)と、P型トランジスタ323
とで構成している。更に本実施の形態では、画素として
CMDを用いたものを示したが、X・Yアドレス型の固
体撮像装置に適用することができることは勿論、ライン
センサ、垂直走査回路に適用可能なことは言うまでもな
い。
【0020】〔第2の実施の形態〕 (構 成)次に、第2の実施の形態について説明する。
図4は本発明に係る固体撮像装置の第2の実施の形態を
示す構成図であり、図10に示した従来例と同一の部分に
は同じ符号を付して示している。この実施の形態は請求
項1及び4に対応するもので、図10に示した従来例と異
なる部分は、選択回路40及び非選択スイッチ回路43(43
−1,43−2,43−3,・・・43−n)である。非選択
スイッチ回路43−1,43−2,43−3,・・・43−nに
は、水平走査パルスφs2,φs3,・・・φsn,φ
s(n+1)が入力されるようになっている。また選択
回路40の構成は、次のようになっている。すなわち選択
回路40は、第1の選択回路ユニット41と第2の選択回路
ユニット42が交互に水平選択線3(3−1,3−2,・
・・,3−n)の数、すなわち合計n個並んで構成され
ている。
【0021】第1の選択回路ユニット41は、高レベル信
号が印加されるとオンし低レベル信号が印加されるとオ
フするスイッチ44,45,46と、容量47と、水平選択スイ
ッチ48とから構成されている。スイッチ44とスイッチ45
が直列に接続され、スイッチ44,45の共通接続点である
ノードP41と定電源線VCとの間に、容量47を接続して
いる。スイッチ45の出力であるノードP41−Dが水平選
択スイッチ48のゲート端子に入力され、水平選択スイッ
チ48のソース端子が水平選択線3−1に、ドレイン端子
が信号線9にそれぞれ接続されている。また、ノードP
41−Dとグランド線49の間にスイッチ46を接続する構成
となっている。スイッチ44に水平走査パルスφs1が入
力され、スイッチ44,46はクロックパルスφ3により制
御され、スイッチ45はクロックパルス/φ3により制御
されるようになっている。
【0022】第2の選択回路ユニット42は、スイッチ44
に水平走査パルスφs2を入力し、スイッチ44,46をク
ロックパルス/φ3により制御し、スイッチ45をクロッ
クパルスφ3により制御するように構成している点以外
は、第1の選択回路ユニット41と同様の構成である。ク
ロックパルスφ3は高レベルと低レベルとの期間が等し
いパルスであり、またクロックパルス/φ3はクロック
パルスφ3の反転クロックパルスである。
【0023】(作 用)次に図5を用いて、図4に示し
た固体撮像装置の動作を説明する。図5は、水平シフト
レジスタ12と選択回路40の動作、及び垂直選択線2−1
が選択された場合のCMD信号出力を示すタイミングチ
ャートである。水平シフトレジスタ12には、スタートパ
ルスφST,クロックパルスφ1,φ2を入力する。ク
ロックパルスφ1,φ2の位相の関係は、周期T1のク
ロックパルスφ1に対してクロックパルスφ2の位相
が、T1/2以下のずれを生じた場合を示している。
【0024】まず、第1の選択回路ユニット41の動作に
ついて説明する。水平走査パルスφs1が、クロックパ
ルスφ3により制御されるスイッチ44に入力され、ノー
ドP41にはクロックパルスφ3の高レベル期間のみ水平
走査パルスφs1が出力されるので、水平走査パルスφ
s1,クロックパルスφ3が共に高レベル期間に、高レ
ベル信号を容量47に蓄える。容量47に蓄えられた高レベ
ル信号は、クロックパルスφ3の高レベル期間に水平走
査パルスφs1の低レベル信号がスイッチ44に入力され
るまで保持される。ノードP41が、クロックパルス/φ
3により制御されるスイッチ45に入力され、ノードP41
−Dにはクロックパルス/φ3の高レベル期間のみノー
ドP41が出力されるので、ノードP41,クロックパルス
/φ3が共に高レベル期間に、高レベル信号が出力され
る。ノードP41−Dに現れた高レベル信号は、クロック
パルスφ3により制御されるスイッチ46を介して、クロ
ックパルスφ3の高レベル期間にリセットされ、低レベ
ル信号となる。したがって、ノードP41とクロックパル
ス/φ3が共に高レベル期間のみ、ノードP41−Dに高
レベル信号が出力される。水平走査パルスφs1とクロ
ックパルスφ3との位相関係は、水平走査パルスφs1
の高レベル期間内にクロックパルスφ3の高レベル期間
が開始・終了されればよい。このような位相関係のクロ
ックパルスφ3でスイッチ44,46を制御し、クロックパ
ルス/φ3でスイッチ45を制御することにより、ノード
P41−Dの高レベル期間は、クロックパルス/φ3の高
レベル期間で決定される。
【0025】次に、第2の選択回路ユニット42の動作に
ついて説明する。水平走査パルスφs1を水平走査パル
スφs2に変え、スイッチ44,46を制御するクロックパ
ルスφ3をクロックパルス/φ3とに変え、スイッチ45
を制御するクロックパルス/φ3をクロックパルスφ3
に変える点以外は、上記第1の選択回路ユニット41の場
合と同様である。すなわち、水平走査パルスφs2とク
ロックパルス/φ3との位相関係を、水平走査パルスφ
s2の高レベル期間内にクロックパルス/φ3の高レベ
ル期間を開始・終了させることで、ノードP42−Dの高
レベル期間は、クロックパルスφ3の高レベル期間で決
定される。
【0026】以下、第1及び第2の選択回路ユニット4
1,42の動作が交互に水平選択線3(3−1,3−2,
・・・,3−n)の数だけ順に繰り返される。この結
果、周期T1のクロックパルスφ1に対してクロックパ
ルスφ2の位相が、T1/2以下のずれを生じた場合で
も、奇数番目の水平選択線3−1,3−3,・・・の選
択期間と偶数番目の水平選択線3−2,・・・の選択期
間が等しくなる。また、クロックパルスφ1に対してク
ロックパルスφ2の位相が、T1/2以上のずれを生じ
た場合でも、上記と同様の動作がなされるので、奇数番
目の水平選択線3−1,3−3,・・・と偶数番目の水
平選択線3−2,・・・の選択期間が等しくなる。
【0027】以上のように、水平シフトレジスタ12に入
力するクロックパルスφ1とクロックパルスφ2との位
相の関係が、T=T1/2以外のずれの場合でも、奇数
番目の水平選択線3−1,3−3,・・・の選択期間と
偶数番目の水平選択線3−2,・・・の選択期間が等し
く、これに対応してX方向に配列されているCMD1の
信号読み出し期間が、奇数番目と偶数番目との画素で等
しくなることになる。
【0028】(効 果)以上説明したように、本実施の
形態によれば、水平選択線の選択期間が、クロックパル
スφ3,/φ3で制御されるスイッチ44,45,46及び容
量47とで設定されるので、水平シフトレジスタに入力す
るクロックパルスの複雑な制御なしで、水平選択線の選
択期間の時間差に関する問題を発生せずに、画素アレイ
の信号を読み出すことができる。また、水平シフトレジ
スタに入力するクロックパルス1周期の期間で、2画素
分の信号出力を読み出せるので、高速読み出しに有利で
ある。更に、第1の実施の形態よりも回路構成を簡単に
できる。なお、この実施の形態でも水平シフトレジスタ
にCMOSクロックインバータ回路を用いたものを示し
たが、その具体的な構成については、これに限られるも
のではない。また、本実施の形態では水平選択線の選択
期間を設定するために、クロックパルスφ3,/φ3で
制御されるスイッチ及び容量を選択回路として用いたも
のを示したが、選択回路は図6に示すようなラッチ回路
などの水平走査パルスを保持する機能を有する回路であ
れば、同様に用いることができる。図6に示す選択回路
は、第1及び第2の選択回路ユニット400 ,401 を、直
列接続した反転回路402 ,403をスイッチ44とスイッチ4
5との間に並列に接続して構成している。更に本実施の
形態では、画素としてCMDを用いたものを示したが、
X・Yアドレス型の固体撮像装置に適用することができ
ることは勿論、ラインセンサ、垂直走査回路に適用可能
なことは言うまでもない。
【0029】〔第3の実施の形態〕 (構 成)次に、第3の実施の形態について説明する。
図7は本発明に係る固体撮像装置の第3の実施の形態を
示す構成図であり、図10に示した従来例と同一の部分に
は同じ符号を付して示している。この実施の形態は請求
項1及び3に対応するもので、図10に示した従来例と異
なる部分は、水平シフトレジスタ30及び選択回路50であ
る。水平シフトレジスタ30の構成は図1に示した第1の
実施の形態の水平シフトレジスタの構成と同様である。
次に、選択回路50の構成について説明する。選択回路50
は、第1の選択回路ユニット51と第2の選択回路52が交
互に水平選択線3(3−1,3−2,・・・,3−n)
の数、すなわち合計n個並んで構成されている。
【0030】第1の選択回路ユニット51は、高レベル信
号が印加されるとR端子に接続し、低レベル信号が印加
されるとL端子に接続するスイッチ53と、水平選択スイ
ッチ54とから構成されている。ノードP51は水平選択ス
イッチ54のゲート端子に入力され、また水平選択スイッ
チ54のソース端子が水平選択線3−1に、またドレイン
端子が信号線9に、それぞれ接続されるように構成され
ている。水平選択スイッチ54のゲート端子とスイッチ53
を接続し、スイッチ53のL端子をグランド線49に接続
し、R端子を水平走査パルスφs1の入力端子とする構
成となっている。そしてスイッチ53はクロックパルスφ
3により制御されるようになっている。
【0031】第2の選択回路ユニット52は、スイッチ53
のR端子に水平走査パルスφs2を入力し、スイッチ53
をクロックパルス/φ3により制御するように構成して
いる点以外は、第1の選択回路ユニット51と同様の構成
である。クロックパルスφ3は高レベルと低レベルとの
期間が等しいパルスであり、またクロックパルス/φ3
はクロックパルスφ3の反転クロックパルスである。
【0032】(作 用)次に図8を用いて、図7に示し
た固体撮像装置の動作を説明する。図8は、水平シフト
レジスタ30と選択回路50の動作、及び垂直選択線2−1
が選択された場合のCMD信号出力を示すタイミングチ
ャートである。水平シフトレジスタ30には、スタートパ
ルスφST,クロックパルスφ1,φ2を入力する。ク
ロックパルスφ1,φ2の位相の関係は、周期T1のク
ロックパルスφ1に対してクロックパルスφ2の位相
が、T1/2以上のずれを生じた場合を示している。
【0033】まず、第1の選択回路ユニット51の動作に
ついて説明する。水平走査パルスφs1が、クロックパ
ルスφ3の高レベル期間スイッチ53のR端子に入力され
るので、ノードP51には、水平走査パルスφs1,クロ
ックパルスφ3が共に高レベル期間に、高レベル信号が
出力される。ノードP51に現れた高レベル信号は、クロ
ックパルスφ3低レベル期間にスイッチ53のL端子が接
続されるので、リセットされ低レベル信号となる。水平
走査パルスφs1とクロックパルスφ3との位相関係
は、水平走査パルスφs1の高レベル期間内にクロック
パルスφ3の高レベル期間が開始・終了されればよい。
このような位相関係のパルスでスイッチ53を制御するこ
とにより、ノードP51の高レベル期間は、クロックパル
スφ3の高レベル期間で決定される。
【0034】次に、第2の選択回路ユニット52の動作に
ついて説明する。水平走査パルスφs1を水平走査パル
スφs2に変え、スイッチ53を制御するクロックパルス
φ3をクロックパルス/φ3に変える点以外は、上記第
1の選択回路ユニット51の場合と同様である。すなわ
ち、水平走査パルスφs2とクロックパルス/φ3との
位相関係を、水平走査パルスφs2の高レベル期間内に
クロックパルス/φ3の高レベル期間を開始・終了させ
ることで、ノードP52の高レベル期間は、クロックパル
ス/φ3の高レベル期間で決定される。
【0035】以下、第1及び第2の選択回路ユニット5
1,52の動作が交互に水平選択線3(3−1,3−2,
・・・,3−n)の数だけ順に繰り返される。この結
果、周期T1のクロックパルスφ1に対してクロックパ
ルスφ2の位相が、T1/2以上のずれを生じた場合で
も、奇数番目の水平選択線3−1,3−3,・・・の選
択期間と偶数番目の水平選択線3−2,・・・の選択期
間が等しくなる。また、クロックパルスφ1に対してク
ロックパルスφ2の位相が、T1/2以下のずれを生じ
た場合でも、上記と同様の動作がなされるので、奇数番
目の水平選択線3−1,3−3,・・・と偶数番目の水
平選択線3−2,・・・の選択期間が等しくなる。
【0036】以上のように、水平シフトレジスタ30に入
力するクロックパルスφ1とクロックパルスφ2との位
相の関係が、T=T1/2以外のずれの場合でも、奇数
番目の水平選択線3−1,3−3,・・・の選択期間と
偶数番目の水平選択線3−2,・・・の選択期間が等し
く、これに対応してX方向に配列されているCMD1の
信号読み出し期間が、奇数番目と偶数番目との画素で等
しくなることになる。
【0037】(効 果)以上説明したように、本実施の
形態によれば、水平選択線の選択期間が、クロックパル
スφ3,/φ3で制御されるスイッチ53で設定されるの
で、水平シフトレジスタに入力するクロックパルスの複
雑な制御なしで、水平選択線の選択期間の時間差に関す
る問題を発生せずに、画素アレイの信号を読み出すこと
ができる。また、水平シフトレジスタに入力するクロッ
クパルス1周期の期間で、2画素分の信号出力を読み出
せるので、高速読み出しに有利である。更に、第1及び
第2の実施の形態よりも回路構成を簡単にできる。な
お、この実施の形態でも、水平シフトレジスタにCMO
Sクロックインバータ回路を用いたものを示したが、そ
の具体的な構成については、これに限られるものではな
い。また、本実施の形態では、水平選択線の選択期間を
設定するために、クロックパルスφ3,/φ3で制御さ
れるスイッチを選択回路として用いたものを示したが、
選択回路は、図9に示すように複数のスイッチを組み合
わせて構成したものを用いてもよい。図9に示した選択
回路は、第1及び第2の選択回路ユニット500 ,501 を
スイッチ502 ,503 で構成している。更に本実施の形態
では、画素としてCMDを用いたものを示したが、X・
Yアドレス型の固体撮像装置に適用することができるこ
とは勿論、ラインセンサ、垂直走査回路に適用可能なこ
とは言うまでもない。
【0038】
【発明の効果】以上実施の形態に基づいて説明したよう
に、請求項1記載の発明は、固体撮像装置における水平
走査回路を、水平シフトレジスタと、該水平シフトレジ
スタの走査パルスと他のクロックパルスとを用いて画素
の信号を読み出す選択パルスを順次出力する選択回路と
で構成することにより、水平シフトレジスタに入力する
クロックパルスの複雑な制御なしで、水平選択線の選択
期間の時間差に関する問題を発生せずに、画素アレイの
信号を読み出すことができる。また請求項2記載の発明
は、請求項1記載の固体撮像装置における選択回路をシ
フトレジスタの走査パルスと他のクロックパルスの論理
演算回路で構成することにより、水平シフトレジスタに
入力するクロックパルスの複雑な制御なしで、水平選択
線の選択期間の時間差に関する問題を発生せずに、画素
アレイの信号を読み出すことができる。また請求項3記
載の発明は、請求項1記載の固体撮像装置における選択
回路を、他のクロックパルスで制御される、シフトレジ
スタの走査パルスを伝達するためのスイッチ手段で構成
することにより、水平シフトレジスタに入力するクロッ
クパルスの複雑な制御なしで、水平選択線の選択期間の
時間差に関する問題を発生せずに、画素アレイの信号を
読み出すことができる。また請求項4記載の発明は、請
求項1記載の固体撮像装置における選択回路を、他のク
ロックパルスで制御される、シフトレジスタの走査パル
スを保持するラッチ回路で構成することにより、水平シ
フトレジスタに入力するクロックパルスの複雑な制御な
しで、水平選択線の選択期間の時間差に関する問題を発
生せずに、画素アレイの信号を読み出すことができる。
更に、請求項1〜4記載の各発明は、水平シフトレジス
タに入力するクロックパルス1周期の期間で2画素分の
信号出力を読み出せるので、高速読み出しに有利である
等の効果を備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る固体撮像装置の第1の実施の形態
を示す構成図である。
【図2】図1に示した第1の実施の形態の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【図3】図1に示した第1の実施の形態における選択回
路の他の構成例を示す図である。
【図4】本発明に係る固体撮像装置の第2の実施の形態
を示す構成図である。
【図5】図4に示した第2の実施の形態の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【図6】図4に示した第2の実施の形態における選択回
路の他の構成例を示す図である。
【図7】本発明に係る固体撮像装置の第3の実施の形態
を示す構成図である。
【図8】図7に示した第3の実施の形態の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【図9】図7に示した第3の実施の形態における選択回
路の他の構成例を示す図である。
【図10】従来の固体撮像装置を示す構成図である。
【図11】図10に示した従来例の水平シフトレジスタを示
す回路構成図である。
【図12】図10に示した従来例において、クロックパルス
φ1とクロックパルスφ2との位相関係を半周期ずらし
た場合の動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【図13】図10に示した固体撮像装置において、クロック
パルスφ1とクロックパルスφ2との位相関係を半周期
以下にずらした場合の動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【符号の説明】
1 CMD 2 垂直選択線 3 水平選択線 4 グランド線 5 非選択用スイッチ 6 反転回路 7 第1の水平選択スイッチ 8 第2の水平選択スイッチ 9 信号線 10 垂直走査回路 11 水平走査回路 12 水平シフトレジスタ 13 選択回路 30 水平シフトレジスタ 31 選択回路 32 第1の選択回路ユニット 33 第2の選択回路ユニット 38 反転回路 39 水平選択スイッチ 40 選択回路 41 第1の選択回路ユニット 42 第2の選択回路ユニット 43 非選択スイッチ回路 48 水平選択スイッチ 49 グランド線 50 選択回路 51 第1の選択回路ユニット 52 第2の選択回路ユニット 53 スイッチ 58 水平選択スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受光素子からなる画素を複数個配列して
    構成した画素アレイと、該画素アレイの各画素を順に走
    査して各画素の信号を読みだす走査回路とを備えた固体
    撮像装置において、前記走査回路は、入力クロックパル
    スの周期に対して同期した走査パルスを順次発生するシ
    フトレジスタと、前記入力クロックパルスとは異なる他
    のクロックパルスと前記シフトレジスタの走査パルスと
    を用いて画素の信号を読み出す選択パルスを順次出力す
    る選択回路とからなることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記選択回路は、他のクロックパルスと
    シフトレジスタの走査パルスとを論理演算して選択パル
    スを出力する機能を有するように構成されていることを
    特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記選択回路は、シフトレジスタの走査
    パルスを伝達するためのスイッチ手段を有し、該スイッ
    チ手段を他のクロックパルスで制御するように構成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記選択回路は、シフトレジスタの走査
    パルスを保持するためのラッチ手段を有し、該ラッチ手
    段を他のクロックパルスで制御するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
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