JP3107212B2 - 固体撮像素子 - Google Patents

固体撮像素子

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JP3107212B2 JP01264989A JP26498989A JP3107212B2 JP 3107212 B2 JP3107212 B2 JP 3107212B2 JP 01264989 A JP01264989 A JP 01264989A JP 26498989 A JP26498989 A JP 26498989A JP 3107212 B2 JP3107212 B2 JP 3107212B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、簡単な構成のシャッター機能をもつ固体
撮像素子に関する。
〔従来の技術〕
固体撮像素子は、従来の撮像管では不可能だったシャ
ッター機能を素子自体にもたせることが可能なため、幅
広い用途で用いられている。例えばMOS型撮像素子に代
表されるX−Yアドレス・タイプの固体撮像素子では、
リセット操作と読み出し操作のタイミングをずらして行
うことにより、35mmカメラの縦走りフォーカル・プレー
ン・シャッターと同様なシャッター機能を付加してい
る。
かかるシャッター機能動作の実現のために、従来は例
えば1987年テレビジョン学会全国大会予稿集4−7(75
〜76頁)に開示されているように、リセット操作用及び
読み出し操作用の垂直走査回路を2個別々に設ける方法
が用いられている。次に、この方法を第5図に基づいて
説明する。101は垂直走査回路、102は水平走査回路、10
3は副垂直走査回路、104は垂直ゲート線、105は水平ゲ
ート線、106−11,106−12,……106−32はフォトダイオ
ード、107は水平MOSトランジスタ、108は垂直MOSトラン
ジスタ、109は垂直スイッチMOSトランジスタ、110はセ
ンサリセットトランジスタ、111は水平信号線、112は出
力信号線、113はセンサリセット用ドレイン、OX−1,OX
−2,……は各垂直ゲート線104に付した符号、OY−1,OY
−2,……は各水平ゲート線105に対応する各読み出し水
平ラインに付した符号、OY−1′,OY−2′,……は各
水平ゲート線105に対応する各リセット水平ラインに付
した符号である。
このように構成された固体撮像素子において、副垂直
走査回路103,センサリセットトランジスタ110を除いた
回路は、1986年テレビジョン学会全国大会予稿集3−8
(59〜60頁)で述べられているものとほぼ同じで、その
読み出し動作も同様であり、簡単に説明すると次のとお
りである。すなわち通常は、例えば1/60秒毎の垂直走査
回路101及び水平走査回路102からの各走査信号の走査に
より、垂直MOSトランジスタ108,水平MOSトランジスタ10
7,垂直スイッチMOSトランジスタ109を介して、各画素フ
ォトダイオード106−11,106−12,……106−32の画素信
号が、順次水平信号線111及び出力信号線112を経由して
読み出されるようになっている。
次にセンサリセットトランジスタ110と副垂直走査回
路103との組み合わせ動作による固体撮像素子のシャッ
ター動作について説明する。副垂直走査回路103の垂直
走査用ゲート信号の位相が、垂直走査回路101の垂直走
査用ゲート信号よりnライン分進んだ状態で動作してい
るとする。まず副垂直走査回路103により1番目のリセ
ット水平ラインOY−1′が選択され、垂直走査用ゲート
信号が送出されたとすると、水平走査回路102が各垂直
ゲート線OX−1,OX−2,……を順次走査するに従い、フォ
トダイオード106−11,106−12が順次読み出され、その
画素信号はセンサリセットトランジスタ110がONとなっ
ているのでセンサリセット用ドレイン113を通じてセン
サ外部へ吐き出され、第1ラインのフォトダイオード10
6−11,106−12がリセットされる。
次いでnラインの周期分だけの時間が経過した後、今
度は垂直走査回路101により読み出し水平ラインOY−1
が選択されるので、フォトダイオード106−11,106−12
からの各画素信号が垂直スイッチMOSトランジスタ109,
出力信号線112を通じてセンサ外へ撮像信号として読み
出される。以上のような動作により、第1ラインのフォ
トダイオードはnライン分の露光時間の後、言い換えれ
ばnライン周期分のシャッター時間でシャッターが切ら
れた状態の撮像信号が読み出されることになる。
この時の垂直走査回路101及び副垂直走査回路103の各
段から出力される走査パルスのタイミングを第6図に示
す。ここでφは垂直走査回路101,103を動作させるた
めに外部から供給される1H周期のクロックであり、OY−
1,OY−2,OY−3及びOY−1′,OY−2′,OY−3′は第5
図に示した垂直走査回路101及び副垂直走査回路103の各
段から各水平ラインに出力される垂直走査パルスを示し
ている。
以上説明したように、MOS型をはじめとするいわゆる
X−Yアドレス型の固体撮像素子においては、外部より
設定した時間だけ位相のずれた垂直走査パルス列を実現
することにより、シャッター動作が可能となることにな
る。したがってシャッター動作のために、どのようにし
て位相のずれた垂直走査パルス列を実現するかが問題と
なる。
また上記シャッター動作を可能とするための位相のず
れた垂直走査パルス列を実現する他の方法としては、特
開昭63−78679号に開示されるように、シフト・レジス
タの各ステージ毎にシフト・パルスのカウンタを設け、
シフト・パルスの通過をラッチしておく構成が知られて
いる。この構成の場合は、カウンタ又はラッチ部を走査
に先立ち全て初期状態に設定するための制御機構が必要
となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の方式を用いてX−Yアドレス型
固体撮像素子に対して素子シャッター機能を実現しよう
とすると、次に述べる問題点が生じる。
まず第5図に示したリセット操作用の垂直走査回路と
読み出し操作用の垂直走査回路の2つの垂直走査回路を
設けて、シャッター機能をもたせた場合の問題点につい
て説明する。この方式を用いた場合は、2つの垂直走査
回路とそれに係わる配線等は、第5図に示すように受光
部を挟んで対向する位置に配置せざるを得なくなる。こ
のためチップ面積が増大し、固体撮像素子のコストの低
廉化が困難となる。一方、特開昭63−78679号に示すよ
うに、必要な垂直走査回路の数は1つであるが、その各
ステージ毎にシフト・パルスのカウンタを設けシフト・
パルスの通過をラッチしておく構成を用いると、ラッチ
部もしくはカウンタ部を実現するためには複雑な回路構
成が必要となるので、やはりチップ面積が増大しセンサ
のコストの低廉化が困難となる。
本発明は、従来のシャッター機能を備えたX−Yアド
レス型固体撮像素子における上記問題点を解決するため
になされたもので、チップ面積の増大する割合を著しく
少なくしコストの低廉化が容易なシャッター機能を有す
る固体撮像素子を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
上記問題点を解決するために、本発明は、光電変換素
子を2次元に配列してなる画素アレーと、該画素アレー
の各画素の蓄積信号を順次アドレスして読み出すための
水平及び垂直走査回路と、信号読み出し部を備えた固体
撮像素子において、前記垂直走査回路を、1水平走査期
間の複数倍のパルス幅を有し、該パルス幅を露光時間と
するパルスを入力とし、該パルスを順次シフトしてシフ
トパルスを出力させるシフトレジスタ手段と、前記シフ
トパルスの立ち上がり及び立ち下がりに同期して対応す
る画素行を選択し、各選択時点においてそれぞれ信号の
読み出し並びに蓄積された信号の排出動作を行う読み出
し排出制御手段とから構成すること、又は1水平走査期
間のパルス幅をもつ第1のパルスと、1水平走査期間の
複数倍のパルス幅をもつ第2のパルスとを位相差を有し
て複合し、該位相差を露光時間とする複合パルスを入力
とし、該パルスを順次シフトしてシフトパルスを出力さ
せるシフトレジスタ手段と、前記第1及び第2のパルス
に同期して対応する画素行を選択し、各選択時点におい
てそれぞれ信号の読み出し並びに蓄積された信号の排出
動作を行う読み出し排出制御手段とから構成することを
特徴とするものである。
このように構成することにより、シフトレジスタ手段
内をシフトする1水平走査期間の複数倍のパルス幅を有
するシフトパルスの立ち上がり及び立ち下がりに同期し
て、あるいはシフトレジスタ手段内をシフトする複合パ
ルスを構成する1水平走査期間のパルス幅をもつ第1の
パルスと1水平走査期間の複数倍のパルス幅をもつ第2
のパルスに同期して対応する画素行が選択され、各選択
時点においてそれぞれ蓄積された信号の排出動作並びに
信号の読み出し動作が行われる。これにより複数の垂直
走査回路や複雑な回路構成を必要とせず、チップ面積の
増大する割合を低減し、コストの低廉化を計ったシャッ
ター機能を有する固体撮像素子を容易に実現することが
可能となる。
〔実施例〕
以下、実施例について説明する。第1図は、本発明に
係るシャッター機能を有するX−Yアドレス型固体撮像
素子の第1実施例の主要部である垂直走査回路の構成を
示す回路構成図である。また第2図は、第1図の垂直走
査回路の動作を説明するためのパルスタイミングを示し
ている。第1図において、1は垂直走査回路内の垂直シ
フトレジスタで、該垂直シフトレジスタ1は水平走査期
間を1周期とし外部より供給される駆動パルスφによ
り、パルス列をシフトする機能を有している。この垂直
走査回路において、駆動パルスφの複数周期分の高レ
ベル期間をもつシフトパルスを垂直シフトレジスタ1中
でシフト動作させると、該垂直シフトレジスタ1の各段
1−(n−1),1−(n),1−(n+1),……の出力
2−(n−1),2−(n),2−(n+1),……には、
第2図において、それぞれφn-1nn+1,……で示さ
れる走査パルスが出力される。
そして垂直シフトレジスタ1の第n段目の出力2−
(n)は、第n段目のシャッターリセット信号発生用の
N−チャネルトランジスタ3−(n)のソースと、第n
+1段目のシャッターリセット信号発生用のN−チャネ
ルトランジスタ3−(n+1)のゲートと、及び第n段
目の読み出し信号発生用のP−チャネルトランジスタ4
−(n)のソースに接続され、一方、第n段目のシャッ
ターリセット信号発生用のN−チャネルトランジスタ3
−(n)のゲートは、垂直シフトレジスタ1の第n−1
段目の出力2−(n−1)に接続されている。
第n段目のシャッターリセット信号発生用のN−チャ
ネルトランジスタ3−(n)のドレインは負荷容量5−
(n)に接続されている。ここで負荷容量5−(n)
は、第5図に示したように、垂直走査回路の各出力が接
続される受光部のゲート選択線等の負荷をまとめて表し
たものである。第n段目の読み出し信号発生用のP−チ
ャネルトランジスタ4−(n)のドレインは負荷容量6
−(n)に接続されている。ここで負荷容量6−(n)
は負荷容量5−(n)と同様、第5図に示したように、
垂直走査回路の各出力が接続される受光部のゲート選択
線等の負荷をまとめて表したものである。
次に、このように構成した垂直走査回路の動作につい
て説明する。まず垂直走査回路の第n段目の出力に注目
して説明する。第2図に示すように、第n−1段目の垂
直シフトレジスタ1の出力2−(n−1)のパルスφ
n-1が、時刻t1において高レベルとなると、第n段目の
シャッターリセット信号発生用のN−チャネルトランジ
スタ3−(n)はON状態となり、このときの第n段目の
垂直シフトレジスタ1の出力2−(n)であるパルスφ
の低レベルを、ドレイン出力線7−(n)に出力す
る。次に時刻t2になると、第n段目の垂直シフトレジス
タ1の出力2−(n)であるパルスφが高レベルとな
り、一方、第n−1段目の垂直シフトレジスタ1の出力
2−(n−1)であるパルスφn-1は高レベルであり、
第n段目のシャッターリセット信号発生用のN−チャネ
ルトランジスタ3−(n)はON状態のままなので、ドレ
イン出力線7−(n)には高レベルが出力される。
時刻t4で第n−1段目の垂直シフトレジスタ1の出力
2−(n−1)であるパルスφn-1が高レベルから低レ
ベルに遷移するため、第n段目のシャッターリセット信
号発生用のN−チャネルトランジスタ3−(n)はOFF
状態となるので、以後、第n−1段目の垂直シフトレジ
スタ1の出力2−(n−1)であるパルスφn-1が低レ
ベルから高レベルに遷移するまで、ドレイン出力線7−
(n)は高レベルに保持される。このようにしてドレイ
ン出力線7−(n)からは、第2図に示すシャッターリ
セットパルスφn・RSTが出力される。また同様にし
て、ドレイン出力線7−(n+1)からは駆動パルスφ
の1周期分遅れてシャッターリセットパルスφ
n+1・RSTが出力される。
次に第n−1段目の垂直シフトレジスタ1の出力2−
(n−1)であるパルスφn-1が時刻t4に低レベルとな
ると、第n段目の読み出し信号発生用のP−チャネルト
ランジスタ4−(n)はON状態となり、このときの第n
段目の垂直シフトレジスタ1の出力2−(n)であるパ
ルスφの高レベルをドレイン出力線8−(n)に出力
する。時刻t5になると第n段目の垂直シフトレジスタ1
の出力2−(n)であるパルスφが低レベルとなり、
一方、第n−1段目の垂直シフトレジスタ1の出力2−
(n−1)であるパルスφn-1は低レベルであり、第n
段目の読み出し信号発生用のP−チャネルトランジスタ
4−(n)はON状態のままなので、ドレイン出力線8−
(n)には低レベルが出力される。次のサイクルの時刻
t1で第n−1段目の垂直シフトレジスタ1の出力2−
(n−1)であるパルスφn-1が低レベルから高レベル
に遷移するため、第n段目の読み出し信号発生用のP−
チャネルトランジスタ4−(n)はOFF状態となるの
で、以後、次の垂直走査において、第n−1段目の垂直
シフトレジスタ1の出力2−(n−1)であるパルスφ
n-1が、高レベルから低レベルに遷移する時刻t4まで、
ドレイン出力線8−(n)は低レベルに保持される。こ
れによりドレイン出力線8−(n)からは、第2図に示
す読み出しパルスφn・SENSが出力される。また同様に
して、ドレイン出力線8−(n+1)からは駆動パルス
φの1周期分遅れて読み出しパルスφn+1・SENS
出力される。
以上説明したように、第1図に示した構成によれば、
複数の水平走査期間にわたり高レベルであり、その他の
期間低レベルであるパルスを、垂直走査回路内の垂直シ
フトレジスタでシフトさせることにより、垂直走査回路
の各段毎に低レベル時に、対応するラインをリセットさ
せるシャッターリセットパルスと、該パルスよりもシフ
トパルスの高レベル期間に相当する位相差を有し、各段
毎に高レベル時に、対応するラインに対して読み出し動
作を行う読み出しパルスが順次発生されることになる。
ここでシャッターによる露光時間は、シフトパルスの高
レベル期間に相当する時間となる。
上記第1の実施例の説明においては、シフトパルスが
低レベルから高レベルに遷移するタイミングをシャッタ
ーリセットタイミングとし、またシフトパルスが高レベ
ルから低レベルに遷移するタイミングが読み出しタイミ
ングとし、シフトパルスが高レベルの期間を露光時間と
して説明したが、勿論シフトパルスの低レベルの期間を
露光時間とし、シフトパルスが高レベルから低レベルに
遷移するタイミングをシャッターリセットタイミングと
して、またシフトパルスが低レベルから高レベルに遷移
するタイミングを読み出しタイミングとして用いるよう
に構成することも可能なことは明らかである。
第3図は、本発明の第2実施例の回路構成図であり、
第4図は、第2実施例の回路動作を説明するためのパル
スタイミング図である。第3図において、10は垂直走査
回路内に設けられた垂直シフトレジスタで、該垂直シフ
トレジスタ10は水平走査期間を1周期とし外部より供給
されるパルスφによりパルス列をシフトする機能を有
している。垂直走査回路において、駆動パルスφの1
周期分の高レベル期間と、この高レベル期間とはある位
相差を有し駆動パルスφの2周期分の高レベル期間を
もつシフトパルスを、シフトレジスタ10中をシフト動作
させると、該シフトレジスタ10の各段10−(n−1),1
0−(n),10−(n+1),……の出力11−(n−
1),11−(n),11−(n+1),……には、それぞれ
第4図においてφn-1nn+1,……で示される走査パ
ルスが出力されるようになっている。
そしてシフトレジスタ10の第n段目の出力11−(n)
であるパルスφは、第n段目のインバータ12−(n)
の入力端子、第n−1段目の読み出し信号を発生する3
入力NOR13−(n−1)の第3の入力端子、第n+1段
目の読み出し信号を発生する3入力NOR13−(n+1)
の第1の入力端子に入力されるようになっている。また
シフトレジスタ10の第n段目の出力11−(n)を反転し
た信号出力となる第n段目のインバータ12−(n)の出
力端子は、第n段目のシャッターリセット信号を発生す
る2入力NOR14−(n)の第2の入力端子、第n+1段
目のシャッターリセット信号を発生する2入力NOR14−
(n+1)の第1の入力端子、及び第n段目の読み出し
信号を発生する3入力NOR13−(n)の第2の入力端子
に接続されている。また第n−1段目の出力11−(n−
1)、第n−1段目のインバータ12−(n−1)の出
力、及び第n+1段目の出力11−(n+1)、第n+1
段目のインバータ12−(n+1)の出力等は、第n段目
の出力11−(n)、第n段目のインバータ12−(n)の
出力と同様に接続されている。
次にこのように構成された第2実施例の垂直走査回路
の動作を、垂直走査回路の第n段目の出力に注目して説
明する。まず垂直シフトレジスタ10中をクロックφ
2周期分の高レベルを有するシフトパルスがシフトして
きた場合を説明する。垂直シフトレジスタ10の第n段目
の出力11−(n)が、時刻t2において低レベルから高レ
ベルに遷移すると、2入力NOR14−(n)の2入力端子
は全て低レベルとなるので、2入力NOR14−(n)は第
4図に示すように、高レベルのシャッターリセットパル
スφn・RSTを発生する。時刻t3においては第n−1段
目の出力11−(n−1)が高レベルから低レベルに遷移
するので、シャッターリセット信号を発生する2入力NO
R14−(n)の出力は低レベルとなる。
次に垂直シフトレジスタ10中をクロックφの1周期
分の高レベルを有するシフトパルスがシフトしてきた場
合を説明する。時刻t8において第n段目の読み出し信号
を発生する3入力NOR13−(n)の3入力端子は全て低
レベルとなるので、3入力NOR13−(n)は第4図に示
すように、高レベルの読み出し信号φn・SENSを発生す
る。また時刻t9においては、シフトパルスがシフトし、
3入力NOR13−(n)の3入力端子のうち2つの入力端
子が高レベルとなるので、第n段目の読み出し信号を発
生する3入力NOR13−(n)の出力は低レベルとなる。
以下同様にして、第n+1段目のシャッターリセット信
号を発生する2入力NOR14−(n+1)の出力側から
は、シャッターリセット信号φn+1・RSTが出力さ
れ、また第n+1段目の読み出し信号を発生する3入力
NOR13−(n+1)の出力側からは、読み出し信号φ
n+1・SENSが出力される。
以上説明したように、第3図に示した第2実施例によ
れば、高レベルである期間の異なる複数のパルスを合成
したパルスを、シフトパルスとして垂直走査回路内のシ
フトレジスタでシフトさせることにより、垂直走査回路
の各段毎に高レベル時に、対応するラインをリセットさ
せるシャッターリセットパルスと、該パルスから一定の
位相差を有し高レベル時に、対応するラインを読み出す
読み出しパルスとが順次発生されることになる。ここで
シャッターによる露光時間は、シフトパルス中の高レベ
ルの長さの異なるパルス間の位相差に相当する時間とな
る。
なお上記第2の実施例の説明においては、シフトパル
スのうち水平走査期間の2周期分高レベルである期間を
シャッターリセットタイミングとして、また水平走査期
間の1周期分高レベルである期間を読み出しタイミング
として説明したが、勿論低レベルの部分を各情報の伝達
に使うことも可能であるし、またパルスの期間も2周期
分と1周期分に限定されず、他の組み合わせも可能なこ
とは明らかである。
〔発明の効果〕
以上実施例に基づいて説明したように、本発明によれ
ば、垂直走査回路を構成するシフトレジスタ手段内をシ
フトする1水平走査期間の複数倍のパルス幅を有するシ
フトパルスの立ち上がり及び立ち下がりに同期して、あ
るいはシフトレジスタ手段内をシフトする複合パルスを
構成する1水平走査期間のパルス幅をもつ第1のパルス
と1水平走査期間の複数倍のパルス幅をもつ第2のパル
スに同期して対応する画素行を選択し、各選択時点にお
いて、信号の読み出し並びに蓄積された信号の排出動作
を行うように構成したので、簡単な構成でチップ面積を
低減しコストを低廉化したシャッター機能を備えた固体
撮像素子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る固体撮像素子の第1実施例の主
要部を示す回路構成図、第2図は、第1実施例の動作を
説明するためのパルスタイミングを示す図、第3図は、
本発明の第2実施例の主要部を示す回路構成図、第4図
は、第2実施例の動作を説明するためのパルスタイミン
グを示す図、第5図は、従来のシャッター機能を有する
固体撮像素子の構成例を示す回路構成図、第6図は、そ
の動作を説明するためのパルスタイミングを示す図であ
る。 図において、1は垂直シフトレジスタ、3−(n−
1),3−(n),3−(n+1),……はシャッターリセ
ット信号発生用N−チャネルトランジスタ、4−(n−
1),4−(n),4−(n+1),……は読み出し信号発
生用P−チャネルトランジスタ、5−(n−1),5−
(n),5−(n+1),……,6−(n−1),6−
(n),6−(n+1),……は負荷容量、7−(n−
1),7−(n),7−(n+1),……,8−(n−1),8
−(n),8−(n+1),……はドレイン出力線、10は
垂直シフトレジスタ、12−(n−1),12−(n),12−
(n+1),……はインバータ、13−(n−1),13−
(n),13−(n+1),……は信号読み出し信号発生
用3入力NOR、14−(n−1),14−(n),14−(n+
1),……はシャッターリセット信号発生用2入力NOR
を示す。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光電変換素子を2次元に配列してなる画素
    アレーと、該画素アレーの各画素の蓄積信号を順次アド
    レスして読み出すための水平及び垂直走査回路と、信号
    読み出し部を備えた固体撮像素子において、前記垂直走
    査回路を、1水平走査期間の複数倍のパルス幅を有し、
    該パルス幅を露光時間とするパルスを入力とし、該パル
    スを順次シフトしてシフトパルスを出力させるシフトレ
    ジスタ手段と、前記シフトパルスの立ち上がり及び立ち
    下がりに同期して対応する画素行を選択し、各選択時点
    においてそれぞれ信号の読み出し並びに蓄積された信号
    の排出動作を行う読み出し排出制御手段とから構成する
    ことを特徴とする固体撮像素子。
  2. 【請求項2】前記読み出し排出制御手段は、前記画素行
    を選択したシフトパルスと隣接するシフトパルスとの位
    相差により、読み出し選択パルス及び排出選択パルスを
    生成するように構成することを特徴とする請求項1記載
    の固体撮像素子。
  3. 【請求項3】光電変換素子を2次元に配列してなる画素
    アレーと、該画素アレーの各画素の蓄積信号を順次アド
    レスして読み出すための水平及び垂直走査回路と、信号
    読み出し部を備えた固体撮像素子において、前記垂直走
    査回路を、1水平走査期間のパルス幅をもつ第1のパル
    スと、1水平走査期間の複数倍のパルス幅をもつ第2の
    パルスとを位相差を有して複合し、該位相差を露光時間
    とする複合パルスを入力とし、該パルスを順次シフトし
    てシフトパルスを出力させるシフトレジスタ手段と、前
    記第1及び第2のパルスに同期して対応する画素行を選
    択し、各選択時点においてそれぞれ信号の読み出し並び
    に蓄積された信号の排出動作を行う読み出し排出制御手
    段とから構成することを特徴とする固体撮像素子。
  4. 【請求項4】前記読み出し排出制御手段は、前記画素行
    を選択したシフトパルスと隣接するシフトパルスとの位
    相差により、及び前記画素行を選択したシフトパルス自
    体により、読み出し選択パルス及び排出選択パルスを生
    成するように構成することを特徴とする請求項3記載の
    固体撮像素子。
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