JPH09148768A - ラック設置装置 - Google Patents

ラック設置装置

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JPH09148768A
JPH09148768A JP31117795A JP31117795A JPH09148768A JP H09148768 A JPH09148768 A JP H09148768A JP 31117795 A JP31117795 A JP 31117795A JP 31117795 A JP31117795 A JP 31117795A JP H09148768 A JPH09148768 A JP H09148768A
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JP
Japan
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rack
bolt
screwed
hole
floor
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP31117795A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Yamaji
宏 山地
Hisao Hayashi
久夫 林
勉 ▲高▼橋
Tsutomu Takahashi
Kenji Shinohara
建次 篠原
Koichi Namimatsu
功一 並松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 設置時のラックの水平出しを作業性良く行え
るようにする。 【解決手段】 雌ねじ部31aを有しラックの底板36
に固定されたねじ部材31と、雄ねじ部32a及び貫通
孔32bを有する高さ調整ボルト32とを有する。高さ
調整ボルトは、ねじ部材に対して上方よりねじ込まれ、
雄ねじ部をねじ部材の雌ねじ部に螺合させて、ねじ部材
を貫通して、下面がラックが載置される床40に当接し
ている。高さ調整ボルトを回転させてねじ部材より下方
向に突出量を調整し、突出量によって、ラックの高さを
調整する。上方より高さ調整ボルトの貫通孔に差し込ま
れ、貫通孔を通って、床に固定されて、高さ調整ボルト
を固定する固定ボルト33を有する。高さ調整ボルトの
雄ねじ部に螺合して締めてあり、ねじ部材に押し当たっ
ているナット34を有する。ナットとねじ部材とがダブ
ルナットとなって、高さ調整ボルトとねじ部材のがたつ
きを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はラックの設置装置に
係り、特に、通信装置等を収容するラックをその水平・
垂直を調整して床に設置する装置に関する。通信装置等
を収容するラックは、転倒しないように、建物内の床に
固定されて設置される。ここで、建物内の床面は、凸凹
があったり、傾斜している場合が有る。このため、ラッ
クは設置する床面の状態にあわせて、水平・垂直を調整
して設置される。
【0002】
【従来の技術】図17は、従来の1例のラック設置装置
10を示す。ラック設置装置10は、ボルト11と、複
数のスペーサ12、13とよりなる。ラック14は、図
18に併せて示すように、この底板15と床16との間
に、スペーサ12、13を挿入した状態で、ボルト11
をラック14の底板15の孔17を通して、床16の孔
18にねじ込むことによって設置してある。ラック14
が設置される床16の状態に対応して、ラック14の水
平・垂直を調整すべく、底板15と床16との間に、ス
ペーサ12、13が挿入してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のラッ
ク設置装置10には、次の問題点があった。 (1)水平・垂直を調整するのに手間がかかる。 水平・垂直を調整しなおすには、挿入するスペーサを適
宜換える必要があり、スペーサの追加、交換等の作業に
手間がかかる。ここで、調整は連続的ではなく、段階的
であるため、水平・垂直の調整が完了するまで、上記の
作業を幾度も繰り返し行う必要がある。
【0004】(2)水平・垂直を調整するのに人手がい
る。 スペーサを換えるときに、他人の助けを借りて、ラック
を床から浮かせる作業を行う必要がある。そこで、本発
明は、上記課題を解決したラック設置装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ラッ
クの底板と一体の雌ねじ部と、雄ねじ部を有し、貫通孔
を有し、工具が係合する工具係合部を有し、上記雌ねじ
部に対して上方よりねじ込まれ、該雄ねじ部を上記雌ね
じ部に螺合させて、該ねじ部材を貫通しており、その下
面が上記ラックが載置される床面に当接しており、上記
工具係合部に係合させた工具を使用して適宜回転させて
上記ラックより下方向に突き出た量を調整し、この突き
出た量によって、上記ラックの高さを調整する高さ調整
ボルトと、上方より該高さ調整ボルトの上記貫通孔に差
し込まれ、該貫通孔を通って、上記ラックが載置される
床に固定されて、上記高さ調整ボルトを固定する固定ボ
ルトとよりなる構成としたものである。
【0006】請求項2の発明は、雌ねじ部を有してお
り、ラックの底部に固定されたねじ部材と、雄ねじ部を
有し、貫通孔を有し、工具が係合する工具係合部を有
し、上記ねじ部材に対して上方よりねじ込まれ、該雄ね
じ部を上記ねじ部材の雌ねじ部に螺合させて、該ねじ部
材を貫通しており、その下面が上記ラックが載置される
床面に当接しており、上記工具係合部に係合させた工具
を使用して適宜回転させて該ねじ部材より下方向に突き
出た量を調整し、この突き出た量によって、上記ラック
の高さを調整する高さ調整ボルトと、上方より該高さ調
整ボルトの上記貫通孔に差し込まれ、該貫通孔を通っ
て、上記ラックが載置される床に固定されて、上記高さ
調整ボルトを固定する固定ボルトとよりなる構成とした
ものである。
【0007】請求項3の発明は、雌ねじ部を有してお
り、ラックの底部に固定されたねじ部材と、雄ねじ部を
有し、貫通孔を有し、工具が係合する工具係合部を有
し、上記ねじ部材に対して上方よりねじ込まれ、該雄ね
じ部を上記ねじ部材の雌ねじ部に螺合させて、該ねじ部
材を貫通しており、その下面が上記ラックが載置される
床面に当接しており、上記工具係合部に係合させた工具
を使用して適宜回転させて該ねじ部材より下方向に突き
出た量を調整し、この突き出た量によって、上記ラック
の高さを調整する高さ調整ボルトと、上方より該高さ調
整ボルトの上記貫通孔に差し込まれ、該貫通孔を通っ
て、上記ラックが載置される床に固定されて、上記高さ
調整ボルトを固定する固定ボルトと、上記高さ調整ボル
トのうち上記ねじ部材の上方に突き出ている部分の上記
雄ねじ部に螺合しており、上記ねじ部材に押し当たって
おり、上記高さ調整ボルトの上記ねじ部材のねじ螺合部
のがたつきを防止するナットとよりなる構成としたもの
である。
【0008】請求項4の発明は、雌ねじ部を有してお
り、ラックの底部に固定されたねじ部材と、雄ねじ部を
有し、貫通孔を有し、工具が係合する工具係合部を有
し、上記ねじ部材に対して上方よりねじ込まれ、該雄ね
じ部を上記ねじ部材の雌ねじ部に螺合させて、該ねじ部
材を貫通しており、その下面が上記ラックが載置される
床面に当接しており、上記工具係合部に係合させた工具
を使用して適宜回転させて該ねじ部材より下方向に突き
出た量を調整し、この突き出た量によって、上記ラック
の高さを調整する高さ調整ボルトと、上方より該高さ調
整ボルトの上記貫通孔に差し込まれ、該貫通孔を通っ
て、上記ラックが載置されるフリーアクセス床を貫通し
て該フリーアクセス床の下面側に突き出ており、この突
き出ている部分に該フリーアクセス床の下面側よりナッ
トを螺合されて、上記高さ調整ボルトを固定する固定ボ
ルトと、上記高さ調整ボルトのうち上記ねじ部材の上方
に突き出ている部分の上記雄ねじ部に螺合しており、上
記ねじ部材に押し当たっており、上記高さ調整ボルトの
上記ねじ部材に対する緩みをとめる緩み止めナットとよ
りなる構成としたものである。
【0009】請求項5の発明は、雌ねじ部を有してお
り、ラックの底部に固定されたねじ部材と、雄ねじ部を
有し、貫通孔を有し、該貫通孔の下部に雌ねじ部を有
し、工具が係合する工具係合部を有し、上記ねじ部材に
対して上方よりねじ込まれ、該雄ねじ部を上記ねじ部材
の雌ねじ部に螺合させて、該ねじ部材を貫通しており、
その下面が上記ラックが載置される床面に当接してお
り、上記工具係合部に係合させた工具を使用して適宜回
転させて該ねじ部材より下方向に突き出た量を調整し、
この突き出た量によって、上記ラックの高さを調整する
高さ調整ボルトと、上記ラックが載置されるフリーアク
セス床の下方より上記高さ調整ボルトの雌ねじ部に螺合
されて、該高さ調整ボルトを該フリーアクセス床に固定
する固定ボルトとよりなる構成としたことを特徴とする
ラック設置装置。
【0010】請求項6の発明は、雌ねじ部を有してお
り、ラックの底部に固定されたねじ部材と、雄ねじ部を
有し、貫通孔を有し、該貫通孔の下部に雌ねじ部を有
し、工具が係合する工具係合部を有し、上記ねじ部材に
対して上方よりねじ込まれ、該雄ねじ部を上記ねじ部材
の雌ねじ部に螺合させて、該ねじ部材を貫通しており、
その下面が上記ラックが載置される床面に当接してお
り、上記工具係合部に係合させた工具を使用して適宜回
転させて該ねじ部材より下方向に突き出た量を調整し、
この突き出た量によって、上記ラックの高さを調整する
高さ調整ボルトと、上記ラックが載置されるフリーアク
セス床の下方より上記高さ調整ボルトの雌ねじ部に螺合
されて、該高さ調整ボルトを該フリーアクセス床に固定
する固定ボルトと、上記高さ調整ボルトのうち上記ねじ
部材の上方に突き出ている部分の上記雄ねじ部に螺合し
ており、上記ねじ部材に押し当たっており、上記高さ調
整ボルトの上記ねじ部材のねじ螺合部のがたつきを防止
するナットとよりなる構成としたものである。
【0011】請求項7の発明は、ラックの底部に固定さ
れた逆U字状のブラケットと、該ブラケットの孔を通っ
て床にねじ止めしてあり、該床に植設してある頭部を有
しないボルトと、上記ブラケットの下側において上記ボ
ルトに螺合してあり、回転して高さ位置が変化し、上記
ブラケットを支える高さ調整ナットと、上方より上記ボ
ルトと螺合して締め付けてあり、上記ブラケットを上記
高さ調整ナットとの間で固定する固定ナットとよりなる
構成としたものである。
【0012】請求項8の発明は、ラックの底部に固定さ
れた逆U字状のブラケットと、該ブラケットにねじ止め
してある蓋部材と、床にねじ止めしてあり、該床に植設
してある頭部を有しないボルトと、上記ブラケットの下
側において上記ボルトに螺合してあり、回転して高さ位
置が変化し、上記蓋部材を支える高さ調整ナットと、上
方より上記ボルトと螺合して締め付けてあり、上記蓋部
材を上記高さ調整ナットとの間で固定する固定ナットと
よりなり、上記ブラケットは、上記高さ調整ナットが通
る大きさの孔を有し、上記蓋部材は、上記高さ調整ナッ
トは通さず、上記ボルトが通る大きさの孔を有する構成
としたものである。
【0013】請求項9の発明は、ラックの底部に固定さ
れた逆U字状のブラケットと、該ブラケットにねじ止め
してある蓋部材と、上端より距離の位置に多角形のフラ
ンジを有し、頭部を有していず、床のねじ孔にねじ込み
量を可変されてねじ込まれている高さ調整ボルトと、上
方より上記ボルトと螺合して締め付けてあり、上記蓋部
材を上記高さ調整ボルトの上記フランジとの間で固定す
る固定ナットとよりなり、上記ブラケットは、上記フラ
ンジが通る大きさの孔を有し、上記蓋部材は、上記フラ
ンジは通さず、上記ボルトが通る大きさの孔を有し、上
記フランジは、上記蓋部材を支えると共に、上記高さ調
整ボルトの床のねじ孔にねじ込み量を可変されて高さ位
置が変化する構成としたものである。
【0014】請求項10の発明は、ラックの底部に固定
された逆U字状のブラケットと、該ブラケットにねじ止
めしてある蓋部材と、多角形の頭部を有し、該頭部の中
央に、上面側より雌ねじ部を有し、床のねじ孔にねじ込
み量を可変されてねじ込まれている高さ調整ボルトと、
上方より上記雌ねじ部にねじ込まれて締め付けてあり、
上記蓋部材を上記高さ調整ボルトの上記頭部との間で固
定する固定ボルトとよりなり、上記ブラケットは、上記
高さ調整ボルトの頭部が通る大きさの孔を有し、上記蓋
部材は、上記高さ調整ボルトの頭部は通さず、上記固定
ボルトが通る大きさの孔を有し、上記高さ調整ボルトの
頭部は、上記蓋部材を支えると共に、上記高さ調整ボル
トの床のねじ孔にねじ込み量を可変されて高さ位置が変
化する構成としたものである。
【0015】請求項11の発明は、請求項9の蓋部材
は、上記孔の部分が、他の部分に対して段となっている
構成としたものである。請求項12の発明は、請求項1
0の蓋部材は、上記孔の部分が、他の部分に対して段と
なっている構成としたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1実施例;請求項1,2,3の発明の実施例)図1
及び図2に示すように、ラック設置装置30は、ねじ部
材31と、高さ調整ボルト32と、固定ボルト33と、
ナット34とを有する。ラック設置装置30は、図3に
示すように、ラック35の底板36の四隅に一つづつ設
けてある。
【0017】ねじ部材31は、雌ねじ部31aを有して
おり、ラック35の底板36上のうち、底板36の開口
36aの部位に、溶接部37によって固定してある。高
さ調整ボルト32は、径d1を有し、外周面に雄ねじ部
32aを有し、軸方向に貫通する径d2の貫通孔32b
を有し、且つ、周面の上下端に、スパナが係合するため
のスパナ係合部32c,32dを有する。貫通孔32b
の径d2は、固定ボルト33の径d5より少し大きい。
【0018】この高さ調整ボルト32は、上方よりねじ
込まれ、雄ねじ部32aが上記ねじ部材31の雌ねじ部
31aに螺合して、ねじ部材31及び底板36の開口3
6aを貫通しており、底板36より下方に寸法L1突き
出ており、その下端32eが上記ラック35が載置され
る床40の床面41に当接している。
【0019】高さ調整ボルト32が底板36より下方に
突き出た分、ラック35は床面41より浮いている。固
定ボルト33は、上方より高さ調整ボルト32の貫通孔
32bに差し込まれ、貫通孔32bを通って、床40の
ねじ孔42にねじ込まれており、高さ調整ボルト32を
床40と固定している。固定ボルト33の頭部33aの
径d3、及び座がね45、46の外径は、高さ調整ボル
ト32のねじの谷の径d1−1より少し小さい。ナット
34が上方から、固定ボルト33の頭部33aを通って
高さ調整ボルト32と螺合するようにするためである。
【0020】ナット34は、高さ調整ボルト32のうち
ねじ部材31より上方に突き出ている部分の雄ねじ部3
2aに螺合しており、ねじ部材31の上面31bに押し
当たっている。ナット34とねじ部材31とは、高さ調
整ボルト32に対して所謂ダブルナットとして機能して
おり、高さ調整ボルト32とねじ部材31の螺合部の隙
間によるがたつきが防止され、よって、ラックの耐震強
度が向上している。
【0021】次に、上記ラック設置装置30の操作につ
いて、図4を参照して説明する。先ず、図4(A)に示
すように、ラック35の位置を、そのねじ部材31を床
40のねじ孔42と合うように調整する。続いて、高さ
調整ボルト32を上方よりねじ部材31にねじ込む。
【0022】次に、同図(B)、(C)に示すように、
固定ボルト33を上方より高さ調整ボルト32の貫通孔
32bに差し込み、床40のねじ孔42に緩くねじ込
む。次に、水準器をラック35上に置き、水準器を見て
ラック35の傾き具合を把握し、4箇所のラック設置装
置30について、スパナ43をスパナ係合部32cに係
合させて適宜回して、図4(D)に示すように、高さ調
整ボルト32を回して底板36より下方に突き出させ、
ラック35を床面41より浮かし、ラック35の傾き具
合を補正して、水平・垂直を調整する。高さ調整ボルト
32をねじ部材31にねじ込む方向に回すと、高さ調整
ボルト32の底板36より下方への突き出し寸法L1が
増し、ラック35は床面41より相対的に押し上げら
れ、床面41に対する浮き寸法が増える。逆に、高さ調
整ボルト32を弛める方向に回すと、高さ調整ボルト3
2の底板36より下方への突き出し寸法L1が減り、ラ
ック35は沈み込む。即ち、スパナ43を適宜回して高
さ調整ボルト32を回すことにより、高さ調整ボルト3
2の底板36より下方向に突き出た量が調整され、この
突き出た量によって、上記ラック35の水平・垂直が調
整される。
【0023】突き出し寸法L1の部分にスパナ43が入
る場合には、スパナ43をスパナ係合部32dに係合し
て作業を行うことも可能である。上記より分かるよう
に、スパナ43を使用して高さ調整ボルト32を回す量
によって、上記寸法L1、即ち、ラック35の床面41
に対する浮き寸法が連続的に、しかも、必要に応じて微
細に可変される。よって、ラック35の水平・垂直の調
整は、効率良くなされる。
【0024】また、高さ調整ボルト32を回すときにラ
ック35を床より浮かす必要はない。高さ調整ボルト3
2が下方へ突き出す力はねじの作用によるため相当に大
きく、この突き出す力によって、ラック35は浮かされ
るからである。このため、ラック35の水平・垂直を出
す作業は一人の作業者で行うことが出来、人手がかから
ない。
【0025】なお、床面41の状態によっては、ラック
35の床面41よりの浮き量が零の状態で、即ち、ラッ
ク35が床面41に当接している状態で、ラック35の
水平・垂直がでている場合もある。ラック35の水平・
垂直が調整された後、図4(E)に示すように、固定ボ
ルト33を締める。これにより、固定ボルト33によ
り、ばね座金44、平座金45を介して、高さ調整ボル
ト32が床40に固定される。
【0026】最後に、図4(F)に示すように、ナット
34を上方より、固定ボルト33の頭部33aを通っ
て、高さ調整ボルト32の雄ねじ部32aに螺合させて
締めつける。これにより、ナット34がねじ部材31の
上面31bに押しつけられて、ナット34とねじ部材3
1とは、高さ調整ボルト32に対して所謂ダブルナット
として機能し、高さ調整ボルト35とねじ部材31の螺
合部の隙間によるがたつきが防止される。
【0027】以上により、ラック設置装置30の操作が
完了する。上記より分かるように、上記のラック設置装
置30を適用することによって、床40上にラック35
をその水平・垂直を調整した状態で設置する作業を、一
人の作業者でもって且つ能率良く行うことが出来る。
【0028】なお、ねじ部材31を使用しないで、底板
36の一部をバーリング加工して、バーリング加工した
部分に雌ねじを切ってもよい。 (第1実施例の変形例;請求項4,5の発明の実施例)
図5のラック設置装置30A及び図6のラック設置装置
30Bは、ラック35をフリーアクセス床(揚げ床)5
0に設置する場合に適用される。
【0029】図5のラック設置装置30Aは、ナット5
1を有する。固定ボルト33のうちフリーアクセス床5
0の下面側に突き出ている部分に、フリーアクセス床5
0の下面側よりナット51が螺合してある。高さ調整ボ
ルト32は、フリーアクセス床50に固定してある。
【0030】図6のラック設置装置30Bは、高さ調整
ボルト32Aと固定ボルト55を有する。高さ調整ボル
ト32Aは、貫通孔32bのうち下部側にねじ部32A
fを有する。固定ボルト55は、フリーアクセス床50
の下面側よりねじ部32Afに螺合してあり、高さ調整
ボルト32Aはフリーアクセス床50に固定してある。
【0031】また、ねじ部材31に代えて、ラック35
の底板36自体に雌ねじ部を形成してもよい。 (第2実施例;請求項7の発明の実施例)図7及び図8
に示すように、ラック設置装置60は、ボルト61と、
高さ調整ナット62と、固定ナット63とを有する。ラ
ック35Aは、底板36Aの上面に、逆U字状のブラケ
ット64が溶接により固定された構成を有する。
【0032】ボルト61は、太径ねじ部61aと、下端
の細径ねじ部61bと、上端の棒スパナ用孔61cとを
有し、頭部を有しない。ボルト61は、細径ねじ部61
bを床40のねじ孔42にねじ込まれて床40に植設し
てあり、ブラケット64の孔64aと、底板36Aの孔
36Aaとを通っている。
【0033】高さ調整ナット62は、ブラケット64と
底板36Aとの間の空間65内に位置しており、太径ね
じ部61aと螺合しており、適宜高さ位置に位置してい
る。固定ナット63は上方よりボルト61の太径ねじ部
61aに螺合して締めつけてある。
【0034】ラック35Aは、ブラケット64を、高さ
調整ナット62によって支持されてその水平・垂直が調
整された状態で、且つ、ブラケット64を、高さ調整ナ
ット62と固定ナット63とにより、平座金66、67
及びバネ座金68を介して固定してある。
【0035】上記のラック設置装置60は、図9に示す
ように操作される。先ず、図9(A)に示すように、ラ
ック35Aを床40上に置いた状態で、高さ調整ナット
62を空間65内に支持し、ボルト61を上方より孔6
4aを通して差し込み、高さ調整ナット62をボルト6
1に螺合させる。六角棒スパナ70を孔61cに差し込
み、回して、細径ねじ部61bを完全にねじ孔42にね
じ込んで、ボルト61を床40に植設する。
【0036】次に、同図(B)に示すように、スパナを
使用して、高さ調整ナット62を回してこれを上動させ
て、ラック35Aを床40より浮かせて、ラック35A
の水平・垂直を調整する。最後に、同図(C)に示すよ
うに、固定ナット63を上方よりボルト61の太径ねじ
部61aに螺合し、六角棒スパナを孔61cに差し込ん
でボルト61が無用に回転しないようにし、スパナを使
用して固定ナット63を締めつける。
【0037】以上により、ラック設置装置60の操作が
完了する。上記より分かるように、上記のラック設置装
置60を適用することによって、床40上にラック35
Aをその水平・垂直を調整した状態で設置する作業を、
一人の作業者でもって且つ能率良く行うことが出来る。
【0038】なお、細径ねじ部61bを設けたことによ
って、ボルト61の床40へのねじ込み量を各ボルトに
ついて一定となる。しかし、ボルト61は細径ねじ部6
1bを有しない構成でもよい。 (第3実施例;請求項7の発明の実施例)図10
(A),(B)中、図7に示す構成部分と実質上同じ部
分には同じ符号を付す。図10(A),(B)に示すよ
うに、ラック設置装置80は、ボルト61と、高さ調整
ナット62と、固定ナット63とを有する。ラック35
Bは、底板36Bの上面に、逆U字状のブラケット64
Bが溶接により固定され、且つ、このブラケット64B
の上面に蓋部材81がねじ82により取り付けられた構
成を有する。
【0039】ブラケット64Bは、高さ調整ナット62
が通る大きさの孔64Baを有する。蓋部材81は、上
記孔64Baを塞いでいる。蓋部材81は、ボルト61
より若干大きい孔81aを有する。即ち、孔81aは、
上記の孔64Baより小さく、高さ調整ナット62は通
さず、ボルト61が通る大きさを有する。
【0040】ボルト61は、太径ねじ部61aと、下端
の細径ねじ部61bと、上端の棒スパナ用孔61cとを
有し、頭部を有しない。ボルト61は、細径ねじ部61
bを床40のねじ孔42にねじ込まれて床40に植設し
てあり、ブラケット64Bの孔64Baと、蓋部材81
の孔81aと、底板36Bの孔36Baとを通ってい
る。
【0041】高さ調整ナット62は、ブラケット64B
と底板36Bとの間の空間65内に位置しており、太径
ねじ部61aと螺合しており、適宜高さ位置に位置して
いる。固定ナット63は上方よりボルト61の太径ねじ
部61aに螺合して締めつけてある。
【0042】ラック35Bは、蓋部材81を、高さ調整
ナット62によって支持されてその水平・垂直が調整さ
れた状態で、且つ、蓋部材81を、高さ調整ナット62
と固定ナット63とにより、平座金66、67及びバネ
座金68を介して固定してある。
【0043】上記のラック設置装置80は、図11に示
すように操作される。先ず、図11(A)に示すよう
に、ラック35Bを、蓋部材81が取付けられていない
状態で、床40上に置く。高さ調整ナット62を予め螺
合させたボルト61を、上方より、孔64Baを通して
差し込む。六角棒スパナを孔61cに差し込み、回し
て、細径ねじ部61bを完全にねじ込んで、ボルト61
を床40に植設する。
【0044】ここで、高さ調整ナット62は予めボルト
61に螺合してあり、上記のラック設置装置60の場合
のように、狭い空間65内において、差し込む途中のボ
ルト61に高さ調整ナット62を螺合させるしにくい作
業は不要である。その分、作業はし易い。
【0045】次に、同図(B)に示すように、上方よ
り、孔81aをボルト61に嵌合させて、蓋部材81を
ブラケット64Bの上面にねじ82により取り付ける。
次に、同図(C)に示すように、スパナを使用して、高
さ調整ナット62を回してこれを上動させて、ラック3
5Bを床40より浮かせて、ラック35Bの水平・垂直
を調整する。
【0046】最後に、同図(D)に示すように、固定ナ
ット63を上方よりボルト61の太径ねじ部61aに螺
合し、六角棒スパナを孔61cに差し込んでボルト61
が無用に回転しないようにし、スパナを使用して固定ナ
ット63を締めつける。以上により、ラック設置装置6
0の操作が完了する。
【0047】上記より分かるように、上記のラック設置
装置80を適用することによって、床40上にラック3
5Bをその水平・垂直を調整した状態で設置する作業
を、一人の作業者でもって且つ能率良く行うことが出来
る。 (第4実施例;請求項9の発明の実施例)図12中、図
10に示す構成部分と実質上同じ部分には同じ符号を付
す。図12に示すように、ラック設置装置90は、高さ
調整ボルト91と、固定ナット63とを有する。ラック
35Bは、底板36Bの上面に、逆U字状のブラケット
64Bが溶接により固定され、且つ、このブラケット6
4Bの上面に蓋部材81がねじ82により取り付けられ
た構成を有する。
【0048】高さ調整ボルト91は、上端より所定の距
離L2の位置に、多角形の一つである六角形のフランジ
91aを有する。距離L2は、固定ナット63が螺合す
るのに必要十分の距離である。高さ調整ボルト91は、
上端に棒スパナ用孔91bを有し、頭部を有しない。
【0049】ブラケット64Bは、フランジ91aが通
る大きさの孔64Baを有する。蓋部材81は、上記孔
64Baを塞いでいる。蓋部材81は、ボルト91より
若干大きい孔81aを有する。即ち、孔81aは、上記
の孔64Baより小さく、六角形のフランジ91aは通
さず、ボルト91が通る大きさを有する。
【0050】高さ調整ボルト91は、床40のねじ孔4
2にねじ込まれて床40に植設してある。フランジ91
aが、蓋部材81を支持している。固定ナット63は上
方よりボルト91に螺合して締めつけてある。ラック3
5Bは、蓋部材81を、フランジ91aによって支持さ
れてその水平・垂直が調整された状態で、且つ、蓋部材
81を、フランジ91aと固定ナット63とにより、平
座金66、67及びバネ座金68を介して挟まれて、床
に固定してある。
【0051】高さ調整ボルト91は、蓋部材81を取り
付ける前の段階で床40に植設され、この後に、蓋部材
81をブラケット64Bに取り付ける。この段階で、六
角棒スパナを孔91bに差し込み、回して、高さ調整ボ
ルト91のねじ孔42に対するねじ込み量を可変させ
て、フランジ91aによって蓋部材81を押し上げて、
ラック35Bを床40より適宜浮かせ、水平が調整され
る。
【0052】即ち、ラック設置装置90は、高さ調整ボ
ルト91の床40のねじ孔42に対するねじ込み量を可
変させることによって、ラック35Bの水平を調整する
構成である。上記のラック設置装置90は、ラック35
Bの床40よりの浮き量に関係無く、ブラケット64B
より上方に突き出た寸法、即ち、ラック35B内に突き
出た寸法は(前記の距離L2−座がね66の厚さ)であ
り、小さい。よって、常に、ラック35B内の有効に使
用出来るスペースを広く出来る。
【0053】(第4実施例の変形例;請求項11の発明
の実施例)図13(A),(B)は、上記の平板状の蓋
部材80に代えて、中央部に段部81Aaを有する形状
の蓋部材81Aを有する。図13(A)は、ラック35
Bの床40よりの浮き量A1が少なくて済むときの、ラ
ック設置装置90Aを示す。蓋部材81Aは、段部81
Aaが上方に凸の向きで取り付けてある。
【0054】高さ調整ボルト91の床40のねじ孔42
に対するねじ込み寸法B1が無用に長くならないように
して、ねじ込みに要する作業時間が無用に長くならない
ようにするためである。図13(B)は、ラック35B
の床40よりの浮き量A2が大きくなるときの、ラック
設置装置90Bを示す。蓋部材81Aは、段部81Aa
が下方に凸の向きで取り付けてある。
【0055】高さ調整ボルト91の床40のねじ孔42
に対するねじ込み寸法B2が無用に短くならないように
して、高さ調整ボルト91の植設状態が不安定とならな
いようにするためである。 (第5実施例;請求項10,12の発明の実施例)図1
4に示す第5実施例のラック設置装置100は、上記第
4実施例のラック設置装置90の変形例的なものであ
り、図12中、高さ調整ボルト91のうち、フランジ9
1aより上の部分を無くして、その代わりに、このフラ
ンジ91aの中心に雌ねじ部を設け、且つ、固定ナット
の代わりに固定ボルトを設けた構成である。
【0056】ラック設置装置100は、高さ調整ボルト
101と、固定ボルト102とを有する。高さ調整ボル
ト101は、図12中の高さ調整ボルト91のうち、フ
ランジ91aより上の部分を無くした構成であり、六角
形の頭部101aを有する。この頭部101aの中心に
は、上面側より雌ねじ部101bが形成してある。
【0057】高さ調整ボルト101は、床40のねじ孔
42にねじ込まれて、床40に植設してある。頭部10
1aは、蓋部材80を支えている。スパナを六角形の頭
部101aに係合させ、回して、高さ調整ボルト101
のねじ孔42に対するねじ込み量を可変させて、頭部1
01aによって蓋部材80を押し上げて、ラック35B
を床40より適宜浮かせ、水平が調整されている。
【0058】また、固定ボルト102が雌ねじ部101
bにねじ込まれて締めてあり、蓋部材80は、高さ調整
ボルト101の頭部101aに、平座金67及びバネ座
金68を介して固定してある。上記のラック設置装置1
00は、ラック35Bの床40よりの浮き量に関係無
く、ブラケット64Bより上方に突き出た寸法、即ち、
ラック35B内に突き出た寸法は固定ボルト102の頭
部102aの高さ寸法Hと座がね67、68の厚さであ
り、小さい。よって、常に、ラック35B内の有効に使
用出来るスペースを広く出来る。
【0059】なお、平板状の蓋部材80に代えて、図1
3(A),(B)に示す、中央部に段部81Aaを有す
る形状の蓋部材80Aを使用してもよい。 (請求項1の発明の実施例)なお、ねじ部材31を使用
しないで、図15に示すように、底板36の一部をバー
リング加工して、バーリング加工した部分110に雌ね
じ111を切ってもよい。
【0060】(変形例)また、上記各実施例のラック設
置装置は、図16に示すように、高さ調整ボルト32の
下部に台座120を配置することにより、ラックを床4
0に固定せずに、ラックを単に床40に置く場合に適用
出来る。台座120は、床面41に傷がつかないように
するために使用する。
【0061】
【発明の効果】上述の如く、請求項1の発明によれば、
ラックの底板と一体の雌ねじ部と、雄ねじ部を有し、貫
通孔を有し、工具が係合する工具係合部を有し、上記雌
ねじ部に対して上方よりねじ込まれ、該雄ねじ部を上記
雌ねじ部に螺合させて、該ねじ部材を貫通しており、そ
の下面が上記ラックが載置される床面に当接しており、
上記工具係合部に係合させた工具を使用して適宜回転さ
せて上記ラックより下方向に突き出た量を調整し、この
突き出た量によって、上記ラックの高さを調整する高さ
調整ボルトと、上方より該高さ調整ボルトを上記ラック
が載置される床に固定するねじ部材とよりなる構成とし
たため、高さ調整ボルトを回すことによって、ラックの
高さを連続して変えることが出来、また、高さ調整ボル
トを回すことによって、他の人手を借りずに、ラックの
高さを変えることが出来る。よって、スペーサを差し込
んで調整する構成に比べて、ラックの水平・垂直の調整
を一人の作業者でもって且つ能率良く行うことが出来
る。
【0062】請求項2の発明によれば、雌ねじ部を有す
るねじ部材をラックの底部に固定し、これに高さ調整ボ
ルトが螺合した構成であるため、高さ調整ボルトとラッ
クとの関係をしっかりしたものと出来る。また、固定ボ
ルトを、高さ調整ボルトの貫通孔に上方より差し込む構
成であるため、全ての作業を上方から行うことがで出
来、よって、その分、ラックをその水平・垂直を調整し
て設置する作業を作業性良く行うことが出来る。
【0063】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
の構成に加えて緩み止めナットを有する構成であるた
め、請求項2の発明による効果に加えて、ラックの水平
・垂直をより安定に保持出来るという効果を有する。請
求項4及び請求項5の発明によれば、フリーアクセス床
に設置されるラックの水平・垂直の調整を一人の作業者
でもって且つ能率良く行うことが出来る。
【0064】請求項6の発明によれば、請求項4及び請
求項5の発明の構成に加えて緩み止めナットを有する構
成であるため、請求項4及び請求項5の発明による効果
に加えて、ラックの水平・垂直をより安定に保持出来る
という効果を有する。請求項7の発明によれば、ラック
の底部に固定された逆U字状のブラケットと、該ブラケ
ットの孔を通って床にねじ止めしてあり、該床に植設し
てある頭部を有しないボルトと、上記ブラケットの下側
において上記ボルトに螺合してあり、回転して高さ位置
が変化し、上記ブラケットを支える高さ調整ナットと、
上方より上記ボルトと螺合して締め付けてあり、上記ブ
ラケットを上記高さ調整ナットとの間で固定する固定ナ
ットとよりなる構成としてあるため、高さ調整ナットを
回すことによって、ラックの高さを連続して変えること
が出来、また、高さ調整ナットを回すことによって、他
の人手を借りずに、ラックの高さを変えることが出来
る。よって、スペーサを差し込んで調整する構成に比べ
て、ラックの水平・垂直の調整を一人の作業者でもって
且つ能率良く行うことが出来る。
【0065】請求項8の発明によれば、ラックの底部に
固定された逆U字状のブラケットが、高さ調整ナットが
通る大きさの孔を有し、蓋部材がブラケットにねじ止め
して取り付けてあり、この蓋部材が、上記高さ調整ナッ
トは通さず、上記ボルトが通る大きさの孔を有する構成
であるため、高さ調整ナットが螺合してあるボルトを床
に植設し、それから、蓋部材をブラケットにねじ止めす
るという手順をとることが出来、よって、ラックの水平
を調整する作業をより能率良く行うことが出来る。
【0066】請求項9の発明によれば、上端より所定の
距離の位置に六角形のフランジを有し、頭部を有してい
ず、床のねじ孔にねじ込み量を可変されてねじ込まれて
いる高さ調整ボルトを設け、固定ナットを、上方より上
記ボルトと螺合して締め付けて蓋部材をフランジとの間
で固定する構成であるため、ラックの床よりの浮き量に
関係無く、ラック内に突き出た寸法は上記所定の距離と
し得、よって、ラック内の有効に使用出来るスペースを
常に広く取ることが出来る。
【0067】請求項10の発明によれば、六角形の頭部
を有し、該頭部の中央に、上面側より雌ねじ部を有し、
床のねじ孔にねじ込み量を可変されてねじ込まれている
高さ調整ボルトを設け、固定ボルトを、上方より上記雌
ねじ部にねじ込んで締め付けて蓋部材をフランジとの間
で固定する構成であるため、ラックの床よりの浮き量に
関係無く、ラック内に突き出た寸法は上記固定ボルトの
頭部の高さ寸法とし得、よって、ラック内の有効に使用
出来るスペースを常に広く取ることが出来る。
【0068】請求項11及び請求項12の発明によれ
ば、請求項9又は請求項10の蓋部材は、上記孔の部分
が、他の部分に対して段となっている構成であるため、
ラックの床よりの浮きの程度に応じて、蓋部材をその段
の向きを換えて取り付けることにより、高さ調整ボルト
の床のねじ孔に対するねじ込み寸法が多過ぎたり、逆に
少な過ぎたりすることが無いようにすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例になるラック設置装置の分
解斜視図である。
【図2】図1のラック設置装置を示す、図3中、II−
II線に沿う拡大断面図である。
【図3】図1及び図2のラック設置装置によって設置さ
れているラックを示す図である。
【図4】図1及び図2のラック設置装置のラック設置操
作を説明する図である。
【図5】図2のラック設置装置の第1の変形例を示す図
である。
【図6】図2のラック設置装置の第2の変形例を示す図
である。
【図7】本発明の第2実施例になるラック設置装置を示
す図である。
【図8】図7のラック設置装置の斜視図である。
【図9】図7のラック設置装置のラック設置操作を説明
する図である。
【図10】本発明の第3実施例になるラック設置装置を
示す図である。
【図11】図10のラック設置装置のラック設置操作を
説明する図である。
【図12】本発明の第4実施例になるラック設置装置を
示す図である。
【図13】図12のラック設置装置の変形例を示す図で
ある。
【図14】本発明の第5実施例になるラック設置装置を
示す図である。
【図15】本発明の変形例を示す図である。
【図16】本発明の変形例を示す図である。
【図17】従来のラック設置装置を示す、図18中、XV
II-XVII 線に沿う拡大断面図である。
【図18】図17のラック設置装置によって設置されて
いるラックを示す図である。
【符号の説明】
30,30A,30B,60,80,90,100 ラ
ック設置装置 31 ねじ部材 31a 雌ねじ部 31b 上面 32、32A,62、91、101 高さ調整ボルト 32a 雄ねじ部 32b 貫通孔 32c、32d スパナ係合部 32e 下端面 33 固定ボルト 34 ナット 36 底板 36a 開口 36b 孔 37 溶接部 40 床 41 床面 42 ねじ孔 43 スパナ 44、68 ばね座金 45、66、67 平座金 50 フリーアクセス床 51 ナット 55 固定ボルト 61 ボルト 61a 太径ねじ部 61b 細径ねじ部 61c 棒スパナ用孔 63 固定ナット 64、64B ブラケット 64a,64Ba 孔 65 空間 70 六角棒スパナ 81、81A 蓋部材 81Aa 段部 81a 孔 82 ねじ 91a フランジ 91b 六角棒スパナ用孔 101a 頭部 101b 雌ねじ部 102 固定ボルト
フロントページの続き (72)発明者 ▲高▼橋 勉 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 篠原 建次 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 並松 功一 福岡県福岡市博多区博多駅前三丁目22番8 号 富士通九州ディジタル・テクノロジ株 式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラックの底板と一体の雌ねじ部と、 雄ねじ部を有し、貫通孔を有し、工具が係合する工具係
    合部を有し、上記雌ねじ部に対して上方よりねじ込ま
    れ、該雄ねじ部を上記雌ねじ部に螺合させて、該ねじ部
    材を貫通しており、その下面が上記ラックが載置される
    床面に当接しており、上記工具係合部に係合させた工具
    を使用して適宜回転させて上記ラックより下方向に突き
    出た量を調整し、この突き出た量によって、上記ラック
    の高さを調整する高さ調整ボルトと、 上方より該高さ調整ボルトの上記貫通孔に差し込まれ、
    該貫通孔を通って、上記ラックが載置される床に固定さ
    れて、上記高さ調整ボルトを固定する固定ボルトとより
    なる構成としたことを特徴とするラック設置装置。
  2. 【請求項2】 雌ねじ部を有しており、ラックの底部に
    固定されたねじ部材と、 雄ねじ部を有し、貫通孔を有し、工具が係合する工具係
    合部を有し、上記ねじ部材に対して上方よりねじ込ま
    れ、該雄ねじ部を上記ねじ部材の雌ねじ部に螺合させ
    て、該ねじ部材を貫通しており、その下面が上記ラック
    が載置される床面に当接しており、上記工具係合部に係
    合させた工具を使用して適宜回転させて該ねじ部材より
    下方向に突き出た量を調整し、この突き出た量によっ
    て、上記ラックの高さを調整する高さ調整ボルトと、 上方より該高さ調整ボルトの上記貫通孔に差し込まれ、
    該貫通孔を通って、上記ラックが載置される床に固定さ
    れて、上記高さ調整ボルトを固定する固定ボルトとより
    なる構成としたことを特徴とするラック設置装置。
  3. 【請求項3】 雌ねじ部を有しており、ラックの底部に
    固定されたねじ部材と、 雄ねじ部を有し、貫通孔を有し、工具が係合する工具係
    合部を有し、上記ねじ部材に対して上方よりねじ込ま
    れ、該雄ねじ部を上記ねじ部材の雌ねじ部に螺合させ
    て、該ねじ部材を貫通しており、その下面が上記ラック
    が載置される床面に当接しており、上記工具係合部に係
    合させた工具を使用して適宜回転させて該ねじ部材より
    下方向に突き出た量を調整し、この突き出た量によっ
    て、上記ラックの高さを調整する高さ調整ボルトと、 上方より該高さ調整ボルトの上記貫通孔に差し込まれ、
    該貫通孔を通って、上記ラックが載置される床に固定さ
    れて、上記高さ調整ボルトを固定する固定ボルトと、 上記高さ調整ボルトのうち上記ねじ部材の上方に突き出
    ている部分の上記雄ねじ部に螺合しており、上記ねじ部
    材に押し当たっており、上記高さ調整ボルトの上記ねじ
    部材のねじ螺合部のがたつきを防止するナットとよりな
    る構成としたことを特徴とするラック設置装置。
  4. 【請求項4】 雌ねじ部を有しており、ラックの底部に
    固定されたねじ部材と、 雄ねじ部を有し、貫通孔を有し、工具が係合する工具係
    合部を有し、上記ねじ部材に対して上方よりねじ込ま
    れ、該雄ねじ部を上記ねじ部材の雌ねじ部に螺合させ
    て、該ねじ部材を貫通しており、その下面が上記ラック
    が載置される床面に当接しており、上記工具係合部に係
    合させた工具を使用して適宜回転させて該ねじ部材より
    下方向に突き出た量を調整し、この突き出た量によっ
    て、上記ラックの高さを調整する高さ調整ボルトと、 上方より該高さ調整ボルトの上記貫通孔に差し込まれ、
    該貫通孔を通って、上記ラックが載置されるフリーアク
    セス床を貫通して該フリーアクセス床の下面側に突き出
    ており、この突き出ている部分に該フリーアクセス床の
    下面側よりナットを螺合されて、上記高さ調整ボルトを
    固定する固定ボルトと、 上記高さ調整ボルトのうち上記ねじ部材の上方に突き出
    ている部分の上記雄ねじ部に螺合しており、上記ねじ部
    材に押し当たっており、上記高さ調整ボルトの上記ねじ
    部材に対する緩みをとめる緩み止めナットとよりなる構
    成としたことを特徴とするラック設置装置。
  5. 【請求項5】 雌ねじ部を有しており、ラックの底部に
    固定されたねじ部材と、 雄ねじ部を有し、貫通孔を有し、該貫通孔の下部に雌ね
    じ部を有し、工具が係合する工具係合部を有し、上記ね
    じ部材に対して上方よりねじ込まれ、該雄ねじ部を上記
    ねじ部材の雌ねじ部に螺合させて、該ねじ部材を貫通し
    ており、その下面が上記ラックが載置される床面に当接
    しており、上記工具係合部に係合させた工具を使用して
    適宜回転させて該ねじ部材より下方向に突き出た量を調
    整し、この突き出た量によって、上記ラックの高さを調
    整する高さ調整ボルトと、 上記ラックが載置されるフリーアクセス床の下方より上
    記高さ調整ボルトの雌ねじ部に螺合されて、該高さ調整
    ボルトを該フリーアクセス床に固定する固定ボルトとよ
    りなる構成としたことを特徴とするラック設置装置。
  6. 【請求項6】 雌ねじ部を有しており、ラックの底部に
    固定されたねじ部材と、 雄ねじ部を有し、貫通孔を有し、該貫通孔の下部に雌ね
    じ部を有し、工具が係合する工具係合部を有し、上記ね
    じ部材に対して上方よりねじ込まれ、該雄ねじ部を上記
    ねじ部材の雌ねじ部に螺合させて、該ねじ部材を貫通し
    ており、その下面が上記ラックが載置される床面に当接
    しており、上記工具係合部に係合させた工具を使用して
    適宜回転させて該ねじ部材より下方向に突き出た量を調
    整し、この突き出た量によって、上記ラックの高さを調
    整する高さ調整ボルトと、 上記ラックが載置されるフリーアクセス床の下方より上
    記高さ調整ボルトの雌ねじ部に螺合されて、該高さ調整
    ボルトを該フリーアクセス床に固定する固定ボルトと、 上記高さ調整ボルトのうち上記ねじ部材の上方に突き出
    ている部分の上記雄ねじ部に螺合しており、上記ねじ部
    材に押し当たっており、上記高さ調整ボルトの上記ねじ
    部材のねじ螺合部のがたつきを防止するナットとよりな
    る構成としたことを特徴とするラック設置装置。
  7. 【請求項7】 ラックの底部に固定された逆U字状のブ
    ラケットと、 該ブラケットの孔を通って床にねじ止めしてあり、該床
    に植設してある頭部を有しないボルトと、 上記ブラケットの下側において上記ボルトに螺合してあ
    り、回転して高さ位置が変化し、上記ブラケットを支え
    る高さ調整ナットと、 上方より上記ボルトと螺合して締め付けてあり、上記ブ
    ラケットを上記高さ調整ナットとの間で固定する固定ナ
    ットとよりなる構成としたことを特徴とするラック設置
    装置。
  8. 【請求項8】 ラックの底部に固定された逆U字状のブ
    ラケットと、 該ブラケットにねじ止めしてある蓋部材と、 床にねじ止めしてあり、該床に植設してある頭部を有し
    ないボルトと、 上記ブラケットの下側において上記ボルトに螺合してあ
    り、回転して高さ位置が変化し、上記蓋部材を支える高
    さ調整ナットと、 上方より上記ボルトと螺合して締め付けてあり、上記蓋
    部材を上記高さ調整ナットとの間で固定する固定ナット
    とよりなり、 上記ブラケットは、上記高さ調整ナットが通る大きさの
    孔を有し、上記蓋部材は、上記高さ調整ナットは通さ
    ず、上記ボルトが通る大きさの孔を有する構成としたこ
    とを特徴とするラック設置装置。
  9. 【請求項9】 ラックの底部に固定された逆U字状のブ
    ラケットと、 該ブラケットにねじ止めしてある蓋部材と、 上端より距離の位置に多角形のフランジを有し、頭部を
    有していず、床のねじ孔にねじ込み量を可変されてねじ
    込まれている高さ調整ボルトと、 上方より上記ボルトと螺合して締め付けてあり、上記蓋
    部材を上記高さ調整ボルトの上記フランジとの間で固定
    する固定ナットとよりなり、 上記ブラケットは、上記フランジが通る大きさの孔を有
    し、上記蓋部材は、上記フランジは通さず、上記ボルト
    が通る大きさの孔を有し、 上記フランジは、上記蓋部材を支えると共に、上記高さ
    調整ボルトの床のねじ孔にねじ込み量を可変されて高さ
    位置が変化する構成としたことを特徴とするラック設置
    装置。
  10. 【請求項10】 ラックの底部に固定された逆U字状の
    ブラケットと、 該ブラケットにねじ止めしてある蓋部材と、 多角形の頭部を有し、該頭部の中央に、上面側より雌ね
    じ部を有し、床のねじ孔にねじ込み量を可変されてねじ
    込まれている高さ調整ボルトと、 上方より上記雌ねじ部にねじ込まれて締め付けてあり、
    上記蓋部材を上記高さ調整ボルトの上記頭部との間で固
    定する固定ボルトとよりなり、 上記ブラケットは、上記高さ調整ボルトの頭部が通る大
    きさの孔を有し、上記蓋部材は、上記高さ調整ボルトの
    頭部は通さず、上記固定ボルトが通る大きさの孔を有
    し、 上記高さ調整ボルトの頭部は、上記蓋部材を支えると共
    に、上記高さ調整ボルトの床のねじ孔にねじ込み量を可
    変されて高さ位置が変化する構成としたことを特徴とす
    るラック設置装置。
  11. 【請求項11】 請求項9の蓋部材は、上記孔の部分
    が、他の部分に対して段となっている構成としたことを
    特徴とするラック設置装置。
  12. 【請求項12】 請求項10の蓋部材は、上記孔の部分
    が、他の部分に対して段となっている構成としたことを
    特徴とするラック設置装置。
JP31117795A 1995-11-29 1995-11-29 ラック設置装置 Withdrawn JPH09148768A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005026460A (ja) * 2003-07-02 2005-01-27 Takaoka Electric Mfg Co Ltd 筺体の固定装置
JP2013232519A (ja) * 2012-04-27 2013-11-14 Daikin Ind Ltd 冷媒配管の取付構造
US9289985B2 (en) 2014-01-22 2016-03-22 Seiko Epson Corporation Liquid ejecting head unit and liquid ejecting apparatus
CN110318224A (zh) * 2018-03-30 2019-10-11 青岛海尔洗衣机有限公司 调整底脚以及包含该调整底脚的衣物处理设备

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