JPH09146594A - 音声記録再生装置 - Google Patents

音声記録再生装置

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Publication number
JPH09146594A
JPH09146594A JP7309287A JP30928795A JPH09146594A JP H09146594 A JPH09146594 A JP H09146594A JP 7309287 A JP7309287 A JP 7309287A JP 30928795 A JP30928795 A JP 30928795A JP H09146594 A JPH09146594 A JP H09146594A
Authority
JP
Japan
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warning
digital
recording
warning sound
signal processing
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7309287A
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English (en)
Inventor
Kenji Fujibayashi
謙治 藤林
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】新たな部品を必要とせずに、安価で小型の、警
告音発生機構を備える音声記録再生装置を提供する。 【解決手段】デジタル音声信号を符号化して音声データ
とし、また、符号化された音声データを復号化するデジ
タル信号処理手段(デジタル信号処理部5)と、所定の
警告が必要か否かを判断する警告判断手段(主制御部1
1)と、上記所定の警告に対応する警告信号データを保
有するデジタル警告信号データ保有手段(デジタル信号
処理部5)と、上記警告判断手段の判断結果に基づい
て、上記所定の警告に対応する警告信号データよりデジ
タル警告信号を発生するデジタル警告信号発生手段(デ
ジタル信号処理部5)とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声記録再生装
置、詳しくは、警告発生手段を備える音声記録再生装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロホン等により得られる音
声信号をデジタル信号に変換して、たとえば半導体メモ
リ等の記録媒体に記録しておき、再生時において、該半
導体メモリから音声信号を読み出してアナログ信号に変
換し、スピーカ等より音声として出力する、いわゆるデ
ジタルレコーダと呼ばれるデジタル音声記録再生装置が
提案されている。
【0003】このような、音声記録再生装置において
は、音声データの記録媒体として半導体メモリ等の素子
を用いているため、そのメモリ容量には限りがあり無限
の録音(記録)を行うことができないのはいうまでもな
い。このような状況において、記録媒体のメモリ容量が
満杯になった段階で使用者に警告を発することは有効な
手だてである。
【0004】図5は、このような警告の発生機構を備え
る音声記録再生装置の一例を示したブロック図である。
【0005】図に示すように、この音声記録再生装置
は、音声を電気信号に変換するマイクロホン1を具備
し、該マイクロホン1からの音声出力はマイクアンプ
2,ローパスフィルタ3を介してA/D変換器4に入力
され、このA/D変換器4においてデジタル信号に変換
された音声信号はデジタル信号処理部5に入力され、デ
ジタル信号に変換された音声信号を符号化する処理や、
該符号化されたデータを再度デジタル信号に復号化する
処理が行われる。
【0006】上記デジタル信号処理部5で符号化された
データは、I/Oデータバッファ10で一時的に記憶さ
れた後、各部の動作を制御する主制御部11に入力され
る。この主制御部11には、I/Oインターフェイス1
2を介して記録部16が接続されており、該記録部16
は、書き込み/読み出し部13、記録媒体14、制御部
15とからなり、該書き込み/読み出し部13は上記I
/Oインターフェイス12を介して上記主制御部11と
データの授受を行うようになっている。また、制御部1
5は、該主制御部11と接続され、上記書き込み/読み
出し部13を介して記録媒体14のデータの書き込み、
読み出しを制御する。
【0007】さらに、上記主制御部11には、当該音声
記録再生装置の動作モードを指示する操作入力部17、
動作モードや記録時間などを表示する表示部18が接続
されている。
【0008】一方、上記デジタル信号処理部5で復号化
されたデジタル信号は、D/A変換器6に入力され、該
D/A変換器6でアナログ信号に変換された音声信号
は、ローパスフィルタ7を通った後、カップリング用の
コンデンサ19、抵抗20、カップリング用のコンデン
サ21を経由してパワーアンプ8へと入力される。そし
て、該音声信号はパワーアンプ8で増幅され、スピーカ
9より放音される。
【0009】また、この音声記録再生装置は、録音(記
録)中、あるいは再生中に上記記録媒体14の容量が満
杯になった場合等、所定の警告音が必要になった際に警
告音を発する機構を備えている。すなわち、上記主制御
部11には、警告音発生用出力端子24が設けられてお
り、該出力端子24は、カップリング用のコンデンサ2
3および抵抗22を介して抵抗20とコンデンサ21と
の接続点に接続されている。そして、警告音が必要にな
った際に、主制御部11は、出力端子24から警告音信
号(アラーム出力信号)を出力し、該信号はパワーアン
プ8で増幅されスピーカ9から放音されるようになって
いる。
【0010】一方で、当該音声記録再生装置は、録音
(記録)中、あるいは再生中に記録媒体14の容量が満
杯になった場合は、主制御部11は記録もしくは再生動
作を中止し、記録媒体14が満杯になった旨を表示部1
8に表示する。
【0011】ところで、上記主制御部11の出力端子2
4から出力される警告音の波形は矩形波であるため、ス
ピーカから放音される警告音は歪が大きく聞きづらい場
合が多い。
【0012】図6は、警告音を発生する従来の音声記録
再生装置において、警告音の音質改善回路の一例を示し
た電気回路図である。
【0013】図に示すように、該警告音音質改善回路
は、主制御部11とコンデンサ23との間にローパスフ
ィルタ25を挿入することで構成される。このローパス
フィルタ25は図7に示すように抵抗28,コンデンサ
29,入力端子26,出力端子27とで構成され、主制
御部11の出力端子24から出力された矩形波の警告音
信号は、該ローパスフィルタ25のより高周波成分が除
去され、出力される。
【0014】図8は、警告音を発生する従来の音声記録
再生装置において、警告音の音量制御回路の一例を示し
た電気回路図である。
【0015】図に示すように、この警告音音量制御回路
は、主制御部11とコンデンサ23との間にアッテネー
タ(ATT)31を挿入することで構成され、主制御部
11の出力端子30により、アッテネータ31のON/
OFFが制御されるようになっている。上記アッテネー
タ31は、図9に示すようにトランジスタ38,抵抗3
5,36,37、入力端子32,33、出力端子34と
で構成され、主制御部の出力端子30が“H”レベルの
とき、トランジスタ38がオン状態となり、抵抗36と
抵抗37によるアッテネータが形成される。
【0016】主制御部11は出力端子24から出力する
警告音の種類により、出力端子30の出力レベルを
“H”レベルまたは“L”レベルにして警告音の音量を
制御するようになっている。
【0017】なお、図示はしないが、抵抗37の代わり
にコンデンサを用いれば警告音の音質の制御を行うこと
ができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た警告音発生機構を備える音声記録再生装置では、以下
に示す問題点が生じることになる。すなわち、 (1)警告音の発生のための主制御部の出力端子を1つ
以上占有する。
【0019】(2)外付部品が多く、コストおよび実装
スペース上不利となる。
【0020】(3)警告音の種類により音量や音質を変
更するようにしようとすると、さらに外付部品が増えて
回路も複雑になる上、主制御部の出力端子もさらに必要
となる。
【0021】等の問題点が生じていた。
【0022】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、新たな部品を必要とせずに、安価で小型の、
警告音発生機構を備える音声記録再生装置を提供するこ
とを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の第1の音声記録再生装置は、デジタル音声
信号を符号化して音声データとし、また、符号化された
音声データを復号化するデジタル信号処理手段と、所定
の警告が必要か否かを判断する警告判断手段と、この警
告判断手段の判断結果に基づいて、所定のデジタル警告
信号を発生するデジタル警告信号発生手段と、上記デジ
タル信号処理手段を介して上記デジタル警告信号を出力
させる制御手段とを具備する。
【0024】上記の目的を達成するために本発明の第2
の音声記録再生装置は、上記第1の音声記録再生装置に
おいて、上記デジタル警告信号発生手段は、上記警告判
断手段の判断結果に基づいて、該判断結果に対応した複
数種類のデジタル警告信号を発生可能とすることを特徴
とする。
【0025】上記の目的を達成するために本発明の第3
の音声記録再生装置は、上記第1の音声記録再生装置に
おいて、上記デジタル信号処理手段を介して出力したデ
ジタル警告信号をD/A変換するD/A変換手段をさら
に備える。
【0026】上記第1の音声記録再生装置では、デジタ
ル信号処理手段は、デジタル音声信号を符号化して音声
データとし、また、符号化された音声データを復号化す
る。一方、警告判断手段で所定の警告が必要か否かを判
断し、この判断結果に基づいて、デジタル警告信号発生
手段で所定のデジタル警告信号を発生する。さらに、制
御手段で、上記デジタル信号処理手段を介してデジタル
警告信号を出力させる。
【0027】上記第2の音声記録再生装置は、上記第1
の音声記録再生装置において、上記デジタル警告信号発
生手段は、上記警告判断手段の判断結果に基づいて、該
判断結果に対応した複数種類のデジタル警告信号を発生
とする。
【0028】上記第3の音声記録再生装置は、上記第1
の音声記録再生装置において、D/A変換手段で、上記
デジタル信号処理手段を介して出力したデジタル警告信
号をD/A変換する。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0030】図1は、本発明の第1の実施形態である音
声記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【0031】図に示すように、本実施形態の音声記録再
生装置は、音声を電気信号に変換するマイクロホン1を
具備し、該マイクロホン1からの音声出力は接続された
マイクアンプ2によって増幅されるようになっている。
このマイクロアンプ2の出力はローパスフィルタ3を介
してA/D変換器4に入力されるようになっており、マ
イクアンプ2で増幅されたアナログの音声信号は、ロー
パスフィルタ3でアンチエリアジングノイズの発生を防
止するための不要な周波数帯域をカットされ該A/D変
換器4に入力されるようになっている。
【0032】上記A/D変換器4においてアナログ信号
である音声信号はデジタル信号に変換された後、デジタ
ル信号処理手段、デジタル警告信号発生手段、デジタル
警告信号データ保有手段としてのデジタル信号処理部5
に入力されるようになっている。このデジタル信号処理
部5では、デジタル信号に変換された音声信号を一定の
フォーマットのデータの変換(符号化)する処理や、該
符号化されたデータを再度デジタル信号に変換(復号
化)する処理が行われるようになっている。なお、該デ
ジタル信号処理部5はDSPにより構成されていること
を想定している。
【0033】上記デジタル信号処理部5で復号化された
デジタル信号は、D/A変換器6に入力されるようにな
っている。そして、上記D/A変換器6でアナログ信号
に変換された音声信号は、不要な周波数帯域をカットし
て量子化ノイズを軽減するローパスフィルタ7を介し
て、該音声信号を増幅してスピーカ9を駆動するパワー
アンプ8に入力されるようになっている。さらに、該パ
ワーアンプ8で増幅された音声信号は音声に変換して放
音するスピーカ9により放音されるようになっている。
【0034】一方、上記デジタル信号処理5には、符号
化されたデータを一時的に記憶するI/Oデータバッフ
ァ10が接続されており、該I/Oデータ10からのデ
ータは、各部の動作を制御する主制御部11に入力され
るようになっている。
【0035】上記主制御部11はCPUで構成され、該
装置全体の制御を司るとともに、警告判断手段、デジタ
ル警告信号を出力させる制御手段の役目を果たすように
なっている。なお、詳しくは後述する。該主制御部11
には、上記I/Oデータバッファ10が接続されている
ほか、I/Oインターフェイス12を介して記録部16
と接続されている。該記録部16は、書き込み/読み出
し部13、半導体メモリ等で構成される記録媒体14、
制御部15とからなり、該書き込み/読み出し部13は
上記I/Oインターフェイス12を介して上記主制御部
11とデータの授受を行うようになっている。また、制
御部15は、該主制御部11と接続され、主制御部11
の制御のもと、上記書き込み/読み出し部13を介して
記録媒体14のデータの書き込み、読み出しを制御する
ようになっている。
【0036】さらに、上記主制御部11には、当該音声
記録再生装置の動作モードを指示する操作入力部17、
動作モードや記録時間などを表示する表示部18が接続
されている。
【0037】次に、本実施形態の音声記録再生装置にお
ける、録音(記録)動作を簡単に説明する。
【0038】上記操作入力部17に配設された録音(記
録)ボタンを押すと主制御部11で録音モードを認識
し、録音(記録)動作が開始される。そしてマイクロホ
ン1からの音声信号がマイクアンプ2で増幅され、ロー
パスフィルタ3を通って後A/D変換器4でデジタル信
号に変換され、該信号がデジタル信号処理部5で符号化
データに変換され、該データがI/Oデータバッファ1
0に順次記憶される。
【0039】そして、主制御部11は、I/Oデータバ
ッファ10に蓄えられたデータを順次読み出し、I/O
インターフェイス12へと出力する。このI/Oインタ
ーフェイスで記録部16との適合性のある仕様に変換さ
れたデータが書き込み/読み出し部13へ送られ、記録
媒体14へ記録される。また、表示部18には現在録音
モードであるという表示がされ、録音の経過時間が表示
される。また、録音状態の際に、上記操作入力部17に
配設された停止ボタンを押すと、該ボタンが押されたこ
とを認識するまでに符号化したデータを全て記録媒体1
4へ記録し終わった時点で録音(記録)モードを終了
し、停止モードになる。
【0040】次に、本実施形態の音声記録再生装置にお
ける再生動作について簡単に説明する。
【0041】上記操作入力部17に配設された再生ボタ
ンを押すと、主制御部11で再生モードを認識し、再生
動作が開始されるようになっている。そして、記録媒体
14に記録されているデータが書き込み/読み出し部1
3により読み出され、I/Oインターフェイス12から
主制御部11を経由してI/Oデータバッファ10に順
次蓄えられる。
【0042】上記デジタル信号処理部5は、I/Oデー
タバッファ10に蓄積されたデータを順次読み出し、符
号化されたデータを復号化して、D/A変換器6へデジ
タル信号を送り出す。該信号はD/A変換器6において
アナログ信号に変換され、ローパスフィルタ7を通った
後パワーアンプ8で増幅され、スピーカ9から放音され
る。
【0043】本実施形態においては、録音(記録)中、
あるいは再生中に上記記録媒体14の容量が満杯になっ
た場合は、記録部16の制御部15がこれを検知して主
制御部11に知らせるようになっている。これにより、
主制御部11はこれ以上記録(もしくは再生)を継続で
きないと判断し、記録(もしくは再生)動作を中止し、
記録媒体14が満杯になった旨を表示部18に表示す
る。
【0044】これと共に、主制御部11はデジタル信号
処理部5へ司令を送り、警告音に相当するデジタル警告
信号を発生させるよう制御する。そして、該警告信号が
D/A変換器6によりアナログの警告音に変換され、ロ
ーパスフィルタ7を通ってパワーアンプ8へ送られ、こ
れがパワーアンプ8により増幅され、スピーカ9から警
告音が放音される。
【0045】ここで、上記警告音の発生プロセスについ
て具体的に説明する。
【0046】上述したように、本実施形態においては、
上記デジタル信号処理部5はDSPで構成されている。
そして、該デジタル信号処理部5内のプログラムメモリ
領域に警告音の元になるデジタル警告信号の波形パター
ン1波に対応する時系列データ(デジタル警告信号デー
タ)をデータテーブルとして予め格納保有しておき、警
告音を発生する必要が生じた場合は、主制御部11から
の司令に基づき、警告音の波形パターンを順次読み出し
てD/A変換器6へ出力し、ここでアナログ信号に変換
され、ローパスフィルタ7を介してパワーアンプ8へ導
かれ、ここで増幅されて、スピーカ9より警告音として
出力される。そして、同じ波形パターンを繰り返して出
力すれば連続音となるし、断続的に出力すれば間欠音と
なる。
【0047】図2は、本実施形態の音声記録再生装置に
おいて、D/A変換器6から出力される警告音波形の一
例を示した線図であり、図3は、デジタル信号処理部5
に格納される、上記警告音波形に対応するデータテーブ
ルの一例を示した説明図である。
【0048】図2に示す警告音の波形パターンは、正弦
波に近い警告波を出力する場合において、D/A変換器
6からの出力波形の一例を示したものであり、デジタル
信号処理部5には、図3に示すように該波形に対応する
データテーブルが格納されている。すなわち、図2にお
けるt1,t2,t3・・・t13,t14に対応する
出力レベルのデータが、図3におけるD1,D2,D3
・・・D13,D14としてデジタル信号処理部5のプ
ログラムメモリ領域の一部に格納されている。このよう
に、本実施形態においては、デジタル信号処理部5に予
め上述したような一波形パターンのデータを格納してい
るが、該デジタル信号処理部5は、内部に周波数制御部
を有しており、データを読み出す間隔を変えることで警
告音の周波数を変更することができるようになってい
る。さらにデジタル信号処理部5は、内部に乗算器を有
しており、この乗算器により所定の演算処理を施すこと
により、該警告音の音量を調節することができるように
なっている。
【0049】なお、本実施形態においては、デジタル信
号処理部5に格納した波形データは、一種類としたが、
複数の警告音に対応した複数の波形パターンの波形デー
タをメモリに記憶させておくことにより、複数の警告に
対応した複数の音質(音色)の警告音を発生させること
も可能である。
【0050】さらに、本実施形態においては、録音(記
録)中、あるいは再生中に上記記録媒体14の容量が満
杯になった場合に警告音を発生するようになっている
が、警告の対象となる事象はこれに限らず、たとえば、
記録媒体14に誤消去防止の設定を施した状態で該記録
媒体14に対して消去操作を行った場合の警告、当該音
声記録再生装置の電源となる電池の消耗に対する警告等
種々の警告が考えられる。
【0051】また、上述したような各警告に対応して、
それぞれ音質(音色)あるいは音量の異った警告音を発
生可能とすると利便である。この場合、上述したように
複数の警告音に対応した複数の波形パターンの波形デー
タをメモリに記憶させ、さらに演算を施すことで、複数
の音質(音色)、音量の警告音を発生させることが可能
となる。
【0052】このように、本第1の実施形態の音声記録
再生装置によると、録音(記録および再生時等、音声記
録再生装置としての基本機能を実現するのに必要な構成
要素を活用して警告音の発生を行うようにしているの
で、新たに部品を設けることなく、すなわちコストおよ
びスペースを増大させずに所望の警告音を発生すること
ができる。
【0053】さらに、一切の追加部品なしで、複数の警
告音に対して各々任意の音質(音色)、音量の設定を行
うことができる。これにより、使用者にとっても警告の
種類が区別しやすくなり、警告の効果も高くなるという
効果を奏する。
【0054】次に、本発明の第2の実施形態の音声記録
再生装置について説明する。
【0055】この第2の実施形態は、その構成は上記第
1の実施形態と同様であり、デジタル信号処理部5に格
納した警告音に対応する波形データを異にしていること
を特徴とする。したがって、ここでは、差異のみの説明
に止める。
【0056】すなわち、本第2の実施形態においては、
該デジタル信号処理部5内部のプログラムメモリ領域に
単純な波形、たとえば矩形波に対応した波形データが予
め格納されている。そして、デジタル信号処理部5が主
制御部11より警告音発生の司令を受けると、上記矩形
波を発生すると共に、該デジタル信号処理部5内部の乗
算器により演算処理を施して任意の波形を生成し、D/
A変換器6に対して出力するようになっている。すなわ
ち、デジタル信号処理部5内部において、発生した矩形
波に対して任意の周波数成分を減衰させたり強調させた
りするフィルタ処理を行うことにより所望の波形を得る
ようにしている。したがって、該フィルタ処理の内容を
切換えることにより、複数の音質(音色)の警告音を発
生させることができるようになっている。
【0057】さらに、本第2の実施形態においては、上
記第1の実施形態と同様に上記乗算器により警告音の音
量を調節することが可能となっている。
【0058】この第2の実施形態によっても、上記第1
の実施形態と同様の効果を奏すると共に、予め保有する
デジタル警告信号データが1種類でよいので、より簡素
化された音声記録再生装置を提供できる。
【0059】次に、本発明の第3の実施形態の音声記録
再生装置について説明する。
【0060】この第3の実施形態は、その構成は上記第
1,第2の実施形態と同様であるが、上記第1,第2の
実施形態が、警告音の波形データをデジタル信号処理部
5内部のプログラムメモリ領域に格納していたのに対し
て、本第3の実施形態は、同様の波形データを主制御部
11に格納したことを特徴とする。すなわち、主制御部
11がデジタル警告信号データ保有手段を構成する。
【0061】すなわち、上記第1の実施形態においては
デジタル信号処理部5に格納していた警告音に対応する
波形データを主制御部11に格納し、警告音出力時に
は、読み出したデータをI/Oデータバッファ10を介
してデジタル信号処理部5へ送り込み、該デジタル信号
処理部5において該波形データに対し音量調節処理を行
い、D/A変換器6へと出力するようになっている。
【0062】このように、本第3の実施形態によると、
上記第1の実施形態と同様の効果を奏すると共に、警告
音の波形データをデジタル信号処理部5に限らず主制御
部11に格納することができ、設計の自由度が増すとい
う効果を奏する。
【0063】次に、本発明の第4の実施形態の音声記録
再生装置について説明する。
【0064】この第4の実施形態は、その構成は上記第
1ないし第3の実施形態と同様であり、警告音に対応す
る波形データを上記第2の実施形態と同様の単純な矩形
波とし、該波形データを上記第3実施形態と同様に主制
御部11に格納していることを特徴とする。
【0065】すなわち、警告音を発生される必要が生じ
た際、主制御部11に格納された矩形波のようなごく単
純な波形データをI/Oデータバッファ10を介してデ
ジタル信号処理部5に対して出力し、該デジタル信号処
理部5において、フィルタ処理および音量調節処理を行
うことにより、最終的に必要な警告音に相当する波形デ
ータに加工し、D/A変換器6へ出力するようになって
いる。
【0066】これにより、本第4の実施形態によって
も、上記実施形態と同様な効果を奏する。
【0067】次に、本発明の第5の実施形態の音声記録
再生装置について説明する。
【0068】この第5の実施形態は、その構成は上記第
1ないし第4の実施形態と同様であるが、上記第1ない
し第4の実施形態がデジタル信号処理部5あるいは主制
御部11に予め警告音に対応する波形データを格納して
いたのに対し、本第5の実施形態は、予め用意された波
形データを持たず、デジタル信号処理部5が主制御部1
1より警告音発生の司令を受けた際、該デジタル信号処
理部5内部のプログラムにより、正弦波関数に演算処理
を施すことにより図4に示すような正弦波に相当する波
形データを発生させることを特徴としている。
【0069】このように、本第5の実施形態では、正弦
波を警告音として利用するようになっている。また、警
告音の音量調節については上記第1の実施形態と同様
に、デジタル信号処理部5内部の乗算器を用いてい行う
ようになっている。
【0070】この第5の実施形態によっても、上記各実
施形態と同様な効果を奏するが、警告音に対応する波形
データを予め用意する必要がないため、より、低コスト
の装置を実現することができる。
【0071】[付記]以上詳述した如き本発明の実施形態
によれば、以下の如き構成を得ることができる。即ち、 (1) デジタル音声信号を符号化して音声データと
し、また、符号化された音声データを復号化するデジタ
ル信号処理手段と、(デジタル信号処理部5)所定の警
告が必要か否かを判断する警告判断手段と、(主制御部
11)上記所定の警告に対応する警告信号データを保有
するデジタル警告信号データ保有手段と、(第1の実施
形態ではデジタル信号処理部5,第3の実施形態では主
制御部11:すなわち、デジタル警告信号データの格納
先)上記警告判断手段の判断結果に基づいて、上記所定
の警告に対応するデジタル警告信号データよりデジタル
警告信号を発生するデジタル警告信号発生手段と、(デ
ジタル信号処理部5:第1,第3の実施形態)を具備し
たことを特徴とする音声記録再生装置。(第1,第3の
実施形態に対応) (2) 上記デジタル警告信号データ保有手段は、上記
所定の警告に対応する複数種類のデジタル警告信号デー
タを保有することを特徴とする上記(1)に記載の音声
記録再生装置。(第1,第3の実施形態において、複数
種類の警告音波形データを有する例) (3) 上記デジタル警告信号発生手段は、さらに周波
数制御手段を備えることを特徴とする上記(1)または
(2)に記載の音声記録再生装置。(第1,第3の実施
形態において、音質調節を行う例) (4) 上記デジタル警告信号発生手段は、さらに音量
調節手段を備えることを特徴とする上記(1)ないし
(3)に記載の音声記録再生装置。(第1,第3の実施
形態において、音量調節を行う例) (5) デジタル音声信号を符号化して音声データと
し、また、符号化された音声データを復号化するデジタ
ル信号処理手段と、(デジタル信号処理部5)所定の警
告が必要か否かを判断する警告判断手段と、(主制御部
11)所定の警告信号データを保有するデジタル警告信
号データ保有手段と、(第2の実施形態ではデジタル信
号処理部5,第4の実施形態では主制御部11)上記警
告判断手段の判断結果に基づいて、上記警告信号データ
よりデジタル警告信号を発生するデジタル警告信号発生
手段と、(デジタル信号処理部5:第2,第4の実施形
態)を具備したことを特徴とする音声記録再生装置。
(第2,第4の実施形態に対応) (6) 上記警告信号データは、矩形波データであるこ
とを特徴とする上記(5)に記載の音声記録再生装置。
【0072】(7) 上記デジタル警告信号発生手段
は、所定の警告に対応する複数種類のフィルター演算手
段を備えることを特徴とする上記(5)または(6)に
記載の音声記録再生装置。
【0073】(8) 上記デジタル警告信号発生手段
は、さらに音量調節手段を備えることを特徴とする上記
(5)ないし(7)に記載の音声記録再生装置。
【0074】(9) デジタル音声信号を符号化して音
声データとし、また、符号化された音声データを復号化
するデジタル信号処理手段と、(デジタル信号処理部
5)所定の警告が必要か否かを判断する警告判断手段
と、(主制御部11)上記警告判断手段の判断結果に基
づいて、所定の関数に演算処理を施してデジタル警告信
号を発生するデジタル警告信号発生手段と、(デジタル
信号処理部5:第5の実施形態)を具備したことを特徴
とする音声記録再生装置。
【0075】(10) 上記所定の関数は、正弦波関数
であることを特徴とする上記(9)に記載の音声記録再
生装置。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように請求項1,請求項3
に記載の発明によれば、新たな部品を必要とせずに、安
価で小型の、警告音発生機構を備える音声記録再生装置
を提供できる。
【0077】また、請求項2に記載の発明によれば、よ
り利便な音声記録再生装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である音声記録再生装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】上記第1の本実施形態の音声記録再生装置にお
いて、D/A変換器から出力される警告音波形の一例を
示した線図である。
【図3】上記第1の本実施形態の音声記録再生装置にお
けるデジタル信号処理部に格納される、上記図2に示す
警告音波形に対応するデータテーブルの一例を示した説
明図である。
【図4】本発明の第5の実施形態である音声記録再生装
置における、D/A変換器から出力される警告音波形の
一例を示した線図である。
【図5】従来の、警告音発生機構を備える音声記録再生
装置の一例を示したブロック図である。
【図6】上記警告音発生機構を備える音声記録再生装置
における、警告音の音質改善回路の一例を示した電気回
路図である。
【図7】上記警告音発生機構を備える音声記録再生装置
の警告音音量制御回路におけるローパスフィルタの一構
成例を示した電気回路図である。
【図8】上記警告音発生機構を備える音声記録再生装置
における、警告音の音量制御回路の一例を示した電気回
路図である。
【図9】上記警告音発生機構を備える音声記録再生装置
の警告音音量制御回路におけるアッテネータの一構成例
を示した電気回路図である。
【符号の説明】
1…マイクロホン 2…マイクアンプ 3…ローパスフィルタ 4…A/D変換器 5…デジタル信号処理部 6…D/A変換器 7…ローパスフィルタ 8…パワーアンプ 9…スピーカ 11…主制御部 14…記録媒体 16…記録部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11C 7/00 314 G11C 7/00 314

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル音声信号を符号化して音声デー
    タとし、また、符号化された音声データを復号化するデ
    ジタル信号処理手段と、 所定の警告が必要か否かを判断する警告判断手段と、 この警告判断手段の判断結果に基づいて、所定のデジタ
    ル警告信号を発生するデジタル警告信号発生手段と、 上記デジタル信号処理手段を介して上記デジタル警告信
    号を出力させる制御手段と、 を具備したことを特徴とする音声記録再生装置。
  2. 【請求項2】 上記デジタル警告信号発生手段は、上記
    警告判断手段の判断結果に基づいて、該判断結果に対応
    した複数種類のデジタル警告信号を発生可能とすること
    を特徴とする請求項1に記載の音声記録再生装置。
  3. 【請求項3】 上記デジタル信号処理手段を介して出力
    したデジタル警告信号をD/A変換するD/A変換手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の音声
    記録再生装置。
JP7309287A 1995-11-28 1995-11-28 音声記録再生装置 Withdrawn JPH09146594A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013152672A (ja) * 2012-01-26 2013-08-08 Kayaba Ind Co Ltd ドライブレコーダ

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JP2013152672A (ja) * 2012-01-26 2013-08-08 Kayaba Ind Co Ltd ドライブレコーダ

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