JP2013152672A - ドライブレコーダ - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の映像データを記録すると共に、必要な警報を通知するドライブレコーダを提供する。
【解決手段】カメラ(12)と、記録制御部(150)と、音声制御部(190)と、制御部(160)と、を備え、制御部(160)は、特定の状態が発生した否かを判定し、特定の状態が発生した場合は、音声制御部(190)に設定された第1の音量に代えて、第1の音量よりも大きい第2の音量で特定の状態を通知する警報を再生する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両の映像データを記録するドライブレコーダに関する。
車両の走行データを映像データと共に記録するドライブレコーダを車両に搭載することが行われている。ドライブレコーダは、例えば車両に衝撃が発生した場合に、その衝撃が発生した時刻を含む前後の所定時間の映像データを取得し、メモリカードに記録するように構成されている。
ドライブレコーダは、運転者が映像データを記録しているはずだと思い込んでいる場合に、何らかの問題が発生して映像データが記録されていないという状況を未然に防止するため、ドライブレコーダの動作に問題が生じうる場合に、音声等により警報を通知できるように構成されたものがある。
特許文献1には、記憶手段の容量が許容量でない場合や、記録手段への通信が不可能となった場合などに、警報を行うドライブレコーダが開示されている。
特開2008−305254号公報
ドライブレコーダは、映像データを確実に記録するように構成されているので、運転者によって操作されるボタンは、映像データを強制的にメモリカードに記録する記録ボタンのみとする構成が一般的である。従って、音声や警報の音量を任意に変更することは、従来行えなかった。
これに対して、ドライブレコーダに音量ダイヤル等を設置して音量を変更するように構成することもできるが、この場合は、映像データが記録不能となるなど重要な問題が発生した場合にも、警報音が小さく設定された場合には、運転者が気づきにくいという問題があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、警報音を変更可能に構成すると共に、重要な警報は常に運転者に通知できるドライブレコーダを提供することを目的とする。
本発明は、車両に搭載され、映像データを取得するカメラと、カメラにより取得された映像データの記録を制御する記録制御部と、警報を再生させると共に警報の音量が変更可能な音声制御部と、映像データを記録制御部に記録させると共に、音声制御部による警報の通知を制御する制御部と、を備え、制御部は、特定の状態が発生した否かを判定し、特定の状態が発生した場合は、音声制御部に設定された第1の音量に代えて、第1の音量よりも大きい第2の音量で、特定の状態を通知する警報を再生することを特徴とする。
本発明によれば、特定の状態が発生した場合には、第1の音量に代えて第1の音量よりも大きい第2の音量で通知する。例えば映像データが記録できないといった特定の状態が発生した場合に、第1の音量よりも大きな第2の音量によって特定の状態を運転者に通知するので、特定の状態の発生を運転者が聞き逃すことを防止することができる。
本発明の実施形態の本発明のドライブレコーダを含むドライブレコーダシステムの説明図である。 本発明の実施形態のドライブレコーダの機能ブロック図である。 本発明の実施形態のPCの設定登録処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態のドライブレコーダの制御のフローチャートである。
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態のドライブレコーダ10を含むドライブレコーダシステム1の説明図である。
ドライブレコーダシステム1は、車両11に搭載されるドライブレコーダ10と、事業所等に設置されるパーソナルコンピュータ(以下、PC)20と、ドライブレコーダ10が取得するデータを記録するメモリカード30とから構成される。
ドライブレコーダ10は、車両11から走行データ(例えば車速、エンジン回転数、緯度、経度等)を取得して、これらを日時情報と共に所定の時間間隔で記録する。また、ドライブレコーダ10は、カメラ12が接続されており、カメラ12が撮影した映像データを記録する。走行データ及び映像データは、記録制御部150を介してメモリカード30に記録される。
ドライブレコーダ10は、メモリカード30が挿入された状態でメモリカード30との間でデータの書き込み及び読み出しを行う記録制御部150と、メモリカード30に人為的に映像データを記録させる記録ボタン180と、点灯状態(色、点滅等)によりドライブレコーダ10の状態を表示するLED193とが設けられている。
PC20は、メモリカード30が挿入された状態でメモリカード30との間でデータの書き込み及び読み出しを行うメモリカードインタフェース21と、映像データ等を表示可能な液晶ディスプレイ等からなる表示部22と、ユーザからの指示が入力可能なキーボード及びマウス等からなる入力部23とから構成される。また、PC20には後述するドライブレコーダ設定登録プログラムが格納されており、メモリカードインタフェース21にメモリカード30が挿入された状態でドライブレコーダ設定変更プログラムを実行することにより、ドライブレコーダ10に関する設定の変更を行うための動作パラメータを設定することができる。
メモリカード30は、記録制御部150及びメモリカードインタフェース21により読み書き可能に構成されており、例えばSD(Secure Digital)やCF(Compact Flash(登録商標))等のフラッシュメモリカードが用いられる。
図2は、本発明の実施形態のドライブレコーダ10の機能ブロック図である。
ドライブレコーダ10は、画像処理部140と、内部メモリ130と、記録制御部150と、制御部160と、加速度センサ170と、記録ボタン180と、音声制御部190と、電源制御部200と、を備える。制御部160は、これら、画像処理部140、内部メモリ130、記録制御部150、加速度センサ170、記録ボタン180、音声制御部190及び電源制御部200に接続され、これら各部を制御する。また、制御部160はLED193に接続し、LED193の点灯状態を制御する信号を出力する。また制御部160は、フラッシュROM120に接続し、フラッシュROM120に記録されたデータの読み出しを制御する。
画像処理部140は、カメラ12から受信した映像信号に対して所定のエンコード方式に基づいて画像処理を行う。内部メモリ130は、画像処理部140によりエンコードされた映像データを一時的に記録する。記録制御部150は、映像データを記録制御部150に挿入されたメモリカード30に記録する。なお、画像処理部140よるエンコード方法は、たとえばJPEG方式やMPEG方式が用いられる。
内部メモリ130は、SDRAM等の揮発性メモリからなるバッファ領域を備え、制御部160の制御により、メモリカード30に映像データを記録するとき一次的に映像データを記録するバッファとし用いることができる。
フラッシュROM120は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリから構成されており、ドライブレコーダ10に供給される電源が断たれてドライブレコーダ10の動作が停止した後も、記録されたデータを保持できるように構成されている。フラッシュROM120は、ドライブレコーダの動作に関わるプログラムや設定データを記録する。
加速度センサ170は、車両11に加わる加速度を検出して、検出した加速度が所定の閾値を超えた場合に、イベントの発生の検出を制御部160に通知する。記録ボタン180は、加速度センサ170によるイベントの発生の検出にかかわらず、運転者が操作することにより走行データ及び映像データをメモリカード30に記録させる。制御部160は、加速度センサ170からイベントの検出を受けた場合又は運転者により記録ボタン180が操作された場合は、車両11に衝撃等のイベントが発生したと判断して、内部メモリ130のバッファ領域から衝撃発生時刻を含む前後の所定時間内に記録された映像データを抽出する。抽出された映像データは、記録制御部150によりメモリカード30に記録される。
音声制御部190は、音声の記録及び音声や警報音の再生を制御する。音声制御部190は、スピーカ191及びマイク192が接続される。音声制御部190は、制御部160の制御により、映像データを記録しているときにマイク192によりドライブレコーダ10の周囲の音声を取得し、取得した音声データを内部メモリ130又はメモリカード30に記録する。また、音声制御部190は、制御部160の制御により、ドライブレコーダ10の動作に関連して音声や警報音を再生する。この音声や警報音は、スピーカ191を介して運転者に通報される。
電源制御部200は、車両11から電力の供給を受けて、制御部160及び制御部160を介して各部に電力を供給する。また、電源制御部200はバッテリを内蔵しており、車両11からの電力の供給が絶たれた場合にも一定時間、制御部160及び各部に電力を供給できるように構成されている。
制御部160は、画像処理部140によりエンコードされた映像データを、まず内部メモリ130に記録する。制御部160は、内部メモリ130に記録した映像データを、記録制御部150を介してメモリカード30に記録する。なお、制御部160がメモリカード30に映像データを記録するときに、この映像データに暗号化処理を行ってもよい。映像データを暗号化処理することにより、メモリカード30に記録されている映像データが第三者により読み取りや改ざんされる虞がなくなる。
また、制御部160は、車両11との図示しないインタフェースを備えて、走行データ(車速、加速度等)を取得して、映像データと共にメモリカード30に記録する。
また、制御部160は、メモリカード30の状態やドライブレコーダ10の状態をLED193の点灯状態により表示する。
次に、音声制御部190による警報(音声、警報音)の通知について説明する。
制御部160は、ドライブレコーダ10の動作に関連して、必要な場合に音声制御部190に指令を行い、音声や警報音を通知させる。
音声制御部190は、例えばPCMデータを再生するための音声コーデック機能を有し、音声制御部190の内部に予め記録されているPCMデータや、メモリカード30を介して内部メモリ130やフラッシュROM120に記録されたPCMデータを、制御部160からの指示により再生させることにより、スピーカ191を介して音声や警報音を通知する。
具体的には、例えば、メモリカード30が記録制御部150に挿入されていない場合は、映像データを記録することができないため、制御部160は、メモリカード30が挿入されていない旨の音声や警報音を再生するように音声制御部190に指示する。
また、映像データを記録中に、メモリカード30の空き領域が不足した場合にも同様に、映像データを記録することができなくなる。そのため、制御部160は、メモリカード30の空き容量が不足している旨の音声や警報音を再生するように音声制御部190に指示して、運転者に、別のメモリカード30への交換や、メモリカード30に記録されている映像データの消去等を運転者に促す。
また、電源制御部200の内部に備えられているバッテリが劣化した場合には、事故の発生等により車両11が損傷した場合に電力が適切に供給されず、映像データを記録することができなくなる可能性がある。そのため、制御部160は、電源制御部200のバッテリが劣化している旨の音声や警報音を再生するように音声制御部190に指示して、運転者にバッテリの交換等を促す。
このように、映像データが記録できない又は記録できなくなる可能性が高い場合は、制御部160は、音声や警報音を再生するように音声制御部190に指示して、運転者に警報を通知させる。
一方で、制御部160は、映像データが記録できなくなるような重大な問題以外の事象が発生した場合にも、音声や警報音を通知させることができる。
例えば、映像データの記録を開始や映像データの記録を終了した場合に、運転者に音声や警報音による通知を再生することができる。また、制御部160は、車両11から車速のデータを取得していることから、現在の車速が制限速度を超えている旨の音声や警報音を通知させることができる。
このように、制御部160は、ドライブレコーダ10の動作や状態に関連して、さまざまな音声や警報音を通知させることができる。
一方で、ドライブレコーダ10が搭載された車両11を操作する運転者は、これら音声や警報音による通知を煩わしく感じる場合がある。そのため、ドライブレコーダ10が通知する音量を変更できるように構成することが望まれていた。しかしながら、音量を変更するためには音量を変更するボタン等のインタフェースを新たに設ける必要があるため、ドライブレコーダ10の設計変更が必要となり、コストが上昇する。
また、ドライブレコーダ10が通知する音量を任意に変更できるように構成した場合は、運転者によって音量が小さく設定された場合に、前述のような映像データが記録できない可能性がある重要な警報を運転者が聞き逃してしまう可能性がある。この場合は、映像データが記録されない可能性が生じうる。
そこで、本発明の実施形態は、ドライブレコーダ10において、ボタン等のインタフェースを追加することなく通知される音声や警報音の音量を変更可能であり、さらに、映像データが記録できない可能性があるような重要な警報を確実に通知させることができるように構成した。
まず、車両11の運転に先立って、ドライブレコーダ10の音声や警報音に関する設定をPC20において設定する。
図3は、本実施形態のPC20において実行される、ドライブレコーダ10の設定登録処理のフローチャートである。
PC20が、ドライブレコーダ設定登録プログラムを格納しており、ユーザの指示によってこのプログラムを起動して、図3に示すフローチャートを実行する。
まず、ドライブレコーダ設定登録プログラムは、ステップS101において、メモリカード30が、メモリカードインタフェース21に挿入されていることを確認する。
次に、ドライブレコーダ設定登録プログラムは、ステップS102において、ドライブレコーダ10に設定すべき動作パラメータが全て設定済みかを確認する。
全ての動作パラメータが設定されていない場合は、ステップS103に移行して、ユーザは、ドライブレコーダ10に設定すべき動作パラメータを、ユーザインタフェースを介して入力する。
ここで、動作パラメータとは、例えば、ドライブレコーダ10の音声制御部190が再生する音声や警報音の音量を数段階に段階付けされたパラメータや、ドライブレコーダ10の加速度センサ170がイベント検出とする加速度の閾値のパラメータ、映像データの記録方式(JPEG、MPEG等)である。
動作パラメータが全て設定済みとなった場合は、本フローチャートによる処理を終了する。
その後、ユーザは、設定された動作パラメータが記録されたメモリカード30を、PC20のメモリカードインタフェース21から取り出す。そして、車両11に移り、メモリカード30をドライブレコーダ10の記録制御部150に挿入する。
次に、ドライブレコーダ10における音声や警報音に関する動作を説明する。なお、ドライブレコーダ10は、以降に説明するように、記録ボタン180の操作により音声や警報音の音量を変更することができるように構成されている。
図4は、本実施形態のドライブレコーダ10における制御処理のフローチャートである。
ドライブレコーダ10は、車両11からの電力の供給を受けて動作する。車両11のイグニションがONとなり、車両11から電力の供給を受けた電源制御部200が、制御部160及び各部に電力の供給を開始したときに、本フローチャートが開始する。
まず、制御部160は、記録制御部150にメモリカード30が挿入されているか否かを判定する(ステップS201)。メモリカード30が挿入されていない場合は、制御部160は、音声制御部190を制御して、メモリカード30が挿入されていない旨の警報を通知する(ステップS202)。
メモリカード30が挿入されていると判定した場合は、ステップS203に移行する。制御部160は、記録制御部150を介して、メモリカード30に記録されている動作パラメータを読み出して、これを内部メモリ130に記録する。
このとき制御部160は、メモリカード30に音量を設定する動作パラメータが記録されている場合に、このパラメータに従った音量を第1の音量として音声制御部190に設定する。第1の音量は、例えば5段階の3といった段階的な設定でもよいし、0から100の間の任意の値といった絶対値で設定してもよい。なお、第1の音量を設定するパラメータが規定値に設定されている場合は、予め設定されている規定値(例えば5段階の4)で、音声制御部190に設定する。
次に、制御部160は、電力が供給されてドライブレコーダ10が起動してから一定時間、記録ボタン180が長押しされていたかを判定する(ステップS204)。具体的には、例えば、イグニッションONから2秒間ボタンが押下され続けていたときに、記録ボタン180が長押しされたと判定する。
記録ボタン180が長押しされていたと判定した場合は、制御部160は、音声制御部190の第1の音量を設定するモードに入ったことを運転者にビープ音又はLED193の点灯状態により通知する。運転者はこれを受けて、記録ボタン180を所望の回数だけ押下する。制御部160は、所定の期間(例えば5秒間)の間に記録ボタンが何回押下されたかを計数して、記録ボタン180の操作回数を取得する(ステップS205)。
制御部160は、記録ボタン180の操作回数に対応して、第1の音量を音声制御部190に設定する(ステップS206)。例えば、ドライブレコーダ10の音量が5段階に段階的に設定可能に構成されている場合に、運転者が所定の期間に記録ボタン180を2回押下した場合には、第1の音量が5段階の2に設定される。
このように、イグニッションONによってドライブレコーダ10が起動されたときに記録ボタン180が長押しされていた場合に音量設定モードに移行して、その後記録ボタン180が操作された回数に基づいて、音声制御部190により通知される音声や警報音の第1の音量を設定することができる。
次に、制御部160は、ドライブレコーダ10による映像データの記録を開始すると共に、加速度センサ170によるイベント検出のトリガを待つ記録モードに移行する(ステップS207)。
この記録モードのときに、ドライブレコーダ10に何らかの異常が発生し(ステップS208)、これを制御部160が検出した場合に、制御部160は、検出した異常が特定の異常(特定の状態)であるか否かを判定する(ステップS209)。
なお、特定の異常とは、記録モードにおいて、メモリカード30に映像データが記録できない又はメモリカード30に映像データ記録できなくなる可能性が発生した場合を示す。
より具体的には、前述のように、例えば、カメラ12から映像信号が入力されなくなった、電源制御部200のバッテリの容量が低下した等のドライブレコーダ10の異常や、メモリカード30に映像データを記録するための空き容量が無くなった、振動等の要因により一時的に記録制御部150とメモリカード30との通信が不能となった、ドライブレコーダ10からメモリカード30が取り外された等のメモリカード30の記録に関する異常などの状態が検出されたときに、制御部160は、特定の異常が発生したと判定する。
制御部160が特定の異常と判定した場合は、ステップS211に移行して、音声制御部190に設定された第1の音量にかかわらず、特定の異常に関する警報を規定の音量である第2の音量で通知させるように音声制御部190に指示する。
このときの第2の音量は、車両11の運転中に、車両11及び車両11の周囲から発生する走行音等の雑音に打ち勝って、警報が運転者に確実に伝達される程度の大きな音量に設定される。第2の音量は、音声制御部190において、例えば音量が5段階に設定可能である場合に5段階の4の音量といったように、前述の第1の音量と比較して大きな音量に設定される。なお、第2の音量は、音声制御部190が再生可能な最大の音量としてもよい。
さらに、運転者に、より注意を喚起するために、制御部160は、特定の異常に関する音声や警報音の通知を指示した後、運転者が記録ボタン180を操作するまで、音声制御部190により音声や警報音を繰り返し継続して再生させるようにしてもよい。このように設定することで、運転者が警報の通知を聞き逃すことを防止できる。
なお、ステップS209において、検出した異常が特定の異常でないと判定した場合は、ステップS210に移行して、制御部160は、音声制御部190を制御してステップS203又はステップS206で設定された第1の音量に基づいて当該異常に関する音声や警報音を通知する。なお、特定の異常ではない異常とは、メモリカード30に映像データが記録できなくなる状態でない異常であり、例えば、車両11から取得した車速が規定の車速を超えている場合、車両11から取得した情報により、アイドリング時間が規定の時間を超えている場合、加速度センサ170が、イベントの発生ではなく車両11の急加速や急減速を検出した場合等である。制御部160はこのような状態を検出した場合は、ステップS209においてNOを判定する。
なお、ステップS210又はステップS211の処理後、ステップS207に戻り、記録モードを継続する。
このような制御により、ドライブレコーダ10の音声や警報音の音量を変更可能に構成すると共に、映像データが記録できない可能性があるような特定の異常を運転者に確実に通知することができる。
以上のように、本発明の実施形態のドライブレコーダ10は、所定の音声や警報音を再生可能であると共に音量が変更可能に構成された音声制御部190を備え、制御部160は特定の状態が発生した場合は、音声制御部190に設定された第1の音量に代えて、第1の音量よりも大きい第2の音量で特定の状態を通知する警報を再生するように構成した。
このように構成することによって、ドライブレコーダ10は、メモリカード30に映像データが記録できない等の特定の状態の発生を判定した場合は、第1の音声よりも大きな音声である第2の音量によって特定の状態を通知するので、運転者に大きな音声で特定の状態を通知して、特定の状態の通知を運転者が聞き逃すことを防止できる。
また、ドライブレコーダ10は、第1の音量が変更可能に設定されているので、運転者に対して音声や警報音により通知される第1の音量を変更できるように構成することができる。
また、ドライブレコーダ10において、制御部160は、特性の状態が発生していないと判定した場合は、音声制御部190に設定された第1の音量で警報を再生するので、運転者が音声や警報音による通知を煩わしく感じる場合に、特性の状態が発生していない場合の第1の音量を変更できるように構成することができる。
また、ドライブレコーダ10は、第2の音量が予め所定の音量に設定され、この所定の音量は変更不可能であるので、特定の状態を第2の音量によって運転者に確実に通知することができる。
特に、第2の音量は、車両11が運転中にも、車両11の走行音に打ち勝って車両11の運転者に警報が伝わる音量に設定されるので、特定の状態を通知する警報が車両11の走行音等の雑音に影響されることなく、特定の状態の発生を運転者に確実に通知することができる。
また、制御部160は、記録制御部150により映像データが記録できない状態が発生したときに、特定の状態が発生したことを判定するので、メモリカード30に映像データが記録できない等の特定の状態を運転者に確実に通知することができる。
また、ドライブレコーダ10は、ユーザからの操作を受付ける入力部としての記録ボタン180を備え、制御部160は、この記録ボタン180に対するユーザからの操作に基づいて、音声制御部190に設定されている第1の音量を変更させる。
より具体的には、制御部160は、起動時に記録ボタン180に対するユーザからの操作(例えば長押し)があった場合は、記録ボタン180に対するユーザの操作の回数に応じて、音声制御部190に設定されている第1の音量を段階的に変更させる。これにより、ドライブレコーダ10に記録ボタン180以外の他のボタン等のインタフェースを新たに追加することなく、設計変更等のコストを増加することなく、ドライブレコーダ10が発する音量を変更するように構成することができる。
また、制御部160は、特定の状態を通知する警報を再生した後は、記録ボタン180に対するユーザの操作があるまで警報を継続して再生するので、ユーザの確認があるまで特定の状態を通知して、特定の状態の発生を運転者に確実に通知することができる。
なお、本発明の実施形態は、メモリカード30に映像データが記録できない状態を特定の状態としたが、これに限られるものではない。例えば、前述のように特定の状態ではない異常、例えば、車両11から取得した車速が規定の車速を超えている場合、車両11から取得した情報により、アイドリング時間が規定の時間を超えている場合、加速度センサ170が、イベントの発生ではなく車両11の急加速や急減速を検出した場合等が発生した場合にも、これを確実に通知できるように第2の音量で警報を再生してもよい。また、どのような異常のときに特定の状態とするかを、運転者や管理者によって変更可能としてもよい。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内でなしうるさまざまな変更、改良が含まれることは言うまでもない。
1 ドライブレコーダシステム
10 ドライブレコーダ
11 車両
12 カメラ
20 パーソナルコンピュータ(PC)
30 メモリカード
130 内部メモリ
140 画像処理部
150 記録制御部
160 制御部
170 加速度センサ
180 記録ボタン(入力部)
190 音声制御部
193 LED
200 電源制御部

Claims (9)

  1. 車両に搭載され、映像データを取得するカメラと、
    前記カメラにより取得された前記映像データの記録を制御する記録制御部と、
    警報を再生させると共に前記警報の音量が変更可能な音声制御部と、
    前記映像データを前記記録制御部に記録させると共に、前記音声制御部による警報の通知を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、特定の状態が発生した否かを判定し、前記特定の状態が発生した場合は、前記音声制御部に設定された第1の音量に代えて、前記第1の音量よりも大きい第2の音量で、前記特定の状態を通知する警報を再生することを特徴とするドライブレコーダ。
  2. 前記第1の音量は、変更可能に設定されることを特徴とする請求項1に記載のドライブレコーダ。
  3. 前記制御部は、前記特定の状態が発生していないと判定した場合は、前記音声制御部に設定された前記第1の音量で、前記警報を再生することを特徴とする請求項1又は2に記載のドライブレコーダ。
  4. 前記第2の音量は、予め所定の音量に設定され、前記所定の音量は変更不可能であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載のドライブレコーダ。
  5. 前記第2の音量は、前記車両が運転中にも、前記車両の走行音に打ち勝って前記車両の運転者に前記警報が伝わる音量に設定されることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載のドライブレコーダ。
  6. 前記制御部は、前記記録制御部により前記映像データが記録できない状態が発生したときに、前記特定の状態が発生したことを判定することを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載のドライブレコータ。
  7. ユーザからの操作を受付ける入力部を備え、
    前記制御部は、前記入力部に対するユーザからの操作に基づいて、前記音声制御部に設定されている前記第1の音量を変更させることを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載のドライブレコータ。
  8. 前記制御部は、起動時に前記入力部に対するユーザからの操作があった場合は、前記入力部に対するユーザの操作の回数に応じて、前記音声制御部に設定されている前記第1の音量を段階的に変更させることを特徴とする請求項7に記載のドライブレコータ。
  9. 前記制御部は、前記特定の状態を通知する警報を再生した後は、前記入力部に対するユーザの操作があるまで、前記警報を継続して再生することを特徴とする請求項7又は8に記載のドライブレコーダ。
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