JP2010128606A - ドライブレコーダ - Google Patents
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Abstract
【課題】ドライブレコーダにおいて警告音を聞いただけでは瞬時に警告内容を認識することができず、警告音を聞くたびにマニュアル等を参照することは作業効率を著しく低下させることとなる。さらに、車両を運転している場合には、運転手本人はマニュアルを参照することができず、単に警告音を聞いただけでは警告内容を知ることができないという問題が生じていた。
【解決手段】本発明のドライブレコーダは、ドライブレコーダ本体の異常及び/又は運転操作の異常を検出する異常検出部を備えたドライブレコーダであって、音声の再生機能を備えた外部機器と接続するための接続部と、接続部に外部機器が接続された場合に外部機器で再生する音声データを記憶するメモリと、接続部に外部機器が接続された状態で異常が検出された場合に、メモリに記憶された音声データを読み出して外部機器に出力する制御部と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図6
【解決手段】本発明のドライブレコーダは、ドライブレコーダ本体の異常及び/又は運転操作の異常を検出する異常検出部を備えたドライブレコーダであって、音声の再生機能を備えた外部機器と接続するための接続部と、接続部に外部機器が接続された場合に外部機器で再生する音声データを記憶するメモリと、接続部に外部機器が接続された状態で異常が検出された場合に、メモリに記憶された音声データを読み出して外部機器に出力する制御部と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図6
Description
本発明はドライブレコーダに関し、特にセンサ等からの検出結果に基づく警告を音声によって行うドライブレコーダに関する。
ドライブレコーダは、事故等が発生した場合に事後的に事故発生当時の映像や音声を再生することが可能であり、この機能により事故の検証等に利用することができる。ドライブレコーダは主に運転中の映像及び音声を記録するものであるが、運転中に速度超過をした場合や、ドライブレコーダに異常が生じたような場合には警告音を発生することが可能なものが知られている(例えば特許文献1)。
従来のドライブレコーダの構成について図1に示す。図1に示すように従来のドライブレコーダは本体101に、映像を記録するためのカメラ102、音声を記録するためのマイク104、撮影を開始するための撮影スイッチ105、GPSアンテナ106を備えている。さらに、ドライブレコーダ本体101は、警告を発するためのブザー103を備えている。このブザー103によって、加速度センサが所定の値以上の加速度を検出した場合や、速度センサが所定の速度以上の速度を検出した場合に、ブザーによって警告音を発することができる。
また、ドライブレコーダ本体のオフセット設定が正常に行われていないようなドラレコハード、アプリの異常の場合にも警告音を発生することもできる。ここでオフセット設定は、車両が停止している場合の加速度センサの検出値を0とする等、ドライブレコーダが正常に動作するために行うものである。オフセット設定が正常に行われていないと、トリガとなるGの検出が適切に行えず衝突事故等が発生した場合に正常に映像や音声が記録されないおそれもある。そのためオフセット設定は確実にドライブレコーダを動作させる上で重要な操作の1つといえる。
このように、オフセット設定が正常に行われていない場合や、予め設定した速度を超えるような速度で走行した場合に警告音(ブザー音)を発生することができる。ここで、警告音を発生させるイベントは複数想定されるが、それぞれのイベントごとに警告音の長さや間隔を種々変えることによって、警告音の種類からどのような警告が発せられたのかを認識することができる。また、複数種類の警告音を聞いただけではどのような内容の警告が発せられたのかが認識できない場合や、警告内容を確認するような場合には、警告音の種類と警告内容の対応関係が記載されたマニュアル等を参照することによって、警告音から警告内容を知ることができる。
しかしながら、警告音を聞いただけでは瞬時に警告内容を認識することができず、警告音を聞くたびにマニュアル等を参照することは作業効率を著しく低下させることとなる。さらに、車両を運転している場合には、運転手本人はマニュアルを参照することができず、単に警告音を聞いただけでは警告内容を知ることができないという問題が生じていた。
本発明のドライブレコーダは、ドライブレコーダ本体の異常及び/又は運転操作の異常を検出する異常検出部を備えたドライブレコーダであって、音声の再生機能を備えた外部機器と接続するための接続部と、接続部に外部機器が接続された場合に外部機器で再生する音声データを記憶するメモリと、接続部に外部機器が接続された状態で異常が検出された場合に、メモリに記憶された音声データを読み出して外部機器に出力する制御部と、を備えたことを特徴とする。
本発明のドライブレコーダによれば、警告内容を音声によって聞くことができるため、警告内容を容易に認識することができる。
以下、図面を参照して、本発明に係るドライブレコーダについて説明する。ただし、本発明の技術的範囲はそれらの実施の形態には限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
本発明の第1の実施例に係るドライブレコーダについて図面を用いて説明する。図2は、本発明の第1の実施例に係るドライブレコーダの構成図である。実施例1のドライブレコーダ1は、車両等の移動体に搭載されて使用され、車両等の衝突時の映像や、車両の運行状況等を記録することができる。ドライブレコーダ1の本体内部に衝突や急加速、急減速を検知するための加速度センサ4を備えており、加速度センサ4の検出値は制御部6内の比較部7に送信される。比較部7は、加速度に関する所定の閾値を有しており、受信した加速度の検出値が閾値を超えた場合に何らかのイベントがあったものと判断する。比較部7は複数の閾値を有することもできる。例えばある閾値を超えた場合には衝突が生じたものと判断し、これより小さな別の閾値を超えた場合には衝突には至らない程度の急加速、急減速が生じたものと判断するようにしてもよい。
ドライブレコーダ1は、ドライブレコーダの外部に設置したカメラ2からの映像信号を受信し、画像処理装置3で画像処理を行う。また、ドライブレコーダ1は、マイク30で集音された音声信号を受信する。本実施例ではマイクを内蔵した例を示したが、外部に設置してもよい。画像処理後の映像信号及び音声信号は図示しないリングバッファに一時保管される。衝突等が生じて保存する必要があると判断された場合には、所望の一定の期間の映像をI/F31を介して不揮発性メモリを備えたメモリカード32に保存し、事後的に解析する場合に利用する。比較部7がある閾値以上の加速度を検知し、衝突が生じたものと判断した場合には、所定の期間の映像をメモリカード32に保存する。また、加速度センサが衝突を検知した場合や、衝突には至らない加速度を検知し、急加速、急減速を検知した場合には、後に述べるように外部に接続した外部機器13に備えられた音声再生装置14から音声でその旨が通知される。
さらに、ドライブレコーダ1は、ドライブレコーダが搭載された車両に設置された車速センサ5から車内LAN等を通じて速度データを受信し、比較部7で所定の閾値との比較を行う。速度の閾値は複数種類設定することができる。例えば、一般道路と高速道路とでは制限速度が大幅に異なっているので、高速道路を走行中の閾値を高く設定し、一般道路を走行中の閾値を低く設定することができる。また、高速道路を走行しているか、一般道路を走行しているかの判断は、高速道路を走行している場合にその旨を通知する信号を例えばGPS等で受信することによって行うことができる。車速センサ5の検出値が所定の閾値速度を超えた場合には、後に述べるように外部に接続した端末13に備えられたスピーカ等を含む音声再生装置14から音声でその旨が通知される。
さらに、ドライブレコーダ1は音声データを格納したメモリ8を備えている。メモリにはフラッシュメモリ等を用いることができる。音声データにはWAVEファイルを用いることができる。WAVEファイルはWindows(登録商標)で標準的な音声ファイルのフォーマットであり、拡張子は「.wav」である。メモリ内には、各種警告に対応した複数の音声データを格納することができる。さらに、ドライブレコーダ1は車両等のバッテリ11から電源の供給を受け、電源回路9で電圧の調整を行って電力として用いている。
さらに、ドライブレコーダ1には音声再生装置14を内蔵した端末等の外部機器13を接続するための端子15を備えている。外部機器はドライブレコーダの各種設定を行うための操作端末であってもよいし、車両に搭載された他の機器であってもよい。また、スピーカの変わりにイヤホーンを用いることもできる。
次に、本発明のドライブレコーダによる音声による警告を行う手順について説明する。例えば車速センサの検出値が速度超過を示す程度の速度を検出した場合、制御回路6内の比較部は速度超過したものと判断し、制御部6はメモリ8から速度超過に対応する音声データを選択する。選択した音声データは音声信号生成部16に送られる。音声信号生成部16の構成概略図を図3に示す。音声信号生成部16に送信されたWAVEファイルは、伸張回路161へ入力され、ここでデータの伸張が行われる。次に伸張された音声データはD/A変換器162に入力され、アナログ音声信号に変換される。次に、このアナログ音声信号はアナログ音声信号処理回路163よりスピーカ等の音声再生装置で再生可能となる。
アナログ音声信号は、外部機器13が接続された端子15に送信される。外部機器13内にはスピーカ等の音声再生装置14が内蔵されており、ドライブレコーダ1から受信した音声信号を再生する。例えば、速度超過となった場合には、「スピードの出し過ぎです」といった音声が再生される。また、急加速を行なった場合には、急加速に対応した音声データをメモリ内から選択して、「危険運転です」といった内容の音声による警告を外部機器13の音声再生装置14から発生することができる。
このように本発明によれば、速度超過等の異常な状態が生じた際に、従来のように警告音で警告を行うのではなく、音声によって警告を行うことによって、運転手が容易に警告内容を認識することができる。また、複数の警告内容に応じた音声データをメモリに格納しておき、警告内容に対応させて各種音声データを選択し再生することによって、運転手にどのような内容の警告がなされたのかを瞬時に認識させることができる。
又、このような音声による警告は内蔵マイクで集音されて、Gセンサをトリガとしてメモリカードに記憶される。これにより、記録した画像を再生する際に警告の種類が音声で録音されているので、その音声を根拠に画像撮影時の状況を把握できる。
又、このような音声による警告は内蔵マイクで集音されて、Gセンサをトリガとしてメモリカードに記憶される。これにより、記録した画像を再生する際に警告の種類が音声で録音されているので、その音声を根拠に画像撮影時の状況を把握できる。
なお、本実施例においては、音声信号生成部16をドライブレコーダ内部に内蔵した例を示したが、音声信号生成部16は外部機器13内に内蔵してもよい。この場合はメモリ8内の音声データを直接、外部機器に送信することができる。
次に第2の実施例に係るドライブレコーダについて図面を用いて説明する。図4は、本発明の第2の実施例に係るドライブレコーダの構成概略図である。実施例1と同様の構成については同一の符合を付している。実施例2に係るドライブレコーダは、実施例1で説明したドライブレコーダに、異常検出部10をさらに備えている点を特徴とする。異常検出部10は、ドライブレコーダのオフセット設定が正常に行われたか否か、カメラ接続状態、設定時刻、設置方向設定、Gセンサ状態等の異常の有無を自己診断し、ドライブレコーダが正常に機能するか否かをハード的、ソフト的に判断するためのものである。ドライブレコーダが正常に機能しないような状態であれば、衝突等の事故が発生しても正常に映像を記録することができないため、本体のハード、ソフトの異常検出は重要な位置を占める。
異常検出部10は制御部6に接続され、異常検出部10がハードウエアの異常を検出した場合には、異常が発生したことを通知する信号を制御部6に送信する。例えばオフセット設定が正常に行われていないような場合には、異常検出部10はオフセット設定が正常に行われていないことを制御部6に通知する。次に、制御部6はメモリ8からオフセット設定が正常に行われていない場合に対応した音声データを選択し、これを音声信号生成部16に送信する。音声信号生成部16では、WAVEファイルを音声信号に変換する。変換された音声信号は端末等の外部機器13に出力される。外部機器13では、受信した音声信号に基づいて音声再生装置14から、「オフセット設定が正常に行われていません」といった警告を音声によって再生する。なお、異常検出部の機能を制御部に持たせることも可能である。
また、本実施例のドライブレコーダは、通常走行時に警告を音声で案内するだけでなく、異常検出部10を設置することによりドライブレコーダ起動時の警告を音声で案内することができる。このようにドライブレコーダ起動時及び走行時における警告音声の発生手順について図5を用いて説明する。まず、ステップS501において、オフセット設定が正常に行われているか否かを判断し、オフセット設定が正常に行われていないと判断した場合には、ステップS502において、制御部6は各設定項目の警告内容に応じた音声データをメモリ8から選択し、端子を介して外部機器13から音声出力する。一方、ステップS501において、オフセット設定が正常に行われていると判断した場合には、警告はなされない。次に、通常運転時にステップS503において、加速度センサまたは速度センサからの検出値が閾値を越えているか否かを判断する。加速度センサまたは速度センサからの検出値が閾値を越えている場合には、制御部6は、その検知項目の内容に応じた音声データをメモリ8から選択し、端子を介して外部機器13から音声出力する。例えば、「急加速です」、「急減速です」、「急ハンドルです」または「スピードオーバです」といった音声を出力する。ステップS503においていずれのセンサからの検出値も閾値を越えていないと判断した場合には、各種センサからの警告もハードウエアの異常も生じていないと判断することができるので、音声による警告を行うことなく終了する。
このように本実施例によれば通常走行時だけでなくドライブレコーダ起動時においても、その警告内容に応じた内容を音声によって通知することができるので、どのような異常が生じているのかを正確に把握することができる。
このように本実施例によれば通常走行時だけでなくドライブレコーダ起動時においても、その警告内容に応じた内容を音声によって通知することができるので、どのような異常が生じているのかを正確に把握することができる。
次に第3の実施例に係るドライブレコーダについて図面を用いて説明する。図6は、本発明の第3の実施例に係るドライブレコーダの構成概略図である。実施例2と同様の構成については同一の符合を付している。実施例3に係るドライブレコーダは、実施例2で説明したドライブレコーダに、警告音発生装置12と切替手段17とをさらに備えている点を特徴とする。警告音発生手段17は音声を再生するものではなく、従来と同様に単純な警告音を発生するためのものであり、例えば圧電ブザー素子等を用いたブザーやチャイム等を用いることができる。切替手段17は、音声による警告と警告音による警告とを切り替えて実行するために、音声または警告音を発生させるための信号の送信先を切り替えるものである。切替手段17は機械的なスイッチでもよいし、電気的なスイッチであってもよい。
本実施例のドライブレコーダによれば、各種センサからの警告及びハードウエアの異常に基づく警告の中から選択して一部の警告については音声で警告を行い、その他の警告については警告音で警告を行うことが可能となる。これは、警告の内容が多岐に渡り、警告内容を通知するための音声データが増えた場合に、本体内のメモリ容量の制限から全ての警告内容を音声データとしてメモリに格納することができない場合に有効である。また、重要な警告内容や音声で警告することが特に重要である警告内容に限定して音声データをメモリに格納し、その他の比較的重要度が低い警告内容に関しては警告音で通知を行うことによってメモリの容量を小さくすることができ、コストを低減することが可能となる。
次に、本実施例によるドライブレコーダの動作手順について図面を用いて説明する。図7は、本発明の第3の実施例に係るドライブレコーダの動作手順を示すフローチャートである。ここではオフセット設定時の異常を音声で警告し、センサからの警告をブザー等の警告音で行う場合について説明する。まず、ステップS701において、異常検出部10がオフセット設定異常が発生したか否かを判断する。オフセット設定異常が発生していると判断した場合には、ステップS702において、制御部6は切替手段17であるスイッチを外部機器側に切り替えるように切替手段17を制御する。そうすると、音声信号生成部16と外部機器13とが端子15を介して接続される。次に、ステップS703において、メモリ8内の音声データを外部機器側に出力する。本実施例の場合は音声信号生成部16をドライブレコーダ1の内部に備えているため、音声データは音声信号生成部16に入力され、端子には音声信号生成部16で変換された音声信号が出力される。出力された音声信号は外部機器13内の音声発生装置14によって警告内容が音声として再生される。
一方、ステップS701においてオフセット設定異常が発生していないと判断した場合には、ステップS704において、センサの検出値が所定の閾値を超えているか否かを判断する。センサの検出値が閾値を越えていると判断した場合には、ステップS705において、制御部6は切替手段17であるスイッチをブザー側に切り替えるように切替手段17を制御する。そうすると、警告音発生手段12であるブザーと制御部6とが接続される。次にステップS706において、制御部6はブザーから警告音を発生するための信号を送信し、ブザーからは警告音が出力される。また、ステップS704においてセンサからの検出値が所定の閾値内に収まっている場合には、オフセット設定異常もセンサからの警告もないものと判断し、音声による警告も警告音による警告も行わない。
以上のようにして、オフセット設定異常による警告や各種センサからの警告のうち、重要である警告や、警告内容を音声で通知する必要性が高い警告を選択して、必要な音声データのみをメモリに格納することができる。その結果、メモリの容量を最小限に抑えながらも音声による警告によって警告内容を正確に認識することができる。
なお、操作機を用いて、音声で警告を行うか、ブザー音を出力するかを設定することもできる。この場合、操作機のテンキー等の入力手段を用いてドライブレコーダ本体のメモリに設定を書き込む。又、操作機が接続されたか否かを検出して、操作機の接続が検知された場合に音声出力とすることもできる。
次に第4の実施例に係るドライブレコーダについて図面を用いて説明する。主な回路構成は図6の構成と同様である。本実施例のドライブレコーダによれば、各種センサからの警告の中から選択して一部の警告については音声で警告を行い、他の警告については警告音で警告を行うことを特徴としている。本実施例によるドライブレコーダの動作手順について図面を用いて説明する。図8は、本発明の第4の実施例に係るドライブレコーダの動作手順を示すフローチャートである。ここでは速度センサからの警告を音声で行い、加速度センサからの警告を警告音で行う場合について説明する。まず、ステップS801において、速度センサである車速センサ5からの速度データが閾値を超えたか否かを判断する。車両の速度が所定の閾値を越えていると判断した場合には、ステップS802において、制御部6は切替手段17であるスイッチを外部機器側に切り替える。そうすると、音声信号生成部16と外部機器13が接続された端子15とが接続される。次に、ステップS803において、メモリ8内の音声データを外部機器側に出力する。本実施例の場合は音声信号生成部16をドライブレコーダ1の内部に備えているため、音声データは音声信号生成部16に入力され、端子には音声信号が送信される。送信された音声信号は外部機器13内の音声発生装置14によって警告内容が音声として再生される。
一方、ステップS801において、速度センサが検出した速度データが所定の閾値よりも小さい場合には、ステップS804において、加速度センサの検出値が所定の閾値を超えているか否かを判断する。加速度センサの検出値が閾値を越えていると判断した場合には、ステップS805において、制御部6は切替手段17であるスイッチをブザー側に切り替える。そうすると、警告音発生手段12であるブザーと制御部6とが接続される。次にステップS806において、制御部6はブザーから警告音を発生するための信号を送信し、ブザーからは警告音が出力される。また、ステップS804においてセンサからの検出値が所定の閾値内に収まっている場合には、ハードウエアの異常もセンサからの警告もないものと判断し、音声による警告も警告音による警告も行わない。
以上のようにして、各種センサからの警告のうち、重要である警告や警告内容を音声で通知する必要性が高い警告内容を選択して、必要な音声データのみをメモリに格納して音声として警告を行うことができる。その結果、メモリの容量を最小限に抑えながらも音声による警告によって警告内容を正確に認識することができる。
次に第5の実施例に係るドライブレコーダについて図面を用いて説明する。図9は、本発明の第5の実施例に係るドライブレコーダの構成概略図である。実施例4と同様の構成については同一の符合を付している。実施例5に係るドライブレコーダは、実施例4で説明したドライブレコーダに加えて、制御部6に接続された、音声データを格納した外部記憶装置200を接続するための接続部18を備えている点を特徴としている。外部記憶装置としてはメモリカード等を用いることができる。外部記憶装置200に音声データを格納しておくことにより、警告を音声によって行なう場合に制御部6が音声データをメモリ8からだけでなく、外部記憶装置200からも取得することができる。これにより、ドライブレコーダ1内に内蔵されたメモリ8の容量の制限から警告音によって行っていた警告を外部記憶装置200に格納された音声データを用いて行うことができるようになる。さらに、比較的データサイズの大きな音声データを利用することができ、多彩な音声表現が可能になる。さらに、外部記憶装置200を着脱容易とすれば、外部記憶装置の交換によってユーザの好みに応じた音声を適宜選択することができるようになる。
この場合、例えば図10に示すように、各種警告内容と、音声データファイルの格納場所及び音声データとを対応付けるテーブルをメモリ8内に格納しておいてもよい。例えば、図10に例示するように、オフセット異常が生じた場合には、ドライブレコーダ1に内蔵されたメモリ8であるFROM(登録商標)に格納された"offset.wav"というWAVEファイルを選択し、加速度異常が生じた場合には、外部記憶装置200であるメモリカードに格納された"acc.wav"というWAVEファイルを選択することができる。一方、音声による警告を行わずに警告音による警告を行なう場合には、テーブルに該当ファイルは記載しない。例えば、バッテリ不足の警告を警告音で行なう場合には、格納場所と音声データの欄は空欄となる。このような場合には、バッテリ不足の警告を警告音により行うようにすることができる。このように各種警告内容と格納場所及び音声データとを対応付けるテーブルを用意することにより、音声データの内容自体を書き換えることなく、テーブルの内容を適宜変更することによりユーザの好みに応じた音声案内を実現することができる。
次に第6の実施例に係るドライブレコーダについて図面を用いて説明する。図11は、本発明の第6の実施例に係るドライブレコーダの構成概略図である。実施例5と同様の構成については同一の符合を付している。実施例6に係るドライブレコーダは、実施例5で説明したドライブレコーダに加えて、端子15に外部機器13が接続されているか否かを判断することが可能な検知部19を備えている点を特徴としている。外部機器13は着脱可能としているため、ドライブレコーダ1本体に接続されていない状況も想定できる。このような場合、音声再生装置を欠くことになるため、音声データを端子15に出力しても警告を音声で発生することができないばかりでなく、切替手段が外部機器側となっていれば警告音も警告音発生装置から発生できないことになる。そこで、本実施例のドライブレコーダは端子15に外部機器13が接続されているか否かを判断し、端子15に外部機器13が接続されていないと判断した場合には、強制的に切替手段17を警告音発生装置側に切り替える点を特徴としている。
次に、本発明の第6の実施例に係るドライブレコーダの動作手順について図面を用いて説明する。図12は本発明の第6の実施例に係るドライブレコーダの動作手順のフローチャートである。ここでは、まず、ステップS1201において、検知部19が端子15に外部機器13が接続されているか否かを判断する。端子15に外部機器13が接続されていると判断した場合にはステップS1202において、検知部19はその旨を通知する信号を制御部6に送信し、制御部6は切替手段17であるスイッチを外部機器側に切り替える。このようにすることによって音声案内を必要とする警告が生じた場合には、ステップS1203において、音声データを外部機器側に送信することができ、外部機器13内の音声再生装置14によって音声案内による警告を行うことができる。一方、検知部19が端子15には外部機器13が接続されていないと判断した場合には、その旨を通知する信号を制御部6に送信し、制御部6は切替手段17を制御して切替手段17であるスイッチを警告音発生手段12であるブザー側に切り替える。その後、何らかの警告が発生した場合には、ステップS1204において警告音発生装置12から警告音が発せられる。この場合、端子15に外部機器13が接続されていたとすれば音声で警告がされていたであろう警告についても警告音発生装置12から警告音が発せられることになる。このようにすることにより、外部機器13が端子15に接続されなかったことによって、異常が生じてもなんらの音声または警告音が発生しないという状況を回避することができる。
次に、本発明のドライブレコーダシステムの実施に用いる外部機器の構成について説明する。図13は本発明の外部機器の構成概略図である。外部機器の一例として操作端末を用いた例を示す。操作端末100は、各種データを表示するための液晶表示装置からなる表示部20と、データを入力するためのキー23と、ドライブレコーダとの間でデータを入出力するための配線24とを備えている。また本発明の操作端末100は音声を再生するための音声再生装置21、22を備えている。音声再生装置としてはスピーカを用いることができる。なお、スピーカの代わりにイヤホーンを用いてもよい。さらに、WAVEファイル等の音声データを音声信号に変換する音声信号生成部をドライブレコーダ本体に内蔵していないドライブレコーダに接続して用いる場合には、音声信号生成部を操作端末内部に内蔵していてもよい。このように本発明の操作端末をドライブレコーダに接続することにより、ドライブレコーダから受信した音声データまたは音声信号を操作端末に備えた音声発生装置で再生することができるようになり、警告の音声案内を行うことができるようになる。また、急加速、急減速等の違反項目を表示部20に表示できる構成となっている。なお、外部機器は上記のような操作端末には限られず、音声再生装置を備えていればどのような機器も利用できる、さらに、車内LANを利用することによって車両に備えられたスピーカにおいて音声を再生することもできる。このような外部機器と上述したドライブレコーダとを組み合わせることによって、本発明のドライブレコーダシステムを構成することができる。
1 ドライブレコーダ
2 カメラ
3 画像処理装置
4 加速度センサ
5 車速センサ
6 制御部
7 比較部
8 メモリ
9 電源回路
10 異常検出部
11 バッテリ
12 警告音発生装置
13 外部機器
14 音声再生装置
15 端子
16 音声信号生成部
17 切替手段
18 外部記憶装置
19 検知部
20 表示部
21 スピーカ
22 スピーカ
23 キー
30 マイク
31 I/F
32 メモリカード
100 操作端末
2 カメラ
3 画像処理装置
4 加速度センサ
5 車速センサ
6 制御部
7 比較部
8 メモリ
9 電源回路
10 異常検出部
11 バッテリ
12 警告音発生装置
13 外部機器
14 音声再生装置
15 端子
16 音声信号生成部
17 切替手段
18 外部記憶装置
19 検知部
20 表示部
21 スピーカ
22 スピーカ
23 キー
30 マイク
31 I/F
32 メモリカード
100 操作端末
Claims (3)
- ドライブレコーダ本体の異常及び/又は運転操作の異常を検出する異常検出部を備えたドライブレコーダであって、
音声の再生機能を備えた外部機器と接続するための接続部と、
該接続部に外部機器が接続された場合に外部機器で再生する音声データを記憶するメモリと、
前記接続部に外部機器が接続された状態で異常が検出された場合に、メモリに記憶された音声データを読み出して外部機器に出力する制御部と、
を備えたことを特徴とするドライブレコーダ。 - 外部機器が接続されているか否かを検知する検知部と、
警告音を発生する警告音発生部を更に備え、
制御部は、検知部により外部機器が接続されていると検知され、異常検出部により異常を検出されると、音声データを外部機器に出力し、検知部により外部機器が接続されていないと検知され、異常検出部により異常が検出されると、警告音を発生するように警告音発生部を制御することを特徴とする請求項1に記載のドライブレコーダ。 - 前記メモリには、異常検出の信号と音声データの種別を対応つけるテーブルデータが記憶されていることを特徴とする請求項1又は2記載のドライブレコーダ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2010128606A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012190398A (ja) * | 2011-03-14 | 2012-10-04 | Yazaki Corp | 車両用ハザードマップ作成方法 |
JP2013122269A (ja) * | 2011-12-09 | 2013-06-20 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | シール装置、空制装置、及び空制装置の改修方法 |
JP2016010126A (ja) * | 2014-06-26 | 2016-01-18 | 株式会社ユピテル | 装置及びプログラム |
CN105774681A (zh) * | 2016-04-22 | 2016-07-20 | 安徽声讯信息技术有限公司 | 具有连接手机的行车记录仪和语音导航装置 |
JP7552546B2 (ja) | 2021-10-05 | 2024-09-18 | トヨタ自動車株式会社 | シール構造およびタンク |
-
2008
- 2008-11-25 JP JP2008300052A patent/JP2010128606A/ja not_active Withdrawn
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