JPH09144931A - リニアソレノイド - Google Patents

リニアソレノイド

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Publication number
JPH09144931A
JPH09144931A JP32813195A JP32813195A JPH09144931A JP H09144931 A JPH09144931 A JP H09144931A JP 32813195 A JP32813195 A JP 32813195A JP 32813195 A JP32813195 A JP 32813195A JP H09144931 A JPH09144931 A JP H09144931A
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JP
Japan
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push rod
linear solenoid
plunger
hollow core
support mechanism
Prior art date
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Pending
Application number
JP32813195A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Taniguchi
孝男 谷口
Nobuaki Miki
修昭 三木
Takemasu Kano
威倍 加納
Haruki Yamamoto
晴樹 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リニアソレノイドの外径を小さくして、コン
パクト化を実現すること。 【解決手段】 スプール弁1の弁スリーブ10内を摺動
するスプール11に連絡するプッシュロッド21に配設
されたプランジャ22を中空コア24が吸引するリニア
ソレノイドにおいて、前記中空コア24内を摺動する前
記プッシュロッド21を前記中空コア24の軸方向外方
において支持する支持手段3が、前記スプール11と前
記プッシュロッド21との連絡部に配設された該プッシ
ュロッド21の軸心を前記スプール11の軸心に一致さ
せるように支持する求心支持機構31と、前記プッシュ
ロッド21の前記プランジャ22が配設されている部分
に近接した部分を支持するプランジャ支持機構32とに
よって構成されているリニアソレノイド。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弁スリーブ内を摺
動するスプール弁に連絡するプッシュロッドに配設され
たプランジャを中空コアが吸引するリニアソレノイドに
おいて、前記中空コア内を摺動する前記プッシュロッド
を、前記中空コアの軸方向外方において支持手段によっ
て支持することにより、リニアソレノイドの外径を小さ
くして、コンパクト化を実現したリニアソレノイドに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のリニアソレノイド(特開平2−1
29484)は、図8および図9に示すように弁スリー
ブL内を摺動するスプールSに連絡するプッシュロッド
Rに配設されたプランジャPを中空コアCが吸引するリ
ニアソレノイドにおいて、前記中空コアCの内周面に介
挿されたボールベアリングBまたはブッシュU(図9)
によって、前記プッシュロッドRを支持するものであっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のリニアソレ
ノイドは、前記中空コアCの内周面に介挿されたボール
ベアリングBまたはブッシュUによって、前記プッシュ
ロッドRを支持するものであるため、該ボールベアリン
グBまたはブッシュUの寸法だけ外径が大きくなり、大
型になるという問題があった。
【0004】本発明者らは、中空コア内を摺動するプッ
シュロッドを、中空コアの軸方向外方において支持する
という本発明の第1の技術的思想に着眼し、スプール弁
と前記プッシュロッドとの連絡部に配設された求心支持
機構によって該プッシュロッドの軸心を前記スプール弁
の軸心に一致させるように支持するという本発明の第2
の技術的思想に着眼するとともに、プランジャ支持機構
によって前記プッシュロッドの前記プランジャが配設さ
れている部分に近接した部分を支持するという本発明の
第3の技術的思想に着眼し、さらに研究開発を重ねた結
果、リニアソレノイドの外径を小さくして、コンパクト
化を実現するという目的を達成する本発明に到達した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)のリニアソレノイドは、弁スリーブ内を摺
動するスプールに連絡するプッシュロッドに配設された
プランジャを中空コアが吸引するリニアソレノイドにお
いて、前記中空コア内を摺動する前記プッシュロッド
が、前記中空コアの軸方向外方において支持手段によっ
て支持されているものである。
【0006】本発明(請求項2に記載の第2発明)のリ
ニアソレノイドは、上記第1発明において、前記支持手
段が、前記スプールと前記プッシュロッドとの連絡部に
配設された該プッシュロッドの軸心を前記スプールの軸
心に一致させるように支持する求心支持機構によって構
成されているものである。
【0007】本発明(請求項3に記載の第3発明)のリ
ニアソレノイドは、上記第2発明において、前記支持手
段が、前記プッシュロッドの前記プランジャが配設され
ている部分に近接した部分を支持するプランジャ支持機
構によって構成されているものである。
【0008】本発明(請求項4に記載の第4発明)のリ
ニアソレノイドは、上記第3発明において、前記求心支
持機構が、円錐状の凹部と球状の突部によって構成され
ているものである。
【0009】本発明(請求項5に記載の第5発明)のリ
ニアソレノイドは、上記第4発明において、前記プラン
ジャ支持機構が、前記コイルおよび中空コアが介挿され
るケースの一端に外周が係止され前記プッシュロッドを
弾性的に支持するダイアフラムによって構成されるもの
である。
【0010】本発明(請求項6に記載の第6発明)のリ
ニアソレノイドは、上記第4発明において、前記プラン
ジャ支持機構が、前記プッシュロッドの前記プランジャ
が配設されている部分に近接した部分を支持する軸受け
機構によって構成されているものである。
【0011】(作用)上記構成より成る第1発明のリニ
アソレノイドは、前記中空コアが前記プランジャを吸引
すると、前記中空コアの軸方向外方において支持手段に
よって支持されている前記プッシュロッドが、前記中空
コア内を摺動することにより、前記スプールが前記弁ス
リーブ内を摺動するものである。
【0012】上記構成より成る第2発明のリニアソレノ
イドは、前記中空コアが前記プランジャを吸引すると、
前記スプールと前記プッシュロッドとの連絡部に配設さ
れた前記求心支持機構によって該プッシュロッドの軸心
を前記スプールの軸心に一致させるように支持されてい
る前記プッシュロッドが、前記中空コア内を摺動するこ
とにより、前記スプールが前記弁スリーブ内を摺動する
ものである。
【0013】上記構成より成る第3発明のリニアソレノ
イドは、前記中空コアが前記プランジャを吸引すると、
前記スプールと前記プッシュロッドとの連絡部に配設さ
れた前記求心支持機構によって該プッシュロッドの軸心
を前記スプールの軸心に一致させるように支持されてい
るとともに、前記プランジャ支持機構によって前記プッ
シュロッドの前記プランジャが配設されている部分に近
接した部分が支持されている前記プッシュロッドが、前
記中空コア内を摺動することにより、前記スプールが前
記弁スリーブ内を摺動するものである。
【0014】上記構成より成る第4発明のリニアソレノ
イドは、前記中空コアが前記プランジャを吸引すると、
前記スプールと前記プッシュロッドとの連絡部に配設さ
れた前記円錐状の凹部と前記球状の突部によって構成さ
れている前記求心支持機構によって該プッシュロッドの
軸心を前記スプールの軸心に一致させるように支持され
ているとともに、前記プランジャ支持機構によって前記
プッシュロッドの前記プランジャが配設されている部分
に近接した部分が支持されている前記プッシュロッド
が、前記中空コア内を摺動することにより、前記スプー
ルが前記弁スリーブ内を摺動するものである。
【0015】上記構成より成る第5発明のリニアソレノ
イドは、前記中空コアが前記プランジャを吸引すると、
前記スプールと前記プッシュロッドとの連絡部に配設さ
れた前記求心支持機構によって該プッシュロッドの軸心
を前記スプールの軸心に一致させるように支持されてい
るとともに、前記コイルおよび中空コアが介挿されるケ
ースの一端に外周が係止され前記プッシュロッドを弾性
的に支持するダイアフラムによって構成される前記プラ
ンジャ支持機構によって前記プッシュロッドの前記プラ
ンジャが配設されている部分に近接した部分が支持され
ている前記プッシュロッドが、前記中空コア内を摺動す
ることにより、前記スプールが前記弁スリーブ内を摺動
するものである。
【0016】上記構成より成る第6発明のリニアソレノ
イドは、前記中空コアが前記プランジャを吸引すると、
前記スプールと前記プッシュロッドとの連絡部に配設さ
れた前記求心支持機構によって該プッシュロッドの軸心
を前記スプールの軸心に一致させるように支持されてい
るとともに、前記プッシュロッドの前記プランジャが配
設されている部分に近接した部分を支持する軸受け機構
によって構成されている前記プランジャ支持機構によっ
て前記プッシュロッドの前記プランジャが配設されてい
る部分に近接した部分が支持されている前記プッシュロ
ッドが、前記中空コア内を摺動することにより、前記ス
プールが前記弁スリーブ内を摺動するものである。
【0017】
【発明の効果】上記作用を奏する第1発明のリニアソレ
ノイドは、前記プッシュロッドが、前記中空コアの軸方
向外方において支持手段によって支持されているので、
前記中空コアの内周部に介挿されるボールベアリングま
たはブッシュ等の軸受機構を無くすことが出来るため、
リニアソレノイドの外径を小さくして、コンパクト化を
実現するという効果を奏する。
【0018】上記作用を奏する第2発明のリニアソレノ
イドは、前記プッシュロッドが、前記スプール弁と該プ
ッシュロッドとの連絡部に配設された前記求心支持機構
によって該プッシュロッドの軸心を前記スプールの軸心
に一致させるように支持されているので、上記第1発明
の効果に加え、前記求心支持機構の上記求心作用により
前記プッシュロッドの求心(センタリング)を確実にす
るとともに、動きを滑らかにするという効果を奏する。
【0019】上記作用を奏する第3発明のリニアソレノ
イドは、前記プッシュロッドが、前記プランジャ支持機
構によって前記プッシュロッドの前記プランジャが配設
されている部分に近接した部分が支持されているので、
上記第2発明の効果に加え、前記プランジャ支持機構に
よる前記プランジャ支持部分の支持作用により前記プッ
シュロッドの求心(センタリング)を確実にするととも
に、動きを一層滑らかにするという効果を奏する。
【0020】上記作用を奏する第4発明のリニアソレノ
イドは、前記求心支持機構が、前記スプールと前記プッ
シュロッドとの連絡部に配設された前記円錐状の凹部と
前記球状の突部によって構成されているので、上記第3
発明の効果に加え、簡単且つ安価な機構によって該プッ
シュロッドの軸心を前記スプールの軸心に一致させるよ
うに前記プッシュロッドを支持することを可能にすると
いう効果を奏する。
【0021】上記作用を奏する第5発明のリニアソレノ
イドは、前記プランジャ支持機構が、前記コイルおよび
中空コアが介挿されるケースの一端に外周が係止され前
記プッシュロッドを弾性的に支持するダイアフラムによ
って構成されるので、上記第4発明の効果に加え、前記
リニアソレノイドの軸方向の長さを増やすこと無く、リ
ニアソレノイドの外径を小さくして、コンパクト化を実
現するという効果を奏する。
【0022】上記作用を奏する第6発明のリニアソレノ
イドは、前記プッシュロッドの前記プランジャが配設さ
れている部分に近接した部分を支持する軸受け機構によ
って構成されている前記プランジャ支持機構によって前
記プッシュロッドの前記プランジャが配設されている部
分に近接した部分が支持されているので、上記第4発明
の効果に加え、安定した軸受け作用および前記プッシュ
ロッドの滑らかな動きを実現するという効果を奏する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につき、
図面を用いて説明する。
【0024】(第1実施形態)本第1実施形態のリニア
ソレノイドは、図1に示すようにスプール弁1の弁スリ
ーブ10内を摺動するスプール11に連絡するプッシュ
ロッド21に配設されたプランジャ22を中空コア24
が吸引するリニアソレノイドにおいて、前記中空コア2
4内を摺動する前記プッシュロッド21を前記中空コア
24の軸方向外方において支持する支持手段3が、前記
スプール11と前記プッシュロッド21との連絡部に配
設された該プッシュロッド21の軸心を前記スプール1
1の軸心に一致させるように支持する求心支持機構31
と、前記プッシュロッド21の前記プランジャ22が配
設されている部分に近接した部分を支持するプランジャ
支持機構32とによって構成されているものである。
【0025】前記スプール弁1は、図1に示すように供
給圧を供給する供給ポート101と調整された出力圧を
供給する出力ポート102と圧油を排出する排出ポート
103を備えた弁スリーブ10と、該弁スリーブ10内
に摺動自在に介挿されたスプール11と、前記弁スリー
ブ10に装着される受け栓13と前記スプール11との
間に介挿され該スプール11を図中右方に付勢するスプ
リング12とから成り、前記コイル23による荷重とス
プリング12による荷重と出力圧フィードバック荷重と
のバランスを図ることにより供給圧を前記コイル23へ
の入力電気信号に対応して出力圧に調整して供給し得る
ように構成されている。
【0026】前記中空コア24は、略T字状の縦断面を
有する中空部材によって構成され、大径の一端241
を、略T字状の縦断面を有する中空部材によって構成さ
れる前記弁スリーブ10の大径の端部104に同軸的に
当接された状態で中空円筒体のケース20の軸方向一端
に一体的にかしめられている。
【0027】前記略T字状の縦断面を有する前記中空コ
ア24内に同軸的に介挿された前記プッシュロッド21
の図1中右端に縦断面略コの字状のプランジャ22が前
記中空コア24に対向して固着されている。
【0028】前記求心支持機構31が、前記スプール1
1の図1中右端の連絡部に形成された円錐状の凹部31
0と前記プッシュロッドの図1中左端の連絡部に形成さ
れた球状の突部311によって構成されているものであ
る。
【0029】前記プランジャ支持機構32が、前記コイ
ル23および前記中空コア24が介挿される前記ケース
の図1中右端に外周が挿入係止され前記プッシュロッド
21の右端を弾性的に支持する皿型の弾性材により成る
ダイアフラム320によって構成されるものである。
【0030】上記構成より成る第1実施形態のリニアソ
レノイドは、前記中空コア24に吸引される前記プラン
ジャ22が右端に固着された前記プッシュロッド21の
図1中左端の連絡部に形成された前記求心支持機構31
を構成する前記球状の突部311が、前記スプール11
の図1中右端の連絡部に形成された円錐状の凹部310
に当接して、前記プッシュロッド21の軸心を前記スプ
ール11の軸心に一致させるように支持されるものであ
る。
【0031】前記プランジャ22が右端に固着された前
記プッシュロッド21の右端が、前記コイル23および
前記中空コア24が介挿される前記ケース20の図1中
右端に外周が挿入係止され皿型の弾性材により成る前記
ダイアフラム320によって構成される前記プランジャ
支持機構32によって、弾性的に支持されるものであ
る。
【0032】前記ソレノイド23に入力された入力電気
信号に対応する吸引力によって前記プランジャ22が吸
引されると、前記求心支持機構31および前記プランジ
ャ支持機構32によって支持されている前記プッシュロ
ッド21が図1中左方に移動するので、前記スプール1
1の図1中右端の連絡部に形成された円錐状の凹部31
0を介して、該スプール11が前記スプリング12の付
勢力に抗して左方に移動する。
【0033】上述の前記スプール11の左方への移動に
より、前記コイル23による荷重とスプリング12によ
る荷重と出力圧フィードバック荷重とのバランスを図る
ことにより、前記供給圧を前記コイル23への入力電気
信号に対応した出力圧に調整され、前記出力ポート10
2から出力圧が供給される。
【0034】上記作用を奏する第1実施形態のリニアソ
レノイドは、前記プッシュロッド21が、前記中空コア
24の軸方向外方において前記支持手段3によって支持
されているので、リニアソレノイドとしての作用を実現
するとともに、従来のリニアソレノイドにおける前記中
空コア24の内周部に介挿されるベアリングまたはブッ
シュを無くすことが出来るため、リニアソレノイドの外
径を小さくして、コンパクト化を実現するという効果を
奏する。
【0035】また第1実施形態のリニアソレノイドは、
前記プッシュロッド21が、前記スプール11と該プッ
シュロッド21との連絡部に配設された前記求心支持機
構31によって該プッシュロッド21の軸心を前記スプ
ール11の軸心に一致させるように支持されているの
で、該求心支持機構31の上記求心作用により前記プッ
シュロッド21の動きを滑らかにするという効果を奏す
る。
【0036】さらに第1実施形態のリニアソレノイド
は、前記プッシュロッド21が、前記プランジャ支持機
構32によって前記プッシュロッド21の前記プランジ
ャ22が配設されている部分に近接した部分が支持され
ているので、前記プランジャ支持機構32による前記プ
ランジャ支持部分の支持作用により、前記プッシュロッ
ド21の動きを一層滑らかにするという効果を奏する。
【0037】また第1実施形態のリニアソレノイドは、
前記求心支持機構31が、前記スプール11と前記プッ
シュロッド21との連絡部に配設された前記円錐状の凹
部310と前記球状の突部311によって構成されてい
るので、簡単な機構によって該プッシュロッド21の軸
心を前記スプール11の軸心に一致させるように前記プ
ッシュロッド21を支持することを可能にするという効
果を奏する。
【0038】さらに第1実施形態のリニアソレノイド
は、前記プランジャ支持機構32が、前記コイル23お
よび前記中空コア24が介挿される前記ケース20の一
端に外周が係止され前記プッシュロッド21を弾性的に
支持する簡単な構成の前記ダイアフラムによって構成さ
れるので、前記リニアソレノイドの軸方向の長さを増や
すこと無く、リニアソレノイドの外径を小さくして、コ
ンパクト化を実現するという効果を奏する。
【0039】また第1実施形態のリニアソレノイドは、
前記求心支持機構31が、前記スプール11と前記プッ
シュロッド21との連絡部に配設された前記円錐状の凹
部310と前記球状の突部311によって構成されてい
るので、部品点数を削減することが出来、組み付け性を
簡略化することが出来るため、コスト低減を実現すると
いう効果を奏する。
【0040】さらに第1実施形態のリニアソレノイド
は、前記求心支持機構31が、前記円錐状の凹部310
と前記球状の突部311との簡単な機構によって構成さ
れているので、前記プッシュロッドの求心(センタリン
グ)および支持作用を円滑かつ確実にするという効果を
奏する。
【0041】また第1実施形態のリニアソレノイドは、
前記求心支持機構31が、前記スプール11と前記プッ
シュロッド21との連絡部を構成する一方の径の大きな
端部に前記円錐状の凹部310を形成して、他方の径の
小さな端部に半球状の突部311を形成すればよいの
で、加工が簡略化され、加工精度が向上するという効果
を奏する。
【0042】さらに第1実施形態のリニアソレノイド
は、前記プランジャ支持機構32が、前記ケース20の
一端に外周が係止され前記プッシュロッド21を弾性的
に支持する簡単な構成の前記ダイアフラムによって構成
されるので、従来のリニアソレノイドのようにプッシュ
ロッドとの接触摺動を無くすため、摺動抵抗を大幅に低
減することが出来るという効果を奏する。
【0043】(第2実施形態)本第2実施形態のリニア
ソレノイドは、前記第1実施形態における、前記プッシ
ュロッド21を弾性的に支持する前記プランジャ支持機
構32を構成する前記ダイアフラムに対して、図2に示
すように前記プランジャ22の外周面221にテフロン
をコーティングして前記ケース20の内周面201を摺
動する摺動機構33によって前記プランジャ支持機構3
2を構成する点が相違点である。以下相違点を中心に説
明し同一部分の説明を省略する。
【0044】本第2実施形態のリニアソレノイドにおい
て、前記プランジャ22の外周面にテフロンをコーティ
ングして前記ケース20の内周面を摺動する前記プラン
ジャ支持機構32を構成する摺動機構によって、前記プ
ランジャ22が右端に固着された前記プッシュロッド2
1の右端が、摺動自在に支持されるものである。
【0045】前記コイル23に入力された入力電気信号
に対応する吸引力によって前記プランジャ22が吸引さ
れると、前記求心支持機構31によって前記プッシュロ
ッド21が支持されるとともに、前記プランジャ支持機
構32の前記摺動機構33を構成する前記ケース20の
内周面201によって支持されている状態において、前
記プランジャが図2中左方に摺動するので、前記スプー
ル11の図1中右端の連絡部に形成された円錐状の凹部
310を介して、該スプール11が前記スプリング12
の付勢力に抗して左方に移動するものである。
【0046】本第2実施形態のリニアソレノイドは、前
記プランジャ支持機構32が、前記プランジャ22の外
周面221にテフロンをコーティングして前記ケース2
0の内周面201を摺動する摺動機構33によって構成
されるので、前記リニアソレノイドの軸方向の長さを増
やすこと無く、リニアソレノイドの外径を小さくして、
コンパクト化を実現するという効果を奏する。
【0047】また第2実施形態のリニアソレノイドは、
前記プランジャ支持機構32が、前記プランジャ22の
外周面221にテフロンをコーティングして前記ケース
20の内周面201を摺動する摺動機構33によって構
成されるので、簡単な構成より成り,部品点数も少ない
ので、コストを低減することが出来るという効果を奏す
る。
【0048】(第3実施形態)本第3実施形態のリニア
ソレノイドは、前記第2実施形態における、前記円錐状
の凹部310と前記球状の突部311とによって構成さ
れている前記求心支持機構31に対して、図3に示すよ
うに前記プッシュロッド21の左端の外周面212と前
記弁スリーブ10の右端内周壁105との間に介挿され
た環状のブッシュ34によって前記求心支持機構31を
構成する点が相違点である。以下相違点を中心に説明し
同一部分の説明を省略する。
【0049】本第3実施形態のリニアソレノイドにおい
て、前記プッシュロッド21の左端の外周面212と前
記弁スリーブ10の右端内周壁105との間に介挿され
た環状のブッシュ34によって、前記プッシュロッド2
1の左端が、摺動自在に支持されるものである。
【0050】前記コイル23に入力された入力電気信号
に対応する吸引力によって前記プランジャ22が吸引さ
れると、前記求心支持機構31を構成する前記ブッシュ
34によって前記プッシュロッド21の左端が支持され
るとともに、前記プランジャ支持機構32の前記摺動機
構33を構成する前記ケース20の内周面201によっ
て支持されている状態において、前記プランジャが図1
中左方に摺動するので、前記スプール11の図3中右端
の連絡部を介して、該スプール11が前記スプリング1
2の付勢力に抗して左方に移動するものである。
【0051】本第3実施形態のリニアソレノイドは、前
記求心支持機構31が、前記プッシュロッド21の左端
の外周面212と前記弁スリーブ10の右端内周壁10
5との間に介挿された環状のブッシュ34によって構成
されているので、前記リニアソレノイドの軸方向の長さ
を増やすこと無く、リニアソレノイドの外径を小さくし
て、コンパクト化を実現するという効果を奏する。
【0052】また第3実施形態のリニアソレノイドは、
前記求心支持機構31が、前記プッシュロッド21の左
端の外周面212と前記弁スリーブ10の右端内周壁1
05との間に介挿された1個の環状のブッシュ34によ
って構成されているので、従来のリニアソレノイドのよ
うに一対(2個)のブッシュを設ける必要がないので、
簡単な構成より成り,部品点数も少ないので、コストを
低減することが出来るという効果を奏する。
【0053】(第4実施形態)本第4実施形態のリニア
ソレノイドは、前記第3実施形態における、前記プラン
ジャ22の外周面221にテフロンをコーティングして
前記ケース20の内周面201を摺動する前記プランジ
ャ支持機構32を構成する摺動機構33に対して、図4
に示すように前記プッシュロッド21の右端の外周面2
13と前記ケース20の右端に同軸的に形成された凹部
202に介挿された環状のブッシュ35によってプラン
ジャ支持機構32を構成する点が相違点である。以下相
違点を中心に説明し同一部分の説明を省略する。
【0054】本第4実施形態のリニアソレノイドにおい
て、前記プッシュロッド21の右端が、前記プッシュロ
ッド21の右端の外周面213と前記ケース20の右端
の凹部202に介挿された環状のブッシュ35によっ
て、摺動自在に支持されるものである。
【0055】前記コイル23に入力された入力電気信号
に対応する吸引力によって前記プランジャ22が吸引さ
れると、前記求心支持機構31を構成する前記ブッシュ
34によって前記プッシュロッド21の左端が支持され
るとともに、前記プッシュロッド21の右端の外周面2
13と前記ケース20の右端の凹部202に介挿された
環状のブッシュ35によって支持されている状態におい
て、前記プッシュロッド21が図4中左方に摺動するの
で、前記スプール11の図1中右端の連絡部を介して、
該スプール11が前記スプリング12の付勢力に抗して
左方に移動するものである。
【0056】本第4実施形態のリニアソレノイドは、前
記プッシュロッド21が、前記中空コア24の軸方向外
方に介挿された一対のブッシュ34、35によって支持
されているので、リニアソレノイドとしての作用を実現
するとともに、従来のリニアソレノイドにおける前記中
空コア24の内周部に介挿される一対のブッシュを無く
すことが出来るため、リニアソレノイドの外径を小さく
して、コンパクト化を実現するという効果を奏する。
【0057】上述の実施形態は、説明のために例示した
もので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【0058】前記第1実施形態においては、一例として
前記求心支持機構31を、前記スプール11の図中右端
の連絡部に形成された円錐状の凹部310と前記プッシ
ュロッドの図中左端の連絡部に形成された球状の突部3
11によって構成される例について説明したが、本発明
としてはそれらに限定されるものでは無く、必要に応じ
て図5に示すような曲率半径の大きな凹部361と曲率
半径の小さな凸部362とから成る態様(図5(A))
や、複数の折れ線より成る凹部371と半球状の凸部3
72とから成る態様(図5(B))等を採用することが
出来る。
【0059】また第1実施形態においては、一例として
前記プランジャ支持機構32を、前記ケース20の一端
に外周が係止され前記プッシュロッド21を弾性的に支
持する簡単な構成の前記ダイアフラムによって構成する
例について説明したが、本発明としてはそれらに限定さ
れるものでは無く、必要に応じて図6に示すように中空
コアの右端の内周面とプッシュロッドとの間に介挿され
たブッシュ38によって、前記プランジャ支持機構を構
成し、前記求心支持機構31を、前記スプール11の図
中右端の連絡部に形成された円錐状の凹部310と球状
の凹部311により構成して、ブッシュを1個にするこ
とにより、部品点数を減らして、コスト低減を可能にす
る態様を採用することが出来る。
【0060】また第2実施形態においては、一例として
前記プランジャ支持機構32を、前記プランジャ22の
外周面221にテフロンをコーティングして前記ケース
20の内周面201を摺動する摺動機構33によって構
成する例について説明したが、本発明としてはそれらに
限定されるものでは無く、必要に応じて中空コアの右端
の内周面にテフロンをコーティングしてプッシュロッド
の外周面が前記中空コアの内周面を摺動する摺動機構を
構成する態様を採用することが出来、コスト低減と半径
方向および軸方向のコンパクト化を可能にするものであ
る。さらに中空コアの内周面全体にテフロンをコーティ
ングすることによって前記摺動機構を構成することも出
来る。
【0061】また第3実施形態においても、必要に応じ
て中空コアの内周面右端または内周面全体にテフロンを
コーティングして前記摺動機構を構成する態様を採用す
ることが出来、コスト低減と半径方向および軸方向のコ
ンパクト化を可能にするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のリニアソレノイドを示
す断面図である。
【図2】本発明の第2実施形態のリニアソレノイドを示
す断面図である。
【図3】本発明の第3実施形態のリニアソレノイドを示
す断面図である。
【図4】本発明の第4実施形態のリニアソレノイドを示
す断面図である。
【図5】本発明の求心支持機構のその他の態様を示す部
分拡大断面図である。
【図6】本発明のその他の実施形態のリニアソレノイド
を示す断面図である。
【図7】従来のリニアソレノイドを示す断面図である。
【図8】その他の従来のリニアソレノイドを示す断面図
である。
【符号の説明】
1 スプール弁 10 弁スリーブ 11 スプール 21 プッシュロッド 22 プランジャ 23 コイル 24 中空コア 3 支持手段 31 求心支持機構 32 プランジャ支持機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 晴樹 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁スリーブ内を摺動するスプールに連絡
    するプッシュロッドに配設されたプランジャを中空コア
    が吸引するリニアソレノイドにおいて、 前記中空コア内を摺動する前記プッシュロッドが、前記
    中空コアの軸方向外方において支持手段によって支持さ
    れていることを特徴とするリニアソレノイド。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記支持手段が、前記スプールと前記プッシュロッドと
    の連絡部に配設された該プッシュロッドの軸心を前記ス
    プールの軸心に一致させるように支持する求心支持機構
    によって構成されていることを特徴とするリニアソレノ
    イド。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記支持手段が、前記プッシュロッドの前記プランジャ
    が配設されている部分に近接した部分を支持するプラン
    ジャ支持機構によって構成されていることを特徴とする
    リニアソレノイド。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記求心支持機構が、円錐状の凹部と球状の突部によっ
    て構成されていることを特徴とするリニアソレノイド。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記プランジャ支持機構が、コイルおよび中空コアが介
    挿されるケースの一端に外周が係止され前記プッシュロ
    ッドを弾性的に支持するダイアフラムによって構成され
    ることを特徴とするリニアソレノイド。
  6. 【請求項6】 請求項4において、 前記プランジャ支持機構が、前記プッシュロッドの前記
    プランジャが配設されている部分に近接した部分を支持
    する軸受け機構によって構成されていることを特徴とす
    るリニアソレノイド。
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