JPS63545Y2 - - Google Patents
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- JPS63545Y2 JPS63545Y2 JP1980091530U JP9153080U JPS63545Y2 JP S63545 Y2 JPS63545 Y2 JP S63545Y2 JP 1980091530 U JP1980091530 U JP 1980091530U JP 9153080 U JP9153080 U JP 9153080U JP S63545 Y2 JPS63545 Y2 JP S63545Y2
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- spool valve
- shafts
- valve
- control valve
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、ハウジング内に同軸的に軸支した第
1軸および第2軸と、これら両軸間の回転変位を
軸方向変位に変換する変換機構と、この変換機構
との連係により軸方向へ変位して圧力油の供給流
路を切換えるスプールバルブを備えた動力舵取装
置の制御弁に関する。
1軸および第2軸と、これら両軸間の回転変位を
軸方向変位に変換する変換機構と、この変換機構
との連係により軸方向へ変位して圧力油の供給流
路を切換えるスプールバルブを備えた動力舵取装
置の制御弁に関する。
従来のこの種制御弁においては、変換機構が例
えば、入力軸の一部外周に設けた断面V字形状の
螺旋溝と、この螺旋溝とスプールバルブの一部に
設けた嵌合穴に転動可能に保持されるボールと、
出力軸に設けられてスプールバルブの案内溝に嵌
合する案内ピンとにより構成されていて、ボール
はボールリテーナリングにより保持されている。
このため、高精度のボールリテーナリングを使用
しないかぎりボールの円滑な転動が阻害され、ス
プールバルブの変位変換効率が低下して制御弁の
作動性が損われる。また、ボールの円滑な転動が
阻害されると、螺旋溝の両壁が摩耗して螺旋溝、
ボール、ボールリテーナリングの3者間に周方向
及び半径方向のガタが生じ、制御弁の作動特性を
良好に維持しえなくなる。
えば、入力軸の一部外周に設けた断面V字形状の
螺旋溝と、この螺旋溝とスプールバルブの一部に
設けた嵌合穴に転動可能に保持されるボールと、
出力軸に設けられてスプールバルブの案内溝に嵌
合する案内ピンとにより構成されていて、ボール
はボールリテーナリングにより保持されている。
このため、高精度のボールリテーナリングを使用
しないかぎりボールの円滑な転動が阻害され、ス
プールバルブの変位変換効率が低下して制御弁の
作動性が損われる。また、ボールの円滑な転動が
阻害されると、螺旋溝の両壁が摩耗して螺旋溝、
ボール、ボールリテーナリングの3者間に周方向
及び半径方向のガタが生じ、制御弁の作動特性を
良好に維持しえなくなる。
本考案は、このような実状に着目してなされた
もので、その主たる目的は、作動性が良好でその
作動特性を良好に維持することができ、かつ安価
に製作できる制御弁を提供するにある。
もので、その主たる目的は、作動性が良好でその
作動特性を良好に維持することができ、かつ安価
に製作できる制御弁を提供するにある。
以下、本考案を図面に基づいて説明するに、第
1図には本考案に係る制御弁の一例が示されてい
る。この制御弁10は、ラツク・ピニオン式パワ
ーステアリング装置に用いられるもので、制御弁
10のバルブハウジング11はギヤボツクス10
0のギヤハウジング110に液密的に固着されて
いて、このバルブハウジング11内には、入力軸
20と出力軸30が液密的に挿入され、かつニー
ドルベアリング12およびボールベアリング13
を介して同軸的に軸支されている。また、バルブ
ハウジング11内には、入力軸20と同心的に円
筒状のスプールバルブ40とバルブケース50と
が配置されている。
1図には本考案に係る制御弁の一例が示されてい
る。この制御弁10は、ラツク・ピニオン式パワ
ーステアリング装置に用いられるもので、制御弁
10のバルブハウジング11はギヤボツクス10
0のギヤハウジング110に液密的に固着されて
いて、このバルブハウジング11内には、入力軸
20と出力軸30が液密的に挿入され、かつニー
ドルベアリング12およびボールベアリング13
を介して同軸的に軸支されている。また、バルブ
ハウジング11内には、入力軸20と同心的に円
筒状のスプールバルブ40とバルブケース50と
が配置されている。
入力軸20は、その下端にてニードルベアリン
グ14を介して出力軸30の上端に軸支されてい
て、その軸心に挿通したトーシヨンバー21によ
り出力軸30に連結されている。このトーシヨン
バー21は、その上端をピン22にて入力軸20
の上端に結合しかつその下端をピン23にて出力
軸30の上端に結合することにより組付けられて
いる。また、入力軸20の下部外周には、第1図
および第2図に示すように一対の切欠部24,2
4が設けられている。
グ14を介して出力軸30の上端に軸支されてい
て、その軸心に挿通したトーシヨンバー21によ
り出力軸30に連結されている。このトーシヨン
バー21は、その上端をピン22にて入力軸20
の上端に結合しかつその下端をピン23にて出力
軸30の上端に結合することにより組付けられて
いる。また、入力軸20の下部外周には、第1図
および第2図に示すように一対の切欠部24,2
4が設けられている。
出力軸30は、その上端に入力軸20の各切欠
部24内に突出する一対の突出片31,31を有
し、これら各突出片31は入力軸20の各切欠部
24内にて周方向に所定の間隔をもつて配置さ
れ、これにより、入力軸20と出力軸30とが互
に相対回転可能になつている。なお、出力軸30
の下端部にはピニオン32が設けられていて、こ
のピニオン32がギヤハウジング110内に臨ん
でギヤハウジング110内に組付けたステアリン
グラツク120のラツクと噛合している。
部24内に突出する一対の突出片31,31を有
し、これら各突出片31は入力軸20の各切欠部
24内にて周方向に所定の間隔をもつて配置さ
れ、これにより、入力軸20と出力軸30とが互
に相対回転可能になつている。なお、出力軸30
の下端部にはピニオン32が設けられていて、こ
のピニオン32がギヤハウジング110内に臨ん
でギヤハウジング110内に組付けたステアリン
グラツク120のラツクと噛合している。
スプールバルブ40は、バルブケース50内に
軸方向へ移動可能に嵌合されていて、スプールバ
ルブ40の外周面には、第1図および第5図に示
すように上部環状溝41a、中央環状溝42aお
よび下部環状溝43aが設けられている。なお、
上下両環状溝41a,43aは通孔41b,43
bを介してスプールバルブ40内に連通してい
る。
軸方向へ移動可能に嵌合されていて、スプールバ
ルブ40の外周面には、第1図および第5図に示
すように上部環状溝41a、中央環状溝42aお
よび下部環状溝43aが設けられている。なお、
上下両環状溝41a,43aは通孔41b,43
bを介してスプールバルブ40内に連通してい
る。
バルブケース50は、その外周面にバルブハウ
ジング11の流入ポート11Aに常時連通する中
央環状溝51aと、バルブハウジング11の第1
ポート11Bに常時連通する上部環状溝52a
と、バルブハウジング11の第2ポート11Cに
常時連通する下部環状溝53aが設けられてい
る。また、その内周面には、スプールバルブ40
の上部および中央環状溝41a,42aに連通可
能な上部環状溝52bと、中央および下部環状溝
42a,43aに連通可能な下部環状溝53bが
設けられていて、上部環状溝52a,52bは通
孔52cを介して連通し、かつ下部環状溝53
a,53bは通孔53cを介して連通している。
このバルブケース50は、第1図および第3図に
示すように、出力軸30の上端に相対回転可能に
嵌合した支持部材33との係合により所定の位置
に固定されるもので、中央環状溝51aは通孔5
1cを介してスプールバルブ40の中央環状溝4
2aに常時連通している。また、スプールバルブ
40が中立状態に位置しているとき(第1図参
照)、スプールバルブ40の中央環状溝42aは
バルブケース50の上下環状溝52a,53aを
介してスプールバルブ40の上下環状溝41a,
43aに連通している。これにより、流入ポート
11Aからの圧力油はスプールバルブ40内を通
り、バルブハウジング11のドレンポート11D
を経てリザーバに還流する。なお、スプールバル
ブ40が上方へ変位すると、流入ポート11Aか
らの圧力油は通孔52c、第1ポート11Bを経
てパワーシリンダの一方の油室に供給され、同時
にパワーシリンダの他方の油室の圧力油が第2ポ
ート11C、通孔53cおよびドレンポート11
Dを経てリザーバに還流される。また、スプール
バルブ40が下方へ変位すると、流入ポート11
Aからの圧力油は通孔53c、第2ポート11C
を経てパワーシリンダの他方の油室に供給され、
同時にパワーシリンダの一方の油室の圧力油が第
1ポート11B、通孔52cおよびドレンポート
11Dを経てリザーバに還流される。
ジング11の流入ポート11Aに常時連通する中
央環状溝51aと、バルブハウジング11の第1
ポート11Bに常時連通する上部環状溝52a
と、バルブハウジング11の第2ポート11Cに
常時連通する下部環状溝53aが設けられてい
る。また、その内周面には、スプールバルブ40
の上部および中央環状溝41a,42aに連通可
能な上部環状溝52bと、中央および下部環状溝
42a,43aに連通可能な下部環状溝53bが
設けられていて、上部環状溝52a,52bは通
孔52cを介して連通し、かつ下部環状溝53
a,53bは通孔53cを介して連通している。
このバルブケース50は、第1図および第3図に
示すように、出力軸30の上端に相対回転可能に
嵌合した支持部材33との係合により所定の位置
に固定されるもので、中央環状溝51aは通孔5
1cを介してスプールバルブ40の中央環状溝4
2aに常時連通している。また、スプールバルブ
40が中立状態に位置しているとき(第1図参
照)、スプールバルブ40の中央環状溝42aは
バルブケース50の上下環状溝52a,53aを
介してスプールバルブ40の上下環状溝41a,
43aに連通している。これにより、流入ポート
11Aからの圧力油はスプールバルブ40内を通
り、バルブハウジング11のドレンポート11D
を経てリザーバに還流する。なお、スプールバル
ブ40が上方へ変位すると、流入ポート11Aか
らの圧力油は通孔52c、第1ポート11Bを経
てパワーシリンダの一方の油室に供給され、同時
にパワーシリンダの他方の油室の圧力油が第2ポ
ート11C、通孔53cおよびドレンポート11
Dを経てリザーバに還流される。また、スプール
バルブ40が下方へ変位すると、流入ポート11
Aからの圧力油は通孔53c、第2ポート11C
を経てパワーシリンダの他方の油室に供給され、
同時にパワーシリンダの一方の油室の圧力油が第
1ポート11B、通孔52cおよびドレンポート
11Dを経てリザーバに還流される。
しかして、当該制御弁10の入力軸20の下端
部外周には、特に第4図にて明瞭に示すように、
一対の凹所25,25が設けられている。これら
凹所25は、変位変換機構の一構成部材であるボ
ール26を支承するもので、円錐形状に形成され
て外側へ拡開している。また、出力軸30の各突
出片31には、第1図および第2図に示すよう
に、案内ピン34がそれぞれ半径方向に固着され
ている。これら各案内ピン34は、変位変換機構
の他の一構成部材をなす。
部外周には、特に第4図にて明瞭に示すように、
一対の凹所25,25が設けられている。これら
凹所25は、変位変換機構の一構成部材であるボ
ール26を支承するもので、円錐形状に形成され
て外側へ拡開している。また、出力軸30の各突
出片31には、第1図および第2図に示すよう
に、案内ピン34がそれぞれ半径方向に固着され
ている。これら各案内ピン34は、変位変換機構
の他の一構成部材をなす。
一方、スプールバルブ40の下端部には、特に
第5図にて明瞭に示すように、一対の傾斜状切欠
穴44,44と一対の垂直状切欠穴45,45が
設けられている。これら両切欠穴44,45は、
当該制御弁10における変位変換機構の一構成部
をなすもので、傾斜状切欠穴44はスプールバル
ブ40の半径方向に設けられて軸方向に対して傾
斜して周方向に延びる互に対向する一対の螺旋状
カム面44a,44aを有し、かつ垂直状切欠穴
45はスプールバルブ40の半径方向に設けられ
て軸方向に延びる互に対向する一対の直線状案内
面45a,45aを有している。かかるスプール
バルブ40の下端部外周には、第1図および第2
図に示すようにボールリテーナリング46が取付
けられており、ボール26はボールリテーナリン
グ46と入力軸20の凹所25により保持され
て、スプールバルブ40の傾斜状切欠穴44に嵌
合し各カム面44aに中央部にて周方向に係合し
ている。また、この状態で、出力軸30に固着し
た各案内ピン34はスプールバルブ40の垂直状
切欠穴45に嵌合し各案内面45aに係合してい
る。
第5図にて明瞭に示すように、一対の傾斜状切欠
穴44,44と一対の垂直状切欠穴45,45が
設けられている。これら両切欠穴44,45は、
当該制御弁10における変位変換機構の一構成部
をなすもので、傾斜状切欠穴44はスプールバル
ブ40の半径方向に設けられて軸方向に対して傾
斜して周方向に延びる互に対向する一対の螺旋状
カム面44a,44aを有し、かつ垂直状切欠穴
45はスプールバルブ40の半径方向に設けられ
て軸方向に延びる互に対向する一対の直線状案内
面45a,45aを有している。かかるスプール
バルブ40の下端部外周には、第1図および第2
図に示すようにボールリテーナリング46が取付
けられており、ボール26はボールリテーナリン
グ46と入力軸20の凹所25により保持され
て、スプールバルブ40の傾斜状切欠穴44に嵌
合し各カム面44aに中央部にて周方向に係合し
ている。また、この状態で、出力軸30に固着し
た各案内ピン34はスプールバルブ40の垂直状
切欠穴45に嵌合し各案内面45aに係合してい
る。
このように構成した当該制御弁10において、
図示しないステアリングホイールを舵取操作する
と、入力軸20がトーシヨンバー21を捩りなが
ら回転し、同時にボール26が転動しつつ回転す
る。この結果、スプールバルブ40は案内ピン3
4により案内されながらボール26にて上下動さ
れて変位する。このため、流入ポート11Aから
流入する圧力油が第1ポート11Bまたは第2ポ
ート11Cを経て図示しないパワーシリンダの右
側または左側油室に供給され、同時にパワーシリ
ンダの左側または右側油室の圧力油が第2ポート
11Cまたは第1ポート11B、ドレンポート1
1Dを経て図示しないリザーバへ還流される。こ
の結果、ステアリングホイールの舵取操作が著し
く軽減される。また、ステアリングホイールの舵
取操作を止めると、ステアリングラツク120を
介して出力軸30が入力軸20に対して相対回転
し、同時にこれと一体に回転する案内ピン34と
ボール26とにより、スプールバルブ40は回転
しながら中立位置に復帰する。このため、流入ポ
ート11Aから流入する圧力油のパワーシリンダ
への供給が停止されて、この圧力油はドレンポー
ト11Dを経てリザーバへ還流される。
図示しないステアリングホイールを舵取操作する
と、入力軸20がトーシヨンバー21を捩りなが
ら回転し、同時にボール26が転動しつつ回転す
る。この結果、スプールバルブ40は案内ピン3
4により案内されながらボール26にて上下動さ
れて変位する。このため、流入ポート11Aから
流入する圧力油が第1ポート11Bまたは第2ポ
ート11Cを経て図示しないパワーシリンダの右
側または左側油室に供給され、同時にパワーシリ
ンダの左側または右側油室の圧力油が第2ポート
11Cまたは第1ポート11B、ドレンポート1
1Dを経て図示しないリザーバへ還流される。こ
の結果、ステアリングホイールの舵取操作が著し
く軽減される。また、ステアリングホイールの舵
取操作を止めると、ステアリングラツク120を
介して出力軸30が入力軸20に対して相対回転
し、同時にこれと一体に回転する案内ピン34と
ボール26とにより、スプールバルブ40は回転
しながら中立位置に復帰する。このため、流入ポ
ート11Aから流入する圧力油のパワーシリンダ
への供給が停止されて、この圧力油はドレンポー
ト11Dを経てリザーバへ還流される。
このように、当該制御弁10においては、スプ
ールバルブ40の変位変換機構を、スプールバル
ブ40に設けた螺旋状カム面44aおよび直線状
案内面45aと、入力軸20の凹所25に保持し
たボール26と、出力軸30に固定した案内ピン
34とにより構成して、ボール26と螺旋状カム
面44a間及びピン34と直線状案内面45a間
に形成される周方向のスキマのみによつて円滑な
作動を得るようにしているので、スプールバルブ
40の変位変換効率が高く制御弁10の作動性が
良好であり、かつ摩耗によるガタは周方向のみで
あつて少なく制御弁10の作動特性を良好に維持
することができる。また、入力軸20には凹所2
5を、またスプールバルブ40には両切欠穴4
4,45を設ければよく、高精度のボールリテー
ナリングを必要としないから、この種制御弁を安
価に提供することができる 第6図には、ボール26を保持する支承部の変
形例が示されている。この支承部は、第6図およ
び第7図に示すように、入力軸20に設けた一対
の嵌着穴27に嵌着される支承部材28にて形成
されている。この支承部材28は、焼結合金、軸
受用ブロンズ、ポリテトラフルオロエチレン、ポ
リカーボネート、ポリアセタール、ポリエステ
ル、ナイロン等低摩擦係数の材料で形成されてい
て、その頭部正面が球面状に形成した支承面28
aとなつている。なお、かかる入力軸20を採用
した場合においても、上記実施例におけると同様
に作動しかつ同様の効果を奏するので、それらの
説明は省略する。
ールバルブ40の変位変換機構を、スプールバル
ブ40に設けた螺旋状カム面44aおよび直線状
案内面45aと、入力軸20の凹所25に保持し
たボール26と、出力軸30に固定した案内ピン
34とにより構成して、ボール26と螺旋状カム
面44a間及びピン34と直線状案内面45a間
に形成される周方向のスキマのみによつて円滑な
作動を得るようにしているので、スプールバルブ
40の変位変換効率が高く制御弁10の作動性が
良好であり、かつ摩耗によるガタは周方向のみで
あつて少なく制御弁10の作動特性を良好に維持
することができる。また、入力軸20には凹所2
5を、またスプールバルブ40には両切欠穴4
4,45を設ければよく、高精度のボールリテー
ナリングを必要としないから、この種制御弁を安
価に提供することができる 第6図には、ボール26を保持する支承部の変
形例が示されている。この支承部は、第6図およ
び第7図に示すように、入力軸20に設けた一対
の嵌着穴27に嵌着される支承部材28にて形成
されている。この支承部材28は、焼結合金、軸
受用ブロンズ、ポリテトラフルオロエチレン、ポ
リカーボネート、ポリアセタール、ポリエステ
ル、ナイロン等低摩擦係数の材料で形成されてい
て、その頭部正面が球面状に形成した支承面28
aとなつている。なお、かかる入力軸20を採用
した場合においても、上記実施例におけると同様
に作動しかつ同様の効果を奏するので、それらの
説明は省略する。
なお、上記各実施例においては、螺旋状カム面
44aおよび直線状案内面45aを、両軸20,
30に同心的に配置したスプールバルブ40の下
端部に形成した例について示したが、これらカム
面44aおよび案内面45aを、両軸20,30
に同心的に配置されスプールバルブ40の下端部
に連結される筒状部材に、またスプールバルブ4
0を両軸20,30に対して並列的に配置してな
る制御弁においては、両軸20,30に同心的に
配置されかつ並列するスプールバルブに連結され
る筒状部材に形成してもよい。また、ボール26
を出力軸30側にて保持し、かつ案内ピン34を
入力軸20側に固定するように変形してもよい。
44aおよび直線状案内面45aを、両軸20,
30に同心的に配置したスプールバルブ40の下
端部に形成した例について示したが、これらカム
面44aおよび案内面45aを、両軸20,30
に同心的に配置されスプールバルブ40の下端部
に連結される筒状部材に、またスプールバルブ4
0を両軸20,30に対して並列的に配置してな
る制御弁においては、両軸20,30に同心的に
配置されかつ並列するスプールバルブに連結され
る筒状部材に形成してもよい。また、ボール26
を出力軸30側にて保持し、かつ案内ピン34を
入力軸20側に固定するように変形してもよい。
要するに、本考案においては、ハウジング内に
同軸的に軸支した第1軸および第2軸と、これら
両軸間の回転変位を軸方向変位に変換する変換機
構と、この変換機構との連係により軸方向へ変位
して圧力油の供給流路を切換えるスプールバルブ
を備えた動力舵取装置の制御弁において、前記変
換機構を、半径方向に設けられて軸方向に延びる
一対の直線状案内面および半径方向に設けられて
軸方向に対して傾斜して延びる一対の螺旋状カム
面を有して前記両軸に同心的に配置されかつ前記
スプールバルブに一体的に設けられるか又は連結
されて前記スプールバルブとともに軸方向へ変位
可能な筒状部材と、前記両軸の一方の外周に設け
た支承部に支承されて前記螺旋状カム面に中央部
にて周方向に係合するボールと、前記両軸の他方
に半径方向に設けられて前記直線状案内面に係合
するピンとを備える構成としたことにその特徴が
ある。従つて、本考案によれば、作動性が良好で
かつその作動特性を良好に維持できる制御弁を安
価に提供できる。
同軸的に軸支した第1軸および第2軸と、これら
両軸間の回転変位を軸方向変位に変換する変換機
構と、この変換機構との連係により軸方向へ変位
して圧力油の供給流路を切換えるスプールバルブ
を備えた動力舵取装置の制御弁において、前記変
換機構を、半径方向に設けられて軸方向に延びる
一対の直線状案内面および半径方向に設けられて
軸方向に対して傾斜して延びる一対の螺旋状カム
面を有して前記両軸に同心的に配置されかつ前記
スプールバルブに一体的に設けられるか又は連結
されて前記スプールバルブとともに軸方向へ変位
可能な筒状部材と、前記両軸の一方の外周に設け
た支承部に支承されて前記螺旋状カム面に中央部
にて周方向に係合するボールと、前記両軸の他方
に半径方向に設けられて前記直線状案内面に係合
するピンとを備える構成としたことにその特徴が
ある。従つて、本考案によれば、作動性が良好で
かつその作動特性を良好に維持できる制御弁を安
価に提供できる。
第1図は本考案に係る制御弁の一例を示す第2
図の−線に沿う縦断面図、第2図は第1図の
−線に沿う横断面図、第3図は第1図の−
線に沿う横断面図、第4図Aは入力軸の下端部
側面図、第4図Bは第4図Aの−線に沿う横
断面図、第5図Aはスプールバルブの一側面図、
第5図Bは第5図Aの右側面図、第6図Aは変形
例を示す第4図Bに対応する横断面図、第6図B
は支承部材の正面図、第6図Cはその側面図であ
る。 符号の説明、10……制御弁、20……入力
軸、21……トーシヨンバー、25……凹所、2
6……ボール、28……支承部材、30……出力
軸、34……案内ピン、40……スプールバル
ブ、44……傾斜状切欠穴、44a……螺旋状カ
ム面、45……垂直状切欠穴、45a……直線状
案内面、50……バルブケース。
図の−線に沿う縦断面図、第2図は第1図の
−線に沿う横断面図、第3図は第1図の−
線に沿う横断面図、第4図Aは入力軸の下端部
側面図、第4図Bは第4図Aの−線に沿う横
断面図、第5図Aはスプールバルブの一側面図、
第5図Bは第5図Aの右側面図、第6図Aは変形
例を示す第4図Bに対応する横断面図、第6図B
は支承部材の正面図、第6図Cはその側面図であ
る。 符号の説明、10……制御弁、20……入力
軸、21……トーシヨンバー、25……凹所、2
6……ボール、28……支承部材、30……出力
軸、34……案内ピン、40……スプールバル
ブ、44……傾斜状切欠穴、44a……螺旋状カ
ム面、45……垂直状切欠穴、45a……直線状
案内面、50……バルブケース。
Claims (1)
- ハウジング内に同軸的に軸支した第1軸および
第2軸と、これら両軸間の回転変位を軸方向変位
に変換する変換機構と、この変換機構との連係に
より軸方向へ変位して圧力油の供給流路を切換え
るスプールバルブを備えた動力舵取装置の制御弁
において、前記変換機構を、半径方向に設けられ
て軸方向に延びる一対の直線状案内面および半径
方向に設けられて軸方向に対して傾斜して延びる
一対の螺旋状カム面を有して前記両軸に同心的に
配置されかつ前記スプールバルブに一体的に設け
られるか又は連結されて前記スプールバルブとと
もに軸方向へ変位可能な筒状部材と、前記両軸の
一方の外周に設けた支承部に支承されて前記螺旋
状カム面に中央部にて周方向に係合するボール
と、前記両軸の他方に半径方向に設けられて前記
直線状案内面に係合するピンとを備える構成とし
たことを特徴とする動力舵取装置の制御弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980091530U JPS63545Y2 (ja) | 1980-06-30 | 1980-06-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980091530U JPS63545Y2 (ja) | 1980-06-30 | 1980-06-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5713373U JPS5713373U (ja) | 1982-01-23 |
JPS63545Y2 true JPS63545Y2 (ja) | 1988-01-07 |
Family
ID=29453506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980091530U Expired JPS63545Y2 (ja) | 1980-06-30 | 1980-06-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63545Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6078915U (ja) * | 1983-11-04 | 1985-06-01 | 本田技研工業株式会社 | 消音器 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5531623A (en) * | 1978-08-25 | 1980-03-06 | Toyota Motor Corp | Gear ratio changer of steering device |
-
1980
- 1980-06-30 JP JP1980091530U patent/JPS63545Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5531623A (en) * | 1978-08-25 | 1980-03-06 | Toyota Motor Corp | Gear ratio changer of steering device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5713373U (ja) | 1982-01-23 |
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