JPS6212710Y2 - - Google Patents

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JPS6212710Y2
JPS6212710Y2 JP14994480U JP14994480U JPS6212710Y2 JP S6212710 Y2 JPS6212710 Y2 JP S6212710Y2 JP 14994480 U JP14994480 U JP 14994480U JP 14994480 U JP14994480 U JP 14994480U JP S6212710 Y2 JPS6212710 Y2 JP S6212710Y2
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valve
input shaft
spool valve
spool
control valve
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JP14994480U
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【考案の詳細な説明】 本考案は、動力舵取装置の制御弁に関し、さら
に詳しくは、バルブハウジング内に同軸的に軸支
されトーシヨンバーにて互に連結された入力軸お
よび出力軸と、前記入力軸の外周に同心的かつ軸
方向へ移動可能に配置され軸方向への変位により
作動油の供給流路を切換えるスプールバルブと、
前記両軸間の相対回転変位を前記スプールバルブ
の軸方向変位に変換する変位変換機構を備えた動
力舵取装置の制御弁に関する。
一般に、この種動力舵取装置の制御弁において
は、トーシヨンバーにて連結された入力軸および
出力軸の少なくとも一方がベアリングを介して回
転可能に固定されている。このため、ベアリング
に摩耗等によるガタが生じると、前記両軸が上下
方向へ移動してスプールバルブの中立位置(油圧
中立点)に狂いが生じ、ハンドル操舵時左右方向
の操舵力に大きな差が生じる。
本考案は、このような実状に着目してなされた
もので、その主たる目的は、前記両軸を回転可能
に固定するベアリングに摩耗等によるガタが生じ
ても、スプールバルブの中立位置に狂いの生じな
い制御弁を提供して、スプールバルブの中立位置
の狂いに起因する不具合を解消することにある。
以下、本考案を図面に基づいて説明するに、第
1図および第2図には本考案に係る制御弁の第1
実施例が示されている。この制御弁100は、ラ
ツクピニオン式動力舵取装置に用いられるもの
で、バルブハウジング10がギヤボツクス200
のギヤハウジング110に液密的に固着され、そ
の内部に入力軸21と出力軸22、スプールバル
ブ30、変位変換機構40およびバルブケース5
0を備えている。
入力軸21と出力軸22とは、バルブハウジン
グ10内にて同軸的に配置されていて、入力軸2
1および出力軸22内に挿入したトーシヨンバー
23をこれら両軸21,22に連結ピン23a,
23bにて結合することにより連結されている。
また、入力軸21はニードルベアリング24aを
介してバルブハウジング10に支持されていると
ともに、ニードルベアリング24bを介して出力
軸22に支持され、かつ出力軸22は一対のボー
ルベアリング25a,25bを介してギヤハウジ
ング110に支持されているとともにそのピニオ
ンギヤ部22aにてラツクバー120のラツクギ
ヤ部120aに噛合している。
入力軸21は、その下端外周に断面v字形状の
一対の螺旋溝21aと一対の切欠部21bを備
え、また出力軸22は、その上端に入力軸21の
切欠部21b内に突出する一対の突出片22bを
備えている。一方、スプールバルブ30は、その
外周面に上部環状溝31a、中央環状溝32aお
よび下部環状溝33aを備え、変位変換機構40
を介して両軸21,22に連結されて入力軸21
の外周にこれと同心的に配置されている。なお、
上下両環状溝31a,33aは通孔31b,33
bを通してスプールバルブ30の内側に連通して
いる。また、変位変換機構40は、第1図〜第3
図に示すように、入力軸21の螺旋溝21aと係
合する一対のボール41と、ボール41を転動可
能に保持するボールリテーナ42およびリテーナ
リング43と、出力軸22の上端に半径方向へ突
設された一対の案内ピン44とにより構成されて
いる。ボールリテーナ42は、スプールバルブ3
0の下端部に掛止されていて、ボール41が螺旋
溝21aに係止され、かつ案内ピン44がボール
リテーナ42の一対の案内溝42a内に挿通され
ている。
しかして、バルブハウジング10内には、スプ
ールバルブ30の外周にこれと同心的にバルブケ
ース50が配置されている。バルブケース50
は、その外周面に上部環状溝51a、中央環状溝
52aおよび下部環状溝53aを備え、かつその
内周面に上部環状溝51bおよび下部環状溝53
bを備えている。これら両上部環状溝51a,5
1bは、通孔51cを通して互に連通し、かつ両
下部環状溝53a,53bは通孔53cを通して
互に連通している。また、上部環状溝51a、中
央環状溝52aおよび下部環状溝53aは、バル
ブハウジング10に設けた第1ポート11、流入
ポート12および第2ポート13にそれぞれ常時
連通し、かつ上部環状溝51bはスプールバルブ
30の上部環状溝31aおよび中央環状溝32a
に、下部環状溝53bはスプールバルブ30の中
央環状溝32aおよび下部環状溝33aにそれぞ
れ選択的に連通している。このバルブケース50
は、第1図および第4図に示すように、スナツプ
リング54を介して入力軸21の外周に連結され
ている。すなわち、バルブケース50の上端に
は、第5図に示すように、係合凹所55aを備え
た一対の突出部55が形成されており、また入力
軸21の外周には係合凹所55aに対応する部位
に係合凹所21cが形成されていて、これら両係
合凹所55a、21cにスナツプリング54が嵌
合されている。これにより、バルブケース50は
入力軸21に対して互に相対回転可能にかつ軸方
向への移動を規制されて入力軸21に連結され、
バルブハウジング10内の所定位置に配置されて
いる。なお、スナツプリング54とスプールバル
ブ30の上端間には、スプールバルブ30を下方
へ弾撥的に付勢するスプリング56が介装されて
いる。
このように構成した当該制御弁100において
は、図示しないステアリングホイールを舵取操作
すると、入力軸21がトーシヨンバー23を捩り
ながら出力軸22に対して相対回転してボール4
1を螺旋溝21a内にて転動させ、案内ピン44
の作用によりスプールバルブ30をその中立位置
(第1図示)から上方または下方へ変位させる。
このため、流入ポート12から流入する作動油は
第1ポート11または第2ポート13を経て図示
しないパワーシリンダの右側油室または左側油室
に供給され、同時に左側油室または右側油室内の
作動油が第2ポート13または第1ポート11、
ドレンポート14を経て図示しないリザーバへ還
流される。この結果、ラツクバー120の左右動
が助勢されて、ステアリングホイールの舵取操作
力が著しく軽減される。なお、ステアリングホイ
ールの舵取操作を止めると、ラツクバー120を
介してなされる出力軸22の入力軸21に対する
相対回転により、スプールバルブ30は第1図に
示す中立位置へ復帰し、パワーシリンダの右側油
室または左側油室への作動油の供給が停止され
る。
ところで、当該制御弁100において、長期間
の使用によりボールベアリング25a,25bの
摩耗によるガタが生じて両軸21,22がスプー
ルバルブ30とともに軸方向へ微小移動しても、
バルブケース50はスナツプリング54を介して
入力軸21に軸方向への移動を規制されて連結さ
れているためスプールバルブ30と一体的に微小
移動する。このため、両軸21,22が軸方向へ
微小移動してもスプールバルブ30の中立位置に
狂いが生じることはなく、ハンドル操舵時左右方
向の操舵力に大きな差が生じる等スプールバルブ
30の中立位置の狂いに起因する不具合を解消す
ることができる。また、入力軸21とバルブケー
ス50とは互に相対回転可能に連結されているた
め、バルブケース50は両軸21,22が回転し
ても回転せず、バルブハウジング10とバルブケ
ース50間の各オイルシールの摩擦抵抗に起因す
るハンドル戻りの悪化という不具合も生じない。
特に本実施例においては、スプールバルブ30と
スナツプリング54間にスプールバルブ30を下
方へ弾撥的に付勢するスプリング56が介装され
ているため、オイルポンプの脈動により作動油に
圧力変動が生じてもスプールバルブ30の上下振
動が抑制されて、スプールバルブ30の上下振動
に起因する異音の発生が抑制される。
第6図には、本考案に係る制御弁の第2実施例
が示されている。この制御弁100Aにおいて
は、入力軸21の一部外周にネジ部21dが形成
されていて、このネジ部21dに螺着されかつカ
シメ止めされたナツト26の係合凹所26aとバ
ルブケース50の係合凹所55aにスナツプリン
グ54が嵌合されている。これにより、バルブケ
ース50は入力軸21に対して互に相対回転可能
にかつ軸方向への移動を規制されて入力軸21に
連結され、バルブハウジング10内の所定位置に
配置されている。しかして、当該制御弁100A
においては、両軸21,22をトーシヨンバー2
3にて連結した後ナツト26を入力軸21上にカ
シメ止めする以前に、バルブケース50をスナツ
プリング54を介して入力軸21に連結される。
このため、ナツト26をカシメ止めする以前に螺
進螺退させてバルブケース50をスプールバルブ
30に対して軸方向へ移動させることができる。
この結果、両軸21,22をトーシヨンバー23
にて連結した後においても、ナツト26の操作に
よりスプールバルブ30の中立位置の位置調製が
可能である。なお、当該制御弁100Aのその他
の構成、作用効果については第1実施例に示した
制御弁100と同様であるので、制御弁100に
付与した参照符号と同一の参照符合を付与して、
その詳細な説明を省略する。
なお、本考案は上記した各実施例に限定される
ものではなく、各実施例にて採用したスナツプリ
ング54に換えて、適宣形状のスラストプレート
を採用することができるとともに、ボール41を
リテーナリングを介してスプールバルブ30自体
にて保持するようにしてもよい。また、本考案
は、バルブハウジング内に同軸的に軸支されトー
シヨンバーにて互に連結された入力軸および出力
軸と、入力軸の外周に同心的かつ軸方向へ移動可
能に配置され軸方向への変位により作動油の供給
流路を切換えるスプールバルブと、両軸間の相対
回転変位をスプールバルブの軸方向変位に変換す
る変位変換機構を備えた動力舵取装置の各種形式
の制御弁に実施しうるものである。
以上説明したように、本考案は上記した各種形
式の制御弁において、前記バルブハウジング内
に、前記スプールバルブと共働して作動油の供給
流路を切換えるバルブケースを前記スプールバル
ブの外周に同心的に配置して、このバルブケース
を前記入力軸に相対回転可能かつ軸方向への移動
を規制して連結する連結部材を介して前記入力軸
の外周に連結したことにその構成上の特徴があ
る。従つて、本考案によれば、前記両軸を回転可
能に固定するベアリングに摩耗等によるガタが生
じてスプールバルブが軸方向へ微小移動しても、
バルブケースがスプールバルブと一体的に移動し
てスプールバルブの中立位置に狂いが生じること
はなく、スプールバルブの中立位置の狂いに起因
する種々の不具合を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る制御弁の第1実施例を示
す第2図の−線に沿う縦断面図、第2図は第
1図の−線に沿う横断面図、第3図はボール
リテーナの一部縦断側面図、第4図は第1図の
ー線に沿う横断面図、第5図はバルブケースの
一部縦断部分側面図、第6図は本考案に係る制御
弁の第2実施例を示す第1図に対応する部分縦断
面図である。 符号の説明、100,100A……制御弁、1
0……バルブハウジング、21……入力軸、22
……出力軸、23……トーシヨンバー、30……
スプールバルブ、40……変位変換機構、50…
…バルブケース、54……スナツプリング、26
……ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バルブハウジング内に同軸的に軸支されトーシ
    ヨンバーにて互に連結された入力軸および出力軸
    と、前記入力軸の外周に同心的かつ軸方向へ移動
    可能に配置され軸方向への変位により作動油の供
    給流路を切換えるスプールバルブと、前記両軸間
    の相対回転変位を前記スプールバルブの軸方向変
    位に変換する変位変換機構を備えた動力舵取装置
    の制御弁において、前記バルブハウジング内に、
    前記スプールバルブと共働して作動油の供給流路
    を切換えるバルブケースを前記スプールバルブの
    外周に同心的に配置して、このバルブケースを前
    記入力軸に相対回転可能かつ軸方向への移動を規
    制して連結する連結部材を介して前記入力軸の外
    周に連結したことを特徴とする制御弁。
JP14994480U 1980-10-20 1980-10-20 Expired JPS6212710Y2 (ja)

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JP14994480U JPS6212710Y2 (ja) 1980-10-20 1980-10-20

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JP14994480U JPS6212710Y2 (ja) 1980-10-20 1980-10-20

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JPS5772372U JPS5772372U (ja) 1982-05-04
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JP14994480U Expired JPS6212710Y2 (ja) 1980-10-20 1980-10-20

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6144365U (ja) * 1984-08-27 1986-03-24 トヨタ自動車株式会社 車両用動力舵取装置
JPH0413262Y2 (ja) * 1984-12-25 1992-03-27
JP5007141B2 (ja) * 2007-03-30 2012-08-22 本田技研工業株式会社 静油圧式無段変速機

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JPS5772372U (ja) 1982-05-04

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