JPH09144774A - 自動二輪車のクラッチレリーズ機構 - Google Patents

自動二輪車のクラッチレリーズ機構

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JPH09144774A
JPH09144774A JP30119595A JP30119595A JPH09144774A JP H09144774 A JPH09144774 A JP H09144774A JP 30119595 A JP30119595 A JP 30119595A JP 30119595 A JP30119595 A JP 30119595A JP H09144774 A JPH09144774 A JP H09144774A
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JP
Japan
Prior art keywords
clutch
release mechanism
clutch release
engine
motorcycle
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Pending
Application number
JP30119595A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Yamada
俊之 山田
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】整備性の向上した自動二輪車のクラッチレリー
ズ機構を提供するにある。 【解決手段】車体フレーム22に、クラッチ機構35を
有するトランスミッション機構41をクランクケース2
5内に備えたエンジン23を搭載する自動二輪車におい
て、上記クラッチ機構35を操作するクラッチレリーズ
機構44を上記クランクケース25とは別体に形成し、
上記クラッチレリーズ機構44を上記エンジン23に対
向した位置に配置されるよう上記車体フレーム22に取
り付けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動二輪車のクラッ
チレリーズ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車や自動二輪車には、発進時や変速
時などにエンジンの回転駆動力をトランスミッション機
構以下の駆動系に伝達する動力伝達系に駆動トルクの伝
達を断続する装置であるクラッチ機構を備えている。
【0003】このクラッチ機構は、エンジン側に接続さ
れたクラッチディスクと、トランスミッション機構側に
接続されるクラッチプレートとをスプリングによって常
時圧接させることによりエンジンの回転駆動力をトラン
スミッション機構に伝達する一方、クラッチディスクと
クラッチプレートとを引き離すことによりエンジンの回
転駆動力を断絶している。
【0004】クラッチディスクとクラッチプレートとを
引き離す操作は、図4に示すように、例えば自動二輪車
に一般的に用いられている機械式クラッチレリーズ機構
1を備えたクラッチ機構2においては、クラッチレバー
3を手動操作することによりクラッチケーブル4が引っ
張られてレリーズアーム5を介してクラッチレリーズ6
を回転させる。クラッチレリーズ6は回転することによ
りプッシュロッド7を図の右方に移動させてクラッチデ
ィスク8とクラッチプレート9とを引き離すようになっ
ている。
【0005】また、自動二輪車には、図5に示すよう
に、クラッチ機構10の断続操作を、軽い操作フィーリ
ングで行うようにした油圧式クラッチレリーズ機構11
を備えたものがある。この油圧式クラッチ機構11で
は、クラッチレバー12を手動操作することによりマス
タシリンダ13内の図示しないピストンがクラッチ液を
押し出すことによりクラッチホース14を介してレリー
ズシリンダ15内のピストン16を押し出す。ピストン
16は押し出されることによりプッシュロッド17を図
の右方に移動させてクラッチディスク18とクラッチプ
レート19とを引き離すようになっている。
【0006】そして、いずれのクラッチレリーズ機構
1,11もクラッチ機構2,10が収納されたクランク
ケース20に直接固定されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、クラッ
チレリーズ機構がクランクケースに固定されている場
合、エンジンの着脱のときにクラッチケーブルやクラッ
チホースも取り外す必要があり、また、エンジンの再搭
載時にクラッチケーブルの遊び調整や、クラッチホース
内のエア抜きを行う必要があるなど、整備性がよくな
い。
【0008】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、整備性の向上した自動二輪車のクラッチレリー
ズ機構を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動二輪車
のクラッチレリーズ機構は、上述した課題を解決するた
めに、請求項1に記載したように、車体フレームに、ク
ラッチ機構を有するトランスミッション機構をクランク
ケース内に備えたエンジンを搭載する自動二輪車におい
て、上記クラッチ機構を操作するクラッチレリーズ機構
を上記クランクケースとは別体に形成し、上記クラッチ
レリーズ機構を上記エンジンに対向した位置に配置され
るよう上記車体フレームに取り付けたものである。
【0010】また、上述した課題を解決するために、請
求項2に記載したように、上記車体フレームは角型断面
のチューブ状に形成され、この車体フレームの下面に上
記クラッチレリーズ機構を取り付けたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0012】図1は、この発明を適用した自動二輪車の
第一実施形態を示す左側面図である。図1に示すよう
に、この自動二輪車21は角型断面のチューブ状の車体
フレーム22を有し、この車体フレーム22の前方下部
にエンジン23が搭載される。このエンジン23は主に
シリンダ24と、クランクケース25とから構成され、
エンジン23の上方には燃料タンク26が、燃料タンク
26の後方に運転シート27がそれぞれ設置される。
【0013】車体フレーム22の前方にはヘッドパイプ
28が設けられ、このヘッドパイプ28にはステアリン
グ機構29が設けられる。このステアリング機構29に
は、前輪30を回動自在に支持する左右一対のフロント
フォーク31が備えられる。
【0014】フロントフォーク31の上端側にはハンド
ルバー32が、フロントフォーク31の下側にはフロン
トフェンダ33などが取付けられる。そして、ステアリ
ング機構29はヘッドパイプ28に左右回動自在に枢着
され、ハンドルバー32の回動操作によりにより前輪3
0が左右に操舵されるようになっている。
【0015】ハンドルバー32の右端側には前輪30に
設けられたブレーキ装置34を操作する図示しないブレ
ーキレバーが設けられる。また、ハンドルバー32の左
端側には後述するクラッチ機構35を操作するクラッチ
レバー36が設けられる。
【0016】一方、車体フレーム22の中央下部の左右
両側にはピボット軸37が架設され、このピボット軸3
7廻りにスイングアーム38の基端部がスイング自在に
枢着される。そして、このスイングアーム38の後端に
後輪39が回動自在に軸支される。
【0017】図2は、図1のII−II線に沿う断面図であ
り、この発明を適用したクラッチ機構35の第一実施形
態を示す断面図である。図1および図2に示すように、
クランクケース25の後ろ半分はミッション室40とな
っており、このミッション室40内部にはトランスミッ
ション機構41が配置される。トランスミッション機構
41は、図2に示すように、カウンターシャフト42と
図示しないドライブシャフトとを備える。
【0018】カウンターシャフト42にはクラッチ機構
35が設けられる。このクラッチ機構35は、例えばプ
ッシュロッド式の湿式多板コイルスプリング式クラッチ
であり、カウンターシャフト42の一端、例えば車両の
進行方向右側に設けられたクラッチ本体43とカウンタ
ーシャフト42の他端、例えば車両の進行方向左側に設
けられた機械式のクラッチレリーズ機構44とに大別さ
れる。
【0019】クラッチ本体43は、クラッチハウジング
45、クラッチディスク46、クラッチプレート47、
プレッシャディスク48およびスプリング49等から構
成される。また、クラッチレリーズ機構44は、前記ク
ラッチレバー36、クラッチケーブル50およびクラッ
チレリーズ51等から構成される。さらに、カウンター
シャフト42はその内部が中空の円筒状に形成され、そ
の内部にプッシュロッド52が軸方向に進退自在に配置
される。そして、クラッチ本体43とクラッチレリーズ
機構44とはプッシュロッド52で作動連結される。
【0020】クラッチディスク46とクラッチプレート
47とは交互に重ね合うように配置され、クラッチプレ
ート47はクラッチプレッシャディスク48を介して例
えばコイルスプリング49の力で常時クラッチディスク
46に圧接される。そして、クラッチプレッシャディス
ク48にはプッシュロッド52の一端が取り付けられ
る。
【0021】一方、プッシュロッド52の他端にはクラ
ッチレリーズ機構44のクラッチレリーズ51が配置さ
れる。クラッチレリーズ51にはレリーズアーム53が
設けられ、このレリーズアーム53に前記クラッチレバ
ー36がクラッチケーブル50を介して接続される。ま
た、クラッチレバー36を握ることによりクラッチケー
ブル50が引っ張られてレリーズアーム53を介してク
ラッチレリーズ51が回転する。クラッチレリーズ51
は回転することによりプッシュピン54を介してプッシ
ュロッド52を図の右方に移動させる。さらに、プッシ
ュロッド52を図の右方に移動させることによりクラッ
チディスク46とクラッチプレート47とが引き離され
る。
【0022】そして、図1および図2に示すように、ク
ラッチレリーズ機構44はクランクケース25とは別体
に形成され、ステー55等を介して車体フレーム22の
下面に取り付けられる。
【0023】図3は、この発明を適用したクラッチ機構
の第二実施形態を示す断面図である。このクラッチ機構
56のクラッチ本体43は第一実施形態に示すものと同
一であるが、クラッチレリーズ機構は第一実施形態に示
すものと異なり、油圧式のクラッチレリーズ機構57を
備える。この油圧式クラッチレリーズ機構57は、クラ
ッチレバー58、マスタシリンダ59、およびレリーズ
シリンダ60等から構成され、マスタシリンダ59とレ
リーズシリンダ60とはクラッチ液が充填されたクラッ
チホース61で接続される。クラッチレバー58を手動
操作することによりマスタシリンダ59内の図示しない
ピストンがクラッチ液を押し出し、レリーズシリンダ6
0内のピストン62を図の右方に押し出す。ピストン6
2は押し出されることによりプッシュピン63を介して
プッシュロッド52を図の右方に移動させる。さらに、
プッシュロッド52を図の右方に移動させることにより
クラッチディスク46とクラッチプレート47とが引き
離される。
【0024】そして、図3に示すように、クラッチレリ
ーズ機構57はクランクケース25とは別体に形成さ
れ、ステー64等を介して車体フレーム22の下面に取
り付けられる。
【0025】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0026】クラッチレリーズ機構5744をクランク
ケース25とは別体に形成して車体フレーム22に取り
付けることにより、エンジン23着脱時にクラッチケー
ブル50やクラッチホース61を取り外す必要がない。
その結果、エンジン23の再搭載時にクラッチケーブル
50の遊び調整や、クラッチホース61内のエア抜きを
行う必要が不要となり、整備性が向上する。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
二輪車のクラッチレリーズ機構によれば、角型断面のチ
ューブ状に形成された車体フレームに、クラッチ機構を
有するトランスミッション機構をクランクケース内に備
えたエンジンを搭載する自動二輪車において、上記クラ
ッチ機構を操作するクラッチレリーズ機構を上記クラン
クケースとは別体に形成し、上記クラッチレリーズ機構
を上記エンジンに対向した位置に配置されるよう上記車
体フレームの下面に取り付けたため、エンジン着脱時に
クラッチケーブルやクラッチホースを取り外す必要がな
く、整備性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動二輪車のクラッチレリーズ機
構の第一の実施形態を示す自動二輪車の左側面図。
【図2】図1のII−II線に沿う本発明に係るクラッチ機
構の第一実施形態を示す断面図。
【図3】本発明に係るクラッチ機構の第二実施形態を示
す断面図。
【図4】従来の機械式クラッチレリーズ機構を備えたク
ラッチ機構の断面図。
【図5】従来の油圧式クラッチレリーズ機構を備えたク
ラッチ機構の断面図。
【符号の説明】 21 自動二輪車 22 車体フレーム 23 エンジン 25 クランクケース 35,56 クラッチ機構 36,58 クラッチレバー 41 トランスミッション機構 42 カウンターシャフト 44 機械式クラッチレリーズ機構 50 クラッチケーブル 51 クラッチレリーズ 52 プッシュロッド 57 油圧式クラッチレリーズ機構 59 マスタシリンダ 60 レリーズシリンダ 61 クラッチホース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレームに、クラッチ機構を有する
    トランスミッション機構をクランクケース内に備えたエ
    ンジンを搭載する自動二輪車において、上記クラッチ機
    構35,56を操作するクラッチレリーズ機構44,5
    7を上記クランクケース25とは別体に形成し、上記ク
    ラッチレリーズ機構44,57を上記エンジン23に対
    向した位置に配置されるよう上記車体フレーム22に取
    り付けたことを特徴とする自動二輪車のクラッチレリー
    ズ機構。
  2. 【請求項2】 上記車体フレーム22は角型断面のチュ
    ーブ状に形成され、この車体フレーム22の下面に上記
    クラッチレリーズ機構44,57を取り付けた請求項1
    記載の自動二輪車のクラッチレリーズ機構。
JP30119595A 1995-11-20 1995-11-20 自動二輪車のクラッチレリーズ機構 Pending JPH09144774A (ja)

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JP30119595A JPH09144774A (ja) 1995-11-20 1995-11-20 自動二輪車のクラッチレリーズ機構

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JP30119595A JPH09144774A (ja) 1995-11-20 1995-11-20 自動二輪車のクラッチレリーズ機構

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JPH09144774A true JPH09144774A (ja) 1997-06-03

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ID=17893928

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JP30119595A Pending JPH09144774A (ja) 1995-11-20 1995-11-20 自動二輪車のクラッチレリーズ機構

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JP (1) JPH09144774A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008095740A (ja) * 2006-10-06 2008-04-24 Special Parts Takegawa:Kk 二輪車用クラッチ装置
JP2016172524A (ja) * 2015-03-18 2016-09-29 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両用内燃機関

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008095740A (ja) * 2006-10-06 2008-04-24 Special Parts Takegawa:Kk 二輪車用クラッチ装置
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