JPS5917750Y2 - エンジン付自転車 - Google Patents

エンジン付自転車

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Publication number
JPS5917750Y2
JPS5917750Y2 JP7562578U JP7562578U JPS5917750Y2 JP S5917750 Y2 JPS5917750 Y2 JP S5917750Y2 JP 7562578 U JP7562578 U JP 7562578U JP 7562578 U JP7562578 U JP 7562578U JP S5917750 Y2 JPS5917750 Y2 JP S5917750Y2
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JP
Japan
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bicycle
propeller
pivot
internal combustion
combustion engine
Prior art date
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Expired
Application number
JP7562578U
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English (en)
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JPS54176959U (ja
Inventor
和也 多鹿
克一 加藤
正生 白川
研一 西田
元男 西尾
Original Assignee
川崎重工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自転車に関し、特に走行用動力源を備えた自転
車に関する。
本考案の典型的な先行技術は、内燃機関と、その内燃機
関からの動力を後輪に伝える動力伝達装置とを備えた2
輪自動車である。
動力伝達装置は、クラッチ、変速装置およびチェーンな
どを含む。
このような2輪自動車では、動力伝達装置の構造が複雑
であって保守が難しく、また動力伝達装置における動力
損失が大きい。
この問題を解決する他の先行技術は、たとえば米国特許
4059168に開示されているように、自転車の車体
に内燃機関が固定されており、この内燃機関によってプ
ロペラを回転駆動して自転車進行方向の推進力を得るよ
うにしている。
このような先行技術では、プロペラによって常に推進カ
カ咄転車の車体に作用しているので、停止または減速の
ための制動が困難となり、危険である。
本考案の目的は、プロペラによって推進力だけでなく制
動力をも発揮することができるようにして安全性を向上
したエンジン付自転車を提供することである。
本考案は内燃機関と、内燃機関の水平な出力軸に固定さ
れるプロペラと、内燃機関の下部に固定され鉛直回転軸
線を有し、この鉛直回転軸線は陶然機関の水平出力軸の
軸線とは水平面内で偏心している、そのような枢軸23
と、自転車の車体後部に枢軸23をその鉛直回転軸線ま
わりに回転可能に支承する軸受25.26と、枢軸23
の半径方向外方に突出した係止突起31と、枢軸23の
半径方向外方で枢軸23の一直径線延長上に配置され、
枢軸23の半径方向に変位可能な一対の係止棒33.3
4と、 自転車の車体に連結されているブレーキレバー44と、 ブレーキレバーに連動しブレーキレバー44が操作され
ていない状態ではプロペラ21によって自転車進行方向
35の推進力が得られるように一方の係止棒33を枢軸
23の半径方向内方に変位して係止突起31に当接し、
ブレーキレバー44が操作されている状態ではプロペラ
21によって自転車進行方向35の逆方向の制動力が得
られるように他方の係止棒34を枢軸23の半径方向内
方に変位して係止突起31に当接する手段とを含むこと
を特徴とするエンジン付自転車である。
第1図は、本考案の一実施例の自転車の側面図である。
自転車1は、サドル2に乗った人が足踏ペタル3を回転
して後輪4を駆動し、人力によって走行するものであり
、舵取りバンドル5を操作して前輪6で舵取りが行なわ
れる。
荷台8には、取付台27が後方に突出して設けられる。
内燃機関22は、たとえば′ガソリンエンジンであり、
第1図示の状態はこの内燃機関22によって駆動される
プロペラ21が制動力を発揮している状態を示す。
第2図は本考案の一実施例の車体7の後部付近の一部切
欠き断面図である。
プロペラ21が連結された内燃機関22の下部に、鉛直
方向に延びる円筒状の枢軸23が固着される。
その枢軸23は、支持台24に保持された軸受25.2
6に回転自在に支承される。
支持台24は自転車の荷台8の後部に固着された取付台
27に取付けられる。
プロペラ21は、それと同軸の円筒状安全カバー28に
よって覆われ、安全カバー28は内燃機関22に固着さ
れる。
内燃機関22には、ワイヤ29を介してスロットルレバ
ー30が連結される。
第5図は第4図のV−V線に沿う断面図である。
内燃機関22の軸心Aは、枢軸23の軸心Bがら半径方
向に1だけ偏心されている。
すなわち内燃機関22の出力軸に固着されたプロペラ2
1の回転軸線と、枢軸23の鉛直軸線とは枢軸23の半
径方向に水平面(第3図の紙面)内で距離1を有する。
枢軸23の外周には、半径方向に突出した係止突起31
が設けられている。
プロペラ21の回転駆動により、内燃機関22には、プ
ロペラ21の回転軸線に沿って推進力Fが与えられる。
そのため枢軸23には、その鉛直軸線のまわりに矢符3
2で示す方向の回転モーメン)F・1が゛作用する。
しかるに走行には、係止突起31が後述の係止棒33.
34のうちの一方の係止棒33に当接して、枢軸23の
回転が阻止されている。
そのためプロペラ21は、内燃機関22よりも前方の位
置を維持されて、自転車進行方向35の推進力が得られ
る。
支持台24には、前進走行方向35に沿う前後に、油圧
シリンダ36.37がそれぞれ連結される。
油圧シリンダ36.37は、それらの油圧シリンダ36
.37の軸線が枢軸23の軸心Bを通る一直径延長線に
一致して、配設される。
一方の油圧シリンダ36の油圧室38には、ばね39が
収納される。
ピストン40は、このばね39の弾発力によって、支持
台24側に向けて弾発付勢されている。
ピストン40の支持台24側には、係止棒33がピスト
ン40と軸線を同一にして取付けられる。
この係止棒33は、図示の如くピストン40が支持台2
4側に向けて弾発的に押圧されているときには、支持台
24を貫通して枢軸23に近接される。
このとき係止棒33は、前述の如く係止突起31に当接
して、枢軸23の回転を阻止している。
ピストン40の油圧室38側には、シリンダカバー41
を貫通する作動棒42がピストン40と同軸に取付けら
れる。
この作動棒42の遊端には、ワイヤ43が連結される。
このワイヤ43は自転車1のバンドル5に設けられたブ
レーキレバー44に連結される。
他方のシリンダ37の支持台24側の作動空間45には
、ばね46が収納される。
ピストン47は、このばね46の弾発力によって油圧室
48側に向けて弾発付勢されている。
ピストン47の支持台24側には、支持台24を貫通し
て枢軸23に近接され得る係止棒34が、ピストン47
と同軸に取付けられている。
ピストン47には油圧室48内に突出して移動阻止棒4
9が固着される。
この移動阻止棒49は、シリンダカバー50に当接して
、ピストン47が油路51を塞ぐのを防ぐ。
シリンダ36.37の各油圧室38.48は、油路51
によって連結されている。
自転車の走行時には、プロペラ21は、第4図の如く内
燃機関22よりも前方にあり、プロペラ21の回転によ
って矢符35で示す前進走行方向への推進力が得られる
このとき、一方のピストン40はばね39の弾発力によ
って支持台24側に押圧移動されている。
そのため係止棒33は、枢軸23に向けて突出されて、
係止突起31に当接されている。
他方のピストン47は、ばね46の弾発力によって支持
台24とは反対側に押圧移動されている。
そのため係止棒34は、係止突起31に当接しない位置
までシリンダ37内に引き込まれている。
たとえば坂道を下っているときに、ブレーキをかけるた
めにブレーキレバー44をバンドル5のグリップ52側
に矢符53の如く握ると、ワイヤ43が引かれる。
そのためワイヤ43に連結された作動棒42は、ピスト
ン40をばね39の弾発力に抗して矢符54(第3図参
照)の方向に引っ張る。
そうすると係止棒33は、シリンダ36内に引き込まれ
、係止突起31との当接が外れる。
そのため枢軸23は矢符32で示す方向に回転される。
このとき一方のシリンダ36の油圧室38内の作動油は
、ピストン40に押圧されて、管路51を経て他方のシ
リンダ37の油圧室48内に流入する。
ピストン47は、この作動油の圧力によりばね46の弾
発力に坑して支持台24側に向けて押圧される。
そのため係止棒34は、枢軸23に近接するように突出
され、鉛直軸線まわりに矢符32の方向に180度回転
された係止突起31に当接する。
それによって枢軸23の回転が阻止される。
この枢軸23の180度の回動によって、プロペラ21
および内燃機関22も180度回動され、プロペラ21
は内燃機関22よりも後方に位置されることになる。
そのため、プロペラ21の回転による推進力の方向は前
進走行方向35とは逆向きになり、プロペラ21の推進
力は自転車の制動力として作用する。
ブレーキをかけ終ってブレーキレバー44を矢符53の
逆方向に戻せば、ピストン40はばね39の弾発力によ
って支持台24側に向けて押圧され、係止棒33は枢軸
23に向けて突出される。
それと同時にピストン47は、ばね46の弾発力によっ
て油圧室48側に向けて押圧され、係止棒34は油圧シ
リンダ36内に引き込まれて係止突起31との当接が外
れる。
このとき作動油は管路51内を油圧室48から油圧室3
8に向けて流れる。
係止棒34と係止突起31との当接が外れると、枢軸2
3は、前述の回転モーメン)F−1の作用によって、矢
符32で示す方向に鉛直軸線のまわりに回転される。
しかして突出されている係止棒33と係止突起31とが
当接して、枢軸23は180度回動した位置で回転を阻
止される。
したがってプロペラ21および内燃機関22も180度
回動されて元の位置に戻り、再び前進走行方向への推進
力が得られる。
この実施例によると、プロペラ21から吹き出される空
気によって内燃機関22のシリンダか゛空冷され、した
がって内燃機関22の冷却のための構成が簡素化される
なお、油圧にて回転させる機構を具体的に説明したが、
この回転機構は油圧式のみに限定されるものではなく、
ばね等を利用してブレーキ作動時にブレーキ作動力を利
用して回転させ、プロペラの回転による推進力の方向は
前進方向とは逆向きになりプロペラの推進力は自転車の
制動力として作用させ、ブレーキを解放するとばねによ
り前進方向状態に復帰させることも可能である。
以上のように本考案によれば、自転車の車体の後部にプ
ロペラと内燃機関とを装着し、内燃機関によってプロペ
ラを回転駆動して推進力を得るようにしたので、従来か
らの2輪自動車のように減速装置やクラッチなどを含む
動力伝達装置が本考案では不必要であり、構造がきわめ
て簡単である。
また構成部品数が少ないので故障が生じることが少なく
かつ保守が容易である。
特に本考案によれば、内燃機関に固定された枢軸23の
の鉛直回転軸線と、プロペラが固定されている内燃機関
の水平出力軸の軸線とは、水平面内で偏心しており、し
たがってプロペラ21の推進力を利用してプロペラ及び
内燃機関を180度角変位することができる。
これによって自転車の推進力だけでなく、制動力をも得
ることができるようになる。
したがって前述の先行技術のように常に自転車の車体に
推進力が作用して危険な状態に陥ることが本考案では、
避けられ、安全性が向上される。
このようなプロペラ21の推進力を利用してプロペラ2
1及び内燃機関22を角変位するために、その枢軸23
には係止突起31を取付けておき、対の係止棒33.3
4のうちの一方または他方に選択的に係止突起31が当
接して角変位状態が保たれ、したがって構成が簡略化さ
れる。
自転車ではこのような構成の簡略化が望ましく、したが
って本考案は、きわめて実用性が高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の自転車1の側面図、第2図
は本考案の一実施例の車体7の後部付近の一部切欠き断
面図、第3図は第1図の切断面線V−■から見た断面図
である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内燃機関と、 内燃機関の水平な出力軸に固定されるプロペラと、 内燃機関の下部に固定され、鉛直回転軸線を有し、この
    鉛直回転軸線は内燃機関の水平出力軸の軸線とは水平面
    内で偏心している、そのような枢軸23と、 自転車の車体後部に枢軸23をその鉛直回転軸線まわり
    に回転可能に支承する軸受25.26と、枢軸23の半
    径方向外方に突出した係止突起31と、 枢軸23の半径方向外方で枢軸23の一直径線延長上に
    配置され、枢軸23の半径方向に変位可能な一対の係止
    棒33.34と、 自転車の車体に連結されているブレーキレバー44と、 ブレーキレバーに連動し、ブレーキレバー44が操作さ
    れていない状態ではプロペラ21によって自転車進行方
    向35の推進力が得られるように一方の係止棒33を枢
    軸23の半径方向内方に変位して係止突起31に当接し
    、ブレーキレバー44が操作されている状態ではプロペ
    ラ21によって自転車進行方向35の逆方向の制動力が
    得られるように他方の係止棒34を枢軸23の半径方向
    内方に変位して係止突起31に当接する手段とを含むこ
    とを特徴とするエンジン付自転車。
JP7562578U 1978-06-02 1978-06-02 エンジン付自転車 Expired JPS5917750Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7562578U JPS5917750Y2 (ja) 1978-06-02 1978-06-02 エンジン付自転車

Applications Claiming Priority (1)

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JP7562578U JPS5917750Y2 (ja) 1978-06-02 1978-06-02 エンジン付自転車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54176959U JPS54176959U (ja) 1979-12-14
JPS5917750Y2 true JPS5917750Y2 (ja) 1984-05-23

Family

ID=28990194

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7562578U Expired JPS5917750Y2 (ja) 1978-06-02 1978-06-02 エンジン付自転車

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JP (1) JPS5917750Y2 (ja)

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JPS54176959U (ja) 1979-12-14

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