JP5393354B2 - 電動二三輪車 - Google Patents
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Description
前記ペダル側駆動スプロケットと、前記モータ側駆動スプロケットとは、車体平面視で車幅中心線を基準として、同一の側に配置され、且つ前記ペダル側駆動スプロケットよりも前記モータ側駆動スプロケットが車幅中心線よりに配置され、
前記モータ側駆動スプロケットは、前記ペダル側駆動スプロケットに対して車体側面視で少なくとも一部が重なるように設けられていることを特徴とする。
この減速機軸と、モータ軸と、ペダルのペダル軸とは、車体平面視で互いに平行にして、車両後方からこの順に配置されていることを特徴とする。
このトルクカムに、トルクに応じて移動する可動カムが含まれ、
この可動カムの移動量を踏力検出手段で検出するようにしたことを特徴とする。
この液圧ピストンは、環状に形成されペダル軸を囲うようにして設けられており、この液圧ピストンの先端は、液体で満たされている液圧室に繋げられ、
踏力検出手段は、液圧ピストンが移動することで液圧室に発生する液圧を検出する、液圧センサが用いられることを特徴とする。
モータ側従動スプロケットは、第2ワンウェイクラッチを介して後輪車軸に繋げられていることを特徴とする。
一方で、液圧ピストンを環状とすることで、液体を押圧する押圧面の面積を広くすることができる。押圧面の面積を広くすることで、多量の液体を押圧することができる。多量の液体が押圧されるため、液圧ピストンが少し動かされるだけで、液圧センサは液圧ピストンが動かされたことを検出することができる。
即ち、踏力検出手段のコンパクト化を図りつつ、液圧センサによる検出精度を高めることができる。
図1に示されるように、電動二輪車10は、ヘッドパイプ11に操舵自在に取付けられるフロントフォーク12と、このフロントフォーク12の下端に回転自在に取付けられる前輪13と、この前輪13に取り付けられ前輪13を制動するフロントブレーキ33と、フロントフォーク12に取付けられ前輪13が跳ね上げる泥や石を遮断するフロントフェンダ14と、ヘッドパイプ11の前部に取付けられ進行方向を照らす前照灯15と、ヘッドパイプ11の上部に設けられ車体を操舵するハンドル16と、このハンドル16の近傍に設けられるブレーキレバー17と、ヘッドパイプ11から下方へ且つ車体後方に向かって延びるダウンフレーム18と、このダウンフレーム18の後端から車体後方に延ばされるロアフレーム19と、このロアフレーム19の後端部に接続部材20を介して接続され上方へ延ばされるシートパイプ22と、このシートパイプ22の上端に設けられ乗員が着座するシート23と、このシート23の下方から後輪24に向かって延ばされるリヤフレーム25と、乗員が踏むペダル28を含み後輪24を駆動するパワーユニット30と、このパワーユニット30の下部に取付けられたブラケット31で支持され駐車中に車体を支持するサイドスタンド32と、このサイドスタンド32の上方に設けられているチェーンカバー35と、後輪24を覆うように取付けられ後輪24が跳ね上げる泥や石を遮断するリヤフェンダ36と、後輪24に設けられ後輪24を制動するリヤブレーキ34とからなる。
さらに電動二輪車10を加速させたい場合は、乗員はさらにペダル28を踏む。この踏力を検知することで、モータはさらに速い速度で作動される。
パワーユニット30の詳細を次図で説明する。
減速機軸66は、ケース53内に配置された軸受74、75によって回転可能に支持されている。
一方、後輪車軸57、従動スプロケット58、72、ワンウェイクラッチ88、91、軸受82、83、86、89の外周面は、回転可能に設けられている。
ペダル軸46、モータ軸62、減速機軸66の関係について次図で詳細に説明する。
踏力を検出するための踏力検出手段について、次図で詳細に説明する。
静止カム104は、ペダル側駆動スプロケット(図2符号、54)に接続される。
一方、静止カム104は、可動カム95、球体102を介してペダル軸46と共に回転されるが、ペダル軸46の軸方向へは移動されない。
踏力検出手段98は、ペダル軸46の軸方向への移動も、回転もされない。
一方で、液圧ピストン97を環状とすることで、液体を押圧する押圧面115の面積を広くすることができる。押圧面115の面積を広くすることで、多量の液体を押圧することができる。多量の液体が押圧されるため、液圧ピストンが少し動かされるだけで、液圧センサ114は液圧ピストン97が動かされたことを検出することができる。
即ち、踏力検出手段98のコンパクト化を図りつつ、液圧センサ114の検出精度を高めることができる。
トルクカム47の作用を次図で詳細に説明する。
乗員がペダル(図2符号、28)を踏むと、ペダル軸(図2符号、46)が僅かに回転し始める。
図6及び図7で従動スプロケットが接続されるワンウェイクラッチについて説明する。
即ち、ペダルを逆回転させても電動二輪車は後退しない。
即ち、外輪125が反時計回りに回転した場合、これにより球体126が反時計回り方向に押されて移動される。球体126が移動されると、球体126が外輪125と内輪128との間に挟まり、内輪128も反時計回り方向に回転される。
加えて、本発明に係る電動二輪車は、ブレーキを掛けるまでモータが作動し続けるタイプのものを例に説明したが、踏力を検出しなくなることでモータが停止するタイプのものにも適用可能であり、これらのものに限られない。
Claims (7)
- 乗員に踏まれるペダルと、このペダルの踏み動作に基づいて回されるペダル側駆動スプロケットと、このペダル側駆動スプロケットに巻き掛けた第1環状伝達部材により回され後輪車軸を駆動するペダル側従動スプロケットと、車体に搭載されているモータと、このモータにより回されるモータ側駆動スプロケットと、このモータ側駆動スプロケットに巻き掛けた第2環状伝達部材により回され前記後輪車軸を駆動するモータ側従動スプロケットとを備えているパワーユニットが搭載されている電動二三輪車において、
前記ペダル側駆動スプロケットと、前記モータ側駆動スプロケットとは、車体平面視で車幅中心線を基準として、同一の側に配置され、且つ前記ペダル側駆動スプロケットよりも前記モータ側駆動スプロケットが車幅中心線よりに配置され、
前記モータ側駆動スプロケットは、前記ペダル側駆動スプロケットに対して車体側面視で少なくとも一部が重なるように設けられていることを特徴とする電動二三輪車。 - 前記モータのモータ軸は、車体側面視で前記ペダル側駆動スプロケットに重なるように設けられていることを特徴とする請求項1記載の電動二三輪車。
- 前記パワーユニットは、前記モータ軸の回転速度を減速させる減速機構を内蔵し、この減速機構の減速機軸に前記モータ側駆動スプロケットが取付けられ、
この減速機軸と、前記モータ軸と、前記ペダルのペダル軸とは、車体平面視で互いに平行にして、車両後方からこの順に配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電動二三輪車。 - 車体側面視で前記ペダル軸の中心と、前記モータ軸の中心と、前記減速機軸の中心とが、同一直線上にあるように前記ペダル軸、前記モータ軸及び前記減速機軸が配置されていることを特徴とする請求項3記載の電動二三輪車。
- 前記ペダル軸と、前記ペダル側駆動スプロケットとは、同軸上に設けられたトルクカムを介して接続され、
このトルクカムに、トルクに応じて移動する可動カムが含まれ、
この可動カムの移動量を踏力検出手段で検出するようにしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の電動二三輪車。 - 前記可動カムの先端に、前記可動カムが移動することで共に移動される液圧ピストンが設けられ、
この液圧ピストンは、環状に形成され前記ペダル軸を囲うようにして設けられており、この液圧ピストンの先端は、液体で満たされている液圧室に繋げられ、
前記踏力検出手段は、前記液圧ピストンが移動することで前記液圧室に発生する液圧を検出する、液圧センサが用いられることを特徴とする請求項5記載の電動二三輪車。 - 前記ペダル側従動スプロケットは、第1ワンウェイクラッチを介して前記後輪車軸に繋げられ、
前記モータ側従動スプロケットは、第2ワンウェイクラッチを介して前記後輪車軸に繋げられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の電動二三輪車。
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