JPH09141812A - エンボス剥離紙及びその製造方法 - Google Patents
エンボス剥離紙及びその製造方法Info
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- JPH09141812A JPH09141812A JP7300232A JP30023295A JPH09141812A JP H09141812 A JPH09141812 A JP H09141812A JP 7300232 A JP7300232 A JP 7300232A JP 30023295 A JP30023295 A JP 30023295A JP H09141812 A JPH09141812 A JP H09141812A
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- release paper
- paper
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09J—ADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
- C09J7/00—Adhesives in the form of films or foils
- C09J7/40—Adhesives in the form of films or foils characterised by release liners
- C09J7/403—Adhesives in the form of films or foils characterised by release liners characterised by the structure of the release feature
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09J—ADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
- C09J2400/00—Presence of inorganic and organic materials
- C09J2400/20—Presence of organic materials
- C09J2400/28—Presence of paper
- C09J2400/283—Presence of paper in the substrate
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
- Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 剥離処理面が微細かつ不連続な凹部を多数
有し、その反対面が平滑である粘着シート用に適した剥
離紙を提供する。 【解決手段】剥離面側に金属製のエンボス型付けロール
を、背面側に表面が平滑な弾性ロールを使用してエンボ
ス加工した剥離紙の製造方法。
有し、その反対面が平滑である粘着シート用に適した剥
離紙を提供する。 【解決手段】剥離面側に金属製のエンボス型付けロール
を、背面側に表面が平滑な弾性ロールを使用してエンボ
ス加工した剥離紙の製造方法。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は粘着シート用の剥離紙に
関する。特に、粘着シートを剥離紙から剥がし、他の物
品等に貼り付けたとき、粘着シートと該物品の間に空気
が入って表面がふくれることを防止することができ、さ
らに背面が平滑であることによって加工適性に優れ、工
程数を節約できるた粘着シート用エンボス剥離紙、及び
その製造方法を提供するものである。
関する。特に、粘着シートを剥離紙から剥がし、他の物
品等に貼り付けたとき、粘着シートと該物品の間に空気
が入って表面がふくれることを防止することができ、さ
らに背面が平滑であることによって加工適性に優れ、工
程数を節約できるた粘着シート用エンボス剥離紙、及び
その製造方法を提供するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、シール、ラベル等の粘着シートと
して、粘着面に凹凸を設けたものが広く用いられてい
る。これは、粘着シートを物品等に貼りつけるときに、
シートと物品間に入った空気を粘着面の凹凸によって生
じる隙間から逃がすことによって、シート表面がふくれ
ることを防ぐためである。
して、粘着面に凹凸を設けたものが広く用いられてい
る。これは、粘着シートを物品等に貼りつけるときに、
シートと物品間に入った空気を粘着面の凹凸によって生
じる隙間から逃がすことによって、シート表面がふくれ
ることを防ぐためである。
【０００３】例えば、特開昭５９−４４７５０には粘着
フィルムの粘着剤の表面にエンボス加工を施す技術が開
示されている。また、特開昭５９−７８２８５には粘着
フィルムの粘着面を保護する剥離フィルムの表面をエン
ボス加工し、そのエンボス面が転写されることによって
粘着面に凹凸が生じさせる技術が開示されている。
フィルムの粘着剤の表面にエンボス加工を施す技術が開
示されている。また、特開昭５９−７８２８５には粘着
フィルムの粘着面を保護する剥離フィルムの表面をエン
ボス加工し、そのエンボス面が転写されることによって
粘着面に凹凸が生じさせる技術が開示されている。
【０００４】更に特開平６−２００４３には、粘着層と
剥離紙の両面に凹凸部を設ける技術が開示されている。
このように、粘着シートの粘着面もしくは粘着面を保護
する剥離シート、あるいはその両方に凹凸を設ける方法
としては、通常エンボス加工処理が用いられている。エ
ンボス加工処理とは、圧接された金属製彫刻ロールと弾
性ロールとの間をエンボス加工する面を金属ロール側に
通すことによって行われている。
剥離紙の両面に凹凸部を設ける技術が開示されている。
このように、粘着シートの粘着面もしくは粘着面を保護
する剥離シート、あるいはその両方に凹凸を設ける方法
としては、通常エンボス加工処理が用いられている。エ
ンボス加工処理とは、圧接された金属製彫刻ロールと弾
性ロールとの間をエンボス加工する面を金属ロール側に
通すことによって行われている。
【０００５】しかし、通常剥離シートに用いられるのは
比較的薄い紙に剥離処理を施したものであるため、この
ような方法でエンボス加工を行った場合、剥離シートの
剥離面のみならずその背面にまで凹凸が生じてしまうこ
とが避けられなかった。
比較的薄い紙に剥離処理を施したものであるため、この
ような方法でエンボス加工を行った場合、剥離シートの
剥離面のみならずその背面にまで凹凸が生じてしまうこ
とが避けられなかった。
【０００６】このように、背面に凹凸が生じることによ
って、エンボス加工後、背面に印刷等の加工が困難であ
ること、また剥離シートと粘着シートと積層した後に巻
取にしたり、もしくは平版にして積み重ねた場合、粘着
シートの表面に剥離シート裏面の凹凸が転写されてしま
い、粘着シートの外観を著しく損なうという問題が生じ
ていた。
って、エンボス加工後、背面に印刷等の加工が困難であ
ること、また剥離シートと粘着シートと積層した後に巻
取にしたり、もしくは平版にして積み重ねた場合、粘着
シートの表面に剥離シート裏面の凹凸が転写されてしま
い、粘着シートの外観を著しく損なうという問題が生じ
ていた。
【０００７】そのため、剥離シートをエンボス加工した
場合は、図１のようにさらに背面に樹脂塗工や、若しく
はフィルムラミネート等の手段によって背面を平滑に処
理する工程が必要であった。
場合は、図１のようにさらに背面に樹脂塗工や、若しく
はフィルムラミネート等の手段によって背面を平滑に処
理する工程が必要であった。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事情
を鑑みてなされたもので、粘着シートを剥離紙から剥が
し、他の物品等に貼り付けたとき、粘着シートと該物品
の間に空気が入って表面がふくれることを防止すること
ができ、さらに背面が平滑であることによって加工適性
に優れ、工程数を節約できる粘着シート用エンボス剥離
紙、及びその製造方法を提供するものである。
を鑑みてなされたもので、粘着シートを剥離紙から剥が
し、他の物品等に貼り付けたとき、粘着シートと該物品
の間に空気が入って表面がふくれることを防止すること
ができ、さらに背面が平滑であることによって加工適性
に優れ、工程数を節約できる粘着シート用エンボス剥離
紙、及びその製造方法を提供するものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は、紙基材の少な
くとも片面に剥離処理を施してなる剥離紙において、剥
離処理面が微細かつ不連続な凹部を多数有し、その反対
面が平滑であることを特徴とする粘着シート用剥離紙で
ある。
くとも片面に剥離処理を施してなる剥離紙において、剥
離処理面が微細かつ不連続な凹部を多数有し、その反対
面が平滑であることを特徴とする粘着シート用剥離紙で
ある。
【００１０】また本発明は、紙基材の少なくとも片面に
剥離処理を施し、剥離面側に金属製のエンボス型付けロ
ールを、背面側に表面が平滑な弾性ロールを使用してエ
ンボス加工したことを特徴とする粘着シート用エンボス
剥離紙の製造方法である。
剥離処理を施し、剥離面側に金属製のエンボス型付けロ
ールを、背面側に表面が平滑な弾性ロールを使用してエ
ンボス加工したことを特徴とする粘着シート用エンボス
剥離紙の製造方法である。
【００１１】本発明者らは、研究の結果、エンボス加工
において、金属製彫刻ロールと表面が平滑な弾性ロール
を使用することによって、剥離処理面にのみエンボス加
工でき、背面が平滑なエンボス剥離紙を得ることができ
るという知見を得た。
において、金属製彫刻ロールと表面が平滑な弾性ロール
を使用することによって、剥離処理面にのみエンボス加
工でき、背面が平滑なエンボス剥離紙を得ることができ
るという知見を得た。
【００１２】次に本発明をさらに詳しく説明する。ま
ず、本発明に使用する基材である剥離紙には特に限定は
なく、その用途に応じて通常使用されるものから適宜選
択できるが、例えば、米坪５０〜２００ｇ/ｍ2の上質紙
の両面にポリエチレンラミネートが施されたものに剥離
処理したものが特に好適に使用できる。その場合、ラミ
ネートの厚みは１０〜４０μｍであることが好ましい。
ず、本発明に使用する基材である剥離紙には特に限定は
なく、その用途に応じて通常使用されるものから適宜選
択できるが、例えば、米坪５０〜２００ｇ/ｍ2の上質紙
の両面にポリエチレンラミネートが施されたものに剥離
処理したものが特に好適に使用できる。その場合、ラミ
ネートの厚みは１０〜４０μｍであることが好ましい。
【００１３】また基材剥離紙の含有水分率は２〜８％が
好ましく、エンボス加工の型付け易さの面から特に４〜
６％が好適である。そして、前記剥離紙にエンボス加工
を施す彫刻ロールの方としては、剥離処理面に微細かつ
不連続な凹部を付与できるものであれば種々のものが使
用できるが、絹目模様や格子模様が有効であり、特に繊
維の流れに逆らった斜め絹目やひし形等のダイヤ模様が
特に好適に使用できる。
好ましく、エンボス加工の型付け易さの面から特に４〜
６％が好適である。そして、前記剥離紙にエンボス加工
を施す彫刻ロールの方としては、剥離処理面に微細かつ
不連続な凹部を付与できるものであれば種々のものが使
用できるが、絹目模様や格子模様が有効であり、特に繊
維の流れに逆らった斜め絹目やひし形等のダイヤ模様が
特に好適に使用できる。
【００１４】また、弾性ロールとしては、表面が平滑で
エンボス型の入っていないロールであれば何でも使用で
きるが、耐久性等を考慮すると硬度８５゜〜９５゜の硬
質ゴムロールが特に好適に使用できる。
エンボス型の入っていないロールであれば何でも使用で
きるが、耐久性等を考慮すると硬度８５゜〜９５゜の硬
質ゴムロールが特に好適に使用できる。
【００１５】エンボス加工を行う際の圧力、温度、速
度、張力等の条件は、基紙の厚さや目的とするエンボス
の深度に応じて自由に設定するものであるが、中でも温
度条件はエンボスによる凹部の深度に与える影響は大き
い。例えば８０〜１１０ｇ／ｍ2の上質紙を基紙とする
場合は６０〜８０℃が好ましい。
度、張力等の条件は、基紙の厚さや目的とするエンボス
の深度に応じて自由に設定するものであるが、中でも温
度条件はエンボスによる凹部の深度に与える影響は大き
い。例えば８０〜１１０ｇ／ｍ2の上質紙を基紙とする
場合は６０〜８０℃が好ましい。
【００１６】
【実施例】本発明を以下の実施例によりさらに詳細に説
明する。但し本発明の内容は実施例に限られるものでは
ない。
明する。但し本発明の内容は実施例に限られるものでは
ない。
【００１７】（実施例１）まず米坪１１０ｇ／ｍ2の上
質紙の両面にポリエチレンを２０μｍ厚さにラミネート
した。さらに片方のラミネート面にシリコーン樹脂を塗
布して剥離処理を行い、片面剥離紙を得た。
質紙の両面にポリエチレンを２０μｍ厚さにラミネート
した。さらに片方のラミネート面にシリコーン樹脂を塗
布して剥離処理を行い、片面剥離紙を得た。
【００１８】上記によって得た片面剥離紙（水分量４〜
８％）に６０〜８０℃の条件で剥離処理面に６５メッシ
ュ、深度６５μｍの金属彫刻ロールを用い、１３００ｍ
ｍ幅、総圧１３０ｔの条件でエンボス加工を行った。こ
の方法で製造したエンボス剥離紙のエンボス深度は２５
μｍであり、また図２に示すように、剥離面のみエンボ
ス加工され、背面は全く平滑であった。
８％）に６０〜８０℃の条件で剥離処理面に６５メッシ
ュ、深度６５μｍの金属彫刻ロールを用い、１３００ｍ
ｍ幅、総圧１３０ｔの条件でエンボス加工を行った。こ
の方法で製造したエンボス剥離紙のエンボス深度は２５
μｍであり、また図２に示すように、剥離面のみエンボ
ス加工され、背面は全く平滑であった。
【００１９】（実施例２）エンボス加工時に４８メッシ
ュ、深度６５μｍの金属彫刻ロールを使用した外は実施
例１とまったく同様にしてエンボス剥離紙を得た。この
方法で製造したエンボス剥離紙のエンボス深度は６０μ
ｍであり、また、実施例１と同様に背面は全く平滑であ
った。
ュ、深度６５μｍの金属彫刻ロールを使用した外は実施
例１とまったく同様にしてエンボス剥離紙を得た。この
方法で製造したエンボス剥離紙のエンボス深度は６０μ
ｍであり、また、実施例１と同様に背面は全く平滑であ
った。
【００２０】実施例１、２より明らかなように、本発明
によって得られた剥離紙は剥離面がエンボス加工され、
背面が平滑のままであるため、背面に改めて樹脂塗工等
によって平滑化処理をする必要がなく、工程が節約でき
る。また、金属ロールのメッシュ等、エンボス条件を変
えることによって、エンボス深度を調節し、その用途に
応じたエンボス剥離紙を得ることができる。
によって得られた剥離紙は剥離面がエンボス加工され、
背面が平滑のままであるため、背面に改めて樹脂塗工等
によって平滑化処理をする必要がなく、工程が節約でき
る。また、金属ロールのメッシュ等、エンボス条件を変
えることによって、エンボス深度を調節し、その用途に
応じたエンボス剥離紙を得ることができる。
【００２１】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明によっ
て、粘着シート用の剥離紙に関する。特に、粘着シート
を剥離紙から剥がし、他の物品等に貼り付けたとき、粘
着シートと該物品の間に空気が入って表面がふくれるこ
とを防止することができ、さらに背面が平滑であること
によって加工適性に優れた粘着シート用エンボス剥離紙
を得ることができる。
て、粘着シート用の剥離紙に関する。特に、粘着シート
を剥離紙から剥がし、他の物品等に貼り付けたとき、粘
着シートと該物品の間に空気が入って表面がふくれるこ
とを防止することができ、さらに背面が平滑であること
によって加工適性に優れた粘着シート用エンボス剥離紙
を得ることができる。
【図１】従来例を示す断面図である。
【図２】本発明剥離紙の実施例を示す断面図である。
【図３】本発明の製造方法をしめす説明図である。 （3a）彫刻ロールＲの表面拡大図である。 （3b）上下ロールの圧接部分の断面拡大図である。 （3c）弾性ロールＲ´の表面拡大図である。
１ 紙層 ２ 樹脂層 ３ 剥離剤層 Ｒ 金属製彫刻ロール Ｒ´ 弾性ロール Ｐ 剥離紙
Claims (2)
- 【請求項１】 紙基材の少なくとも片面に剥離処理を施
したのちエンボス加工してなるエンボス剥離紙におい
て、剥離処理面が微細かつ不連続な凹部を多数有し、そ
の反対面が平滑であることを特徴とする粘着シート用エ
ンボス剥離紙。 - 【請求項２】 紙基材の少なくとも片面に剥離処理を施
し、剥離面側に金属製のエンボス型付けロールを、背面
側に表面が平滑な弾性ロールを使用してエンボス加工し
たことを特徴とする粘着シート用エンボス剥離紙の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7300232A JPH09141812A (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | エンボス剥離紙及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7300232A JPH09141812A (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | エンボス剥離紙及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09141812A true JPH09141812A (ja) | 1997-06-03 |
Family
ID=17882314
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7300232A Pending JPH09141812A (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | エンボス剥離紙及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09141812A (ja) |
Cited By (12)
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-
1995
- 1995-11-17 JP JP7300232A patent/JPH09141812A/ja active Pending
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