JP4629174B2 - 絹の布地調シート作成方法および装置 - Google Patents

絹の布地調シート作成方法および装置 Download PDF

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【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、見た目が絹に近い表面状態を有するシートを、コンピュータを用いて擬似的に作成するための方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日では、靴、かばん、財布等の多くの製品において、表面に本革または布の代わりに合成皮革が用いられている。この合成皮革の表面はウレタン樹脂で覆われており、このウレタン樹脂が革地調または布地調であることにより、合成皮革である製品の意匠性を高めている。特に、絹の布地を表現したウレタン樹脂は、高級感があり、需要も高い。
このような絹調のウレタン樹脂は、絹調を有するシートを表面が平らなウレタン樹脂に転写して、絹調を表現するための細かい凹凸を与えることにより作成される。
この絹調ウレタン樹脂を作成する基になる絹調シートは、実際の絹の布地をシリコン樹脂で型取りした後、その型を基に金属に形状を転写し、さらにエンボスシリンダに反復転写することにより作成されている。布地調シートの作成手法は、特公昭62−41794号公報にも剥離シートの作成手法として記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のような布地調シートの作成手法では、以下のような種々の問題がある。まず、布地の型を取る必要があるため、実際の布地を用意しなければならない。すなわち、実際にない布地を自由にデザインして作成することができない。また、実際の布地を用意できたとしても、それから布地柄を複写することになるため、原布地の作成者の知的財産権を侵害する可能性がある。また、布地に皺やよれがあると、それまでいっしょに複製されてしまう。また、転写を繰り返すため、最終的に出来上がる布地調の起伏が低減する。
【0004】
上記のような点に鑑み、本発明はコンピュータを用いて擬似的に、充分な深さを持ち、かつ、皺やよれのない絹調シートを自由なデザインで作成可能な絹調シートの作成方法および装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1、3に記載の発明では、基準領域のサイズ、角錐の個数、角錐の高さに関するパラメータを入力し、入力された角錐の個数にしたがって角錐の頂点となる母点を、ランダムに選択するか、または所定間隔で配置位置を仮決定した後、乱数により定まる分だけ移動して、前記基準領域上に配置し、2つの母点間から等距離となる直線を各母点間に引いていくことにより、基準領域を多数の多角形に分割し、各多角形の頂点と内部の母点を線分で結ぶことにより前記母点を頂点の一つとする多数の三角形を発生し、前記基準領域上の各座標点が、前記発生した三角形の内どの三角形に含まれるかを特定し、特定された三角形の母点と母点と対向する辺の高低差に基づいて当該座標点の高さを求め、前記基準領域内の全座標点に対して高さを求めた結果得られる多角錐形状を複数の閾値で二値化することにより複数の二値データを得て、得られた複数の二値データに基づいて複数回刷版を行い、作成されたエンボスシリンダを用いて、エンボス加工を施したことを特徴とする。請求項1、3に記載の発明では、実際の絹が乱反射が多い点に着目し、同様に乱反射が多くなるように多角錐形状を発生して擬似的に絹の状態を表現するようにしており、発生した多角錐形状を、複数の閾値で二値化して、得られる複数の二値データにより多段刷版を行うようにしたので、擬似的に、皺やよれのない絹調を作成することができ、エッチング加工したエンボスシリンダにより絹の布地調シートの作成が可能になる。
【0006】
請求項2、4に記載の発明では、基準領域のサイズ、角錐の個数、角錐の高さに関するパラメータを入力し、入力された角錐の個数にしたがって角錐の頂点となる母点を、ランダムに選択するか、または所定間隔で配置位置を仮決定した後、乱数により定まる分だけ移動して、前記基準領域上に配置し、2つの母点間から等距離となる直線を各母点間に引いていくことにより、基準領域を多数の多角形に分割し、各多角形の頂点と内部の母点を線分で結ぶことにより前記母点を頂点の一つとする多数の三角形を発生し、前記基準領域上の各座標点が、前記発生した三角形の内どの三角形に含まれるかを特定し、特定された三角形の母点と母点と対向する辺の高低差に基づいて当該座標点の高さを求め、前記基準領域内の全座標点に対して高さを求めた結果得られる多角錐形状を前記高さ方向の値で所定の段階に多値化することにより多値データを得て、得られた多値データに基づいてシリンダに対して彫刻を行い、作成されたエンボスシリンダを用いて、エンボス加工を施したことを特徴とする。請求項2、4に記載の発明では、実際の絹が乱反射が多い点に着目し、同様に乱反射が多くなるように多角錐形状を発生して擬似的に絹の状態を表現するようにしており、発生した多角錐形状を、高さ方向の値で所定の段階に多値化して、得られる複数の多値データによりシリンダに対して彫刻を行うようにしたので、擬似的に、皺やよれのない布地調を作成することができ、彫刻加工したエンボスシリンダにより絹の布地調シートの作成が可能になる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
まず、本発明により作成される絹調シートについて説明する。本発明では、見た目が絹に近い絹調シートを作成する。絹の特徴としては、その表面において光の乱反射が多いことが挙げられる。そのため、ここで、作成する絹調シートは、光の乱反射が多いシートとなる。
【0008】
(第1の実施形態)
次に、本発明による絹調シートの作成方法の第1の実施形態について、図1のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップS1において、多角錐形状の作成を行う。高さの基準となる平面(以下、基準平面という。)に対して所定の高さを持つ多角錐を多数発生させることにより、多数の斜面ができるため、乱反射を起こし易い形状となる。次に、ステップS2において、作成された多角錐形状の基準平面と平行な平面を閾値として多角錐の盛り上がりを二値化したデータを作成する。この二値データは複数の閾値を用いることにより複数作成される。続いて、ステップS3において、作成された複数の二値データを用いて多段刷版、すなわち、複数回刷版を行い複数の段を有するエンボスシリンダを作成する。さらに、ステップS4において、シートに対してエンボス加工を行うことにより絹調シートを得る。
【0009】
ここで、ステップS1の多角錐形状の作成について、図2のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップS11において、パラメータの入力を行う。パラメータとしては、基準領域サイズwidth×height、角錐個数np、角錐高さhpを入力する。基準領域サイズwidth×heightとは、絹調作成のための基本単位であり、基準平面上において多角錐を発生させる領域のサイズである。また、基準領域は、設定されたサイズと同数、すなわちwidth×height個の座標点を有することになる。角錐個数npは、基準平面サイズに対して発生させる角錐の個数を示すものである。角錐高さhpは、発生させる角錐の頂点の基準平面からの高さを示すものであり、後に、エンボス加工を行うときの最大の深さとなるものである。ここでは、発生させる全角錐の高さは同一とする。
【0010】
続いて、設定されたパラメータに基づいて、基準領域上に母点を配置していく(ステップS12)。母点とは、後に角錐の頂点となる点のことである。そのため、ステップS11で設定した角錐個数と同数のnp個の母点が配置されることになる。母点は、基準領域上に所定のルールにしたがって配置される。ある点を所定の領域に配置する手法については、周知の多数の手法を適宜利用することができる。例えば、基準領域上の座標点の中からランダムにnp個選択して配置することもできるし、所定間隔で配置位置を仮決定した後、乱数により定まる値分だけ仮決定位置から移動した位置を配置位置として決定することもできる。ある程度等間隔を保って角錐を発生するには、後者が好ましい。
【0011】
続いて、2つの母点間から等距離となる直線を、各母点間に引いていくことにより、基準領域を多数の多角形に分割する(ステップS13)。この分割手法は、一般にボロノイ分割と呼ばれ、周知の手法であるので詳細な説明は省略する。
【0012】
次に、基準領域を分割することにより生成された全ての多角形を三角形に分割する(ステップS14)。この分割は、多角形の頂点とその多角形の内部の母点を線分で結ぶことにより行われる。例えば、多角形が六角形である場合は、6個の三角形に分割されることになる。作成された三角形は、各線分のベクターデータとして保持されることになる。
【0013】
続いて、基準領域上の各座標点が、基準領域上に作成された三角形の内、どの三角形に含まれるかを特定する(ステップS15)。三角形の特定は、以下のようにして行われる。まず、頂点a、b、cにより構成されるある三角形abcに着目する。このとき、図3(a)に示すように注目座標点wが三角形abcの内部にある場合は、ベクトルの外積(ベクトルab)×(ベクトルaw)、(ベクトルbc)×(ベクトルbw)、(ベクトルca)×(ベクトルcw)の符号が全て一致する。この条件を満たす三角形は、ある注目座標点に対して1つだけであるので、注目座標点が属する三角形が特定されることになる。
【0014】
続いて、注目座標点の高さを、その注目座標点が属する三角形を用いて算出する(ステップS16)。基準領域上の三角形は、上述のように分割により生成された多角形の各頂点と母点を結ぶことによりできたものであるので、その内の1つの頂点は、角錐の頂点となり、基準平面に対して高さhpを有する。また、角錐の頂点となる頂点以外の2頂点の高さは基準平面上にあるものとする。すなわち、各三角形は母点を頂点とした角錐の斜面となる。例えば、図3(a)に示す三角形abcにおいて、頂点aが母点、すなわち角錐の頂点であるとすると、頂点aの高さはhpとなり、線分bcは基準平面上にあって高さは0となり、頂点aと辺bcの間は線形に高さが変化する。
【0015】
このような三角形abcにおいて、頂点aと注目画素を結ぶ直線が辺bcと交わる点をpとする。このときの各点の関係を図3(b)に示す。点pは辺bc上にあるため、高さは0であり、頂点aは高さhpであるため、頂点wの高さh(w)は線分ap、wpの長さの比を用いて算出することができる。
【0016】
ステップS15、ステップS16の処理を、基準領域上の全座標点(x,y)、すなわち、1≦x≦width、1≦y≦heightを満たす全ての座標点(x,y)に対して行い、各座標点(x,y)における高さh(x,y)を算出する。以上の処理により基準領域上に多角錐形状が生成されることになる。
【0017】
続いて、図1のフローチャートに戻って、ステップS2について説明する。ステップS2では、ステップS1において生成された多角錐形状を元に複数の二値データを作成する。まず、二値データ作成の前処理として、多角錐形状を、前記基準領域を単位として繋ぎ合わせ処理を行うことにより、作成するエンボスシリンダの大きさまで拡大する。このとき、基準領域同士の繋ぎ目が目立たなくなるように、繋ぎ目付近において値が滑らかに変化するエンドレス化処理を行うことが好ましい。このように所定の大きさの画像を繰り返し並べて繋ぎ合わせることにより拡大する繋ぎ合わせ処理、また、その繋ぎ目が目立たなくなるようにするエンドレス化処理については周知の技術であるので、ここでは詳細な説明は省略する。続いて、エンボスシリンダと同サイズとなった多角錐形状に対して、その高さ方向を閾値として同サイズの二値データを作成する。例えば、高さ方向をz軸としたとき、zの値を所定の間隔で取り、それぞれの閾値に対する二値データを作成する。4つの閾値で二値化した場合の二値データの一例を図7に示す。図7において、左上の図が閾値が最小のものであり、右上、左下、右下の順に閾値を大きくしていったものを示している。また、白い領域は閾値より大、黒い領域は閾値より小であることを示している。
【0018】
ステップS3では、作成された二値データを用いてエッチング等の手法で刷版を行いエンボスシリンダを作成する。ここでは、ステップS2により得られた二値データ分だけ、エッチングを行うため、複数の段を有するエンボスシリンダが作成されることになる。
【0019】
ステップS4では、得られたエンボスシリンダによりシートに対してエンボス加工を行う。これにより絹調のエンボスシートができあがる。
【0020】
ここで、第1の実施形態における絹調シート作成装置の装置構成について説明する。図4に絹調シート作成装置の機能ブロック図を示す。本装置は、パラメータ入力手段1、多角錐形状生成手段2、二値化手段3、多段刷版手段4により構成され、多角錐形状生成手段2は、母点配置部5、三角形発生部6、三角形特定部7、高さ算出部8を有する。
【0021】
パラメータ入力手段1は、図2のステップS11で説明したようなパラメータを入力するためのものであり、現実にはキーボードやマウス等の入力機器により実現される。多角錐形状生成手段2は、図2のステップS12〜ステップS16の処理を行うものであり、詳細には、多角錐形状生成手段2内の母点配置部5はステップS12、三角形発生部6はステップS13およびステップS14、三角形特定部7はステップS15、高さ算出部8はステップS16の処理を行う機能を有する。多角錐形状生成手段2は、コンピュータにより実現され、母点配置部5、三角形発生部6、三角形特定部7、高さ算出部8は、それぞれコンピュータに専用のプログラムを搭載することにより実現される。二値化手段3は、図1のステップS2の処理を行うものであり、コンピュータに専用のプログラムを搭載することにより実現される。多段刷版手段4は、図1のステップS3の処理を実行するものであり、複数回エッチングを行うことにより多段刷版が可能な刷版装置を適用することができる。
【0022】
(第2の実施形態)
次に、本発明の布地調シートの作成方法の第2の実施形態について、図5のフローチャートを用いて説明する。図1のフローチャートと図5のフローチャートを比較するとわかるように、第2の実施形態は、第1の実施形態とステップS1、ステップS4は同一であり、ステップS2、ステップS3の代わりにステップS5、ステップS6の処理が行われている。そのため、ここでは、ステップS5とステップS6の処理についてのみ説明する。
【0023】
ステップS1により多角錐形状が生成されたら、ステップS5において、ステップS2と同様にzの値を複数定める。しかし、ここではzを閾値として用いるのではなく、複数のzの値を用いて絹領域を画像サイズとする多値データを作成する。例えば、n個のzの値を用いて多値データを作成すると、0からnまでの値を有する多値データが得られる。
【0024】
続いて、ステップS6において、作成された多値データに基づいて、彫刻装置によりシリンダに対して彫刻を行い、複数の段を有するエンボスシリンダを作成する。
【0025】
ステップS4では、第1の実施形態と同様、得られたエンボスシリンダによりシートに対してエンボス加工を行う。
【0026】
次に、第2の実施形態における布地調シート作成装置の装置構成について説明する。図6に第2の実施形態の絹調シート作成装置の機能ブロック図を示す。本装置は、パラメータ入力手段1、多角錐形状生成手段2、多値化手段9、彫刻手段10により構成されている。この内、図4と同一の番号が付されたものは、第1の実施形態と同一の機能を有するものであるので説明は省略する。
【0027】
多値化手段9は、図5のステップS5の処理を行うものであり、コンピュータに専用のプログラムを搭載することにより実現される。彫刻手段10は、図5のステップS6の処理を実行するものであり、市販の彫刻装置を適用することができる。
【0028】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によれば、実際の絹が乱反射が多い点に着目し、同様に乱反射が多くなるように多角錐形状を発生して擬似的に絹の状態を表現するようにしており、発生した多角錐形状を、複数の閾値で二値化して、得られる複数の二値データにより多段刷版を行うようにしたので、擬似的に、皺やよれのない絹調を作成することができ、エッチング加工したエンボスシリンダにより絹調シートの作成が可能になる。
また、発生した多角錐形状を、高さ方向の値で所定の段階に多値化して、得られる複数の多値データによりシリンダに対して彫刻を行うようにした場合も、擬似的に、皺やよれのない布地調を作成することができ、彫刻加工したエンボスシリンダにより布地調シートの作成が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の絹調シートの作成方法の第1の実施形態のフローチャートである。
【図2】図1のステップS1の詳細を示すフローチャートである。
【図3】図2のステップS14で発生された三角形を用いて、座標点における高さを求めるための説明図である。
【図4】本発明の絹調シートの作成装置の第1の実施形態の機能ブロック図である。
【図5】本発明の絹調シートの作成方法の第2の実施形態のフローチャートである。
【図6】本発明の絹調シートの作成装置の第2の実施形態の機能ブロック図である。
【図7】4つの閾値を用いて多角錐形状を二値化した状態を示す図である。
【符号の説明】
1・・・パラメータ入力手段
2・・・多角錐形状生成手段
3・・・二値化手段
4・・・多段刷版手段
5・・・母点配置部
6・・・三角形発生部
7・・・三角形特定部
8・・・高さ算出部
9・・・多値化手段
10・・・彫刻手段

Claims (4)

  1. 基準領域のサイズ、角錐の個数、角錐の高さに関するパラメータを入力する段階と、入力された角錐の個数にしたがって角錐の頂点となる母点を、ランダムに選択するか、または所定間隔で配置位置を仮決定した後、乱数により定まる分だけ移動して、前記基準領域上に配置する段階と、2つの母点間から等距離となる直線を各母点間に引いていくことにより、基準領域を多数の多角形に分割し、各多角形の頂点と内部の母点を線分で結ぶことにより前記母点を頂点の一つとする多数の三角形を発生する段階と、前記基準領域上の各座標点が、前記発生した三角形の内どの三角形に含まれるかを特定する段階と、
    特定された三角形の母点と母点と対向する辺の高低差に基づいて当該座標点の高さを求める段階と、前記基準領域内の全座標点に対して高さを求めた結果得られる多角錐形状を複数の閾値で二値化することにより複数の二値データを得る段階と、得られた複数の二値データに基づいて複数回刷版を行う段階を経て作成されたエンボスシリンダを用いて、エンボス加工を施したことを特徴とする絹の布地調シート作成方法。
  2. 基準領域のサイズ、角錐の個数、角錐の高さに関するパラメータを入力する段階と、入力された角錐の個数にしたがって角錐の頂点となる母点を、ランダムに選択するか、または所定間隔で配置位置を仮決定した後、乱数により定まる分だけ移動して、前記基準領域上に配置する段階と、2つの母点間から等距離となる直線を各母点間に引いていくことにより、基準領域を多数の多角形に分割し、各多角形の頂点と内部の母点を線分で結ぶことにより前記母点を頂点の一つとする多数の三角形を発生する段階と、前記基準領域上の各座標点が、前記発生した三角形の内どの三角形に含まれるかを特定する段階と、
    特定された三角形の母点と母点と対向する辺の高低差に基づいて当該座標点の高さを求める段階と、前記基準領域内の全座標点に対して高さを求めた結果得られる多角錐形状を前記高さ方向の値で所定の段階に多値化することにより多値データを得る段階と、得られた多値データに基づいてシリンダに対して彫刻を行う段階を経て作成されたエンボスシリンダを用いて、エンボス加工を施したことを特徴とする絹の布地調シート作成方法。
  3. 基準領域のサイズ、角錐の個数、角錐の高さに関するパラメータを入力する入力手段と、入力された角錐の個数にしたがって角錐の頂点となる母点を、ランダムに選択するか、または所定間隔で配置位置を仮決定した後、乱数により定まる分だけ移動して、前記基準領域上に配置する機能と、2つの母点間から等距離となる直線を各母点間に引いていくことにより、基準領域を多数の多角形に分割し、各多角形の頂点と内部の母点を線分で結ぶことにより前記母点を頂点の一つとする多数の三角形を発生する機能と、前記基準領域上の各座標点が、前記発生した三角形の内どの三角形に含まれるかを特定する機能と、特定された三角形の母点と母点と対向する辺の高低差に基づいて当該座標点の高さを求める機能を有し、前記基準領域内の全座標点に対して高さを有する多角錐形状を生成する多角錐形状生成手段と、前記多角錐形状を複数の閾値で二値化することにより複数の二値データを得る二値化手段と、得られた複数の二値データに基づいて複数回刷版を行う多段刷版手段を経て作成されたエンボスシリンダを用いて、エンボス加工を施したことを特徴とする絹の布地調シート作成装置。
  4. 基準領域のサイズ、角錐の個数、角錐の高さに関するパラメータを入力する入力手段と、入力された角錐の個数にしたがって角錐の頂点となる母点を、ランダムに選択するか、または所定間隔で配置位置を仮決定した後、乱数により定まる分だけ移動して、前記基準領域上に配置する機能と、2つの母点間から等距離となる直線を各母点間に引いていくことにより、基準領域を多数の多角形に分割し、各多角形の頂点と内部の母点を線分で結ぶことにより前記母点を頂点の一つとする多数の三角形を発生する機能と、前記基準領域上の各座標点が、前記発生した三角形の内どの三角形に含まれるかを特定する機能と、特定された三角形の母点と母点と対向する辺の高低差に基づいて当該座標点の高さを求める機能を有し、前記基準領域内の全座標点に対して高さを有する多角錐形状を生成する多角錐形状生成手段と、前記多角錐形状を前記高さ方向の値で所定の段階に多値化することにより多値データを得る多値化手段と、得られた多値データに基づいてシリンダに対して彫刻を行う彫刻手段を経て作成されたエンボスシリンダを用いて、エンボス加工を施したことを特徴とする絹の布地調シート作成装置。
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