JPH0914161A - 吸入チェックバルブを持つスクロールコンプレッサ - Google Patents
吸入チェックバルブを持つスクロールコンプレッサInfo
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- JPH0914161A JPH0914161A JP15529496A JP15529496A JPH0914161A JP H0914161 A JPH0914161 A JP H0914161A JP 15529496 A JP15529496 A JP 15529496A JP 15529496 A JP15529496 A JP 15529496A JP H0914161 A JPH0914161 A JP H0914161A
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- check valve
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/02—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/12—Arrangements for admission or discharge of the working fluid, e.g. constructional features of the inlet or outlet
- F04C29/124—Arrangements for admission or discharge of the working fluid, e.g. constructional features of the inlet or outlet with inlet and outlet valves specially adapted for rotary or oscillating piston pumps
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C2270/00—Control; Monitoring or safety arrangements
- F04C2270/70—Safety, emergency conditions or requirements
- F04C2270/72—Safety, emergency conditions or requirements preventing reverse rotation
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T137/00—Fluid handling
- Y10T137/7722—Line condition change responsive valves
- Y10T137/7837—Direct response valves [i.e., check valve type]
- Y10T137/7898—Pivoted valves
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
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- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スクロールコンプレッサ停止動作時の冷媒逆
流及びスクロール逆旋回を防止する。 【解決手段】 吸入ポート開口104に隣接して吸入チ
ャンバ内に配置されたチェックバルブ116は、迅速な
応答性と高い動作特性とを持ち、通常のコンプレッサ作
動時には、冷媒が吸入チャンバへと流入するのを可能に
する様に開く。冷媒はスクロール機構により作用され吐
出ポート106を通って吐出される。吐出ポートと吸入
ポート100との間には、コンプレッサ停止動作時にス
クロールの逆旋回をひきおこす正の圧力差が生ずる。こ
の吸入チャンバでの正の圧力条件により、チェックバル
ブが閉位置へと回転して吸入ポートを覆い実質上シール
する。吸入ポートを通っての冷媒の逆流を防止すること
により、チェックバルブは圧力差を効果的に減少させ、
これによりスクロール逆旋回を防止する。
流及びスクロール逆旋回を防止する。 【解決手段】 吸入ポート開口104に隣接して吸入チ
ャンバ内に配置されたチェックバルブ116は、迅速な
応答性と高い動作特性とを持ち、通常のコンプレッサ作
動時には、冷媒が吸入チャンバへと流入するのを可能に
する様に開く。冷媒はスクロール機構により作用され吐
出ポート106を通って吐出される。吐出ポートと吸入
ポート100との間には、コンプレッサ停止動作時にス
クロールの逆旋回をひきおこす正の圧力差が生ずる。こ
の吸入チャンバでの正の圧力条件により、チェックバル
ブが閉位置へと回転して吸入ポートを覆い実質上シール
する。吸入ポートを通っての冷媒の逆流を防止すること
により、チェックバルブは圧力差を効果的に減少させ、
これによりスクロール逆旋回を防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、概括的には密閉ス
クロールコンプレッサに関し、特にスクロールコンプレ
ッサの作動を停止させる時に生ずる可能性のあるスクロ
ールコンプレッサ内冷媒の逆流を防止するためのチェッ
クバルブに関する。
クロールコンプレッサに関し、特にスクロールコンプレ
ッサの作動を停止させる時に生ずる可能性のあるスクロ
ールコンプレッサ内冷媒の逆流を防止するためのチェッ
クバルブに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】コンプ
レッサの作動を停止させ旋回スクロール部材を固定スク
ロール部材の周りで旋回させる駆動を停止させる際に
は、逆の圧力差が発生し、旋回スクロール部材を逆向き
に動かす様に冷媒が逆流する。これは、望ましくないノ
イズを発生する。
レッサの作動を停止させ旋回スクロール部材を固定スク
ロール部材の周りで旋回させる駆動を停止させる際に
は、逆の圧力差が発生し、旋回スクロール部材を逆向き
に動かす様に冷媒が逆流する。これは、望ましくないノ
イズを発生する。
【0003】米国特許第5,088,905号(ビーグ
ル[Beagle])に開示されているスクロールコン
プレッサのチェックバルブは、コンプレッサ停止動作時
の逆向きのスクロール動作を防止するために、スクロー
ル吐出ポートに直に隣接して位置するバルブ部材と支持
部材とを含んでいる。この設計での問題点は、スクロー
ル機構の外部に位置するチェックバルブでは、コンプレ
ッサ外部に望ましくないノイズが発生することである。
更に、吐出チャンバ内に位置するバルブでは、吐出チャ
ンバ内の吐出ガスの容積が大きいので応答時間が悪影響
を受ける。
ル[Beagle])に開示されているスクロールコン
プレッサのチェックバルブは、コンプレッサ停止動作時
の逆向きのスクロール動作を防止するために、スクロー
ル吐出ポートに直に隣接して位置するバルブ部材と支持
部材とを含んでいる。この設計での問題点は、スクロー
ル機構の外部に位置するチェックバルブでは、コンプレ
ッサ外部に望ましくないノイズが発生することである。
更に、吐出チャンバ内に位置するバルブでは、吐出チャ
ンバ内の吐出ガスの容積が大きいので応答時間が悪影響
を受ける。
【0004】米国特許第4,560,330号(ムリヤ
マ[Muriyama]ら)に開示されているスクロー
ルコンプレッサは、冷媒の吸入経路内に位置するスプリ
ングバイアス流体チェックバルブを持っており、これは
コンプレッサ作動時には開位置へと移動し、冷媒が入口
パイプを通ってスクロール部材により画定される吸入チ
ャンバ内へと流通できる様になる。コンプレッサの停止
動作時には、流体チェックバルブは閉位置へと移動し
て、吸入チャンバから入口パイプ内へと冷媒が逆流する
のが防止され、これによりスクロール部材の逆旋回が防
止される。このムリヤマらの設計での問題点は、コンプ
レッサの始動時及び作動時に、チェックバルプをスプリ
ングバイアスに抗して開き且つその開いた状態を保持す
る様に作用させるためにエネルギーが消費されることで
ある。加えて、この設計はピストンバルブの埃詰まりに
敏感である。
マ[Muriyama]ら)に開示されているスクロー
ルコンプレッサは、冷媒の吸入経路内に位置するスプリ
ングバイアス流体チェックバルブを持っており、これは
コンプレッサ作動時には開位置へと移動し、冷媒が入口
パイプを通ってスクロール部材により画定される吸入チ
ャンバ内へと流通できる様になる。コンプレッサの停止
動作時には、流体チェックバルブは閉位置へと移動し
て、吸入チャンバから入口パイプ内へと冷媒が逆流する
のが防止され、これによりスクロール部材の逆旋回が防
止される。このムリヤマらの設計での問題点は、コンプ
レッサの始動時及び作動時に、チェックバルプをスプリ
ングバイアスに抗して開き且つその開いた状態を保持す
る様に作用させるためにエネルギーが消費されることで
ある。加えて、この設計はピストンバルブの埃詰まりに
敏感である。
【0005】これら従来のチェックバルブアセンブリの
問題点としては、複雑なスプリングバイアスで多数部品
のアセンブリに関連する高いコスト、吐出チャンバ内で
バルブが所定位置へとスナップされる際に発生するノイ
ズ、遅い反応時間、及び低い効率、がある。
問題点としては、複雑なスプリングバイアスで多数部品
のアセンブリに関連する高いコスト、吐出チャンバ内で
バルブが所定位置へとスナップされる際に発生するノイ
ズ、遅い反応時間、及び低い効率、がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のスクロールコン
プレッサ吸入チェックバルブは、概括的に言うと、スク
ロールコンプレッサのスクロール機構内において吸入ポ
ートに隣接して位置する軽量のプラスチック製または金
属製のフラップバルブからなっている。通常のスクロー
ルコンプレッサ作動時には、吐出圧力下の冷媒は吐出ポ
ートを通って吐出され、吸入圧力下の冷媒は吸入ポート
を通ってスクロール機構内へと導入される。到来する冷
媒はフラップバルブに作用して、それを開位置へと移動
させる。
プレッサ吸入チェックバルブは、概括的に言うと、スク
ロールコンプレッサのスクロール機構内において吸入ポ
ートに隣接して位置する軽量のプラスチック製または金
属製のフラップバルブからなっている。通常のスクロー
ルコンプレッサ作動時には、吐出圧力下の冷媒は吐出ポ
ートを通って吐出され、吸入圧力下の冷媒は吸入ポート
を通ってスクロール機構内へと導入される。到来する冷
媒はフラップバルブに作用して、それを開位置へと移動
させる。
【0007】コンプレッサが停止する際には、吐出ポー
トと吸入ポートとの間の圧力差がスクロール機構を逆向
きに旋回させ、冷媒は吐出ポート及び圧縮チャンバから
吸入ポートへと移動しようとする。仮に何も防止策を講
じなければ、スクロール機構は逆向きに旋回して望まし
くない回転ノイズを発生する。本発明は、これを最も効
果的且つ効率的に防止することを目的としている。
トと吸入ポートとの間の圧力差がスクロール機構を逆向
きに旋回させ、冷媒は吐出ポート及び圧縮チャンバから
吸入ポートへと移動しようとする。仮に何も防止策を講
じなければ、スクロール機構は逆向きに旋回して望まし
くない回転ノイズを発生する。本発明は、これを最も効
果的且つ効率的に防止することを目的としている。
【0008】冷媒が吐出ポートから吸入チャンバへと移
動し、そして吸入ポートを通過する時に、該冷媒はフラ
ップバルブに作用して閉位置へと移動させ、これにより
吸入ポートを通る冷媒の逆流を阻止してスクロール機構
の逆向きの旋回を防止する。吐出圧力下の冷媒及びスク
ロール圧縮チャンバ内に含まれている冷媒は旋回スクロ
ール部材を固定スクロール部材から径方向に引き離す様
にスクロール機構に作用する。互いにシールされていな
いスクロール部材では、冷媒はスクロール部材の螺旋を
通ってリークでき、スクロール機構内の圧力が平行に到
達する。
動し、そして吸入ポートを通過する時に、該冷媒はフラ
ップバルブに作用して閉位置へと移動させ、これにより
吸入ポートを通る冷媒の逆流を阻止してスクロール機構
の逆向きの旋回を防止する。吐出圧力下の冷媒及びスク
ロール圧縮チャンバ内に含まれている冷媒は旋回スクロ
ール部材を固定スクロール部材から径方向に引き離す様
にスクロール機構に作用する。互いにシールされていな
いスクロール部材では、冷媒はスクロール部材の螺旋を
通ってリークでき、スクロール機構内の圧力が平行に到
達する。
【0009】吐出チャンバの容積と比較して容積の小さ
い吸入チャンバ内にフラップバルブを配置することによ
り、変化する冷媒流れに対するフラップバルブの感度を
最大にする。これにより、コンプレッサ停止動作時のフ
ラップバルブの応答を高めることができる。加えて、フ
ラップバルブの形状及び構造はバルブの応答性を高め
る。フラップバルブは、大きなほぼ矩形の湾曲した表面
領域を持ち、ここに冷媒流を当てる。バルブは細い断面
形状を持ち、大きな表面積の割には軽量である。この様
な形状により、バルブは冷媒流の向きの変化に迅速に応
答する。
い吸入チャンバ内にフラップバルブを配置することによ
り、変化する冷媒流れに対するフラップバルブの感度を
最大にする。これにより、コンプレッサ停止動作時のフ
ラップバルブの応答を高めることができる。加えて、フ
ラップバルブの形状及び構造はバルブの応答性を高め
る。フラップバルブは、大きなほぼ矩形の湾曲した表面
領域を持ち、ここに冷媒流を当てる。バルブは細い断面
形状を持ち、大きな表面積の割には軽量である。この様
な形状により、バルブは冷媒流の向きの変化に迅速に応
答する。
【0010】1つの態様においては、フラップバルブは
ピボットピンにより固定スクロール部材に回動可能に取
付けられており、ピボットピンは固定スクロール部材に
設けられた受入れ孔内に圧入されている。スクロール機
構アセンブリでは、旋回スクロール部材の螺旋状ラップ
は固定スクロール部材の螺旋状ラップと噛み合ってい
る。本発明のフラップバルブは、冷媒吸入入口ポートに
直に隣接して固定スクロール部材に装着されている。フ
ラップバルブは噛み合っている2つのスクロール部材に
より画定される吸入チャンバ内に配置されている。
ピボットピンにより固定スクロール部材に回動可能に取
付けられており、ピボットピンは固定スクロール部材に
設けられた受入れ孔内に圧入されている。スクロール機
構アセンブリでは、旋回スクロール部材の螺旋状ラップ
は固定スクロール部材の螺旋状ラップと噛み合ってい
る。本発明のフラップバルブは、冷媒吸入入口ポートに
直に隣接して固定スクロール部材に装着されている。フ
ラップバルブは噛み合っている2つのスクロール部材に
より画定される吸入チャンバ内に配置されている。
【0011】本発明の1つの利点は、スクロールキャビ
ティ内に形成されている吸入チャンバ内にフラップバル
ブを配置することにより、フラップバルブ動作の間に発
生するノイズが低減されることである。
ティ内に形成されている吸入チャンバ内にフラップバル
ブを配置することにより、フラップバルブ動作の間に発
生するノイズが低減されることである。
【0012】本発明の他の利点は、スクロール吸入チャ
ンバの容積が比較的小さいことに基づき、高速のフラッ
プバルブ応答が実現されることである。
ンバの容積が比較的小さいことに基づき、高速のフラッ
プバルブ応答が実現されることである。
【0013】本発明の更に別の利点は、バルブフラッ
プ、ピボットピン、及び単純な固定スクロールの機械加
工変形しか要せず、構造が簡単なことにある。
プ、ピボットピン、及び単純な固定スクロールの機械加
工変形しか要せず、構造が簡単なことにある。
【0014】1つの態様において、本発明により提供さ
れるスクロールコンプレッサは、旋回スクロール部材と
固定スクロール部材とを有し、これらはそれぞれ端面プ
レートと該端面プレートから垂直に延びている螺旋状ラ
ップとを持っている。2つのスクロール部材は、ラップ
が互いに対向し且つ互いに噛み合い、それらの間にコン
プレッサ作動時に形成される圧縮チャンバを画定する様
に、組立てられている。スクロールコンプレッサは、固
定スクロール部材に対する旋回スクロール部材の旋回運
動を実行するための装置を含んでいる。旋回スクロール
部材の旋回運動の間に、スクロール部材は冷媒を吸入ポ
ートから圧縮チャンバ内へと導入し、該圧縮チャンバか
ら吐出ポートを経て吐出させる。旋回運動は、圧縮チャ
ンバの容積を、該チャンバがスクロール部材に沿って吐
出ポートへと到達するまで次第に減少させる。
れるスクロールコンプレッサは、旋回スクロール部材と
固定スクロール部材とを有し、これらはそれぞれ端面プ
レートと該端面プレートから垂直に延びている螺旋状ラ
ップとを持っている。2つのスクロール部材は、ラップ
が互いに対向し且つ互いに噛み合い、それらの間にコン
プレッサ作動時に形成される圧縮チャンバを画定する様
に、組立てられている。スクロールコンプレッサは、固
定スクロール部材に対する旋回スクロール部材の旋回運
動を実行するための装置を含んでいる。旋回スクロール
部材の旋回運動の間に、スクロール部材は冷媒を吸入ポ
ートから圧縮チャンバ内へと導入し、該圧縮チャンバか
ら吐出ポートを経て吐出させる。旋回運動は、圧縮チャ
ンバの容積を、該チャンバがスクロール部材に沿って吐
出ポートへと到達するまで次第に減少させる。
【0015】冷媒吸入ポートは固定スクロール部材に形
成されており、吸入チャンバはスクロール部材間に形成
されており、吸入チャンバは吸入ポートと連通してい
る。フラップバルブは、コンプレッサ停止動作時におい
て冷媒が吸入チャンバから吸入ポートを通って逆流する
のを防止する。これにより、フラップバルブは旋回スク
ロール部材の逆向きの旋回を防止する。フラップバルブ
は、固定スクロール部材に軸支されており、吸入チャン
バ内に位置している。フラップバルブは、コンプレッサ
の動作時に、冷媒が吸入ポートから吸入チャンバ内へと
流通するのを可能にする様に、開位置へと回転する。フ
ラップバルブは、コンプレッサの停止時に、冷媒が吸入
チャンバから吸入ポート内へと流通し始める時に吸入ポ
ートを実質上覆う様に、枢軸の周りを閉位置へと回動す
る。
成されており、吸入チャンバはスクロール部材間に形成
されており、吸入チャンバは吸入ポートと連通してい
る。フラップバルブは、コンプレッサ停止動作時におい
て冷媒が吸入チャンバから吸入ポートを通って逆流する
のを防止する。これにより、フラップバルブは旋回スク
ロール部材の逆向きの旋回を防止する。フラップバルブ
は、固定スクロール部材に軸支されており、吸入チャン
バ内に位置している。フラップバルブは、コンプレッサ
の動作時に、冷媒が吸入ポートから吸入チャンバ内へと
流通するのを可能にする様に、開位置へと回転する。フ
ラップバルブは、コンプレッサの停止時に、冷媒が吸入
チャンバから吸入ポート内へと流通し始める時に吸入ポ
ートを実質上覆う様に、枢軸の周りを閉位置へと回動す
る。
【0016】本発明によれば、旋回スクロール部材と固
定スクロール部材とを有し、これらはそれぞれ端面プレ
ートと螺旋状ラップとを持ち、該螺旋状ラップはそれら
の間に圧縮チャンバを画定する様に噛み合っており;吸
入ポート及び吐出ポートを有し、前記吸入ポートは前記
固定スクロール部材を貫通して延びており;前記2つの
スクロール部材の間に形成された吸入チャンバを有し、
該吸入チャンバは前記吸入ポートと連通しており、該吸
入ポートは前記吸入チャンバに隣接する開口を持ってい
る、スクロールコンプレッサであって:前記吸入チャン
バから前記吸入ポートを通って冷媒が逆流するのを防止
して前記旋回スクロール部材が逆旋回するのを防止する
ためのチェックバルブを備えており、該チェックバルブ
は前記固定スクロール部材に対し回動可能に取付けられ
て前記吸入チャンバ内に配置されており、前記チェック
バルブは回動中心の周りで回動して前記吸入ポートを実
質上覆ってシールし、かくしてコンプレッサの停止動作
時の冷媒の逆流を実質上防止する様にしてなる、ことを
特徴とするスクロールコンプレッサ、が提供される。
定スクロール部材とを有し、これらはそれぞれ端面プレ
ートと螺旋状ラップとを持ち、該螺旋状ラップはそれら
の間に圧縮チャンバを画定する様に噛み合っており;吸
入ポート及び吐出ポートを有し、前記吸入ポートは前記
固定スクロール部材を貫通して延びており;前記2つの
スクロール部材の間に形成された吸入チャンバを有し、
該吸入チャンバは前記吸入ポートと連通しており、該吸
入ポートは前記吸入チャンバに隣接する開口を持ってい
る、スクロールコンプレッサであって:前記吸入チャン
バから前記吸入ポートを通って冷媒が逆流するのを防止
して前記旋回スクロール部材が逆旋回するのを防止する
ためのチェックバルブを備えており、該チェックバルブ
は前記固定スクロール部材に対し回動可能に取付けられ
て前記吸入チャンバ内に配置されており、前記チェック
バルブは回動中心の周りで回動して前記吸入ポートを実
質上覆ってシールし、かくしてコンプレッサの停止動作
時の冷媒の逆流を実質上防止する様にしてなる、ことを
特徴とするスクロールコンプレッサ、が提供される。
【0017】本発明の一態様においては、前記チェック
バルブは開位置と閉位置との間で回動でき、該開位置と
閉位置との間で形成される角度は約35度乃至55度の
範囲である。
バルブは開位置と閉位置との間で回動でき、該開位置と
閉位置との間で形成される角度は約35度乃至55度の
範囲である。
【0018】本発明の一態様においては、前記チェック
バルブは前記旋回スクロール部材の軌道の方向に回転し
て開く。
バルブは前記旋回スクロール部材の軌道の方向に回転し
て開く。
【0019】本発明の一態様においては、前記吸入ポー
トは前記固定スクロール部材の側壁内に形成されてい
る。
トは前記固定スクロール部材の側壁内に形成されてい
る。
【0020】本発明の一態様においては、前記チェック
バルブはフラップ、位置制限ストッパ及びピボットピン
を含んでなり、前記フラップは前記開位置と閉位置との
間で前記ピボットピンの周りで回動し、前記閉位置にお
いて前記フラップが前記吸入ポートを実質上覆ってシー
ルし且つ前記開位置において前記チェックバルブが前記
吸入ポートから前記吸入チャンバへの冷媒の流通を可能
にする様に前記フラップの形状が定められており、前記
ピボットピンは前記固定スクロール部材により支持され
ている。
バルブはフラップ、位置制限ストッパ及びピボットピン
を含んでなり、前記フラップは前記開位置と閉位置との
間で前記ピボットピンの周りで回動し、前記閉位置にお
いて前記フラップが前記吸入ポートを実質上覆ってシー
ルし且つ前記開位置において前記チェックバルブが前記
吸入ポートから前記吸入チャンバへの冷媒の流通を可能
にする様に前記フラップの形状が定められており、前記
ピボットピンは前記固定スクロール部材により支持され
ている。
【0021】本発明の一態様においては、前記ピボット
ピンはシャフトとヘッドとを含んでなり、前記フラップ
は前記シャフトを受入れるための軸方向延在カラーを持
ち、該カラーは前記シャフトの直径より僅かに大きな直
径を持ち、これにより前記フラップが前記シャフトの周
りで自由に回動することができ、前記固定スクロール部
材は前記シャフトを受入れるための孔を持ち、前記ピボ
ットピンは前記孔内に圧入されて前記回動中心を形成し
ており、これにより前記固定スクロール部材は前記チェ
ックバルブのための回動支持部を提供しており、前記ピ
ボットピンのヘッドは前記シャフトの前記孔と反対側の
端部に位置しており、前記ヘッドは前記フラップの軸方
向移動を制限しており前記フラップが前記シャフトから
滑り落ちるのを防止している。
ピンはシャフトとヘッドとを含んでなり、前記フラップ
は前記シャフトを受入れるための軸方向延在カラーを持
ち、該カラーは前記シャフトの直径より僅かに大きな直
径を持ち、これにより前記フラップが前記シャフトの周
りで自由に回動することができ、前記固定スクロール部
材は前記シャフトを受入れるための孔を持ち、前記ピボ
ットピンは前記孔内に圧入されて前記回動中心を形成し
ており、これにより前記固定スクロール部材は前記チェ
ックバルブのための回動支持部を提供しており、前記ピ
ボットピンのヘッドは前記シャフトの前記孔と反対側の
端部に位置しており、前記ヘッドは前記フラップの軸方
向移動を制限しており前記フラップが前記シャフトから
滑り落ちるのを防止している。
【0022】本発明の一態様においては、前記吸入ポー
トは前記固定スクロール部材の垂直外部壁を通って形成
されており、該壁は湾曲内面を持っており、前記吸入ポ
ートは前記湾曲内面の内側に形成された開口を持ってお
り、前記フラップは湾曲して形成されており、これによ
りコンプレッサ作動の非継続時には前記フラップが閉位
置へと回動して前記湾曲内面と係合し、これにより前記
吸入ポートが実質上覆われシールされ、冷媒の逆流及び
スクロールコンプレッサの逆旋回が防止される様にされ
ている。
トは前記固定スクロール部材の垂直外部壁を通って形成
されており、該壁は湾曲内面を持っており、前記吸入ポ
ートは前記湾曲内面の内側に形成された開口を持ってお
り、前記フラップは湾曲して形成されており、これによ
りコンプレッサ作動の非継続時には前記フラップが閉位
置へと回動して前記湾曲内面と係合し、これにより前記
吸入ポートが実質上覆われシールされ、冷媒の逆流及び
スクロールコンプレッサの逆旋回が防止される様にされ
ている。
【0023】本発明の一態様においては、前記チェック
バルブは前面、背面、頂部端及び底部端を持つ矩形状湾
曲フラップを有してなり、前記前面及び背面のそれぞれ
は前記頂部端及び底部端のいずれかの表面積の少なくと
も3倍の表面積を持っており、前記冷媒は前記チェック
バルブの表面及び背面に作用し、これにより該チェック
バルブの回動を生ぜしめる様にしてなる。
バルブは前面、背面、頂部端及び底部端を持つ矩形状湾
曲フラップを有してなり、前記前面及び背面のそれぞれ
は前記頂部端及び底部端のいずれかの表面積の少なくと
も3倍の表面積を持っており、前記冷媒は前記チェック
バルブの表面及び背面に作用し、これにより該チェック
バルブの回動を生ぜしめる様にしてなる。
【0024】本発明の一態様においては、前記チェック
バルブはアルミニウム、プラスチック及び鋼からなる群
のうちの一種からなる。
バルブはアルミニウム、プラスチック及び鋼からなる群
のうちの一種からなる。
【0025】本発明の上記及びその他の特徴及び目的
や、該目的を達成するための方法や手段は、本発明その
ものと同様に、以下において添付図面に関連してなされ
る本発明実施形態の説明を参照することにより、一層容
易に理解されるであろう。
や、該目的を達成するための方法や手段は、本発明その
ものと同様に、以下において添付図面に関連してなされ
る本発明実施形態の説明を参照することにより、一層容
易に理解されるであろう。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。いくつかの図面を通じて、対
応する参照符号は対応する部材を示している。ここに記
載されている実施形態は、発明の好ましい実施形態であ
り、本発明の実施形態のうちの1つに過ぎず、如何なる
意味においてもこの実施形態が本発明の範囲を限定する
ものと解すべきではない。
の実施の形態を説明する。いくつかの図面を通じて、対
応する参照符号は対応する部材を示している。ここに記
載されている実施形態は、発明の好ましい実施形態であ
り、本発明の実施形態のうちの1つに過ぎず、如何なる
意味においてもこの実施形態が本発明の範囲を限定する
ものと解すべきではない。
【0027】添付図面に示されている本発明の一実施形
態においては、スクロールコンプレッサ20は一実施形
態として示されている。このスクロールコンプレッサの
実施形態は、1つの実施例として示されているのであ
り、本発明がこれのみに限定されるものではない。本発
明の譲受人に対し発行され本明細書中に参考のために組
入れられる米国特許第5,306,126号には、本発
明に適用可能なスクロールコンプレッサの動作の詳細な
説明が開示されている。
態においては、スクロールコンプレッサ20は一実施形
態として示されている。このスクロールコンプレッサの
実施形態は、1つの実施例として示されているのであ
り、本発明がこれのみに限定されるものではない。本発
明の譲受人に対し発行され本明細書中に参考のために組
入れられる米国特許第5,306,126号には、本発
明に適用可能なスクロールコンプレッサの動作の詳細な
説明が開示されている。
【0028】さて、図1を参照すると、ここに示されて
いるスクロールコンプレッサ20は、上部24、中央部
26及び下部28からなるハウジング22を持ってい
る。別の形態では、中央部26及び下部28は一体化さ
れて一体ものの下部ハウジング部材とされていてもよ
い。ハウジングの部分24,26及び28は、溶接また
はロウ付けの如き手法により互いに取付けられ密封され
ている。コンプレッサ20を垂直に立てた位置に装着す
るために、ハウジングの下部28には装着フランジ30
が取付けられている。ハウジング22内には、電動モー
タ32、クランクシャフト34及びスクロール機構38
が配置されている。モータ32は、ステータ40及びロ
ータ42を有する。ロータ42は開口44を有し、該開
口にクランクシャフト34が受入れられている。オイル
溜め46内に集められたオイルは、遠心力オイル吸上げ
管50のそばのオイルカップ48内に集められる。次
に、オイルは通路52及び54に沿って流通して、チャ
ンバ55及びくぼみ57に供給され、それらを満たす。
いるスクロールコンプレッサ20は、上部24、中央部
26及び下部28からなるハウジング22を持ってい
る。別の形態では、中央部26及び下部28は一体化さ
れて一体ものの下部ハウジング部材とされていてもよ
い。ハウジングの部分24,26及び28は、溶接また
はロウ付けの如き手法により互いに取付けられ密封され
ている。コンプレッサ20を垂直に立てた位置に装着す
るために、ハウジングの下部28には装着フランジ30
が取付けられている。ハウジング22内には、電動モー
タ32、クランクシャフト34及びスクロール機構38
が配置されている。モータ32は、ステータ40及びロ
ータ42を有する。ロータ42は開口44を有し、該開
口にクランクシャフト34が受入れられている。オイル
溜め46内に集められたオイルは、遠心力オイル吸上げ
管50のそばのオイルカップ48内に集められる。次
に、オイルは通路52及び54に沿って流通して、チャ
ンバ55及びくぼみ57に供給され、それらを満たす。
【0029】スクロールコンプレッサ機構38は、概括
的には、固定スクロール部材56、旋回スクロール部材
58及びメインベアリングフレーム部材60を含んでな
る。固定スクロール部材56は、複数の取付けボルト6
2によりメインベアリングフレーム部材60に固定され
ている。固定スクロール部材56は、ほぼ平らなフェー
スプレート64、フェースプレート表面66、側壁67
及びインボリュート固定ラップ68を有してなる。イン
ボリュート固定ラップは表面66から軸方向に下向きに
延びている。非励起モードのコンプレッサ20では、旋
回スクロール部材のプレート70の背面72はメインベ
アリング部材60とスラストベアリング表面78におい
て係合している。旋回スクロール部材58は、ほぼ平ら
なフェースプレート70、背面72、表面74及びイン
ボリュート旋回ラップ76を有してなる。インボリュー
ト旋回ラップ76は表面74から軸方向に上向きに延び
ている。
的には、固定スクロール部材56、旋回スクロール部材
58及びメインベアリングフレーム部材60を含んでな
る。固定スクロール部材56は、複数の取付けボルト6
2によりメインベアリングフレーム部材60に固定され
ている。固定スクロール部材56は、ほぼ平らなフェー
スプレート64、フェースプレート表面66、側壁67
及びインボリュート固定ラップ68を有してなる。イン
ボリュート固定ラップは表面66から軸方向に下向きに
延びている。非励起モードのコンプレッサ20では、旋
回スクロール部材のプレート70の背面72はメインベ
アリング部材60とスラストベアリング表面78におい
て係合している。旋回スクロール部材58は、ほぼ平ら
なフェースプレート70、背面72、表面74及びイン
ボリュート旋回ラップ76を有してなる。インボリュー
ト旋回ラップ76は表面74から軸方向に上向きに延び
ている。
【0030】スクロール機構38は、固定スクロール部
材56及び旋回スクロール部材58を互いに噛み合わ
せ、固定ラップ68と旋回ラップ76とが互いに動作可
能に適合する様にして、組立てられている。適正なコン
プレッサ動作を保証するために、プレート表面66及び
74ならびにラップ68及び76は、固定スクロール部
材56と旋回スクロール部材58とが軸方向に互いの方
へと付勢された時にラップ68及び76の先端が対対向
プレート表面66及び74とシール係合する様に、作製
されている。コンプレッサ作動時には、旋回スクロール
部材58の背面72は、厳密な機械加工上の許容誤差及
び固定スクロール部材56に対する旋回スクロール部材
58の軸方向移動の許容量に応じて、スラスト表面78
から軸方向に隔てられる。クランクシャフト34の頂部
上には、偏心軸方向孔84を持つシリンドリカルローラ
82からなる偏心クランク機構80が配置されている。
モータ32によりクランクシャフト34が回転せしめら
れると、シリンドリカルローラ82及びオルダムリング
は、旋回スクロール部材58を固定スクロール部材56
に対し旋回させる。この様にして、偏心クランク機構8
0は、従来の揺動リンク軸方向コンプライアンス機構と
して機能し、固定ラップ68と旋回ラップ76との間の
シール係合を促進する。
材56及び旋回スクロール部材58を互いに噛み合わ
せ、固定ラップ68と旋回ラップ76とが互いに動作可
能に適合する様にして、組立てられている。適正なコン
プレッサ動作を保証するために、プレート表面66及び
74ならびにラップ68及び76は、固定スクロール部
材56と旋回スクロール部材58とが軸方向に互いの方
へと付勢された時にラップ68及び76の先端が対対向
プレート表面66及び74とシール係合する様に、作製
されている。コンプレッサ作動時には、旋回スクロール
部材58の背面72は、厳密な機械加工上の許容誤差及
び固定スクロール部材56に対する旋回スクロール部材
58の軸方向移動の許容量に応じて、スラスト表面78
から軸方向に隔てられる。クランクシャフト34の頂部
上には、偏心軸方向孔84を持つシリンドリカルローラ
82からなる偏心クランク機構80が配置されている。
モータ32によりクランクシャフト34が回転せしめら
れると、シリンドリカルローラ82及びオルダムリング
は、旋回スクロール部材58を固定スクロール部材56
に対し旋回させる。この様にして、偏心クランク機構8
0は、従来の揺動リンク軸方向コンプライアンス機構と
して機能し、固定ラップ68と旋回ラップ76との間の
シール係合を促進する。
【0031】作動中のコンプレッサ20においては、吸
入圧力下の冷媒流体が吸入管86を通って導入される。
吸入管86は、固定スクロール部材56の端ぐり88内
にシール受入れされている。吸入管86の端ぐり88と
のシールは、O−リング90を使用することにより補助
される。吸入管86は、吸入管アダプタ92によりコン
プレッサ20に取付けられている。吸入管アダプタ92
は、吸入管86及びハウジング22の開口94とロウ付
けまたはハンダ付けされている。吸入管86は、吸入圧
力冷媒通路96を提供し、この通路を通って冷媒流体が
冷却システムから吸入圧力チャンバ98へと流通する。
吸入圧力チャンバ98は、固定スクロール部材56及び
フレーム部材60により画定されている。図2に示され
ている様に、固定スクロール部材56内の吸入ポート1
00は、吸入管86及び該吸入管86の固定スクロール
部材56との適正なシールのための溝102内の環状O
−リング90を受入れている。
入圧力下の冷媒流体が吸入管86を通って導入される。
吸入管86は、固定スクロール部材56の端ぐり88内
にシール受入れされている。吸入管86の端ぐり88と
のシールは、O−リング90を使用することにより補助
される。吸入管86は、吸入管アダプタ92によりコン
プレッサ20に取付けられている。吸入管アダプタ92
は、吸入管86及びハウジング22の開口94とロウ付
けまたはハンダ付けされている。吸入管86は、吸入圧
力冷媒通路96を提供し、この通路を通って冷媒流体が
冷却システムから吸入圧力チャンバ98へと流通する。
吸入圧力チャンバ98は、固定スクロール部材56及び
フレーム部材60により画定されている。図2に示され
ている様に、固定スクロール部材56内の吸入ポート1
00は、吸入管86及び該吸入管86の固定スクロール
部材56との適正なシールのための溝102内の環状O
−リング90を受入れている。
【0032】吸入圧力冷媒は、吸入通路96を通り、吸
入ポート開口104から出て、スクロール機構38によ
る圧縮のために吸入チャンバ98へと入る。旋回スクロ
ール部材58が固定スクロール部材56の周りで旋回せ
しめられると、吸入チャンバ98内の冷媒流体は捕捉さ
れ、固定ラップ68と旋回ラップ76とで画定される様
な圧縮流体の閉じたポケットを形成する。旋回スクロー
ル部材58が旋回を続けると、冷媒のポケットは吐出ポ
ート106の方へと径方向に内向きに進行する。冷媒の
ポケットがスクロールラップ68及び76に沿って吐出
ポート106の方へと進行するにつれて、体積が次第に
減少し、これにより冷媒の圧力上昇が生ずる。吐出圧力
の冷媒流体は吐出ポート106を通って上向きに吐出さ
れ、固定スクロール部材56のフェースプレート64を
通って流通する。冷媒は、ハウジング上部24と固定ス
クロール部材56の頂部表面110とにより画定される
吐出高圧チャンバ108内へと放出される。圧縮された
冷媒はハウジングチャンバ112内へと導入され、ここ
から吐出管114を通って冷却システムへと出ていく。
該冷却システムにコンプレッサ20が組込まれている。
入ポート開口104から出て、スクロール機構38によ
る圧縮のために吸入チャンバ98へと入る。旋回スクロ
ール部材58が固定スクロール部材56の周りで旋回せ
しめられると、吸入チャンバ98内の冷媒流体は捕捉さ
れ、固定ラップ68と旋回ラップ76とで画定される様
な圧縮流体の閉じたポケットを形成する。旋回スクロー
ル部材58が旋回を続けると、冷媒のポケットは吐出ポ
ート106の方へと径方向に内向きに進行する。冷媒の
ポケットがスクロールラップ68及び76に沿って吐出
ポート106の方へと進行するにつれて、体積が次第に
減少し、これにより冷媒の圧力上昇が生ずる。吐出圧力
の冷媒流体は吐出ポート106を通って上向きに吐出さ
れ、固定スクロール部材56のフェースプレート64を
通って流通する。冷媒は、ハウジング上部24と固定ス
クロール部材56の頂部表面110とにより画定される
吐出高圧チャンバ108内へと放出される。圧縮された
冷媒はハウジングチャンバ112内へと導入され、ここ
から吐出管114を通って冷却システムへと出ていく。
該冷却システムにコンプレッサ20が組込まれている。
【0033】スクロール機構38は、コンプレッサ停止
動作時の冷媒の逆流を防止するためのフラップバルブア
センブリ116を備えており、これによりスクロール機
構38の逆向きの旋回を防止している。フラップバルブ
アセンブリ116は、前面118、背面119、頂部端
121及び底部端123を持つ矩形の曲がったフラップ
132を有してなる。1つの例では、前面と背面118
及び119は頂部端及び底部端121及び123の少な
くとも3倍の表面積を持っている。冷媒は前面及び背面
118及び119に作用し、これによりフラップ132
を揺動させる。
動作時の冷媒の逆流を防止するためのフラップバルブア
センブリ116を備えており、これによりスクロール機
構38の逆向きの旋回を防止している。フラップバルブ
アセンブリ116は、前面118、背面119、頂部端
121及び底部端123を持つ矩形の曲がったフラップ
132を有してなる。1つの例では、前面と背面118
及び119は頂部端及び底部端121及び123の少な
くとも3倍の表面積を持っている。冷媒は前面及び背面
118及び119に作用し、これによりフラップ132
を揺動させる。
【0034】通常のコンプレッサ作動時には、吐出ポー
ト106の高い吐出圧力冷媒と比べたときの吸入ポート
100の吸入圧力冷媒の圧力差に起因して、吸入チャン
バ98内には負の圧力差が発生する。この負の圧力条件
により、吸入圧力冷媒が吸入管96から吸入ポート10
0を通って吸入チャンバ98へと流入する。この突入す
る冷媒は、フラップバルブアセンブリ116の前面11
8に作用して、該バルブアセンブリを開位置へと動か
し、これにより冷媒がスクロール機構38内へと流通す
ることが可能になる。開位置のフラップバルブアセンブ
リ116では、位置制限ストッパ120が固定スクロー
ル部材56の内壁122と係合し、これによりフラップ
バルブアセンブリ116の移動範囲が制限される。通常
のコンプレッサ作動時には、フラップバルブ116は、
この安定な開位置に保持される。
ト106の高い吐出圧力冷媒と比べたときの吸入ポート
100の吸入圧力冷媒の圧力差に起因して、吸入チャン
バ98内には負の圧力差が発生する。この負の圧力条件
により、吸入圧力冷媒が吸入管96から吸入ポート10
0を通って吸入チャンバ98へと流入する。この突入す
る冷媒は、フラップバルブアセンブリ116の前面11
8に作用して、該バルブアセンブリを開位置へと動か
し、これにより冷媒がスクロール機構38内へと流通す
ることが可能になる。開位置のフラップバルブアセンブ
リ116では、位置制限ストッパ120が固定スクロー
ル部材56の内壁122と係合し、これによりフラップ
バルブアセンブリ116の移動範囲が制限される。通常
のコンプレッサ作動時には、フラップバルブ116は、
この安定な開位置に保持される。
【0035】コンプレッサ停止動作時には、旋回スクロ
ール部材58はもはや通常通りモータ32及びクランク
シャフト34によって旋回駆動されず、吐出ポート10
6と吸入ポート100との間の圧力差を含む周囲条件に
応じた運動をすることができる。この圧力差は邪魔され
ることなく旋回スクロール部材58に作用して、該旋回
スクロール部材58を固定スクロール部材56に対し逆
向きに旋回させようとする。この様な逆向きの旋回は、
吐出ポート106から冷媒を逆流させ吸入ポート100
を通って排出させる。
ール部材58はもはや通常通りモータ32及びクランク
シャフト34によって旋回駆動されず、吐出ポート10
6と吸入ポート100との間の圧力差を含む周囲条件に
応じた運動をすることができる。この圧力差は邪魔され
ることなく旋回スクロール部材58に作用して、該旋回
スクロール部材58を固定スクロール部材56に対し逆
向きに旋回させようとする。この様な逆向きの旋回は、
吐出ポート106から冷媒を逆流させ吸入ポート100
を通って排出させる。
【0036】このコンプレッサ停止動作時のスクロール
部材逆回転の問題は、これまで長い間、スクロールコン
プレッサにおいて存在していた。フラップバルブアセン
ブリ116は、この問題を軽減させるために設けられて
いる。コンプレッサの停止動作時には、吸入チャンバ9
8内に正の圧力条件が発生し、冷媒を吸入ポート100
の方へ移動させ排出させようとする。冷媒は、フラップ
132の大きな表面積の背面119に作用して、該フラ
ップをピボットピン124の周りで回転させ前面118
が吸入ポート開口104を覆って実質上シールする様に
内壁122と係合させる。この様にして、冷媒が吸入チ
ャンバ98から吸入通路96内へと逆流することが防止
される。更に、吸入ポート100が吸入チャンバ98か
ら有効にシールされたことにより、圧力差は十分に減少
し、これにより旋回スクロール部材58の逆向き旋回が
防止される。吐出圧力冷媒及びスクロール圧縮チャンバ
内の冷媒はスクロール機構38に作用し、旋回スクロー
ル部材58を固定スクロール部材56から軸方向に離隔
させようとする。互いにシールされていないスクロール
部材56及び58の場合には、その内部に含まれる冷媒
はスクロール部材ラップ68及び76通ってリークし、
スクロール機構38内の圧力は平衡に達する。
部材逆回転の問題は、これまで長い間、スクロールコン
プレッサにおいて存在していた。フラップバルブアセン
ブリ116は、この問題を軽減させるために設けられて
いる。コンプレッサの停止動作時には、吸入チャンバ9
8内に正の圧力条件が発生し、冷媒を吸入ポート100
の方へ移動させ排出させようとする。冷媒は、フラップ
132の大きな表面積の背面119に作用して、該フラ
ップをピボットピン124の周りで回転させ前面118
が吸入ポート開口104を覆って実質上シールする様に
内壁122と係合させる。この様にして、冷媒が吸入チ
ャンバ98から吸入通路96内へと逆流することが防止
される。更に、吸入ポート100が吸入チャンバ98か
ら有効にシールされたことにより、圧力差は十分に減少
し、これにより旋回スクロール部材58の逆向き旋回が
防止される。吐出圧力冷媒及びスクロール圧縮チャンバ
内の冷媒はスクロール機構38に作用し、旋回スクロー
ル部材58を固定スクロール部材56から軸方向に離隔
させようとする。互いにシールされていないスクロール
部材56及び58の場合には、その内部に含まれる冷媒
はスクロール部材ラップ68及び76通ってリークし、
スクロール機構38内の圧力は平衡に達する。
【0037】図3及び図4(a)を参照すると、ボット
ピン124のシャフト128は固定スクロール部材56
内に設けられた端ぐり126内に圧入されている。フラ
ップ132の軸方向延在カラー130はピボットピン1
24のシャフト128を囲んでいてこれにより支持され
ている。シャフト128の直径はカラー130の内径よ
り僅かに小さく、これによりフラップ132はピボット
ピン124の周りで自由に回動できる。シャフト128
上にはヘッド134が設けられており、これによりフラ
ップ132の軸方向移動を制限し該フラップを吸入ポー
ト開口104を覆う様に適正にアライメントさせてい
る。フラップ132は好ましくはプラスチックまたはア
ルミニウムからなる。図4(b)は図4(a)の吸入ポ
ートフラップバルブ132の変形例を示している。
ピン124のシャフト128は固定スクロール部材56
内に設けられた端ぐり126内に圧入されている。フラ
ップ132の軸方向延在カラー130はピボットピン1
24のシャフト128を囲んでいてこれにより支持され
ている。シャフト128の直径はカラー130の内径よ
り僅かに小さく、これによりフラップ132はピボット
ピン124の周りで自由に回動できる。シャフト128
上にはヘッド134が設けられており、これによりフラ
ップ132の軸方向移動を制限し該フラップを吸入ポー
ト開口104を覆う様に適正にアライメントさせてい
る。フラップ132は好ましくはプラスチックまたはア
ルミニウムからなる。図4(b)は図4(a)の吸入ポ
ートフラップバルブ132の変形例を示している。
【0038】図5を参照すると、固定スクロール部材5
6はコンプレッサ停止動作時の冷媒の逆流を防止するた
めのフラップバルブアセンブリ116を備えている。通
常のコンプレッサ作動時及びコンプレッサ停止動作時に
は、冷媒は前面及び背面118及び119に作用してフ
ラップ132をピボットピン124の周りで開位置と閉
位置との間で回動させる。通常のコンプリッサ作動時に
おいて吸入チャンバ98内で生ずる負の圧力差に起因し
て、冷媒は吸入ポート100から吸入チャンバ98内へ
と流通せしめられる。突入する冷媒はフラップバルブ1
32の前面118を直撃し、該フラップバルブをピボッ
トピン124の周りで時計回り方向に回転させ、これに
よりスクロール機構38内に冷媒を流通させる。コンプ
レッサ作動時には、位置制限ストッパ120は固定スク
ロール部材56の内壁122に係合し、これによりフラ
ップバルブアセンブリ116の回転運動が制限される。
6はコンプレッサ停止動作時の冷媒の逆流を防止するた
めのフラップバルブアセンブリ116を備えている。通
常のコンプレッサ作動時及びコンプレッサ停止動作時に
は、冷媒は前面及び背面118及び119に作用してフ
ラップ132をピボットピン124の周りで開位置と閉
位置との間で回動させる。通常のコンプリッサ作動時に
おいて吸入チャンバ98内で生ずる負の圧力差に起因し
て、冷媒は吸入ポート100から吸入チャンバ98内へ
と流通せしめられる。突入する冷媒はフラップバルブ1
32の前面118を直撃し、該フラップバルブをピボッ
トピン124の周りで時計回り方向に回転させ、これに
よりスクロール機構38内に冷媒を流通させる。コンプ
レッサ作動時には、位置制限ストッパ120は固定スク
ロール部材56の内壁122に係合し、これによりフラ
ップバルブアセンブリ116の回転運動が制限される。
【0039】上記の様に、コンプレッサ停止動作時に
は、吸入チャンバ98内に正の圧力条件が生じ、これに
より冷媒が吸入チャンバ98から吸入ポート100へと
向かって逆向きに移動しようとする。この冷媒の逆向き
移動は、フラップ132の背面119に作用し、該フラ
ップ132をピボットピン124の周りで回転させる。
これにより、フラップ132は前面118が吸入ポート
開口104を覆って実質上シールするる様に内壁122
と係合する。正の圧力条件は効果的に低減され、これに
より旋回スクロール部材58の逆旋回が防止される。旋
回スクロール部材58は固定スクロール部材56から軸
方向に隔てられており、これによりスクロール機構38
内の圧力差が緩和されている。図5に記載されている構
造は図1〜4に記載されている構造と本質的には同様に
機能するが、フラップアセンブリ116の形状及び固定
スクロール部材56内でのフラップの装着方法が異な
る。固定スクロール部材56はリセス140及び内壁1
22を備えており、これらにフラップ132の管状カラ
ー130が受入れられている。フラップ132はピボッ
トピン124により適宜保持されており、該ピボットピ
ンはカラー130により形成された開口内に受入れられ
ており且つ固定スクロール部材56内に形成された端ぐ
り(受入れ孔)126内に位置している。ピボットピン
124はフラップ132の軸方向移動を阻止するための
ヘッド134または他の保持手段を備えている。
は、吸入チャンバ98内に正の圧力条件が生じ、これに
より冷媒が吸入チャンバ98から吸入ポート100へと
向かって逆向きに移動しようとする。この冷媒の逆向き
移動は、フラップ132の背面119に作用し、該フラ
ップ132をピボットピン124の周りで回転させる。
これにより、フラップ132は前面118が吸入ポート
開口104を覆って実質上シールするる様に内壁122
と係合する。正の圧力条件は効果的に低減され、これに
より旋回スクロール部材58の逆旋回が防止される。旋
回スクロール部材58は固定スクロール部材56から軸
方向に隔てられており、これによりスクロール機構38
内の圧力差が緩和されている。図5に記載されている構
造は図1〜4に記載されている構造と本質的には同様に
機能するが、フラップアセンブリ116の形状及び固定
スクロール部材56内でのフラップの装着方法が異な
る。固定スクロール部材56はリセス140及び内壁1
22を備えており、これらにフラップ132の管状カラ
ー130が受入れられている。フラップ132はピボッ
トピン124により適宜保持されており、該ピボットピ
ンはカラー130により形成された開口内に受入れられ
ており且つ固定スクロール部材56内に形成された端ぐ
り(受入れ孔)126内に位置している。ピボットピン
124はフラップ132の軸方向移動を阻止するための
ヘッド134または他の保持手段を備えている。
【0040】図6を参照して、フラップ132の第2の
変形形態が示されている。このフラップは、上記形態の
フラップと本質的には同等に機能する。固定スクロール
部材56はリセス140を備えており、該リセス内にピ
ボット延長アーム144が受入れられている。フラップ
132はピボットピン124により適宜保持されてお
り、該ピボットピンは一例においてはスプリングピンで
あり、受入れ孔126及びカラー130内に位置してお
り、フラップ132の軸方向移動を阻止し、フラップ1
32の開位置から閉位置への回動を可能ならしめてい
る。
変形形態が示されている。このフラップは、上記形態の
フラップと本質的には同等に機能する。固定スクロール
部材56はリセス140を備えており、該リセス内にピ
ボット延長アーム144が受入れられている。フラップ
132はピボットピン124により適宜保持されてお
り、該ピボットピンは一例においてはスプリングピンで
あり、受入れ孔126及びカラー130内に位置してお
り、フラップ132の軸方向移動を阻止し、フラップ1
32の開位置から閉位置への回動を可能ならしめてい
る。
【図1】本発明のスクロールコンプレッサの断面図であ
る。
る。
【図2】図1のスクロールコンプレッサの固定スクロー
ル部材の底面図であり、本発明の吸入ポートフラップバ
ルブを示すものである。
ル部材の底面図であり、本発明の吸入ポートフラップバ
ルブを示すものである。
【図3】図2の固定スクロール部材の断面図であり、吸
入ポートフラップバルブの断面を示すものである。
入ポートフラップバルブの断面を示すものである。
【図4】図2の吸入ポートフラップバルブの斜視図
(a)、及び、その変形態様の斜視図(b)、である。
(a)、及び、その変形態様の斜視図(b)、である。
【図5】図2の固定スクロール部材の部分底面図であり
変形態様の吸入ポートフラップバルブを示すもの
(a)、その固定スクロール部材の部分断面図(b)、
及び、(a)の吸入ポートフラップバルブの変形態様の
斜視図(c)、である。
変形態様の吸入ポートフラップバルブを示すもの
(a)、その固定スクロール部材の部分断面図(b)、
及び、(a)の吸入ポートフラップバルブの変形態様の
斜視図(c)、である。
【図6】固定スクロール部材の部分底面図であり第2の
変形態様の吸入ポートフラップバルブを示すもの
(a)、その固定スクロール部材の部分断面図であり吸
入ポートフラップバルブの第2の変形態様を示すもの
(b)、及び、(a)の吸入ポートフラップバルブの第
2の変形態様の斜視図(c)、である。
変形態様の吸入ポートフラップバルブを示すもの
(a)、その固定スクロール部材の部分断面図であり吸
入ポートフラップバルブの第2の変形態様を示すもの
(b)、及び、(a)の吸入ポートフラップバルブの第
2の変形態様の斜視図(c)、である。
20 スクロールコンプレッサ 22 ハウジング 32 モータ 34 クランクシャフト 38 スクロール機構 52,54 オイル通路 56 固定スクロール部材 58 旋回スクロール部材 68 固定ラップ 76 旋回ラップ 80 偏心クランク機構 86 吸入管 98 吸入圧力チャンバ 100 吸入ポート 106 吐出ポート 114 吐出管 116 フラップバルブアセンブリ 120 位置制限ストッパ 124 ピボットピン 128 シャフト 130 カラー 132 フラップ 140 リセス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トッド ダブル ハーリック アメリカ合衆国、ミシガン州 49286、テ クムゼ、ワイルドウッド サークル 261
Claims (9)
- 【請求項1】 旋回スクロール部材(58)と固定スク
ロール部材(56)とを有し、これらはそれぞれ端面プ
レート(64,70)と螺旋状ラップ(68,76)と
を持ち、該螺旋状ラップはそれらの間に圧縮チャンバを
画定する様に噛み合っており;吸入ポート(100)及
び吐出ポート(106)を有し、前記吸入ポートは前記
固定スクロール部材を貫通して延びており;前記2つの
スクロール部材の間に形成された吸入チャンバを有し、
該吸入チャンバは前記吸入ポートと連通しており、該吸
入ポートは前記吸入チャンバに隣接する開口(104)
を持っている、スクロールコンプレッサ(20)であっ
て:前記吸入チャンバから前記吸入ポートを通って冷媒
が逆流するのを防止して前記旋回スクロール部材が逆旋
回するのを防止するためのチェックバルブ(116)を
備えており、該チェックバルブは前記固定スクロール部
材に対し回動可能に取付けられて前記吸入チャンバ内に
配置されており、前記チェックバルブは回動中心の周り
で回動して前記吸入ポートを実質上覆ってシールし、か
くしてコンプレッサの停止動作時の冷媒の逆流を実質上
防止する様にしてなる、ことを特徴とするスクロールコ
ンプレッサ。 - 【請求項2】 前記チェックバルブ(116)は開位置
と閉位置との間で回動でき、該開位置と閉位置との間で
形成される角度は約35度乃至55度の範囲であること
を特徴とする、請求項1に記載のスクロールコンプレッ
サ。 - 【請求項3】 前記チェックバルブ(116)は前記旋
回スクロール部材の軌道の方向に回転して開くことを特
徴とする、請求項1に記載のスクロールコンプレッサ。 - 【請求項4】 前記吸入ポート(100)は前記固定ス
クロール部材(56)の側壁(122)内に形成されて
いることを特徴とする、請求項1に記載のスクロールコ
ンプレッサ。 - 【請求項5】 前記チェックバルブ(116)はフラッ
プ(132)、位置制限ストッパ(120)及びピボッ
トピン(124)を含んでなり、前記フラップは前記開
位置と閉位置との間で前記ピボットピンの周りで回動
し、前記閉位置において前記フラップが前記吸入ポート
(100)を実質上覆ってシールし且つ前記開位置にお
いて前記チェックバルブが前記吸入ポートから前記吸入
チャンバへの冷媒の流通を可能にする様に前記フラップ
の形状が定められており、前記ピボットピンは前記固定
スクロール部材(56)により支持されていることを特
徴とする、請求項1に記載のスクロールコンプレッサ。 - 【請求項6】 前記ピボットピン(124)はシャフト
(128)とヘッド(134)とを含んでなり、前記フ
ラップ(132)は前記シャフトを受入れるための軸方
向延在カラー(130)を持ち、該カラーは前記シャフ
トの直径より僅かに大きな直径を持ち、これにより前記
フラップが前記シャフトの周りで自由に回動することが
でき、前記固定スクロール部材(56)は前記シャフト
を受入れるための孔(126)を持ち、前記ピボットピ
ンは前記孔内に圧入されて前記回動中心を形成してお
り、これにより前記固定スクロール部材は前記チェック
バルブ(116)のための回動支持部を提供しており、
前記ピボットピンのヘッドは前記シャフトの前記孔と反
対側の端部に位置しており、前記ヘッドは前記フラップ
の軸方向移動を制限しており前記フラップが前記シャフ
トから滑り落ちるのを防止していることを特徴とする、
請求項5に記載のスクロールコンプレッサ。 - 【請求項7】 前記吸入ポート(100)は前記固定ス
クロール部材(56)の垂直外部壁(67)を通って形
成されており、該壁は湾曲内面(122)を持ってお
り、前記吸入ポートは前記湾曲内面の内側に形成された
開口(104)を持っており、前記フラップは湾曲して
形成されており、これによりコンプレッサ作動の非継続
時には前記フラップが閉位置へと回動して前記湾曲内面
と係合し、これにより前記吸入ポートが実質上覆われシ
ールされ、冷媒の逆流及びスクロールコンプレッサの逆
旋回が防止される様にされていることを特徴とする、請
求項5に記載のスクロールコンプレッサ。 - 【請求項8】 前記チェックバルブ(116)は前面
(118)、背面(119)、頂部端(121)及び底
部端(123)を持つ矩形状湾曲フラップ(132)を
有してなり、前記前面及び背面のそれぞれは前記頂部端
及び底部端のいずれかの表面積の少なくとも3倍の表面
積を持っており、前記冷媒は前記チェックバルブの表面
及び背面に作用し、これにより該チェックバルブの回動
を生ぜしめる様にしてなることを特徴とする、請求項1
に記載のスクロールコンプレッサ。 - 【請求項9】 前記チェックバルブ(116)はアルミ
ニウム、プラスチック及び鋼からなる群のうちの一種か
らなることを特徴とする、請求項1に記載のスクロール
コンプレッサ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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US08/498021 | 1995-07-03 |
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CN (1) | CN1140803A (ja) |
BR (1) | BR9602890A (ja) |
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