JP5459078B2 - スクロール型圧縮機 - Google Patents

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    • F04C18/0253Details concerning the base

Description

本発明はスクロール型圧縮機に関する。
従来、特許文献1、2に開示されたスクロール型圧縮機が知られている。これらのスクロール型圧縮機は、固定スクロールと、固定スクロールに対して公転軸周りで公転のみ可能に支持され、固定スクロールとの間に圧縮室を形成する可動スクロールとを備えている。固定スクロールは、固定基板と、固定基板の前面側から固定基板と直交する軸方向に延び、中央側の固定内端部から外周側の固定外端部まで渦巻状に延びる固定渦巻壁とを有している。また、可動スクロールは、固定基板と対面する可動基板と、可動基板の後面側から軸方向に延び、中央側の可動内端部から外周側の可動外端部まで渦巻状に延び、固定渦巻壁に噛み合わされる可動渦巻壁とを有している。固定スクロールの後面側にはハウジングが設けられており、固定スクロールとハウジングとの間には吐出室が設けられている。固定基板には、圧縮室を吐出室に連通させる吐出ポートが貫設されている。
特に、これらのスクロール型圧縮機では、固定スクロールにおける固定基板の後面側にリブが突設されている。より詳細には、特許文献1のスクロール型圧縮機では、固定基板の中央に第1のリブを設けるとともに、第1のリブから外周側に向かって放射状に延びる複数本の第2のリブを設けている。特許文献1には、固定基板の外周に第3のリブを設け、第2のリブを第3のリブと連結した例も記載されている。また、特許文献2のスクロール型圧縮機では、吐出ポートを取り囲むように第1のリブを設けるとともに、第1のリブから外周側に向かって放射状に延びる複数本の第2のリブを設けている。
これらのスクロール型圧縮機では、可動スクロールが公転のみを行うことにより、圧縮室が中央側に容積を減少しながら移動する。これにより、冷媒ガスが圧縮室内で圧縮され、吐出ポートから吐出室に吐出される。吐出室内の高圧の冷媒ガスは外部の冷凍回路によって空調に利用される。また、各リブは高圧の冷媒ガスによって固定スクロールが変形することを防止する。
また、特許文献3には、固定スクロールとハウジングとの間に吐出室及び貯油室が設けられたスクロール型圧縮機が開示されている。このスクロール型圧縮機では、固定基板の後面側に突設された隔壁と、ハウジングの前面側に突設された隔壁とによって吐出室と貯油室とが隔離されている。
特開平9−273488号公報 特開平11−148470号公報 特開2006−118511号公報
ところで、スクロール型圧縮機においては、1公転当たりの吐出容量の拡大と搭載性との両立が困難である。
すなわち、1公転当たりの吐出容量を大きくするため、固定渦巻壁及び可動渦巻壁の巻き角度を大きくすれば、胴径が大きくなり、搭載性が損なわれる。一方、1公転当たりの吐出容量を大きくするため、固定渦巻壁及び可動渦巻壁の歯丈を長くすれば、固定スクロール及び可動スクロールの中央部分の強度が懸念される。このため、固定スクロールの固定基板及び可動スクロールの可動基板を厚くすれば、軸方向の長さが長くなり、前述とは異なる方向での搭載性が損なわれてしまう。
このため、上記特許文献1、2に開示されたスクロール型圧縮機のように、固定基板の後面側にリブを設けるとしても、これらのスクロール型圧縮機では、リブを固定内端部と無関係に設けていることから、固定基板を十分に薄くすることができず、やはり搭載性が懸念される。上記特許文献3に開示されたスクロール型圧縮機も、固定基板の後面側に設ける隔壁がやはり固定内端部と無関係であることから、同様である。そして、リブを固定内端部と無関係に設けたスクロール型圧縮機では、固定内端部とリブとがずれる場合があり、固定スクロールを確実に補強することができない。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、1公転当たりの吐出容量の拡大と搭載性とをより両立可能なスクロール型圧縮機を提供することを解決すべき課題としている。
本発明のスクロール型圧縮機は、固定スクロールと、該固定スクロールに対して公転軸周りで公転のみ可能に支持され、該固定スクロールとの間に圧縮室を形成する可動スクロールとを備え、
前記固定スクロールは、固定基板と、該固定基板の一面側から該固定基板と直交する軸方向に延び、中央側の固定内端部から外周側の固定外端部まで渦巻状に延びる固定渦巻壁とを有し、
前記可動スクロールは、該固定基板と対面する可動基板と、該可動基板の他面側から該軸方向に延び、中央側の可動内端部から外周側の可動外端部まで渦巻状に延び、該固定渦巻壁に噛み合わされる可動渦巻壁とを有するスクロール型圧縮機において、
前記固定基板の他面側にはリブが突設され
前記リブは、前記固定渦巻壁を形成する渦巻の巻き始めの部分である前記固定内端部の背面に位置していることを特徴とする。
本発明のスクロール型圧縮機では、固定基板の他面側に突設されたリブが固定内端部の背面に位置しているため、固定内端部とリブとが協働して固定スクロールの固定基板を補強する。このため、特許文献1、2のリブに比べ、固定基板をさほど厚くする必要がなく、軸方向の長さを短くすることができる。
したがって、本発明のスクロール型圧縮機によれば、固定渦巻壁及び可動渦巻壁の巻き角度を維持しつつ、固定渦巻壁及び可動渦巻壁の歯丈を長くすることにより1公転当たりの吐出容量を拡大することが可能であるとともに、固定基板が軸方向で長くなることによる搭載性の悪化を防止することが可能である。
固定スクロールの他面側にはハウジングが設けられ得る。また、固定スクロールとハウジングとの間には吐出室が設けられ得る。さらに、固定基板には圧縮室を吐出室に連通させる吐出ポートが貫設され得る。このように構成されたスクロール型圧縮機において、リブは吐出ポートを囲包していないことが好ましい。
上記特許文献1、2に開示されたスクロール型圧縮機では、リブが吐出ポートを囲包しているため、リブによって吐出ポートが軸方向で長くなり、大きなデッドボリュームによって冷媒ガスが再膨張する体積が増え、性能が低下してしまう。この点、リブが吐出ポートを囲包していなければ、リブによって吐出ポートが軸方向で長くなることはなく、小さなデッドボリュームによって冷媒ガスが再膨張する体積は減少し、性能が向上する。
リブは固定基板の外周まで延びていることが好ましい。この場合、リブが固定基板をより補強することができるため、固定基板をより薄くすることが可能となり、軸方向の長さをより短くすることができる。
リブは先端側がハウジングによって支持されていることが好ましい。この場合、リブがハウジングと協働して固定基板をより補強することができるため、固定基板をより薄くすることが可能となり、軸方向の長さをより短くすることができる。
リブの先端側がハウジングによって支持されている場合、固定スクロールとハウジングとの間に貯油室が設けられているのであれば、リブは吐出室と貯油室とを隔離し得る。この場合、リブが吐出室と貯油室とを隔離する隔壁としても機能し、隔離だけのための隔壁を不要にすることができる。
実施例1のスクロール型圧縮機の縦断面図である。 実施例1のスクロール型圧縮機に係り、固定スクロールの背面図である。 実施例2のスクロール型圧縮機に係り、固定スクロールの背面図である。 実施例3のスクロール型圧縮機に係り、固定スクロールの背面図である。 実施例4のスクロール型圧縮機に係り、固定スクロールの背面図である。 実施例5のスクロール型圧縮機に係り、固定スクロールの背面図である。 実施例6のスクロール型圧縮機に係り、固定スクロールの背面図である。 実施例7のスクロール型圧縮機に係り、固定スクロールの背面図である。
以下、本発明を具体化した実施例1〜7を図面を参照しつつ説明する。
(実施例1)
実施例1のスクロール型圧縮機(以下、圧縮機という。)は、空調装置として車両に搭載されている。図1に示すように、この圧縮機は、フロントハウジング5、固定スクロール1及びリヤハウジング7が図示しない複数本のボルトにより締結されている。フロントハウジング5と固定スクロール1との間にはOリング9が介装されており、リヤハウジング7と固定スクロール1との間にはガスケット11が介装されている。
フロントハウジング5には軸孔5aが貫設されており、軸孔5a内には軸封装置17及び軸受装置19を介して駆動軸21が回転可能に支承されている。軸封装置17及び軸受装置19は、それぞれサークリップ18、20によってフロントハウジング5に係止されている。駆動軸21には、軸芯Oから偏心した位置にスライドキー21aが突設されている。スライドキー21aにはサークリップ23によって駆動ブッシュ25が係合されている。駆動ブッシュ25はカウンタウェイト25aを一体に有している。駆動ブッシュ25にはラジアル軸受27を介して可動スクロール3が支承されている。
固定スクロール1は、軸芯Oに対して直交する円板状の固定基板13と、固定基板13の周縁に筒状に形成されたシェル14と、シェル14内で固定基板13の前面側から固定基板13と直交する軸方向に延びる固定渦巻壁15とからなる。この固定渦巻壁15は、図2に示すように、中央側に位置する固定内端部15aから外周側に位置する固定外端部15bまでインボリュート曲線等を用いて渦巻状に形成されている。固定内端部15aはインボリュート曲線等の巻き始めの部分である。内端側は最も高圧がかかるために壁厚を大きくしてあり、固定内端部15aは固定外端部15bよりも肉厚に形成されている。また、固定内端部15aの最内端は先鋭にならないように丸みをもたせた形状としている。図1に示すように、固定渦巻壁15の先端にはチップシール15cが設けられている。
可動スクロール3は、軸芯Oに対して直交する円板状の可動基板29と、可動基板29の後面側から可動基板29と直交する軸方向に延びる可動渦巻壁31とからなる。この可動渦巻壁31は、固定渦巻壁15と同様、インボリュート曲線等を用いて渦巻状に形成されている。内端側は最も高圧がかかるために壁厚を大きくしてあり、可動内端部31aは可動外端部31bよりも肉厚に形成されている。また、可動渦巻壁31の先端にはチップシール31cが設けられている。可動渦巻壁31は固定渦巻壁15と噛み合わされており、固定基板13、固定渦巻壁15、可動基板29及び可動渦巻壁31によって圧縮室2が形成されている。
フロントハウジング5には3本以上の固定ピン37が軸芯Oと平行に固定されており、可動基板29には同数の可動ピン35が軸芯Oと平行に固定されており、これら固定ピン37及び可動ピン35は可動基板29とフロントハウジング5との間に設けられた同数のリング33内に収納されている。これらの固定ピン37、可動ピン35及びリング33によって自転防止機構が構成され、この自転防止機構により可動スクロール3は自転が規制され、軸芯Oを公転軸とした公転のみが可能とされている。
固定スクロール1とリヤハウジング7との間には、吐出室41と分離室42と貯留室43とが形成されている。固定基板13には、固定内端部15aの隣に吐出ポート13aが貫設されている。吐出ポート13aは可動スクロール3の公転によって形成される最終の圧縮室2と吐出室41とを連通している。固定基板13の吐出室41側には、吐出ポート13aを開閉する吐出リード弁16aと、吐出リード弁16aの開度を規制するリテーナ16bとがピン16cによって固定されている。
分離室42は円柱状に形成されており、分離室42内にはセパレータ44が設けられている。吐出室41と分離室42とは排出口7aによって連通しており、排出口7aはセパレータ44に向かって高圧の冷媒ガスを吐出するようになっている。セパレータ44の上端が吐出口44aとされている。吐出口44aは配管によって凝縮器に接続され、凝縮器は膨張弁を介して蒸発器に接続され、蒸発器は圧縮機の図示しない吸入ポートに接続されている。
分離室42の下端は連通孔7bによって貯留室43と連通している。貯油室43は、図示しない給油孔を介して固定渦巻壁15と可動基板29との摺動部位、可動渦巻壁31と固定基板13との摺動部位等に対し、潤滑油を供給可能となっている。
図2にも示すように、固定基板13の後面側には、上記の固定内端部15aの背面に位置するリブ39aが突設されている。このリブ39aは、吐出ポート13aを囲包しない状態で設けられており、固定基板13の外周まで延びている。また、図1に示すように、リヤハウジング7には、ガスケット11を介してリブ39aを支持する補助リブ7cが突設されている。リブ39a及び補助リブ7cにより、吐出室41と貯油室43とが隔離されている。なお、図2では、吐出リード弁16a、リテーナ16b及びピン16cの図示を省略している。後述の図3〜8も同様である。
以上のように構成された圧縮機では、プーリ及び電磁クラッチ(共に図示せず)により駆動軸21が回転駆動される。これにより、スライドキー21aが駆動され、駆動ブッシュ25と自転防止機構との協働により、可動スクロール3を軸芯O周りで公転させる。これにより、吸入ポートから圧縮室2内に冷媒ガスが供給され、冷媒ガスは外周側の圧縮室2から順次圧縮されつつ中央の圧縮室2側に移動される。そして、冷媒ガスは、中央の圧縮室2において所定の圧力まで圧縮された後、吐出ポート13aから吐出室41に吐出される。吐出室41内の冷媒ガスは排出口7aから分離室42内に吐出され、潤滑油は連通孔7bを経て貯留室43に導かれ、潤滑油を分離した冷媒ガスが吐出口44aから凝縮器に供給され、車室内の空調に利用される。
この圧縮機では、図2に示すように、固定基板13の後面側に突設されたリブ39aが固定内端部15aの背面に位置しているため、固定内端部15aとリブ39aとが協働して固定スクロール1の固定基板13を補強する。このため、従来の圧縮機におけるリブに比べ、固定基板13をさほど厚くする必要がなく、軸方向の長さを短くすることができる。
したがって、この圧縮機によれば、図1に示すように、固定渦巻壁15及び可動渦巻壁31の巻き角度を維持しつつ、固定渦巻壁15及び可動渦巻壁31の歯丈を長くすることにより1公転当たりの吐出容量を拡大することが可能であるとともに、固定基板13が軸方向で長くなることによる搭載性の悪化を防止することが可能である。
特に、この圧縮機では、図2に示すように、リブ39aが吐出ポート13aを囲包していない。このため、リブ39aによって吐出ポート13aが軸方向で長くなることがなく、小さなデッドボリュームによって冷媒ガスが再膨張する体積は減少する。このため、この圧縮では、性能を向上させることができる。
また、この圧縮機では、リブ39aが固定基板13の外周まで延びている。このため、リブ39aが固定基板13をより補強することができる。このため、固定基板13をより薄くすることが可能となり、軸方向の長さがより短くなっている。
さらに、リブ39aは先端側がガスケット11を介して補助リブ7aによって支持されている。このため、リブ39aが補助リブ7aと協働して固定基板13をより補強することができる。このため、固定基板13をより薄くすることが可能となり、軸方向の長さがより短くなっている。
また、この圧縮機では、リブ39aと補助リブ7aとによって吐出室41と貯油室43とを隔離していることから、このリブ39aが吐出室41と貯油室43とを隔離する隔壁としても機能している。このため、この圧縮機では、隔離だけのための隔壁が不要となっている。
(実施例2)
実施例2の圧縮機では、図3に示すように、リブ39bが固定基板13に対し、島状に形成されており、リブ39bの周囲には吐出室41のみが形成されている。また、固定内端部15aの厚みと比較してリブ39bの方がより肉厚となるように形成されている。他の構成は実施例1の圧縮機と同様であり、同一の構成には同一の符号を付して、構成の詳細な説明を省略する。
この圧縮機では、リブ39bが固定基板13の外周まで延びていないものの、肉厚に形成されていることから、固定基板13を十分に補強することが可能となっている。他の作用効果は実施例1と同様である。
(実施例3)
実施例3の圧縮機では、図4に示すように、リブ39cの一端側が固定内端部15aの形状に沿うように、略三日月状に形成されている。また、リブ39cの他端側は、固定基板13の外周まで延びており、リブ39cの周囲には吐出室41のみが形成されている。他の構成は実施例1の圧縮機と同様であり、同一の構成には同一の符号を付して、構成の詳細な説明を省略する。
この圧縮機では、リブ39cの他端側が固定基板13の外周側に延びていることから、固定基板13を十分に補強することが可能となっている。また、リブ39cの一端側が固定内端部15aの形状に沿うように形成されていることから、固定内端部15aと協働し易く、好適に固定基板13を補強できると考えられる。他の作用効果は実施例1と同様である。
(実施例4)
実施例4の圧縮機では、図5に示すように、リブ39dの中央部分が略三日月形状とされ、固定基板13の外周に向かって延びる部分が略三日月形状部分をほぼ直線状に横断するように形成されている。また、この圧縮機では、吐出室41と貯油室43とがリブ39dによって隔離されている。他の構成は実施例1の圧縮機と同様であり、同一の構成には同一の符号を付して、構成の詳細な説明を省略する。この圧縮機においても、リブ39dにより、固定基板13を十分に補強することが可能となっている。他の作用効果は実施例1、3と同様である。
(実施例5)
実施例5の圧縮機では、実施例4の圧縮機におけるリブ39dの形状を変形させている。図6に示すように、リブ39eは、固定基板13の外周に向かって延びる部分が略三日月形状部分の両端部分を通過するように形成されている。また、この圧縮機では、吐出室41と貯油室43とがリブ39eによって隔離されている。他の構成は実施例1の圧縮機と同様であり、同一の構成には同一の符号を付して、構成の詳細な説明を省略する。
この圧縮機では、リブ39eにおいて、その略三日月形状の両端が固定基板13の外周と繋がっていることから、リブ39eにおける略三日月形状の両端に対する負担を軽減し、より好適に固定基板13補強することができると考えられる。他の作用効果は実施例1、3と同様である。
(実施例6)
実施例6の圧縮機では、図7に示すように、リブ39fの一端側について、固定内端部15aの先端を覆いつつ、固定基板13の外周に向かって延びるように形成されている。また、リブ39fの周囲には吐出室41のみが形成されている。他の構成は実施例1の圧縮機と同様であり、同一の構成には同一の符号を付して、構成の詳細な説明を省略する。この圧縮機においても、リブ39fにより、固定基板13を十分に補強することが可能となっている。他の作用効果は実施例1、3と同様である。
(実施例7)
実施例7の圧縮機では、実施例6の圧縮機におけるリブ39fの形状を変形させている。図8に示すように、リブ39gでは、略三日月形状部分がリブ39gの中央部分とされており、さらに、固定基板13の外周に向かって延びる部分が中央部分をほぼ直角状に横断するように形成されている。また、この圧縮機では、吐出室41と貯油室43とがリブ39gによって隔離されている。他の構成は実施例1の圧縮機と同様であり、同一の構成には同一の符号を付して、構成の詳細な説明を省略する。この圧縮機においても、リブ39gにより、固定基板13を十分に補強しつつ、リブ39gのみで圧縮室41と貯油室43とを隔離させることが可能となっている。他の作用効果は実施例1、3と同様である。
以上において、本発明を実施例1〜7に即して説明したが、本発明は上記実施例1〜7に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、本発明のスクロール型圧縮機は、プーリや電磁クラッチによって駆動されるものでなく、内蔵するモータによって駆動されるものであってもよい。
実施例1〜7では固定内端部15a及び可動内端部31aが壁厚を増した形状に形成されているが、本発明に係る固定内端部及び可動内端部は壁厚を厚くしない形状であってもよい。
本発明は車両用空調装置等に利用可能である。
1…固定スクロール
3…可動スクロール
2…圧縮室
13…固定基板
15a…固定内端部
15b…固定外端部
15…固定渦巻壁
29…可動基板
33a…可動内端部
33b…可動外端部
33…可動渦巻壁
39a〜39g…リブ
7…リヤハウジング(ハウジング)
41…吐出室
13a…吐出ポート
43…貯油室

Claims (6)

  1. 固定スクロールと、該固定スクロールに対して公転軸周りで公転のみ可能に支持され、該固定スクロールとの間に圧縮室を形成する可動スクロールとを備え、
    前記固定スクロールは、固定基板と、該固定基板の一面側から該固定基板と直交する軸方向に延び、中央側の固定内端部から外周側の固定外端部まで渦巻状に延びる固定渦巻壁とを有し、
    前記可動スクロールは、該固定基板と対面する可動基板と、該可動基板の他面側から該軸方向に延び、中央側の可動内端部から外周側の可動外端部まで渦巻状に延び、該固定渦巻壁に噛み合わされる可動渦巻壁とを有するスクロール型圧縮機において、
    前記固定基板の他面側にはリブが突設され
    前記リブは、前記固定渦巻壁を形成する渦巻の巻き始めの部分である前記固定内端部の背面に位置していることを特徴とするスクロール型圧縮機。
  2. 前記リブは前記固定内端部の厚みと比較して肉厚である請求項1記載のスクロール型圧縮機。
  3. 前記固定スクロールの前記他面側にはハウジングが設けられ、該固定スクロールと該ハウジングとの間には吐出室が設けられ、前記固定基板には該圧縮室を該吐出室に連通させる吐出ポートが貫設され、
    前記リブは前記吐出ポートを囲包していない請求項1又は2記載のスクロール型圧縮機。
  4. 前記リブは前記固定基板の外周まで延びている請求項1乃至3のいずれか1項記載のスクロール型圧縮機。
  5. 前記リブは先端側が前記ハウジングによって支持されている請求項3又は4記載のスクロール型圧縮機。
  6. 前記固定スクロールと前記ハウジングとの間には貯油室が設けられ、
    前記リブは前記吐出室と該貯油室とを隔離している請求項記載のスクロール型圧縮機。
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