JP2605400B2 - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

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JP2605400B2 JP1172230A JP17223089A JP2605400B2 JP 2605400 B2 JP2605400 B2 JP 2605400B2 JP 1172230 A JP1172230 A JP 1172230A JP 17223089 A JP17223089 A JP 17223089A JP 2605400 B2 JP2605400 B2 JP 2605400B2
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道生 山村
修一 山本
宏 唐土
繁 村松
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はスクロール式の電動圧縮機に関するもので
ある。
従来の技術 第4図は従来のスクロール電動圧縮機の縦断面図で、
特開昭57−70984号公報のものである。
密閉容器101の内部に圧縮機構102と、その下方に電動
機の固定子103を固定し、更にその下方に潤滑油を溜め
る潤滑油溜104が設けられている。
圧縮機構102は、固定鏡板105の上に一体に形成した固
定渦巻羽根106を有する固定渦巻羽根部品107と、この固
定渦巻羽根106と噛み合って複数個の圧縮作業空間111を
形成する旋回渦巻羽根108を旋回鏡板109の上に形成した
旋回渦巻羽根部品110と、この旋回渦巻羽根部品110の自
転を防止して旋回のみをさせる自転拘束部品112と、こ
の旋回鏡板109に設けた旋回駆動軸113を偏心旋回駆動す
る偏心駆動軸受114を有するクランク軸115とその主軸11
6を主軸受117で支承する軸受部品119等で構成されてい
る。
また、固定鏡板105の旋回鏡板側の固定鏡板平面120
と、旋回鏡板109の固定鏡板側の旋回鏡板平面121を摺動
自在に当接させるとともに、旋回鏡板109に圧縮作業空
間111と連通する中間圧力孔122を設けて、旋回鏡板109
の旋回渦巻羽根108の反対側の背圧室123を吐出圧力と吸
入圧力の中間の圧力に保っている。
圧縮機の吸入管124から吸入し吸入室125、吸入口126
から、圧縮機構102に吸入された冷媒気体は、圧縮作業
空間111で圧縮された後、吐出穴127を出て、圧縮機構10
2の下方の吐出室128を通り、吐出管129から圧縮機外に
吐出される。
潤滑油溜104の潤滑油は、クランク軸105の主軸116を
貫通した給油通路130から、一部を分岐させて分岐給油
路131を経て、主軸受117に給油する。他の一部の潤滑油
は給油通路130から偏心駆動軸受114の給油量制限部132
の隙間を通り減圧されて背圧室123に排出される。
背圧室123の潤滑油は、中間圧力孔122などから、圧縮
作業空間111を経て、圧縮され、冷媒と共に圧縮機構か
ら吐出される。
第5図はこの引用例の圧縮機構の断面図で、固定鏡板
平面120の内縁の当接面内縁136は旋回渦巻羽根108の運
動範囲よりもかなり大きい。
旋回鏡板平面121の外周137は、当接面内縁の外方に存
在しなければならない。また背圧室123の外周138は旋回
鏡板外周137の運動領域よりも外になければならない。
発明が解決しようとする課題 本発明の第1項に係る課題は、最近の電動圧縮機は小
形軽量と高速運転が要求され、上に述べたように、引例
の圧縮機は当接面内縁136が大であるために背圧室外周1
37が大になり、結局、密閉容器1の直径が大になる。ま
た同様の理由で旋回鏡板109を当接支持する部分の径が
大になり、旋回鏡板109の剛性を確保するために、旋回
羽根部品の重量が大になり、それによって振動や軸受荷
重が増大したり、必要な釣合錘135の重量が大になるな
どである。
また、第6図に示すように固定鏡板平面120Aの当接面
内縁136Aの面積を小にすれば、吸入口126Aが1個の場
合、旋回渦巻羽根の外方端部140周辺の収入冷媒の通路
抵抗を小にするために、当接面内縁136Aのこの部分の寸
法を外方に拡大する必要があり、十分な小形化効果が望
めないと言う課題がある。
本発明の第2項に係る課題は、スクロール圧縮機は圧
縮機が停止した瞬間に吐出冷媒気体及び潤滑油が吸入側
に逆流したり圧縮機が逆転したりすることを防止するた
めの逆止弁の設置が必要でありこれを安価に構成する必
要があることである。
課題を解決するための手段 上に述べた課題を解決するための本発明は、密閉容器
内に電動機と、この電動機により駆動するとともに、固
定鏡板に形成された圧縮機構を配設し、この圧縮機構
は、外壁側の終端と内壁側の終端の異なる固定渦巻羽根
を有する固定渦巻羽根部品と、この固定渦巻羽根と噛み
合い複数個の作業空間を形成する旋回渦巻羽根を旋回鏡
板の上に固定又は形成した旋回渦巻羽根部品と、この旋
回渦巻羽根部品の自転を防止して旋回のみをさせる自転
拘束部品と、前記旋回渦巻羽根部品を旋回駆動するクラ
ンク軸と、このクランク軸の主軸を支承する主軸受を有
する軸受部品からなり、前記旋回渦巻羽根の反対側の旋
回鏡板背面に吸入側の気体圧力よりも高い流体圧力を作
用させて前記旋回鏡板の外周付近の当接面と前記固定渦
巻羽根部品の外周付近の当接面とを摺動当接させるとと
もに、前記圧縮機構の外周を密閉容器に密閉固定し、こ
の密閉容器内の空間を分割し、そのうち前記電動機側の
空間には前記圧縮機構の吐出口を開口させ、反対側の空
間は吸入側の圧力を作用させた吸入空間とし、前記固定
鏡板の当接面の反対側には前記作業空間を形成する前記
固定渦巻羽根の外壁側の終端と内壁側の終端のそれぞれ
の近傍に吸入口を設け、前記固定鏡板上の前記旋回渦巻
羽根と対応する側と反対側に固定され、前記吸入口を閉
塞する端板と、この端板上の一ヶ所に前記吸入口に連通
して吸入穴を設け、前記端板に固定した1個の薄板から
なる逆止弁で前記吸入穴を開閉する構成としたものであ
る。
作用 上記手段により、2ヶ所の吸入圧縮開始点、即ち、外
壁側曲面を内壁側曲面よりも短くした固定渦巻羽根の外
壁側曲面の終端と内壁側曲面の終端のそれぞれの近傍に
それぞれ吸入口を設けて、旋回渦巻羽根の外方端部周辺
の吸入冷媒の通路の確保を不要にして、当接面内縁寸法
極小にすることである。
さらには、1個の端板、1個の薄板逆止弁で逆止作用
を得ることである。
実施例 本発明の実施例として、第1図にスクロール式の電動
圧縮機の断面を示す。
密閉容器1の内部に、圧縮機構2と、これを駆動する
電動機の固定子3を固定し、この電動機の下方に潤滑油
溜4を設ける。
圧縮機構2は、固定鏡板5に一体に形成した固定渦巻
羽根6を有する固定渦巻羽根部品7と、この固定渦巻羽
根6と噛み合って複数個の圧縮作業空間11を形成する旋
回渦巻羽根8を旋回鏡板9の上に形成した旋回渦巻羽根
部品10と、この旋回渦巻羽根部品10の自転を防止して旋
回のみをさせる自転拘束部品12と、この旋回鏡板9に設
けた旋回駆動軸13を偏心旋回駆動する偏心駆動軸受14を
有するクランク軸15と、このクランク軸の主軸16を電動
機の回転子12の下方で支承する主軸受17を有する軸受部
品19等で構成されている。
クランク軸15の上端を、隔壁20に固定した玉軸受21に
嵌入し、隔壁20は電動機の固定子3と回転子12の上の空
間を電動機側空間22と吐出室23に仕切っている。
軸受部品19の外周に設けた環状突起18が密閉容器胴部
27の下端と密閉容器下部28の上端で挟み込み、一体に密
閉溶接されている。
圧縮機の吸入管29から密閉容器下部28の内部の吸入空
間30に入り、吸入穴31から圧縮機構2に吸入された冷媒
気体は、圧縮作業空間11で圧縮された後、旋回鏡板9に
設けた吐出穴32から、旋回駆動軸13の中を通り、クラン
ク軸15の中に設けた連通孔33を通り、クランク軸囲い34
の上方の隙間から出て、電動機の固定子3の周囲に設け
た連通路36を経て、固定子3の上方の電動機側空間22に
導かれ、通路孔24を通過して吐出室23に入り、吐出管37
から圧縮機外に吐出させる。
管通路38から潤滑油や冷媒液が圧縮機構2へ吸引され
る。端板39は断熱ガスケット40を介して固定鏡板9に固
定されている。
第2図は上記第1図の固定渦巻羽根部品7と端板39の
付近の詳細図で、固定鏡板5の背面に吸入口43及び43A
とこれをつなぐ連通溝42が設けられている。
第3図は端板39の吸入穴31の上に逆止弁41と逆止弁押
え44がリベット45で固定されている。
発明の効果 上述したように、本発明によれば、2ケ所に吸入口を
設けて、当接面内縁寸法を極小にすることにより、旋回
鏡板の外径が最小にできて圧縮機の密閉容器の外径の縮
小が図れ、軽量小形化の効果が大きい。また、旋回鏡板
の剛性を小にすることが可能なために、圧縮機の軸受の
信頼性の向上、振動の低減の効果も大きい。
さらには、確実な逆止弁が簡単に構成出来更に信頼性
の向上とコストの低いスクロール圧縮機が実現出来る効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すスクロール圧縮機の断
面図、第2図(a)、(b)、(c)は同圧縮機におけ
る固定鏡板の平面図、断面図、背面図、第3図(a)、
(b)は同圧縮機における端板の平面図および側面図、
第4図は従来の電動圧縮機の縦断面、第5図は同横断面
図、第6図は他の従来例における電動圧縮機の要部横断
面図である。 1……密閉容器、2……圧縮機構、3……電動機固定
子、4……潤滑油溜、5……固定鏡板、6……固定渦巻
羽根、7……固定渦巻羽根部品、8……旋回渦巻羽根、
9……旋回鏡板、10……旋回渦巻羽根部品、11……圧縮
作業空間、12……自転拘束部品、13……旋回駆動軸、15
……クランク軸、19……軸受部品、29……吸入管、31…
…吸入穴、37……吐出管、38……管通路、39……端板、
40……断熱ガスケット、41……逆止弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村松 繁 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−190595(JP,A) 特開 昭60−190691(JP,A) 特開 昭62−199984(JP,A) 特開 昭61−223288(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】密閉容器内に電動機と、この電動機により
    駆動するとともに、固定鏡板に形成された圧縮機構を配
    設し、この圧縮機構は、外壁側の終端と内壁側の終端の
    異なる固定渦巻羽根を有する固定渦巻羽根部品と、この
    固定渦巻羽根と噛み合い複数個の作業空間を形成する旋
    回渦巻羽根を旋回鏡板の上に固定又は形成した旋回渦巻
    羽根部品と、この旋回渦巻羽根部品の自転を防止して旋
    回のみをさせる自転拘束部品と、前記旋回渦巻羽根部品
    を旋回駆動するクランク軸と、このクランク軸の主軸を
    支承する主軸受を有する軸受部品からなり、前記旋回渦
    巻羽根の反対側の旋回鏡板背面に吸入側の気体圧力より
    も高い流体圧力を作用させて前記旋回鏡板の外周付近の
    当接面と前記固定渦巻羽根部品の外周付近の当接面とを
    摺動当接させるとともに、前記圧縮機構の外周を密閉容
    器に密閉固定し、この密閉容器内の空間を分割し、その
    うち前記電動機側の空間には前記圧縮機構の吐出口を開
    口させ、反対側の空間は吸入側の圧力を作用させた吸入
    空間とし、前記固定鏡板の当接面の反対側には前記作業
    空間を形成する前記固定渦巻羽根の外壁側の終端と内壁
    側の終端のそれぞれの近傍に吸入口を設け、前記固定鏡
    板上の前記旋回渦巻羽根と対応する側と反対側に固定さ
    れ、前記吸入口を閉塞する端板と、この端板上の一ヶ所
    に前記吸入口に連通する吸入穴を設け、前記端板に固定
    した1個の薄板からなる逆止弁で前記吸入穴を開閉する
    構成としたスクロール圧縮機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0830470B2 (ja) * 1985-03-28 1996-03-27 松下電器産業株式会社 スクロ−ル圧縮機
JPS62199984A (ja) * 1986-02-28 1987-09-03 Toshiba Corp スクロ−ル型圧縮装置

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