JPH08312547A - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

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Publication number
JPH08312547A
JPH08312547A JP11820995A JP11820995A JPH08312547A JP H08312547 A JPH08312547 A JP H08312547A JP 11820995 A JP11820995 A JP 11820995A JP 11820995 A JP11820995 A JP 11820995A JP H08312547 A JPH08312547 A JP H08312547A
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JP
Japan
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end plate
component
swirling
fixed
swirl
Prior art date
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Pending
Application number
JP11820995A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruyuki Akazawa
輝行 赤澤
Hideo Hirano
秀夫 平野
Kiyoshi Sano
潔 佐野
Taisei Kobayakawa
大成 小早川
Shuichi Yamamoto
修一 山本
Sadao Kawahara
定夫 河原
Takashi Morimoto
敬 森本
Shozo Hase
昭三 長谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP11820995A priority Critical patent/JPH08312547A/ja
Publication of JPH08312547A publication Critical patent/JPH08312547A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は左右の圧縮室への供給油量を制御で
きるように構成を工夫して、圧縮機性能の向上を図るこ
とを目的とするものである。 【構成】 本発明は旋回渦巻羽根11の旋回運動によっ
て、固定渦巻羽根部品10の背面に形成される空間と前
記旋回渦巻羽根11によって左右に区切られる吸入室が
交互に連通するような位置に、前記固定渦巻羽根部品1
0に貫通孔60を設けて供給油制御できる構成にしたも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和装置等に使用さ
れるスクロール圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のスクロール圧縮機につい
て図面とともに説明する。
【0003】図4は密閉容器内に電動機103と圧縮機
構部102を並べて配置し、この密閉容器内空間を吐出
室とした構造の横置きスクロール圧縮機の縦断面図であ
り、また、図5はその圧縮機構部の拡大横断面図であ
る。
【0004】この圧縮機における圧縮部への給油は以下
に示すごとくなされていた。吐出室底部の油溜107の
潤滑油を、駆動軸106の副軸受側に取り付けた油ポン
プ142から駆動軸106内を貫通する給油経路143
を介して主軸受側に送る。この一部は旋回渦巻羽根部品
113の内部に設けた絞り機構を有する給油経路141
より、旋回鏡板112の外周および主軸受を有する軸受
部品121で形成される旋回鏡板外周空間145に入
り、旋回渦巻羽根111の旋回運動によってかきあげら
れて固定渦巻羽根部品113のスラスト面165に設け
た2つの吸入室連通溝147と給油溝146から圧縮部
最外周に位置する吸入室に送り込まれ、同時にこの旋回
運動によって内方の圧縮室に導かれるという構成であっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
図4のような給油の構成では旋回渦巻羽根部品が固定渦
巻羽根部品と異なる材料で構成される場合などには、圧
縮機運転時に、その熱膨張率の差によって、熱膨張係数
の大きい渦巻羽根に外方を囲まれる圧縮室側に隙間も生
じるため洩れによる性能低下を招くという問題があっ
た。特に、最外周に形成される圧縮室ではこの隙間が大
きくなり、その対応策が待ち望まれていた。
【0006】そこで、本発明は圧縮機運転時にこの隙間
が生じる圧縮室側に多くの油を供給できるような制御機
構を有するスクロール圧縮機を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のスクロール圧縮機は、旋回渦巻羽根の旋回運
動によって、前記固定渦巻羽根部品の背面に形成される
空間と前記旋回渦巻羽根によって左右に区切られる吸入
室が交互に連通するような位置に、前記固定渦巻羽根部
品に貫通孔を設ける。
【0008】
【作用】本発明は上記のごとき構成にしたことにより、
圧縮機運転時に隙間が生じる側の圧縮室に通ずる吸入室
に貫通孔の開口時間を長くし供給油量を多くすることが
でき、効率よく隙間のシールを行うことができる。ま
た、貫通孔の位置を選ぶことによって、両側の圧縮室へ
の供給油の配分を調節できる。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を以下に図面とともに説明す
る。
【0010】図1は本発明のスクロール圧縮機の実施例
の縦断面図で、図2、図3は圧縮機構部の拡大断面図で
ある。
【0011】密閉容器1の内部に圧縮機構2とこれを駆
動する電動機3の固定子4を固定し、電動機3の回転子
5に圧縮機構2を駆動するクランク軸6を結合し、密閉
容器1の圧縮機構2の周囲を油溜7とする。圧縮機構2
は、固定鏡板8に一体に形成した固定渦巻羽根9を有す
る固定渦巻羽根部品10と、この固定渦巻羽根9と噛み
合って複数個の圧縮室14を形成する旋回渦巻羽根11
を旋回鏡板12の上に形成した旋回渦巻羽根部品13
と、この旋回渦巻羽根部品13の自転を防止して旋回の
みをさせる自転拘束部品15と、この旋回鏡板12の旋
回渦巻羽根11の反対側に設けた旋回駆動軸16と、ク
ランク軸6の主軸18の内方に設けこの旋回駆動軸16
が嵌入する偏芯軸受17と、このクランク軸6の主軸1
8を支承する主軸受19を有する軸受部品21と、旋回
鏡板12の背面の鏡板背面20から微小な間隔の隙間を
おいてこの旋回渦巻羽根部品13の軸方向の動きを制限
する軸方向移動制限平面23を有する平面板部品24を
配置する。
【0012】この平面板部品24に、鏡板背面20にか
かる気体圧力を中心部にかかる吐出圧力と鏡板背面20
の外周にかかる吐出圧力よりも低い圧力とに仕切る摺動
仕切環25を配設する。圧縮機の吸入管30から吸入し
た冷媒気体は、圧縮機構2の吸込口32から圧縮機構2
に入り、圧縮室14で圧縮され、吐出口33から、吐出
室34、固定鏡板8外周に設けた吐出通路35、軸受部
品21に設けた吐出通路36を通り電動機3と圧縮機構
2の間の吐出室37に吐出される。この吐出冷媒気体
は、電動機周辺通路38を通り、吐出管39から圧縮機
の外に導かれる。
【0013】一方、油溜7よりポンプ42で強制給油さ
れた油は駆動軸6内に設けられた給油経路43を介して
旋回鏡板12内に取り付けられた絞り装置40に入る。
この絞り装置40で適量に調節された油は、旋回鏡板1
2の外周および、軸受部品で形成される鏡板外周空間4
5に溜められる。この鏡板外周空間45に溜められた油
は旋回鏡板12の旋回運動によってかきあげられ、固定
渦巻羽根部品10のスラスト面65に設けた2つの連通
溝47と給油溝46より、吸入室に導かれる。また、固
定渦巻羽根部品10の背面空間に形成される油溜7’か
らも、吸入室との差圧により、固定渦巻羽根部品10に
設けられた貫通孔60から吸入室に油供給され、旋回渦
巻羽根11の旋回運動により、この旋回渦巻羽根11に
よって左右に区切られる吸入室にそれぞれ、開口時間に
比例した量を供給できる。この結果、供給油配分の最適
化を図ることができ、両圧縮室の効率よいシールが可能
になり、圧縮機性能の向上を図ることができる。
【0014】
【発明の効果】本発明の効果は、旋回渦巻羽根の旋回運
動によって、前記固定渦巻羽根部品の背面に形成される
空間と前記旋回渦巻羽根によって左右に区切られる吸入
室が交互に連通するような位置に、前記固定渦巻羽根部
品に貫通孔を設ける構成にしたことにより、圧縮機運転
時に隙間が生じる側の圧縮室に通ずる吸入室に貫通孔の
開口時間を長くし供給油量を多くすることができ、効率
よく隙間のシールを行うことができる。また、貫通孔の
位置を選ぶことによって、両側の圧縮室への供給油の配
分を調節できる。この結果、供給油配分の最適化を図る
ことができ、両圧縮室の効率よいシールが可能になり、
圧縮機性能の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスクロール圧縮機の実施例における縦
断面図
【図2】同圧縮機構部の拡大縦断面図
【図3】同圧縮機構部の拡大横断面図
【図4】従来のスクロール圧縮機の縦断面図
【図5】従来のスクロール圧縮機の圧縮機構部の拡大横
断面図
【符号の説明】
1 密閉容器 2 圧縮機構 3 電動機 6 クランク軸 8 固定鏡板 9 固定渦巻羽根 10 固定渦巻羽根部品 11 旋回渦巻羽根 12 旋回鏡板 13 旋回渦巻羽根部品 14 圧縮室 15 自転拘束部品 18 主軸 19 主軸受 20 旋回鏡板背面 21 軸受部品 25 摺動仕切環 40 絞り装置 42 給油ポンプ 43 給油経路 44 可動シール部材 45 鏡板外周空間 60 貫通孔
フロントページの続き (72)発明者 小早川 大成 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山本 修一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 河原 定夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 森本 敬 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 長谷 昭三 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】密閉容器の内部に電動機と、この電動機で
    駆動する圧縮機構を配設し、前記圧縮機構を、固定鏡板
    の上に固定渦巻羽根を形成した固定渦巻羽根部品と、前
    記固定渦巻羽根と噛み合い複数個の圧縮室を形成する旋
    回渦巻羽根を旋回鏡板の上に形成した旋回渦巻羽根部品
    と、この旋回渦巻羽根部品の自転を防止して旋回のみを
    させる自転拘束部品と、前記旋回渦巻羽根部品を旋回駆
    動するクランク軸と、このクランク軸に形成した主軸を
    支承する主軸受を有する軸受部品を含んで構成し、前記
    旋回鏡板の前記渦巻羽根と反対側の鏡板背面に設けた旋
    回軸の外方に、この鏡板背面にかかる圧力を中心部にか
    かる吐出圧力と、前記吐出圧力より低い圧力とに仕切る
    摺動仕切り環を設け、この摺動仕切り環の内方と、前記
    旋回鏡板の外周および、軸受部品で形成される鏡板外周
    空間とを連通する給油経路を絞り機構を介して前記旋回
    渦巻羽根部品の内部に設けるとともに、前記旋回渦巻羽
    根の旋回運動によって、前記固定渦巻羽根部品の背面に
    形成される空間と前記旋回渦巻羽根によって左右に区切
    られる吸入室が交互に連通するような位置に、前記固定
    渦巻羽根部品に貫通孔を設ける供給油制御機構を設けて
    なるスクロール圧縮機。
JP11820995A 1995-05-17 1995-05-17 スクロール圧縮機 Pending JPH08312547A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011007095A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 Panasonic Corp スクロール圧縮機
JP2011027076A (ja) * 2009-07-29 2011-02-10 Panasonic Corp スクロール圧縮機
JP2011106353A (ja) * 2009-11-18 2011-06-02 Panasonic Corp スクロール圧縮機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011007095A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 Panasonic Corp スクロール圧縮機
JP2011027076A (ja) * 2009-07-29 2011-02-10 Panasonic Corp スクロール圧縮機
JP2011106353A (ja) * 2009-11-18 2011-06-02 Panasonic Corp スクロール圧縮機

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