JP3265781B2 - スクロール圧縮機 - Google Patents
スクロール圧縮機Info
- Publication number
- JP3265781B2 JP3265781B2 JP33780093A JP33780093A JP3265781B2 JP 3265781 B2 JP3265781 B2 JP 3265781B2 JP 33780093 A JP33780093 A JP 33780093A JP 33780093 A JP33780093 A JP 33780093A JP 3265781 B2 JP3265781 B2 JP 3265781B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spiral blade
- end plate
- swirling
- swirl
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
れるスクロール圧縮機に関するものである。
て図面とともに説明する。
構部102を並べて配置し、この密閉容器内空間を吐出
室とした構造の横置きスクロール圧縮機の縦断面図であ
り、また、図5はその圧縮機構部の拡大横断面図であ
る。
に示すごとくなされていた。吐出室底部の油溜107の
潤滑油を、駆動軸106の副軸受側に取りつけた油ポン
プ142から駆動軸106内を貫通する給油経路143
を介して主軸受側に送る。この一部は旋回渦巻羽根部品
113の内部に設けた絞り機構140を有する給油経路
141より、旋回鏡板112の外周、および主軸受を有
する軸受部品121で形成される旋回鏡板外周空間14
5に入り、旋回渦巻羽根111の旋回運動によってかき
あげられて固定渦巻羽根部品110のスラスト面165
に設けた2つの吸入室連通溝147と給油溝146から
圧縮部最外周に位置する吸入室に送りこまれ、同時にこ
の旋回運動によって内方の圧縮室に導かれるというもの
であった。
示す給油の構成では固定渦巻羽根に対して旋回渦巻羽根
を熱膨張係数の大きい材質にした場合、圧縮機運転時に
その熱膨脹率の差によって、旋回渦巻羽根によって外方
を囲まれる圧縮室の隙間が増大し、洩れによる性能低下
を招くという問題があった。特に、最外周に形成される
圧縮室ではこの隙間が大きくなり、その対応策が待ち望
まれていた。
にこの隙間が生じる圧縮室側に多くの油を供給すること
のできるスクロール圧縮機を提供することを目的とす
る。
に本発明のスクロール圧縮機は、旋回鏡板の外周およ
び、軸受部品で形成される鏡板外周空間と前記旋回渦巻
羽根に外方を囲まれる側の吸入室が連通するような位置
に、前記旋回鏡板に貫通孔を設けたものである。
巻羽根の熱膨張係数の差によって旋回渦巻羽根によって
外方に囲まれる最外周の圧縮室の隙間が大きくなった所
に、旋回渦巻羽根部品に設けた貫通孔から油を局部的に
供給することができ、効率よく隙間のシールを行うこと
ができる。
がアルミニウム製で構成される本発明の一実施例を図面
とともに説明する。
の縦断面図で、図2,図3は圧縮機構部の拡大断面図で
ある。
動する電動機3の固定子4を固定し、電動機3の回転子
5に圧縮機構2を駆動するクランク軸6を結合し、密閉
容器1の圧縮機構2の周囲を油溜7とする。圧縮機構2
は、固定鏡板8に一体に形成した固定渦巻羽根9を有す
る固定渦巻羽根部品10と、この固定渦巻羽根9と噛み
合って複数個の圧縮室14を形成する旋回渦巻羽根11
を旋回鏡板12の上に形成した旋回渦巻羽根部品13
と、この旋回渦巻羽根部品13の自転を防止して旋回の
みをさせる自転拘束部品15と、この旋回鏡板12の旋
回渦巻羽根11の反対側に設けた旋回駆動軸16と、ク
ランク軸6の主軸18の内方に設け、この旋回駆動軸1
6が嵌入する偏芯軸受17と、このクランク軸6の主軸
18を支承する主軸受19を有する軸受部品21と、旋
回鏡板12の背面の鏡板背面20から微小な間隔の隙間
をおいてこの旋回渦巻羽根部品13の軸方向の動きを制
限する軸方向移動制限平面23を有する平面板部品24
を配置する。この平面板部品24に、鏡板背面20にか
かる気体圧力を中心部にかかる吐出圧力と鏡板背面20
の外周にかかる吐出圧力よりも低い圧力とに仕切る摺動
仕切環25を配設する。圧縮機の吸入管30から吸入し
た冷媒気体は、圧縮機構2の吸込口32から圧縮機構2
に入り、圧縮室14で圧縮され、吐出口33から、吐出
室34、固定鏡板8外周に設けた吐出通路35、軸受部
品21に設けた吐出通路36を通り電動機3と圧縮機構
2の間の吐出室37に吐出される。この吐出冷媒気体
は、電動機周辺通路38を通り、吐出管39から圧縮機
の外に導かれる。
れた油は駆動軸6内に設けられた給油経路43を介して
旋回鏡板12内に取り付けられた絞り装置40に入る。
この絞り装置40で適量に調節された油は、旋回鏡板1
2の外周および、軸受部品で形成される鏡板外周空間4
5に溜められる。この鏡板外周空間45に溜められた油
は旋回鏡板12の背面側から貫通孔50に入り、旋回渦
巻羽根によって外方を囲まれる吸入室側に導かれる。
囲まれる最外周の圧縮室を主に、同側の圧縮室のシール
能力を高め、スクロール圧縮機の性能向上を図ることが
できる。
ば、旋回鏡板の外周および軸受部品で形成される鏡板外
周空間と前記旋回渦巻羽根に外方を囲まれる側の吸入室
が連通するような位置に、前記旋回鏡板に貫通孔を設け
た圧縮機の運転時に両渦巻羽根の熱膨張係数の差によっ
て旋回渦巻羽根によって外方を囲まれる最外周の圧縮室
の隙間が大きくなった所に、固定渦巻部品のスラスト面
に設けた給油溝から油を局部的に供給することができ、
効率よく隙間のシールを行うことができる。また、供給
される油は旋回渦巻羽根の旋回運動によって、内側の同
側の圧縮室にも導かれ、隙間のシールを助けるため、旋
回渦巻羽根によって外方を囲まれる側の圧縮室全般のシ
ール性能を向上させてスクロール圧縮機の性能の向上を
図ることができるものである。
断面図
断面図
Claims (1)
- 【請求項1】 密閉容器の内部に電動機と、この電動機
で駆動する圧縮機構を配設し、前記圧縮機構は、固定鏡
板の上に固定渦巻羽根を形成した固定渦巻羽根部品と、
前記固定渦巻羽根部品よりも熱膨張係数の大きな材質で
構成され、かつ前記固定渦巻羽根と噛み合い複数個の圧
縮室を形成する旋回渦巻羽根を旋回鏡板の上に形成した
旋回渦巻羽根部品と、この旋回渦巻羽根部品の自転を防
止して旋回のみをさせる自転拘束部品と、前記旋回渦巻
羽根部品を旋回駆動するクランク軸と、このクランク軸
に形成した主軸を支承する主軸受を有する軸受部品から
なり、かつ前記旋回鏡板の前記渦巻羽根と反対側の鏡板
背面に設けた旋回軸の外方に、この鏡板背面にかかる圧
力を中心部にかかる吐出圧力と、前記吐出圧力より低い
圧力とに仕切る摺動仕切り環を設け、この摺動仕切り環
の内方と、前記旋回鏡板の外周および軸受部品で形成さ
れる鏡板外周空間とを連通する給油経路を絞り機構を介
して前記旋回渦巻羽根部品の内部に設けるとともに、前
記鏡板外周空間と前記旋回渦巻羽根に外方を囲まれる側
の吸入室が連通するような位置において、前記旋回鏡板
に貫通孔を設けたスクロール圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33780093A JP3265781B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | スクロール圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33780093A JP3265781B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | スクロール圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07189933A JPH07189933A (ja) | 1995-07-28 |
JP3265781B2 true JP3265781B2 (ja) | 2002-03-18 |
Family
ID=18312092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33780093A Expired - Fee Related JP3265781B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | スクロール圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3265781B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8082954B2 (en) | 2003-10-31 | 2011-12-27 | Nkt Flexibles I/S | Flexible pipe with a permeable outer sheath and a method of its manufacturing |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP33780093A patent/JP3265781B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8082954B2 (en) | 2003-10-31 | 2011-12-27 | Nkt Flexibles I/S | Flexible pipe with a permeable outer sheath and a method of its manufacturing |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07189933A (ja) | 1995-07-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3399797B2 (ja) | スクロール圧縮機 | |
JP3851971B2 (ja) | Co2用圧縮機 | |
KR100319011B1 (ko) | 2단진공펌핑장치 | |
JP3265781B2 (ja) | スクロール圧縮機 | |
JP3203919B2 (ja) | スクロール圧縮機 | |
JP3203924B2 (ja) | スクロール圧縮機 | |
JP3124437B2 (ja) | スクロール圧縮機 | |
JP3608268B2 (ja) | スクロール圧縮機 | |
JP3203920B2 (ja) | スクロール圧縮機 | |
JPH08232863A (ja) | 軸貫通スクロール圧縮機 | |
JP3168803B2 (ja) | スクロール圧縮機 | |
JPH08312546A (ja) | 横置きスクロール圧縮機 | |
JPH08312547A (ja) | スクロール圧縮機 | |
JPS62178794A (ja) | スクロ−ル圧縮機 | |
JPH086696B2 (ja) | 電動圧縮機 | |
JP2925687B2 (ja) | スクロール圧縮機 | |
JPH08200250A (ja) | 軸貫通スクロール圧縮機 | |
JPH0942177A (ja) | スクロール圧縮機 | |
JP3278971B2 (ja) | スクロール圧縮機 | |
JP3160432B2 (ja) | スクロ−ル型流体機械 | |
JPH06193570A (ja) | 密閉形スクロール圧縮機 | |
JP3564903B2 (ja) | スクロール圧縮機 | |
JPH0385387A (ja) | スクロール圧縮機 | |
JP2672626B2 (ja) | 回転式圧縮機 | |
JP3066202B2 (ja) | スクロール圧縮機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080111 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090111 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090111 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100111 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120111 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130111 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |