JP2000161266A - スクロール圧縮機 - Google Patents
スクロール圧縮機Info
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- JP2000161266A JP2000161266A JP10330435A JP33043598A JP2000161266A JP 2000161266 A JP2000161266 A JP 2000161266A JP 10330435 A JP10330435 A JP 10330435A JP 33043598 A JP33043598 A JP 33043598A JP 2000161266 A JP2000161266 A JP 2000161266A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 旋回スクロール背面の背圧室を中間圧室と低
圧室とに区画するとともに、高温高圧の吐出室と中間圧
室とを結んで油を導く第一導入路およびモータ室に溜ま
る油を圧縮部に向かう冷媒流による動圧効果により吸入
口に導く第二導入路を設けて、モータ室の油を外部に排
出することなく循環させるようにし、吐油量の軽減を可
能にして高性能化できるようにしたスクロール圧縮機を
提供する。 【解決手段】 旋回スクロール４の鏡板の背面に環状の
シール域14を設ける一方、メインフレーム８にモータ室
を臨ませて前記シール域の外側に連なる吸入口5aを設
け、吐出室12の油溜めから前記シール域と軸受部8aとで
仕切られる空間に高温高圧の油および、またはガスを導
く第一導入路15を設けるとともに、前記モータ室に溜ま
る油を圧縮部３に向かう冷媒流による動圧効果により前
記吸入口に導く第二導入路16を設けた。
圧室とに区画するとともに、高温高圧の吐出室と中間圧
室とを結んで油を導く第一導入路およびモータ室に溜ま
る油を圧縮部に向かう冷媒流による動圧効果により吸入
口に導く第二導入路を設けて、モータ室の油を外部に排
出することなく循環させるようにし、吐油量の軽減を可
能にして高性能化できるようにしたスクロール圧縮機を
提供する。 【解決手段】 旋回スクロール４の鏡板の背面に環状の
シール域14を設ける一方、メインフレーム８にモータ室
を臨ませて前記シール域の外側に連なる吸入口5aを設
け、吐出室12の油溜めから前記シール域と軸受部8aとで
仕切られる空間に高温高圧の油および、またはガスを導
く第一導入路15を設けるとともに、前記モータ室に溜ま
る油を圧縮部３に向かう冷媒流による動圧効果により前
記吸入口に導く第二導入路16を設けた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクロール圧縮機
に係わり、より詳細には、旋回スクロール背面の背圧室
を中間圧室と低圧室とに区画するとともに、高温高圧の
吐出室と中間圧室とを結んで油を導く第一導入路および
モータ室に溜まる油を圧縮部に向かう冷媒流による動圧
効果により吸入口に導く第二導入路を設けて、モータ室
の油を外部に排出することなく循環させるようにし、吐
油量の軽減を可能にして高性能化できるようにした構造
に関する。
に係わり、より詳細には、旋回スクロール背面の背圧室
を中間圧室と低圧室とに区画するとともに、高温高圧の
吐出室と中間圧室とを結んで油を導く第一導入路および
モータ室に溜まる油を圧縮部に向かう冷媒流による動圧
効果により吸入口に導く第二導入路を設けて、モータ室
の油を外部に排出することなく循環させるようにし、吐
油量の軽減を可能にして高性能化できるようにした構造
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のスクロール圧縮機は、例えば図３
で示すように、密閉容器１内に圧縮部３と、同圧縮部３
によって仕切られたモータ室および吐出室12とを配置
し、前記圧縮部３は鏡板の内面に渦巻状のラップを立設
した固定スクロール４および旋回スクロール５を互いに
噛み合わせて形成された圧縮室６からなり、前記旋回ス
クロール５は、前記モータ室内の駆動モータ２に接続さ
れてメインフレーム８に設けられた軸受部8aによって軸
支され、旋回軸受部９によって軸支された旋回軸7aを連
続形成してなるシャフト７によって駆動され、スクロー
ルの中心方向に移動するに従って容積を縮小するように
した両スクロールの相対運動を行うことにより前記圧縮
室６のガスを圧縮し、圧縮ガスを、同圧縮室６に連通し
た吐出穴4aから油溜めを備えた前記吐出室12へ吐出する
ようにしてなる構成であった。
で示すように、密閉容器１内に圧縮部３と、同圧縮部３
によって仕切られたモータ室および吐出室12とを配置
し、前記圧縮部３は鏡板の内面に渦巻状のラップを立設
した固定スクロール４および旋回スクロール５を互いに
噛み合わせて形成された圧縮室６からなり、前記旋回ス
クロール５は、前記モータ室内の駆動モータ２に接続さ
れてメインフレーム８に設けられた軸受部8aによって軸
支され、旋回軸受部９によって軸支された旋回軸7aを連
続形成してなるシャフト７によって駆動され、スクロー
ルの中心方向に移動するに従って容積を縮小するように
した両スクロールの相対運動を行うことにより前記圧縮
室６のガスを圧縮し、圧縮ガスを、同圧縮室６に連通し
た吐出穴4aから油溜めを備えた前記吐出室12へ吐出する
ようにしてなる構成であった。
【０００３】前記旋回軸7aの外側には凹陥部を設けてオ
ルダムリング10を配設し、前記シャフト７を軸支するメ
インフレーム８にはスラスト軸受11を形成し、同スラス
ト軸受11により前記旋回スクロール５を支持した構成と
なっている。
ルダムリング10を配設し、前記シャフト７を軸支するメ
インフレーム８にはスラスト軸受11を形成し、同スラス
ト軸受11により前記旋回スクロール５を支持した構成と
なっている。
【０００４】しかしながら、前記モータ室の内部圧力は
低圧であるため、旋回スクロールは、そのスラスト方向
に前記圧縮室６の圧力をうけることによって、前記スラ
スト軸受11を形成した前記メインフレーム８に過大な力
が作用するようになってしまうという問題を有してい
た。
低圧であるため、旋回スクロールは、そのスラスト方向
に前記圧縮室６の圧力をうけることによって、前記スラ
スト軸受11を形成した前記メインフレーム８に過大な力
が作用するようになってしまうという問題を有してい
た。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明においては、上
記問題点に鑑み、旋回スクロール背面の背圧室を中間圧
室と低圧室とに区画するとともに、高温高圧の吐出室と
中間圧室とを結んで油を導く第一導入路およびモータ室
に溜まる油を圧縮部に向かう冷媒流による動圧効果によ
り吸入口に導く第二導入路を設けて、モータ室の油を外
部に排出することなく循環させるようにし、吐油量の軽
減を可能にして高性能化できるようにしたスクロール圧
縮機を提供することを目的としている。
記問題点に鑑み、旋回スクロール背面の背圧室を中間圧
室と低圧室とに区画するとともに、高温高圧の吐出室と
中間圧室とを結んで油を導く第一導入路およびモータ室
に溜まる油を圧縮部に向かう冷媒流による動圧効果によ
り吸入口に導く第二導入路を設けて、モータ室の油を外
部に排出することなく循環させるようにし、吐油量の軽
減を可能にして高性能化できるようにしたスクロール圧
縮機を提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、密閉容器内に圧縮部と、同圧縮部によって
仕切られたモータ室および吐出室とを配置し、前記圧縮
部は鏡板の内面に渦巻状のラップを立設した固定スクロ
ールおよび旋回スクロールを互いに噛み合わせて形成さ
れた圧縮室からなり、前記旋回スクロールは、駆動モー
タに接続されてメインフレームに設けられた軸受部によ
って軸支されたシャフトにより駆動され、スクロールの
中心方向に移動するに従って容積を縮小するようにした
両スクロールの相対運動を行うことにより前記圧縮室の
ガスを圧縮し、圧縮ガスを、同圧縮室に連通した吐出穴
から油溜めを備えた前記吐出室へ吐出するようにしてな
るスクロール圧縮機において、前記旋回スクロールの鏡
板の背面に環状のシール域を設ける一方、前記メインフ
レームに前記モータ室を臨ませて前記シール域の外側に
連なる吸入口を設け、前記吐出室の油溜めから前記シー
ル域と軸受部とで仕切られる空間に高温高圧の油およ
び、またはガスを導く第一導入路を設けるとともに、前
記モータ室に溜まる油を前記圧縮部に向かう冷媒流によ
る動圧効果により前記吸入口に導く第二導入路を設けた
構成となっている。
決するため、密閉容器内に圧縮部と、同圧縮部によって
仕切られたモータ室および吐出室とを配置し、前記圧縮
部は鏡板の内面に渦巻状のラップを立設した固定スクロ
ールおよび旋回スクロールを互いに噛み合わせて形成さ
れた圧縮室からなり、前記旋回スクロールは、駆動モー
タに接続されてメインフレームに設けられた軸受部によ
って軸支されたシャフトにより駆動され、スクロールの
中心方向に移動するに従って容積を縮小するようにした
両スクロールの相対運動を行うことにより前記圧縮室の
ガスを圧縮し、圧縮ガスを、同圧縮室に連通した吐出穴
から油溜めを備えた前記吐出室へ吐出するようにしてな
るスクロール圧縮機において、前記旋回スクロールの鏡
板の背面に環状のシール域を設ける一方、前記メインフ
レームに前記モータ室を臨ませて前記シール域の外側に
連なる吸入口を設け、前記吐出室の油溜めから前記シー
ル域と軸受部とで仕切られる空間に高温高圧の油およ
び、またはガスを導く第一導入路を設けるとともに、前
記モータ室に溜まる油を前記圧縮部に向かう冷媒流によ
る動圧効果により前記吸入口に導く第二導入路を設けた
構成となっている。
【０００７】また、前記シャフトの内部長手方向に、前
記第一導入路から導入された油および、またはガスを、
先端周縁部を経由させてその端面から前記モータ室に循
環する循環経路を形成した構成となっている。
記第一導入路から導入された油および、またはガスを、
先端周縁部を経由させてその端面から前記モータ室に循
環する循環経路を形成した構成となっている。
【０００８】また、前記循環経路に、前記軸受部に連な
る側路を設けた構成となっている。
る側路を設けた構成となっている。
【０００９】また、前記側路を、複数設けた構成となっ
ている。
ている。
【００１０】また、前記吸入口を前記モータ室に延出す
る一方、同延出部の外周に前記第二導入路を接続するよ
うにした構成となっている。
る一方、同延出部の外周に前記第二導入路を接続するよ
うにした構成となっている。
【００１１】また、前記第一導入路に、油および、また
はガスの導入量を調整する絞り機構を設けた構成となっ
ている。
はガスの導入量を調整する絞り機構を設けた構成となっ
ている。
【００１２】また、前記絞り機構が、前記第一導入路に
形成した絞り径路からなる構成となっている。
形成した絞り径路からなる構成となっている。
【００１３】更に、前記絞り径路を、円筒状の穴とした
構成となっている。
構成となっている。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に基づいた実施例として説明する。図１および図
２において、１は密閉容器、２はモータ室に配置された
駆動モータ、３は冷媒を圧縮する圧縮部、４は固定スク
ロール、4aは吐出穴、５は旋回スクロール、5aは前記圧
縮部３に冷媒流を導く吸入口、６は前記固定スクロール
４のラップおよび前記旋回スクロール５のラップにより
形成されて前記圧縮部３を構成する圧縮室、７は前記モ
ータ室内の駆動モータ２に接続されてメインフレーム８
に設けられた軸受部8aによって軸支され、旋回軸受部９
によって軸支された旋回軸7aを連続形成してなるシャフ
ト、10は前記旋回軸7aの外側には凹陥部を設けて配置さ
れたオルダムリング、11は前記シャフト７を軸支するメ
インフレーム８に連続形成されたスラスト軸受11、12は
前記圧縮部３で圧縮された圧縮ガスを前記吐出穴4aから
吐出する吐出室である。
付図面に基づいた実施例として説明する。図１および図
２において、１は密閉容器、２はモータ室に配置された
駆動モータ、３は冷媒を圧縮する圧縮部、４は固定スク
ロール、4aは吐出穴、５は旋回スクロール、5aは前記圧
縮部３に冷媒流を導く吸入口、６は前記固定スクロール
４のラップおよび前記旋回スクロール５のラップにより
形成されて前記圧縮部３を構成する圧縮室、７は前記モ
ータ室内の駆動モータ２に接続されてメインフレーム８
に設けられた軸受部8aによって軸支され、旋回軸受部９
によって軸支された旋回軸7aを連続形成してなるシャフ
ト、10は前記旋回軸7aの外側には凹陥部を設けて配置さ
れたオルダムリング、11は前記シャフト７を軸支するメ
インフレーム８に連続形成されたスラスト軸受11、12は
前記圧縮部３で圧縮された圧縮ガスを前記吐出穴4aから
吐出する吐出室である。
【００１５】前記旋回スクロール５の鏡板の背面に環状
のシール域14を設ける一方、前記メインフレーム８に前
記モータ室を臨ませて前記シール域14の外側に連なるよ
うにした前記吸入口5aを設け、前記吐出室12の油溜めか
ら前記シール域14と軸受部8aとで仕切られる空間に高温
高圧の油および、またはガスを導く第一導入路15を設け
るとともに、前記モータ室に溜まる油を前記圧縮部３に
向かう冷媒流による動圧効果により前記吸入口5aに導く
第二導入路16を設けた構成となっており、これによっ
て、前記旋回スクロール５背面の背圧室を中間圧室ａと
低圧室ｂとに区画するとともに、高温高圧の前記吐出室
12と前記中間圧室ａとを結んで油を導く第一導入路15お
よび、前記モータ室に溜まる油を前記圧縮部３に向かう
冷媒流による動圧効果により前記吸入口5aに導く第二導
入路16を設けて、前記モータ室の油を外部に排出するこ
となく循環させるようにし、吐油量の軽減を可能にして
高性能化できるようにした構造となる。
のシール域14を設ける一方、前記メインフレーム８に前
記モータ室を臨ませて前記シール域14の外側に連なるよ
うにした前記吸入口5aを設け、前記吐出室12の油溜めか
ら前記シール域14と軸受部8aとで仕切られる空間に高温
高圧の油および、またはガスを導く第一導入路15を設け
るとともに、前記モータ室に溜まる油を前記圧縮部３に
向かう冷媒流による動圧効果により前記吸入口5aに導く
第二導入路16を設けた構成となっており、これによっ
て、前記旋回スクロール５背面の背圧室を中間圧室ａと
低圧室ｂとに区画するとともに、高温高圧の前記吐出室
12と前記中間圧室ａとを結んで油を導く第一導入路15お
よび、前記モータ室に溜まる油を前記圧縮部３に向かう
冷媒流による動圧効果により前記吸入口5aに導く第二導
入路16を設けて、前記モータ室の油を外部に排出するこ
となく循環させるようにし、吐油量の軽減を可能にして
高性能化できるようにした構造となる。
【００１６】また、前記シャフト７の内部長手方向に、
前記第一導入路15から導入された油および、またはガス
を、先端周縁部である前記旋回軸受部９を経由させてそ
の端面から前記モータ室に循環する循環経路13を形成し
たことにより、前記第一導入路15から導入された油およ
び、またはガスを、前記旋回軸受部９に効果的に供給で
きるようにした構成となっている。
前記第一導入路15から導入された油および、またはガス
を、先端周縁部である前記旋回軸受部９を経由させてそ
の端面から前記モータ室に循環する循環経路13を形成し
たことにより、前記第一導入路15から導入された油およ
び、またはガスを、前記旋回軸受部９に効果的に供給で
きるようにした構成となっている。
【００１７】また、前記循環経路13に、前記軸受部8aに
連なる側路13a を設けたことにより、前記第一導入路15
から導入された油および、またはガスを、前記旋回軸受
部９に供給すると同時に、前記軸受部8aに効果的に供給
できるようにした構成となっている。
連なる側路13a を設けたことにより、前記第一導入路15
から導入された油および、またはガスを、前記旋回軸受
部９に供給すると同時に、前記軸受部8aに効果的に供給
できるようにした構成となっている。
【００１８】また、前記側路13a を複数設けたことによ
り、前記第一導入路15から導入された油および、または
ガスを、前記軸受部8aに更に効果的に供給できるように
した構成となっている。
り、前記第一導入路15から導入された油および、または
ガスを、前記軸受部8aに更に効果的に供給できるように
した構成となっている。
【００１９】また、前記吸入口5aを前記モータ室に延出
する一方、同延出部の外周に前記第二導入路16を接続す
るようにしたことにより、同第二導入路16により、前記
圧縮部３に向かう冷媒流による動圧効果によって、前記
モータ室に溜まる油を前記吸入口5aに効果的に導くこと
ができるようにした構成となっている。
する一方、同延出部の外周に前記第二導入路16を接続す
るようにしたことにより、同第二導入路16により、前記
圧縮部３に向かう冷媒流による動圧効果によって、前記
モータ室に溜まる油を前記吸入口5aに効果的に導くこと
ができるようにした構成となっている。
【００２０】また、前記第一導入路15に、油および、ま
たはガスの導入量を調整する絞り機構を設けたことによ
り、前記吐出室12から前記中間圧室ａに導入される油お
よび、またはガスの導入量を調整して、同中間圧室ａの
圧力を適宜調整することができるようにした構成となっ
ている。
たはガスの導入量を調整する絞り機構を設けたことによ
り、前記吐出室12から前記中間圧室ａに導入される油お
よび、またはガスの導入量を調整して、同中間圧室ａの
圧力を適宜調整することができるようにした構成となっ
ている。
【００２１】また、前記絞り機構が、前記第一導入路15
に形成した絞り径路15a からなる構成としたことによ
り、前記絞り機構をシンプルでコスト的に有利に構成で
きるようにした構造となる。
に形成した絞り径路15a からなる構成としたことによ
り、前記絞り機構をシンプルでコスト的に有利に構成で
きるようにした構造となる。
【００２２】更に、前記絞り径路15a を円筒状の穴とし
たことにより、前記吐出室12から前記中間圧室ａに導入
される油および、またはガスの導入量を適宜正確に調整
できて、且つ円滑に導入できるようにした構成となって
いる。
たことにより、前記吐出室12から前記中間圧室ａに導入
される油および、またはガスの導入量を適宜正確に調整
できて、且つ円滑に導入できるようにした構成となって
いる。
【００２３】以上の構成により、図１および図２で示す
ように、前記旋回スクロール５の鏡板の背面に環状のシ
ール域14を設ける一方、前記メインフレーム８に前記モ
ータ室を臨ませて前記シール域14の外側に連なるように
した前記吸入口5aを設け、前記吐出室12の油溜めから前
記シール域14と軸受部8aとで仕切られる空間に高温高圧
の油および、またはガスを導く第一導入路15を設けると
ともに、前記モータ室に溜まる油を前記圧縮部３に向か
う冷媒流による動圧効果により前記吸入口5aに導く第二
導入路16を設けたので、前記旋回スクロール５背面の背
圧室を中間圧室ａと低圧室ｂとに区画するとともに、高
温高圧の前記吐出室12と前記中間圧室ａとを結んで油を
導く第一導入路15および、前記モータ室に溜まる油を前
記圧縮部３に向かう冷媒流による動圧効果により前記吸
入口5aに導く第二導入路16を設けて、前記モータ室の油
を外部に排出することなく循環させるようにし、吐油量
の軽減を可能にして高性能化できるようにしたスクロー
ル圧縮機となる。
ように、前記旋回スクロール５の鏡板の背面に環状のシ
ール域14を設ける一方、前記メインフレーム８に前記モ
ータ室を臨ませて前記シール域14の外側に連なるように
した前記吸入口5aを設け、前記吐出室12の油溜めから前
記シール域14と軸受部8aとで仕切られる空間に高温高圧
の油および、またはガスを導く第一導入路15を設けると
ともに、前記モータ室に溜まる油を前記圧縮部３に向か
う冷媒流による動圧効果により前記吸入口5aに導く第二
導入路16を設けたので、前記旋回スクロール５背面の背
圧室を中間圧室ａと低圧室ｂとに区画するとともに、高
温高圧の前記吐出室12と前記中間圧室ａとを結んで油を
導く第一導入路15および、前記モータ室に溜まる油を前
記圧縮部３に向かう冷媒流による動圧効果により前記吸
入口5aに導く第二導入路16を設けて、前記モータ室の油
を外部に排出することなく循環させるようにし、吐油量
の軽減を可能にして高性能化できるようにしたスクロー
ル圧縮機となる。
【００２４】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、旋回スク
ロール背面の背圧室を中間圧室と低圧室とに区画すると
ともに、高温高圧の吐出室と中間圧室とを結んで油を導
く第一導入路およびモータ室に溜まる油を圧縮部に向か
う冷媒流による動圧効果により吸入口に導く第二導入路
を設けて、モータ室の油を外部に排出することなく循環
させるようにし、吐油量の軽減を可能にして高性能化で
きるようにしたスクロール圧縮機となる。
ロール背面の背圧室を中間圧室と低圧室とに区画すると
ともに、高温高圧の吐出室と中間圧室とを結んで油を導
く第一導入路およびモータ室に溜まる油を圧縮部に向か
う冷媒流による動圧効果により吸入口に導く第二導入路
を設けて、モータ室の油を外部に排出することなく循環
させるようにし、吐油量の軽減を可能にして高性能化で
きるようにしたスクロール圧縮機となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるスクロール圧縮機の断面図であ
る。
る。
【図２】本発明によるスクロール圧縮機の要部断面図で
ある。
ある。
【図３】従来例によるスクロール圧縮機の断面図であ
る。
る。
１ 密閉容器 ２ 駆動モータ ３ 圧縮部 ４ 固定スクロール 4a 吐出穴 ５ 旋回スクロール 5a 吸入口 ６ 圧縮室 ７ シャフト 7a 旋回軸 ８ メインフレーム 8a 軸受部 ９ 旋回軸受 10 オルダムリング 11 スラスト軸受 12 吐出室 13 循環経路 13a 側路 14 シール域 15 第一導入路 15a 絞り径路 16 第二導入路 ａ 中間圧室 ｂ 低圧室
Claims (8)
- 【請求項１】 密閉容器内に圧縮部と、同圧縮部によっ
て仕切られたモータ室および吐出室とを配置し、前記圧
縮部は鏡板の内面に渦巻状のラップを立設した固定スク
ロールおよび旋回スクロールを互いに噛み合わせて形成
された圧縮室からなり、前記旋回スクロールは、駆動モ
ータに接続されてメインフレームに設けられた軸受部に
よって軸支されたシャフトにより駆動され、スクロール
の中心方向に移動するに従って容積を縮小するようにし
た両スクロールの相対運動を行うことにより前記圧縮室
のガスを圧縮し、圧縮ガスを、同圧縮室に連通した吐出
穴から油溜めを備えた前記吐出室へ吐出するようにして
なるスクロール圧縮機において、 前記旋回スクロールの鏡板の背面に環状のシール域を設
ける一方、前記メインフレームに前記モータ室を臨ませ
て前記シール域の外側に連なる吸入口を設け、前記吐出
室の油溜めから前記シール域と軸受部とで仕切られる空
間に高温高圧の油および、またはガスを導く第一導入路
を設けるとともに、前記モータ室に溜まる油を前記圧縮
部に向かう冷媒流による動圧効果により前記吸入口に導
く第二導入路を設けてなることを特徴とするスクロール
圧縮機。 - 【請求項２】 前記シャフトの内部長手方向に、前記第
一導入路から導入された油および、またはガスを、先端
周縁部を経由させてその端面から前記モータ室に循環す
る循環経路を形成したことを特徴とする請求項１に記載
のスクロール圧縮機。 - 【請求項３】 前記循環経路に、前記軸受部に連なる側
路を設けたことを特徴とする請求項１または請求項２に
記載のスクロール圧縮機。 - 【請求項４】 前記側路を、複数設けたことを特徴とす
る請求項３に記載のスクロール圧縮機。 - 【請求項５】 前記吸入口を前記モータ室に延出する一
方、同延出部の外周に前記第二導入路を接続するように
したことを特徴とする請求項１に記載のスクロール圧縮
機。 - 【請求項６】 前記第一導入路に、油および、またはガ
スの導入量を調整する絞り機構を設けたことを特徴とす
る請求項１に記載のスクロール圧縮機。 - 【請求項７】 前記絞り機構が、前記第一導入路に形成
した絞り径路からなることを特徴とする請求項６に記載
のスクロール圧縮機。 - 【請求項８】 前記絞り径路を、円筒状の穴としたこと
を特徴とする請求項７に記載のスクロール圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10330435A JP2000161266A (ja) | 1998-11-20 | 1998-11-20 | スクロール圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10330435A JP2000161266A (ja) | 1998-11-20 | 1998-11-20 | スクロール圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000161266A true JP2000161266A (ja) | 2000-06-13 |
Family
ID=18232589
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10330435A Pending JP2000161266A (ja) | 1998-11-20 | 1998-11-20 | スクロール圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000161266A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008031976A (ja) * | 2006-06-27 | 2008-02-14 | Denso Corp | 電動圧縮機 |
| DE102005001160B4 (de) * | 2004-01-15 | 2008-11-13 | Denso Corp., Kariya-shi | Spiralkompressor |
| US20090136372A1 (en) * | 2007-11-27 | 2009-05-28 | Elson John P | Open drive scroll compressor with lubrication system |
| JP2010001763A (ja) * | 2008-06-18 | 2010-01-07 | Denso Corp | 圧縮機 |
| CN109306957A (zh) * | 2017-07-27 | 2019-02-05 | 艾默生环境优化技术(苏州)有限公司 | 压缩机 |
-
1998
- 1998-11-20 JP JP10330435A patent/JP2000161266A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102005001160B4 (de) * | 2004-01-15 | 2008-11-13 | Denso Corp., Kariya-shi | Spiralkompressor |
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| US20090136372A1 (en) * | 2007-11-27 | 2009-05-28 | Elson John P | Open drive scroll compressor with lubrication system |
| WO2009070285A3 (en) * | 2007-11-27 | 2010-07-01 | Emerson Climate Technologies, Inc. | Open drive scroll compressor with lubrication system |
| CN101952595A (zh) * | 2007-11-27 | 2011-01-19 | 艾默生环境优化技术有限公司 | 具有润滑系统的开放式驱动涡旋压缩机 |
| US8747088B2 (en) * | 2007-11-27 | 2014-06-10 | Emerson Climate Technologies, Inc. | Open drive scroll compressor with lubrication system |
| JP2010001763A (ja) * | 2008-06-18 | 2010-01-07 | Denso Corp | 圧縮機 |
| CN109306957A (zh) * | 2017-07-27 | 2019-02-05 | 艾默生环境优化技术(苏州)有限公司 | 压缩机 |
| CN109306957B (zh) * | 2017-07-27 | 2024-05-10 | 谷轮环境科技（苏州）有限公司 | 压缩机 |
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