JPH051682A - スクロール形流体機械 - Google Patents
スクロール形流体機械Info
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- JPH051682A JPH051682A JP15698291A JP15698291A JPH051682A JP H051682 A JPH051682 A JP H051682A JP 15698291 A JP15698291 A JP 15698291A JP 15698291 A JP15698291 A JP 15698291A JP H051682 A JPH051682 A JP H051682A
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- oil
- passage
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/12—Arrangements for admission or discharge of the working fluid, e.g. constructional features of the inlet or outlet
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C23/00—Combinations of two or more pumps, each being of rotary-piston or oscillating-piston type, specially adapted for elastic fluids; Pumping installations specially adapted for elastic fluids; Multi-stage pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C23/008—Hermetic pumps
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/02—Lubrication; Lubricant separation
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/02—Lubrication; Lubricant separation
- F04C29/026—Lubricant separation
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】固定スクロール２のたわみ変形を低減し、且つ
作動流体の加熱を抑制して性能を改善し、しかも流体作
動室４内への油注入のための通路構成を簡易化する。 【構成】可動スクロール３側に吐出穴３４を開口し、固
定スクロール２の背面とボトム１３との間にチャンバー
７を区画して、チャンバー７とモータ９の下部に設ける
高圧の油溜９７との間を、途中部にクランク軸９３の主
軸受５を利用した絞り部をもつ油通路６で連通し、且つ
チャンバー７の底部と中間圧力領域にある流体作動室４
との間を油注入路７０で連通し、チャンバー７内を中間
圧力として、固定スクロール２の背面からの付勢力を抑
制し、且つ圧縮ガスの加熱を抑制し、更にチャンバー７
の底部利用により油注入のための通路構成を簡易化し
た。
作動流体の加熱を抑制して性能を改善し、しかも流体作
動室４内への油注入のための通路構成を簡易化する。 【構成】可動スクロール３側に吐出穴３４を開口し、固
定スクロール２の背面とボトム１３との間にチャンバー
７を区画して、チャンバー７とモータ９の下部に設ける
高圧の油溜９７との間を、途中部にクランク軸９３の主
軸受５を利用した絞り部をもつ油通路６で連通し、且つ
チャンバー７の底部と中間圧力領域にある流体作動室４
との間を油注入路７０で連通し、チャンバー７内を中間
圧力として、固定スクロール２の背面からの付勢力を抑
制し、且つ圧縮ガスの加熱を抑制し、更にチャンバー７
の底部利用により油注入のための通路構成を簡易化し
た。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、固定及び可動スクロー
ルを高圧流体を開放する高圧ドーム形の密閉ケーシング
の内部下方に配置し、各スクロールの渦巻体間に画成す
る流体作動室内で冷媒の圧縮等を行うようにしたスクロ
ール形流体機械に関する。
ルを高圧流体を開放する高圧ドーム形の密閉ケーシング
の内部下方に配置し、各スクロールの渦巻体間に画成す
る流体作動室内で冷媒の圧縮等を行うようにしたスクロ
ール形流体機械に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のスクロール形流体機械
は、特開平２−９９８７号公報に開示され且つ図２に概
略的に示すように、高圧ドーム形の密閉ケーシングＤの
下部に、各渦巻体ａ，ｂを備える固定スクロールＡと可
動スクロールＢとを内装すると共に、その上部にクラン
ク軸Ｓを結合するモータＭを内装し、吸入管Ｌを介して
渦巻外周部に取り込む低圧ガスを渦巻体ａ，ｂ間に画成
する流体作動室Ｃ内で圧縮し、圧縮後の高圧ガスを固定
スクロールＡの中心部に開口する高圧流体通路Ｈから背
面側のチャンバーＴに一旦吐出させた後、バイパス管Ｕ
を介してケーシングＤの上部に開放し、吐出管Ｐから外
部に取り出すようにしている一方、モータＭの下部に油
溜Ｏを設けて、該油溜Ｏから前記クランク軸Ｓの軸受部
や各スクロールＡ，Ｂの摺動部等に給油を行うようにし
ている。
は、特開平２−９９８７号公報に開示され且つ図２に概
略的に示すように、高圧ドーム形の密閉ケーシングＤの
下部に、各渦巻体ａ，ｂを備える固定スクロールＡと可
動スクロールＢとを内装すると共に、その上部にクラン
ク軸Ｓを結合するモータＭを内装し、吸入管Ｌを介して
渦巻外周部に取り込む低圧ガスを渦巻体ａ，ｂ間に画成
する流体作動室Ｃ内で圧縮し、圧縮後の高圧ガスを固定
スクロールＡの中心部に開口する高圧流体通路Ｈから背
面側のチャンバーＴに一旦吐出させた後、バイパス管Ｕ
を介してケーシングＤの上部に開放し、吐出管Ｐから外
部に取り出すようにしている一方、モータＭの下部に油
溜Ｏを設けて、該油溜Ｏから前記クランク軸Ｓの軸受部
や各スクロールＡ，Ｂの摺動部等に給油を行うようにし
ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のも
のでは、高圧流体通路Ｈを固定スクロールＡの渦巻中心
部に設けて、高圧ガスを固定スクロールＡの背面側のチ
ャンバーＴに開放しているため、固定スクロールＡの背
面全体が高圧圧力により付勢され、この背面側の付勢力
が、渦巻外周部の低圧域から中心部の高圧域にかけて順
次圧力勾配のつく流体作動室Ｃ側からの反力よりも過大
になり、固定スクロールＡのたわみ変形が大きくなると
共に、固定スクロールＡの背面の高圧高温のガスによ
り、流体作動室Ｃ内のガスが加熱され、容積効率が悪化
して性能の低下を招く問題がある。
のでは、高圧流体通路Ｈを固定スクロールＡの渦巻中心
部に設けて、高圧ガスを固定スクロールＡの背面側のチ
ャンバーＴに開放しているため、固定スクロールＡの背
面全体が高圧圧力により付勢され、この背面側の付勢力
が、渦巻外周部の低圧域から中心部の高圧域にかけて順
次圧力勾配のつく流体作動室Ｃ側からの反力よりも過大
になり、固定スクロールＡのたわみ変形が大きくなると
共に、固定スクロールＡの背面の高圧高温のガスによ
り、流体作動室Ｃ内のガスが加熱され、容積効率が悪化
して性能の低下を招く問題がある。
【０００４】又、固定スクロールＡの背面側に設けるチ
ャンバーＴは高圧領域であるため、渦巻体ａ，ｂ間のシ
ールを行うべく、中間圧力領域にある流体作動室Ｃ内に
高圧の油溜Ｏから油を注入する通路を、前記チャンバー
Ｔの内部を経由させるわけにはいかないため、この油注
入のための通路構成が複雑になる問題もある。
ャンバーＴは高圧領域であるため、渦巻体ａ，ｂ間のシ
ールを行うべく、中間圧力領域にある流体作動室Ｃ内に
高圧の油溜Ｏから油を注入する通路を、前記チャンバー
Ｔの内部を経由させるわけにはいかないため、この油注
入のための通路構成が複雑になる問題もある。
【０００５】本発明では、固定スクロールのたわみを低
減できると共に性能を改善でき、しかも、流体作動室内
への油注入のための通路構成を簡易化できるスクロール
形流体機械を提供することを目的とする。
減できると共に性能を改善でき、しかも、流体作動室内
への油注入のための通路構成を簡易化できるスクロール
形流体機械を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、上記
目的を達成するため、高圧ドーム形の密閉ケーシング１
の下部に固定スクロール２と可動スクロール３とを内装
すると共に、その上部にモータ９を内装し、前記スクロ
ール２，３の渦巻体間に流体作動室４を画成したスクロ
ール形流体機械において、前記可動スクロール３に、前
記ケーシング１の内部と連通する高圧流体通路３４を設
けると共に、前記固定スクロール２の背面と前記ケーシ
ング１のボトム１３との間に、前記ケーシング１の内部
と区画するチャンバー７を設けて、このチャンバー７と
前記ケーシング１の内部に設ける油溜との間を、絞り部
をもった油通路６で連通する一方、前記チャンバー７の
底部と中間圧力領域にある前記流体作動室４との間を油
注入路７０で連通した。
目的を達成するため、高圧ドーム形の密閉ケーシング１
の下部に固定スクロール２と可動スクロール３とを内装
すると共に、その上部にモータ９を内装し、前記スクロ
ール２，３の渦巻体間に流体作動室４を画成したスクロ
ール形流体機械において、前記可動スクロール３に、前
記ケーシング１の内部と連通する高圧流体通路３４を設
けると共に、前記固定スクロール２の背面と前記ケーシ
ング１のボトム１３との間に、前記ケーシング１の内部
と区画するチャンバー７を設けて、このチャンバー７と
前記ケーシング１の内部に設ける油溜との間を、絞り部
をもった油通路６で連通する一方、前記チャンバー７の
底部と中間圧力領域にある前記流体作動室４との間を油
注入路７０で連通した。
【０００７】
【作用】固定スクロール２の背面に設けるチャンバー７
は、絞り部をもつ油通路６を介して密閉ケーシング１の
内部に設ける高圧の油溜に連通されると共に、油注入路
７０を介して中間圧力領域にある流体作動室４に連通さ
れ、このチャンバー７の内部圧力は、高圧圧力に対して
油通路６における絞り部でその通路が絞られる分だけ減
圧された圧力であって流体作動室４内の圧力に近い中間
圧力に保持され、高圧の油溜から油通路６を経てチャン
バー７に油が導入され、該チャンバー７の底部から油注
入路７０を介して流体作動室４内に油が注入される。こ
の場合、固定スクロール２の背面側は中間圧力領域とな
るから、該固定スクロール２の背面側からの付勢力が過
大になるのを防止でき、該固定スクロール２のたわみ変
形を低減することができると共に、流体作動室４内にお
ける作動流体の加熱を抑制でき、しかも、チャンバー７
の底部を利用して流体作動室４内に油を注入できるか
ら、その通路構成が簡易化できるのである。
は、絞り部をもつ油通路６を介して密閉ケーシング１の
内部に設ける高圧の油溜に連通されると共に、油注入路
７０を介して中間圧力領域にある流体作動室４に連通さ
れ、このチャンバー７の内部圧力は、高圧圧力に対して
油通路６における絞り部でその通路が絞られる分だけ減
圧された圧力であって流体作動室４内の圧力に近い中間
圧力に保持され、高圧の油溜から油通路６を経てチャン
バー７に油が導入され、該チャンバー７の底部から油注
入路７０を介して流体作動室４内に油が注入される。こ
の場合、固定スクロール２の背面側は中間圧力領域とな
るから、該固定スクロール２の背面側からの付勢力が過
大になるのを防止でき、該固定スクロール２のたわみ変
形を低減することができると共に、流体作動室４内にお
ける作動流体の加熱を抑制でき、しかも、チャンバー７
の底部を利用して流体作動室４内に油を注入できるか
ら、その通路構成が簡易化できるのである。
【０００８】
【実施例】図１に示すスクロール形流体機械は、胴体１
１とトップ１２及びボトム１３を備える高圧ドーム形の
密閉ケーシング１の下部に、鏡板２１に渦巻体２２とこ
れに連続する外周壁２３とを突設した固定スクロール２
と、鏡板３１に渦巻体３２を突設した可動スクロール３
とを内装すると共に、その上部に、ロータ９１及びステ
ータ９２をもつモータ９を内装したものである。
１とトップ１２及びボトム１３を備える高圧ドーム形の
密閉ケーシング１の下部に、鏡板２１に渦巻体２２とこ
れに連続する外周壁２３とを突設した固定スクロール２
と、鏡板３１に渦巻体３２を突設した可動スクロール３
とを内装すると共に、その上部に、ロータ９１及びステ
ータ９２をもつモータ９を内装したものである。
【０００９】そして、ロータ９１に結合するクランク軸
９３の下部に偏心孔９４を設けて、この偏心孔９４に、
可動スクロール３の裏面に突設するボス部３３を嵌合す
ると共に、可動スクロール３とハウジング８の間に、可
動スクロール３の自転を阻止するオルダムリング３０を
介装し、モータ９の駆動により可動スクロール３を公転
させ、吸入管１４から取込む低圧ガスを渦巻体２２，３
２間に画成する流体作動室４内で圧縮するようにしてい
る。
９３の下部に偏心孔９４を設けて、この偏心孔９４に、
可動スクロール３の裏面に突設するボス部３３を嵌合す
ると共に、可動スクロール３とハウジング８の間に、可
動スクロール３の自転を阻止するオルダムリング３０を
介装し、モータ９の駆動により可動スクロール３を公転
させ、吸入管１４から取込む低圧ガスを渦巻体２２，３
２間に画成する流体作動室４内で圧縮するようにしてい
る。
【００１０】以上の構成で、前記可動スクロール３に、
前記ボス部３３の軸方向に延び、流体作動室４内で圧縮
した後の高圧ガスを前記ケーシング１の内部に開放する
高圧流体通路３４を設けて、この通路３４をクランク軸
９３に設ける傾斜状の連通路９５を経て前記ケーシング
１の内部に連通させる。尚、前記高圧流体通路３４とそ
の連通路９５との間の接続部にはシールリング３５を介
装しており、又、密閉ケーシング１の内部に開放した高
圧ガスは、モータ４のエアギャップ等を通過させて上部
の吐出管１５から外部に取り出すようにしている。
前記ボス部３３の軸方向に延び、流体作動室４内で圧縮
した後の高圧ガスを前記ケーシング１の内部に開放する
高圧流体通路３４を設けて、この通路３４をクランク軸
９３に設ける傾斜状の連通路９５を経て前記ケーシング
１の内部に連通させる。尚、前記高圧流体通路３４とそ
の連通路９５との間の接続部にはシールリング３５を介
装しており、又、密閉ケーシング１の内部に開放した高
圧ガスは、モータ４のエアギャップ等を通過させて上部
の吐出管１５から外部に取り出すようにしている。
【００１１】又、前記固定スクロール２の鏡板２１の背
面と前記ケーシング１のボトム１３との間に、前記ケー
シング１の内部と区画するチャンバー７を設けると共
に、前記モータ９の下部に、円筒状の仕切体９６により
クランク軸９３の回動領域と区画する環状の油溜９７を
設け、前記チャンバー７と油溜９７との間を、途中部に
前記クランク軸９３を支持する主軸受５の軸受隙間を利
用した絞り部をもつ油通路６を介して連通する。
面と前記ケーシング１のボトム１３との間に、前記ケー
シング１の内部と区画するチャンバー７を設けると共
に、前記モータ９の下部に、円筒状の仕切体９６により
クランク軸９３の回動領域と区画する環状の油溜９７を
設け、前記チャンバー７と油溜９７との間を、途中部に
前記クランク軸９３を支持する主軸受５の軸受隙間を利
用した絞り部をもつ油通路６を介して連通する。
【００１２】前記油通路６は、油溜９７の底部を可動ス
クロール３の裏面中心部に画成する高圧側作用室８１を
経て前記主軸受５に連通させる第一通路６１と、前記主
軸受５の油流出側をチャンバー７に連通させる第二通路
６２とを備え、途中部に前記主軸受５を介在させて所定
の減圧を行うようにしている。尚、主軸受５で極端に通
路が絞られ、第二通路６２側への油の流出量が極端に減
るのを回避するため、主軸受５の内面に所定長さにわた
り軸方向に延びる油溝５１を設け、該油溝５１に横穴５
２を介して第二通路６２の入口部を接続している。又、
ボス部３３と偏心孔９４との嵌合部に給油した後の油を
クランク軸９３に斜めに設ける油穴９８を介して油溝５
１に集めるようにしている。
クロール３の裏面中心部に画成する高圧側作用室８１を
経て前記主軸受５に連通させる第一通路６１と、前記主
軸受５の油流出側をチャンバー７に連通させる第二通路
６２とを備え、途中部に前記主軸受５を介在させて所定
の減圧を行うようにしている。尚、主軸受５で極端に通
路が絞られ、第二通路６２側への油の流出量が極端に減
るのを回避するため、主軸受５の内面に所定長さにわた
り軸方向に延びる油溝５１を設け、該油溝５１に横穴５
２を介して第二通路６２の入口部を接続している。又、
ボス部３３と偏心孔９４との嵌合部に給油した後の油を
クランク軸９３に斜めに設ける油穴９８を介して油溝５
１に集めるようにしている。
【００１３】尚、前記高圧側作用室８１と区画する可動
スクロール３の裏面外周部には、渦巻外周部側と連通す
る低圧領域の低圧側作用室８２を設けており、これら高
圧側作用室８１と低圧側作用室８２との間は、ハウジン
グ８に設ける環状溝８３内に介装するシールリング８０
により遮断している。
スクロール３の裏面外周部には、渦巻外周部側と連通す
る低圧領域の低圧側作用室８２を設けており、これら高
圧側作用室８１と低圧側作用室８２との間は、ハウジン
グ８に設ける環状溝８３内に介装するシールリング８０
により遮断している。
【００１４】そして、前記チャンバー７の底部と中間圧
力領域にある前記流体作動室４との間を、一対のピック
アップパイプ７１，７１及び固定スクロール２に開口す
る貫通穴７２，７２から成る油注入路７０，７０を介し
て連通する。
力領域にある前記流体作動室４との間を、一対のピック
アップパイプ７１，７１及び固定スクロール２に開口す
る貫通穴７２，７２から成る油注入路７０，７０を介し
て連通する。
【００１５】以上の構成により、固定スクロール２の背
面に設けるチャンバー７は、主軸受５による絞り部をも
つ油通路６を介して密閉ケーシング１の内部に設ける高
圧の油溜９７に連通されると共に、油注入路７０を介し
て中間圧力領域にある流体作動室４に連通され、このチ
ャンバー７の内部圧力は、高圧圧力に対して油通路６に
介在すめ主軸受５でその通路が絞られる分だけ減圧され
た圧力であって流体作動室４内の圧力に近い中間圧力に
保持され、高圧の油溜９７から油通路６を経てチャンバ
ー７に油が導入され、該チャンバー７の底部から油注入
路７０を介して流体作動室４内に油が注入される。この
場合、固定スクロール２の背面側は中間圧力領域となる
から、該固定スクロール２の背面側からの付勢力が過大
になるのを防止でき、該固定スクロール２のたわみ変形
を低減することができると共に、流体作動室４内におけ
る作動流体の加熱を抑制でき、しかも、チャンバー７の
底部を利用して流体作動室４内に油を注入できるから、
その通路構成が簡易化できるのである。
面に設けるチャンバー７は、主軸受５による絞り部をも
つ油通路６を介して密閉ケーシング１の内部に設ける高
圧の油溜９７に連通されると共に、油注入路７０を介し
て中間圧力領域にある流体作動室４に連通され、このチ
ャンバー７の内部圧力は、高圧圧力に対して油通路６に
介在すめ主軸受５でその通路が絞られる分だけ減圧され
た圧力であって流体作動室４内の圧力に近い中間圧力に
保持され、高圧の油溜９７から油通路６を経てチャンバ
ー７に油が導入され、該チャンバー７の底部から油注入
路７０を介して流体作動室４内に油が注入される。この
場合、固定スクロール２の背面側は中間圧力領域となる
から、該固定スクロール２の背面側からの付勢力が過大
になるのを防止でき、該固定スクロール２のたわみ変形
を低減することができると共に、流体作動室４内におけ
る作動流体の加熱を抑制でき、しかも、チャンバー７の
底部を利用して流体作動室４内に油を注入できるから、
その通路構成が簡易化できるのである。
【００１６】尚、上記実施例では、油通路６に設ける絞
り部を主軸受５の軸受隙間を利用して構成したが、その
他、油溜９７とチャンバー７とをキャピラリーチューブ
をもつ油通路で連結し、キャピラリーチューブにより絞
り部を構成してもよい。
り部を主軸受５の軸受隙間を利用して構成したが、その
他、油溜９７とチャンバー７とをキャピラリーチューブ
をもつ油通路で連結し、キャピラリーチューブにより絞
り部を構成してもよい。
【００１７】
【発明の効果】以上、本発明によれば、固定スクロール
２の背面側が中間圧力領域となり、該固定スクロール２
のたわみ変形を低減できると共に、流体作動室４内の作
動流体の加熱を抑制できて性能を改善でき、しかも、固
定スクロール２の背面側のチャンバー７を利用して流体
作動室４内に油の注入が行え、油注入のための通路構成
を簡易化できるのである。
２の背面側が中間圧力領域となり、該固定スクロール２
のたわみ変形を低減できると共に、流体作動室４内の作
動流体の加熱を抑制できて性能を改善でき、しかも、固
定スクロール２の背面側のチャンバー７を利用して流体
作動室４内に油の注入が行え、油注入のための通路構成
を簡易化できるのである。
【図１】本発明スクロール形流体機械の断面図。
【図２】従来のスクロール形流体機械の断面図。
１ 密閉ケーシング ２ 固定スクロール ３ 可動スクロール ４ 流体作動室 ６ 油通路 ７ チャンバー ９ モータ １３ ボトム ３４ 高圧流体通路 ７０ 油注入路
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】高圧ドーム形の密閉ケーシング１の下部に
固定スクロール２と可動スクロール３とを内装すると共
に、その上部にモータ９を内装し、前記スクロール２，
３の渦巻体間に流体作動室４を画成したスクロール形流
体機械において、前記可動スクロール３に、前記ケーシ
ング１の内部と連通する高圧流体通路３４を設けると共
に、前記固定スクロール２の背面と前記ケーシング１の
ボトム１３との間に、前記ケーシング１の内部と区画す
るチャンバー７を設けて、このチャンバー７と前記ケー
シング１の内部に設ける油溜との間を、絞り部をもった
油通路６で連通する一方、前記チャンバー７の底部と中
間圧力領域にある前記流体作動室４との間を油注入路７
０で連通していることを特徴とするスクロール形流体機
械。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3156982A JP3028642B2 (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | スクロール形流体機械 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3156982A JP3028642B2 (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | スクロール形流体機械 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH051682A true JPH051682A (ja) | 1993-01-08 |
| JP3028642B2 JP3028642B2 (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=15639586
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3156982A Expired - Fee Related JP3028642B2 (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | スクロール形流体機械 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3028642B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997049918A1 (fr) * | 1996-06-24 | 1997-12-31 | Daikin Industries, Ltd. | Compresseur a vis sans fin |
| EP1087141A3 (en) * | 1999-09-27 | 2002-04-03 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Scroll-type compressor |
| US6454551B2 (en) * | 2000-05-24 | 2002-09-24 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Seal structure in a scroll type compressor |
| CN113550907A (zh) * | 2021-08-23 | 2021-10-26 | 广东美芝制冷设备有限公司 | 压缩机及制冷设备 |
-
1991
- 1991-06-27 JP JP3156982A patent/JP3028642B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997049918A1 (fr) * | 1996-06-24 | 1997-12-31 | Daikin Industries, Ltd. | Compresseur a vis sans fin |
| US6135738A (en) * | 1996-06-24 | 2000-10-24 | Daikin Industries, Ltd. | Scroll compressor having a discharge port in the moveable scroll |
| EP1087141A3 (en) * | 1999-09-27 | 2002-04-03 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Scroll-type compressor |
| US6454551B2 (en) * | 2000-05-24 | 2002-09-24 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Seal structure in a scroll type compressor |
| CN113550907A (zh) * | 2021-08-23 | 2021-10-26 | 广东美芝制冷设备有限公司 | 压缩机及制冷设备 |
| CN113550907B (zh) * | 2021-08-23 | 2023-09-01 | 广东美芝制冷设备有限公司 | 压缩机及制冷设备 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3028642B2 (ja) | 2000-04-04 |
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