JPH09140905A - 弾球遊技設備 - Google Patents

弾球遊技設備

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JPH09140905A
JPH09140905A JP32784595A JP32784595A JPH09140905A JP H09140905 A JPH09140905 A JP H09140905A JP 32784595 A JP32784595 A JP 32784595A JP 32784595 A JP32784595 A JP 32784595A JP H09140905 A JPH09140905 A JP H09140905A
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JP
Japan
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game
ball
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game value
detecting
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JP32784595A
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Sadao Ioki
定男 井置
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Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大がかりな付帯設備を必要とせず、各遊技設
備毎に単独で動作可能な弾球遊技設備を提供する。 【解決手段】 支持装置3に封入球式パチンコ機2を着
脱可能に取り付け、投入された貨幣の検出を行う紙幣検
出装置28,硬貨検出装置29、遊技に供することがで
きるパチンコ球数を表示する遊技価値表示装置23、景
品払出装置30、遊技設備を電気的に制御する電気的制
御装置を支持装置3に設け、パチンコ機では遊技に関す
る制御のみを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技球を弾発して
遊技を行う弾球遊技機本体と、この弾球遊技機本体を支
持する支持装置とを備えたを弾球遊技設備に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ機等の弾球遊技機は、こ
れらを複数並べて設置するためのいわゆる島設備に取り
付けられている。そして、この島設備には、各遊技機に
遊技球を補給するための球補給ラインや、遊技に供され
た遊技球を回収するための球回収ラインや、回収された
遊技球を清掃しながら揚送する球揚送研磨装置や、貨幣
を遊技球と交換する球貸装置等が設置されている。
【0003】このような従来の遊技設備において遊技を
行った遊技者は、遊技の結果、獲得した遊技球を計数カ
ウンタまで運び、この計数カウンタで球数を計数して、
遊技球数を記憶したレシート等を受け取る。そして、こ
のレシートを景品交換カウンタに持参して、記憶された
遊技球数に応じた景品と交換している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の遊技設備では、遊技機を稼働させるために複数の機器
を設置する必要があるばかりでなく、これらの複数の機
器を総合的に制御しなければならず、遊技設備が大がか
りになり、設備費用が嵩むという問題があった。さら
に、遊技設備を設置した遊技店において、遊技設備のレ
イアウトの変更等を行う場合には、大がかりな改装が必
要であり、改装費用が嵩むという問題があった。また、
遊技機メーカーが新機種等を展示する場合や、各種イベ
ントでアトラクションとして遊技機を設置する場合、あ
るいは他の遊技装置と共にパチンコ機等の弾球遊技機を
設置するゲームセンター等の遊技店では、通常のパチン
コ店に設置される遊技設備ほど大規模な遊技設備は必要
でなく、少数の遊技機を備えた遊技設備で十分であり、
従来の大がかりな遊技設備ではニーズに対応することが
できないという問題があった。
【0005】このような問題点に対応するため、球補給
ラインや、球回収ライン等を省略して遊技設備を簡略化
する方法として、遊技機の内部に遊技球を封入して循環
させる遊技機、例えば、封入球式パチンコ機等が考案さ
れている。しかし、このような封入球式遊技機であって
も、一旦、遊技店内に設置してしまった後は、容易に遊
技機を交換することができなかったり、遊技機の主要構
成部品である遊技盤を交換できない等、上記した問題点
を完全に解決するには至っていない。
【0006】そこで、本発明は、上記した従来の技術の
有する問題点に鑑み提案されたもので、その第1の目的
は、大がかりな付帯設備を必要とせず、各遊技設備毎に
単独で動作可能な遊技設備を提供することを目的とす
る。また、これに加えて、第2の目的は、弾球遊技機本
体を交換可能とすることで、遊技者等の多様なニーズに
対応することができる遊技設備を提供することを目的と
し、第3の目的は、遊技球の入賞領域を備えた遊技盤を
交換可能とすることで、既存の設備の一部を利用して、
遊技者等の多様なニーズに対応することができる遊技設
備を提供することを目的とし、第4の目的は、弾球遊技
機本体の交換や遊技盤の交換を行う際に、電気的配線の
接続を容易に行うことができる遊技設備を提供すること
を目的とし、第5の目的は、遊技設備における異常状態
を容易に発見して、報知することができる遊技設備を提
供することを目的とし、第6の目的は、移動及び固定を
容易に行うことができる遊技設備を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものであり、請求項1に記載の発明
は、弾球遊技機本体と、この弾球遊技機本体を支持する
支持装置とからなる弾球遊技設備であって、上記支持装
置には、上記弾球遊技機本体に電力を供給する電力供給
手段と、上記弾球遊技機本体において遊技に供された遊
技球数を検知する遊技球数検知手段と、上記弾球遊技機
本体において入賞領域に入賞した遊技球数を検知する入
賞遊技球数検知手段と、遊技に供するために投入された
有価価値媒体を検出する有価価値媒体検出手段と、上記
有価価値媒体検出手段により検出された有価価値媒体の
有価価値を遊技価値に変換する遊技価値変換手段と、上
記遊技価値変換手段により変換された遊技価値を記憶す
る遊技価値記憶手段と、上記遊技価値記憶手段により記
憶された遊技価値の範囲内で、弾球遊技機本体における
遊技球の使用を許可する遊技球使用許可手段と、上記遊
技球使用許可手段における遊技球の使用許可に基づい
て、上記遊技価値記憶手段に記憶した遊技価値記憶か
ら、遊技に供した遊技価値を減算して、上記遊技価値記
憶手段に記憶した遊技価値記憶を更新する遊技価値減算
手段と、上記入賞遊技球数検知手段における遊技球の入
賞数検知に基づいて、上記遊技価値記憶手段に記憶した
遊技価値記憶に、入賞により与えられる遊技価値を加算
して、遊技価値記憶手段に記憶した遊技価値記憶を更新
する遊技価値加算手段と、上記遊技価値記憶手段に記憶
した遊技価値を表示する遊技価値表示手段と、上記遊技
価値記憶手段に記憶した遊技価値が、予め定めた所定値
となった場合に、当該所定の遊技価値に相当する景品を
払い出す景品払出手段と、を備えたことを特徴とする弾
球遊技設備である。
【0008】この請求項1記載の発明では、弾球遊技機
本体は、支持装置により支持され、電力供給手段から弾
球遊技機本体に対して駆動電力が供給されている。そし
て、弾球遊技機本体では、遊技に関する制御のみを行
う。支持装置では、遊技球数検知手段により、弾球遊技
機本体において遊技に供された遊技球数を検知し、入賞
遊技球数検知手段により、弾球遊技機本体において入賞
領域に入賞した遊技球数を検知し、有価価値媒体検出手
段により、遊技に供するために投入された有価価値媒体
を検出する。そして、遊技価値変換手段により、有価価
値媒体検出手段により検出された有価価値媒体の有価価
値を遊技価値に変換し、遊技価値記憶手段により、遊技
価値変換手段により変換された遊技価値を記憶し、遊技
球使用許可手段により、遊技価値記憶手段により記憶さ
れた遊技価値の範囲内で、弾球遊技機本体における遊技
球の使用を許可する。弾球遊技機本体において遊技が行
われると、遊技価値減算手段により、遊技球使用許可手
段における遊技球の使用許可に基づいて、遊技価値記憶
手段に記憶した遊技価値記憶から、遊技に供した遊技価
値を減算して、遊技価値記憶手段に記憶した遊技価値記
憶を更新し、遊技価値加算手段により、入賞遊技球数検
知手段における遊技球の入賞数検知に基づいて、遊技価
値記憶手段に記憶した遊技価値記憶に、入賞により与え
られる遊技価値を加算して、遊技価値記憶手段に記憶し
た遊技価値記憶を更新する。この遊技価値記憶手段に記
憶した遊技価値は、遊技価値表示手段により表示され
る。そして、遊技価値記憶手段に記憶した遊技価値が、
予め定めた所定値となると、景品払出手段により、当該
所定の遊技価値に相当する景品を払い出す。
【0009】したがって、請求項1記載の発明では、大
がかりな付帯設備を必要とせず、各遊技設備毎に単独で
動作を行うことができる。このため、遊技設備がコンパ
クトなものとなり、設備費用を低減させることができ
る。また、遊技設備を設置した遊技店において、遊技設
備のレイアウトの変更や、遊技設備の交換を容易に行う
ことができ、改装費用を低減させることができる。ま
た、少数の遊技機を備えた遊技設備が必要な場合にも、
柔軟に対応することができる。
【0010】請求項2に記載の弾球遊技設備は、請求項
1の構成に加えて、弾球遊技機本体は、支持装置に着脱
可能に取り付けられていることを特徴とするものであ
る。
【0011】請求項3に記載の弾球遊技設備は、請求項
1または2の構成に加えて、弾球遊技機本体は、遊技球
の入賞領域を備えた遊技盤を着脱可能に取り付けてある
ことを特徴とするものである。
【0012】請求項4に記載の弾球遊技設備は、請求項
1から3のいずれかの構成に加えて、支持装置に設けた
遊技球数検知手段と入賞遊技球数検知手段と遊技球使用
許可手段とは、接続端子を介して、弾球遊技機本体に電
気的に接続していることを特徴とするものである。
【0013】請求項5に記載の弾球遊技設備は、請求項
1から4のいずれかの構成に加えて、支持装置には、遊
技球検知手段と入賞遊技球検知手段とにおける異常状態
を検出する異常検出手段と、上記異常検出手段により異
常状態が検出された場合に、該異常状態を報知する異常
状態報知手段と、を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0014】この請求項5記載の発明では、異常検出手
段により、遊技球検知手段と入賞遊技球検知手段とにお
ける異常状態を検出する。そして、異常検出手段により
異常状態が検出された場合には、異常状態報知手段によ
り、この異常状態が報知される。したがって、遊技設備
における異常状態を容易に発見して、報知することがで
きる
【0015】請求項6に記載の弾球遊技設備は、請求項
1から5のいずれかの構成に加えて、支持装置には、支
持装置を移動可能に支持する移動手段と、支持装置の傾
斜角度を調節するとともに、支持装置を移動不能に固定
する固定手段と、を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0016】この請求項6記載の発明では、移動手段に
より支持装置を移動することができる。また、固定手段
により、支持装置の傾斜角度を調節するとともに、支持
装置を移動不能に固定することができる。したがって、
遊技設備の移動及び固定を容易に行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図5は本発明に係る遊技設
備の実施形態を示したもので、図1は正面図、図2は斜
視図、図3は弾球遊技機本体の内部を示した斜視図、図
4は弾球遊技機本体の裏面図、図5は弾球遊技機本体を
取り外した状態の支持装置の斜視図である。
【0018】本発明に係る遊技設備1は、弾球遊技機本
体2と、この弾球遊技機本体2を支持する支持装置3と
を備えている。なお、本実施形態では、弾球遊技機本体
2として、封入球式パチンコ機2を用いている。また、
この封入球式パチンコ機2では、遊技球として鉄製のパ
チンコ球を用い、有価価値媒体として紙幣及び硬貨を用
い、景品としてコインを排出する。
【0019】この封入球式パチンコ機2は、内部に封入
した所定数のパチンコ球を循環させて遊技を行う遊技機
であり、図1,図2,図4,図5に示すように、外枠
(機枠)4aの前面に額縁状の内枠(前面枠)4bを開
閉可能に軸着し、この内枠4bの開口部を裏側から覆う
様にして設けた枠状の遊技盤収納部4c内に遊技盤5を
取り付け、この遊技盤5の下方には、上面がカバーされ
た封入球供給体6を設け、この封入球供給体6の下方に
は、灰皿7とトレイ8を左右に並べて設け、このトレイ
8の右側には打球の発射操作を行うための発射ハンドル
9が設けてある。
【0020】また、図3に示すように、遊技盤5の表面
は、ガラス板をはめ込んだ開閉可能なガラス枠10によ
り覆われていて、封入球供給体6は、開閉可能な装飾パ
ネル11の表面に取り付けられている。
【0021】上記した遊技盤5の表面には、図示しない
が、ガイドレール等の区画部材で囲まれた遊技部を形成
し、この遊技部内には、複数の入賞口を入賞領域として
設けるとともに、障害釘や風車等を配設し、遊技部の最
下部にはいずれの入賞口にも入賞しなかったパチンコ球
を回収するためのアウト口が設けてある。そして、遊技
盤5の裏面には入賞口に入賞したパチンコ球を回収する
球寄せカバー17が設けてあり、この球寄せカバー17
は、遊技盤収納部4c内に遊技盤5を収納すると、遊技
盤収納部4cの背面に開口している開口部4d内に嵌合
するので遊技盤収納部4cと干渉することはない。ま
た、球寄せカバー17を貫通して後方に突出している入
賞装置や可変表示装置も上記開口部4dからパチンコ機
の裏側に突出する。なお、遊技盤収納部4cの背面側に
は、入賞口に入賞したパチンコ球やアウト口に入ったパ
チンコ球を処理して封入球供給体6に流下させる裏機構
が配設してある。
【0022】また、図3に示すように、装飾パネル11
の裏面には封入球供給体6から導入したパチンコ球を一
個ずつ発射レール14の傾斜下端の打球発射部13に供
給する球供給装置12を設け、遊技盤5を支える基台の
前面部分には上記発射レール14の他に、遊技部に達し
なかったファール球を回収するファール球回収路15を
設けたり、遊技に供して入賞口又はアウト口に入ったパ
チンコ球を封入球供給体6に供給するためのパチンコ球
供給口16が開口している。
【0023】本実施形態に示す封入球式パチンコ機2
は、遊技盤5を着脱可能な状態で取り付け、遊技盤5だ
けを単独で交換することができる。このため、遊技盤収
納部4cの左右側面部分には、遊技盤5を着脱可能に止
着する取付金具47を設けてある。この取付金具47
は、図6,図7に示すように、遊技盤収納部4cの側面
部分にネジ等によって固定する基板48と、この基板4
8の一側に回動軸49により回動可能に軸着されて、回
動軸49の回動に伴って基板48の一側から出没するス
トッパー50と、このストッパー50の回動軸49に連
結し、基板48の他側で回動する操作レバー51と、基
板48の一側からストッパー50が突出した位置で操作
レバー51をロックするロック部材52とを備えてお
り、ストッパー50が基板48の貫通開口部53を貫通
して遊技盤収納部4cの内部に突出するように構成され
ている。
【0024】上記したストッパー50は、細長い板状の
部材で構成されており、回動軸49の回動に伴って、基
板48とほぼ平行になった取付解除状態(図7(A))
と、この取付解除状態から約90度回転して基板48か
ら突出した取付状態(図7(B))とに回動することが
できる。
【0025】上記した操作レバー51は、ストッパー5
0と約90度の位相(角度)で回動軸49に連結した板
状の部材からなり、ストッパー50が取付解除状態に回
動した場合には、基板48の他側から突出した状態とな
り(図7(A))、ストッパー50が取付状態に回動し
た場合には、基板48とほぼ平行な状態になる(図7
(B))。
【0026】上記したロック部材52は、先端部が操作
レバー側に略く字状に屈曲した係止部を有する板状の可
撓性及び弾性を有する部材からなり、操作レバー51が
取付状態に回動した場合に、操作レバー51の先端部が
上記係止部に係合して操作レバー51を取付状態で固定
することができる。一方、この取付状態から、操作レバ
ー51を取付解除方向に回動させると、ロック部材52
は操作レバー51の先端部に押されて撓み、先端の係止
部と操作レバー51の先端部の係合が外れ、操作レバー
51を取付解除方向に回動することを許容する。
【0027】したがって、操作レバー51を操作して、
ストッパー50を基板48から突出した状態に回動する
と、ストッパー50が遊技盤5の側縁に添設してある金
属板製保護板の側縁の係合受部54に係合し、これによ
り遊技盤5を遊技盤収納部4c内に止着することができ
る。そして、操作レバー51の先端をロック部材52に
係合すると操作レバー51がロックされるので、振動等
によって外れたり緩むことがない。
【0028】一方、操作レバー51を操作して、ストッ
パー50を基板48とほぼ平行な状態に回動すると、ス
トッパー50が遊技盤の側縁から外れて止着を解除す
る。このため、遊技盤収納部4c内から遊技盤5を取り
外すことができる。そして、新しい遊技盤5を遊技盤収
納部4c内に装填して、操作レバー51を回動すると、
この遊技盤5を止着することができる。したがって、本
実施形態における封入球式パチンコ機2においては、遊
技盤5だけを簡単に交換することができ、外枠4a、内
枠4b、打球発射装置19及び裏機構を始めとする他の
機器は継続して使用することができる。なお、遊技盤5
を交換する場合にはガラス枠10を開放した状態で作業
を行なう。
【0029】封入球式パチンコ機2の裏面の下部には、
上記した発射ハンドル9と電気的に連絡してパチンコ球
の発射動作を行うための打球発射装置19や、封入球式
パチンコ機2における各種設定を行うための設定スイッ
チ20が設けてある。
【0030】また、封入球式パチンコ機2の裏面の上部
には、封入球式パチンコ機2から支持装置3に対する電
気的配線を中継するための外部端子盤21が設けてあ
る。この外部端子盤21が、接続端子の一構成要素とし
て機能する。
【0031】上記した封入球式パチンコ機2を支持する
ための支持装置3は、図1〜図3,図5に示すように、
封入球式パチンコ機2を前方から嵌め込む支持枠22を
備え、この支持枠22の前面左側には、遊技価値表示装
置23と、紙幣挿入口24及び硬貨投入口25と、終了
ボタン26とが、上下に設けてある。また、支持枠22
の下部には、景品払出口27を開設してある。そして、
支持装置3の支持枠22内には、紙幣挿入口24に連通
する位置に紙幣検出装置28が設けてあり、硬貨投入口
25に連通する位置に硬貨検出装置29が設けてあり、
景品払出口27に連通する位置に景品払出装置30が設
けてある。
【0032】上記した遊技価値表示装置23は、遊技価
値表示手段として機能する装置であり、7セグメント表
示器や液晶表示器等からなり、投入された紙幣あるいは
貨幣の金額に相当するパチンコ球数が表示される。
【0033】また、上記した紙幣検出装置28及び硬貨
検出装置29は、有価価媒体検出手段として機能する装
置であり、投入された紙幣あるいは硬貨の真偽を判断す
るとともに、その金額を判断する。
【0034】また、上記した景品払出装置30は、景品
払出手段として機能する装置であり、コイン等の景品を
払い出す。なお、他の景品払出手段として、景品払出装
置30の上部にプリンタ31を設け、遊技者が終了ボタ
ン26を操作すると、コイン等の景品に換算できなかっ
た残球数を記録したレシート等を景品払出口27から排
出するように構成してもよい。このように、レシートに
残球数を記録することができるプリンタ31を設けるこ
とにより、コイン等の景品に換算できない残球がある場
合であっても、遊技者に損失を与えることなく遊技を終
了することができるので、遊技の興趣を損なうことがな
い。
【0035】また、図1,図2に示すように、支持装置
3の支持枠22の上部には、前方に向かって庇部32を
設けてあり、この庇部32の内部にランプ等の照明装置
33を設けて、封入球式パチンコ機2の前面を照明して
いる。
【0036】さらに、遊技価値表示装置23の上方に
は、汎用表示装置34が設けてある。この汎用表示装置
34には、例えば賞球として払い出されるパチンコ球数
等を表示することができる。
【0037】支持装置3の支持枠22内には、図5に示
すように、封入球式パチンコ機2を取り付けた場合に外
枠4aが嵌り込む位置に、この外枠4aを後側から挟み
込んで固定する取付金具35を複数箇所設けてある。
【0038】また、図5に示すように、上記した紙幣検
出装置28,硬貨検出装置29,景品払出装置30等を
配設した付属機器配設空間36と、封入球式パチンコ機
2を取り付ける遊技機本体取付空間37との間には、両
空間36,37を仕切るための仕切板38が、支持装置
3の前後方向に設けてある。そして、この仕切板38に
は、異常状態報知手段として機能するスピーカー39を
取り付けてある。
【0039】また、支持装置3の支持枠22の後面板の
内側には、支持装置3の電気的配線を集約した制御基盤
40が設けてある。この制御基盤40には、支持装置3
の電気的配線の端末プラグ41,42を仮止めするため
の仮止コネクタ(端末プラグ41,42が係合している
ため、図示せず)が設けてあり、支持装置3に封入球式
パチンコ機2を取り付けない場合には、電気的配線は、
この仮止コネクタに仮止めされている。したがって、封
入球式パチンコ機2等の遊技機本体を取り付けない状態
の支持装置3を運搬等する場合に、支持装置3の電気的
配線が邪魔になることがなく、また、電気的配線が誤っ
て切断されたり、傷付いたりすることがない。
【0040】上記した電気的配線の端末プラグ41が、
封入球式パチンコ機2に電力を供給する電力供給手段と
して機能し、他の電気的配線の端末プラグ42が、封入
球式パチンコ機2と支持装置3とを電気的に接続する接
続端子の一構成要素として機能する。したがって、上記
した外部端子盤21に端末プラグ42を差し込むことに
より、封入球式パチンコ機2と支持装置3とを電気的に
接続することができる。
【0041】上記した取付金具35を、図8に基づい
て、さらに詳しく説明する。この取付金具35は、図8
(A)に示すように、外枠挟持空部43を有する断面略
コ字状の板材からなる本体44と、この本体44の下面
に設けたネジ孔45に下方から螺合されて先端が尖った
止着ネジ46とからなる。
【0042】この様な構成から成る取付金具35におい
ては、図6(B)に示すように、取付金具35の本体4
4をネジ等により支持装置3の支持枠22内に取り付
け、外枠挟持空部43内に外枠4aを挿入し、止着ネジ
46を締め付け方向に回して止着ネジ46の先端を外枠
4aに押し付けると、外枠挟持空部43内に外枠4aを
挟持することができるので、支持装置3の遊技機本体取
付空間37内に封入球式パチンコ機2を簡単に固定する
ことができる。
【0043】一方、止着ネジ46を緩めて止着ネジ46
の先端を外枠4aから離隔して外枠挟持空部43内から
外枠4aを取り外すと、支持装置3の遊技機本体取付空
間37内から封入球式パチンコ機2を簡単に取り外すこ
とができる。
【0044】上記した遊技設備1は、そのまま店内やホ
ールの遊技位置に設置(載置)することもできるが、各
支持装置3毎に移動可能な設置台55を取り付けて、こ
の設置台55を遊技位置に移動して、遊技設備1を設置
することもできる。この設置台55を、図9,図10に
基づいて説明する。
【0045】図9は設置台上に支持装置を取り付けた状
態の遊技設備の斜視図、図10は設置台の下部に設けた
固定脚の拡大斜視図で、図10(A)は固定脚を縮めた
状態、図10(B)は固定脚を伸ばした状態をそれぞれ
示す。
【0046】この設置台55は、上部に支持装置3を載
置する箱状の装置、或は上部に支持装置3を一体化して
設けた台であり、下面の四隅にキャスター56を取り付
けるとともに、下部の四隅からそれぞれ前後に向かって
固定脚57を設けてある。このキャスター56が移動手
段として機能し、固定脚57が固定手段として機能す
る。
【0047】上記した固定脚57は、図10(A),
(B)に示すように、設置台55から延設した断面倒L
字状の基部58と、この基部58の先端の下面に、下方
に向かって伸縮するように螺着した調節ネジ59とを備
えており、調節ネジ59の下端部には、床面に押し付け
るアジャスター円盤60が取り付けてある。
【0048】したがって、調節ネジ59を回動して縮
め、アジャスター円盤60が床面から離れた状態(図1
0(A))では、キャスター56を用いて、設置台55
を容易に移動することができる。
【0049】また、調節ネジ59を回動して下方に向か
って伸ばし(図10(B))、各アジャスター円盤60
を床面に押し付けることにより、設置台55を移動不能
に固定することができる。この状態で、各調節ネジ59
の回動量を調節することにより、設置台55の傾斜角度
を調節することができる。したがって、各調節ネジ59
を適宜に調整すれば、床面が傾斜していたり、或は床面
に凹凸があっても、設置台の上面を水平に調整したりし
て支持装置3並びにパチンコ機を所定の姿勢に調整する
ことができる。
【0050】次に、図11に基づいて、上記した遊技設
備1を電気的に制御するための電気的制御装置100を
説明する。図11は電気的制御装置の概略構成を示した
ブロック図である。この電気的制御装置100は、支持
装置3に取り付けられたマイクロコンピュータから構成
されており、CPU(中央演算装置)101と、このC
PU101に電気的に連絡したROM(リードオンリメ
モリ)102,RAM(ランダムアクセスメモリ)10
3と、CPU101に動作クロックを供給するためのク
ロック発生器104とを備えている。
【0051】そして、CPU101は、バス105を介
してサウンドジェネレータ106と電気的に連絡し、サ
ウンドジェネレータ106はアンプ107を介してスピ
ーカー39と電気的に連絡し、スピーカー39から効果
音や警報音等を発生させる。
【0052】また、CPU101は、バス105及びパ
ラレルインターフェイス108,109を介して、封入
球式パチンコ機2と電気的に連絡している。
【0053】そして、封入球式パチンコ機2から、入賞
口に入賞したパチンコ球数を表す賞球数信号と、遊技に
供されたパチンコ球数を表す発射数信号とが入力され
る。また、紙幣検出装置28及び硬貨検出装置29と電
気的に連絡して、投入された紙幣及び硬貨の金額を把握
する等、これらの装置を電気的に制御している。また、
景品払出装置30と電気的に連絡して、景品払出装置3
0においてコインの払い出しを行わせる等、景品払出装
置30を電気的に制御したり、封入球式パチンコ機2に
対してパチンコ球の使用を許可する発射許可信号を発信
したり、さらにドライバ110を介して遊技価値表示装
置23と電気的に連絡して、遊技価値である遊技に供す
ることができるパチンコ球数を表示する等、遊技価値表
示装置23を電気的に制御している。
【0054】上記した電気的制御装置100が、封入球
式パチンコ機2において遊技に供されたパチンコ球数を
検知する遊技球数検知手段,封入球式パチンコ機2にお
いて入賞口に入賞したパチンコ球数を検知する入賞遊技
球数検知手段,遊技に供するために紙幣検出装置28に
投入された紙幣、あるいは硬貨検出装置29に投入され
た硬貨の金額を検出する有価価値媒体検出手段,有価価
値媒体検出手段により検出された貨幣の有価価値を遊技
価値である使用可能なパチンコ球数に変換する遊技価値
変換手段,遊技価値変換手段により変換された使用可能
なパチンコ球数を記憶する遊技価値記憶手段,遊技価値
記憶手段により記憶された使用可能なパチンコ球数の範
囲内で封入球式パチンコ機2におけるパチンコ球の使用
を許可する遊技球使用許可手段,遊技球使用許可手段に
おけるパチンコ球の使用許可に基づいて、遊技価値記憶
手段に記憶したパチンコ球数記憶から遊技に供したパチ
ンコ球数を減算して遊技価値記憶手段に記憶したパチン
コ球数記憶を更新する遊技価値減算手段,入賞遊技球数
検知手段におけるパチンコ球の入賞数検知に基づいて遊
技価値記憶手段に記憶したパチンコ球数記憶に入賞によ
り与えられるパチンコ球数を加算して遊技価値記憶手段
に記憶したパチンコ球数記憶を更新する遊技価値加算手
段,遊技球検知手段と入賞遊技球検知手段とにおける異
常状態を検出する異常検出手段として機能する。
【0055】次に、図12に基づいて、支持装置3と封
入球式パチンコ機2との電気的接続状態及び両者間で授
受される信号について説明する。図12は、支持装置と
封入球式パチンコ機との電気的接続状態の概略を示した
説明図である。支持装置3に設けた電力供給用コンセン
ト111に封入球式パチンコ機2に設けた電力供給用端
末プラグ41を差し込むと、支持装置3から封入球式パ
チンコ機2に対して電力が供給される。この電力供給用
コンセント111が、先に説明した電力供給手段の一構
成要素として機能する。
【0056】また、封入球式パチンコ機2には、打球発
射装置19への発射停止様信号を与える接点信号器11
2,ガラス枠10の開閉を検知する金枠スイッチ11
3,一般入賞口への入賞球を検知するセーフセンサ11
4,打球発射装置19の打球発射位置に供給されたパチ
ンコ球を検出する玉送りセンサ115,特別入賞口への
入賞球を検知する特別入賞センサ116が設けられてい
る。
【0057】そして、上記したスイッチやセンサ等は、
接続端子である端末プラグ42及び外部端子盤21を介
して、支持装置3に設けた電気的制御装置100と電気
的に連絡して、先に説明した賞球数信号,発射数信号,
発射許可信号等の信号を授受している。
【0058】次に、図13に基づき、封入球式パチンコ
機2における遊技を電気的に制御する遊技制御装置につ
いて説明する。図13は、遊技制御装置の概略を示した
ブロック図である。この遊技制御装置120は、封入球
式パチンコ機2における遊技を電気的に制御するための
装置で、マイクロコンピュータから構成されている。そ
して、遊技制御装置120は、入賞口への入賞を検知す
る第1種始動スイッチ121,カウントスイッチ12
2,継続スイッチ123と電気的に連絡して、これらの
機器から信号を受信するとともに、大入賞口である変動
入賞装置124,可変表示装置125,記憶数表示器1
26と電気的に連絡して信号を送信している。
【0059】上記した第1種始動スイッチ121は、可
変表示装置125における別遊技を開始させるための入
賞球を検出するためのスイッチであり、カウントスイッ
チ122は、変動入賞装置124への入賞球を検出する
ためのスイッチであり、継続スイッチ123は、変動入
賞装置124における開放状態を継続させるための入賞
球を検出するためのスイッチである。また、上記した変
動入賞装置124は、通常遊技に比較して、遊技者にと
って有利な状態(入賞確率が高い状態)で遊技を行わせ
るための装置であり、可変表示装置125は、別遊技に
おいて使用され、複数の識別図柄が高速で変換表示され
る液晶表示装置等からなる装置であって、停止図柄が賞
態様を形成すると大当り等の権利が発生するものであ
り、記憶数表示器126は、第1種始動スイッチ121
への入賞記憶数を表示するためのLED等の表示器から
なる装置である。
【0060】また、遊技制御装置120は、発射許可端
子127,賞球数端子128,発射数端子129等を備
えた外部端子盤21の賞球数端子128と電気的に連絡
し、賞球数信号を電気的制御装置100に送信してい
る。
【0061】また、外部端子盤21の発射許可端子12
7は、打球発射装置19を電気的に制御する発射制御装
置130と電気的に連絡し、電気的制御装置100から
の発射許可信号を発射制御装置130に送信して、打球
発射装置19を駆動させている。
【0062】また、この発射制御装置130は、打球発
射装置19の発射ソレノイド131と玉送りソレノイド
132を電気的に制御して打球の発射動作を行わせると
ともに、発射センサ133と電気的に連絡して発射球数
を把握し、この発射球数信号を、外部端子盤21の発射
数端子129を介して電気的制御装置100に送信して
いる。
【0063】次に、図14,図15に基づいて、電気的
制御装置100による遊技設備1の制御手順を説明す
る。図14,図15は、電気的制御装置による遊技設備
の制御手順を示したフローチャートである。電気的制御
装置100による遊技設備1の制御処理が開始すると、
まず、初期化処理が行われ、メモリ等が初期化される
(S1)。
【0064】次に、電気的制御装置100に接続した封
入球式パチンコ機2からの入力信号検査を行い(S
2)、入力信号検査が正常でない場合には、異常状態が
復旧されるまで後の処理を行わない。
【0065】一方、入力信号検査が正常である場合に
は、紙幣検出装置28に紙幣が投入されたり、あるいは
硬貨検出装置29に硬貨が投入されたかどうかを判断す
る(S3)。
【0066】ここで、紙幣検出装置28に紙幣が投入さ
れたり、あるいは硬貨検出装置29に硬貨が投入された
場合には、投入された紙幣あるいは硬貨の金額を、予め
定めた所定の変換率でパチンコ球数に変換し、当該パチ
ンコ球数が遊技価値表示装置23に加算表示される(S
4)。この遊技価値加算処理(S4)において、投入さ
れた貨幣の金額(有価価値)をパチンコ球数(遊技価
値)に変換する処理は、遊技価値変換手段により行わ
れ、変換されたパチンコ球数(遊技価値)は、遊技価値
記憶手段により記憶される。
【0067】次に、遊技価値記憶手段に記憶されたパチ
ンコ球数(遊技価値)が「0」となっているかどうかが
判断される(S5)。ここで、パチンコ球数(遊技価
値)が「0」となっている場合には、遊技を行うことが
できないので、入力信号検査判断処理(S2)に戻っ
て、以降の処理を行う。
【0068】一方、パチンコ球数(遊技価値)が「0」
となっていない場合、すなわち、遊技に供するためのパ
チンコ球数(遊技価値)が記憶されている場合には、封
入球式パチンコ機2の発射制御装置130に対して発射
許可信号を出力する(S6)。この発射許可信号出力処
理(S6)において、発射許可信号の出力は、遊技球使
用許可手段により行われる。
【0069】そして、発射制御装置130から発射数信
号が送信されてきたかどうかを判断し(S7)、発射信
号を受信した場合には、遊技価値記憶手段に記憶したパ
チンコ球数(遊技価値)から使用したパチンコ球数(遊
技価値)「1」を減算し、遊技価値表示装置23に減算
値を表示する(S8)。この遊技価値減算処理(S8)
において、遊技に使用したパチンコ球数(遊技価値)
は、遊技球数検知手段により検知され、パチンコ球数
(遊技価値)の減算は、遊技価値減算手段において行わ
れる。
【0070】次に、遊技制御装置120から賞球数信号
が送信されてきたかどうかを判断し(S9)、賞球数信
号を受信した場合には、遊技価値記憶手段に記憶したパ
チンコ球数(遊技価値)に賞球として与えられるパチン
コ球数(遊技価値)を加算し、遊技価値表示装置23に
加算値を表示する(S10)。この遊技価値加算処理
(S10)において、賞球として与えられるパチンコ球
数(遊技価値)を演算するための入賞口への入賞球数
は、入賞遊技球数検知手段により検知され、パチンコ球
数(遊技価値)の加算は、遊技価値加算手段において行
われる。
【0071】次に、遊技価値記憶手段に記憶され、遊技
価値表示装置23に表示されたパチンコ球数(遊技価
値)が所定数以上であるかどうかが判断される(S1
1)。この所定数は、適宜に設定することができるが、
例えばパチンコ球数(遊技価値)が1,000発となっ
た場合を所定数とする。
【0072】そして、パチンコ球数(遊技価値)が所定
数以上となっている場合には、遊技価値記憶手段に記憶
したパチンコ球数(遊技価値)から所定のパチンコ球数
(遊技価値)、例えば「1,000」を減算し、遊技価
値表示装置23に減算値を表示し(S12)、景品払出
装置30からコインを払い出す(S13)。この遊技価
値減算処理(S12)において、パチンコ球数(遊技価
値)の減算は、遊技価値減算手段において行われる。
【0073】上記した一連の処理を行った後、入力信号
検査判断処理(S2)に戻って、以降の処理を行う。
【0074】なお、上記した実施形態では、弾球遊技機
本体として封入球式パチンコ機2を例に挙げて説明した
が、弾球遊技機本体はこの封入球式パチンコ機2に限ら
れず、遊技球であるパチンコ球等を弾球遊技機本体で使
用する弾球遊技機本体であれば、どのような弾球遊技機
本体にも応用することができる。このような弾球遊技機
本体としては、例えば、アレンジボール式遊技機,雀球
遊技機等がある。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明では、各遊技設備毎に弾球遊技機本体を稼働制御する
装置を備えている。したがって、大がかりな付帯設備を
必要とせず、各遊技設備毎に単独で遊技を行うことがで
き、遊技設備がコンパクトなものとなり、設備費用を低
減させることができる。また、遊技設備のレイアウトの
変更や、遊技設備の交換を容易に行うことができ、改装
費用を低減させることができる。さらに、遊技機の展示
や、イベントでの遊技機の使用や、複合遊技施設で構造
の異なる他の種類の遊技装置と並設したい場合のよう
に、少数の遊技機を備えた遊技設備が必要な場合にも、
必要数の遊技設備を設置することができ、広範な需要に
対応することができる。
【0076】請求項2記載の発明では、弾球遊技機本体
は、支持装置に着脱可能に取り付けられているので、弾
球遊技機本体のみを他の弾球遊技機本体と容易に交換す
ることができる。したがって、弾球遊技機本体を交換す
ることにより、遊技者等の多様なニーズに対応して、適
切な弾球遊技機本体を設置することができる。また、支
持装置自体は交換する必要がなく継続して使用すること
ができるので、設備費用を低減させることができる。
【0077】請求項3記載の発明では、弾球遊技機本体
には、遊技球の入賞領域を備えた遊技盤を着脱可能に取
り付けてあるので、遊技盤のみを他の遊技盤と容易に交
換することができる。したがって、遊技盤のみを交換可
能とすることで、遊技者等の多様なニーズに対応して、
適切な遊技盤を備えた遊技設備を設置することができ
る。また、弾球遊技機本体の枠部分や、支持装置自体は
交換する必要がないので、設備費用を低減させることが
できる。
【0078】請求項4記載の発明では、弾球遊技機本体
からの電気的信号は、接続端子を介して、遊技球数検知
手段と入賞遊技球数検知手段と遊技球使用許可手段に入
力される。したがって、弾球遊技機本体の交換や遊技盤
の交換を行う際に、電気的配線を接続端子に脱着するだ
けで、弾球遊技機本体とこの弾球遊技機本体を電気的に
制御する手段とを接続したり、あるいは接続を解除した
りすることができるので、弾球遊技機本体の交換等を容
易に行うことができる。
【0079】請求項5記載の発明では、異常検出手段に
より、遊技球検知手段と入賞遊技球検知手段とにおける
異常状態を検出し、異常状態報知手段により、この異常
状態が報知される。したがって、遊技設備における異常
状態を容易に発見して、報知することができるので、遊
技設備のメンテナンスを容易に行うことができる。
【0080】請求項6記載の発明では、移動手段により
支持装置を移動することができるとともに、固定手段に
より、支持装置の傾斜角度を調節したり、支持装置を移
動不能に固定することができる。したがって、遊技設備
の移動及び固定を容易に行うことができ、遊技設備の設
置やレイアウトの変更を容易に行うことができる。ま
た、支持装置の傾斜角度を調節することにより、凹凸の
ある床面であっても遊技設備を設置することができる。
さらに、遊技設備の遊技盤の角度を調節することができ
るので、遊技盤の角度調整が遊技結果に影響するパチン
コ機等において、遊技店の利益率等の営業戦略に沿った
弾球遊技設備の設置が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る弾球遊技設備の正面図である。
【図2】本発明に係る弾球遊技設備の斜視図である。
【図3】ガラス枠及び装飾パネルを開放して遊技盤を取
り外した状態における弾球遊技機本体の内部を示した本
発明に係る遊技設備の斜視図である。
【図4】弾球遊技機本体の裏面図である。
【図5】弾球遊技機本体を取り外した状態の支持装置の
斜視図である。
【図6】遊技盤を着脱可能に止着する取付金具の斜視図
である。
【図7】図6に示した取付金具を示すもので、図7
(A)は取付解除状態の斜視図、図7(B)は取付状態
の斜視図である。
【図8】弾球遊技機本体を支持装置に着脱可能に取り付
ける取付金具を示すもので、図8(A)は斜視図、図8
(B)は外枠を固定した状態の側面図である。
【図9】設置台上に支持装置を取り付けた状態の遊技設
備の斜視図である。
【図10】設置台の下部に設けた固定脚を示し、図10
(A)は固定脚を縮めた状態の斜視図、図10(B)は
固定脚を伸ばした状態の斜視図である。
【図11】電気的制御装置の概略構成を示したブロック
図である。
【図12】支持装置と封入球式パチンコ機との電気的接
続状態の概略を示した説明図である。
【図13】遊技制御装置の概略を示したブロック図であ
る。
【図14】電気的制御装置による遊技設備の制御手順を
示したフローチャートである。
【図15】電気的制御装置による遊技設備の制御手順を
示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 遊技設備 2 封入球式パチンコ機(弾球遊技機本体) 3 支持装置 4a 外枠 4b 内枠 4c 遊技盤収納部 4d 開口部 5 遊技盤 6 封入球供給体 7 灰皿 8 トレイ 9 発射ハンドル 10 ガラス枠 11 装飾パネル 12 球供給装置 13 打球発射部 14 発射レール 15 ファール球回収路 16 パチンコ球供給口 17 球寄せカバー 19 打球発射装置 20 設定スイッチ 21 外部端子盤 22 支持枠 23 遊技価値表示装置 24 紙幣挿入口 25 硬貨投入口 26 終了ボタン 27 景品払出口 28 紙幣検出装置 29 硬貨検出装置 30 景品払出装置 31 プリンタ 32 庇部 33 照明装置 34 汎用表示装置 35 遊技機本体の取付金具 36 付属機器配設空間 37 遊技機本体取付空間 38 仕切板 39 スピーカー 40 制御基盤 41 電力供給用端末プラグ 42 端末プラグ(接続端子) 43 外枠挟持空部 44 本体 45 ネジ孔 46 止着ネジ 47 遊技盤の取付金具 48 基板 49 回動軸 50 ストッパー 51 操作レバー 52 ロック部材 53 貫通開口部 54 係合受部 55 設置台 56 キャスター 57 固定脚 58 基部 59 調節ネジ 60 アジャスター円盤 100 電気的制御装置 101 CPU 102 ROM 103 RAM 104 クロック発生器 105 バス 106 サウンドジェネレータ 107 アンプ 108 パラレルインターフェイス 109 パラレルインターフェイス 110 ドライバ 111 電力供給用コンセント 112 打球発射装置への発射停止用信号の接点信号器 113 ガラス枠スイッチ 114 セーフセンサ 115 玉送りセンサ 116 特別入賞センサ 120 遊技制御装置 121 第1種始動スイッチ 122 カウントスイッチ 123 継続スイッチ 124 変動入賞装置 125 可変表示装置 126 記憶数表示器 127 発射許可端子 128 賞球数端子 129 発射数端子 130 発射制御装置 131 発射ソレノイド 132 玉送りソレノイド 133 発射センサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾球遊技機本体と、この弾球遊技機本体
    を支持する支持装置とからなる弾球遊技設備であって、 上記支持装置には、 上記弾球遊技機本体に電力を供給する電力供給手段と、 上記弾球遊技機本体において遊技に供された遊技球数を
    検知する遊技球数検知手段と、 上記弾球遊技機本体において入賞領域に入賞した遊技球
    数を検知する入賞遊技球数検知手段と、 遊技に供するために投入された有価価値媒体を検出する
    有価価値媒体検出手段と、 上記有価価値媒体検出手段により検出された有価価値媒
    体の有価価値を遊技価値に変換する遊技価値変換手段
    と、 上記遊技価値変換手段により変換された遊技価値を記憶
    する遊技価値記憶手段と、 上記遊技価値記憶手段により記憶された遊技価値の範囲
    内で、弾球遊技機本体における遊技球の使用を許可する
    遊技球使用許可手段と、 上記遊技球使用許可手段における遊技球の使用許可に基
    づいて、上記遊技価値記憶手段に記憶した遊技価値記憶
    から、遊技に供した遊技価値を減算して、上記遊技価値
    記憶手段に記憶した遊技価値記憶を更新する遊技価値減
    算手段と、 上記入賞遊技球数検知手段における遊技球の入賞数検知
    に基づいて、上記遊技価値記憶手段に記憶した遊技価値
    記憶に、入賞により与えられる遊技価値を加算して、遊
    技価値記憶手段に記憶した遊技価値記憶を更新する遊技
    価値加算手段と、 上記遊技価値記憶手段に記憶した遊技価値を表示する遊
    技価値表示手段と、 上記遊技価値記憶手段に記憶した遊技価値が、予め定め
    た所定値となった場合に、当該所定の遊技価値に相当す
    る景品を払い出す景品払出手段と、 を備えたことを特徴とする弾球遊技設備。
  2. 【請求項2】 弾球遊技機本体は、支持装置に着脱可能
    に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の
    弾球遊技設備。
  3. 【請求項3】 弾球遊技機本体は、遊技球の入賞領域を
    備えた遊技盤を着脱可能に取り付けてあることを特徴と
    する請求項1または請求項2記載の弾球遊技設備。
  4. 【請求項4】 支持装置に設けた遊技球数検知手段と入
    賞遊技球数検知手段と遊技球使用許可手段とは、接続端
    子を介して、弾球遊技機本体に電気的に接続しているこ
    とを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の弾球遊技設備。
  5. 【請求項5】 支持装置には、 遊技球検知手段と入賞遊技球検知手段とにおける異常状
    態を検出する異常検出手段と、 上記異常検出手段により異常状態が検出された場合に、
    該異常状態を報知する異常状態報知手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1から請求項4のいず
    れかに記載の弾球遊技設備。
  6. 【請求項6】 支持装置には、 支持装置を移動可能に支持する移動手段と、 支持装置の傾斜角度を調節するとともに、支持装置を移
    動不能に固定する固定手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1から請求項5のいず
    れかに記載の弾球遊技設備。
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