JPH11179040A - 遊技機設置島 - Google Patents

遊技機設置島

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JPH11179040A
JPH11179040A JP9364043A JP36404397A JPH11179040A JP H11179040 A JPH11179040 A JP H11179040A JP 9364043 A JP9364043 A JP 9364043A JP 36404397 A JP36404397 A JP 36404397A JP H11179040 A JPH11179040 A JP H11179040A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技球揚送装置の振動が遊技機設置島側に伝
わり難く、また、遊技球揚送装置のメンテナンス等の作
業を容易に行う。 【解決手段】 床面に設置したフレーム5の上部に上タ
ンク7を設け、遊技機設置島3の前面の一部が出し入れ
口として開放可能で、少なくとも床面から上タンクまで
の高さを有する揚送空部6を形成し、揚送空部内に遊技
球揚送装置2を独立した状態で設置し、遊技球揚送装置
の上部から突出した球排出口31を、上タンクの開口部
60から内部に、該開口部の開口内周縁と球排出口との
間の縁が切れた状態で挿入した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床面に設置したフ
レームにパチンコ遊技機などの遊技機を並べて取り付
け、各遊技機から排出された遊技球を遊技球揚送装置に
よりフレーム上部の上タンクに揚送し、この上タンクで
貯留した遊技球を各遊技機に補給できるようにした遊技
機設置島に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機設置島は、床面上に材木に
より枠体を組み上げるとともに、棚を設け、この棚上に
パチンコ遊技機を並べて取り付け、枠体の前後幅のほぼ
中央に球揚送研磨装置を立設し、この球揚送研磨装置に
よりパチンコ球を揚送しながら研磨して、枠体の上部に
設けた上タンクに貯留する。球揚送装置は一般的にはス
クリュータイプであり、枠体の下部に設置した混合槽内
から立設したパイプ内に螺旋体を設け、この螺旋体を回
転することによりパチンコ球と研磨粒(一般的にはプラ
スチックペレット)との混合物を攪拌しながら揚送し、
パイプ上部まで揚送したならばパイプ上部に設けてある
簀の子状の選別器によりパチンコ球と研磨粒とに選別
し、パチンコ球だけを上タンク内に流し込んで貯留し、
研磨粒は研磨粒回収管を介して混合槽内に戻す構成であ
る。そして、パイプ上部に選別器を取り付けた従来の球
揚送装置は不安定なので、設置する際には、パイプの途
中や上部をステーやブラケットやバンドなどを介して枠
体に固定し、選別器から突出した球流下樋を上タンクに
強固に固定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の遊技
機設置島においては、パイプ上部に選別器を取り付けた
球揚送研磨装置は不安定なので、設置する際には、パイ
プの途中や上部を枠体に固定し、選別器から突出した球
流下樋を上タンクに強固に固定する。このため、球揚送
研磨装置を作動すると、パチンコ球と研磨粒を攪拌し続
ける振動と騒音がパイプから枠体に伝わる。また、パイ
プ上部の選別器と上タンクとが球流下樋により強固に接
続されているので、上タンクにも振動と騒音が伝わる。
このため、これらの振動と騒音が遊技機設置島全体に伝
播して、ある部材の固有振動数と合致すると共振してし
まうことがある。また、上タンクに振動が伝わると、上
タンクを構成している金属板がドラムとして機能してし
まい、騒音が増大される。
【0004】さらにまた、従来の遊技機設置島において
は、球揚送研磨装置を遊技機設置島の内部ほぼ中央に固
定して設置するので、外部から観察し難いし、作業者の
手も容易に届かない。このため、球揚送研磨装置のメン
テナンス作業が面倒であり、特にトラブルが発生した場
合には迅速な対処ができなかった。
【0005】そこで本発明の目的は、遊技球揚送装置の
振動が遊技機設置島側に伝わり難く、また、遊技球揚送
装置のメンテナンス等の作業を容易に行い得る遊技機設
置島を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたもので、請求項1に記載のもの
は、床面に横長なフレームを設置し、このフレームに複
数の遊技機を外側に向けた状態で並べて取り付け、フレ
ームの上部に、遊技球を貯留する上タンクを設けるとと
もに、該上タンクから遊技球を各遊技機に補給する球補
給樋を架設し、フレームの下部に、揚送すべき遊技球を
回収する球樋を設けた遊技機設置島であって、遊技機設
置島の前面の一部が出し入れ口として開放可能で、少な
くとも床面から上タンクまでの高さを有する揚送空部を
形成し、この揚送空部内に、周囲から力学的に独立した
状態で、尚且つ上記出し入れ口から進退可能な状態で遊
技球揚送装置を設置し、該遊技球揚送装置の球入口には
上記球樋の出口側を連通し、遊技球揚送装置の上部から
突出した球排出口を、上タンクの開口部から内部に、該
開口部の開口内周縁と球排出口との間の相対的位置を拘
束することなく挿入したことを特徴とする遊技機設置島
である。なお、「力学的に独立した状態」とは、バンド
やステーやブラケットなどの機械的強度のある部材で力
をかけることなく、という意味である。したがって、機
械的な力を伝え得ない配線などが接続されていてもよ
い。また、「揚送すべき遊技球を流下する球樋」とは、
各遊技機から排出された遊技球を揚送する構成を採る遊
技機設置島にあっては、各遊技機から排出された遊技球
を回収して流下する球回収樋であり、球貯留タンク内に
貯留していた遊技球を揚送する構成を採る遊技機設置島
にあっては、球貯留タンク内からの遊技球を流下して遊
技球揚送装置に供給する球樋である。
【0007】請求項2に記載のものは、請求項1の構成
に加えて、遊技球揚送装置が下端部に水平調整機構を備
えたことを特徴とする遊技機設置島である。
【0008】請求項3に記載のものは、前記遊技球揚送
装置は、縦方向に移動する無端ベルトを掛け渡すととも
に、該無端ベルトの外面に研磨布を配置して該研磨布と
無端ベルトとの間に揚送路を形成し、無端ベルトと研磨
布との間に遊技球を挟持した状態で揚送し、該遊技球を
排出する球排出口を上端部分にほぼ横向きに突出した状
態で設け、この球排出口が傾斜角度を調整可能であるこ
とを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機設置島
である。
【0009】請求項4に記載のものは、上タンクの開口
部に、開口部の内側に向けてスプリングによって付勢さ
れてスライド自在な隙間遮蔽部材を備え、球排出口を開
口部内に挿入して隙間遮蔽部材を球排出口にスプリング
の付勢力により当接せしめ、球排出口と上記開口部との
間の隙間を隙間遮蔽部材により遮蔽するとともに、球排
出口の振動をスプリングの弾性により吸収して上タンク
側に伝達することを防止したことを特徴とする請求項1
から3のいずれかに記載の遊技機設置島である。
【0010】請求項5に記載のものは、上タンクの開口
部に、球排出口より大きい開口部を開設した開口位置調
整プレートを、上タンクに対して位置調整可能な状態で
設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記
載の遊技機設置島である。
【0011】請求項6に記載のものは、遊技機を並べた
遊技機設置島の前面に棚を設けて、前記出し入れ口の前
方に位置する棚を部分的に着脱可能な着脱棚とし、出し
入れ口に開閉カバーを開閉可能に設けたことを特徴とす
る請求項1から5のいずれかに記載の遊技機設置島であ
る。
【0012】請求項7に記載のものは、着脱棚を開閉カ
バーに固定して設け、開閉カバーにより出し入れ口を閉
じた状態で着脱棚が他の棚と一連となり、着脱棚と共に
開閉カバーを出し入れ口から取り外し可能としたことを
特徴とする請求項6に記載の遊技機設置島である。
【0013】請求項8に記載のものは、揚送空部の周囲
を騒音吸収材で囲んだことを特徴とする請求項1から7
のいずれかに記載の遊技機設置島である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1はパチンコ遊技機1を複数台
並べて設置するとともに遊技球揚送装置2を設置した遊
技機設置島3の概略構成を示す正面図、図2は遊技球揚
送装置2の正面図、図3は遊技球揚送装置2の側面図、
図4は上段の蓋4aを開き下段の蓋4bを閉じた状態の
斜め前方から見た遊技球揚送装置2の斜視図、図5は斜
め後方から見た遊技球揚送装置2の斜視図である。
【0015】この遊技機設置島3は、一面に2台、前後
の両面で4台のパチンコ遊技機1を背向状態にして設置
できる大きさの開口部を形成した金属製フレーム5を1
モジュールとし、このフレーム5を所定数連結すること
により床面積に応じた長さにできるように構成されてお
り、長手方向のほぼ中央部分に揚送空部6を形成し、こ
の揚送空部6内に遊技球揚送装置2を配置、揚送空部6
の近傍のフレーム5上に上タンク7を固定する。各フレ
ーム5の所定高さには台設置用棚部8(図14)が形成
されているので、この台設置用棚部8上にパチンコ遊技
機1を設置するとともに、台間球貸機9等の設備を設置
する。
【0016】揚送空部6は、遊技球揚送装置2を遊技機
設置島3の外部から内部の所定位置まで押し入れたり、
或は引き出すことができればよいので、パチンコ遊技機
1を並べる遊技機設置島3の前面の一部が出し入れ口と
して開放可能であって、少なくとも床面から上タンク7
までの高さを有すればよい。この揚送空部6を形成する
ためには、例えば遊技球揚送装置2を配置する位置のフ
レーム5の前面側(遊技者側)の横フレーム材を一部欠
除させたり、或は後方に屈曲させるなどして形成する。
なお、揚送空部6の出し入れ口には開閉カバー10を取
り付け、営業中は遊技機設置島3内部の遊技球揚送装置
2や他の部品が外部から見えないようにする。
【0017】また、遊技機設置島3の上部には、上タン
ク7から各パチンコ遊技機1に球を補給する第1球補給
樋12aと第2球補給樋12bを遊技機設置島3の各端
部に向けてそれぞれ僅かに下り傾斜した状態で架設する
とともに、遊技球揚送装置2からオーバーフローした球
を流下する第1オーバーフロー樋13aと第2オーバー
フロー樋13bを同様に下り傾斜した状態でそれぞれ架
設する。第1,第2球補給樋12a,12bには、各パ
チンコ遊技機1ごとに枝樋14を分岐し、枝樋14の出
口をパチンコ遊技機1の球タンク上部に臨ませる。した
がって、パチンコ遊技機1の球タンク内の球が不足した
場合には、枝樋14に設けた球補給装置の作動により当
該パチンコ遊技機1の球タンク内に、球補給樋12内の
球を補給することができる。
【0018】一方、遊技機設置島3内の下部、具体的に
はパチンコ遊技機1よりも少し低い位置には、各パチン
コ遊技機1から排出される使用済みの球(アウト球とセ
ーフ球)を回収する第1球回収樋15aと第2球回収樋
15bを遊技機設置島3の各端部からそれぞれ遊技球揚
送装置2に向けて僅かに下り傾斜した状態で設ける。本
実施形態では第1,第2球回収樋15a,15bが本発
明における球樋として機能する。なお、球樋は、揚送す
べき遊技球を流下して遊技球揚送装置側に供給する樋で
あり、各遊技機から排出された遊技球を球貯留タンク内
に貯留しておき、この球貯留タンク内に貯留しておいた
遊技球を取り出して揚送する構成を採る遊技機設置島に
おいては、球貯留タンクから取り出した遊技球を遊技球
揚送装置側に流下する樋や流路が本発明の球樋となる。
【0019】本実施形態においては、各パチンコ遊技機
1から排出された使用済みの球をすべて球回収樋15に
より回収して遊技球揚送装置2によって揚送研磨するの
で、汚れた使用済みの球が、遊技機設置島3内の球貯留
タンク16内にそのまま貯留されることはない。同様
に、遊技機設置島3の端部や途中に球計数装置17を設
けた場合、この球計数装置17から排出される計数済み
の球も球回収樋15に流し込んで回収するので、この点
においても、汚れた球をそのまま球貯留タンク16で貯
留することはない。
【0020】なお、オーバーフロー樋13a,13bに
より遊技機設置島3の端部まで流下してきた遊技球を流
下路18内を流下させて球貯留タンク16内に貯留する
が、この時に流下する流下路18には、遊技球の直径の
2倍以上の内径を有し、この内周面に凸条19を螺旋状
に一体形成したパイプを使用することが望ましい。この
様なパイプにより流下路18を構成すると、遊技球が螺
旋状凸条19にぶつかって内周面に沿って回転しながら
流下するので、流下勢を弱めることができ、これにより
落下部分の損傷を抑制することができ、また、騒音の低
減にも寄与する。したがって、遊技球揚送装置2の上部
からオーバーフローした遊技球を直接球回収樋15に流
下させる流下路18′にも上記パイプを使用することが
望ましい。
【0021】遊技球揚送装置2は、図2から図5に示す
ように、遊技店の床面に固定する固定ベース20と、こ
の固定ベース20上に前後移動可能な状態で設けた可動
ベース21を設け、この可動ベース21に下端を固定し
た状態で上下方向に長尺な筺体22を垂直に立設し、筺
体22の下部に駆動ローラ23を、上部に従動ローラ2
4をそれぞれ軸方向を水平に向けた状態で設け、両ロー
ラ23,24間に、上昇側のベルトを筺体22内に配置
し下降側のベルトを筺体22外に配置して無端ベルト2
5を掛け渡し、筺体22の外部を通る無端ベルト25の
途中にテンションローラ26を押し当てて無端ベルト2
5に張力を付加し、上記駆動ローラ23の軸には駆動機
構として減速機付きモータ27を接続し、駆動ローラ2
3の下方の球入口にはパチンコ球を整列して導入する球
導入ガイド30を設け、筺体22の上端には、揚送した
パチンコ球を排出する球排出口31を横向きに突設す
る。
【0022】図面に示す固定ベース20は、床面に固定
した状態で可動ベース21の水平角度を調整可能とした
もので、図8に示すように、床面にアンカー32によっ
て固定する固定ベース本体20aと、この固定ベース本
体20aの四隅に配置した調整ネジ20bと、これらの
調整ネジ20bによって支えられた調整ベース20cと
から構成されており、調整ネジ20bの雄ネジ部分と調
整ベース20cの雌ネジ部との螺合位置により調整ベー
ス20cの傾きが変化し、これにより固定ベース本体2
0aの水平角度に拘らず調整ベース20cを水平に調整
することができる。したがって、筺体22を高い精度で
垂直に起立させることができ、安定させることができ
る。
【0023】また、調整ベース20cの上面には、可動
ベース21を倒れることなく前後方向に案内することが
できるスライドガイド33を設けてある。このスライド
ガイド33は、本実施形態では、内側の面にスライド溝
を形成したブロック状、或はレール状の金属材により構
成し、スライド溝は可動ベース21の左右の側縁が丁度
嵌合する寸法に設定してある。したがって、可動ベース
21をスライドガイド33に沿って前後方向にスライド
させると、遊技球揚送装置2を安定した状態で円滑に前
進させたり、或は後退させたりすることができる。な
お、可動ベース21を所定の位置まで前進させると、ス
トッパ28に当接して停止し、この所定位置で締め付け
部材29を締め付けるなどして所定の位置でロックする
ように構成してある。また、水平調整機構は、調整ネジ
20bや調整ベース20cなどからなる構成に限定され
るものではなく、水平角度を調整することができればど
のような構成でも良い。
【0024】次に、筺体22について、特に蓋4につい
て詳しく説明する。この筺体22は、揚送空部6内に設
置した状態で遊技機設置島3の外側に向いた一側面が上
下に大きく開口した縦長な筐本体34と、この筐本体3
4の開口に開閉可能な状態で取り付けた縦長な蓋4とか
らなる。そして、筐本体34の開口の幅は前後寸法より
も大きく設定し、また、開口の上下長さは、下端の駆動
ローラ23のほぼ下半を曲面で覆うロアアール35から
従動ローラ24のほぼ上半を曲面で覆うアッパーアール
36まで十分長尺に設定してある。このような縦長な筐
本体34の内部には、上端に従動ローラ24を、下端に
駆動ローラ23を設ける他に、図10および図11に示
すように、従動ローラ24と駆動ローラ23の間には、
無端ベルト25の裏面に接触するバックアップローラ3
7を多数設け、これらのバックアップローラ37間に設
けたバックアッププレート(図示せず)とにより無端ベ
ルト25が直線状態を維持しながら上昇するように構成
してある。なお、バックアップローラ37は従動ローラ
24や駆動ローラ23よりも小径であり、これらのロー
ラ23,24,37はすべて平行に位置している。
【0025】本実施形態では分割蓋4として、同じ上下
長さ、即ち開口の上下寸法の半分の長さを有する上段蓋
4aと下段蓋4bとを取り付けて筐本体34の開口を塞
ぎ、しかも上段蓋4aと下段蓋4bとに互換性を持つよ
うに構成してあるので、上段蓋4aと下段蓋4bとは同
じ寸法であるばかりでなく取付金具を含めて同じ構成と
してある。
【0026】この様な互換性を持たせた蓋4は、筐本体
34の幅と同様の幅を有する平面部39と、この平面部
39の左右両側縁から無端ベルト25側に延設した側面
部40とを有する断面略コ字状の部材であり、側面部4
0の内側に、研磨布用溝41を縦方向に形成するととも
に、この研磨布用溝41よりも平面部39側に隣接させ
て案内板材用溝42を縦方向に形成してある。そして、
平面部39の外側の上部に、コイルスプリング43の付
勢力により常時下方に向けて付勢してある可動クランプ
部材44を、下部に固定クランプ部材45をそれぞれ設
け、平面部39の内側に押圧付勢部材として押圧スプリ
ング46を多数設け、これらの押圧スプリング46の付
勢力により、両クランプ部材44,45で縦方向のテン
ションを加えて張設した研磨布47を案内板材49によ
って無端ベルト25側に押圧する。
【0027】研磨布47は、耐摩耗性に優れ皺になり難
い適度な剛性を有する布材であり、上端部分と下端部分
を蓋4の裏側に過不足なく折り返して止着し得る十分な
長さで切断してあり、例えば合成樹脂製の不織布を用い
る。そして、この研磨布47には、静電防止剤や抗菌剤
などを予め含浸させておくことが好ましい。
【0028】案内板材49は、揚送するパチンコ球を整
列して案内するものであり、本実施形態では合成樹脂製
板に深さが球径の半分弱である断面半円形の球案内溝5
0を7本平行に形成し、左右の側縁には案内板材49用
溝42内に嵌合して前進位置を規制するとともに左右の
位置を規制する嵌合段部を形成してある。なお、この案
内板材49の上下長さは、蓋4の上下長さと同じに設定
する。
【0029】上記した構成からなる蓋4に研磨布47を
取り付けるには、先ず研磨布47の一端を固定クランプ
部材45でクランプして蓋4に固定する。次に、研磨布
47の途中を蓋4の下端を通すようにして蓋4の表面か
ら案内板材49側に折り返し、この研磨布47の他端の
左右両側縁を研磨布用溝41内に通しながら引っ張って
蓋4の上端側にスライドさせる。十分にスライドさせて
蓋4の上端から突出して残った研磨布47の他端部分を
蓋4の上端を通すようにして案内板材49側から蓋4の
表面側に折り返す。そして、可動クランプ部材44のク
ランパーをコイルスプリング43の付勢に抗して手で上
昇スライドさせ、この状態で研磨布47の端部を可動ク
ランプ部材44でクランプする。クランプが終了する
と、可動クランプ部材44がコイルスプリング43の復
元力により下降する方向に移動するので、研磨布47に
対して、蓋4の上方(長手方向)の張力が加えられる。
したがって、研磨布47が途中で弛んでいても、張力が
加えられた時点で弛みが消失してピンと張られる。
【0030】この様にして研磨布47を張設したなら
ば、この蓋4を筐本体34に取り付ける。本実施形態に
おいては、蓋4を開閉可能に取り付けるとともに、この
蓋4を着脱可能とするために、蓋4の一方の側面を蝶番
51により回動自在に取り付け、蓋4の他方の側面を、
筐本体34の側面に回動自在に軸着した鈎52と蓋4の
他方の側面に突設したピン状の係合部53とでロックで
きるようにする。なお、蝶番51は、蓋4を持ち上げる
と軸が抜けて取り外せる構成のものを採用する。また、
鈎52と係合部53とからなるロック機構は、蓋4が縦
長なので、上部と下部との2箇所に設ける。そして、本
実施形態では、筐本体34の開口部を上段蓋4aと下段
蓋4bとの2つに分割した蓋4により塞ぎ、しかも両蓋
4a,4bに互換性を持たせるので、各蓋4a,4bの
長さを同じにするばかりでなく、蝶番51やロック機構
の位置も対応させてある。
【0031】研磨布47を張設した2つの蓋4a,bを
筐本体34に取り付けるには、まず下段蓋4bとして取
り付ける蓋4を取り付ける。この蓋4を取り付けるに
は、蓋4を取付位置よりも少し高く持ち上げた状態で蝶
番51の軸を嵌合し、それから蓋4を手で回動して筐本
体34の開口を閉塞し、蓋4を筐本体34側に軽く押し
付けながら鈎52をピン状係合部53に係合してロック
する。そして、次に上段蓋4aとなる蓋4を取り付け
る。この蓋4を取り付ける操作は、下段蓋4bを取り付
ける操作と同様である。
【0032】この様にして下段蓋4bと上段蓋4aを取
り付けると、研磨布47と無端ベルト25との間に揚送
路54が形成される。したがって、この状態で遊技球揚
送装置2を始動すると、球導入ガイド30により整列し
た状態で導入されたパチンコ球が無端ベルト25と研磨
布47との間の揚送路54に入り込む。そして、球導入
ガイド30により整列されてガイドされる位置は、案内
板材49の球案内溝50の位置に合わせてある。したが
って、図11に示すように、導入されたパチンコ球は、
研磨布47を間に挟んだ状態で球案内溝50内に入り込
み、この状態で押圧スプリング46の付勢力により無端
ベルト25側に押圧される。この挟持状態で無端ベルト
25が上昇移動しているので、これにより揚送力を受け
る。したがって、揚送路54内に入り込んだパチンコ球
は転がりながら揚送され、この転がりにより研磨布47
に研磨されて表面の汚れが除去される。
【0033】そして、研磨されながら揚送路54内を上
昇したパチンコ球は、従動ローラ24を乗り越えると、
筺体22の球排出口31から排出されて上タンク7内に
入る。
【0034】本実施形態における遊技球揚送装置2の球
排出口31は、筺体22から突出した樋状の流路として
設けられ、図12および図13に示すように、球排出口
31の一部を構成するカバー部55が基端の軸56を中
心にして上下方向に角度調整できるように構成してあ
る。なお、この球排出口31の底面57は、どのように
角度調整しても、基端から先端に向かって下り傾斜して
いる。
【0035】そして、この様な構成からなる球排出口3
1は、遊技球揚送装置2が揚送空部6内に所定位置まで
前進すると、上タンク7の側面に開口した開口部60内
に、開口部60の内縁から縁が切れた状態で挿入されて
いる。しかも所定の位置まで押し込まれた遊技球揚送装
置2は、揚送空部6内において、周囲から力学的に独立
した状態で設置され、下端の球入口(球導入ガイド3
0)には前記球回収樋15の出口側が連通し、筺体22
の上部から突出した球排出口31が、上タンク7の開口
部60から内部に、該開口部60の開口内周縁と球排出
口31との間の相対的位置を拘束することなく自由に位
置変化可能な状態で挿入される。すなわち、遊技球揚送
装置2は、下端部分において球入口の経路を除いて、遊
技機設置島3から独立しており、筺体22の途中なども
フレーム5と接続されない。
【0036】図5に示す実施形態では、上タンク7の側
面に開口した開口部60の大きさを、遊技球揚送装置2
の球排出口31の大きさよりも大きく設定し、球排出口
31を開口部60内に挿入しても、球排出口31と開口
部60との間に隙間ができるようにしてある。
【0037】この様な構成であれば、遊技球揚送装置2
が作動して振動しても、この振動が球排出口31から上
タンク7に伝達されることがないし、筺体22などの途
中部分からフレーム5等の構造材に伝達されることもな
い。このため、振動や騒音が上タンク7や遊技機設置島
3で共振したり増大することを防止することができる。
【0038】また、本実施形態では、図14および図1
5(a)に示すように、揚送空部6の出し入れ口に開閉
カバー10により閉塞するので、遊技球揚送装置2の作
動音が出し入れ口から外部に直接漏出することも抑制す
ることができる。そして、図15(b)に示すように、
揚送空部6の周囲、例えば開閉カバー10の内側の面な
どにグラスウールなどの吸音材61を添設すると、この
吸音材61が揚送空部6内の音を吸収するので、遊技機
設置島3の外部における騒音を一層低減することができ
る。このため、遊技者はパチンコ遊技機1からの効果音
を聞き取り易くなり、遊技の興奮を騒音に邪魔されるこ
となく高揚することができる。
【0039】遊技球揚送装置2をある程度の期間に亘っ
て稼働すると、その間に除去した汚れが研磨布47に蓄
積されるので、研磨布47が次第に汚れてしまい、清浄
能力が低下する。特に、下段蓋4bに取り付けた研磨布
47は、上段蓋4aの研磨布47に比較して汚れが激し
い。そこで、ある程度の期間が経過したならば、上段蓋
4aと下段蓋4bとを入れ換えてもよい。この様に、上
段蓋4aと下段蓋4bを入れ換えて使用すると、比較的
汚れの少ない研磨布47によって汚れているパチンコ球
を研磨することになるので、清浄効率を高めることがで
き、また、研磨布47の交換を遅らせることができて経
済的である。そして、一枚の大きな蓋4を開閉したり着
脱したりするよりも、分割した小さな蓋4を取り扱った
方が軽量であり、また取り回しが容易である。
【0040】なお、蓋4の入れ換えを行う場合には、シ
ャッター(図示せず)を閉じてパチンコ球の導入を停止
した状態で暫くの間作動し、これにより揚送路54内の
パチンコ球を上タンク7内に揚送して揚送路54内を空
にして、その後で蓋4を外して交換する。また、揚送路
54内を点検したり、研磨布47を交換する場合も同様
である。これらの作業を行う場合には、図14に示すよ
うに、先ず開閉カバー10を手前に引いて開いてから行
う。
【0041】そして、図16に示すように、揚送空部6
の出し入れ口に対応した部位にも、棚を着脱可能に設け
た場合には、この取り外し可能な棚、すなわち着脱棚6
2を取り外してから開閉カバー10を開いて作業を行
う。着脱棚62は、営業中は体裁を良好にするために、
図16に示すように、他の棚63と一連になるように取
り付けておき、遊技球揚送装置2のメンテナンスなどを
行う際には、図14に示すように、取り外して作業の容
易化を図るものである。着脱棚62と他の棚63とは、
着脱可能な構成であればどのような構成でもよいが、例
えば、図17(a)に示すように、着脱棚62の左右両
側面に凸条64を前後方向に形成し、この着脱棚62の
長さに応じて欠除した他の棚63の切欠端面に上記凸条
64が嵌合可能な凹溝65を前後方向に形成し、凸条6
4と凹溝65との嵌合により着脱棚62を一連に接続し
たり、手前にスライドさせて取り外したりする。そし
て、一連に接続した状態では、図17(b)に示すよう
に、フック66と係合軸67などからなる棚ロック機構
によりロックする。
【0042】なお、前記着脱棚62はまったく別個独立
したものであるが、着脱棚62を開閉カバー10に固定
して設け、開閉カバー10により出し入れ口を閉じた状
態で着脱棚62が他の棚63と一連となり、着脱棚62
と共に開閉カバー10を出し入れ口から取り外し可能と
なるように構成してもよい。この場合、開閉カバー10
は、蝶番51ではなく、揚送空部6の出し入れ口に対し
て脱着可能な取付金具、例えば引っ掛け金具により開閉
可能な状態で取り付ける。また、着脱棚62を左右一方
の棚63と蝶番で接続し、作業を行う時には着脱棚62
を上方に回動して棚63上に載せて作業空部を形成する
ように構成してもよい。
【0043】前記のようにして上下を入れ換えた蓋4の
研磨布47が汚れた場合、或は入れ換えなくても研磨布
47が汚れた場合には、両方の蓋4a,4bの研磨布4
7を新しいものと交換する。この場合、ロックを外して
蝶番51を中心にして蓋4を手前に回動して開き、この
開いた状態で交換作業を行ってもよいが、蓋4を筐本体
34から取り外して蓋4を台の上に寝かせた状態で作業
を行った方が取り扱いが容易であり作業能率が良い。
【0044】研磨布47を交換する場合、固定クランプ
部材45と可動クランプ部材44のクランプをいずれも
解除して研磨布47を取り外し、新しい研磨布47を取
り付ける。なお、取り外した研磨布47は、洗浄するこ
とにより汚れを除去すると、再度使用することが出来
る。
【0045】遊技球揚送装置2を長期間に亘って稼働す
ると、研磨布47ばかりでなく無端ベルト25も汚れた
り劣化するので、この様な場合には開閉カバー10を開
いて出し入れ口を大きく開放し、可動ベース21をスラ
イドさせて遊技球揚送装置2を遊技機設置島3の揚送空
部6から引き出してベルト交換作業を行う。なお、遊技
球揚送装置2を引き出すと、球回収樋15と球入口(球
導入ガイド30)との間に設けてあるシャッター(図示
せず)が自動的に閉じるので、球回収樋15側から球が
流出することはない。
【0046】ベルト交換作業は、先ずテンションローラ
26を緩めて無端ベルト25の張力を解除し、図4に示
す筺体22の下部のサブフレーム70のボルトを外して
サブフレーム70を外側に倒し、旧い無端ベルト25を
取り外してから新しい無端ベルト25を掛け渡す。な
お、駆動ローラ23などは片持ち支持なので、無端ベル
ト25の交換に支障を生じることはない。
【0047】そして、無端ベルト25を交換したなら
ば、可動ベース21をスライドさせて遊技球揚送装置2
を揚送空部6内に所定位置まで押し入れ、これにより球
排出口31が上タンク7の開口部60内に挿入される。
また、球回収樋15と球入口との接続も、シャッターが
開いて自動的に接続される。
【0048】この様に、様々な部品が錯綜して狭い遊技
機設置島3内から遊技球揚送装置2を引き出して作業を
行うことができるので、従来は多くの時間と労力を必要
として面倒であった無端ベルト25の交換作業を、本実
施形態によれば容易に行うことができる。
【0049】前記した実施形態においては、上タンク7
の開口部60の大きさを球排出口31よりも大きく設定
することにより上タンク7と球排出口31との縁を切
り、これにより遊技球揚送装置2からの振動が上タンク
7に伝わることを防止したが、この場合には上タンク7
の開口内周縁と球排出口31との間に隙間が生じる。こ
の隙間は狭い方が体裁が良いが、上タンク7はフレーム
5に固定し、遊技球揚送装置2はフレーム5から独立し
て設置するので、実際の施工では上タンク7の開口部6
0を、施工時の誤差を吸収できるだけの余裕をもって大
きくする必要があり、このため隙間が大きくなる傾向に
ある。
【0050】そこで、図18および図19に示すよう
に、上タンク7の開口部60を必要最小限の大きさ、す
なわち球排出口31より僅かに大きい開口部60を開設
した開口位置調整プレート71を長孔72と固定ネジ7
3などにより移動可能な状態で設け、この開口位置調整
プレート71の位置を施工時に調整して最適位置で固定
できるように構成してもよい。この様に開口部60の位
置を調整可能に構成すると、図19に示すように、球排
出口31を開口部60内に挿入しても、開口内周縁と球
排出口31との間の隙間を最小限にすることができ、体
裁が向上する。すなわち、本実施形態では開口位置調整
プレート71が隙間遮蔽部材として機能している。な
お、図面の実施形態では、長孔72を縦長としたので上
下方向の位置調整だけであるが、この開口位置調整プレ
ート71に、横長な長孔を開設した補助プレート(図示
せず)を重ねて設けると、縦横の位置調整を行うことが
できる。この場合、補助プレートには調整代を見込んだ
大きな開口部を開口しておく。
【0051】また、本発明は、上タンク7の開口内周縁
と球排出口31との間に隙間を確保するものに限定され
るものではなく、上タンク7の開口内周縁と球排出口3
1との間の相対的位置を拘束することなく自由に位置変
化可能であれば隙間がなくてもよい。
【0052】例えば、図20に示すように、上タンク7
の開口部60に、隙間遮蔽部材として機能するL字板状
スライド材74a,74bで内側にロ字状の開口60′
ができるように2枚組み合せ、両スライド材74a,7
4bをスプリング75により開口が小さくなる方向に付
勢してもよい。そして、本実施形態では遊技球揚送装置
2の球排出口31の先端の大きさを、自然状態における
上記ロ字状開口60′よりも少し小さく設定し、球排出
口31の途中を基端側に向けて次第に大きくなるような
クサビ状(テーパー面)とする。
【0053】この様に構成すると、遊技球揚送装置2を
押し入れた際に、球排出口31の先端がロ字状開口6
0′内に先ず進入し、さらに遊技球揚送装置2を押し入
れると球排出口31の外周面がL字状隙間遮蔽部材の摺
接して開口60′を摺接位置の大きさに応じて拡大す
る。したがって、上タンク7の開口部60と球排出口3
1との間の隙間がなくなり、しかも各スライド板74
a,74bは球排出口31に軽く接触しているだけであ
って相対的位置を拘束するものではない。このため、球
排出口31が振動してスライド板74a,74bが振動
したとしても、この振動はスプリング75に吸収されて
しまい、上タンク7に伝達されない。すなわち、上タン
ク7の開口部60と球排出口31との間に隙間がなくな
って体裁が向上し、しかも遊技球揚送装置2の振動を上
タンク7に伝達されることを防止できる。
【0054】なお、上タンク7の開口部60と球排出口
31との間の隙間をなくし、しかも相対的位置を拘束し
ないための部材は、上記L字状の隙間遮蔽部材に限定さ
れるものではなく、例えば蛇腹状の保護ブーツを球排出
口31に取り付けてもよい。
【0055】また、前記実施形態はパチンコ遊技機1を
設置するいわゆるパチンコ島について説明したが、本発
明は、パチンコ遊技機1用に限定されるものではなく、
遊技球を使用する遊技機であれば適用できる。例えば、
アレンジボール式遊技機、雀球式遊技機などでもよい。
そして、本発明における遊技球揚送装置2は、前記した
ベルトタイプのものが望ましいが、スクリュータイプで
もよい。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下の効果を奏する。請求項1の発明によれば、遊技機設
置島の前面の一部が出し入れ口として開放可能で、少な
くとも床面から上タンクまでの高さを有する揚送空部を
形成し、この揚送空部内に、周囲から力学的に独立した
状態で、尚且つ上記出し入れ口から進退可能な状態で遊
技球揚送装置を設置し、遊技球揚送装置の上部から突出
した球排出口を、上タンクの開口部から内部に、該開口
部の開口内周縁と球排出口との間の相対的位置を拘束す
ることない状態、換言すれば自由に位置変化可能な状態
であって、球排出口が振動で多少移動しても開口部との
位置変化があっても自由に位置変化できる状態で挿入し
たので、遊技球揚送装置の振動や騒音が遊技機設置島の
フレームや上タンクに伝達されることを防止できる。し
たがって、遊技機をはじめとして遊技機設置島全体の振
動や騒音を抑制した優れた遊技環境で遊技を楽しむこと
ができ、各遊技機からの効果音も聞き取り易くなる。ま
た、遊技球揚送装置は、出し入れ口を有する揚送空部内
に設置してあるので、出し入れ口から各部を観察し易
く、作業者の手も入り易いので、日常のメンテナンス作
業を容易に行うことができる。そして、設置した状態で
は行い難い修理作業などの場合には遊技球揚送装置を出
し入れ口から外部に引き出して作業を行うことができ、
作業性の向上を図ることができる。
【0057】請求項2の発明によれば、遊技球揚送装置
が下端部に水平調整機構を備えるので、床面の水平度が
低くても遊技球揚送装置の下端部を確実に水平調整する
ことができる。
【0058】請求項3の発明によれば、前記遊技球揚送
装置は、縦方向に移動する無端ベルトを掛け渡すととも
に、該無端ベルトの外面に研磨布を配置して該研磨布と
無端ベルトとの間に揚送路を形成し、無端ベルトと研磨
布との間に遊技球を挟持した状態で揚送し、該遊技球を
排出する球排出口を上端部分にほぼ横向きに突出した状
態で設け、この球排出口が傾斜角度を調整可能なので、
遊技球揚送研磨中の作動音が比較的低く、また、球排出
口を上タンクの開口部に最適な角度で挿入させることが
できる。
【0059】請求項4の発明によれば、上タンクの開口
部に、開口部の内側に向けてスプリングによって付勢さ
れて移動自在な隙間遮蔽部材を備え、球排出口を開口部
内に挿入して隙間遮蔽部材を球排出口にスプリングの付
勢力により当接せしめ、球排出口と上記開口部との間の
隙間を隙間遮蔽部材により遮蔽するとともに、球排出口
の振動をスプリングの弾性により吸収して上タンク側に
伝達することを防止したので、遊技球揚送装置の振動を
伝えることを防止しつつ、球排出口と上タンクの開口部
との間の隙間を遮蔽することができ、体裁が向上する。
【0060】請求項5の発明によれば、上タンクの開口
部に、球排出口より大きい開口部を開設した開口位置調
整プレートを、上タンクに対して位置調整可能な状態で
設けたので、この開口位置調整プレートの位置を施工時
に調整して最適位置で固定することができる。したがっ
て、施工時に多少の誤差が生じても、開口位置調整プレ
ートの位置調整により誤差を解消することができ、上タ
ンクの開口部と球排出口との隙間を最小限に押えること
ができて体裁が良好になるし、また、遊技球揚送装置を
出し入れする際に球排出口が上タンクの開口部内に支障
なく円滑に出入りする。
【0061】請求項6の発明によれば、遊技機を並べた
遊技機設置島の前面に棚を設けて、前記出し入れ口の前
方に位置する棚を部分的に着脱可能な着脱棚とし、出し
入れ口に開閉カバーを開閉可能に設けたので、開閉カバ
ーにより騒音の漏れを確実に低下させることができ、一
層静かに営業することができる。また、営業中は、揚送
空部の出し入れ口を塞いで、この部分にも棚を取り付け
て他の部分と一連にできるので、体裁の向上を図ること
ができる。
【0062】請求項7の発明によれば、着脱棚を開閉カ
バーに固定して設け、開閉カバーにより出し入れ口を閉
じた状態で着脱棚が他の棚と一連となり、着脱棚と共に
開閉カバーを出し入れ口から取り外し可能としたので、
作業を行う度に棚の一部を取り外したり、取り付けたり
する手間を省略することができる。
【0063】請求項8の発明によれば、揚送空部の周囲
を騒音吸収材で囲んだので、一層確実に騒音の低下を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はパチンコ遊技機を複数台並べて設置す
るとともに遊技球揚送装置を設置した遊技機設置島の概
略構成を示す正面図、(b)は流下路の正面図、(c)
は流下路の断面図である。
【図2】遊技球揚送装置の正面図である。
【図3】遊技球揚送装置の側面図である。
【図4】上段の蓋を開き下段の蓋を閉じた状態の斜め前
方から見た遊技球揚送装置の斜視図である。
【図5】斜め後方から見た遊技球揚送装置の斜視図であ
る。
【図6】調整ベースから可動ベースを外した状態におけ
る遊技球揚送装置の下部の斜視図である。
【図7】調整ベース上に可動ベースをスライドして重ね
た状態における遊技球揚送装置の下部の斜視図である。
【図8】図7に示す遊技球揚送装置の下部の一部を断面
とした側面図である。
【図9】調整ベースの平面図である。
【図10】蓋を開いた状態における筺体の断面図であ
る。
【図11】蓋を閉じた状態における筺体の断面図であ
る。
【図12】遊技球揚送装置の球排出口の斜視図である。
【図13】球排出口を分解した斜視図である。
【図14】開閉カバーを開いて揚送空部内に遊技球揚送
装置を設置した状態を示す斜視図である。
【図15】(a)は吸音材のない揚送空部の断面図、
(b)は吸音材を添設した揚送空部の断面図である。
【図16】開閉カバーを閉めて着脱棚を取り付けた状態
を示す揚送空部の斜視図である。
【図17】(a)は着脱棚の着脱構造を示す一部欠截断
面図、(b)は着脱棚をロックするロック機構を示す球
箱載置棚の底面図である。
【図18】開口部に開口位置調整プレートを設けた上タ
ンクの斜視図である。
【図19】図18に示す上タンクの開口部内に球排出口
を挿入した状態を示す斜視図である。
【図20】上タンクの開口部の大きさを変化させて隙間
をなくす隙間遮蔽部材を設けた上タンクの斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機 2 遊技球揚送装置 3 遊技球設置島 4 蓋 5 フレーム 6 揚送空部 7 上タンク 8 台設置用棚部 9 台間球貸機 10 開閉カバー 12 球補給樋 13 オーバーフロー樋 14 枝樋 15 球回収樋 16 球貯留タンク 17 球計数装置 20 固定ベース 20a 固定ベース本体 20b 調整ネジ 20c 調整ベース 21 可動ベース 22 筺体 23 駆動ローラ 24 従動ローラ 25 無端ベルト 26 テンションローラ 27 モータ 28 ストッパ 29 ロック機構としての締め付け部材 30 球導入ガイド 31 球排出口 32 アンカー 33 スライドガイド 34 筐本体 35 ロアアール 36 アッパーアール 37 バックアップローラ 39 平面部 40 側面部 41 研磨布用溝 42 案内板材用溝 43 コイルスプリング 44 可動クランプ部材 45 固定クランプ部材 46 押圧スプリング 47 研磨布 49 案内板材 50 球案内溝 51 蝶番 52 鈎 53 鈎の係合部 54 揚送路 55 カバー部 56 軸 57 底面 60 上タンクの開口部 61 吸音材 62 着脱棚 63 棚 64 凸条 65 フック 70 サブフレーム 71 開口位置調整プレート 72 長孔 73 固定ネジ 74 スライド板 75 スプリング

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面に横長なフレームを設置し、このフ
    レームに複数の遊技機を外側に向けた状態で並べて取り
    付け、フレームの上部に、遊技球を貯留する上タンクを
    設けるとともに、該上タンクから遊技球を各遊技機に補
    給する球補給樋を架設し、フレームの下部に、揚送すべ
    き遊技球を流下する球樋を設けた遊技機設置島であっ
    て、 遊技機設置島の前面の一部が出し入れ口として開放可能
    で、少なくとも床面から上タンクまでの高さを有する揚
    送空部を形成し、 この揚送空部内に、周囲から力学的に独立した状態で、
    尚且つ上記出し入れ口から進退可能な状態で遊技球揚送
    装置を設置し、 該遊技球揚送装置の球入口には上記球樋の出口側を連通
    し、 遊技球揚送装置の上部から突出した球排出口を、上タン
    クの開口部から内部に、該開口部の開口内周縁と球排出
    口との間の相対的位置を拘束することなく挿入したこと
    を特徴とする遊技機設置島。
  2. 【請求項2】 遊技球揚送装置が下端部に水平調整機構
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機設置
    島。
  3. 【請求項3】 前記遊技球揚送装置は、縦方向に移動す
    る無端ベルトを掛け渡すとともに、該無端ベルトの外面
    に研磨布を配置して該研磨布と無端ベルトとの間に揚送
    路を形成し、無端ベルトと研磨布との間に遊技球を挟持
    した状態で揚送し、該遊技球を排出する球排出口を上端
    部分にほぼ横向きに突出した状態で設け、この球排出口
    が傾斜角度を調整可能であることを特徴とする請求項1
    または2に記載の遊技機設置島。
  4. 【請求項4】 上タンクの開口部に、開口部の内側に向
    けてスプリングによって付勢されてスライド自在な隙間
    遮蔽部材を備え、球排出口を開口部内に挿入して隙間遮
    蔽部材を球排出口にスプリングの付勢力により当接せし
    め、球排出口と上記開口部との間の隙間を隙間遮蔽部材
    により遮蔽するとともに、球排出口の振動をスプリング
    の弾性により吸収して上タンク側に伝達することを防止
    したことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載
    の遊技機設置島。
  5. 【請求項5】 上タンクの開口部に、球排出口より大き
    い開口部を開設した開口位置調整プレートを、上タンク
    に対して位置調整可能な状態で設けたことを特徴とする
    請求項1から3のいずれかに記載の遊技機設置島。
  6. 【請求項6】 遊技機を並べた遊技機設置島の前面に棚
    を設けて、前記出し入れ口の前方に位置する棚を部分的
    に着脱可能な着脱棚とし、出し入れ口に開閉カバーを開
    閉可能に設けたことを特徴とする請求項1から5のいず
    れかに記載の遊技機設置島。
  7. 【請求項7】 着脱棚を開閉カバーに固定して設け、開
    閉カバーにより出し入れ口を閉じた状態で着脱棚が他の
    棚と一連となり、着脱棚と共に開閉カバーを出し入れ口
    から取り外し可能としたことを特徴とする請求項6に記
    載の遊技機設置島。
  8. 【請求項8】 揚送空部の周囲を吸音材で囲んだことを
    特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の遊技機設
    置島。
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