JPH08814A - パチンコ島台 - Google Patents

パチンコ島台

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JPH08814A
JPH08814A JP13723194A JP13723194A JPH08814A JP H08814 A JPH08814 A JP H08814A JP 13723194 A JP13723194 A JP 13723194A JP 13723194 A JP13723194 A JP 13723194A JP H08814 A JPH08814 A JP H08814A
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内 正 博 竹
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菜 芳 生 若
Makoto Tayui
結 誠 田
Hidekatsu Takeuchi
内 英 勝 竹
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パチンコ島台の製造工程を簡略化すると共
に、耐久性のよいパチンコ島台を提供する。 【構成】 パチンコ島台1の中央部に設置するボックス
型ユニット35を金属性部材で枠組み形成し、その内部
に玉磨き揚送装置20や、それに関連する補給タンク7
0や溢球装置80などの装置一式を設置する。ボックス
型ユニット35は、上段・中段・下段ユニット40,5
0,60に各々分割構成したので、玉磨き揚送装置20
の設置方向や種類等が変わっても対応することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のパチンコ機を列
設し、且つ各パチンコ機から排出された使用済玉を回収
する回収樋と、該回収樋で回収した使用済玉を研磨揚送
する玉磨き揚送装置と、該玉磨き揚送装置によって揚送
された玉を再度各パチンコ機に補給する補給樋と、を備
えたパチンコホールにおける島台において、上記玉磨き
揚送装置を設置する島台骨組箇所を独立ユニット化した
パチンコ島台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、パチンコ島台の内部には、玉
自動循環機能として搬送ベルトを有する玉磨き揚送装置
が立設して装備されていた。これにより、パチンコ島台
に設置された複数のパチンコ機から排出される使用済玉
は、回収樋で回収された後、玉磨き揚送装置の搬送ベル
トによって研磨されながら上方に揚送され、補給樋を介
して再度各パチンコ機に供給される。即ち、パチンコ島
台内の遊技玉は、玉磨き揚送装置の駆動によって循環使
用されていた。
【0003】ところで、上記従来のような玉磨き揚送装
置を立設装備したパチンコ島台は、玉磨き揚送装置が収
納される場所が、玉磨き揚送装置の設置作業や保守点検
する際、玉磨き揚送装置が出し入れできるよう、パチン
コ島台を構成する骨組の木柱を一部削除してボックス状
の空間部が形成され、該空間部の外側に玉磨き揚送装置
用の専用扉を設けて特別に形成されていた。
【0004】図9及び図10で示すように、複数個のパ
チンコ機H2を列設してなるパチンコ島台H1は、その
内部に玉磨き揚送装置H20を収納する空間部H16を
形成するため、パチンコ島台H1を構成する略直方体状
に枠組みされた縦柱H17と横柱H18の一部が欠切さ
れている。即ち、パチンコ島台H1は、空間部H16の
右側(図9において)を形成している縦柱H17の下部
と、島台前面側に設けられる4本の横柱18のうち空間
部H16を横断する区間とが削除されて形成されてい
た。
【0005】また、上記玉磨き揚送装置H20を収納す
るパチンコ島台H1の空間部H16には、パチンコ島台
H1上部に形成され、パチンコ機H2に補給樋H10を
介して補給するためのパチンコ玉をプールしておく補給
タンクH70や、該補給タンクH70からの余剰玉をパ
チンコ島台H1下部に設けられた貯留タンクH14に還
元させるオーバーフローホースH45及びパチンコ機H
2からの排出玉や景品玉返却装置(図示省略)からの返
却玉を回収する回収樋H13、その他、玉磨き揚送装置
H20に関連する制御基板やスイッチ等が収納された制
御ボックスH93等、玉磨き揚送装置H20に関連する
多数の装置が集中する場所にもなっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、このよう
な従来の玉磨き揚送装置H20を立設装備したパチンコ
島台H1においては、上記したように、玉磨き揚送装置
H20を収納する場所は、その骨組を特別に形成し、且
つ玉磨き揚送装置H20に関連する多数の装置を取付る
ため、パチンコ島台H1の製造工程が煩雑化していた。
特に、補給タンクH70には、常に多数のパチンコ玉が
貯留され、その重量により特別の負荷がかかるため、パ
チンコ島台H1の強度を高める作業、例えば補強鉄板H
19などを縦柱H17に付設する作業などが必要となっ
ているが、それらの作業は煩わしいものとなっていた。
また、このようにパチンコ島台H1の強度を高めても、
上記したパチンコ島台H1の骨組を一部削除した構成に
あっては、強度的に限界がありパチンコ島台H1の寿命
を短くしていた。
【0007】本発明は、上記した事情に鑑みなされたも
ので、その目的とするところは、パチンコ島台の製造工
程を簡略化すると共に、耐久性のよいパチンコ島台を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1の発明は、複数のパチンコ機を列設し、且つ
パチンコ機から排出された使用済玉を回収する回収樋
と、該回収樋で回収した使用済玉を研磨揚送する玉磨き
揚送装置と、該玉磨き揚送装置によって揚送された玉を
再度各パチンコ機に補給する補給樋と、を備えたパチン
コ島台において、該パチンコ島台の上記玉磨き揚送装置
を設置する箇所に、上記玉磨き揚送装置が出し入れ自在
なボックス型ユニットを設け、該ボックス型ユニット
は、部分入れ換え可能に分割構成したことを特徴とす
る。
【0009】また、請求項2の発明は、請求項1記載の
パチンコ島台において、上記ボックス型ユニットに、補
給タンクからの溢れ玉を貯留タンクに還流する溢球装置
を併設したことを特徴とする。
【0010】また、請求項3の発明は、請求項1または
請求項2記載のパチンコ島台において、上記ボックス型
ユニットは、上記玉磨き揚送装置に関連する複数の装置
が装着できるよう枠組み形成し、それらの装置が上記パ
チンコ島台作製時に所定の位置に係合するようになした
ことを特徴とする。
【0011】
【作用】したがって請求項1の発明によれば、パチンコ
島台の玉磨き揚送装置を設置する箇所に、玉磨き揚送装
置が出し入れ自在な適宜部材で枠組み形成されたボック
ス型ユニットを設けたので、従来、玉磨き揚送装置を設
置するためパチンコ島台の骨組を一部削除するなどして
いた煩わしい作業がなくなり、パチンコ島台の製造工程
が簡略になると共に、上記した骨組を削除する必要がな
くなり、パチンコ島台の強度、特に玉磨き揚送装置周辺
の強度を増すことができる。また、上記ボックス型ユニ
ットは、分割構成にしたので玉磨き揚送装置の設置方向
や形状及び種類などが変わっても、適宜各ユニットを変
更するだけで即座に対応できる。特に、玉磨き揚送装置
は、その構造の特性上、中段部分は縦長の一定形状が大
半であるため、上記ボックス型ユニットは、玉磨き揚送
装置の中段以外に対応するユニットを必要に応じて変更
させればよい。
【0012】また、請求項2の発明によれば、ボックス
型ユニットに補給タンクからの溢れ玉を貯留タンクに還
流する溢球装置を併設したので、従来までの取付位置や
点検及び破損等で問題の多かったオーバーフローホース
を省略することができる。なお、上記貯留タンクは、複
数あってもよく、また、一時的に玉を貯留するサブタン
クをも含む。
【0013】また、請求項3の発明によれば、ボックス
型ユニットを玉磨き揚送装置に関連する複数の装置が装
着できるよう枠組み形成し、且つそれらの装置がパチン
コ島台作製時に所定の位置に係合するようにしたので、
パチンコ島台の製造工程は、ボックス型ユニットに玉磨
き揚送装置を設置した後、パチンコ機や貯留タンク等を
装設する島台ユニットを連結するだけでよく、上記した
玉磨き揚送装置に関連する複数の装置を上記島台ユニッ
トの装置に連結し調整する煩わしい作業は皆無となり、
以前と比して著しく簡略化される。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。まず、図1及び図2を参照して、実施例
に係るパチンコ島台1の全体の概略構成について説明す
る。図1は、パチンコ島台1の斜視図である。図におい
て、パチンコ島台1は、その長手方向に沿って多数のパ
チンコ機2を背向列設するようになっており、各パチン
コ機2の上部には、呼出ランプ装置3が取り付けられる
幕板4がパチンコ島台1の長手方向に沿って張り付けら
れ、その幕板4の上部に複数の欄間5が開閉自在に設け
られている。
【0015】1つの欄間5は、パチンコ機2の2台分に
対応する長さを有し、一般的に模様や図柄が描かれてパ
チンコ島台1の装飾効果を高めるようになっている。ま
た、パチンコ島台1の内部上方に配置される後述の補給
樋10a,10bで玉詰まり等のトラブルが生じたとき
に開放して、迅速にそのトラブルに対応できるようにし
ている。また、前記幕板4に取り付けられる呼出ランプ
装置3は、パチンコ島台1に設置される各パチンコ機2
にそれぞれ対応するように設けられると共に、近年にお
いては、内蔵されるランプを被覆するランプカバーの形
状や色彩にいろいろなデザインを付与して、その装飾効
果を高めている。
【0016】一方、パチンコ島台1の下部には、腰板6
が張り付けられ、この腰板6と前記パチンコ機2の下部
との間にパチンコ島台1にほぼ直交するように外側に向
かって突出されるカウンター台7が設けられている。ま
た、パチンコ島台1の中央部には、後述する玉磨き揚送
装置20用の専用扉8が設けられ、その下部に取り外し
自在に簡易カウンター台17と開閉板16が設けられて
いる。開閉板16は、スライド板を開閉させて後述する
玉磨き揚送装置20など、パチンコ島台1に内蔵された
装置を通路側から操作できるようになっている。
【0017】次に、パチンコ島台1の内部について図2
を参照しながら説明する。図2はパチンコ島台1の内部
を示す正面図である。図において、パチンコ島台1は、
木製や金属製の支柱でほぼ直方体状に骨組み形成され、
その中央部から両端部に向かって傾斜状に補給樋10
a,10bが設けられている。そして、補給樋10a,
10bの途中に、各パチンコ機2に対応して分流器11
が設けられ、これによって補給玉が各パチンコ機2の背
面上部に設けられる周知の賞品玉タンクに供給される。
この分流器11には、補給された玉の数を計数するため
の計数装置12が付設されており、この計数装置12か
ら遊技場に設けられる管理コンピュータに補給玉信号が
送られるようになっている。
【0018】一方、各パチンコ機2からは、打ち込まれ
た玉が個々のパチンコ機2の裏面下部に対応して設けら
れた図示しないアウト玉箱に排出され、このアウト玉箱
から各回収樋13a,13bに排出されるようになって
いる。この回収樋13a,13bは、パチンコ島台1の
両端部から中央部に向かって傾斜状に設けられるもの
で、右回収樋13aの終端部は貯留タンク14、左回収
樋13bの終端部はサブタンク15の接続位置に各々配
設されている(ここでいう左右とは、図2から見た場合
とし、以下左右及び前後の定義はこれに準ずるものとす
る)。
【0019】なお、アウト玉箱は、周知のように回収さ
れた玉の数を計数するための計数装置が付設されてお
り、上記分流器11と同様に管理コンピュータに回収玉
信号が送られるようになっている。また、上記貯留タン
ク14及びサブタンク15は、当該パチンコ島台1のパ
チンコ遊技に支障しないようパチンコ玉をプールしてお
く装置であり、サブタンク15の貯留玉は常に貯留タン
ク14に流出するようになっており、貯留タンク14の
貯留玉は後述する玉磨き揚送装置20に流出するように
なっている。
【0020】ところで、本実施例におけるパチンコ島台
1の中央には、図2乃至図5に示すように、本実施例の
要部となるボックス型ユニット35が形成され、該ボッ
クス型ユニット35の内部には玉磨き揚送装置20及び
その玉磨き揚送装置20に関連する装備一式が設置され
ている。
【0021】そこで、まず玉磨き揚送装置20の全体構
成の概略について図7を参照しながら説明する。図7
は、本実施例に係わる玉磨き揚送装置20の斜視図であ
る。図に示すように、玉磨き揚送装置20は、支持台2
1の上部に揚送筒本体22が垂直状に立設され、揚送筒
本体22の内部を下部に支持されるモータ内蔵プーリ2
3によって駆動される搬送ベルト24が周回するように
なっている。そして、揚送筒本体22の下部には、貯留
タンク14から玉磨き前のパチンコ玉が流入する導入樋
25が形成され、揚送筒本体22の上部には、玉磨き後
のパチンコ玉が排出される上部カバー26が形成されて
いる。
【0022】一方、前記した揚送筒本体22の背面側に
は、カバー板27が一側辺を軸支されて開閉自在に取り
付けられている。このカバー板27は、前記搬送ベルト
24や布ベルト28を玉磨き揚送装置20に装着される
際に開放されるものであると共に、布ベルト28自体が
カバー板27を縦方向に周回するように装着される。そ
して、搬送ベルト24や布ベルト28が装着された時に
は、止着レバー29によってカバー板27を揚送筒本体
22に対面させた状態に維持されるようになっている。
【0023】したがって、導入樋25から流入したパチ
ンコ玉は、搬送ベルト24によって揚送され、上部カバ
ー26から排出されるが、その揚送される過程で布ベル
ト28との摩擦力によってパチンコ玉に付着した汚れが
拭き取られ、上部カバー26からは、きれいにされたパ
チンコ玉が排出されることになる。
【0024】また、上記したカバー板27の背面には、
布ベルト28の巻取装置を構成する巻取機構部30と装
着機構部31とが取り付けられている。この巻取装置
は、布ベルト28の汚れがひどくなると自動的に布ベル
ト28を巻取る装置であり、巻取機構部30は、モータ
の駆動力により使用済の布ベルト28を巻取るものであ
り、装着機構部31は、使用前の布ベルト28を装着す
るようになっている。このように構成される玉磨き揚送
装置20は、パチンコ島台1に対し、その側面を通路側
に向けて設置される。なお、玉磨き揚送装置20は、本
実施例とは別に、螺旋体によって研磨ペレットと玉とを
混合しながら揚送する形式のもの、又は、ベルトにバケ
ットを固定した形式のものであってもよい。
【0025】次に、ボックス型ユニット35及び玉磨き
揚送装置20の関連装置の構成について、図2乃至図5
を参照して詳述する。図2は、前記したようにパチンコ
島台1の正面図であり、図3は、ボックス型ユニット3
5の枠組み構成を示す斜視図であり、図4は、ボックス
型ユニット35に玉磨き揚送装置20と、それに関連す
る装置一式が設置された状態を示す斜視図であり、図5
は、溢球装置80の内部構造を示す断面図である。図に
おいて、ボックス型ユニット35は、前記したようにパ
チンコ島台1における玉磨き揚送装置20の設置場所で
あり、その内部には玉磨き揚送装置20に関連する多数
の部品が設置されるようになっている。まず、ボックス
型ユニット35の骨組について図3を参照して説明する
と、ボックス型ユニット35は、略L字状の箱型に鉄板
等の金属性部材で枠組み形成され、その枠組みは、上段
ユニット40、中段ユニット50及び下段ユニット60
とで構成されており、各ユニット40,50,60は、
取り外し自在に適宜手段で固定(図示の場合、ボルトと
ナットで螺着)されている。
【0026】上段ユニット40は、パチンコ機2に玉を
補給するための装置が設置されるユニットであり、パチ
ンコ島台1上部に設けられた前記欄間5に、上方に向か
って突出する形で架設され、したがって、パチンコ島台
1のなかで最も高い場所に形成される装置となってい
る。
【0027】上記上段ユニット40は、その全体を鉄板
などの金属性部材で横長のほぼ直方体状に形成され、そ
の前面部及び後面部は、内装される部品等が設置しやす
いよう開放状に設けられ、上面部には、薄板41が両側
面部に架設されている。この薄板41は、後述する補給
タンク70及び簡易タンク71の上面部を押圧するよう
に設けられ、両タンク70,71の設置状態を強固にす
ると共に、装飾などの部材を付設できるようになってい
る。また、上段ユニットの下面部は、玉磨き揚送装置2
0の上部が挿入できるよう、その一部が欠切されて開放
状に設けられ、その両側には、底板42a,42bが形
成されている。右底板42aは、後述する補給タンク7
0がその下面部を当接させて設置できるよう幅広状に設
けられ、左底板42bは、後述する補給タンク70から
の分配樋72が架設される簡易タンク71がその下面部
を当接させて設置できるよう、上記右底板42aより幅
狭状に設けられている。この底板42a,42bは、上
記したように補給タンク70や簡易タンク71が設置さ
れ、それらの装置の重量などで負荷が大きくかかるの
で、板厚の大きな鉄板で形成するのが望ましく、また、
底板42a,42bの内側よりの端部には、中段ユニッ
ト50と連結するための複数の孔が各々穿設されてい
る。また、上段ユニットの両側面部には、縦板44が垂
設されている。この縦板44は、補給タンク70及び簡
易タンク71の側面部を外側から当接させて両タンク7
0,71の設置状態を補強するようになっており、上記
した薄板41と同様の板厚で形成されている。また、縦
板44の中央部には、前記した補給樋10a,10bと
補給タンク70及び簡易タンク71が連通できるよう開
口部43が縦板44を欠切して設けられている。
【0028】中段ユニット50は、パチンコ玉を磨いて
揚送したり余剰玉を落下させて前記貯留タンク14に還
流する装置が設置されるユニットであり、前記したパチ
ンコ島台1のカウンター台7の箇所から欄間5の上端に
亘って設けられ、したがって、パチンコ島台1の上下方
向のほぼ中央に位置するように形成される装置となって
いる。
【0029】上記中段ユニット50は、その全体を鉄板
などの金属性部材で縦長のほぼ直方体状に形成され、そ
の上・下面部及び前面部は開放状に設けられ、玉磨き揚
送装置20の胴体部やその他の機器が挿入できるように
なっている。まず、中段ユニット50の上面部は、上記
したように開放状に設けられ、その両側部には上段ユニ
ット40と連結できるよう外側に向かって連結鍔51が
突出して設けられている。この連結鍔51の内側よりの
端部には、前記上段ユニット40と同数の複数の孔が穿
設されている。一方、中段ユニット50の下面部は、上
記上面部と同様開放状に設けられ、その両側部には下段
ユニット60と連結できるよう内側に向かって連結鍔5
5が突出して設けられている。この連結鍔55は、後述
する溢球装置80の落下球樋81a,81bが嵌着でき
るよう、中段ユニット50本体の前端からほぼ中央部ま
でに設けられており、その中央よりの箇所には上記上面
部と同様に複数の孔が穿設されている。また、中段ユニ
ット50の後面部は、補強用の横板53が両側に架設さ
れて略梯子状に形成されており、後述する溢球装置80
が後ろ側から付設できるようになっている。また、中段
ユニット50の両側面部は、幅広状の縦板52に横板5
3が架設されて開口部54が形成されている。この開口
部54は、コインや紙幣の回収樋を挿通させたり、その
他の装備、例えば取り替え用の布ベルト28や搬送ベル
ト24を収納しておくボックスなどを必要に応じて付設
できるようにするものである。なお、縦板52は、前記
した上段ユニット40の薄板41や縦板43と同様の薄
い板厚で形成し、中段ユニット50の重量を軽減するの
が望ましい。
【0030】下段ユニット60は、前記貯留タンク14
から揚送するためのパチンコ玉を導入したり、同貯留タ
ンク14へ前記した溢れ玉や回収玉を流出させるための
装置が設置されるユニットであり、前記したパチンコ島
台1の腰板6箇所に幅広状に設けられ、したがって、パ
チンコ島台1の下部に位置して同島台の基礎になる装置
となっている。
【0031】上記下段ユニット60は、その全体を鉄板
などの金属性部材でほぼ立方体状に形成され、その前面
部及び後面部は、内装される部品等が設置しやすいよう
に開放状に設けられ、下面部には、基礎板61が両側面
部に亘って敷設されている。この基礎板61は、前記し
た上段ユニット40の薄板41や縦板43及び中段ユニ
ット50の縦板52に比して十分な厚みを有する板で、
ボックス型ユニット35全体の基礎となる板になってい
る。また、基礎板61は、その前端部62が両側面部よ
り突出した状態で設けられている。この前端部62は、
玉磨き揚送装置20を装着する際、玉磨き揚送装置20
の下部を一旦載置してからスライドさせるための板で、
玉磨き揚送装置20が装着しやすいようになっている。
一方、下段ユニット60の上面部は、薄板63が両側面
部に架設され、中段ユニット50の下面部の開放部分と
重なる箇所が薄板63から欠切され形成されている。こ
れは、玉磨き揚送装置20の下部が挿入できるようにす
ると共に、後述する溢球装置80と溢球返却樋90a,
90bが連結設置できるようにするものである。また、
下段ユニット60の両側面部には、縦板64a,64b
が垂設され、縦板64aには65a(図示省略),66
a,67、縦板64bには65b,66bの各々矩形状
の開口が穿設されている。即ち、この縦板64a,64
bには、後述する溢球装置80と貯留タンク14・サブ
タンク15に連通している溢球返却樋90a,90bが
挿通できる開口65a,65bと、サブタンク15と貯
留タンク14を連結する連結樋91が挿通できる開口6
6a,66bが設けられており、さらに右縦板64aに
は、玉磨き揚送装置20の導入樋25が挿通される開口
67が設けられている。なお、縦板64a,64bは、
前記した上段ユニット40の薄板41や縦板43及び中
段ユニット50の縦板52と同様の薄い板厚で形成し、
下段ユニット60の重量を軽減するのが望ましい。
【0032】以上、ボックス型ユニット35の枠組を構
成する上段ユニット40、中段ユニット50、下段ユニ
ット60の構造について詳述したが、これらのユニット
の他に、前記した図1で示す簡易カウンター台17と開
閉板16の箇所を一体的に成形したユニットを設け、該
ユニットを下段ユニット60に着脱自在に適宜手段で付
設させてもよい。この場合には、簡易カウンター台17
の長さや開閉板16の形状などは、パチンコ島台1の態
様によって決定すればよい。例えば、景品玉返却装置
(図示省略)のないパチンコ島台1や景品玉返却装置が
島端に設けられるパチンコ島台1の場合には、図1に示
すように簡易カウンター台17は短く形成し、開閉板1
6は左右にスライドさせる方式のものでよく、また、景
品玉返却装置が島中央に設置(ボックス型ユニット35
に隣接設置)されるパチンコ島台1の場合には、図示し
ていないが、簡易カウンター台17は、遊技客が景品玉
返却装置に返却する遊技で獲得した景品玉を入れた玉箱
や遊技客の荷物等が載置できるよう上記したものに比し
て十分長く形成し、開閉板16は、その長く形成した簡
易カウンター17と等しい長さで設けると共に、その一
部に上記した玉箱を多数収納できる棚などを併設してお
くとよい。なお、開閉板16は、上記したスライド方式
以外に、その一側を蝶番など止着して水平方向や垂直方
向に開閉する扉方式や、開閉する部分を取り外しできる
方式などであってもよい。
【0033】次に、ボックス型ユニット35に内装され
る玉磨き揚送装置20の関連装置の構成について、図
2、図4及び図5を参照して説明する。まず、上段ユニ
ット40に内装される装置から説明すると、上段ユニッ
ト40には補給タンク70、分配樋72、簡易タンク7
1及び誘導樋73が設置されている。補給タンク70
は、ほぼ箱状に形成され、玉磨き揚送装置20からの揚
送玉を受け入れて左右の補給樋10a,10bに分配す
る装置であり、その略中央部に分配坂74と、該分配坂
74の下部に溢玉通路75が設けられている。分配坂7
4は、補給タンク70に貯留されたパチンコ玉を左右に
分配して送出する板であり、溢玉通路75は、補給タン
ク70の余剰玉を後述する溢球装置80に送出する通路
である。また、補給タンク70の内部一側(右側)に
は、分配坂74からのパチンコ玉を一旦貯留する貯留部
76が設けられ、該貯留部76には右補給樋10aと連
通する開口部78a(図示省略)が設けられている。
【0034】一方、補給タンク70の他側(左側)外部
には、分配樋72が簡易タンク71に架設されている。
分配樋72は、分配坂74からのパチンコ玉を簡易タン
ク71まで流送させる樋であり、簡易タンク71は、分
配樋72から流入したパチンコ玉を一旦貯留する装置
で、左補給樋10bと連通する開口部78bが設けられ
ている。また、両タンク70,71には、上記開口部7
8a,78bの下部に補給樋10a,10bと連結する
ための挿入樋77a(図6参照),77bが突設されて
いる。なお、前記溢玉通路75の玉出口には誘導樋73
が接続されており、該誘導樋73の下端部は、後述する
溢球装置80に接続されている。
【0035】次に、中段ユニット50に内装される溢球
装置80について説明する。溢球装置80は、図2及び
図5で示すように中段ユニット50の後面部、即ち玉磨
き揚送装置20の後側に左右に四角柱状の落下球樋81
a,81bが垂設され、その上部に前記誘導樋73から
の玉を受け入れる箱状の振分タンク82が設けられてい
る。落下球樋81a,81bは、パチンコ機2における
賞品玉の使用が少なく補給樋10a,10bへの玉の補
給が必要なくなり、結果的に補給タンク70内の貯留玉
が誘導樋73から落下したとき、余剰の玉を玉磨き揚送
装置20の下部両側に設置される貯留タンク14とサブ
タンク15に還流するものである。また、振分タンク8
2の内部には、右落下球樋81aの上端部に玉振分突片
83が形成されている。この玉振分突片83は、誘導樋
73からの落下玉を優先的に右落下球樋81aへ誘導
し、その後右落下球樋81a内に玉が十分に貯留したと
きには、玉振分突片83から溢れた玉を左落下球樋81
bへ誘導するものである。
【0036】また、上記落下球樋81a,81bの左右
の各内壁には、夫々図5に示すように、落下球樋81
a,81bの上端部から下端部にかけて複数の規制壁8
4が所定の間隔を置いて突設されており、落下球樋81
a,81bは、玉通路が直行的なものから蛇行状のもの
となっている。これにより、落下球樋81a,81bの
内部を流下する玉は、流下速度が緩和されると共に玉の
貯留速度が緩和され、落下球樋81a,81b内での短
時間における急激な貯留が回避されるようになってい
る。
【0037】なお、この溢球装置80は、玉の流下状況
が一目でわかるように、その一部に合成樹脂や強化ガラ
ス等の透過性を有する部材で窓を設けるとよい。そうす
ることで、パチンコ島台1の玉の循環状態が容易に把握
することができると共に、玉詰まり等のトラブルにも迅
速に対処できる。透視形状を施す箇所は適宜でよいが、
望ましくは落下球樋81a,81bの前面側に設けると
よい。
【0038】次に、下段ユニット60に内装される溢球
返却樋90a,90b、連結樋91、開閉装置92及び
制御ボックス93について説明する。溢球返却樋90
a,90bは、前記溢球装置80の落下球樋81a,8
1bから流出した玉を貯留タンク14及びサブタンク1
5に返却する樋であり、下段ユニット60の上部後面
(玉磨き揚送装置20の後側)に付設されている。連結
樋91は、サブタンク15に貯留された玉を貯留タンク
14に還流させて再び玉磨き揚送装置20に導入させる
ための樋であり、下段ユニット60のほぼ中央後面部
(玉磨き揚送装置20の後側)に斜設されている。開閉
装置92は、貯留タンク14から玉磨き揚送装置20に
流入する玉を制御する装置であり、下段ユニット60の
右縦板64a下部に付設され、モータを駆動源にして矩
形状の開閉板を上下にスライドさせて、貯留タンク14
の玉出口39を開閉するようになっている。制御ボック
ス93は、玉磨き揚送装置20に関連する全ての制御ス
イッチや制御基板、例えば玉磨き揚送装置20本体や布
ベルト28の自動巻取装置及び上記した開閉装置92等
の駆動制御に関連するデバイスなどが集約して内設され
ている装置であり、下段ユニット60の右縦板64a上
部に付設されている。
【0039】次に、以上のように構成されるボックス型
ユニット35を用いてパチンコ島台1を製造する工程に
ついて図6を参照しながら説明する。図6は、ボックス
型ユニット35と島台ユニット9a,9bを分離した状
態を示すパチンコ島台1の正面図である。図において、
予め上記した部品を装着したボックス型ユニット35
は、パチンコ島台1の中央となる場所に設置し、玉磨き
揚送装置20を所定位置に設置する。そして、その両側
から前記した補給樋10a,10bや回収樋13a,1
3b及び貯留タンク14などの装置が内蔵された複数の
パチンコ機2を設置する島台ユニット9a,9bと連結
する。しかして、ボックス型ユニット35に設けられた
装備一式は、島台ユニット9a,9bの装置と所定の位
置で係合するようになっている。即ち、補給タンク70
及び簡易タンク71の挿入樋77a,77bと補給樋1
0a,10bの玉流入口18a,18b、溢球返却樋9
0a,90bの終端と貯留タンク14及びサブタンク1
5の玉流入口37,47、連結樋91の両端とサブタン
ク15の玉出口48及び貯留タンク14の玉流入口3
8、玉磨き揚送装置20の導入樋25及び開閉装置92
の開閉板と貯留タンク14の玉出口39が全て係合する
ようになっている。
【0040】したがって、パチンコ島台1の製造工程
は、ボックス型ユニット35の装置と島台ユニット9
a,9bの装置との連結及び調整をする煩わしい作業が
上記した理由で不要となり、極めて容易となる。また、
金属部材で形成されたボックス型ユニット35を中央に
して島台ユニット9a,9bをその両側に連結するの
で、パチンコ島台1の強度を向上させることができる。
特に、上段ユニット40及び下段ユニット60の中段ユ
ニット50から右側に張り出た箇所に、島台ユニット9
aの枠組みがサンドイッチ状に重合する構造となってい
るので、補給タンク70(特にパチンコ玉が多数貯留さ
れているとき)や島台ユニット9a本体の負荷を軽減す
ることができ、パチンコ島台1の強度を高めるための特
別の作業、例えば補強鉄板等の部材をパチンコ島台1の
柱に付設する作業等を省略することができる。
【0041】また、ボックス型ユニット35と島台ユニ
ット9a,9bの連結手段は適宜でよく、例えば、ボル
トとナットで両ユニット35と9a,9bの適宜箇所を
各々螺合すればよい。なお、ボックス型ユニット35と
島台ユニット9a,9bとの連結終了後、ボックス型ユ
ニット35の周囲に化粧板等を囲設し、その前面側(玉
磨き揚送装置20の出入りする側)に玉磨き揚送装置2
0用の専用扉8を装着し、その下部に簡易カウンター台
17と開閉板16を着脱自在に装着する。
【0042】次に、上記したように構成されるボックス
型ユニット35を用いたパチンコ島台1の玉の流れにつ
いて図2を参照しながら説明する。まず、玉磨き揚送装
置20は、モータを内蔵した下部プーリ23により無端
状の搬送ベルト24が回転駆動され、この搬送ベルト2
4の摩擦力により貯留タンク14から導入樋25を介し
て導入された玉が布ベルト28に接触しながら上昇せし
められ、最終的に上部カバー26から補給タンク70に
排出される。そして、補給タンク70に排出された玉
は、分配坂74でほぼ均等に分配されて補給樋10a,
10bへ補給される。この際、右補給樋10aには、分
配坂74からの玉が一旦貯留部76に貯留されてから流
出され、一方、左補給樋10bには、分配坂74からの
玉は分配樋72に流出し、それから簡易タンク71で一
旦貯留されてから排出されるようになっている。そし
て、補給樋10a,10bに流入した玉は、パチンコ機
2に流出するように貯留されている。したがって、パチ
ンコ機2からの賞品玉の排出が多いときは、補給樋10
a,10bに貯留している玉は、パチンコ機2へ流下す
るので補給樋10a,10bに供給される玉は多くな
る。また、逆にパチンコ機2への打ち込み玉が多いとき
は、補給樋10a,10bに貯留されている玉は変動し
ないので、補給樋10a,10bの玉補給が満量とな
り、補給タンク70の玉は、分配坂74から溢れて後ろ
側を通って溢球通路75に落下し、さらに誘導樋73を
通って溢球装置80に落下する。
【0043】溢球装置80に落下した玉は、振分タンク
82の玉振分突片83により、まず右落下球樋81aに
導出され、規制壁84によって流下速度を緩めながら溢
球返却樋90aを通って貯留タンク14に流入する。こ
の玉の流れは、貯留タンク14の玉貯留量が満量になる
まで繰り返される。そして、パチンコ機2への打ち込み
玉や景品玉返却装置(図示省略)からの返却玉が多くな
って回収樋13a,13bから貯留タンク14への玉の
流入が多くなると、貯留タンク14の玉貯留量が満杯と
なり、今度は逆に溢球返却樋90aから右落下球樋81
aへと玉が貯留され、さらに右落下球樋81aの玉貯留
量が満杯になると、玉振分突片83を乗り越えて左落下
球樋81bに玉が流入する。そして、左落下球樋81b
に流入した玉は、右落下球樋81aと同様に規制壁84
で流下速度を緩めながら溢球返却樋90bへと落下し、
サブタンク15へと導出され、回収樋13bからの回収
玉と共にサブタンク15に貯留される。この玉の流れ
は、貯留タンク14の玉貯留量が満杯になっている間は
繰り返される。
【0044】そして、パチンコ機2からの賞品玉の排出
が多くなって玉磨き揚送装置20からの揚送玉が多量に
補給樋10a,10bへ導出されるようになったとき、
即ち貯留タンク14の玉貯留量が減少してきたとき、サ
ブタンク15の貯留玉は、連結樋91を流下して再び貯
留タンク14に導出される。
【0045】以上のように、本実施例のパチンコ島台1
においては、ボックス型ユニット35に設置された玉磨
き揚送装置20やその他の装置によって、貯留タンク1
4から研磨揚送された玉は、補給樋10a,10bを介
して各パチンコ機2に供給され、余剰玉は貯留タンク1
4に還流され、一方、各パチンコ機2で使用された使用
済玉も回収樋13a,13bによって貯留タンク14に
還流され、玉磨き揚送装置20に集められて再度研磨揚
送されて補給樋10a,10bに供給される。つまり、
遊技玉は、パチンコ島台1の内部で循環使用されている
ことになる。
【0046】次に、図8を参照して、ボックス型ユニッ
ト35の第2実施例となる他の仕様について説明する。
図8は、玉磨き揚送装置20をパチンコ島台1に対し、
その前後面を通路側に向けて(以下、後向きという)設
置したときのパチンコ島台1の部分背面図である。図に
おいてボックス型ユニットA35は、前記した第1実施
例の中段ユニット50を共通部品として使用し、上段・
下段ユニットA40,A60は、前記した第1実施例の
ものに比して横幅が狭い形状のもので、中段ユニット5
0よりやや大きめの横幅のものを使用しており、一連全
長に亘ってほぼ直方体状に形成されている。これは、玉
磨き揚送装置20がパチンコ島台1に後向きに設置され
ているからであり、このような場合には、上段ユニット
A40における補給タンクA70の位置や、下段ユニッ
トA60における玉磨き揚送装置20の下部プーリ23
の張り出しや導入樋A25の形状等も変わってくるから
である。
【0047】上記したように、玉磨き揚送装置20は後
向きに設置されいるので、玉磨き揚送装置20の排出口
となる上部カバー26の玉出口も、パチンコ島台1に対
し後向きに配置されることになる。したがって、補給タ
ンクA70は、上段ユニットA40後面側の両側面に亘
って付設されるように形成され、そこから直接補給樋1
0a,10bに玉を導出するようになっている。そのた
め、前記した分配樋72や簡易タンク71は省略するこ
とができ、上段ユニットA40は、前記したものに比し
て横幅が小さいものが使用できる。
【0048】また、下段ユニットA60においても、上
記したように玉磨き揚送装置20は後向きに設置されて
いるので、玉磨き揚送装置20の搬送ベルト24を駆動
させる下部プーリ23も、パチンコ島台1に対し後向き
に配置されることになり、横への張り出しを小さくする
ことができる。さらに、貯留タンク14やサブタンク1
5からの貯留玉を玉磨き揚送装置20へ導入させる下部
プーリ23の下方に設けられる導入樋A25は、両タン
ク14,15から直接玉を導入するよう、1本の樋が両
タンク14,15の玉出口A33,A34の間に架設さ
れ、その中央で合流させてから玉磨き揚送装置20本体
に向かうもう1本の樋でほぼT字状に形成されるので、
これもまた、上記と同様横への張り出しを小さくするこ
とができる。したがって、前記した両タンク14,15
を連結する連結樋91を省略することができ、下段ユニ
ットA60は、前記したものに比して横幅が小さいもの
が使用できる。なお、この場合には、前記した開閉装置
92を下段ユニットA60の両側に付設し、貯留タンク
14とサブタンク15の玉出口A33,A34を制御す
ればよい。
【0049】以上詳述したように、本実施例のパチンコ
島台1においては、玉磨き揚送装置20を設置するパチ
ンコ島台1の中央部にボックス型ユニット35を形成
し、該ボックス型ユニット35に、玉磨き揚送装置20
に関連する多数の機器を予め内設するよう構成したの
で、ボックス型ユニット35の両側から島台ユニット9
a,9bを各々連結するだけで、極めて容易にパチンコ
島台1を組み立てることができ、従来までの煩わしいパ
チンコ島台1中央部の連結作業を省略することができ
る。
【0050】また、ボックス型ユニット35は、鉄板等
の金属性部材で形成され、さらに上段ユニット40と下
段ユニット60で島台ユニット9aの枠組みを略挟み込
むように構成したので、補給タンク70の重量等で負荷
の大きなパチンコ島台1中央部の強度を増すことができ
る。
【0051】また、ボックス型ユニット35は、上段・
中段・下段ユニット40,50,60の3分割に構成し
たので、玉磨き揚送装置20の設置方向や形状及び種類
等が変わっても対応することができる。特に玉磨き揚送
装置20は、その構造の特性上、中段ユニット50に対
応する部分は縦長の一定形状が大半であるため、したが
って上段・下段ユニット40,60を変更するだけで対
応することが可能となる。
【0052】さらに、中段ユニット50に、溢球装置8
0を最短区間で併設し、従来までのオーバーフローホー
スを省略したので、オーバーフローホースが他の機器に
支障したり、その取付や点検などの煩わしい作業がなく
なると共に、オーバーフローホースが破損して発生する
遊技上のトラブルが皆無となる。
【0053】以上、実施例について説明したが、本発明
は上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様で
実施し得る。例えば、本実施例のパチンコ島台1におい
ては、ボックス型ユニット35を中央部に設けたが、こ
れは端部に設けてもよく、パチンコ島台1の適宜箇所に
設ければよい。また、ボックス型ユニット35は、パチ
ンコ島台1に対し1基設けるようにしたが、これは複数
あってもよい。また、ボックス型ユニット35は、鉄板
等の金属性部材により成形する例を示したが、この材質
は、FRP等の合成樹脂や木製であってもよい。また、
ボックス型ユニット35は、上段・中段・下段ユニット
40,50,60の3分割に構成したが、これは何分割
でもよく、一体的に形成してもよく、さらに上段・中段
・下段ユニット40,50,60の材質を各々変えて構
成してもよい。例えば、上段ユニット40は、重量の軽
い木製で形成し、中段ユニット50は、パチンコ機2な
どの機器の電子部品に影響するノイズの防止効果が高い
合成樹脂で形成し、下段ユニット60は、パチンコ島台
1の基礎となるよう強度の高い金属性部材で形成しても
よい。
【0054】また、本実施例のボックス型ユニット35
は、図1に示すようなパチンコ機2が長手方向に8台背
向列設される(合計16台)パチンコ島台1に適用され
るものを示したが、これはパチンコ島台1の態様の違い
にも対応できるよう、ボックス型ユニット35の分割数
を多くしたり、予め態様の異なるパチンコ島台1用のボ
ックス型ユニット35を製造しておけばよい。例えばパ
チンコ島台1の態様としては、パチンコ機2を片側だけ
に設置する所謂壁島や、パチンコ機2とスロットマシー
ン等のパチンコ機2と種類のことなる遊技機を併せて設
置する所謂併用島、または設置されるパチンコ機2の台
数が多い(例えば50台)大型の島台や、設置されるパ
チンコ機2の台数が少ない(例えば10台)島台などが
ある。このように様々な態様があるパチンコ島台1は、
それ自身の寸法などは勿論のこと、その態様によってボ
ックス型ユニット35に内装される玉磨き揚送装置20
などをはじめとする多数の装置の態様も異なってくる。
したがって、上記したように、ボックス型ユニット35
の分割数を多くしたり、予めパチンコ島台1の特徴に合
わせたボックス型ユニット35を用意しておけば、必要
なユニットを選択することで、上記した種々の態様があ
るパチンコ島台1にも即座に対応できる。
【0055】また、パチンコ島台1に貯留タンク14と
サブタンク15とを設けた場合を示したが、サブタンク
15は、省略してもよいし又は貯留タンク14に変更し
てもよく、パチンコ店が所望するパチンコ島台1の玉貯
留量に応じて選択すればよい。なお、サブタンク15を
省略した場合には、前述した溢球装置80の左落下球樋
81bも省略されることになる。
【0056】また、第2実施例においては、補給タンク
70からの溢れ玉を直接サブタンク15に落下させるた
めのサクションホースを設けてもよい。このサクション
ホースは、常にサブタンク15に一定の玉を貯留させ
て、後向きに設置される玉磨き揚送装置20に両側から
均等に玉を送り込むための装置であり、したがって溢球
装置80は、サクションホースに貯留される玉が満量に
なってから導出されるように形成すればよい。
【0057】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、請求項1の発明においては、パチンコ島台の玉磨き
揚送装置を設置する箇所に、玉磨き揚送装置が出し入れ
自在な適宜部材で枠組み形成されたボックス型ユニット
を設けたので、従来、玉磨き揚送装置を設置するためパ
チンコ島台の骨組を一部削除するなどしていた煩わしい
作業がなくなり、パチンコ島台の製造工程が簡略になる
と共に、上記した骨組を削除する必要がなくなり、パチ
ンコ島台の強度、特に玉磨き揚送装置周辺の強度を増す
ことができる。また、上記ボックス型ユニットは、分割
構成にしたので玉磨き揚送装置の設置方向や形状及び種
類などが変わっても、適宜各ユニットを変更するだけで
即座に対応できる。特に、玉磨き揚送装置は、その構造
の特性上、中段部分は縦長の一定形状が大半であるた
め、上記ボックス型ユニットは、玉磨き揚送装置の中段
以外に対応するユニットを必要に応じて変更させるだけ
でよい。
【0058】また、請求項2の発明においては、ボック
ス型ユニットに、補給タンクからの溢れ玉を貯留タンク
に還流する溢球装置を併設したので、従来までの取付位
置や点検及び破損等で、問題の多かったオーバーフロー
ホースを省略することができる。
【0059】また、請求項3の発明においては、ボック
ス型ユニットを玉磨き揚送装置に関連する複数の装置が
装着できるよう枠組み形成し、且つそれらの装置がパチ
ンコ島台作製時に所定の位置に係合するようにしたの
で、パチンコ島台の製造工程は、ボックス型ユニットに
玉磨き揚送装置を設置した後、パチンコ機や貯留タンク
等を装設する島台ユニットを連結するだけでよく、上記
した玉磨き揚送装置に関連する複数の装置を上記島台ユ
ニットの装置に連結し調整する煩わしい作業は皆無とな
り、以前と比して著しく簡略化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係わるパチンコ島台を示す斜視図であ
る。
【図2】上記パチンコ島台の内部構造を示す正面図であ
る。
【図3】ボックス型ユニットの分割構成を示す斜視図で
ある。
【図4】ボックス型ユニットに関連機器を設置した構成
を示す斜視図である。
【図5】溢球装置の断面図である。
【図6】ボックス型ユニットと島台ユニットとに分割さ
れた状態を示す上記パチンコ島台の正面図である。
【図7】玉磨き揚送装置の斜視図である。
【図8】ボックス型ユニットの他の実施例を示す上記パ
チンコ島台の正面図である。
【図9】従来技術のパチンコ島台の内部構造を示す正面
図である。
【図10】従来技術のパチンコ島台の内部構造を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1・・・パチンコ島台 2・・・パチンコ機 9a,9b・・・島台ユニット 10a,10b・・・補給樋 13a,13b・・・回収樋 14・・・貯留タンク 15・・・サブタンク 20・・・玉磨き揚送装置 23・・・プーリ 25・・・導入樋 35・・・ボックス型ユニット 40・・・上段ユニット 50・・・中段ユニット 60・・・下段ユニット 70・・・補給タンク 71・・・簡易タンク 72・・・分配樋 73・・・誘導樋 80・・・溢球装置 81a,81b・・・落下球樋 90a,90b・・・溢球返却樋 91・・・連結樋

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のパチンコ機を列設し、且つパチン
    コ機から排出された使用済玉を回収する回収樋と、該回
    収樋で回収した使用済玉を研磨揚送する玉磨き揚送装置
    と、該玉磨き揚送装置によって揚送された玉を再度各パ
    チンコ機に補給する補給樋と、を備えたパチンコ島台に
    おいて、 該パチンコ島台の上記玉磨き揚送装置を設置する箇所
    に、上記玉磨き揚送装置が出し入れ自在なボックス型ユ
    ニットを設け、該ボックス型ユニットは、部分入れ換え
    可能に分割構成したことを特徴とするパチンコ島台。
  2. 【請求項2】 上記ボックス型ユニットに、補給タンク
    からの溢れ玉を貯留タンクに還流する溢球装置を併設し
    たことを特徴とする請求項1記載のパチンコ島台。
  3. 【請求項3】 上記ボックス型ユニットは、上記玉磨き
    揚送装置に関連する複数の装置が装着できるよう枠組み
    形成し、それらの装置が上記パチンコ島台作製時に所定
    の位置に係合するようになしたことを特徴とする請求項
    1または請求項2記載のパチンコ島台。
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