JPH09140065A - 並列使用の2次電池装置 - Google Patents

並列使用の2次電池装置

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JPH09140065A
JPH09140065A JP7317287A JP31728795A JPH09140065A JP H09140065 A JPH09140065 A JP H09140065A JP 7317287 A JP7317287 A JP 7317287A JP 31728795 A JP31728795 A JP 31728795A JP H09140065 A JPH09140065 A JP H09140065A
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voltage
charging
secondary battery
parallel
diode
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Tamiji Nagai
民次 永井
Kazunori Ozawa
和典 小沢
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Sony Corp
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    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/42Methods or arrangements for servicing or maintenance of secondary cells or secondary half-cells
    • H01M10/46Accumulators structurally combined with charging apparatus
    • HELECTRICITY
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    • H01M10/42Methods or arrangements for servicing or maintenance of secondary cells or secondary half-cells
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
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    • Y10S320/00Electricity: battery or capacitor charging or discharging
    • Y10S320/31Plural rectifier systems

Abstract

(57)【要約】 【課題】 それぞれの端子電圧が異なる2次電池の並列
使用時に、逆流を防止しながら、逆流防止用のダイオー
ドに発生する損失を低減する。 【解決手段】 複数の2次電池1a,1bにそれぞれに
直列に複数のスイッチ素子11a,11bを接続し、こ
れらのスイッチ素子にそれぞれ並列に2次電池の逆流防
止用のダイオード3a,3bを接続すると共に、複数の
2次電池の並列充電ないし並列放電に際しては、各ダイ
オードの両端の電圧E3a,E3bを逆バイアス検出回路1
2により検出して、ダイオードの両端の電圧が逆バイア
スとなる方のスイッチ素子を「オン」とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、2次電池を並列
に接続して、充電あるいは放電を行う並列使用の2次電
池装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯用小型電子機器などの電池駆
動式電子機器の電源としては、ニッケル・カドミウム蓄
電池が一般的であったが、近時、より高容量・高エネル
ギー密度の、ニッケル・水素蓄電池や、更にエネルギー
密度の高い、リチウムイオン蓄電池が使用されるように
なった。
【0003】このリチウムイオン蓄電池は、公称電圧が
3.6Vと、ニッケル・カドミウム蓄電池やニッケル・
水素蓄電池の公称電圧1.2Vの3倍も高く、充放電の
サイクル寿命も1200回と、ニッケル・カドミウム蓄
電池やニッケル・水素蓄電池の500回の2倍以上に長
い。
【0004】また、ニッケル・カドミウム蓄電池やニッ
ケル・水素蓄電池には、100%放電をしないうちに充
電して使用することを繰り返すと、電極に不活性部分が
生じて、放電半ばで電圧が低下する現象、いわゆるメモ
リ効果があり、このメモリ効果によって、実効的な容量
が減少する。
【0005】もっとも、このメモリ効果は、ニッケル・
カドミウム蓄電池やニッケル・水素蓄電池を完全放電さ
せてから再充電することにより、解消して正規の容量を
回復することができる。従って、ニッケル・カドミウム
蓄電池やニッケル・水素蓄電池用の充電器では、充電す
る前に完全放電させるようになっており、その分だけ、
充電のための所要時間が長くなり、また、ばらつく。
【0006】リチウムイオン蓄電池には、上述のような
メモリ効果がないため、充電器が簡易化できる。
【0007】ところで、前述のような2次電池を並列接
続して充電する場合、それぞれの電池の端子電圧(起電
力)が異なるときは、電圧が低い方の2次電池には、充
電用電源からの規定値の充電電流に加えて、電圧が高い
方の2次電池からも電流が流入する。
【0008】そして、2次電池から流入する電流は、そ
の内部抵抗値が小さいことにより、規定値の充電電流よ
りも大きな値となって、双方の2次電池に悪影響を及ぼ
すおそれがある。
【0009】また、前述のような2次電池を並列接続
し、負荷に対して放電させて使用する場合、すなわち、
並列使用の2次電池装置を電池駆動式電子機器の電源と
して使用する場合、それぞれの電池の端子電圧が異なる
ときは、電圧が高い方の2次電池には、外部の負荷回路
に加えて、電圧が低い方の2次電池も負荷となり、外部
の負荷回路に供給する所定の電流に加えて、電圧が低い
方の2次電池にも余分の電流が流出することになる。
【0010】そして、2次電池に流出する電流は、その
内部抵抗値が小さいことにより、所定の負荷電流よりも
大きな値となって、双方の2次電池に悪影響を及ぼすお
それがある。
【0011】上述のような問題を解消するために、従来
の充電装置では、複数の2次電池を並列接続して充電す
る場合、例えば、図20Aに示すように、2個の2次電
池1a,1bの各正極が充電用電源2の一方の端子2a
に直接に接続されると共に、2次電池1a,1bの各負
極は、逆流防止用のダイオード3a,3bのアノードお
よびカソードを通じて、充電用電源2の他方の端子2b
に接続されていた。
【0012】また、従来の電池駆動式電子機器では、そ
の電源として、複数の2次電池を並列接続して使用する
場合、例えば、図20Bに示すように、2個の2次電池
1c,1dの各正極が負荷回路4の一方の端子4aに直
接に接続されると共に、2次電池1c,1dの各負極
は、逆流防止用のダイオード3c,3dのカソードおよ
びアノードを通じて、負荷回路4の他方の端子4bに接
続されていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図20に示
すような、従来の並列充電装置や並列放電装置では、周
知のように、逆流防止用のダイオード3a〜3dの内部
には、順方向電流により、例えば、0.6V程度の順方
向電圧降下が生ずる。そして、この順方向電圧降下と、
所定の充電電流もしくは放電電流との積に対応する損失
が、逆流防止用のダイオード3a〜3dに発生するとい
う問題があった。
【0014】かかる点に鑑み、この発明の目的は、それ
ぞれの端子電圧が異なる2次電池の並列使用時に、逆流
を防止しながら、逆流防止用のダイオードに発生する損
失を低減することができる、並列使用の2次電池装置を
提供するところにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、この発明においては、複数の2次電池を並列に接続
して使用するものであって、前記複数の2次電池のそれ
ぞれに直列に充電に対する、または放電に対する逆流防
止用のダイオードが接続されてなる並列使用の2次電池
装置において、前記複数の2次電池のそれぞれに直列に
接続された逆流防止用ダイオードに、それぞれ並列にス
イッチ素子を接続するとともに、前記各ダイオードの両
端電圧を検出し、その検出電圧に応じて対応するスイッ
チ素子をオン・オフ制御するスイッチ制御回路とを設け
ることを特徴とする。
【0016】上述のように構成したこの発明によれば、
例えば、並列に接続された複数の2次電池の充電時ある
いは放電時に、それら複数の2次電池の電池電圧に違い
があったとき、逆流防止用のダイオードに並列に接続し
た電子スイッチを「オン」とすることにより、逆流防止
用のダイオードに発生する損失を低減することができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図1および図2を参照しな
がら、この発明による並列使用の2次電池装置の実施の
形態について説明する。
【0018】[第1の実施の形態]この発明の第1の実
施の形態を図1に示す。この図1は充電装置の場合の例
であって、前出図21Aに対応する部分には同一の符号
を付ける。
【0019】図1において、2個の2次電池1a,1b
の各正極が充電用電源2の一方の端子2aに直接に接続
されると共に、2次電池1a,1bの各負極は、逆流防
止用のダイオード3a,3bのアノードおよびカソード
を通じて、充電用電源2の他方の端子2bに接続され
る。
【0020】この第1の実施の形態では、2次電池1
a,1bにそれぞれ対応して、ダイオード3a,3bを
含んだ、同一構成の充電制御回路10a,10bを設け
る。
【0021】一方の充電制御回路10aは、2次電池1
aに接続された逆流防止用ダイオード3aと、電子スイ
ッチ11aおよび逆バイアス電圧検出回路12から構成
される。この逆バイアス電圧検出回路12は、後述のよ
うに、適宜のヒシテリシス特性を持っている。
【0022】そして、電子スイッチ11aがダイオード
3aに並列に接続されると共に、ダイオード3aの両端
の電圧が逆バイアス電圧検出回路12に供給され、この
逆バイアス電圧検出回路12の検出出力が、制御信号と
して、電子スイッチ11aに供給される。
【0023】他方の充電制御回路10bも、充電制御回
路10aと同様の接続構成および動作を行う。なお、簡
単のために、図面においては、他方の充電制御回路10
bは、ダイオード3bおよび電子スイッチ11bのみを
図示した。
【0024】次に、図2をも参照しながら、図1の実施
の形態の充電装置の動作について説明する。
【0025】初期状態で、電子スイッチ11a,11b
は、いずれも「オフ」とされているものとし、また、2
次電池1a,1bの端子電圧E1a,E1bは、例えば、 E1a>E1b であるとする。
【0026】上述のような条件で、図2に示すような充
電状態では、電圧が低い方の2次電池1bに接続された
ダイオード3bに、 E3b=E1b−E1a<0 のような逆バイアス電圧がかかる。
【0027】この図1の第1の実施の形態では、逆バイ
アス電圧検出回路により、ダイオード3bの逆バイアス
電圧を検出して、その検出出力により、図示のように、
電子スイッチ11bを「オン」とさせる。
【0028】これにより、電圧が低い方の2次電池1b
の充電経路の方が、電圧が高い方の2次電池1aの充電
経路よりも等価抵抗が小さくなって、充電用電源2から
の充電電流は、主として、電圧が低い方の2次電池1b
に流入する。この場合、電圧が高い方の2次電池1aか
らの電流は、ダイオード3aに阻止されて、流入しな
い。
【0029】電圧が低い方の2次電池1bの充電が進行
するにつれて、その端子電圧E1bが上昇する。そして、
両2次電池1a,1bの端子電圧E1a,E1bがほぼ等し
くなると、ダイオード3aの逆バイアス電圧E3aがほぼ
[0]となり、これが逆バイアス電圧検出回路12によ
り検出されて、電子スイッチ11aが、図示とは逆の
「オン」とされる。以後は、2次電池1a,1bの充電
経路の等価抵抗がほぼ等しくなって、それぞれ100%
充電される。
【0030】上述のように、第1の実施の形態の充電装
置では、充電時に、逆流防止用のダイオードに並列に接
続した電子スイッチを「オン」とすることにより、逆流
防止用のダイオードに発生する損失を低減することがで
きる。
【0031】[第2の実施の形態]次に、図3および図
4を参照しながら、この発明の第2の実施の形態につい
て説明する。
【0032】この第2の実施の形態は、この発明による
2次電池装置を電子機器の電源装置として使用する場合
の例、つまり電池からの放電の場合の例であり、図3は
その接続構成を示している。この図3において、前出図
21Bに対応する部分には同一の符号を付ける。
【0033】図3において、2個の2次電池1a,1b
の各正極が負荷回路4の一方の端子4aに直接に接続さ
れると共に、2次電池1a,1bの各負極は、逆流防止
用のダイオード3c,3dのカソードおよびアノードを
通じて、負荷回路4の他方の端子4bに接続される。
【0034】図3の実施の形態では、2次電池1a,1
bにそれぞれ対応して、ダイオード3c,3dを含ん
だ、同一構成の放電制御回路10c,10dを設ける。
【0035】一方の放電制御回路10cは、2次電池1
aに接続されたダイオード3cと、電子スイッチ11c
および逆バイアス電圧検出回路12から構成される。こ
の逆バイアス電圧検出回路12は、後述のように、適宜
のヒシテリシス特性を持っている。
【0036】そして、電子スイッチ11cがダイオード
3cに並列に接続されると共に、ダイオード3cの両端
の電圧が逆バイアス電圧検出回路12に供給され、この
逆バイアス電圧検出回路12の検出出力が、制御信号と
して、電子スイッチ11cに供給される。
【0037】他方の充電制御回路10dも、充電制御回
路10cと同様の接続構成および動作を行う。なお、簡
単のために、図面においては、他方の放電制御回路10
dは、ダイオード3dおよび電子スイッチ11dのみを
図示した。
【0038】次に、図4をも参照しながら、図3の実施
の形態の放電装置の動作について説明する。
【0039】初期状態で、電子スイッチ11a,11b
は、いずれも「オフ」とされているものとし、また、2
次電池1a,1bの端子電圧E1a,E1bは、例えば、 E1a>E1b であるとする。
【0040】上述のような条件で、図4に示すような放
電状態では、電圧が高い方の2次電池1aに接続された
ダイオード3cには、 E3c=E1b−E1a<0 のような逆バイアス電圧がかかる。
【0041】図3の実施の形態では、逆バイアス電圧検
出回路12により、ダイオード3cの逆バイアス電圧を
検出して、その検出出力により、図示のように、電子ス
イッチ11cを「オン」させる。
【0042】これにより、電圧が高い方の2次電池1a
の放電経路の方が、電圧が低い方の2次電池1bの放電
経路よりも等価抵抗が小さくなって、負荷回路4への放
電電流は、主として、電圧が高い方の2次電池1aから
流出する。この場合、電圧が低い方の2次電池1bへ
は、ダイオード3dに阻止されて、2次電池1aからの
電流は流入しない。
【0043】電圧が高い方の2次電池1aの放電が進行
するにつれて、その端子電圧E1bが下降する。そして、
両2次電池1a,1bの端子電圧E1a,E1bがほぼ等し
くなると、ダイオード3dの逆バイアス電圧E3dがほぼ
[0]となり、これが逆バイアス電圧検出回路(図示は
省略)により検出されて、電子スイッチ11dが、図示
とは逆の「オン」とされる。以後は、2次電池1a,1
bの放電経路の等価抵抗がほぼ等しくなって、それぞれ
100%放電される。
【0044】上述のように、第2の実施の形態の装置で
は、放電時に、逆流防止用のダイオードに並列に接続し
た電子スイッチを「オン」とすることにより、逆流防止
用のダイオードに発生する損失を低減することができ
る。
【0045】[第2の実施の形態の具体的回路例]上述
のような第2の実施の形態の装置は、具体的には、図5
に示すように、電子スイッチとして、例えば、npn型
のトランジスタ11Bを用いて構成することができる。
なお、図5では、簡単のため、並列接続の一方の2次電
池1aについての放電制御回路の構成を示し、他方の2
次電池1bについてのそれは省略した。
【0046】このトランジスタ11Bのコレクタとエミ
ッタとが、ダイオード3cのアノードとカソードとに接
続されると共に、トランジスタ11Bのベースには、逆
バイアス電圧検出回路12の出力が、適宜の特性のヒシ
テリシス回路13と、共通エミッタ接続のpnpトラン
ジスタ14とを通じて供給される。
【0047】また、第2の実施の形態の具体的接続回路
例は、図6に示すように、電子スイッチとして、例え
ば、nチャンネルの電界効果トランジスタ11Fを用い
て構成したものとすることもできる。この図6でも、簡
単のため、並列接続の一方の2次電池1aについての放
電制御回路の構成を示し、他方の2次電池1bについて
のそれは省略した。
【0048】図6の場合には、電界効果トランジスタ1
1Fのソースとドレインとが、ダイオード3cのアノー
ドとカソードとに接続されると共に、トランジスタ11
Fのゲートには、逆バイアス電圧検出回路12の出力
が、適宜の特性のヒシテリシス回路13を通じて供給さ
れる。
【0049】なお、図5,6のヒシテリシス回路13
は、逆バイアス電圧検出回路12の特性を示すためのも
のである。
【0050】[第3の実施の形態]次に、図7および図
8を参照しながら、この発明の第3の実施の形態につい
て説明する。この第3の実施の形態は、2次電池装置が
充電装置の場合の例である。
【0051】この第3の実施の形態の全体の構成を図7
に示し、その要部の具体的構成を図8に示す。この図7
および図8において、前出図21Aに対応する部分には
同一の符号を付ける。
【0052】図7において、2個の2次電池1a,1b
の各正極が充電用電源2の一方の端子2aに直接に接続
されると共に、2次電池1a,1bの各負極は、充電制
御回路20a,20bの、電流検出用抵抗器23と、逆
流防止用のダイオード3a,3bのアノードおよびカソ
ードとを通じて、充電用電源2の他方の端子2bに接続
される。
【0053】図7の実施の形態の充電制御回路20a,
20bは、それぞれ2次電池1a,1bに対応し、ダイ
オード3a,3bを含んで、同一構成とされる。一方の
充電制御回路20aは、ダイオード3a、電子スイッチ
21a、電圧検出回路22、抵抗器23および電流方向
検出回路24から構成される。他方の充電制御回路20
bも、まったく同様に、ダイオード3b、電子スイッチ
21b、電圧検出回路22、抵抗器23および電流方向
検出回路24から構成されるが、図面においては、簡単
のために、ダイオード3b、電子スイッチ21bおよび
抵抗器23のみを図示する。
【0054】そして、2次電池1aの負極と、充電制御
回路20aのダイオード3aのアノードとの間に抵抗器
23が介挿され、抵抗器23の両端の電圧が電流方向検
出回路24に供給される。また、前出図1の実施の形態
と同様に、電子スイッチ21aがダイオード3aに並列
に接続されて、ダイオード3aの両端の電圧が電圧検出
回路22に供給される。両検出回路22,24の検出出
力が、それぞれ制御信号として、電子スイッチ21aに
供給される。
【0055】上述の図7の実施の形態の充電制御回路2
0aは、具体的には、図8に示すように、電子スイッチ
21aとして、例えば、nチャンネルの電界効果トラン
ジスタを用いて構成される。さらに、このトランジスタ
21aと、逆流防止用のダイオード3aとを同一のパッ
ケージに収納することができる。
【0056】電界効果トランジスタ21aのソースとド
レインとが、ダイオード3aのアノードとカソードとに
接続されると共に、トランジスタ21aのゲートには、
共通エミッタ接続のnpnトランジスタ25aのコレク
タが接続される。
【0057】そして、このトランジスタ25aのベース
に、ツェナーダイオード26を通じて、電圧検出回路2
2の出力が供給されると共に、電流方向検出回路24の
出力がトランジスタ25aのベースに供給される。
【0058】次に、図7の第3の実施の形態の充電制御
動作について説明する。
【0059】図7において、電流方向検出回路24は、
抵抗器23に、図では上向きの放電電流が流れた場合
に、図示のように、電子スイッチ21aを「オフ」とす
るようになっている。
【0060】例えば、一方の2次電池1aと充電制御回
路20aとが、単独で用いられる場合、抵抗器23には
放電電流が流れ得ないので、電子スイッチ21aは、図
示とは逆に、「オン」に切り換えられる。
【0061】なお、初期状態で、電子スイッチ21a
が、図示のように「オフ」であると、ダイオード3aに
は、前述のように、約0.6V程度の順方向電圧降下が
生じ、この順方向電圧降下が電圧検出回路22により検
出され、その検出出力に制御されて、電子スイッチ21
aが、図示とは逆に、「オン」に切り換えられる。
【0062】これにより、図7の第3の実施の形態で
は、単独充電の場合、全期間にわたって、逆流防止用の
ダイオードに並列に接続した電子スイッチが「オン」と
され、逆流防止用のダイオードに発生する損失を回避す
ることができる。
【0063】また、図7の実施の形態で、例えば、一方
の2次電池1aの充電中に、他方の2次電池1bを並列
接続して充電する場合は、この並列接続の時点で、上述
のようにして、一方の充電制御回路20aの電子スイッ
チ21aは、図示とは逆に、「オン」とされている。
【0064】そして、並列接続の時点では、2次電池1
a,1bの端子電圧E1a,E1bが、前述のように、 E1a>E1b であるとする。
【0065】さらに、並列接続の時点で、他方の充電制
御回路20bの電子スイッチ21bが、図示とは逆に
「オフ」であっても、前述のような、ダイオード3bの
順方向電圧降下が電圧検出回路22により検出され、そ
の検出出力に制御されて、電子スイッチ21bは、図示
のように「オン」に切り換えられる。
【0066】従って、一方の2次電池1aの充電中に、
他方の2次電池1bを並列接続することにより、他方の
2次電池1bには、充電用電源2からの充電電流に加え
て、一方の2次電池1aからの放電電流が流入すること
になる。
【0067】この放電電流が抵抗器23を流れたこと
が、電流方向検出回路24によって検出され、図示のよ
うに、電子スイッチ21aが「オフ」とされて、一方の
2次電池1aからの放電電流は直ちに遮断される。これ
により、電圧が低い方の2次電池1bの充電経路の方
が、電圧が高い方の2次電池1aの充電経路よりも等価
抵抗が小さくなって、充電用電源2からの充電電流は、
主として、電圧が低い方の2次電池1bに流入する。こ
の場合、電圧が高い方の2次電池1aからの電流は、ダ
イオード3aに阻止されて、流入しない。
【0068】電圧が低い方の2次電池1bの充電が進行
するにつれて、その端子電圧E1bが上昇する。そして、
両2次電池1a,1bの端子電圧E1a,E1bがほぼ等し
くなると、ダイオード3aの端子電圧E3aがほぼ[0]
となり、これが電圧検出回路22により検出されて、電
子スイッチ21aが、図示とは逆に「オン」とされる。
以後は、2次電池1a,1bの充電経路の等価抵抗がほ
ぼ等しくなって、それぞれ100%充電される。
【0069】上述のように、第3の実施の形態では、並
列充電時に、逆流防止用のダイオードに並列に接続した
電子スイッチを「オン」とすることにより、逆流防止用
のダイオードに発生する損失を低減することができる。
【0070】[第4の実施の形態]次に、図9および図
10を参照しながら、この発明の第4の実施の形態につ
いて説明する。この第3の実施の形態は、2次電池装置
に対して負荷4が接続されて使用される場合の例である この発明の第4の実施の形態の全体の構成を図9に示
し、その要部の具体的構成を図10に示す。この図9お
よび図10おいて、前出図21Bに対応する部分には同
一の符号を付ける。
【0071】図9において、2個の2次電池1a,1b
の各正極が負荷回路4の一方の端子4aに直接に接続さ
れると共に、2次電池1a,1bの各負極は、放電制御
回路20c,20dの逆流防止用のダイオード3c,3
dのカソードおよびアノードと抵抗器23とを通じて、
負荷回路4の他方の端子4bに接続される。
【0072】図9の実施の形態の放電制御回路20c,
20dは、それぞれ2次電池1a,1bに対応し、ダイ
オード3c,3dを含んで、同一構成とされる。一方の
放電制御回路20cは、ダイオード3c、電子スイッチ
21cおよび電圧検出回路22、抵抗器23および電流
方向検出回路24から構成される。なお、他方の放電制
御回路20dは、一方の放電制御回路20cとまったく
同様の構成を有するので、この第4の実施の形態の図9
の場合においても、他方の放電制御回路20dは、簡単
のために、ダイオード3d、電子スイッチ21dおよび
抵抗器23のみを図示する。
【0073】そして、前出図3の実施の形態と同様に、
放電制御回路20cの電子スイッチ21cがダイオード
3cに並列に接続されて、ダイオード3cの両端の電圧
が電圧検出回路22に供給される。また、ダイオード3
aのアノードと負荷回路4の他方の端子4bとの間に抵
抗器23が介挿され、抵抗器23の両端の電圧が電流方
向検出回路24に供給される。両検出回路22,24の
検出出力が、それぞれ制御信号として、電子スイッチ2
1cに供給される。
【0074】上述の図9の実施の形態の放電制御回路2
0cは、具体的には、図10に示すように、電子スイッ
チ21cとして、例えば、nチャンネルの電界効果トラ
ンジスタを用いて構成される。さらに、このトランジス
タ21cと、逆流防止用のダイオード3cとを同一のパ
ッケージに収納することができる。
【0075】電界効果トランジスタ21cのソースとド
レインとが、ダイオード3cのアノードとカソードとに
接続されると共に、トランジスタ21cのゲートには、
共通エミッタ接続のnpnトランジスタ25cのコレク
タが接続される。
【0076】そして、このトランジスタ25cのベース
に、ツェナーダイオード26を通じて、電圧検出回路2
2の出力が供給されると共に、電流方向検出回路24の
出力がトランジスタ25cのベースに供給される。
【0077】次に、図9の第4の実施の形態の放電制御
動作について説明する。
【0078】図9の実施の形態の電流方向検出回路24
は、抵抗器23に、図では下向きの充電電流が流れた場
合に、図示とは逆に、電子スイッチ21aを「オフ」と
するようになっている。
【0079】例えば、一方の2次電池1aと放電制御回
路20cとが、単独で用いられる場合、抵抗器23には
充電電流が流れ得ないので、電子スイッチ21aは、図
示のように、「オン」に切り換えられる。
【0080】なお、初期状態で、電子スイッチ21a
が、図示とは逆に「オフ」であると、ダイオード3aに
は、前述のように、約0.6V程度の順方向電圧降下が
生じ、この順方向電圧降下が電圧検出回路22により検
出され、その検出出力に制御されて、電子スイッチ21
aが、図示のように、「オン」に切り換えられる。
【0081】これにより、図9の実施の形態では、単独
放電の場合、全期間にわたって、逆流防止用のダイオー
ドに並列に接続した電子スイッチが「オン」とされ、逆
流防止用のダイオードに発生する損失を回避することが
できる。
【0082】また、図9の実施の形態で、例えば、他方
の2次電池1bの使用(放電)中、一方の2次電池1a
を並列接続して使用する場合は、この並列接続の時点
で、他方の放電制御回路20dの電子スイッチ21d
は、上述のようにして、図示とは逆に「オン」とされて
いる。
【0083】そして、並列接続の時点では、2次電池1
a,1bの端子電圧E1a,E1bが、前述のように、 E1a>E1b であるとする。
【0084】さらに、並列接続の時点で、一方の放電制
御回路20cの電子スイッチ21cが、図示とは逆に
「オフ」であっても、前述のような、ダイオード3cの
順方向電圧降下が電圧検出回路22により検出され、そ
の検出出力に制御されて、電子スイッチ21cは、図示
のように「オン」に切り換えられる。
【0085】従って、他方の2次電池1bの放電中に、
一方の2次電池1aを並列接続することにより、他方の
2次電池1bには、端子電圧が高い一方の2次電池1a
から充電電流が流入することになる。
【0086】この充電電流が抵抗器23を流れたこと
が、他方の放電制御回路20dの電流方向検出回路(図
示は省略)により検出され、図示のように、電子スイッ
チ21dが「オフ」とされて、一方の2次電池1aから
の充電電流はダイオード3dに阻止される。
【0087】これにより、電圧が高い方の2次電池1a
の放電経路の方が、電圧が低い方の2次電池1bの放電
経路よりも等価抵抗が小さくなって、負荷回路4への放
電電流は、主として、電圧が高い方の2次電池1aから
流出する。
【0088】電圧が高い方の2次電池1aの放電が進行
するにつれて、その端子電圧E1aが下降する。そして、
両2次電池1a,1bの端子電圧E1a,E1bがほぼ等し
くなると、ダイオード3dの端子電圧E3dがほぼ[0]
となり、これが他方の放電制御回路20dの電流方向検
出回路(図示は省略)により検出されて、電子スイッチ
21dが、図示とは逆の「オン」にされる。以後は、2
次電池1a,1bの放電経路の等価抵抗がほぼ等しくな
って、それぞれ100%放電される。
【0089】上述のように、図9の実施の形態では、並
列放電時に、逆流防止用のダイオードに並列に接続した
電子スイッチを「オン」とすることにより、逆流防止用
のダイオードに発生する損失を低減することができる。
【0090】[第5の実施の形態]次に、図11および
図12を参照しながら、この発明の第5の実施の形態に
ついて説明する。この第5の実施の形態は、充電と放電
の双方を考慮した場合の例である。
【0091】この発明の第5の実施の形態の全体の構成
を図11に示し、その要部の具体的構成を図12に示
す。この図11および図12において、前出図21に対
応する部分には同一の符号を付ける。
【0092】図11において、2個の2次電池1a,1
bの各正極が一方の充放電端子5aに直接に接続される
と共に、2次電池1a,1bの各負極と、他方の充放電
端子5bとの間には、充放電制御回路30a,30b
の、電流検出用抵抗器34と、互いに逆方向に接続され
た1対のダイオード3a,3c;3b,3dとが直列に
介挿される。
【0093】なお、電流検出用の抵抗器34は、他方の
充放電端子5bと直接に接続する位置に設けることもで
きる。
【0094】図11の実施の形態の充放電制御回路30
a,30bは、2次電池1a,1bに対応し、それぞれ
1対のダイオード3a,3c;3b,3dを含んで、同
一構成とされる。
【0095】一方の充放電制御回路30aは、それぞれ
1対のダイオード3a,3c、電子スイッチ31a,3
1c、電圧検出回路32,33と、抵抗器34ならびに
充電および放電の検出回路35,36から構成される。
【0096】他方の充電制御回路30bも、まったく同
様に、ダイオード3b,3d、電子スイッチ31b,3
1d、電圧検出回路32,33、抵抗器34および充電
および放電の検出回路35,36から構成されるが、図
面においては、他方の充放電制御回路30bは、簡単の
ため、ダイオード3b,3d、電子スイッチ31b,3
1dおよび抵抗器34のみを図示する。
【0097】図11の実施の形態では、カソードが互い
に接続されたダイオード3a,3cに、前出図1および
図3の各実施の形態と同様に、電子スイッチ31a,3
1cがそれぞれ並列に接続される。また、ダイオード3
a,3cのアノード間の電圧が、互いに逆極性に接続さ
れた電圧検出回路32,33に共通に供給される。
【0098】そして、2次電池1aの負極と一方のダイ
オード3aのアノードとの間に介挿された、抵抗器34
の両端の電圧が充電検出回路35および放電検出回路3
6に共通に供給される。
【0099】さらに、電圧検出回路32と放電検出回路
36との各検出出力が、制御信号として、一方の電子ス
イッチ31aに供給されると共に、他方の電子スイッチ
31cには、制御信号として、電圧検出回路33と充電
検出回路35との各検出出力が供給される。
【0100】上述のような充放電制御回路30aは、具
体的には、図12に示すように構成される。即ち、電子
スイッチ31a,31cとして、例えば、nチャンネル
の電界効果トランジスタを用いて構成される。また、こ
のトランジスタ31a,31cと、逆流防止用のダイオ
ード3a,3cとを、それぞれ同一のパッケージに収納
することができる。
【0101】一方の電界効果トランジスタ31aのソー
スとドレインとが、ダイオード3aのアノードとカソー
ドとに接続されると共に、トランジスタ31aのゲート
には、共通エミッタ接続のnpnトランジスタ37aの
コレクタが接続され、このトランジスタ37aのベース
には、電圧検出回路32および放電検出回路36の検出
出力が供給される。
【0102】また、他方の電界効果トランジスタ31c
のソースとドレインとが、ダイオード3cのアノードと
カソードとに接続されると共に、トランジスタ31cの
ゲートには、共通エミッタ接続のnpnトランジスタ3
7cのコレクタが接続され、このトランジスタ37cの
ベースには、電圧検出回路33および充電検出回路35
の検出出力が供給される。
【0103】前述と同様に、一方の2次電池1aの充電
中に、他方の2次電池1bを並列接続する場合につい
て、図11の実施の形態の動作を説明する。
【0104】初期状態で、各電子スイッチ31a〜31
dは、いずれも「オン」とされているものとする。ま
た、並列接続の時点で、2次電池1a,1bの端子電圧
E1a,E1bは、E1a>E1bであるとする。
【0105】上述のような条件で、図11の実施の形態
の充電制御動作は、概ね次のようになる。 a.2次電池1aを単独で充電する。 b.充電検出回路35により充電電流を検出する。 c.電流が基準値を超えた場合は、電子スイッチ31c
を「オフ」とする。ダイオード3cにより充電電流が遮
断される。 d.電流が基準値以下の場合は、充電を続ける。 e.2次電池1bを並列に接続する。 f.放電検出回路36により2次電池1aからの放電の
有無を検出する。 g.放電電流がある場合は、電子スイッチ31aを「オ
フ」とする。ダイオード3aにより2次電池1aの放電
経路が遮断される。 h.ダイオード3aの端子電圧を検出する。 i.例えば1.0Vの、所定値を超える場合、電子スイ
ッチ31aの「オフ」状態を継続する。 j.所定値以下となった場合は、電子スイッチ31aを
「オン」状態に戻し、充電を継続する。
【0106】上のg項で、2次電池1aからの放電があ
った場合でも、電圧が低い方の2次電池1bの充放電制
御回路30bでは、電子スイッチ31bの「オン」状態
が維持されており、充電が継続される。
【0107】またh項で、ダイオード3aの端子電圧
は、電子スイッチ31aに対応する電圧検出回路32に
より検出される。この場合、電子スイッチ31cは「オ
ン」状態にあるので、ダイオード3bの端子電圧は、実
質的に[0]となる。
【0108】さらに、上述のような条件で、図11の実
施の形態の並列放電制御動作は、概ね次のようになる。 a.2次電池1a,1bを並列に接続する。 b.充電検出回路35により2次電池1bへの充電の有
無を検出する。 c.充電電流がある場合は、電子スイッチ31dを「オ
フ」とする。ダイオード3dにより2次電池1bの充電
経路が遮断される。 d.電圧検出回路33によりダイオード3dの端子電圧
を検出する。 e.例えば1.0Vの、所定値を超える場合、電子スイ
ッチ31dの「オフ」状態を継続する。 f.所定値以下となった場合は、電子スイッチ31dを
「オン」状態に戻し、放電を継続する。
【0109】上述のように、図11の実施の形態では、
2次電池の並列充電期間ないしは並列放電期間に、少な
くとも一方の2次電池の逆流防止用ダイオードに並列接
続した電子スイッチを「オン」とすることにより、逆流
防止用のダイオードに発生する損失を低減することがで
きる。
【0110】[第6の実施の形態]次に、図13および
図14を参照しながら、この発明の第6の実施の形態に
ついて説明する。この第6の実施の形態は、充電と放電
の双方を考慮した場合の例である。
【0111】この発明の第6の実施の形態の全体の構成
を図13に示し、その要部の具体的構成を図14に示
す。この図13および図14において、前出図21に対
応する部分には同一の符号を付ける。
【0112】図13において、2個の2次電池1a,1
bの各正極が一方の充放電端子5aに直接に接続される
と共に、2次電池1a,1bの各負極と、他方の充放電
端子5bとの間には、充放電制御回路40a,40b
の、互いに逆方向に接続された1対のダイオード3a,
3c;3b,3dと、電流検出用の抵抗器44とが直列
に介挿される。
【0113】図13の実施の形態の充放電制御回路40
a,40bは、2次電池1a,1bに対応し、それぞれ
1対のダイオード3a,3c;3b,3dを含んで、同
一構成とされる。
【0114】一方の充放電制御回路40aは、それぞれ
1対のダイオード3a,3c、電子スイッチ41a,4
1cおよび電圧検出回路42,43と、抵抗器44、充
電および放電の検出回路45,46と、制御回路47と
から構成される。
【0115】他方の充電制御回路40bも、まったく同
様に、1対のダイオード3b,3d、電子スイッチ41
b,41d、電圧検出回路42,43、抵抗器44およ
び充電および放電の検出回路45,46と、制御回路4
7とから構成されるが、図面においては、なお、他方の
充放電制御回路40bは、簡単のため、ダイオード3
b,3d、電子スイッチ41b,41dおよび抵抗器4
4のみを図示する。
【0116】図13の実施の形態では、カソードが互い
に接続されたダイオード3a,3cに、前出図11の実
施の形態と同様に、電子スイッチ31a,31cがそれ
ぞれ並列に接続される。また、この実施の形態では、ダ
イオード3a,3cのアノード・カソード間の電圧が電
圧検出回路42,43にそれぞれ供給される。
【0117】そして、他方の充放電端子5bとダイオー
ド3cのアノードとの間に介挿された、抵抗器44の両
端の電圧が充電検出回路45および放電検出回路46に
共通に供給される。
【0118】さらに、この充電および放電の検出回路4
5,46の検出出力と、電圧検出回路42,43の検出
出力とが制御回路47に供給され、この制御回路47の
出力が、それぞれ制御信号として、電子スイッチ41
a,41cに供給される。
【0119】上述のような充放電制御回路40aは、具
体的には、図14に示すように構成される。即ち、電子
スイッチ41a,41cとして、例えば、nチャンネル
の電界効果トランジスタを用いて構成される。また、こ
のトランジスタ41a,41cと、逆流防止用のダイオ
ード3a,3cとを、それぞれ同一のパッケージに収納
することができる。
【0120】一方の電界効果トランジスタ41aのソー
スとドレインとが、ダイオード3aのアノードとカソー
ドとに接続されると共に、他方の電界効果トランジスタ
41cのソースとドレインとが、ダイオード3cのアノ
ードとカソードとに接続される。そして、電界効果トラ
ンジスタ41a,41cの各ゲートには、2分して示し
た制御回路47a,47cの出力が供給される。
【0121】次に、2次電池1a,1bを並列接続した
場合について、図13の実施の形態の動作を説明する。
【0122】前述と同様に、初期状態で、2次電池1
a,1bの端子電圧E1a,E1bが、 E1a>E1b であるとする。また、各電子スイッチ41a〜41d
は、いずれも「オン」とされているものとする。
【0123】この実施の形態では、上述のような条件
で、2次電池1a,1bの並列充電または並列放電をす
る場合、充電電流または放電電流が基準値を超えたとき
にも対応するため、次のようにして、過電流保護の制御
を行う。
【0124】この場合、2次電池1a,1bに対する過
充電電流Io1および過放電電流Io2の検出値が、例え
ば、 Io1<Io2 の関係に設定されているとき、充電時の過電流保護は、
概ね次のようになる。 a.2次電池1a,1bを並列に接続する。 b.2次電池1bへの充電電流を充電検出回路45(図
示は省略)により検出する。 c.電流が基準値以下の場合は、充電を続ける。 d.電流が基準値を超えた場合は、電子スイッチ41d
を「オフ」とする。過電流の設定値が大きい方の経路の
ダイオード3dにより充電電流が遮断される。 e.電子スイッチ41dを「オン」とすると共に、電子
スイッチ41a,41bを「オフ」とする。このとき、
電子スイッチ41cは「オン」である。これにより、2
次電池1a,1bのそれぞれに、ダイオード3a,3b
を介した、等価抵抗が大きい充電経路が形成されて、充
電電流を基準値以下に抑えることができる。また、電圧
が低い方の2次電池1bに、より多くの充電電流が流入
し、充電の進行につれて、2次電池1bの端子電圧E1b
が、より多く上昇する。そして、ダイオード3bの端子
電圧E3bが下降する。 f.ダイオード3bの端子電圧を検出する。 g.例えば1.0Vの、所定値を超える場合は、電子ス
イッチ41a,41bの「オフ」状態を継続する。 h.所定値以下になると、電子スイッチ41bを「オ
ン」に戻す。電子スイッチ41aは「オフ」のままとし
て、2次電池1a,1bの充電を進行する。 i.ダイオード3aの端子電圧を検出する。 j.例えば1.0Vの、所定値以下の場合は、電子スイ
ッチ41aを「オン」に戻す。
【0125】以後は、2次電池1a,1bの充電経路の
等価抵抗が、ほぼ[0]となって、それぞれ100%充
電される。
【0126】また、上述のような条件で、2次電池1
a,1bの並列放電をする場合、過電流保護は、概ね次
のようになる。 a.2次電池1a,1bを並列に接続する。 b.2次電池1bからの放電電流を放電検出回路46
(図示は省略)により検出する。 c.電流が基準値以下の場合は、放電を続ける。 d.電流が基準値を超えた場合は、電子スイッチ41
c,41dを「オフ」とする。このとき、電子スイッチ
41a,41bは「オン」のままである。
【0127】これにより、2次電池1a,1bのそれぞ
れに、ダイオード3c,3dを介した、等価抵抗が大き
い放電経路が形成されて、放電電流を基準値以下に抑え
ることができる。また、電圧が高い方の2次電池1aか
ら、より多くの放電電流が流出し、放電の進行につれ
て、2次電池1aの端子電圧E1aが、より多く下降す
る。そして、ダイオード3cの端子電圧E3cが下降す
る。 e.ダイオード3cの端子電圧を検出する。 f.例えば1.0Vの、所定値を超える場合は、電子ス
イッチ41c,41dの「オフ」状態を継続する。 g.所定値以下になると、電子スイッチ41cを「オ
ン」状態に戻す。電子スイッチ41dは「オフ」のまま
として、2次電池1a,1bの放電を進行する。 h.ダイオード3dの端子電圧を検出する。 i.例えば1.0Vの、所定値以下の場合は、電子スイ
ッチ41dを「オン」に戻す。
【0128】以後は、2次電池1a,1bの放電経路の
等価抵抗が、ほぼ[0]となって、それぞれ100%放
電される。
【0129】なお、放電電流が基準値を超えた場合、上
のd〜f項をスキップして、g項に進むようにしてもよ
い。
【0130】また、2次電池1a,1bに対する過充電
電流Io1および過放電電流Io2の検出値が、 Io1>Io2 の関係に設定されている場合は、過電流の設定値が大き
い方の経路を、上述とは逆にすることにより、同様に処
理することができる。
【0131】上述のように、図13の実施の形態では、
2次電池の並列充電期間ないしは並列放電期間の初期
に、少なくとも一方の2次電池の逆流防止用ダイオード
を過大電流抑制のために用いると共に、並列充電期間な
いしは並列放電期間の中期以後には、各ダイオードに並
列接続した電子スイッチを「オン」とすることにより、
逆流防止用のダイオードに発生する損失を低減すること
ができる。
【0132】[第7の実施の形態]次に、図15を参照
しながら、この発明のさらに他の実施の形態について説
明する。この第7の実施の形態は、充電と放電の双方を
考慮した場合の例である。
【0133】この第7の実施の形態の構成を図15に示
す。この図15において、前出図21に対応する部分に
は同一の符号を付ける。
【0134】図15において、2個の2次電池1a,1
bの各正極が一方の充放電端子5aに直接に接続される
と共に、2次電池1a,1bの各負極と、他方の充放電
端子5bとの間には、充放電制御回路50a,50b
の、互いに逆方向に接続された1対のダイオード3a,
3c;3b,3dと、電流検出用の抵抗器54とが直列
に介挿される。
【0135】図15の実施の形態の充放電制御回路50
a,50bは、2次電池1a,1bに対応し、それぞれ
1対のダイオード3a,3c;3b,3dを含んで、同
一構成とされる。
【0136】一方の充放電制御回路50aは、それぞれ
1対のダイオード3a,3c、電子スイッチとしての電
界効果トランジスタ51a,51cおよび電圧検出回路
52,53と、抵抗器54、充電および放電の検出回路
55,56と、制御回路61と、この制御回路61と各
検出回路52〜56との間に介挿された時定数回路62
〜66から構成される。
【0137】なお、他方の充放電制御回路50bは、簡
単のため、ダイオード3b,3d、電界効果トランジス
タ51b,51dおよび抵抗器54のみを図示する。
【0138】図15の実施の形態では、前出図13の実
施の形態と同様に、ダイオード3a,3cのカソードが
互いに接続され、このダイオード3a,3cのアノード
とカソードに、電子スイッチとしての電界効果トランジ
スタ51a,51cのソースとドレインとがそれぞれ並
列に接続される。また、ダイオード3a,3cのアノー
ド・カソード間の電圧が電圧検出回路52,53にそれ
ぞれ供給される。
【0139】そして、他方の充放電端子5bとダイオー
ド3cのアノードとの間に介挿された、抵抗器54の両
端の電圧が充電検出回路55および放電検出回路56に
共通に供給される。
【0140】さらに、この充電および放電の検出回路5
5,56の検出出力と、電圧検出回路52,53の検出
出力とが、それぞれ時定数回路62〜66を通じて、制
御回路61に供給されると共に、入力端子67を通じ
て、外部からの制御信号が制御回路61に供給され、こ
の制御回路61の出力が、それぞれ制御信号として、電
界効果トランジスタ51a,51cのゲートに供給され
る。
【0141】なお、各時定数回路62〜66は、その時
定数を適宜に異ならせることができる。
【0142】また、各時定数回路62〜66に代えて、
ヒシテリシス回路を設けることもできる。
【0143】次に、2次電池1a,1bを並列接続した
場合について、図15の第7の実施の形態の動作を説明
する。
【0144】前述と同様に、初期状態で、2次電池1
a,1bの端子電圧E1a,E1bが、 E1a>E1b であるとして、図15の実施の形態の充電制御動作は、
概ね次のようになる。 a.電界効果トランジスタ51a〜51dを全て「オ
フ」とする。 b.入力端子67からの充電コマンドに応じて、電界効
果トランジスタ51a〜51dを全て「オン」とする。 c.充電および放電の検出回路55,56により、2次
電池1a,1bの充電または放電の電流を検出する。 d.充電電流が検出された場合、2次電池1a,1bの
充電を継続する。 e.放電電流が検出された場合は、電界効果トランジス
タ51aを「オフ」として、2次電池1aの放電経路を
遮断する。 f.ダイオード3aの端子電圧を検出する。 g.例えば1.0Vの、所定値を超える場合は、電界効
果トランジスタ51aの「オフ」状態を継続する。 h.所定値以下となった場合は、電界効果トランジスタ
51aを「オン」状態に戻し、2次電池1a,1bを充
電する。
【0145】また、上述のような条件で、図15の実施
の形態の放電制御動作は、概ね次のようになる。 a.電界効果トランジスタ51a〜51dを全て「オ
フ」とする。 b.入力端子67からの放電コマンドに応じて、電界効
果トランジスタ51a〜51dを全て「オン」とする。 c.充電および放電の検出回路55,56により、2次
電池1a,1bの充電または放電の電流を検出する。 d.放電電流が検出された場合、2次電池1a,1bの
放電を継続する。 e.充電電流が検出された場合は、電界効果トランジス
タ51dを「オフ」として、2次電池1bの充電経路を
遮断する。 f.ダイオード3dの端子電圧を検出する。 g.例えば1.0Vの、所定値を超える場合は、電界効
果トランジスタ51dの「オフ」状態を継続する。 h.所定値以下となった場合は、電界効果トランジスタ
51dを「オン」状態に戻し、2次電池1a,1bを放
電する。
【0146】上述のように、図15の実施の形態では、
2次電池の並列充電期間ないしは並列放電期間に、少な
くとも一方の2次電池の逆流防止用ダイオードに並列接
続した電子スイッチを「オン」とすることにより、逆流
防止用のダイオードに発生する損失を低減することがで
きる。
【0147】また、上述のような条件で、図15の実施
の形態の並列充電制御動作は、次のようにすることもで
きる。 a.電界効果トランジスタ51a〜51dを全て「オ
フ」とする。 b.入力端子67からの充電コマンドに応じて、図で上
側の電界効果トランジスタ51a,51bは「オフ」状
態のまま、下側の電界効果トランジスタ51c,51d
を「オン」とする。
【0148】これにより、2次電池1a,1bのそれぞ
れに、ダイオード3a,3bを介した、等価抵抗が大き
い充電経路が形成される。また、電圧が低い方の2次電
池1bに、より多くの充電電流が流入し、充電の進行に
つれて、2次電池1bの端子電圧E1bが、より多く上昇
する。そして、ダイオード3bの端子電圧E3bが下降す
る。 c.ダイオード3bの端子電圧を検出する。 d.例えば1.0Vの、所定値を超える期間中は、b項
の状態を継続しながら、c項の端子電圧検出を継続す
る。 e.所定値以下となった場合、電界効果トランジスタ5
1a,51bを「オン」状態に戻す。
【0149】以後は、2次電池1a,1bの充電経路の
等価抵抗が、ほぼ[0]となって、それぞれ100%充
電される。
【0150】また、上述のような条件で、図15の実施
の形態の並列放電制御動作は、次のようにすることもで
きる。 a.電界効果トランジスタ51a〜51dを全て「オ
フ」とする。 b.入力端子67からの放電コマンドに応じて、図で下
側の電界効果トランジスタ51c,51dは「オフ」状
態のまま、上側の電界効果トランジスタ51a,51b
を「オン」とする。これにより、2次電池1a,1bの
それぞれに、ダイオード3c,3dを介した、等価抵抗
が大きい放電経路が形成される。また、電圧が高い方の
2次電池1aから、より多くの放電電流が流出し、放電
の進行につれて、2次電池1aの端子電圧E1aが、より
多く下降する。そして、ダイオード3cの端子電圧E3c
が下降する。 c.ダイオード3cの端子電圧を検出する。 d.例えば1.0Vの、所定値を超える期間中は、b項
の状態を継続しながら、c項の端子電圧検出を継続す
る。 e.所定値以下となった場合、電界効果トランジスタ5
1c,51dを「オン」状態に戻す。
【0151】以後は、2次電池1a,1bの放電経路の
等価抵抗が、ほぼ[0]となって、それぞれ100%放
電される。
【0152】さらに、上述のような条件で、図15の実
施の形態の並列充放電制御動作は、次のようにすること
もできる。 a.2次電池1a,1bを並列に接続する。 b.電界効果トランジスタ41a〜41dを全て「オ
フ」とする。 c.入力端子67からの充電コマンドが、充電または放
電いずれであるかを検出する。 d.充電の場合、図で上側の電界効果トランジスタ51
a,51bは「オフ」のまま、下側の電界効果トランジ
スタ51c,51dを「オン」とする。これにより、2
次電池1a,1bのそれぞれに、ダイオード3a,3b
を介した、等価抵抗が大きい充電経路が形成される。ま
た、電圧が低い方の2次電池1bに、より多くの充電電
流が流入し、充電の進行につれて、2次電池1bの端子
電圧E1bが、より多く上昇する。そして、ダイオード3
bの端子電圧E3bが下降する。 e.ダイオード3bの端子電圧を検出する。 f.例えば1.0Vの、所定値を超える期間中は、d項
の状態を継続しながら、e項の端子電圧検出を継続す
る。 g.所定値以下となった場合、電界効果トランジスタ5
1a,51bを「オン」状態に戻す。これにより、2次
電池1a,1bの充電経路の等価抵抗が低減される。 h.充電検出回路54により、充電電流のほぼ[0]を
検出する。 i.電界効果トランジスタ51c,51dを「オフ」に
戻す。これにより、充電が終了する。 j.c項の検出結果が放電の場合は、図で下側の電界効
果トランジスタ51c,51dは「オフ」のままで、上
側の電界効果トランジスタ51a,51bを「オン」と
する。これにより、2次電池1a,1bのそれぞれに、
ダイオード3c,3dを介した、等価抵抗が大きい放電
経路が形成される。また、電圧が高い方の2次電池1a
から、より多くの放電電流が流出し、放電の進行につれ
て、2次電池1aの端子電圧E1aが、より多く下降す
る。そして、ダイオード3cの端子電圧E3cが下降す
る。 k.ダイオード3cの端子電圧を検出する。 l.例えば1.0Vの、所定値を超える期間中は、j項
の状態を継続しながら、前記k項の端子電圧検出を継続
する。 m.所定値以下となった場合、電界効果トランジスタ5
1a,51bを「オン」状態に戻す。これにより、2次
電池1a,1bの放電経路の等価抵抗が低減される。 n.放電検出回路56により、放電電流のほぼ[0]を
検出する。 o.電界効果トランジスタ51a,51cを「オフ」に
戻す。これにより、放電が終了する。
【0153】上述のように、図15の実施の形態では、
2次電池の並列充電期間ないしは並列放電期間に、少な
くとも一方の2次電池の逆流防止用ダイオードに並列接
続した電子スイッチを「オン」とすることにより、逆流
防止用のダイオードに発生する損失を低減することがで
きる。
【0154】[第8の実施の形態]次に、図16〜図1
9を参照しながら、この発明の第8の実施の形態につい
て説明する。
【0155】この発明の第8の実施の形態の全体の構成
を図16に示し、その要部の具体的構成を図17〜図1
9に示す。これらの図16〜図19において、前出図2
1に対応する部分には同一の符号を付ける。
【0156】図16において、2個の2次電池1a,1
bの各正極が一方の充放電端子5aに直接に接続される
と共に、2次電池1a,1bの各負極と、他方の充放電
端子5bとの間には、充放電制御回路70a,70bの
スイッチ素子71a,71bと、電流検出用の抵抗器7
4とが直列に介挿される。
【0157】図16の実施の形態の充放電制御回路70
a,70bは、2次電池1a,1bにそれぞれ対応し、
スイッチ素子71a,71bを含んで同一構成とされ
る。
【0158】一方の充放電制御回路70aでは、スイッ
チ素子71aに並列に、かつ互いに逆極性に、1対の電
圧検出回路72,73が接続されると共に、抵抗器74
に並列に、充電検出回路75および放電検出回路76が
接続される。そして、一方の電圧検出回路72と充電検
出回路75の検出出力が、それぞれ放電制御信号とし
て、スイッチ素子71aに供給されると共に、他方の電
圧検出回路73と放電検出回路76の検出出力が、それ
ぞれ充電制御信号として、スイッチ素子71aに供給さ
れる。
【0159】なお、他方の充放電制御回路70bは、簡
単のために、スイッチ素子71bと抵抗器74のみを図
示する。
【0160】上述のような充放電制御回路70aは、具
体的には、図17に示すように構成され、スイッチ素子
としては、リレー71aが用いられる。
【0161】図17の充放電制御回路70aでは、リレ
ー71aに並列に一方の電圧検出回路72が接続される
と共に、2次電池1aの負極とリレー71aとの間に介
挿された、電流検出用の抵抗器74に並列に充電検出回
路75が接続される。また、リレー71aに並列に、か
つ、一方の電圧検出回路72とは異極性に、他方の電圧
検出回路73が接続されると共に、リレー71aと他方
の充放電端子5bとの間に介挿された、電流検出用の抵
抗器77に並列に放電検出回路76が接続される。
【0162】一方の電圧検出回路72の出力が、ツェナ
ーダイオード81を通じて、エミッタ接地接続のnpn
トランジスタ82のベースに供給されると共に、充電検
出回路75の出力が直接にトランジスタ82のベースに
供給される。このトランジスタ82のコレクタには、エ
ミッタ接地接続のnpnトランジスタ83のベースが縦
続に接続され、このトランジスタ83のコレクタは、リ
レーの励磁コイル71Lを通じて、一方の充放電端子5
aに接続される。また、トランジスタ82,83のエミ
ッタは2次電池1aの負極に接続される。
【0163】同様に、他方の電圧検出回路73の出力
が、ツェナーダイオード84を通じて、エミッタ接地接
続のnpnトランジスタ85のベースに供給されると共
に、放電検出回路76の出力が直接にトランジスタ85
のベースに供給される。このトランジスタ85のコレク
タには、エミッタ接地接続のnpnトランジスタ86の
ベースが縦続に接続され、このトランジスタ86のコレ
クタは、リレーの励磁コイル71Lを通じて、一方の充
放電端子5aに接続される。また、トランジスタ85,
86のエミッタは他方の充放電端子5bに接続される。
【0164】なお、図17においては、充電電流および
放電電流の検出のため、充放電制御回路70aに2つの
抵抗器74,77を設けたが、図16に示すように、単
一の抵抗器74に共通に、充電および放電の検出回路7
5,76を接続するようにしてもよい。
【0165】また、上述のような充放電制御回路70a
を充電制御または放電制御の専用とする場合は、図18
に示す充電制御回路70cや、図19に示す放電制御回
路70dのように構成することができる。この図18お
よび図19において、それぞれ図17に対応する部分に
は同一の符号を付けて、重複説明を省略する。
【0166】次に、2次電池1a,1bを並列接続した
場合について、図16の実施の形態の動作を説明する。
【0167】この実施の形態では、前述と同様に、初期
状態で、2次電池1a,1bの端子電圧E1a,E1bが、 E1a>E1b であるとされる。また、スイッチ素子71a,71bが
「常閉」であるとされる。
【0168】上述のような条件で、図16の実施の形態
の並列充電制御は、概ね次のようになる。 a.放電検出回路76により放電電流を検出する。 b.2次電池1aからの放電電流が検出されると、放電
検出回路76の検出出力によってスイッチ素子71aを
「オフ」とする。これにより、2次電池1aの放電経路
が遮断され、2次電池1bのみが充電される。 c.充電期間中、スイッチ素子71aの接点間の電圧を
検出する。 d.スイッチ素子71aの接点間に電圧が検出される間
は、スイッチ素子71aの「オフ」状態を維持する。 e.2次電池1bの充電が進んで、スイッチ素子71a
の接点間電圧が検出されなくなると、スイッチ素子71
aを「オン」状態に戻す。 f.以後、2次電池1a,1bが共に充電される。
【0169】また、上述のような条件で、図16の実施
の形態の並列放電制御は、概ね次のようになる。 a.充電検出回路75により充電電流を検出する。 b.2次電池1bへの充電電流が検出されると、充電検
出回路75の検出出力によってスイッチ素子71bを
「オフ」とする。これにより、2次電池1bへの充電経
路が遮断され、2次電池1aのみが放電する。 c.放電期間中、スイッチ素子71bの接点間の電圧を
検出する。 d.スイッチ素子71bの接点間に電圧が検出される間
は、スイッチ素子71bの「オフ」状態を維持する。 e.2次電池1aの放電が進んで、スイッチ素子71b
の接点間電圧が検出されなくなると、スイッチ素子71
bを「オン」状態に戻す。 f.以後、2次電池1a,1bが共に放電する。
【0170】上述のように、図16の実施の形態では、
2次電池の並列充電期間ないしは並列放電期間に、いず
れかのスイッチ素子を「オフ」とすることにより、逆流
防止用のダイオードを用いることなく、2次電池の逆流
を防止することができて、逆流防止用のダイオードに起
因する損失を低減することができる。
【0171】[第9の実施の形態]次に、図20を参照
しながら、この発明の第9の実施の形態について説明す
る。
【0172】この第9の実施の形態の構成を図20に示
す。この図20において、前出図21に対応する部分に
は同一の符号を付ける。
【0173】図20において、2個の2次電池1a,1
bの各正極が一方の充放電端子5aに直接に接続される
と共に、2次電池1a,1bの各負極と、他方の充放電
端子5bとの間には、充放電制御回路90a,90bの
スイッチ素子91a,91bと、電流検出用の抵抗器9
4とが直列に介挿される。
【0174】図20の実施の形態の充放電制御回路90
a,90bは、2次電池1a,1bにそれぞれ対応し、
スイッチ素子91a,91bを含んで同一構成とされ
る。
【0175】一方の充放電制御回路90aでは、スイッ
チ素子91aに並列に、かつ互いに逆極性に、1対の電
圧検出回路92,93が接続されると共に、抵抗器94
に並列に、充電検出回路95および放電検出回路96が
接続される。そして、充電および放電の検出回路95,
96と、1対の電圧検出回路92,93との各検出出力
が、制御回路97に供給されると共に、入力端子98を
通じて、外部からの制御信号が制御回路97に供給さ
れ、この制御回路97の出力が、制御信号として、スイ
ッチ素子91aに供給される。
【0176】なお、他方の充放電制御回路90bは、簡
単のために、スイッチ素子91bと抵抗器94のみを図
示する。
【0177】次に、2次電池1a,1bを並列接続した
場合について、図20の実施の形態の動作を説明する。
【0178】この実施の形態では、前述と同様に、初期
状態で、2次電池1a,1bの端子電圧E1a,E1bが、 E1a>E1b であるとされる。また、スイッチ素子91a,91b
は、図16の実施の形態と逆に、「常開」であるとされ
る。
【0179】上述のような条件で、図20の実施の形態
の並列充電制御は、概ね次のようになる。 a.入力端子98からの充電コマンドに応じて、スイッ
チ素子91a,91bを「オン」とする。 b.放電検出回路96により放電電流を検出する。 c.2次電池1aからの放電電流が検出されると、放電
検出回路96の検出出力によってスイッチ素子91aを
「オフ」とする。これにより、2次電池1aの放電経路
が遮断され、2次電池1bのみが充電される。 d.充電期間中、スイッチ素子91aの接点間の電圧を
検出する。 e.スイッチ素子91aの接点間に電圧が検出される間
は、スイッチ素子91aの「オフ」状態を維持する。 f.2次電池1bの充電が進んで、スイッチ素子91a
の接点間電圧が検出されなくなると、スイッチ素子91
aを「オン」状態に戻す。 g.以後、2次電池1a,1bが共に充電される。
【0180】また、上述のような条件で、図20の実施
の形態の並列放電制御は、概ね次のようになる。 a.入力端子98からの放電コマンドに応じて、スイッ
チ素子91a,91bを「オン」とする。 b.充電検出回路95により充電電流を検出する。 c.2次電池1bへの充電電流が検出されると、充電検
出回路95の検出出力によってスイッチ素子91bを
「オフ」とする。これにより、2次電池1bへの充電経
路が遮断され、2次電池1aのみが放電する。 d.放電期間中、スイッチ素子91bの接点間の電圧を
検出する。 e.スイッチ素子91bの接点間に電圧が検出される間
は、スイッチ素子91bの「オフ」状態を維持する。 f.2次電池1aの放電が進んで、スイッチ素子91b
の接点間電圧が検出されなくなると、スイッチ素子91
bを「オン」状態に戻す。 g.以後、2次電池1a,1bが共に放電する。
【0181】上述のように、図20の実施の形態では、
2次電池の並列充電期間ないしは並列放電期間に、いず
れかのスイッチ素子を「オフ」とすることにより、逆流
防止用のダイオードを用いることなく、2次電池の逆流
を防止することができて、逆流防止用のダイオードに起
因する損失を低減することができる。
【0182】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、それぞれの端子電圧が異なる2次電池の並列使用時
に、逆流を防止しながら、逆流防止用のダイオードに発
生する損失を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による並列使用の2次電池装置の第1
の実施の形態の原理的構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態の動作を説明する
ための図である。
【図3】この発明の第2の実施の形態の原理的構成を示
す結線図である。
【図4】この発明の第2の実施の形態の動作を説明する
ための図である。
【図5】この発明の第2の実施の形態の要部の具体的構
成を示す結線図である。
【図6】この発明の第2の実施の形態の要部の他の具体
的構成を示す結線図である。
【図7】この発明の第3の実施の形態の原理的構成を示
すブロック図である。
【図8】この発明の第3の実施の形態の要部の具体的構
成を示す結線図である。
【図9】この発明の第4の実施の形態の原理的構成を示
すブロック図である。
【図10】この発明の第4の実施の形態の要部の具体的
構成を示す結線図である。
【図11】この発明の第5の実施の形態の原理的構成を
示すブロック図である。
【図12】この発明の第5の実施の形態の要部の具体的
構成を示す結線図である。
【図13】この発明の第6の実施の形態の原理的構成を
示すブロック図である。
【図14】この発明の第6の実施の形態の要部の具体的
構成を示す結線図である。
【図15】この発明の第7の実施の形態の構成を示すブ
ロック図である。
【図16】この発明の第8の実施の形態の原理的構成を
示すブロック図である。
【図17】この発明の第8の実施の形態の要部の具体的
構成を示す結線図である。
【図18】この発明の第8の実施の形態の要部の他の具
体的構成を示す結線図である。
【図19】この発明の第8の実施の形態の要部の他の具
体的構成を示す結線図である。
【図20】この発明の第9の実施の形態の原理的構成を
示すブロック図である。
【図21】従来の並列使用の2次電池装置の充放電の制
御の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1a,1b 2次電池 2 充電用電源 3a〜3d ダイオード 4 負荷回路 10a,10b;20a,20b 充電制御回路 10c,10d;20c,20d 放電制御回路 11a〜11d;21a〜21d 電子スイッチ 31a〜31d;41a〜41d 電子スイッチ 61a〜61d 電子スイッチ 12 逆バイアス電圧検
出回路 13 ヒシテリシス回路 22 電圧検出回路 24 電流方向検出回路 30a,30b;40a,40b 充放電制御回路 50a,50b;70a,70b 充放電制御回路 90a,90b 充放電制御回路 32,33;42,43 電圧検出回路 52,53;72,73 電圧検出回路 92,93 電圧検出回路 35,45,55,75,95 充電検出回路 36,46,56,76,96 放電検出回路 47,61,97 制御回路 51a〜51d 電界効果トランジ
スタ 62〜66 時定数回路 71a〜71d;91a〜91d スイッチ素子(ル
レー)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の2次電池を並列に接続して使用する
    ものであって、前記複数の2次電池のそれぞれに直列に
    充電に対する、または放電に対する逆流防止用のダイオ
    ードが接続されてなる並列使用の2次電池装置におい
    て、 前記複数の2次電池のそれぞれに直列に接続された逆流
    防止用ダイオードに、それぞれ並列にスイッチ素子を接
    続するとともに、 前記各ダイオードの両端電圧を検出し、その検出電圧に
    応じて対応するスイッチ素子をオン・オフ制御するスイ
    ッチ制御回路とを設けたことを特徴とする並列使用の2
    次電池装置。
  2. 【請求項2】前記複数個の2次電池に直列に電流検出用
    の抵抗器がそれぞれ接続され、この抵抗器の両端電圧を
    検出する電圧検出手段が前記スイッチ制御手段に含まれ
    る請求項1に記載の並列使用の2次電池装置。
  3. 【請求項3】複数の2次電池を並列に接続して使用する
    並列使用の2次電池装置において、 前記複数の2次電池のそれぞれに、充電に対する逆流防
    止用ダイオードと放電に対する逆流防止用ダイオードの
    1対を互いに逆極性に直列接続し、 前記1対のダイオードのそれぞれに上記スイッチ素子を
    並列に接続するとともに、 前記各ダイオードの両端電圧を検出し、その検出電圧に
    応じて対応するスイッチ素子をオン・オフ制御するスイ
    ッチ制御回路とを設けたことを特徴とする並列使用の2
    次電池装置。
  4. 【請求項4】複数の2次電池を並列に接続して使用する
    ものであって、前記複数の2次電池のそれぞれに対して
    充電、または放電を行うようにする並列使用の2次電池
    装置において、 前記複数の2次電池のそれぞれに直列にスイッチ素子を
    接続するとともに、 前記スイッチ素子をオン・オフ制御するスイッチ制御回
    路を設けたことを特徴とする並列使用の2次電池装置。
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