JP3935922B2 - 二次電池の充放電制御回路 - Google Patents

二次電池の充放電制御回路 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種携帯機器等に使用されるリチウムイオン二次電池等の二次電池パック内の過充電及び過放電を防止する充放電制御回路に関するものであり、特に、電池寿命や電池の安全性の確保等の観点から最適な充放電制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
各種携帯機器の普及に伴い多用されるリチウムイオン二次電池等の二次電池は、その構造上、化学的性質上、過充電状態においては電池内部にガスが発生し、漏液等を生ずる場合があり、また、過放電状態においては電極が溶液中に溶出する等の問題が発生する場合があり、電池の破壊、電池特性の劣化等を引き起こす虞がある。そこで、従来より、過充電、過放電に対して種々の対策が施されている。
【0003】
図7に、従来より使用されているリチウムイオン二次電池等の二次電池パック200、208の内部回路図を示す。本例では、ノートパソコン用電源として示されており、逆流防止用のダイオードD1、及びD2を介して2組の電池パック200、208がノートパソコン内部回路205(以下、ノートPC内部回路)に接続されている。
【0004】
電池パック200内は、複数組の二次電池セル(図7では3組の二次電池セル202H、202M、202L)が直列に接続されて電池202を構成しており、電池202の負電圧側が電池パック200のマイナス端子Batt−に接続され、正電圧側には放電制御用P型フィールドエフェクトトランジスタ(以下、FET)203のソース端子が接続されている。更に、同FET203のドレイン端子は充電制御用P型FET204のドレイン端子に接続され、同FET204のソース端子が電池パック200のプラス端子Batt+に接続されて、電池パック200のマイナス端子Batt−とプラス端子Batt+の間に電池電圧が出力され、負荷であるノートPC内部回路205に供給されている。また、充電器(不図示)が接続されたことを検出するために充電器検出端子OCVが電池パック200のプラス端子Batt+に接続されており、更に、両端子間には電池パック200と充電器(不図示)とを誤って逆接続した時の過大電流を防止するため、電流制限抵抗R201が挿入されている。
【0005】
充放電制御回路201には、電圧検出回路220が各電池セル202H,202M,202L毎に接続されており、各電池セル202H,202M,202Lの電圧値をモニタしている。各電池セル202H,202M,202Lはセル毎に独立した構造を有しており、それぞれ独立に過充電、過放電に対して保護する必要があるためである。そして、少なくとも一つの電池セル202H,202M,202Lが過充電状態となれば、該当する電圧検出回路220の出力が反転し、各電圧検出回路220の論理和を出力する過充電制御回路231により充電制御用P型FET204のゲート端子COUTをハイレベルとして、同FET204を非導通として充電経路を切断する。
【0006】
また、逆に、少なくとも一つの電池セル202H,202M,202Lが過放電状態となれば、該当する電圧検出回路220の出力が反転し、各電圧検出回路220の論理和を出力する過放電制御回路232により放電制御用P型FET203のゲート端子DOUTをハイレベルとして、同FET203を非導通として放電経路を切断する。同時にラッチ回路240にて過放電状態をラッチして、充放電制御回路201をスタンバイ状態に移行させる。そして、この時、過充電状態を検出していなければ、バイアス回路250を非活性とし充放電制御回路201内の内部バイアスを止めて完全な休止状態に移行する。この時、充放電制御回路201内での電流消費はなくなるので、以降、内部バイアスを供給していた二次電池202の消耗はなくなり、長期間にわたって電池電圧は保持される。従って、過放電状態で休止した後、必要以上に電池電圧を低下させ電池特性を劣化させるような状態になることはない。
【0007】
再充電の際には、電池パックのマイナス端子Batt−に充電器(不図示)のマイナス端子を、電池パックのプラス端子Batt+に充電器(不図示)のプラス端子をそれぞれ接続することにより、充電器検出端子OCVがハイレベルとなるので、過放電状態をラッチしていたラッチ回路240がリセットされて充放電制御回路201はスタンバイ状態を脱し、バイアス回路250が動作を開始して内部バイアスが印加される。過充電制御回路231により充電制御用P型FET204のゲート端子COUTがローレベルとなり、同FET204を導通して充電が開始される。この状態は、過充電状態が検出されるまで続き、各電池セル202H、202M、202Lを充電する。
【0008】
次に、電池パック200が過放電状態にあり、他電池パック208が充電状態にある場合を考える。この時、電池パック200のプラス端子Batt+の電圧は低レベルであるが、ダイオードD1のカソード、即ち、ダイオードD2のカソードは高い電圧レベルであり、ダイオードD2は逆バイアスされ逆方向リーク電流が電池パック200に流れ込むことになる。このリーク電流により、充電器検出端子OCVの電圧レベルが上昇すると、充放電制御回路201は、充電器(不図示)が接続されたものと誤認識して内部バイアスをオンして、誤って充電動作に移行してしまう可能性がある。この誤動作を防止するため、本例においては、充電器検出端子OCVにリーク電流引き抜き用N型FET(M1)を接続し、スタンバイ状態において導通させることによりリーク電流を基準電位に逃がす構成を設けている。リーク電流引き抜き用N型FET(M1)の導通時、300μA程度のリーク電流に対して充電器検出端子OCVの残留電圧を0.3V程度に調整することにより、ラッチ解除による充電動作の誤起動を防止している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
前記した充放電制御回路201では、過放電状態への移行後は、全ての電池セル202H、202M、202Lが過充電状態ではないという条件のもとで内部バイアスが休止状態となり、電池202の消耗はなくなり、長期間にわたって電池電圧は保持される。
【0010】
しかしながら、電池202自体、また、充放電制御回路201等には、僅かではあるが電流のリークが存在し、長期間に渡る放置では電池電圧は徐々に減少し、最終的には完全に放電され残留電圧はゼロになる。この状態に至ると、充放電制御回路201の電源がなくなってしまい、動作不能により再充電が不可能となってしまうという問題がある。
【0011】この不具合を回避する方法として考えられる電池パック300の回路図を図8に示す。図8の充放電制御回路301中の充電制御用出力回路Zが対策回路の例である。かかる充電制御用出力回路Zでは、充電制御用P型FET204のゲート端子COUTを抵抗R302を介して基準電位に接続し、電池電圧に関係なく充電制御用P型FET204のゲート端子COUT電位をローレベルに保つ。従って、充電器(不図示)等が接続されると電池電圧に関わりなく充電制御用P型FET204は導通状態となり、電池が完全に放電してしまった後でも再充電をすることができる。
【0012】
また、過充電時に充電制御用P型FET204を非導通状態にするため、充電制御用P型FET204のゲート端子COUTにコレクタ端子を、充電器検出端子OCVにエミッタ端子をそれぞれ接続し、充電器検出端子OCVを抵抗R301を介してベース端子に接続したPNP型バイポーラトランジスタQ302を有し、更に、ベース端子にベースバイアス印加用のNPN型バイポーラトランジスタQ301を接続する構成となっている。NPN型バイポーラトランジスタQ301のベース端子は過充電制御回路231により制御され、過充電時にNPN型バイポーラトランジスタQ301を導通してバイアス電流を印加し、PNP型バイポーラトランジスタQ302を導通して充電制御用P型FET204のゲート端子COUTを充電器検出端子OCVに接続する。充電器(不図示)等が接続されている場合には充電器検出端子OCVがハイレベルであるので、充電制御用P型FET204のゲート端子COUT・ソース端子間の電位差がなくなり充電制御用P型FET204は非導通になって、過充電時に誤充電を防止することができる。
【0013】
しかながら、本例においては、他電池パック208からのダイオードD2を介しての逆方向リーク電流の回り込みに対して、充電制御用出力回路Zの正常動作ができず問題となる。即ち、少なくとも一つの電池セル202H、202M、202Lが過放電状態となり、過放電状態以外の電池セルの中に過充電状態の電池セルが混在している場合、過放電状態をラッチさせておくためにラッチ回路240がリセットしないようにリーク電流引き抜き用N型FET(M1)が導通すると共に、充電を停止させるため充電制御用出力回路Zが充電制御用P型FET204のゲート端子COUTをハイレベルにするべく動作する。しかし、この時の充電器検出端子OCVの電位は、リーク電流引き抜き用N型FET(M1)の導通により、0.3V程度に低下しており電流制限抵抗R201を介した電池パック300のプラス端子Batt+、すなわち充電制御用P型FET204のソース端子電位より低下している。故に、低下した充電器検出端子OCVの電圧を充電制御用出力回路Zを介して充電制御用P型FET204のゲート端子COUTに接続しても条件によっては、充電制御用P型FET204のゲート端子COUT・ソース端子間の電位差は同FETの閾値電圧よりも大きなままであり、充電制御用P型FET204は非導通状態にはなりえず充電制御用出力回路Zは正常動作しない。
【0014】
以上説明したように、図7に示す充放電制御回路201では、過放電後の電池202の消耗を極限まで低減して、不必要な電池電圧の低下を止め電池特性の劣化を防止し、また、他電池パック208からの誤充電を防止することができるものであるが、電池電圧の完全放電後の再充電ができず問題である。
【0015】
また、図8に示す充放電制御回路301では、電池電圧の完全放電後の再充電が可能となるが、他電池パック208からの誤充電の防止機能との整合がとれず、他電池パック208からのダイオードD2を介しての逆方向リーク電流の回り込み時に誤充電を禁止することができず問題である。
【0016】
本発明は、上記の問題点を解決するために為されたものであり、複数の電池パックを並列接続して使用した場合においても他の電池パックによる誤充電を防止すること、及び、電池電圧の完全放電後においても再充電を可能とすることの2つの課題を整合させつつ、これらの課題を同時に解決することが可能な二次電池の充放電制御回路を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため請求項1に係る二次電池の充放電制御回路は、外部に接続された二次電池への充電経路に備えられ、開閉制御端子への二次電池の基準電位の印加により導通する充電制御スイッチを、二次電池の過充電状態検出に応じて非導通として、該二次電池の充電を中断させる充放電制御回路において、充電制御スイッチを挟んで二次電池とは反対側の充電経路に接続される充電器検出端子と、充電制御スイッチの開閉制御端子と基準電位との間に備えられ、充電器検出端子が導通制御端子に接続される第1スイッチング素子とを備え、第1スイッチング素子は、充電器検出端子に所定値以上の電圧が印加されたときに導通し、所定値以下のときに非導通となることを特徴とする。
【0018】
かかる請求項1の二次電池の充放電制御回路では、充電器検出端子に所定値以上の電圧が印加された場合にのみ充放電制御回路は充電状態に設定されたものと判断し、外部に接続された充電制御スイッチを導通する。これにより、充電器による外部に接続された二次電池の充電が可能となる。この時の動作には、二次電池の電池電圧は介在しておらず、従って、二次電池の電池電圧が完全に放電した場合でも、再充電が可能となる。また、充電器検出端子に印加される電圧が所定値以下の場合には充電制御スイッチを非導通にして充電を禁止しているので、二次電池からなる複数の電池パックを並列接続した際に他電池パックから電流が回り込むことに起因して、充電器検出端子の電圧が上昇しても、所定電圧値以下であれば、誤って充電が開始されてしまうことはない
【0019】
また、充電器検出端子に所定値以上の電圧が印加された場合にのみ第1スイッチング素子を導通して充電制御スイッチを導通し、充電器検出端子に印加される電圧が所定値以下の場合には第1スイッチング素子を非導通にして充電制御スイッチを非導通にする。このように、充電器検出端子に印加される所定電圧値を境にして第1スイッチング素子の導通状態を切り替える閾値を設けることができるので、所定の閾値電圧で確実に充電制御スイッチの導通状態を切り替え、充電可能状態と充電禁止状態の各状態を制御することができる。
【0020】
更に、請求項に係る二次電池の充放電制御回路は、請求項の二次電池の充放電制御回路において、第1スイッチング素子はバイポーラトランジスタから構成され、そのコレクタ端子が充電制御スイッチの開閉制御端子に、ベース端子が充電器検出端子に、エミッタ端子が二次電池の基準電位にそれぞれ接続されていることを特徴とする。
【0021】
かかる請求項の充放電制御回路では、バイポーラトランジスタを第1スイッチング素子としており、このバイポーラトランジスタが導通することにより充電制御スイッチを導通する。本構成におけるバイポーラトランジスタは、エミッタ端子を基準電位としたオープンコレクタ構成をしているので、バイポーラトランジスタが導通するには、エミッタ端子に対してベース端子にベース・エミッタ間の順方向電圧である略0.7Vが印加されればよい。従って、所定電圧値の設定は、特別な構成を必要とすることなく、充電制御スイッチを導通制御するオープンコレクタ接続されたバイポーラトランジスタの動作電圧である略0.7Vに自動的に設定することができる
【0022】
た、請求項に係る二次電池の充放電制御回路は、請求項の二次電池の充放電制御回路において、第1スイッチング素子はフィールドエフェクトトランジスタから構成され、そのドレイン端子が充電制御スイッチの開閉制御端子に、ゲート端子が充電器検出端子に、ソース端子が二次電池の基準電位にそれぞれ接続されていることを特徴とする。
【0023】
かかる請求項の二次電池の充放電制御回路では、充電制御スイッチの開閉制御端子をオープンドレイン回路で構成するので、駆動にはオープンドレイン回路のゲート端子を閾値電圧以上にバイアスするだけでよい。従って、所定電圧値の設定は、特別な構成を必要とすることなく、フィールドエフェクトトランジスタの閾値電圧に自動的に設定することができる。
【0024】
更に、請求項に係る二次電池の充放電制御回路は、請求項の二次電池の充放電制御回路において、第1スイッチング素子が導通する充電器検出端子の電圧を所定値以上に調整する調整手段を備えたことを特徴とする。
【0025】
かかる請求項の二次電池の充放電制御回路では、充電器検出端子から調整手段を介して、電圧レベルをシフトした電圧値を第1スイッチング素子に印加する。従って、調整手段の電圧レベルのシフト量を適当に調整することにより、充放電制御回路が充電状態に設定されたものと判断する充電器検出端子の所定電圧値を自由に設定でき好都合である。
【0026】
また、請求項に係る二次電池の充放電制御回路は、請求項の二次電池の充放電制御回路において、前記二次電池の過充電状態を検出する過充電検出手段と、過充電検出手段から出力される過充電検出信号に基づいて第1スイッチング素子を非導通にする第2スイッチング素子とを備えることを特徴とする。
【0027】
かかる請求項の二次電池の充放電制御回路では、過充電検出信号に基づいて、第1スイッチング素子を非導通にする第2スイッチング素子を有するので、充電器検出端子に所定値以上の電圧が印加されて、充放電制御装置が充電状態に設定されたものと判断しても、過充電検出信号に基づき充電制御スイッチの導通を禁止することができる。従って、充電器が接続されたとしても、過充電状態の電池セルが存在する場合には、誤って充電が行われ電池特性の劣化や安全性等の問題が生ずることはなく好都合である。
【0028】
更に、請求項に係る二次電池の充放電制御回路は、請求項の二次電池の充放電制御回路において、第2スイッチング素子はバイポーラトランジスタから構成され、そのコレクタ端子が第1スイッチング素子に、ベース端子が過充電検出信号に、エミッタ端子が二次電池の基準電位にそれぞれ接続されていることを特徴とする。
【0029】
かかる請求項の二次電池の充放電制御回路では、第2スイッチング素子を構成するバイポーラトランジスタはオープンコレクタ回路である。従って、ベース端子にバイアスされた過充電検出信号を電流増幅してコレクタ電流を出力するので、速やかに第1スイッチング素子の導通状態を確定することができ、迅速な充電動作状態の確定をすることができる。
【0030】
また、請求項に係る二次電池の充放電制御回路は、請求項の二次電池の充放電制御回路において、第2スイッチング素子はインバータから構成され、その電源端子が充電器検出端子に、入力端子が過充電検出信号に、出力端子が第1スイッチング素子にそれぞれ接続されていることを特徴とする。
【0031】
かかる請求項の二次電池の充放電制御回路では、第2スイッチング素子はインバータで構成され、更に、電源電圧端子が充電器検出端子に接続されている。所定電圧値の検出信号が第1スイッチング素子を非導通にするインバータの電源電圧と兼用されており、インバータ動作をさせると同時に所定電圧値の出力もすることができる。また、過充電検出信号との論理的整合性もとりやすく好適である。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る充放電制御回路について、本発明を具体化した第1及び第2実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発明を具体化した第1実施形態の充放電制御回路1aを示す。尚、図1の構成の内、従来技術で示したものと同一の構成部分は、同一の符号を付して示し、その説明を省略する。
【0033】
充電制御用出力回路Aが充電制御用P型FET204の導通状態を制御する本実施形態に係る出力回路である。充電器検出端子OCVに抵抗R1が接続され、抵抗R1の他端がオープンコレクタ構成のNPN型バイポーラトランジスタQ2のベース端子に接続されて、NPN型バイポーラトランジスタQ2に駆動用のバイアス電流を供給する。そして、NPN型バイポーラトランジスタQ2のエミッタ端子が基準電位に接続されると共に、コレクタ端子が充電制御用P型FET204のゲート端子COUTを介して充電制御用P型FET204に接続される。また、ベース端子には抵抗R1に加えて、オープンコレクタ構成のNPN型バイポーラトランジスタQ1のコレクタ端子が接続されており、NPN型バイポーラトランジスタQ1のエミッタ端子は基準電位に、ベース端子は過充電制御回路231からの過充電制御信号が接続されている。NPN型バイポーラトランジスタQ1は、過充電制御信号を受けると駆動し、充電器検出端子OCVから供給されるNPN型バイポーラトランジスタQ2のバイアス電流をバイパスしてNPN型バイポーラトランジスタQ2をオフとする。
【0034】
本構成では充電制御用FET204はP型のFETであるので、ソース端子に対してゲート端子COUTが閾値電圧以上の負電圧にバイアスされれば導通する。NPN型バイポーラトランジスタQ2が動作すればコレクタ端子は電流を引き込み、この電流は充電制御用P型FET204のゲート端子COUT・ソース端子間に接続されている抵抗R202を介してリチウムイオン二次電池等の電池パック100aのプラス端子Batt+から引き抜かれるので、ゲート端子COUTはソース端子に対して負の電圧が印加され、充電制御用P型FET204が導通状態となり、リチウムイオン等の二次電池202の充電が行われる。逆に、NPN型バイポーラトランジスタQ2がオフとなれば電流は流れなくなり、充電制御用P型FET204のゲート端子COUT・ソース端子間は抵抗R202を介して同電位となるので、充電制御用P型FET204は非導通となり、二次電池202への充電パスは切断される。
【0035】
今、充放電制御回路1a内の各電池セル202H、202M、202Lをモニタしている電圧検出回路220が、過充電状態を検出していないとすると、各電圧検出回路220の論理和を出力する過充電制御回路231の出力は、過充電制御信号を出力せず、NPN型バイポーラトランジスタQ1はオフ状態となって、バイアス電流をバイパスするパスはオフする。この状態において、電池パック100aのマイナス端子Batt−とプラス端子Batt+との間に、マイナス端子Batt−を基準電位として正の電圧が印加されたとすると、この電圧は、充電器検出端子OCVにも同時に印加され、抵抗R1を介してNPN型バイポーラトランジスタQ2のベース端子がバイアスされる。この時、ベース端子の電位がNPN型バイポーラトランジスタQ2の動作に必要なベース端子・エミッタ端子間の順方向電圧(以下、Vbe)である略0.7Vとなれば、NPN型バイポーラトランジスタQ2は動作する。この時のバイアス電流は、抵抗R1の両端に印加される電圧で決定される。抵抗R1のNPN型バイポーラトランジスタQ2側の端子電圧は、同トランジスタQ2のVbe電圧であるので、Vbe電圧より高い電圧が充電器検出端子OCVに印加されれば、NPN型バイポーラトランジスタQ2がオンして充電制御用P型FET204が導通し、充電可能となる。この電圧はVbe電圧より略0.7Vである。
【0036】
ここで、充電動作に必要とされる電圧は、マイナス端子Batt−とプラス端子Batt+との間に印加される充電用の電圧のみであり、電池電圧には依存しない。従って、長期間の放置により電池電圧が完全に放電してしまい残留電圧がなくなっていても、再充電することができる。
【0037】
また、電池電圧は残存しているが少なくとも1つの電池セル202H、202M、202Lが過放電状態の場合には、過放電制御回路232の出力が過放電制御信号を出力してラッチ回路240をセットする。この時、他電池パック208からダイオードD2を介して逆方向リーク電流が回り込んでも、リーク電流引き抜き用N型FET(M1)が導通しているので、充電器検出端子OCVの電圧は0.3V程度の低い電圧値に保たれる。充電動作が開始される充電器検出端子OCVの電圧は略0.7V以上に設定されているのでリーク電流回り込みによる誤充電動作が開始されることはない。
【0038】
次に、充放電制御回路1a内の何れかの電池セル202H、202M、202Lについて電圧検出回路220が、過充電状態を検出したとすると、各電圧検出回路220の論理和を出力する過充電制御回路231の出力は、過充電制御信号を出力し、NPN型バイポーラトランジスタQ1はオン状態となってNPN型バイポーラトランジスタQ2のバイアス電流をバイパスする。この状態においては、充電器検出端子OCVに印加される電圧によるバイアス電流は、抵抗R1を介してNPN型バイポーラトランジスタQ1により基準電位にバイパスされてしまい、電池パック100aに充電器(不図示)を接続したとしても、NPN型バイポーラトランジスタQ2のベース端子にはバイアス電流は供給されない。従って、NPN型バイポーラトランジスタQ2はオフ状態を維持し、充電制御用P型FET204は非導通を保ち、二次電池202への充電パスは切断された状態を維持する。
【0039】この動作は、何れかの電池セル202H、202M、202Lが過充電状態であることを電圧検出回路220が検出すれば確実に行われるので、過放電電池セルと過充電電池セルとが混在した状態で、他電池パック208からのダイオードD2を介しての逆方向リーク電流の回り込みがある場合にも、確実に誤充電を防止することが可能となる。
【0040】
図2は本発明を具体化した第1実施形態における第1変形例である充放電制御回路1bを示す。尚、図2の構成の内、従来技術で示したものと同一の構成部分は、同一の符号を付して示し、その説明を省略する。充電制御用出力回路Bが充電制御用P型FET204の導通状態を制御する本変形例に係る出力回路である。抵抗R1、NPN型バイポーラトランジスタQ1、及びQ2の構成は、図1に示した第1実施形態の具体例である充放電制御回路1aと同じである。本変形例の充放電制御回路1bでは充放電制御回路1aに加えて、抵抗R1と充電器検出端子OCVとの間に電圧変換回路2を挿入している点が異なっている。この電圧変換回路2を介してNPN型バイポーラトランジスタQ2のベースにバイアス電流が供給される際、充電器検出端子OCVの電圧から所定の電圧レベルだけ降圧された電圧が抵抗R1に印加される。NPN型バイポーラトランジスタQ2がオンするときのVbe電圧は、第1実施形態の具体例である充放電制御回路1aの場合と同じであるので、バイアス電流の経路に電圧変換回路2が挿入されている分だけ充電器検出端子OCVが高い電圧で充電動作を開始することとなる。従って、電圧変換回路2で設定した所定の充電器検出端子OCV電圧で充電を開始させることができる。また、充電開始時の充電器検出端子OCV電圧を、他電池パック208からダイオードD2を介して逆方向リーク電流が回り込んだ際の充電器検出端子OCV電圧である略0.3Vに対して大きくすることができるので、より確実に誤充電防止をすることができる。
【0041】
図3には、本実施形態において使用可能な各種の電圧変換回路2の具体例を示す。図3(a)は、充電動作を開始させたい電圧値に調整するため、所定の数のダイオードをアノード端子とカソード端子とをそれぞれ直列に接続したものである。直列接続されたダイオード列の両端の端子の内、アノード端子は電圧変換回路2の入力端子となり、カソード端子は電圧変換回路2の出力端子となる。図2におけるNPN型バイポーラトランジスタQ2のベース端子にバイアス電流が流れる際、本ダイオード列にも電流が流れることにより、ダイオード1つあたり略0.7Vの順方向電圧の電位降下が発生する。所定数のダイオードの数だけ電圧降下が重なり、所定電圧だけ降圧されることとなる。
【0042】
図3(b)は、電圧変換素子として、ツェナーダイオードの逆バイアス特性である定電圧特性を利用したものである。ツェナーダイオードのカソード端子を電圧変換回路2の入力端子とし、アノード端子を電圧変換回路2の出力端子とする。本具体例も図3(a)のダイオード列の場合と同様、図2におけるNPN型バイポーラトランジスタQ2のベース端子にバイアス電流が流れる際、本ツェナーダイオードに逆方向電流が流れて逆バイアスされ、所定電圧の降圧が得られる。
【0043】
図3(c)は、電圧変換素子として、FET素子をダイオード接続したものである。即ち、N型FET素子の場合は、ドレイン端子とゲート端子とを接続してアノード端子とし、ソース端子をカソード端子とする。P型FET素子の場合は、ソース端子をアノード端子とし、ゲート端子とドレイン端子とを接続してカソード端子とする。ダイオードとしての特性は通常のダイオードと同様なものであり、図3(a)のダイオード列と同じ接続をすれば同様の効果が期待できる。
【0044】
図3(d)は、2つの抵抗体を直列に接続し、一方の抵抗の端子を電圧変換回路2の入力端子とし、他抵抗の端子を基準電位に接続して、両抵抗体の接続点を電圧変換回路2の出力端子とする。抵抗分圧の効果により、電圧変換するものである。駆動素子が電圧駆動タイプのものである場合に、バイアス電流が流れない時に有効な具体例である。
【0045】
図4は本発明を具体化した第1実施形態の第2変形例である充放電制御回路1cを示す。尚、図4の構成の内、従来技術で示したものと同一の構成部分は、同一の符号を付して示し、その説明を省略する。充電制御用出力回路Cが充電制御用P型FET204の導通状態を制御する本変形例に係る出力回路である。抵抗R1、NPN型バイポーラトランジスタQ1の構成は、図1に示した第1実施形態の充放電制御回路1aと同じである。本変形例の充放電制御回路1cでは充放電制御回路1aのNPN型バイポーラトランジスタQ2に代えて、NPN型バイポーラトランジスタQ21、及びQ22がダーリントン接続を構成している。即ち、抵抗R1とNPN型バイポーラトランジスタQ21のコレクタ端子が充電器検出端子OCVに接続され、抵抗R1の他端がNPN型バイポーラトランジスタQ21のベース端子に接続されて駆動用のバイアス電流を供給している。更に、NPN型バイポーラトランジスタQ21のエミッタ端子がNPN型バイポーラトランジスタQ22のベース端子に接続されると共に、NPN型バイポーラトランジスタQ22のコレクタ端子が充電制御用P型FET204のゲート端子COUTに、エミッタ端子が基準電位に接続されていて、ダーリントン接続を構成している。
【0046】
充電制御用P型FET204が導通して、二次電池202への充電が開始される際には、充電器検出端子OCVより、抵抗R1を介してNPN型バイポーラトランジスタQ21のベース端子にバイアス電流が供給される。NPN型バイポーラトランジスタQ21で増幅された電流は、次段に接続されているNPN型バイポーラトランジスタQ22のベース端子に供給され、ここで更に電流増幅が行われる。従って、ダーリントン接続されたNPN型バイポーラトランジスタQ21及びQ22の構成では、2度に渡って電流増幅が行われることとなり、単一のNPN型バイポーラトランジスタで構成された場合に比して、大きな駆動能力が得られ、迅速に充電制御用P型FET204のゲート端子COUTを駆動することができる。
【0047】
また、ダーリントン接続されたNPN型バイポーラトランジスタQ21及びQ22が動作する場合は、NPN型バイポーラトランジスタQ21及びQ22のVbeが各々略0.7Vであり、NPN型バイポーラトランジスタQ21のベース端子の電位はVbeが2つ分重ねられた略1.4Vとなる。従って、充電制御用P型FET204が導通して二次電池202への充電が開始されるのに必要な充電器検出端子OCVの駆動電圧は、略1.4V以上となり、高い電圧に設定できるので、他電池パック208からダイオードD2を介して逆方向リーク電流の回り込みがある際の充電器検出端子OCV電圧である略0.3Vに対して大きく設定でき、誤充電防止動作をより確実に行うことができる。
【0048】
図5は本発明を具体化した第2実施形態の充放電制御回路1dを示す。尚、図5の構成の内、従来技術で示したものと同一の構成部分は、同一の符号を付して示し、その説明を省略する。充電制御用出力回路Dが充電制御用P型FET204の導通状態を制御する本実施形態に係る出力回路である。本実施形態では、充電制御用P型FET204のゲート端子COUTをオープンドレイン回路で駆動する。即ち、N型FET(M2)のドレイン端子が充電制御用P型FET204のゲート端子COUTに、ソース端子が基準電位に接続されている。また、ゲート端子はインバータ論理ゲート3に駆動され、同論理ゲート3の電源電圧は、充電器検出端子OCVから供給されている。同論理ゲート3の入力端子は過充電制御回路231からの過充電制御信号が接続されている。
【0049】
本実施形態では、論理ゲート3がインバータゲートであるので、過充電制御回路231からの過充電制御信号の論理レベルが反転されて出力されるが、この時のハイレベル出力の電圧は、インバータの電源電圧レベルとなる。この電圧レベルがN型FET(M2)の閾値電圧を上回っていれば、N型FET(M2)はオンして充電制御用P型FET204のゲート端子COUTの電圧レベルを引き下げ、充電制御用P型FET204が導通する。ここで、インバータの電源電圧は充電器検出端子OCVから供給されており同端子の電圧が電源電圧となる。
【0050】
過充電が検出されず、過充電制御回路231からローレベルの信号が出力されると、インバータ論理ゲート3にて反転されN型FET(M2)のゲート端子にはハイレベルの電圧が印加される。インバータの電源電圧は、充電器検出端子OCVの電圧であり、この電圧がN型FET(M2)の閾値電圧である略0.7V以上であれば、N型FET(M2)はオンしてドレイン端子は電流を引き込む。この電流は充電制御用P型FET204のゲート端子COUT・ソース端子間に接続されている抵抗R202を介して電池パック100dのプラス端子Batt+から引き抜かれるので、ゲート端子COUTはソース端子に対して負の電圧が印加され、充電制御用P型FET204が導通状態となり、二次電池202の充電が行われる。
【0051】
逆に、過充電が検出されて、過充電制御回路231からハイレベルの過充電保護信号が出力されると、インバータ論理ゲート3にて反転されN型FET(M2)のゲート端子にはローレベルの電圧が印加される。N型FET(M2)はオフして電流は流れなくなり、充電制御用P型FET204のゲート端子COUT・ソース端子間は抵抗R202を介して同電位となるので、充電制御用P型FET204は非導通となり、二次電池202への充電パスは切断される。
【0052】
ここで、充電動作に必要とされる電圧は、充電器検出端子OCVに印加される電圧、即ち、電池パック100dのマイナス端子Batt−とプラス端子Batt+との間に印加される充電用の電圧のみであり電池電圧には依存しない。従って、長期間の放置により電池電圧が完全に放電してしまい残留電圧がなくなっていても、再充電することができる。
【0053】
また、充電動作が開始される充電器検出端子OCVの電圧は略0.7V以上に設定されているので、他電池パック208からダイオードD2を介して逆方向リーク電流が回り込んでも、リーク電流引き抜き用N型FET(M1)が導通しているので、この時の充電器検出端子OCVの電圧は0.3V程度の低い電圧値であり、リーク電流回り込みによる誤充電動作が開始されることもない。
【0054】
次に、過充電状態が検出されると、過充電制御回路231の出力が過充電制御信号を出力するので、インバータ論理ゲート3にて反転されてN型FET(M2)をオフする。この状態においては、電池パック100aに充電器(不図示)を接続して充電器検出端子OCVに高レベルの電圧を印加しても、N型FET(M2)のゲート端子はローレベルを保つ。従って、N型FET(M2)はオフ状態を維持し、充電制御用P型FET204は非導通を保ち、二次電池202への充電パスは切断される。
【0055】
この動作は、何れかの電池セル202H、202M、202Lが過充電状態であることを電圧検出回路220が検出すれば確実に行われるので、過放電電池セルと過充電電池セルとが混在した状態で、他電池パック208からのダイオードD2を介しての逆方向リーク電流の回り込みがある場合にも、確実に誤充電を防止することが可能となる。
【0056】
以上のように、第2実施形態では、電圧駆動素子であるFETにより充電制御用出力回路Dを構成しているので、動作する上で電流消費を伴うことなく第1実施形態と同様な効果を得ることができる。
【0057】
図6は本発明を具体化した第2実施形態における変形例である充放電制御回路1eを示す。尚、図6の構成の内、従来技術で示したものと同一の構成部分は、同一の符号を付して示し、その説明を省略する。充電制御用出力回路Eが充電制御用P型FET204の導通状態を制御する本変形例に係る出力回路である。N型FET(M2)、及びインバータ論理ゲート3の構成は、図5に示した第2実施形態の具体例である充放電制御回路1dと同じである。本変形例の充放電制御回路1eでは充放電制御回路1dに加えて、インバータ論理ゲート3の電源電圧端子と充電器検出端子OCVとの間に電圧変換回路2を挿入している点が異なっている。本変形例における電圧変換回路2としては、例えば、図3(d)のタイプが考えられ、充電器検出端子OCVに印加される電圧が分圧されて、インバータ論理ゲート3の電源電圧として供給される。過充電制御回路231からローレベルの信号が出力されると、論理ゲート3のインバータにて反転されN型FET(M2)のゲート端子にはインバータ論理ゲート3の電源電圧が印加される。この電圧がN型FET(M2)の閾値電圧である略0.7V以上であれば、N型FET(M2)はオンしてドレイン端子は電流を引き込み、充電制御用P型FET204のゲート端子をローレベルとして、充電制御用P型FET204が導通状態となり、二次電池202の充電が行われる。N型FET(M2)の閾値電圧略0.7Vに加えて、電圧変換回路2で分圧された分が加わって、充電器検出端子OCVの高い電圧で充電動作を開始させることができる。従って、電圧変換回路2で設定した所定の充電器検出端子OCV電圧で充電を開始させることができる。また、充電開始時の充電器検出端子OCV電圧を、他電池パック208からダイオードD2を介して逆方向リーク電流が回り込んだ際の充電器検出端子OCV電圧である略0.3Vに対して大きくすることができるので、より確実に誤充電防止をすることができる。
【0058】
尚、本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはもちろんである。例えば、第1実施形態の第2変形例においては、充電制御用出力回路Cがダーリントン接続されたNPN型バイポーラトランジスタで構成されている。従って、充電制御用P型FET204が導通するのに必要な充電器検出端子OCVの駆動電圧は、電圧変換回路2がなくても略1.4V以上と高く設定できるが、電圧変換回路2を追加すれば更に高電圧に設定することが可能である。また、第1及び第2実施形態における充電制御用出力回路を構成するバイポーラトランジスタをFETに、また、FETをバイポーラトランジスタに変更してもよい。電圧変換回路2についても、図3において例示した構成に限定されるものではなく、各々を組み合わせて使用することもでき、また、所定の電圧を降下することができる機能を有するものであれば他の構成を適用できることはいうまでもない。本実施形態では、放電制御用FET、充電制御用FETは共に、P型FETの場合を示したが、充電制御用出力回路を構成するトランジスタの極性を反対にしてやれば、N型FETに対しても適用可能である。さらに、FETに代えてリレー等、その他のスイッチ素子、部品等を使用することも可能である。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したとおり、請求項1に記載の充放電制御回路では、充電器検出端子に所定値以上の電圧が印加された場合にのみ充放電制御回路は充電状態に設定されたものと判断し、充電制御スイッチを導通する。これにより、充電器による二次電池の充電が可能となる。この時の動作には、二次電池の電池電圧は介在しておらず、従って、二次電池の電池電圧が完全に放電した場合でも、再充電が可能となる。また、充電器検出端子に印加される電圧が所定値以下の場合には充電制御スイッチを非導通にして充電を禁止しているので、二次電池からなる複数の電池パックを並列接続した際に他電池パックから電流が回り込むことに起因して、充電器検出端子の電圧が上昇しても、所定電圧値以下であれば、誤って充電が開始されてしまうことはない。
【0060】
また、請求項2に記載の充放電制御回路では、充電器検出端子に所定値以上の電圧が印加された場合にのみ第1スイッチング素子を導通して充電制御スイッチを導通し、充電器検出端子に印加される電圧が所定値以下の場合には第1スイッチング素子を非導通にして充電制御スイッチを非導通にする。このように、充電器検出端子に印加される所定電圧値を境にして第1スイッチング素子の導通状態を切り替える閾値を設けることができるので、所定の閾値電圧で確実に充電制御スイッチの導通状態を切り替え、充電可能状態と充電禁止状態の各状態を制御することができる。
【0061】
更に、請求項3に記載の充放電制御回路では、バイポーラトランジスタを第1スイッチング素子としており、このバイポーラトランジスタが導通することにより充電制御スイッチを導通する。本構成におけるバイポーラトランジスタは、エミッタ端子を基準電位としたオープンコレクタ構成をしているので、バイポーラトランジスタが導通するには、エミッタ端子に対してベース端子にベース・エミッタ間の順方向電圧である略0.7Vが印加されればよい。従って、所定電圧値の設定は、特別な構成を必要とすることなく、充電制御スイッチを導通制御するオープンコレクタ接続されたバイポーラトランジスタの動作電圧である略0.7Vに自動的に設定することができる。
【0062】
また、請求項4に記載の充放電制御回路では、オープンコレクタ回路の駆動手段が、高駆動能力のダーリントン接続されたバイポーラトランジスタで構成されているので、単一のバイポーラトランジスタで構成されたオープンコレクタ回路に比して駆動能力が大きく、充電制御スイッチの開閉制御端子の負荷が重くても高速に駆動できる。加えて、駆動を開始するベース端子電圧がダーリントン接続であるため、単一のオープンコレクタ回路の2倍である略1.4Vと高い。従って、所定電圧値の設定は、特別な構成を必要とすることなく、略1.4Vに自動的に設定することができると共に、規定電圧値自体が高く設定できるので、他電池パックから電流が回り込み、充電器検出端子の電圧が上昇することによる誤充電を、より確実に防止することが可能となる。
【0063】
また、請求項5に記載の充放電制御回路では、充電制御スイッチの開閉制御端子をオープンドレイン回路で構成するので、駆動にはオープンドレイン回路のゲート端子を閾値電圧以上にバイアスするだけでよい。従って、所定電圧値の設定は、特別な構成を必要とすることなく、フィールドエフェクトトランジスタの閾値電圧に自動的に設定することができる。
【0064】
また、請求項6に記載の充放電制御回路では、充電器検出端子から調整手段を介して、電圧レベルをシフトした電圧値を第1スイッチング素子に印加する。従って、調整手段の電圧レベルのシフト量を適当に調整することにより、充放電制御回路が充電状態に設定されたものと判断する充電器検出端子の所定電圧値を自由に設定でき好都合である。
【0065】
また、請求項7に記載の充放電制御回路では、過充電検出信号に基づいて、第1スイッチング素子を非導通にする第2スイッチング素子を有するので、充電器検出端子に所定値以上の電圧が印加されて、充放電制御装置が充電状態に設定されたものと判断しても、過充電検出信号に基づき充電制御スイッチの導通を禁止することができる。従って、充電器が接続されたとしても、過充電状態の電池セルが存在する場合には、誤って充電が行われ電池特性の劣化や安全性等の問題が生ずることはなく好都合である。
【0066】
また、請求項8に記載の充放電制御回路では、第2スイッチング素子を構成するバイポーラトランジスタはオープンコレクタ回路である。従って、ベース端子にバイアスされた過充電検出信号を電流増幅してコレクタ電流を出力するので、速やかに第1スイッチング素子の導通状態を確定することができ、迅速な充電動作状態の確定をすることができる。
【0067】
また、請求項9に記載の充放電制御回路では、第2スイッチング素子はインバータで構成され、更に、電源電圧端子が充電器検出端子に接続されている。所定電圧値の検出信号が第1スイッチング素子を非導通にするインバータの電源電圧と兼用されており、インバータ動作をさせると同時に所定電圧値の出力もすることができる。また、過充電検出信号との論理的整合性もとりやすく好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した第1実施形態の充放電制御回路を有する二次電池パックの回路図。
【図2】第1実施形態における第1変形例の充放電制御回路を有する二次電池パックの回路図。
【図3】第1及び第2実施形態において使用可能な電圧変換回路の具体的回路図。
【図4】第1実施形態における第2変形例の充放電制御回路を有する二次電池パックの回路図。
【図5】本発明を具体化した第2実施形態の充放電制御回路を有する二次電池パックの回路図。
【図6】第2実施形態における変形例の充放電制御回路を有する二次電池パックの回路図。
【図7】従来の充放電制御回路を有する二次電池パックの回路図。
【図8】図7に示す充放電制御回路と本願発明との相違を説明するための回路例の回路図。
【符号の説明】
1a〜1d 充放電制御回路
2 電圧変換回路
100a〜100d
200、300 電池パック
203 放電制御用P型FET
204 充電制御用P型FET
208 他電池パック
220 電圧検出回路
231 過充電制御回路
232 過放電制御回路
240 ラッチ回路
250 バイアス回路
A〜D、Z 充電制御用出力回路
Batt+ 電池パックのプラス端子
Batt− 電池パックのマイナス端子

Claims (12)

  1. 外部に接続された二次電池への充電経路に備えられ、開閉制御端子への前記二次電池の基準電位の印加により導通する充電制御スイッチを、前記二次電池の過充電状態検出に応じて非導通として、該二次電池の充電を中断させる充放電制御回路において、
    前記充電制御スイッチを挟んで前記二次電池とは反対側の充電経路に接続される充電器検出端子と、
    前記充電制御スイッチの開閉制御端子と前記基準電位との間に備えられ、前記充電器検出端子が導通制御端子に接続される第1スイッチング素子とを備え、
    前記第1スイッチング素子は、
    前記充電器検出端子に所定値以上の電圧が印加されたときに導通し、所定値以下のときに非導通となることを特徴とする二次電池の充放電制御回路
  2. 記第1スイッチング素子はバイポーラトランジスタから構成され、そのコレクタ端子が前記充電制御スイッチの開閉制御端子に、ベース端子が前記充電器検出端子に、エミッタ端子が前記二次電池の基準電位にそれぞれ接続されていることを特徴とする請求項記載の二次電池の充放電制御回路
  3. 記第1スイッチング素子はフィールドエフェクトトランジスタから構成され、そのドレイン端子が前記充電制御スイッチの開閉制御端子に、ゲート端子が前記充電器検出端子に、ソース端子が前記二次電池の基準電位にそれぞれ接続されていることを特徴とする請求項記載の二次電池の充放電制御回路。
  4. 記第1スイッチング素子が導通する充電器検出端子の電圧を所定値以上に調整する調整手段を備えたことを特徴とする請求項記載の二次電池の充放電制御回路。
  5. 前記二次電池の過充電状態を検出する過充電検出手段と、前記過充電検出手段から出力される過充電検出信号に基づいて前記第1スイッチング素子を非導通にする第2スイッチング素子とを備えることを特徴とする請求項記載の二次電池の充放電制御回路。
  6. 前記第2スイッチング素子はバイポーラトランジスタから構成され、そのコレクタ端子が前記第1スイッチング素子に、ベース端子が前記過充電検出信号に、エミッタ端子が前記二次電池の基準電位にそれぞれ接続されていることを特徴とする請求項記載の二次電池の充放電制御回路。
  7. 前記第2スイッチング素子はインバータから構成され、その電源端子が前記充電器検出端子に、入力端子が前記過充電検出信号に、出力端子が前記第1スイッチング素子にそれぞれ接続されていることを特徴とする請求項記載の二次電池の充放電制御回路。
  8. 二次電池の過充電状態を検出すると、充電制御スイッチを非導通にさせ、該二次電池の充電を中断させる充放電制御回路において、
    充電器検出端子に所定値以上の電圧が印加されたときは、導通して、前記充電制御スイッチを導通させ、前記充電器検出端子の電圧が所定値以下のときは、非導通となり、前記充電制御スイッチを非導通にさせる、第1スイッチング素子を有する制御手段を設け、
    前記第1スイッチング素子は、ベース端子が前記充電器検出端子に接続されるバイポーラトランジスタであることを特徴とする二次電池の充放電制御回路。
  9. 二次電池の過充電状態を検出すると、充電制御スイッチを非導通にさせ、該二次電池の充電を中断させる充放電制御回路において、
    充電器検出端子に所定値以上の電圧が印加されたときは、導通して、前記充電制御スイッチを導通させ、前記充電器検出端子の電圧が所定値以下のときは、非導通となり、前記充電制御スイッチを非導通にさせる、第1スイッチング素子を有する制御手段を設け、
    前記第1スイッチング素子は、ゲート端子が前記充電器検出端子に接続されるトランジ スタであることを特徴とする二次電池の充放電制御回路。
  10. 二次電池の過充電状態を検出すると、充電制御スイッチを非導通にさせ、該二次電池の充電を中断させる充放電制御回路において、
    充電器検出端子に所定値以上の電圧が印加されたときは、導通して、前記充電制御スイッチを導通させ、前記充電器検出端子の電圧が所定値以下のときは、非導通となり、前記充電制御スイッチを非導通にさせる、第1スイッチング素子と、
    前記二次電池の過充電状態を検出する過充電検出信号に基づいて前記第1スイッチング素子を非導通にすると共に、コレクタ端子が前記第1スイッチング素子に接続される第2スイッチング素子とを、含む制御手段を備えることを特徴とする二次電池の充放電制御回路。
  11. 二次電池の過充電状態を検出すると、充電制御スイッチを非導通にさせ、該二次電池の充電を中断させる充放電制御回路において、
    充電器検出端子に所定値以上の電圧が印加されたときは、導通して、前記充電制御スイッチを導通させ、前記充電器検出端子の電圧が所定値以下のときは、非導通となり、前記充電制御スイッチを非導通にさせる、第1スイッチング素子と、
    前記二次電池の過充電状態を検出する過充電検出信号に基づいて前記第1スイッチング素子に流れる電流をバイパスさせる第2スイッチング素子とを備えることを特徴とする二次電池の充放電制御回路。
  12. 二次電池の過充電状態を検出すると、充電制御スイッチを非導通にさせ、該二次電池の充電を中断させる充放電制御回路において、
    充電器検出端子に所定値以上の電圧が印加されたときは、導通して、前記充電制御スイッチを導通させ、前記充電器検出端子の電圧が所定値以下のときは、非導通となり、前記充電制御スイッチを非導通にさせる、第1スイッチング素子と、
    過充電が検出された場合には、前記第1スイッチング素子に流れる電流をバイパスさせ、過充電が検出されない場合には、前記第1スイッチング素子に流れる電流をバイパスさせない、第2スイッチング素子とを備えることを特徴とする二次電池の充放電制御回路。
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