JPH09135345A - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

画像処理装置及び方法

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JPH09135345A
JPH09135345A JP8282347A JP28234796A JPH09135345A JP H09135345 A JPH09135345 A JP H09135345A JP 8282347 A JP8282347 A JP 8282347A JP 28234796 A JP28234796 A JP 28234796A JP H09135345 A JPH09135345 A JP H09135345A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定原稿かどうかを判別する判別手段を有
し、この判別結果に応じて画像処理装置の一部を制御す
る画像処理装置において、判別手段の判別結果が特定原
稿でないと判別された場合にも、何らかの不正な複写を
抑止する効果を得ることを目的とする。更に、画像処理
装置で形成される画像が本来の画像から視覚的に変化す
ることを抑制し、高画質な画像を可視出力することを目
的とする。 【解決手段】 画像データを入力する入力手段と、該入
力手段により入力された画像データが示す画像を記録媒
体上に可視出力する出力手段と、前記入力手段により入
力された画像データが特定画像かどうか判別し、判別結
果に応じて装置内の一部の動作を制御する制御手段と、
前記出力手段により可視出力される画像に対して特定の
情報を示す特定パターンを人間の目に見えにくい様に付
加する付加手段とを有することを特徴とする画像処理装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力された画像デ
ータに基づき記録媒体上に画像形成する画像処理装置に
おいて、特定パターンを付加することにより特定の情報
を記録する画像処理装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】近年、カラー複写機、カラープリンタ等の
カラー画像を形成することが出来る画像処理装置は、高
画質なカラー画像を形成することが出来る様になってい
る。この為、この画像処理装置を利用して本来複写され
るべきでない特定画像(例えば証券、紙幣)を不正に作
成される恐れが増大しつつある。
【0003】これに対処する為、複写されるべきでない
特定画像であるかどうかを判別して、特定画像であった
時には原画像に忠実な画像を形成しない様にする方法が
考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来は、
本来複写されるべきでない特定原稿であるにも関わらず
判別結果が「特定原稿でない」と判別してしまった際に
は、何の不正な複写を防止する処理も行うことなく画像
を形成してしまっていた。
【0005】よって例えば上記判別手段が特定原稿でな
いと判別した場合には、不正に複写された画像に基づい
てこれを複写した装置又はユーザー等を識別することは
できないという問題があった。
【0006】本発明はかかる従来技術の問題を解決する
為に成されたものであり、特定原稿かどうかを判別する
判別手段を有し、この判別結果に応じて画像処理装置の
一部を制御する画像処理装置において、判別手段の判別
結果が特定原稿でないと判別された場合にも、何らかの
不正な複写を抑止する効果を得ることを目的とする。
【0007】更に、画像処理装置で形成される画像が本
来の画像から視覚的に変化することを抑制し、高画質な
画像を可視出力することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに本発明の画像処理装置は、画像データを入力する入
力手段と、該入力手段により入力された画像データが示
す画像を記録媒体上に可視出力する出力手段と、前記入
力手段により入力された画像データが特定画像かどうか
判別し、判別結果に応じて装置内の一部の動作を制御す
る制御手段と、前記出力手段により可視出力される画像
に対して特定の情報を示す特定パターンを人間の目に見
えにくい様に付加する付加手段とを有することを特徴と
する。
【0009】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態) 〔装置概観〕図2に、本発明の第1の実施の形態の装置
の概観図を示す。図2において、201はイメージスキ
ャナー部であり、400dpi(dots/inch)
の解像度で原稿を読み取り、ディジタル信号処理を行う
部分である。また、202は、プリンタ部であり、イメ
ージスキャナー201によって読み取られた原稿画像に
対応した画像を400dpiの解像度で用紙にフルカラ
ーでプリント出力する部分である。
【0010】イメージスキャナー201において、20
0は鏡面圧板であり、原稿台ガラス(以下プラテン)2
03上の原稿204は、ランプ205で照射され、ミラ
ー206、207、208に導かれ、レンズ209によ
って、3ラインCCDセンサ(以下CCD)210上に
像を結び、フルカラー情報レッド(R),グリーン
(G),ブルー(B)成分として信号処理部211に送
られる。なお、205、206は速度vで、207、2
08は速度1/2vでラインセンサの電気的走査(主走
査)方向に対して垂直方向に機械的に動くことによっ
て、原稿全面を走査(副走査)する。
【0011】信号処理部211においては、読み取られ
た画像信号を電気的に処理し、マゼンタ(M),シアン
(C),イエロ(Y),ブラック(Bk)の各成分に分
解し、プリンタ部202に送る。また、イメージスキャ
ナー201における一回の原稿走査につき、M,C,
Y,Bkのうちひとつの成分がプリンタ部202に送ら
れ、計4回の原稿走査によって、一回の再生画像のプリ
ントが完了する。
【0012】イメージスキャナ部201より送られてく
るM,C,Y,Bkの各画像信号は、レーザードライバ
ー212に送られる。レーザードライバー212は、送
られてきた画像信号に応じ、半導体レーザー213を変
調駆動する。レーザー光は、ポリゴンミラー214、f
−θレンズ215、ミラー216を介し、感光ドラム2
17上を走査する。
【0013】218は回転現像器であり、マゼンタ現像
部219、シアン現像部220、イエロ現像部221、
ブラック現像部222より構成され、4つの現像部が交
互に感光ドラム217に接し、感光ドラム上に形成され
た静電現像をトナーで現像する。
【0014】223は転写ドラムであり、用紙カセット
224または225より供給される用紙をこの転写ドラ
ム223に巻き付け、感光ドラム上に現像された像を用
紙に転写する。
【0015】この様にして、M,C,Y,Bkの4色が
順次転写された後に、用紙は、定着ユニット226を通
過して、トナーが用紙に定着された後に排紙される。
【0016】〔イメージスキャナ〕図1に、イメージス
キャナ部201のブロック図を示す。
【0017】210−1,210−2,210−3はそ
れぞれ、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)
の分光感度特性をもつCCD(固体撮像素子)センサで
あり、このセンサによって読み取られた画像信号は、A
/D変換された後にそれぞれ8ビット出力0〜255の
信号として出力される。
【0018】本実施例において用いられるセンサ210
−1,210−2,210−3は、一定の距離を隔てて
並列に配置されている為、ディレイ素子401および4
02においてその空間的ずれが補正される。
【0019】403、404、405はlog変換器で
あり、ルックアップテーブルROMまたはRAMにより
構成され、輝度信号が濃度信号に変換される。406は
公知のマスキング及びUCR(下色除去)回路であり、
入力された3信号に基づいて、マゼンタ(M),シアン
(C),イエロー(Y),ブラック(Bk)の各信号を
面順次に所定のビット長たとえば8ビットで出力する。
この面順次突出のため、CCDセンサ210−1〜21
0−3は、4回のスキャンを行う。
【0020】407は、公知の空間フィルタ回路であ
り、出力信号の空間周波数の補正を行う。408は、濃
度変換手段であり、プリンタ部202のもつ濃度特性を
補正するものであり、403〜405のlog変換器と
同様なROMまたはRAMで構成される。
【0021】一方、414は本装置の制御を司るマイク
ロコンピューター(以下CPU)であり、413はCP
U414に接続される入出力ポート(以下I/Oポー
ト)であり、409は特定原稿の判定手段である。
【0022】ここで、特定原稿の判定手段409は、原
稿台上に置かれた原稿が所定の複数の特定原稿のうち少
なくともひとつである可能性の判定を行い、その可能性
を示す判定信号Hが多値2ビットで出力される。即ち、
複数の特定原稿のうちすくなくともひとつである可能性
が最も強い場合には、H=“3”を出力し、その可能性
が最も少ない場合には、H=“0”を出力する。
【0023】CNO信号は、2ビットの面順次信号であ
り、4回の読み取り動作の順番を第1表の如くに示す制
御信号であり、CPU414より、I/Oポート413
を経て発生し、マスキング/UCR回路406の動作条
件を切り替える。
【0024】
【表1】
【0025】更に、判定手段409にも前述の面順次信
号CNOが入力され、4回の読み取り動作のそれぞれに
ついて、判定基準を切り替えて異なる特定原稿について
の判定を行うことができる。
【0026】410は、パターン付加回路であり、CP
U414が指定する2ビットのパターンレベル選択信号
PSに応じ、複写画像に人間の目には識別し難いパター
ンを付加する。
【0027】〔タイミング チャート〕図6に、本実施
の形態における主走査タイミングチャートを示す。VS
YNC信号は副走査区間信号であり、副走査の画像出力
区間を示す信号である。HSYNCは、主走査同期信号
であり、主走査開始の同期をとる信号である。CLK
は、画像の転送クロックであり、本実施の形態における
種々の画像処理を基本クロックである。
【0028】一方、CLK4は、CLK信号を1/4分
周したものであり、判定手段409における基本クロッ
クとなる。SEL信号は、前述の間引き回路301で用
いられるタイミング信号であり、それぞれ、図4(b)
に示される様な回路で生成される。即ち、インバータ4
51、2ビットカウンタ452、インバータ453、ア
ンドゲート454より構成される。2ビットカウンタ4
52は、主走査同期信号であるHSYNC信号により、
クリア(初期化)された後、CLK信号をカウントし、
2ビットでそのカウント値を出力する。(D0,D1)
その上位ビットD1がCLK4信号として出力され、下
位ビットD0の反転信号と上位ビットD1との論理積が
SEL信号として出力される。
【0029】その結果、図4(a)に示す回路におい
て、CLK信号でデータを保持するフリップフロップ4
55、456、457および461、462、463、
セレクタ458、459、460、CLK4信号でデー
タを保持するフリップフロップ464、465、466
より構成される間引き回路によって、図6に示される様
に、CLK信号で転送されるR(またはG,B)信号の
中から、1/4の割合で間引かれ、CLK4に同期をと
られたR’(またはG’,B’)信号を得ることができ
る。
【0030】〔判定手段〕図3に、判定手段409のブ
ロック図を示す。
【0031】301は図4に示す様な間引き回路であ
り、判定手段の処理回路の負荷を軽減する為に、データ
を間引く。302は、色味マッチング・ルックアップテ
ーブルROM(読出し専用メモリ)であり、複数種類の
特定原稿との色味のマッチングを行う。
【0032】予め32種類の特定原稿について、その色
味分布を調べ、当該画素の色味が、それら特定原稿の色
味と一致するか否かの判定結果が保持されている。
【0033】即ち、ROM302には、アドレスの上位
2ビットに面順次信号であるCNO信号が、下位15ビ
ットに間引かれたRGB各色の画像信号の上位5ビット
ずつがそれぞれ入力される。各面順次信号CNOの値0
〜3においてそれぞれ、当該画素の色味が8種類の特定
原稿における色味と一致するか否かを8ビットのデータ
に対応させて同時に出力し、4回の読み取り走査におい
て合計32種類の特定原稿についの判定を行う。
【0034】303−1,303−2,・・・,303
−8はそれぞれ同じハードウェアで構成される色味判定
回路であり、積分器306、レジスタ307、308、
309、比較器モジュール310より構成され、それぞ
れ特定原稿が原稿中に存在する可能性を2ビットで判定
をする。309は、最大値回路であり、色味判定回路3
03−1〜303−8の判定結果出力の最大値を出力す
る。即ち、8種類の特定原稿のうちで存在する可能性の
最大のものについての判定結果を出力する。
【0035】〔積分器〕図5に、積分器306のブロッ
ク図を示す。
【0036】501および505はCLK4信号の立ち
上がりタイミングでデータを保持するフリップフロップ
である。
【0037】502は乗算器であり8ビットの2入力信
号(A,B)を入力し、乗算結果として8ビットの信号
(A×B/255)を出力する。503も乗算器であ
り、1ビットの入力信号(A)及び8ビットの入力信号
(B)を入力し、乗算結果として8ビットの出力信号
(A×B)を出力する。
【0038】504は加算器であり、8ビットの2入力
信号(A,B)を入力し、加算結果として8ビットの信
号(A+B)を出力する。
【0039】結果として、本積分器においては、2値入
力信号xiに対し、8ビットの出力信号yiは、次式で表
される。
【0040】 yi =(α/255)yi-1+βxi-1 ここでαおよびβは予め設定されている定数であり、こ
れらの値の大きさによって積分器の諸特性が決定され
る。
【0041】例えば、α=247、β=8の場合におい
て、本積分器の入出力の例を図7に示す。即ち、(a)
に示される様な入力xi-1に対して、(b)に示される
様な出力yiが出力される。
【0042】ここで、701、702の様に周囲が殆ど
“0”であるにもかかわらず“1”である様な入力や、
703の様に周囲が殆ど“1”であるにもかかわらず
“0”である様な入力は、ノイズ(雑音)であると考え
られる。これを積分器で処理し、図3のレジスタ307
に704(R1)、704’(R2)、704’’(R
3)の様な適当なしきい値をセットし、これで積分器の
出力yiを2値化することによって、ノイズ(雑音)を
除去することができるわけである。
【0043】〔比較器モジュール〕図8に比較器モジュ
ール310のブロック図を示す。801、802、80
3は比較器であり、804はインバータ、805はAN
Dゲート、806、807はORゲートである。予め、
レジスタ307にはR1、レジスタ308にはR2、レ
ジスタ803にはR3なる値がセットされており、R1
>R2>R3なる関係がある。この構成により、結果と
して、出力には、判定結果が2ビットに量子化されて出
力される。すなわち、R1<(入力)の場合、11が出
力され、R2<(入力)≦R1の場合、10が出力さ
れ、R3<(入力)≦R2の場合、01が出力され、
(入力)≦R3の場合、00が出力される。
【0044】この出力信号が、入力画像が特定原稿であ
る可能性を示す。
【0045】〔パターン付加回路〕図9にパターン付加
回路410のブロック図を示す。901は副走査カウン
タ、902は主走査カウンタであり、903はルックア
ップテーブルROM、905はフリップフロップ、91
3はANDゲート、906、907、908、909は
レジスタ、910は4to1のセレクタ、911はAN
Dゲート、912は加算器であり、913はアンドゲー
ト、914はインバータである。
【0046】ここで、副走査カウンタ901では主走査
同期信号HSYNCを、主走査カウンタ902では画素
同期信号CLKをそれぞれ9ビット幅即ち512周期で
繰り返しカウントする。更に903は、付加されるべき
パターンが保持されている読出し専用メモリ(以下RO
M)であり、副走査カウンタ901、主走査カウンタ9
02それぞれのカウント値の下位6ビットずつが入力さ
れる。ROM903の出力は、1ビットのみが参照さ
れ、ANDゲート904によって主走査カウンタ901
および副走査カウンタ902の上位3ビットずつの論理
積がとられ、フリップフロップ905にて、CLK信号
で同期がとられ、ANDゲート913において、2ビッ
トの面順次信号の上位ビットをCNO1、下位ビットを
CNO0とするとCNO0の反転信号およびCNO1の
両方と論理積がとられた後に、ANDゲート911に送
られる。これはCNO=2即ち現在イエローでプリント
されている時のみに有効な信号である。
【0047】一方、レジスタ906、907、908、
909には、予め、P1,P2,P3,P4なる値が保
持されており、CPUより指定されたパターンレベル選
択信号PSに応じて,P1からP4までのいずれかが選
択され、ANDゲート911を経て、加算器912によ
って、入力信号Vにパターンが付加されV’が出力され
る。従って、CNO=2即ち現在イエローでプリントさ
れているときに、ROM903に保持されているパター
ンが繰り返し読み出され、出力されるべき信号に付加さ
れる。
【0048】ここで、P1<P2<P3<P4である様
に設定されており、セレクタ910は s=00(2進数)のとき Y=A s=01(2進数)のとき Y=B s=10(2進数)のとき Y=C s=11(2進数)のとき Y=D となる様に設定されているため、 PS=00(2進数)のとき V’=V+P1 PS=01(2進数)のとき V’=V+P2 PS=10(2進数)のとき V’=V+P3 PS=11(2進数)のとき V’=V+P4 なるように、パターンが付加される。
【0049】ここで、付加するパターンは、人間の目で
識別し難い様に、イエローのトナーのみで付加される
が、これは、人間の目が、イエローのトナーで描かれた
パターンに対して識別能力が弱いことを利用したもので
ある。更に、入力画像中に、特定原稿の存在する可能性
に応じて、付加するパターンのレベルを可変すること
で、通常の複写物では、パターンが人間の目では殆ど識
別できない様にし、特定原稿が存在する可能性が高くな
るほど、くっきりとパターンが付加する。
【0050】〔複写結果〕図10に本実施の形態におけ
る複写結果の例を示す。1001で示されるのが付加さ
れたパターンであり、ROM903に保持されている内
容が付加される。図10に示す例では、“ABCD12
34”なるパターンが、人間の目には識別し難いよう
に、64画素×64画素のパターンで付加され、主走査
512画素、副走査512ラインごとに繰り返される。
そこで、これを、機械固有の製造番号もしくは、製造番
号を符号化したものとしておくことで、複写物を鑑定す
ることで、複写した装置を限定することができる。
【0051】更に、読み取り画像中に、本来複写される
べきでない特定原稿が存在する可能性が高い場合には、
くっきりとしたパターンを付加することもできる。即
ち、特定原稿である可能性に応じてパターンの濃度を変
化させることができる。
【0052】更に、本実施の形態においては、パターン
を付加するピッチを主走査512画素(またはライン)
ごととしているが、本実施の形態では400dpi(d
ots/inch)の解像度であるので、約32.5m
mごとにパターンを付加することになる。一方、紙幣
(日本銀行券)の短手方向の幅は約76mmであり、ま
た、主要各国の紙幣の短手方向の幅も、ほぼ約60mm
から120mmの間にあることから、紙幣が複写された
場合には、必ず、複写された紙幣の内部に必ずこのパタ
ーンが付加されることになる。従って、仮に、紙幣の部
分のみが切りとられて悪用された場合にも、複写物を鑑
定し、付加されたパターンを読み取ることで複写に用い
た複写機の機番を特定することができる。
【0053】〔フローチャート〕図11に、CPU41
4が司る装置制御のうち、パターンレベル選択信号PS
のセットについてのフローチャートを示す。
【0054】まずコピースタート直後には、ステップ1
102において、パターンレベル選択信号PSに“0”
をセットする。次に、ステップ1103において、現在
の判定レベルHとPSの値を比較し、Hの方が大きけれ
ば、ステップ1104でPSにHの値をセットする。そ
うでなければ、1103にもどる。即ち、判定信号Hの
履歴により、コピータートから現在までの最大の値がP
Sにセットされる。
【0055】(第2の実施の形態)本発明は、前述の第
1の実施の形態に限られるものではない。例えば第1の
実施の形態においては、付加する特定パターンとして、
装置固有の製造番号もしくはこれを符号化したものを付
加していたが、装置を特定するための情報であればこれ
に限るものではない。
【0056】例えば、装置の製造日付、装置のロット番
号、装置のバージョン等、装置を特定するための他の情
報であってもよい。
【0057】(第3の実施の形態)第1及び第2の実施
の形態においては、複写した装置を特定するものであっ
たが、本発明は、これに限らず、複写した人物を限定す
るものであってもよい。
【0058】たとえば、装置使用にあたり、使用者を限
定するためのIDカードを差し込むことを必要とする装
置や、ID番号を入力することを必要とする装置がすで
に公知となっているが、これらの装置においては、認識
されたID番号あるいは、それを符号化したものを特定
パターンとして、付加してもよい。
【0059】また、コピーした日付もしくは、それを符
号化したものを特定パターンとして付加してもよい。
【0060】以上説明した様に、本発明の上記実施の形
態によれば、複写物の中に、装置を特定するための方法
として、人間の目では識別し難い特定パターンを付加す
ることで、本来複写されるべきでない特定原稿(例えば
紙幣)が複写された場合、複写した装置を限定する手が
かりとすることができる。更に、特定パターンを、紙幣
の短手方向の長さよりも短いピッチで繰り返し付加する
ことで、複写物の一部分を切りとって、悪用された場合
においても、複写物の中には必ず特定パターンが付加さ
れ、これを限定することで、複写した装置もしくは複写
した人物を割り出す。または絞り込むことができる。
【0061】なお上述の実施の形態では、レーザービー
ムプリンタを例に説明したが、インクジェットプリン
タ、熱転写プリンタにも適用可能である。
【0062】特に、熱エネルギーによる膜沸騰を利用し
て液滴を吐出させるタイプのヘッドを用いるいわゆるバ
ブルジェット方式のプリンタでもよい。
【0063】また、付加する色はイエローに限らず、例
えば黄緑や灰色などの目立たない色あるいはうす紫、淡
緑など明度の高い色であってもよい。
【0064】また、リーダーによって入力した原稿に限
らず、スチルビデオカメラ、ビデオカメラで入力するも
の、更にコンピュータグラフィックスによって作成され
たものであってもよい。
【0065】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、特定
原稿かどうかを判別する判別手段を有し、この判別結果
に応じて画像処理装置の一部を制御するので不正な複写
を防止でき、更に判別手段で特定原稿でないと判別され
た際にも前記出力手段により可視出力される画像に対し
て特定の情報を示す特定パターンを人間の目に見えにく
い様に付加する(本実施の形態では、の可能性が低い場
合でも濃度は異なるが必ずパターンを付加することに対
応する)様にしたので、たとえ判別手段の判別結果に誤
りがあっても、不正な複写を抑止することができる。
【0066】更に、可視出力される画像に対して特定の
情報を示す特定パターンを人間の目に見えにくい様に付
加するので、この画像が本来の画像から視覚的に変化す
ることを抑制し、高画質な画像を可視出力する事ができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】イメージスキャナー部のブロック図
【図2】第1の実施例における装置外観図
【図3】判定手段のブロック図
【図4】間引き回路および分周回路のブロック図
【図5】積分器のブロック図
【図6】タイミングチャート
【図7】積分器306における入出力信号のタイミング
を示す図
【図8】比較器モジュール310のブロック図
【図9】パターン付加回路410のブロック図
【図10】本実施例における複写結果の例を示す図
【図11】制御の流れを示すフローチャート
【符号の説明】
202 イメージスキャナー部 203 プリンター部 306 積分器 308 比較モジュール 409 特定原稿判定手段 410 パターン付加回路 414 CPU

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを入力する入力手段と、 該入力手段により入力された画像データが示す画像を記
    録媒体上に可視出力する出力手段と、 前記入力手段により入力された画像データが特定画像か
    どうか判別し、判別結果に応じて装置内の一部の動作を
    制御する制御手段と、 前記出力手段により可視出力される画像に対して特定の
    情報を示す特定パターンを人間の目に見えにくい様に付
    加する付加手段とを有することを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記付加手段による特定パターンの付加
    は、前記各手段を有する前記画像処理装置から可視出力
    される画像の全てに対して行われることを特徴とする請
    求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記特定の情報とは前記画像処理装置を
    識別する為の情報であることを特徴とする請求項1に記
    載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 画像データを入力し、 前記入力された画像データが示す画像を記録媒体上に可
    視出力し、 前記入力された画像データが特定画像かどうか判別し、
    判別結果に応じて前記記録媒体上に前記画像データを可
    視出力する装置内の一部の動作を制御するものであり、 前記可視出力される画像に対して特定の情報を示す特定
    パターンを人間の目に見えにくい様に付加することを特
    徴とする画像処理方法。
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