JP3363487B2 - 画像処理装置及びその処理方法 - Google Patents
画像処理装置及びその処理方法Info
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Description
ンを人間の目に識別し難く付加する画像処理装置及びそ
の処理方法に関するものである。
力装置の高画質化、カラー化に伴い、本来伝達されるべ
きでない特定原稿(例えば、証券/紙幣/機密書類/嫌
がらせ書類)を伝達し、悪用されてしまう恐れが生じて
いる。また、伝達された伝達物によって、どの装置で伝
達したかを特定すること、若しくは伝達した人物を特定
することはほぼ不可能であった。
るべきでない原稿の伝達が行われた場合、特に伝達物が
悪用された場合には、伝達を行ったファクシミリ装置、
若しくは伝達した人物を特定することが重要となる。本
発明は、上記課題を解決するために成されたもので、外
部機器から入力された画像に対して外部機器を特定する
ための情報を人間の目に識別し難く付加することで、画
像の見た目を損なうことなく、外部機器を特定すること
ができる画像処理装置及びその処理方法を提供すること
を目的とする。
に、本発明は、外部機器と接続する画像処理装置であっ
て、前記外部機器から画像を入力する画像入力手段と、
前記外部機器から当該外部機器を特定するための識別情
報を入力する識別情報入力手段と、入力された識別情報
を表すパターンを発生し、入力された画像に対して、前
記パターンを人間の目に識別し難く付加する付加手段と
を有することを特徴とする。
実施例を詳細に説明する。実施例では、ファクシミリ装
置を例に説明するが、本発明はこれに限るものではな
く、他の種々の装置に適用できることはもちろんであ
る。 [装置概観]図2は、実施例における画像処理装置の概
観を示す図である。図2において、201はイメージス
キャナ部であり、400dpiの解像度で原稿を読み取
り、ディジタル処理を行う部分である。また、202は
プリンタ部であり、イメージスキャナ201によって読
み取られた原稿画像に対応した画像を400dpiの解
像度で用紙にフルカラーでプリント出力する部分であ
る。また、227は伝送部であり、イメージスキャナ2
01からのディジタル信号に対して画素密度変換、2値
化、符号化を行って不図示の電話回線上に送信、或いは
電話回線を介して受信した信号に対して復号化、多値
化、画素密度変換を行って後述する信号処理部211へ
出力する部分である。
0は鏡面圧板であり、原稿台ガラス(以下プラテン)2
03上の原稿204がランプ205により照射され、ミ
ラー206,207,208に導かれ、レンズ209に
よって3ラインセンサ(以下CCD)210上に像を結
び、フルカラー情報レッド(R),グリーン(G),ブ
ルー(B)成分として信号処理部211に送られる。な
お、205,206を固定しているキャリッジ226は
速度vで、また207、208は速度1/2vでライン
センサの電気的走査(主走査)方向に対して垂直方向
に、機械的に動くことによって原稿全面を走査(副走
査)する。
画像信号を電気的に処理し、マゼンタ(M),シアン
(C),イエロー(Y),ブラック(Bk)の各成分に
分解し、プリンタ部202又は伝送部227に送る。ま
た、イメージスキャナ201における1回の原稿走査に
つき、M,C,Y,Bkのうち、1つの成分がプリンタ
部202又は伝送部227に送られ、計4回の原稿走査
によって1回のプリントアウト又はファックスが完成す
る。
るM,C,Y,Bkの各画像信号はレーザドライバ21
2に送られる。レーザドライバ212は、送られてきた
画像信号に応じ、半導体レーザ213を変調駆動する。
レーザ光は、ポリゴンミラー214、f−θレンズ21
5、ミラー216を介し、感光ドラム217上を走査す
る。
に、マゼンタ現像部219、シアン現像部220、イエ
ロー現像部221、及びブラック現像部222の4つの
現像部により構成され、各現像部が交互に感光ドラム2
17に接し、感光ドラム上に形成された静電現像をトナ
ーで現像する。そして、223は転写ドラムであり、用
紙カセット224又は225より供給される用紙をこの
転写ドラム223に巻き付け、感光ドラム上に現像され
た像を用紙に転写する。
順次転写された後に、用紙は、定着ユニット226を通
過して、トナーが用紙に定着された後に排紙される。 [信号処理部]図1は、実施例における信号処理部21
1の構成を示すブロック図である。図1において、21
0−1,210−2,210−3はそれぞれレッド
(R),グリーン(G),ブルー(B)の分光感度特性
を持ったCCD(固体撮像素子)センサであり、A/D
変換された後にそれぞれ8ビット出力0〜255の信号
が出力される。そして、実施例において用いられるセン
サ210−1,210−2,210−3は一定の距離を
隔てて配置されているため、ディレイ素子401及び4
02においてその空間的ずれが補正される。
あり、ルックアップテーブルROM又はRAMにより構
成され、輝度信号が濃度信号に変換される。406は公
知のマスキング及びUCR(下色除去)回路であり、詳
しい説明は省略するが、入力された3信号に基づいて出
力のためのマゼンタ(M),シアン(C),イエロー
(Y),及びブラック(Bk)の各信号が各読み取り動
作の度に、面順次に所定のビット長、例えば8ビットで
出力される。
出力信号の空間周波数を補正する。408は濃度変換手
段であり、プリンタ部202の持つ濃度特性を補正する
ものであり、log変換器403〜405と同様にRO
M又はRAMで構成される。一方、414は本装置全体
の制御を司るマイクロコンピュータ(以下CPU)であ
り、413はCPU414に接続される入出力ポート
(以下I/Oポート)であり、409は特定原稿の判定
部である。
の特定原稿のうち少なくとも1つを読み込み中である可
能性の判定を行い、その結果を多値2ビットの判定信号
Hとして出力する。即ち、複数の特定原稿のうち少なく
とも1つの読み込み中である可能性が最も強い場合に
は、H=“3”を出力し、またその可能性が最も少ない
場合には、H=“0”を出力する。
4回の読み取り動作の順番を以下に示す表1の如く制御
する信号であり、CPU414より、I/Oポート41
3を経て発生され、マスキング/UCR回路406の動
作条件を切り替える。
CNOが入力され、4回の読み取り動作のそれぞれにつ
いて、判定基準を切り替えて異なる特定原稿についての
判定を行うことができる。410はパターン付加回路で
あり、CPU414によって指定された2ビットのパタ
ーンレベル選択信号PSに応じ、複写画像に人間の目に
は識別し難いパターンを付加する部分である。ここで付
加するパターンは、詳細は後述するメモリに格納されて
いる伝達元の電話番号を符号化した画像信号Pから作ら
れる。
おける主走査タイミングチャートである。図中、VSY
NCは副走査区間信号であり、副走査の画像出力区間を
示す信号である。HSYNCは主走査同期信号であり、
主走査開始の同期をとる信号である。CLKは画像の転
送クロックであり、実施例における諸々の画像処理の基
本クロックである。
したものであり、判定部409における基本クロックと
なる。SELは後述する間引き回路301で用いられる
タイミング信号であり、ぞれぞれ図4の(b)に示すよ
うな回路により生成される。即ち、インバータ451、
2ビットカウンタ452、インバータ453、アンドゲ
ート454により構成される。2ビットカウンタ452
は、主走査同期信号であるHSYNC信号によりクリア
(初期化)された後、CLK信号をカウントし、そのカ
ウント値を2ビットで出力する(D0,D1)。その上
位ビットD1がCLK4信号として出力され、下位ビッ
トD0の反転信号と上位ビットD1との論理積がSEL
信号として出力される。
て、CLK信号でデータを保持するフリップフロップ4
55,456,457,461,462,463、セレ
クタ458,459,460、CLK4信号でデータを
保持するフリップフロップ464,465,466によ
り構成される間引き回路によって、図6に示すようにC
LK信号で転送されるR(又はG,B)信号の中から1
/4の割合で間引かれ、CLK4に同期したR′(又は
G′,B′)信号を得ることができる。
示すブロック図である。図において、301は図4に示
すような間引き回路であり、判定部409の処理回路の
付加を軽減するためにデータを間引く。302は色味マ
ッチング・ルックアップテーブルROM(読み出し専用
メモリ)であり、複数種類の特定原稿との色味のマッチ
ングを行う。予め32種類の特定原稿について、その色
味分布を調べ、当該画素の色味が、それら特定原稿の色
味と一致するか否かの判定結果が保持されている。
2ビットに面順次信号であるCNO信号が、下位15ビ
ットに間引かれたRGB各色の画像信号の上位5ビット
ずつがそれぞれ入力される。各面順次信号CNOの値0
〜3において、それぞれ当該画素の色味が8種類の特定
原稿における色味と一致するか否かを8ビットのデータ
に対応させて同時に出力し、4回の読み取り走査におい
て合計32種類の特定原稿についての判定が行われる。
はそれぞれ同じハードウエアで構成される色味判定回路
であり、積分器306、レジスタ307,308,30
9、比較器モジュール310により構成され、それぞれ
特定原稿が原稿中に存在する可能性を2ビットで判定す
る。309は最大値回路であり、色味判定回路303−
1〜303−8の判定結果出力の最大値を出力する。即
ち、8種類の特定原稿のうちで存在する可能性の最大の
ものについての判定結果を出力する。
6の詳細を示すブロック図である。図において、501
及び505はCLK4信号の立ち上がりタイミングでデ
ータを保持するフリップフロップである。502は乗算
器であり、8ビットの2入力信号(A,B)を入力し、
乗算結果として8ビットの信号(A×B/255)を出
力する。503も乗算器であり、1ビットの入力信号
(A)及び8ビットの入力信号(B)を入力し、乗算結
果として8ビットの出力信号(A×B)を出力する。
信号(A,B)を入力し、加算結果として8ビットの信
号(A+B)を出力する。結果として、本積分器におい
ては、2値入力信号xi に対し、8ビットの出力信号y
i は、次式で表わされる。 yi =(α/255)yi-1 +βxi-1 ここで、α及びβは予め設定されている定数であり、こ
れらの値の大きさによって積分器の諸特性が決定され
る。
て、本積分器の入出力の例を図7に示す。即ち、(a)
に示すような入力xi に対して(b)に示すような出力
yiが出力される。ここで、701,702のように、
周囲が殆ど“0”であるにも関わらず“1”であるよう
な入力や、703のように、周囲が殆ど“1”であるに
も関わらず“0”であるような入力は、ノイズ(雑音)
であると考えられる。これを積分器で処理し、図3に示
す各レジスタ307〜309に704(R1),70
4′(R2),704″(R3)のような適当な閾値を
セットし、これで積分器の出力yi を2値化することに
よって、ノイズ(雑音)を除去することができる。
比較器モジュール310の詳細を示すブロック図であ
る。図中、801,802,803は比較器であり、8
04はインバータ、805はANDゲート、806,8
07はORゲートである。予め、レジスタ307にはR
1、レジスタ308にはR2、レジスタ309にはR3
なる値がセットされており、R1>R2>R3なる関係
がある。
定結果が2ビットに量子化されて出力される。即ち、R
1<(入力)の場合、「11」が出力され、R2<(入
力)≦R1の場合、「10」が出力され、R3<(入
力)≦R2の場合、「01」が出力され、(入力)≦R
3の場合、「00」が出力される。 [パターン付加回路]図9は、パターン付加回路410
の詳細を示すブロック図である。901は副走査カウン
タ、902は主走査カウンタである。903はルックア
ップテーブルRAM、904,911,913はAND
ゲート、905はフリップフロップである。906,9
07,908,909はレジスタ、910は4to1のセ
レクタ、912は加算器である。伝達元の電話番号はR
AM914に書き込まれる。
り、CPU414によりその内容がデータバスData
とアドレスバスAdrを使って読み出される。同様にR
AM903もデュアルポートRAM(以下RAM)であ
り、RAM914から読み出された同じデータがデータ
バスDataとアドレスAdrを使ってRAM903に
書き込まれる。伝達元の電話番号の読み書きは、サービ
スマンがサービスマンのみが使えるモードで本体設置時
に1回行われる。
査同期信号HSYNCをそれぞれ9ビット幅、即ち51
2周期で繰り返しカウントする。上述のようにRAM9
03には付加されるべきパターンが保持されており、副
走査カウンタ901、主走査カウンタ902それぞれの
カウント値の下位6ビットずつが入力される。RAM9
03の出力は、1ビットのみが参照され、ANDゲート
904によって主走査カウンタ901及び副走査カウン
タ902の上位3ビットずつと論理積がとられ、フリッ
プフロップ905にてCLK信号と同期が取られ、AN
Dゲート913において、2ビットの面順次信号CNO
0及びCNO1の両方と論理積が取られた後、ANDゲ
ート911に送られる。これはCNO=3、即ち現在イ
エローで伝送されている時のみに有効な信号である。
909には、予めP1,P2,P3,P4なる値が保存
されており、CPU414により指定されたパターンレ
ベル選択信号PSに応じて、P1からP4までのいずれ
かが選択され、ANDゲート911を経て加算器912
によって入力信号Vにパターンが付加されV′が出力さ
れる。従って、CNO=2、即ち現在イエローで伝送さ
れている時にデュアルポートRAM903に保持されて
いるパターンが繰り返し読み出され、出力されるべき信
号に付加される。
P4であるように設定されており、セレクタ910が s=00(2進数)のときY=A s=01(2進数)のときY=B s=10(2進数)のときY=C s=11(2進数)のときY=D となるように設定されているため、 PS=00(2進数)のとき、V′=V+P1 PS=01(2進数)のとき、V′=V+P2 PS=10(2進数)のとき、V′=V+P3 PS=11(2進数)のとき、V′=V+P4 なるように、パターンが付加される。
別し難いように、イエローのトナーのみで付加される
が、これは人間の目がイエローのトナーで描かれたパタ
ーンに対して識別能力が弱いことを利用したものであ
る。更に、入力画像中に特定原稿の存在する可能性に応
じて付加するパターンのレベルを可変にすることで、通
常の伝達物では、パターンが人間の目では殆ど識別でき
ないようにし、特定原稿が存在する可能性が高くなる
程、くっきりとパターンを付加する。
達結果の一例を示す図である。図中、1001は付加さ
れたパターンであり、RAM903に保持されている内
容が付加される。図10に示す例では、“045918
4358”なるパターンが、人間の目には識別し難いよ
うに64画素×64画素のパターンで付加され、主走査
512画素、副走査512ライン毎に繰り返される。そ
こで、伝達元の電話番号、若しくは電話番号を符号化し
ておき、伝達物を鑑定することで、伝達した装置の所在
地を限定することができる。
べきでない特定原稿が存在する可能性が高い場合には、
くっきりとしたパターンを付加することもできる。更
に、実施例においては、パターンを付加するピッチを主
走査512画素(又はライン)毎としているが、実施例
では400dpi(dots/inch)の解像度であるので、
約32.5mm毎にパターンを付加することになる。
は約76mmであり、また主要各国の紙幣の短手方向の幅
も、ほぼ約60mmから120mmの間にあることから、紙
幣が伝達された場合には、必ず、伝達された紙幣の内部
にこのパターンが付加されることになる。従って、仮に
紙幣の部分のみが切り取られて悪用された場合にも、伝
達物を鑑定し、付加されたパターンを読み取ることで伝
達に用いたファックスの所在地を限定することができ
る。
4が司る装置制御のうち、パターンレベル選択信号PS
の設定処理を示すフローチャートである。まずコピース
タート直後では、ステップS1102において、パター
ンレベル選択信号PSに“0”をセットする。次に、ス
テップS1103において、現在の判定レベルHとPS
の値とを比較し、HがPSと等しいか小さければステッ
プS1103へ戻る。また、HがPSより大きければス
テップS1104へ処理を進め、PSにHの値をセット
する。従って、判定レベルHの履歴により、コピースタ
ートから現在までの最大の値がPSにセットされる。
キャナ201で読み取った特定原稿にパターンを付加す
る場合を例に説明したが、本発明はこれだけに限らず、
例えば外部回線より受信した画像信号にパターンを付加
してプリントする場合にも適用できる。図12は、変形
例における信号処理部を示すブロック図である。図にお
いて、上述の実施例と同じものには同一の符号を付し、
説明は省略する。401は外部回線より伝送部227へ
入力された画像信号、411は符号化された画像信号を
R,G,B信号に復号化する復号化回路、412は復号
化されたR,G,B信号を“0”〜“255”の8ビッ
ト信号に多値化する多値化回路、そして、413は多値
化された信号の画素密度変換を行う画素密度変換回路で
ある。
13に示すフローチャートに従って以下に説明する。外
部回線からの着信を伝送部227が検出すると、ステッ
プS1301へ処理を進め、回線を接続し、次のステッ
プS1302では、所定のファクシミリ伝送手順を開始
して伝達元の電話番号を要求する。そして、ステップS
1303では、伝達元の電話番号を獲得できたか判断
し、できなければステップS1307へ処理を進め、回
線を切断する。一方、獲得できたのであればステップS
1304へ処理を進め、画像信号を受信し、続くステッ
プS1305では、その受信信号に対して前述した信号
処理を実行する。そして、特定原稿に対するパターン付
加等の処理が終了すると、ステップS1306へ処理を
進め、プリンタ部202に出力して画像のプリント出力
を行い、ステップS1307では、回線を切断して受信
処理を終了する。
はない。例えば、実施例においては伝達される原稿が伝
達されるべきでないかどうかを判定し、伝達元の電話番
号、若しくはこれを符号化したものを判定の度合いに応
じて付加していた。しかし、伝達されるべきでない全て
の原稿に関する情報を装置内に内蔵することは不可能で
あり、また判定に関する部分を省くことで、装置の価格
を抑えることができるため、原稿の判定を行うことな
く、画像信号の伝達時には必ず伝達元の電話番号、若し
くはこれを符号化したものを人間の目では殆ど識別でき
ないレベルで付加しても良い。図14及び図15は、上
述した実施例及びその変形例における構成において、判
定部409を省略した構成を示すブロック図である。
るために、伝達する画像信号に伝達元の電話番号、若し
くはこれを符号化したものを付加していたが、送り先の
電話番号を間違ったために大事な書類を悪用されるとい
った事柄を防ぐため、伝達先の電話番号、若しくはこれ
を符号化したものを付加してもよい。図16は、その伝
達結果の一例を示す図である。
達物の中に人間の目では識別し難い特定パターンを付加
することで、本来伝達されるべきでない特定原稿(例え
ば、紙幣)が伝達された場合、伝達した装置の所在地を
限定する手がかりとすることができる。更に、特定パタ
ーンを紙幣の短手方向の長さよりも短いピッチで繰り返
し付加することで、伝達物の一部分を切り取って悪用さ
れた場合においても、伝達物の中には必ず特定パターン
が付加され、これを鑑定することで、伝達した装置若し
くは伝達した人物の所在地を割り出す又は絞り込むこと
ができる。
実施例を詳細に説明する。他の実施例では、通信ネット
ワーク等の発達に伴って、フルカラー画像情報のような
大容量のデータをネットワークを通して画像出力装置か
ら出力する場合を例に説明する。
成を示すブロック図である。図中、101はイメージス
キャナーであり、400dpiの解像度で原稿を読み取
り、ディジタル信号処理を行う。102は計算機であ
り、イメージスキャナー101からの画像情報を処理す
る。103は中継装置であり、ネットワーク上の計算機
より送られてくる画像情報を画像出力装置が入力可能な
画像データに変換する。104はプリンタであり、中継
装置103より送られてくる画像データに従って対応す
る画像を400dpiの解像度で転写材にフルカラー又
は白黒でプリント出力する。尚、上述のイメージスキャ
ナー101及びプリンタ104の構成は、前述した実施
例と同様であり、ここでの説明は省略する。
03の構成を示すブロック図である。図示するように、
ネットワーク上の画像信号は復号化601、多値化60
2、画素密度変換603を経て、8ビット長のR,G,
B信号に変換される。また、604は本装置の制御を司
るマイクロコンピュータ(CPU)であり、605はC
PU604に接続される入出力ポート(I/Oポート)
であり、606は特定原稿か否かを判定する色味判定部
である。
した判定部409と同様に、複数の特定原稿のうち少な
くとも1つを読み込み中である可能性の判定を行い、判
定信号Hを多値2ビットで出力する。即ち、複数の特定
原稿のうち少なくとも1つの読み込み中である可能性が
最も強い場合には、H=“3”を出力し、その可能性が
最も少ない場合には、H=“0”を出力する。
た実施例と同様に、CPU604が指定する2ビットの
パターンレベル選択信号PSに応じ、複写画像に人間の
目には識別し難いパターンを付加する部分である。尚、
ここで付加するパターンは、送信側のイーサネット番号
を特定するものである。次に、パターンが付加された8
ビットのR,G信号とB信号は、画素密度変換608、
2値化609、符号化610されてネットワーク上へ送
信される。
ト出力された結果を示す図である。1901で示すもの
が付加されたパターンである。図19に示す例では、8
2.30.130.2なるパターンが人間の目には識別
し難いように64画素×64画素のパターンで付加さ
れ、図示するように、主走査512画素、副走査512
ライン毎に繰り返される。即ち、イーサネットアドレ
ス、若しくはイーサネットアドレスを符号化したパター
ンを特定原稿に付加しておくことで、その複製物を鑑定
した際に、画像を送信した装置を容易に限定することが
できる。
た画像情報を再びネットワーク上に流す場合、符号化と
復号化を繰り返すことによる画像の劣化を抑えるため、
判定結果により特定パターンを付加する必要がない時に
は、入力した画像情報をそのまま出力するための選択回
路611を備えても良い。尚、本発明は、複数の機器か
ら構成されるシステムに適用しても、1つの機器から成
る装置に適用しても良い。
グラムを供給することによって達成される場合にも適用
できることは言うまでもない。
外部機器から入力された画像に対して外部機器を特定す
るための情報を人間の目に識別し難く付加することで、
画像の見た目を損なうことなく、外部機器を特定するこ
とができる。その結果、画像を送信した外部機器を特定
できるので不正な画像の送信を防止できると共に、情報
を人間の目に識別し難く付加できるので不正ではない通
常の画像が情報の付加によって画像の見た目を損なうこ
とを防止することができる。
ク図である。
ある。
図である。
ック図である。
図である。
る。
ングを示す図である。
図である。
図である。
る。
ローチャートである。
示すブロック図である。
ある。
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
る。
ック図である。
ロック図である。
ある。
を示すブロック図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 外部機器と接続する画像処理装置であっ
て、前記外部機器から画像を入力する画像入力手段と、 前記外部機器から当該外部機器を特定するための識別情
報を入力する識別情報入力手段と、 入力された識別情報を表すパターンを発生し、入力 され
た画像に対して、前記パターンを人間の目に識別し難く
付加する付加手段とを有することを特徴とする画像処理
装置。 - 【請求項2】 前記外部機器を特定するための識別情報
は、当該外部機器のネットワークアドレスであることを
特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 【請求項3】 前記外部機器を特定するための識別情報
は、当該外部機器の電話番号であることを特徴とする請
求項1記載の画像処理装置。 - 【請求項4】 前記外部機器に対して前記識別情報を要
求する要求手段を更に有し、前記要求手段による要求
後、前記識別情報を入力できない場合には前記外部機器
との接続を切断することを特徴とする請求項1記載の画
像処理装置。 - 【請求項5】 前記入力された画像が特定画像か否かを
判定する判定手段を更に有し、前記付加手段は、前記判
定手段による判定結果に応じて、前記入力された画像に
対して、前記パターンを人間の目に識別し難く付加する
ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 【請求項6】 前記付加手段により前記パターンが付加
された画像を出力する出力手段を更に有することを特徴
とする請求項1記載の画像処理装置。 - 【請求項7】 外部機器と接続する画像処理装置の処理
方法であって、前記外部機器から画像を入力する画像入力工程と、 前記外部機器から当該外部機器を特定するための識別情
報を入力する識別情報入力工程と、 入力された識別情報を表すパターンを発生し、入力され
た画像に対して、前記 パターンを人間の目に識別し難く
付加する付加工程とを有することを特徴とする画像処理
装置の処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25869092A JP3363487B2 (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | 画像処理装置及びその処理方法 |
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