JPH0913449A - ユニットバス用水栓取付ボックスの支持部材及び固定構造 - Google Patents

ユニットバス用水栓取付ボックスの支持部材及び固定構造

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JPH0913449A
JPH0913449A JP16881595A JP16881595A JPH0913449A JP H0913449 A JPH0913449 A JP H0913449A JP 16881595 A JP16881595 A JP 16881595A JP 16881595 A JP16881595 A JP 16881595A JP H0913449 A JPH0913449 A JP H0913449A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 壁孔に余スペースを形成する必要をなくし、
もって、取付時のがたつきをなくして取付作業性を向上
する。 【構成】 ユニットバスの壁裏に透孔11を備えた支持
部材1を取付け、前記支持部材1の透孔11に水栓取付
ボックス2の水栓取付開口部20を挿通して所定角度回
動し、回り止め状態に前記支持部材1に支持させて、前
記水栓取付開口部20の開口をユニットバス内に臨ませ
るよう固定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はユニットバスの水栓
の取付けに使用されるユニットバス用水栓取付ボックス
の支持部材及び固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ユニットバスの水栓の取付工事で
は、第16図に示すように、ユニットバスの水栓の給水
湯管4を配管するユニットバスの壁40と室壁50との
間隔が100mm程度と狭いために、二人の作業者を必
要としていた。即ち、作業者の一人が、給水湯管4を接
続した水栓エルボ7をユニットバスの壁40と室壁50
との間に挿入し、ユニットバスの壁40の裏側から水栓
エルボ7の水栓取付口71をユニットバスの壁40の壁
孔41に臨ませ、水栓エルボ7の鍔72をユニットバス
の壁40の裏面に当接する。次いで、もう一人の作業者
が、一方の作業者により保持された水栓エルボ7の水栓
取付口71にユニットバスの壁40の表側から水栓6を
螺着し、六角ナット8を締め上げ、水栓エルボ7の鍔7
2とでユニットバスの壁40を挟着固定していた。した
がって、作業に多くの手間が必要であった。
【0003】そこで、本願の発明者は、先の出願の特願
昭61−287154号(特許第1667090号)で
一人で作業できる技術を提案した。図17乃至図20は
前記特願昭61−287154号に掲載の従来の技術を
示すものである。この発明に係る水栓取付ボックスの仮
固定構造は、ユニットバスの壁40裏に支持部材1を取
付け、水栓取付ボックス2に、ユニットバスの壁40裏
から水栓取付開口部20を壁孔41に臨ませた状態に仮
固定するための長孔21を設けて、前記支持部材1の係
合部Dに形成した突起12に水栓取付ボックス2の係合
部Eの長孔21及び両コーナー端部を係合させることに
より、水栓取付ボックス2を回り止め状態に仮固定する
ものである。
【0004】したがって、このような水栓取付ボックス
2の仮固定構造により、作業者はユニットバスの壁40
の裏側に水栓取付ボックス2を一旦保持した状態、即
ち、仮固定の状態にしておいてから、ユニットバスの壁
40の表側から水栓6を取付ける作業を行なうことがで
きる。したがって、一人の作業者によって水栓6の取付
工事ができ、作業能率の向上と経費節減を図ることがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記特願昭6
1−287154号に掲載の技術においては、水栓取付
ボックス2から前面に突出する水栓取付開口部20を挿
入するための壁孔41を、ユニットバスの壁40に形成
するにあたって、水栓取付ボックス2をスライドして長
孔21を突起12に係止させるための余スペースを壁孔
41及び支持部材1の透孔11に形成する必要があっ
た。
【0006】また、前記壁孔41及び支持部材1の透孔
11には、雄ねじ22が設けられた水栓取付開口部20
の外周面に水栓取付ボックス2を壁40に保持させる固
定リング5を取付けるための余スペースを、水栓取付開
口部20の外周面との間で形成する必要もあった。
【0007】更に、水栓取付ボックス2は、支持部材1
の係合部Dと水栓取付ボックス2の係合部Eとを係合し
た仮固定の状態にあるから、余スペース内でがたつくこ
とがあり、ユニットバス内から固定リング5によって挟
着しない限り、固定状態とはならず、不安定であり、作
業性がよくなかった。
【0008】そこで、本発明は、壁孔に余スペースを形
成する必要がなく、もって、取付時のがたつきをなくし
て取付作業性を向上できるユニットバス用水栓取付ボッ
クスの支持部材及び固定構造の提供を課題とするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るユ
ニットバス用水栓取付ボックスの支持部材は、ユニット
バスの壁裏に取付られ、水栓取付ボックスの水栓取付開
口部が挿通される透孔を有し、前記透孔に水栓取付開口
部が挿通された水栓取付ボックスを所定角度回動させて
回り止め状態に支持したものである。
【0010】請求項2の発明に係るユニットバス用水栓
取付ボックスの支持部材は、水栓取付ボックスを所定角
度回動したときに前記水栓取付ボックスと係合する係合
部と、前記水栓取付ボックスが前記係合部と係合した状
態で逆回動を防止する逆回動防止部とを備えたものであ
る。
【0011】請求項3の発明に係るユニットバス用水栓
取付ボックスの支持部材は、請求項2に記載の逆回動防
止部が、透孔に挿通された水栓取付ボックスに押圧され
て後退し、水栓取付ボックスを所定角度回動後復元する
弾性片で形成されたものである。
【0012】請求項4の発明に係るユニットバス用水栓
取付ボックスの支持部材は、請求項2または請求項3に
記載の係合が、水栓取付ボックスの挿入が可能な鈎状突
片で形成されたものである。
【0013】請求項5の発明に係るユニットバス用水栓
取付ボックスの固定構造は、ユニットバスの壁裏に透孔
を備えた支持部材が取付けられ、前記支持部材の透孔に
水栓取付開口部が挿通された水栓取付ボックスが、所定
角度回動され、回り止め状態に前記支持部材に支持され
て、前記水栓取付開口部の開口をユニットバス内に臨ま
せるよう固定されたものである。
【0014】請求項6の発明に係るユニットバス用水栓
取付ボックスの固定構造は、請求項5に記載の支持部材
が、水栓取付ボックスと係合する係合部と該水栓取付ボ
ックスを回り止め状態とする逆回動防止部とを備え、所
定角度回動された水栓取付ボックスが、前記係合部に係
止されるとともに前記逆回動防止部で回り止め状態とさ
れて、支持部材に支持されたものである。
【0015】請求項7の発明に係るユニットバス用水栓
取付ボックスの固定構造は、請求項6に記載の水栓取付
ボックスが平板状の鍔部を備え、所定角度の回動によ
り、該鍔部が支持部材の係合部に係止されるとともに逆
回動防止部で回り止め状態とされて、支持部材に支持さ
れたものである。
【0016】請求項8の発明に係るユニットバス用水栓
取付ボックスの固定構造は、請求項6に記載の支持部材
の逆回動防止部が、透孔に挿通された水栓取付ボックス
の押圧により後退する弾性片で形成され、水栓取付ボッ
クスが、所定角度の回動により、係合部に係止されると
ともに復元した弾性片により回り止め状態とされて、支
持部材に支持されたものである。
【0017】請求項9の発明に係るユニットバス用水栓
取付ボックスの固定構造は、請求項8に記載の水栓取付
ボックスが、弾性片を押圧し後退させる平板状の鍔部を
備え、所定角度の回動により、該鍔部が係合部に係止さ
れるとともに復元した弾性片により回り止め状態とされ
て、支持部材に支持されたものである。
【0018】請求項10の発明に係るユニットバス用水
栓取付ボックスの固定構造は、請求項5乃至請求項9の
いずれか1項に記載の水栓取付ボックスの水栓取付開口
部が、内周面に水栓継手を固定する固定リングが螺合さ
れる雌ねじが螺刻されたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1乃至
図9に基づいて説明する。図において、1は合成樹脂に
よって一体に形成された四角板状の支持部材であり、中
央部には、水栓取付ボックス2の水栓取付開口部20を
挿入可能な透孔11が設けられており、壁40の壁孔4
1とほぼ同一の大きさに形成されている。前記支持部材
1の透孔11は水栓取付ボックス2の水栓取付開口部2
0を直角方向から挿入可能な必要最小限の大きさに形成
されている。また、支持部材1の透孔11の周辺部に
は、支持部材1の面に沿って反時計方向に回動すること
によって、前記水栓取付ボックス2の係止板3の端部が
挿入される鈎状の係止突起13及び補助突起13aと、
前記係止板3の表面で押圧されることによって弾性的に
壁40側に後退する弾性突起14とが一体に形成されて
いる。前記弾性突起14は図5乃至図7に示すように、
一辺を一体に連結された薄肉の四角板状片14aの自由
端において外側に僅かに突出する爪部14bと、中央部
において外側に突出する案内突部14cとが一体に形成
されたものであり、連結部分を軸に壁40側に弾性的に
後退するようになっている。前記弾性突起14の四角板
状片14aの表面は、通常の状態においては、図5に示
すように、支持部材1の表面と同一高さとなっている。
【0020】ここで、係止突起13及び補助突起13a
は請求項の係合部、弾性突起14は請求項の逆回動防止
部に相当するものであり、また、係止板3は請求項7及
び請求項9の鍔部に相当するものでもある。なお、支持
部材1は、全体に同一肉厚に形成しているが、部分的に
異なっていてもよく、或いは、壁40と当接する面側全
体を薄肉板厚とし、水栓取付ボックス2取付側は周縁部
及び内部に適宜リブを形成したものであってもよい。ま
た、水栓取付ボックス2は従来例と同様に、内部に水栓
エルボ7を収容できるようになっている。
【0021】次に、上記のように構成されたユニットバ
ス用水栓取付ボックスの固定構造による水栓取付ボック
スの取付けについて説明する。まず、支持部材1を両面
テープ、接着剤、ねじ止めなどの公知の手段によって透
孔11と壁孔41を一致させて壁40に取付ける。次
に、図3に示すように、水栓取付ボックス2の水栓取付
開口部20を支持部材1の透孔11及び壁40の壁孔4
1内に挿入し、次いで、水栓取付ボックス2を押圧しな
がら反時計方向に回動させて、図4に示すように、水栓
取付ボックス2の係止板3の端部を支持部材1の係止突
起13に係合させる。このとき、弾性突起14は水栓取
付ボックス2の係止板3の表面で押圧され、図6に示す
ように、壁40側に後退する。そして、係止板3の端部
が係止突起13内の立壁面に当接すると、それ以上の回
動が阻止され、それとともに、弾性突起14は、図7に
示すように、表面側に弾性復帰する。したがって、一旦
回動が完了した後は、水栓取付ボックス2は端部が爪部
14bによって阻止され、逆方向に戻り回動するのが防
止される。これにより、水栓取付ボックス2は支持部材
1の所定位置に安定して保持される。なお、水栓取付ボ
ックス2を取外したいときには、弾性突起14の案内突
起14cを押下げれば、爪部14bによる阻止が解除さ
れ、水栓取付ボックス2は逆回動が可能となるため、簡
単に取外すことができる。
【0022】次に、給水湯管4を水栓取付ボックス2の
水栓取付開口部20の内部から壁40の表側即ち浴室側
に引出し、水栓エルボ7を取付けた後、水栓取付ボック
ス2内に押込んで収容し、固定リング5を水栓取付開口
部20の雌ねじ21に螺着する。固定リング5を取付け
た後は、浴室側から防水リング10を水栓エルボ7の水
栓取付口71に外嵌し、更に、その表側から六角ナット
8を水栓エルボ7の水栓取付口71の雄ねじに螺着す
る。これによって、図9に示すように、水栓取付ボック
ス2及び水栓エルボ7の取付けが完了する。この後、水
栓6の取付部6aの雄ねじを水栓エルボ7の水栓取付口
71の雌ねじに螺着し、更に、化粧カップ9を取付け
る。以上によって、水栓取付ボックス2及び水栓6の取
付けが完了する。なお、補助突起13aは水栓取付ボッ
クス2が係止突起13と弾性突起14とによって安定し
て支持部材1に保持されるのであれば、必ずしも設ける
必要はない。
【0023】ところで、上記実施例においては、水栓取
付ボックス2は図10に示す構成とすることもできる。
図において、係止突起13、弾性突起14はそれぞれ支
持部材1において左右対称的な位置に設けられている。
この場合において、水栓取付ボックス2を支持部材1に
取付けるには、実線で示すように、支持部材1の上辺と
水栓取付ボックス2の上辺とが平行する位置関係におい
て水栓取付ボックス2の水栓取付開口部20を支持部材
1の透孔11に挿入する。このとき、左右2個の弾性突
起14は水栓取付ボックス2の係止板3に押圧されて沈
み込む。次いで、水栓取付ボックス2を、一点鎖線また
は二点鎖線で示すように、左右いずれかに回動すれば、
水栓取付ボックス2の係止板3が左右いずれかの係止突
起13と係合するとともに、一方の弾性突起14が押圧
から解放されて上方に復帰し、水栓取付ボックス2を廻
り止め状態とする。即ち、この実施例では、左右いずれ
かに回動しても水栓取付ボックス2を抜け止め及び廻り
止め状態に支持することができる。ここで、係止突起1
3は、弾性突起14と同じように、水栓取付ボックス2
の押圧によって弾性的に進退できる鈎状突起片に形成し
てもよい。
【0024】また、上記実施例においては、水栓取付ボ
ックス2の逆回動防止のため、支持部材1に弾性突起1
4を形成しているが、図11及び図12に示す手段によ
って逆回動を防止することもできる。図において、支持
部材1には係止突起13の収容空間内に突出する所定長
さの山形状の突起13bが形成されている。一方、水栓
取付ボックス2の係止板3には、水栓取付ボックス2の
回動後に前記支持部材1の突起13bと対応する位置
に、この突起13bと係合する凹部3aが形成されてい
る。この場合においては、水栓取付ボックス2を回動し
ていけば、樹脂材の弾性力によって凹部3aと突起13
bとが係合し、水栓取付ボックス2の逆回動が防止さ
れ、水栓取付ボックス2は安定して支持部材1に保持さ
れる。なお、突起13b及び凹部3aは図の位置、個数
に限定される必要はなく、任意に設定すればよい。
【0025】このように、上記実施例のユニットバス用
水栓取付ボックスの支持部材は、壁40の裏面に取付ら
れ、水栓取付ボックス2の水栓取付開口部20が挿通さ
れる透孔11を有し、前記透孔11に水栓取付開口部2
0が挿通された水栓取付ボックス2を所定角度回動させ
て回り止め状態に支持するものである。
【0026】したがって、支持部材1の透孔11は、壁
孔41及び透孔11に対して水栓取付開口部20を直角
方向に挿入できる大きさであればよく、水栓取付開口部
20と壁孔41の内周縁部との間に、水栓取付開口部2
0を壁40面と平行する方向に移動させて係止するため
の余スペースを設ける必要がない。その結果、壁孔41
及び透孔11に水栓取付開口部20を挿入して回動後、
水栓取付ボックス2が壁40と平行する面に沿ってがた
つくのを防止できる。このため、安定した状態で取付け
ることができるから、作業性が向上する。
【0027】即ち、従来例では、水栓取付ボックス2の
水栓取付開口部20を外ねじに形成し、固定リング5を
内ねじに形成して固定リング5を取付けて余スペースを
埋め、固定リング5の装着分も見込んで壁40に余スペ
ースを形成する必要があるのに対して、本発明によれ
ば、水栓取付ボックス2の水栓取付開口部20を内ねじ
に形成し、固定リング5を外ねじに形成して水栓取付開
口部20の内側に取付けているので、壁孔41と水栓取
付開口部20との間には余スペースが不要となり、水栓
取付ボックス2のがたつきをなくすことができる。ま
た、壁40の壁孔41は余スペース分を見込んで形成す
る必要がないため、迅速かつ簡単に穿設作業を行なうこ
とができる。
【0028】次に、本発明の別の実施例を図13及び図
14に基づいて説明する。図において、支持部材1の透
孔11の周辺部4隅には、時計回り方向に挿入口を有す
る、鈎状に突出した係止突起15が一体に設けられてい
る。また、支持部材1には、先の実施例と同様の弾性突
起14が形成されている。一方、水栓取付ボックス2の
係止板3には、前記支持部材1の係止突起15と対応す
る位置に細長の係合スリット3bが形成されている。
【0029】上記のように構成されたユニットバス用水
栓取付ボックスの支持部材において、支持部材1に水栓
取付ボックス2を保持させるには、まず、水栓取付ボッ
クス2の水栓取付開口部20を支持部材1の透孔11及
び壁40の壁孔41内に壁40に対して直角方向から挿
入するとともに、各係合スリット3bに支持部材1の係
止突起15を挿入する。次に、先の実施例と同様に、水
栓取付ボックス2を支持部材1側に押圧しながら反時計
方向に回動させて、係止板3の係合スリット3bの開口
縁部を支持部材1の係止突起15の内側立壁面に当接さ
せて係合する。このとき、弾性突起14は水栓取付ボッ
クス2の係止板3の面で押圧され、壁40側に後退した
後、表面側に弾性復帰し、一旦、表面側に復帰した後
は、水栓取付ボックス2の端部が爪部14bで阻止され
て、逆方向に戻り回動するのが阻止される。これによっ
て、水栓取付ボックス2は支持部材1の一定位置に安定
して保持される。以下、水栓エルボ7、水栓6の取付け
は、先の実施例と同様に行なわれる。
【0030】この別の実施例においても、先の実施例と
同様に、支持部材1の壁孔11は、壁孔41及び透孔1
1に対して直角方向に挿入できる大きさであればよいか
ら、水栓取付開口部20と壁孔41の内周縁部との間に
は余スペースを設ける必要がない。その結果、壁孔41
に挿入後、水栓取付ボックス2ががたつくのを防止で
き、安定した状態で取付作業ができるため、作業性が向
上する。
【0031】なお、この別の実施例の場合も、弾性突起
14に代えて、支持部材1及び水栓取付ボックス2の適
宜位置に係合する突起13b及び凹部3aを設けて、逆
回動を防止することもできる。
【0032】ところで、上記各実施例では、支持部材1
は水栓6を1個取付けるものであるが、これに限定され
るものではなく、混合水栓を取付ける場合などにおいて
は、例えば、図15に示すように、1枚の板状樹脂材か
らなる支持部材1に混合水栓の取付ピッチに合わせて透
孔11を2個形成したものとすることもできる。
【0033】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明のユニッ
トバス用水栓取付ボックスの支持部材は、ユニットバス
の壁裏に取付られ、水栓取付ボックスの水栓取付開口部
が挿通される壁孔を有し、前記壁孔に水栓取付開口部が
挿通された水栓取付ボックスを所定角度回動させて回り
止め状態に支持するものであるから、壁孔は、水栓取付
ボックスの水栓取付開口部が壁面と平行する方向に移動
することなく、直角方向に挿入できる大きさであればよ
く、したがって、水栓取付開口部と壁孔内周縁部との間
には余スペースを設ける必要がない。このため、壁孔に
挿入後、水栓取付ボックスががたつくのを防止でき、安
定した状態で取付作業ができるから、作業性が向上す
る。
【0034】請求項2の発明のユニットバス用水栓取付
ボックスの支持部材は、支持部材に、水栓取付ボックス
と係合する係合部と逆回動を防止する逆回動防止部とを
設けているので、水栓取付ボックスを一定位置に確実に
保持できる。
【0035】請求項3の発明のユニットバス用水栓取付
ボックスの支持部材は、支持部材の逆回動防止部が弾性
片で形成されているので、簡易な構造でかつ簡単に水栓
取付ボックスの逆回動を防止できる。
【0036】請求項4の発明のユニットバス用水栓取付
ボックスの支持部材は、支持部材の係合部が水栓取付ボ
ックスの挿入が可能な鈎状突片で形成されているので、
簡易な構造でかつ簡単に水栓取付ボックスを抜け止め状
態に支持できる。
【0037】請求項5の発明のユニットバス用水栓取付
ボックスの固定構造は、請求項1と同様に、壁孔は、水
栓取付ボックスの水栓取付開口部が壁面と平行する方向
に移動することなく、直角方向に挿入できる大きさであ
ればよく、したがって、水栓取付開口部と壁孔内周縁部
との間には余スペースを設ける必要がない。このため、
壁孔に挿入後、水栓取付ボックスががたつくのが防止さ
れ、安定した状態で取付作業ができるから、作業性が向
上する。
【0038】請求項6の発明のユニットバス用水栓取付
ボックスの固定構造は、請求項2と同様に、支持部材
に、水栓取付ボックスと係合する係合部と逆回動を防止
する逆回動防止部とを設けているので、水栓取付ボック
スは一定位置に確実に保持される。
【0039】請求項7の発明のユニットバス用水栓取付
ボックスの固定構造は、請求項6に記載の水栓取付ボッ
クスが平板状の鍔部を備え、所定角度の回動により、該
鍔部が支持部材の係合部に係止されるとともに逆回動防
止部で回り止め状態とされて、支持部材に支持されるも
のであるから、簡易な構造で支持部材の係合部に係止で
きる。
【0040】請求項8の発明のユニットバス用水栓取付
ボックスの固定構造は、請求項3と同様に、支持部材の
逆回動防止部が弾性片で形成されているので、簡易な構
造でかつ簡単に水栓取付ボックスの逆回動を防止でき
る。
【0041】請求項9の発明のユニットバス用水栓取付
ボックスの固定構造は、請求項8に記載の水栓取付ボッ
クスが、弾性片を押圧し後退させる平板状の鍔部を備
え、所定角度の回動により、該鍔部端面が係合部に係止
されるとともに復元した弾性片により回り止め状態とさ
れて、支持部材に支持されたものであるから、簡易な構
造で支持部材の係合部に係止できるとともに、簡易な構
造でかつ簡単に水栓取付ボックスの逆回動を防止でき
る。
【0042】請求項10の発明のユニットバス用水栓取
付ボックスの固定構造は、請求項5乃至請求項9のいず
れか1項に記載の水栓取付ボックスの水栓取付開口部
が、内周面に水栓継手を固定する固定リングが螺合され
る雌ねじが螺刻されたものであるから、挿入後の水栓取
付ボックスの水栓取付開口部が壁面と平行する方向に移
動しないため、水栓の取付時に、水栓取付ボックスがが
たつくことがなく、したがって、取付作業性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例によるユニットバス用水
栓取付ボックスの固定構造を示す斜視図である。
【図2】図2は図1の支持部材を示す正面図である。
【図3】図3は図1の支持部材に水栓取付ボックスの水
栓取付開口部を挿入し、回動する前の状態を示す正面図
である。
【図4】図4は図1の支持部材に水栓取付ボックスの水
栓取付開口部を挿入し、回動した後の状態を示す正面図
である。
【図5】図5は図2のA−A切断線による断面図であ
る。
【図6】図6は図5の弾性突起を押圧した状態を示す断
面図である。
【図7】図7は図1の支持部材に水栓取付ボックスを支
持した後の弾性突起の状態を示す断面図である。
【図8】図8は本発明の実施例における各水栓取付部材
を示す分解斜視図である。
【図9】図9は本発明の実施例における水栓取付状態を
示す断面図である。
【図10】図10は本発明の別の実施例によるユニット
バス用水栓取付ボックスの固定構造を示す正面図であ
る。
【図11】図11は本発明における他の逆回動防止手段
を備えたユニットバス用水栓取付ボックスの固定構造を
示す正面図である。
【図12】図12は図11のB−B切断線による断面図
である。
【図13】図13は本発明の更に別の実施例によるユニ
ットバス用水栓取付ボックスの固定構造を示す正面図で
ある。
【図14】図14は図13のC−C切断線による断面図
である。
【図15】図15は本発明による、混合水栓に使用され
る支持部材を示す正面図である。
【図16】図16は従来のユニットバス用水栓の取付構
造を示す断面図である。
【図17】図17は従来の別のユニットバス用水栓の取
付けに使用される水栓取付ボックスの固定構造を示す斜
視図である。
【図18】図18は図17の支持部材に水栓取付ボック
スを取付けた状態を示す斜視図である。
【図19】図19は図17の水栓取付ボックスを固定す
る前の状態を示す断面図である。
【図20】図20は図17の水栓取付ボックスを固定し
た後の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 支持部材 2 水栓取付ボックス 3 係止板 3a 凹部 3b 係合スリット 11 透孔 13、15 係止突起 13a 補助突起 13b 突起 14 弾性突起 20 水栓取付開口部 40 壁

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニットバスの壁裏に取付けられ、水栓
    取付ボックスの水栓取付開口部が挿通される透孔を有
    し、前記透孔に水栓取付開口部が挿通された水栓取付ボ
    ックスを所定角度回動させて回り止め状態に支持するこ
    とを特徴とするユニットバス用水栓取付ボックスの支持
    部材。
  2. 【請求項2】 水栓取付ボックスを所定角度回動したと
    きに前記水栓取付ボックスと係合する係合部と、 前記水栓取付ボックスが前記係合部と係合した状態で逆
    回動を防止する逆回動防止部とを備えたことを特徴とす
    る請求項1に記載のユニットバス用水栓取付ボックスの
    支持部材。
  3. 【請求項3】 前記逆回動防止部は、前記透孔に挿通さ
    れた水栓取付ボックスに押圧されて後退し、水栓取付ボ
    ックスを所定角度回動後復元する弾性片で形成されたこ
    とを特徴とする請求項2に記載のユニットバス用水栓取
    付ボックスの支持部材。
  4. 【請求項4】 前記係合部は、水栓取付ボックスの挿入
    が可能な鈎状突片で形成されたことを特徴とする請求項
    2または請求項3に記載のユニットバス用水栓取付ボッ
    クスの支持部材。
  5. 【請求項5】 ユニットバスの壁裏に透孔を備えた支持
    部材が取付けられ、前記支持部材の透孔に水栓取付開口
    部が挿通された水栓取付ボックスが、所定角度回動さ
    れ、回り止め状態に前記支持部材に支持されて、前記水
    栓取付開口部の開口をユニットバス内に臨ませるよう固
    定されることを特徴とするユニットバス用水栓取付ボッ
    クスの固定構造。
  6. 【請求項6】 支持部材は、水栓取付ボックスと係合す
    る係合部と該水栓取付ボックスを回り止め状態とする逆
    回動防止部とを備え、所定角度回動された水栓取付ボッ
    クスは、前記係合部に係止されるとともに前記逆回動防
    止部で回り止め状態とされて、支持部材に支持されるこ
    とを特徴とする請求項5に記載のユニットバス用水栓取
    付ボックスの固定構造。
  7. 【請求項7】 水栓取付ボックスは平板状の鍔部を備
    え、所定角度の回動により、該鍔部が支持部材の係合部
    に係止されるとともに逆回動防止部で回り止め状態とさ
    れて、支持部材に支持されることを特徴とする請求項6
    に記載のユニットバス用水栓取付ボックスの固定構造。
  8. 【請求項8】 支持部材の逆回動防止部は、透孔に挿通
    された水栓取付ボックスの押圧により後退する弾性片で
    形成され、水栓取付ボックスは、所定角度の回動によ
    り、係合部に係止されるとともに復元した弾性片により
    回り止め状態とされて、支持部材に支持されることを特
    徴とする請求項6に記載のユニットバス用水栓取付ボッ
    クスの固定構造。
  9. 【請求項9】 水栓取付ボックスは、弾性片を押圧し後
    退させる平板状の鍔部を備え、所定角度の回動により、
    該鍔部端面が係合部に係止されるとともに復元した弾性
    片により回り止め状態とされて、支持部材に支持される
    ことを特徴とする請求項8に記載のユニットバス用水栓
    取付ボックスの固定構造。
  10. 【請求項10】 水栓取付ボックスの水栓取付開口部
    は、内周面に水栓継手を固定する固定リングが螺合され
    る雌ねじが螺刻されてなることを特徴とする請求項5乃
    至請求項9のいずれか1項に記載のユニットバス用水栓
    取付ボックスの固定構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023106780A1 (ko) * 2021-12-09 2023-06-15 신상철 배수관 연결장치
KR20230087363A (ko) * 2021-12-09 2023-06-16 신상철 배수관 연결장치

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